JP2005075256A - 鉄道車両用衝撃吸収構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 鉄道車両の床構体の下部に取付けられて衝突時の衝撃を吸収する衝撃吸収構造体の改良を図る。
【解決手段】 衝撃吸収構造体200は、4枚の板材210,220,230,240を溶接等により接合して、長さ寸法L1を有する4角柱状に構成した構体を備える。4角柱の構体の内部には、空間250が形成される。そして、この内部空間250内に、補強用の板材260,270を溶接した構造にしてある。補強用の板材260,270の構造体端部からの取付部のピッチP1,P3や、板材260,270のピッチP2は適宜に選択される。この構造により、衝撃吸収特性を向上する。
【選択図】 図1
【解決手段】 衝撃吸収構造体200は、4枚の板材210,220,230,240を溶接等により接合して、長さ寸法L1を有する4角柱状に構成した構体を備える。4角柱の構体の内部には、空間250が形成される。そして、この内部空間250内に、補強用の板材260,270を溶接した構造にしてある。補強用の板材260,270の構造体端部からの取付部のピッチP1,P3や、板材260,270のピッチP2は適宜に選択される。この構造により、衝撃吸収特性を向上する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、鉄道車両用の衝撃吸収構造体に関する。
図7は、本発明を適用する鉄道車両の構造を示す説明図である。
全体を符号1で示す鉄道車両は床構体10、側構体20、屋根構体30を有する。床構体10の下部には、中梁50や側梁70が取付けられて台枠を形成している。又、床構体10の下部には、配線や配管60も取付けられる。
台枠の中梁50と側梁70で囲まれる空間80に衝撃吸収構造体100が取付けられる。この衝撃吸収構造体100は、例えば4角柱状の断面形状を有し、軸方向に所定の長さ寸法を有する。
全体を符号1で示す鉄道車両は床構体10、側構体20、屋根構体30を有する。床構体10の下部には、中梁50や側梁70が取付けられて台枠を形成している。又、床構体10の下部には、配線や配管60も取付けられる。
台枠の中梁50と側梁70で囲まれる空間80に衝撃吸収構造体100が取付けられる。この衝撃吸収構造体100は、例えば4角柱状の断面形状を有し、軸方向に所定の長さ寸法を有する。
図8は、従来の衝撃吸収構造体100の概要を示す斜視図である。
全体を符号100で示す衝撃吸収構造体は、4枚の板材110,120,130,140で構成される4角柱の形状を有し、内部に空間150が形成される。板材は、アルミ合金を含めて適当な金属材料が使用される。
全体を符号100で示す衝撃吸収構造体は、4枚の板材110,120,130,140で構成される4角柱の形状を有し、内部に空間150が形成される。板材は、アルミ合金を含めて適当な金属材料が使用される。
図9は、この衝撃吸収構造体100が衝撃により荷重Fを受けて座屈を生じて、初期の長さ寸法L1からL2に変位を受けて圧縮された状態を示す。
衝撃吸収構造体100は、この圧縮を受ける際に衝撃吸収構造体エネルギーを吸収する。
衝撃吸収構造体100は、この圧縮を受ける際に衝撃吸収構造体エネルギーを吸収する。
図10は、横軸に変位量Dをたて軸に荷重Fをとったグラフである。
カーブC1で囲まれる領域E1が吸収されるエネルギーである。
中空形材で構成される鉄道車両の衝撃緩和構造は、下記の特許文献1に開示されている。
特開2002−316640号公報
カーブC1で囲まれる領域E1が吸収されるエネルギーである。
中空形材で構成される鉄道車両の衝撃緩和構造は、下記の特許文献1に開示されている。
4枚の板材で4角柱状に構成される衝撃吸収構造体100は、座屈を起こす際に衝撃吸収構造体100の内側の空間150と外側に対して不規則に座屈変形を生ずる。
このために座屈のピッチ等を制御することができず、求められる衝撃吸収特性が得られないことがある。
本発明の目的は、衝撃吸収特性を改良した衝撃吸収構造体を提供するものである。
このために座屈のピッチ等を制御することができず、求められる衝撃吸収特性が得られないことがある。
本発明の目的は、衝撃吸収特性を改良した衝撃吸収構造体を提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明の衝撃吸収構造体は、基本的な手段として、中空の4辺形の断面形状を有する4枚の板材で構成される4角柱状の構造の内部に溶接した補強用の平板を備えるものである。
本発明の衝撃吸収構造体は、大きな変位をともなう座屈が防止され、衝撃吸収特性が向上する。
以下、本発明の衝撃吸収構造体の実施例を説明する。
図1は、本発明の第1の実施例を示す説明図である。
全体を符号200で示す衝撃吸収構造体は、4枚の板材210,220,230,240を溶接等により接合して、長さ寸法L1を有する4角柱状に構成した構体を備える。4角柱の構体の内部には、空間250が形成される。
全体を符号200で示す衝撃吸収構造体は、4枚の板材210,220,230,240を溶接等により接合して、長さ寸法L1を有する4角柱状に構成した構体を備える。4角柱の構体の内部には、空間250が形成される。
本実施例にあっては、この内部空間250内に、補強用の板材260,270を溶接した構造にしてある。
補強用の板材260,270の端面からのピッチP1,P3や板材間のピッチP2は適宜に選択される。また、取付けられる板材の枚数も適宜に選択される。
この構成により、衝撃を受けたときに、衝撃吸収構造体200が内側に大きく変形することが防止される。
補強用の板材260,270の端面からのピッチP1,P3や板材間のピッチP2は適宜に選択される。また、取付けられる板材の枚数も適宜に選択される。
この構成により、衝撃を受けたときに、衝撃吸収構造体200が内側に大きく変形することが防止される。
図2は、本発明の衝撃吸収構造体200が衝撃荷重を受ける変形する状態を示す。
初期の長さ寸法L1が変位D2だけ圧縮されて長さ寸法L3に変化した状態を示す。
初期の長さ寸法L1が変位D2だけ圧縮されて長さ寸法L3に変化した状態を示す。
図3は、本発明の衝撃吸収構造体200による変位と荷重の変化を示すグラフである。
カーブC2により囲まれる領域E2が吸収されるエネルギーである。
カーブC2により囲まれる領域E2が吸収されるエネルギーである。
図4は、本発明の衝撃吸収構造体200を用いて実際に衝突テストを行ったときに得られる変位量Dを荷重Fの関係を示すグラフである。
実験により得られたカーブC3と吸収エネルギーE3を示す。
実験により得られたカーブC3と吸収エネルギーE3を示す。
図5は、本発明の第2の実施例を示す説明図である。
全体を符号300で示す衝撃吸収構造体は、4枚の板材310,320,330,340を溶接等により接合して、長さ寸法L1を有する4角柱状に構成した構体を備える。4角柱の構体の内部には空間350が形成される。
全体を符号300で示す衝撃吸収構造体は、4枚の板材310,320,330,340を溶接等により接合して、長さ寸法L1を有する4角柱状に構成した構体を備える。4角柱の構体の内部には空間350が形成される。
本実施例にあっては、4角柱の外周に補強材360,370を溶接した構造にしてある。
補強材360,370は、平板の棒材等でつくられ、その端面からのピッチP1、P3や補強材間のピッチP2は適宜に選択される。また、取付けられる補強材の個数も適宜に選択される。
この構成により、衝撃を受けたときに、衝撃吸収構造体300が外側に大きく変形することが防止される。このために、衝撃エネルギーの吸収特性を向上させることができる。
補強材360,370は、平板の棒材等でつくられ、その端面からのピッチP1、P3や補強材間のピッチP2は適宜に選択される。また、取付けられる補強材の個数も適宜に選択される。
この構成により、衝撃を受けたときに、衝撃吸収構造体300が外側に大きく変形することが防止される。このために、衝撃エネルギーの吸収特性を向上させることができる。
図6は、本発明の第3の実施例を示す説明図である。
全体を符号400で示す衝撃吸収構造体は、4枚の板材410,420,430,440を溶接等により接合して、長さ寸法L1を有する4角柱状に構成した構体を備える。4角柱の構体の内部には、空間450が形成される。
全体を符号400で示す衝撃吸収構造体は、4枚の板材410,420,430,440を溶接等により接合して、長さ寸法L1を有する4角柱状に構成した構体を備える。4角柱の構体の内部には、空間450が形成される。
本実施例にあっては、この内部空間450内に、補強用の板材460,470を溶接した構造にしてある。
補強用の板材460,470の端面からのピッチP1,P3や板材間のピッチP2は適宜に選択される。また、取付けられる板材の枚数も適宜に選択される。
補強用の板材460,470の端面からのピッチP1,P3や板材間のピッチP2は適宜に選択される。また、取付けられる板材の枚数も適宜に選択される。
さらに、4角柱の外周に補強材480,490を溶接した構造にしてある。
補強材480,490は、平板の棒材等でつくられ、その端面からのピッチP1、P3や補強材間のピッチP2は適宜に選択される。また、取付けられる補強材の個数も適宜に選択される。
補強材480,490は、平板の棒材等でつくられ、その端面からのピッチP1、P3や補強材間のピッチP2は適宜に選択される。また、取付けられる補強材の個数も適宜に選択される。
この構成により、衝撃を受けたときに、衝撃吸収構造体400が内側や外側に大きく変形することが防止される。このために、衝撃エネルギーの吸収特性を向上させることができる。
本発明は以上のように、鉄道車両の衝撃吸収構造体に実用することができる。
1 鉄道車両
10 床構体
20 側構体
30 屋根構体
50 中梁
70 側梁
200 衝撃吸収構造体
210,220,230,240 板材
250 空間
260,270 板材
10 床構体
20 側構体
30 屋根構体
50 中梁
70 側梁
200 衝撃吸収構造体
210,220,230,240 板材
250 空間
260,270 板材
Claims (4)
- 床構体と側構体と屋根構体を有する鉄道車両の床構造体の下部に設けられる衝撃吸収構造体であって、
衝撃吸収構造体は、中空の4辺形の断面形状を有する4枚の板材で構成される4角柱状の構造の内部に溶接した補強用の平板を備える鉄道車両用衝撃吸収構造体。 - 床構体と側構体と屋根構体を有する鉄道車両の床構造体の下部に設けられる衝撃吸収構造体であって、
衝撃吸収構造体は、中空の4辺形の断面形状を有する4枚の板材で構成される4角柱状の構造の外周部に溶接した補強材を備える鉄道車両用衝撃吸収構造体。 - 床構体と側構体と屋根構体を有する鉄道車両の床構造体の下部に設けられる衝撃吸収構造体であって、
衝撃吸収構造体は、中空の4辺形の断面形状を有する4枚の板材で構成される4角柱状の構造の内部に溶接した補強用の平板と、構体の外周部に溶接した補強部材を備える鉄道車両用衝撃吸収構造体。 - 構体の内部に溶接した補強用の板材と構体の外周部に溶接した補強材の個数とピッチは適宜に選択される請求項1乃至3のいずれかに記載の鉄道車両用衝撃吸収構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003310948A JP2005075256A (ja) | 2003-09-03 | 2003-09-03 | 鉄道車両用衝撃吸収構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003310948A JP2005075256A (ja) | 2003-09-03 | 2003-09-03 | 鉄道車両用衝撃吸収構造体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005075256A true JP2005075256A (ja) | 2005-03-24 |
Family
ID=34412641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003310948A Pending JP2005075256A (ja) | 2003-09-03 | 2003-09-03 | 鉄道車両用衝撃吸収構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005075256A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007161128A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-06-28 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | 鉄道車両用衝撃吸収構造 |
EP1854690A2 (en) | 2006-05-10 | 2007-11-14 | Hitachi, Ltd. | Collision energy absorbing device and railway vehicle comprising such a device |
CN102689638A (zh) * | 2012-05-31 | 2012-09-26 | 中南大学 | 一种隔板套筒式串联多孔固体元件的撞击吸能装置 |
-
2003
- 2003-09-03 JP JP2003310948A patent/JP2005075256A/ja active Pending
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JP2007161128A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-06-28 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | 鉄道車両用衝撃吸収構造 |
EP1854690A2 (en) | 2006-05-10 | 2007-11-14 | Hitachi, Ltd. | Collision energy absorbing device and railway vehicle comprising such a device |
CN102689638A (zh) * | 2012-05-31 | 2012-09-26 | 中南大学 | 一种隔板套筒式串联多孔固体元件的撞击吸能装置 |
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