JP2005075407A - 広口の注出口が形成可能な紙基材からなる容器。 - Google Patents

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【課題】 広口の注出口によって内溶液の風味や香りの味わいや視覚的な満足度が得られる容器を提供する。
【解決手段】 容器1の頂壁2には、頂壁2を形成するように横シール部3が設けられている。この横シール部3は、頂壁2から側壁4に折れ曲がってフラップ5として両方の側壁4に固着される。容器1の上部の一対のフラップ5と頂壁2に形成された横シール部3を共に上方に持ち上げて、横シール部3の内溶液と接する横シール基部6に沿って横シール部3を切り取る。 横シール部3を切り取って形成される注出口7の開口端8は略円形にするととも開口端8を容器外に折り返しておけば、唇にスムース感が得られる
【選択図】 図1

Description

本発明は、液体飲料を充填した紙基材からなる容器の注出口の紙基材を開封して広口の注出口を形成可能とする。
牛乳、清涼飲料等の液体飲料である内容液は、一般に、紙基材から成るブリック型、多面体型の容器に収容されて販売される。そして、頂壁には注出口としてのストローホールやプルタブ或いはスクリューキャップやリキャップが形成され、飲用時にはストローホールにストローを突き刺すことにより内溶液を吸い出して飲用したり、プルタブを引き剥がして注出口から飲用したり、或いはスクリューキャップを開封して内溶液を飲用するようになっている。
また、注出口の紙基材にミシン目(パーフォレーション)が形成される事もあり、使用時にミシン目を裂いて容器を開封するか、或いはミシン目が形成されていないときは、直接容器の一部を手やハサミ等で切り取って容器を開封し内溶液を注出している。
特開2003−160128号公報 特開2000−335555号公報。
ところが、ストローホールやプルタブ或いはスクリューキャップやリキャップ、さらに予め容器に設けられたミシン目を裂いたり、容器の一部を手やハサミ等で切り取って注出口を形成する容器では、注出口の開口部の面積が小さいため、消費者(使用者)が飲用する際に、内溶液の風味や香りの味わいや視覚的な満足度が得られないという問題があった。
ストローでの飲用時には、ある程度の吸引力が求められるので、特に高粘度の内容液の時には、消費者が楽に飲めないという問題があった。
また、内容液が高温の製品では、ストローから勢いよく吸引されて、口内をやけどすることがあるという問題があった。
さらに、ストローとストロー袋は容器と分別廃棄する必要があり、廃棄に手間がかかるという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来の容器の問題点を解決して注出口の開口部が広口の注出口を提供し、消費者が飲用するばあいに内溶液の風味や香りの味わいや視覚的な満足度が得られることを目的とする。
高粘度の内容液でも消費者が楽に飲め、高温の内容液でも口内をやけどすることのない容器の提供を目的とする。
さらに、分別廃棄する必要がなく、廃棄に手間がかからない容器の提供を目的とする。
請求項1の発明は、頂壁にシール部が設けられ内容液が封入された紙基材からなる容器であって、少なくともシール部を切除して開封した開口部を形成し、該開口部の周縁部を容器外へ折り返して開口端を形成し、この開口端を略円形状に成形して広口の注出口が形成可能であることを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1記載の容器であって、前記注出口は、蓋体で閉塞可能であることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載の容器であって、前記容器の容器本体に、取っ手が形成されていることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、開口部の周縁部を容器外へ折り返して開口端を形成し、この開口端を略円形状に成形して広口の注出口が形成可能である。
このため、注出口の開口部の面積が広い、広口の注出口を持つ容器が提供できるので、消費者が飲用するばあいに、内溶液の風味や香りの味わいや視覚的な満足度を得ることができる。
高粘度の内容液でも消費者が楽に飲め、高温の内容液でも口内をやけどすることのない容器を得ることができる。
さらに、分別廃棄する必要がなく、廃棄に手間がかからない容器が得られる。
請求項2の発明によれば、前記注出口は蓋体で閉塞可能な容器である。
この容器であれば、広口の注出口を持つとともに蓋体がある容器なので、ゆっくりと内溶液の風味や香りの味わいを楽しむことができ、視覚的な満足度も得ることができる。
さらに、蓋体がある容器なので、高温の内容液でも溢さないで持ち運びができるため、消費者が時間をかけて口内をやけどすることなく飲める容器を得ることができる。
請求項3の発明によれば、容器本体に取っ手が形成されているので、ゆっくりと内溶液の風味や香りの味わいを楽しむことができ、視覚的な満足度も得ることができる。
また、容器本体に取っ手が形成されているので、安定して容器を保持できるため、高粘度の内容液でも楽に飲むことができる。
消費者が口内をやけどすることなく飲める容器を得ることができる。
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
まず容器の構成を説明する。
図1の液体飲料を収容する容器1は、包材11の両側端がシールされて縦シール部20が形成されたチューブになり、チューブの包材内に液体飲料が充填され、包材の上部及び下部が両側から挟持されて横シール部3が形成されたのち、最終形状のブリック型とよばれるレンガ状(四角柱)の容器1に形成される。
そして、容器1の頂壁2には、頂壁2を形成するために横シール部3が設けられ、横シール部3は所定のシール幅を持ってシールされたのち頂壁2に沿って重なって配設されるので、容器1の内容液は横シール基部6内面で接している。
さらに、この横シール部3は頂壁2から側壁4に折れ曲がってフラップ5として両方の側壁4に固着されるが、図では一方のフラップ5だけが描かれている。なお、図示しないが頂壁と同様に、容器1の底部には、横シール部が設けられており、フラップが底部側に折れ曲がって底部に固着されている。
次に、図2に示すように、容器1の上部の一対のフラップ5と頂壁2に形成された横シール部3を共に上方に持ち上げて、横シール基部6に沿って横シール部3を切り取る。このとき、ミシン目(パーフォレーション)を予め包材11に形成しておき、このミシン目を利用して裂いても良いし、半切れ線や脆弱線などを形成し、またハサミ等で切り取ってもよい。
なお、容器1内に内溶液が空気を含まず充填されているので、内溶液の液面は当初は横シール基部6と同じ位置であるが、横シール基部6に沿って横シール部3を切り始めると同時に内溶液の液面が下降する。(容器1内に内容液の重さによって空気が吸入されるので)。下降した内容液の液面は、側壁4の高さ位置と略同じ高さ位置なので、横シール部3を切り取っても内溶液が溢れ出る事がない。
図3(a)に示すように、横シール部3を切り取って形成される注出口7の周縁部8は、切り取られた時点では元の容器1の形状の略矩形のままなので、矩形の長辺部を押し込むとともに短辺部を引き出して略円形にする。
このとき、唇にスムース感を与えるように、図3(b)に示すように、周縁部8を容器外に折り返して開口端9を部分円弧状に形成する。
なお、上記の作業を自動販売機等で機械的に実施する際には、図3(c)に示すように、周縁部8を確実な円形状に折り返した(カーリング)開口端9が形成されるので、唇に更にスムース感を与えることができる。
ここで、上記容器1の形成過程を説明する。
まず、包材11は容器1の外側から内側にかけて順に、図示しない外側層、紙基材、内側層(接着層、バリヤ層、接着層及び最内層)で構成される。
なお、通常、外側層、接着層及び最内層はポリエチレン(PE)、エチレン共重合体等の熱可塑性樹脂によって形成されるが、外側層及び最内層は低密度ポリエチレン(LDPE)によって形成するのが好ましい。また、バリヤ層はアルミ箔(はく)等によって形成される。
なお、外側層の外側表面、又は紙基材の外側表面には必要に応じて所定の印刷が施される。
容器1は図4に示すように、包材11が、幅の広い図示されない原紙を複数箇所で縦方向に裁断することによって形成され、折り目m1、m2、m11〜m14等があらかじめ形成される。
そして、牛乳、ジュース等の液体食品が充填された容器を製造する充填機において、図5に示すように、包材11がリール12の状態で充填機にセットされ、図示されない繰出機によって繰り出されて充填機内をウェブ状の形状で搬送される。
ウェブ状の包材11は搬送されながら連続的に図示されない装置で縦シール部20が形成されてチューブ14状になり、チューブ14の包材内に内容液が充填されるようになっている。その後、チューブ14は、図示されない横シール部装置に送られ、横シール部装置において、両側から挟持され、所定の間隔ごとに横方向にシールされて横シール部3が形成される。
続いて、図示されない切断装置によって、チューブ14が切断され、枕状、袋状等の原型容器15が分離させられる。そして、図示されない成形装置によって、各原型容器15があらかじめ形成された折り目m1、m2、m11〜m14等に沿って所定の形状に成形され、容器1が完成する。
以上説明したように、本実施形態によれば、容器の開口部の周縁部を容器外へ折り返して開口端を形成し、この開口端を略円形状に成形して広口の注出口が形成可能である。
このため、注出口の開口部の面積が広い、広口の注出口を持つ容器を提供できるので、消費者が飲用するばあいに、内溶液の風味や香りの味わいや視覚的な満足度が得ることができる。
また、高粘度の内容液でも消費者が楽に飲め、高温の内容液でも口内をやけどすることのない容器を得ることができる。
さらに、分別廃棄する必要がなく、廃棄に手間がかからない容器が得られる。
本願発明の第2の実施形態を説明する。
図6に示すように、注出口の開口部の面積が広口の注出口を持つ容器1に蓋体12を用意して、消費者に提供することもできる。
また、内容液に氷を加えれば更に格別な容器として商品価値を増すことができる。このとき、蓋体にストロー孔13を形成しておくと、ストロー14を使用して内容液を味わうこともできる。
以上説明したように、本実施形態の容器であれば、前記注出口が蓋体で閉塞可能である。
この容器であれば、広口の注出口を持つとともに蓋体がある容器なので、ゆっくりと時間をかけて内溶液の風味や香りの味わいを楽しむことができるので、
高粘度の内容液でも消費者が楽に飲め、高温の内容液でも口内をやけどすることのない容器を得ることができる。
本願発明の第3の実施形態を説明する。
図7に示すように予め容器1に取っ手16を取付けておけば、容器を取っ手付き コップのように容易に取り扱えることができて更に便利である。
取っ手は容器の片側でも両側でもよい。また、取っ手の材質を容器と同じ材質にするのが好ましい。
以上説明したように、本実施形態の容器であれば、取っ手を持って、ゆったりと内溶液の風味や香りの味わいを楽しむことができ、視覚的な満足度も得ることができる。
また、容器本体に取っ手が形成されているので、安定して容器を保持できるため、高粘度の内容液でも楽に飲むことができる。
高温の内容液でも手や口内をやけどすることのない容器を得ることができる。
さらに、取っ手の材質を容器と同じ材質にすると分別廃棄する必要がなく、廃棄に手間がかからない容器が得られる。
なお、図6、7の内容を自動販売機で実施する際には、横シール部の切り取り工程を追加するだけで既存の自動販売機で容易に実施できる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
例えば、取っ手付き容器1に上記蓋体12やストロー14を組み合わせるとさらに付加価値の高い商品を提供できる。また、ミシン目を裂いてもハサミ等で直接紙基材を切り取って注出口を形成しても良いが、切り取る位置を明確に消費者に伝えるために、切り取るべき位置を印刷して明示しておくことが好ましい。さらに、容器に本発明の横シール部を切り取って広口の注出口を形成することができることを、容器のどこかに説明表記しておくことが好ましい。
また、実施例では所謂ブリック型と称される容器では、直方体形状の容器を例にして説明したが、その他例えば6角柱状の容器。頂面および底面が4角形で胴体部が8角形の柱状容器等々色んな形状の容器に応用可能でありそれらを本発明から除外するものではない。
本発明の第1の実施形態における容器の初期状態を示す容器全体斜視図である。 本発明の第1の実施形態における、フラップを持ち上げて横シール部を切るときの容器全体斜視図である。 (a)は、本発明の第1の実施形態における横シール部を切り取って注出口を形成した時の容器全体斜視図、(b)は、注出口の端部の折り返しを示すA―A断面図、(c)は、注出口の端部の折り返しを機械的に実施した状態のA―A断面図である。 本発明の第1の実施形態における容器の折り目線を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態における容器の概略製造工程図である。 本発明の第2の実施形態における、蓋体とストローを使用した状態を示す容器全体斜視図である。 本発明の第3の実施形態における、容器に取っ手をつけた状態を示す容器全体斜視図である。
符号の説明
1 容器
2 頂壁
3 横シール部
4 側壁
5 フラップ
6 横シール基部
8 周縁部
9 開口端
11 包材
20 縦シール部

Claims (3)

  1. 頂壁にシール部が設けられ内容液が封入された紙基材からなる容器であって、少なくともシール部を切除して開封した開口部を形成し、該開口部の周縁部を容器外へ折り返して開口端を形成し、この開口端を略円形状に成形して広口の注出口が形成可能であることを特徴とする容器。
  2. 請求項1記載の容器であって、
    前記注出口は、蓋体で閉塞可能であることを特徴とする容器。
  3. 請求項1又は請求項2記載の容器であって、
    前記容器の容器本体に、取っ手が形成されていることを特徴とする容器。
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