JP2005074097A - いす用ロッキング装置 - Google Patents

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信一 大久保
Tomoaki Hanawa
智明 塙
Tsukasa Kon
司 近
Hideo Okamura
秀男 岡村
Toshikazu Omori
俊和 大森
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Abstract

【課題】 座および背がロッキング可能に支持されたいす用ロッキング装置において、一定の高さの範囲内においてだけ指はさみ防止の効果は有効でしかなく、しかも座の後部をあまり反り上げることができないために、ロッキング量が限られてしまい十分なロッキング量が得られないという問題がある。
【解決手段】 支柱上に設けた座受金具に支持された座ロッキング金具の後端に背支持材上カバーの先部を回転可能に連結して一体とし、背支持材上カバーの後部が自由端となって背支持材に移動可能に当接したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、事務用いす等のロッキング機構における指はさみの防止構造を有するロッキング装置に関する。
従来の背ロッキング機能を有するいすの指はさみ防止機構としては、座板支持盤の下側の固定枠に背凭支持基板の先端部を軸支することにより背凭を傾動自在に設けてなる背凭傾動いすにおいて、座板支持盤の後部下面に前記背凭支持基板との対向部分を囲う垂下壁を形成すると共に背凭支持基板を覆うカバーの上面に起立壁を前記垂下壁の内側にて略隙間なく相対するように形成した技術がある。(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−127403号公報
しかしながら、上述した従来の技術においては、座の後部に構成した垂下壁と起立壁の高さの範囲内においてだけ指はさみ防止の効果は有効であり、座の後部をあまり反り上げることができないために、ロッキング量が限られてしまい十分なロッキング量が得られないという問題がある。
また、ロッキング機能が背ロッキングだけのいすにおいては有効であるが、座もロッキングできるいすにおいては、座ロッキングと背ロッキングを共に作動させると、背凭支持基板を覆うカバーの端部と垂下壁の下端との間に隙間が生じてしまい、そこに指を入れてしまうおそれがあるという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、十分な背ロッキングのロッキング量が得られるようにすると共に座ロッキングと背ロッキングを共に作動させることができるいすおよび背のみがロッキングするいすにおいて、指をはさむことのない手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、座および背がロッキング可能に支持されたいす用ロッキング装置において、支柱上に設けた座受金具に支持された座ロッキング金具の後端に背支持材上カバーの先部を回転可能に連結して一体とし、背支持材上カバーの後部が自由端となって背支持材に移動可能に当接したことを特徴とする。
また、座および背がロッキング可能に支持されたいす用ロッキング装置において、背支持材上カバーの後部を背支持材に回転可能に連結して一体とし、背支持材上カバーの先部を支柱上に設けた座受金具に支持された座ロッキング金具の後端に移動可能に係止したことを特徴とする。
さらに、座および背がロッキング可能に支持されたいす用ロッキング装置において、背支持材上カバーの後部を背支持材に移動可能に係止し、背支持材上カバーの先部を支柱上に設けた座受金具に支持された座ロッキング金具の後端に移動可能に係止したことを特徴とする。
さらに、座がロッキングしない構造のいすであっても、支柱上に設けた座受金具の後端に、上記座ロッキング金具における各構造を設けることによって背支持材上カバーを移動可能に係止することにより所期の目的を達成することができる。
これにより、本発明は、指はさみ防止構造があっても背ロッキングのロッキング量を十分に得ることができる効果を有する。
また、背のロッキングのみの使用または座のロッキングのみの使用さらには座のロッキングと背のロッキングの同時の使用が可能ないすにおいて、背支持材上カバーは、座ロッキング金具およびもしくは背支持材の動きに伴って移動して座ロッキング金具もしくは座受金具と背支持材との間に形成される隙間をふさいで隙間を開放することがなく、これによって指の進入を防ぐことができるという効果が得られる。
以下に、本発明の実施例を図面を用いて以下に説明する。
図1は全体説明図、図2は分解説明図、図3は可動座受部材の前傾動作の説明図、図4は可動背受部材の後傾動作の説明図である。
図において、1は図示しない下部の脚と上部の座を連結する支柱となるガススプリングである。
このガススプリング1の上部には座受カバー3が取り付けてあり、ガススプリング1の上部を座受金具4に接続すると共にこの座受カバー3でその座受金具4との接続部を覆う。ガススプリング1はガスレバー2により上下の調整が行われ、座の高さを決める。
この座受金具4に対して座受シャフト5を介して座ロッキング金具6が回動可能に取り付けてあり、この座ロッキング金具6に座7が取り付けてある。
なお、上記座受シャフト5は、本実施の形態例ではガススプリング1の中心線上に位置させているが、それより前方寄りに位置させてもよい。
8は座ロッキング金具6の前部下面に取り付けた前傾クッションであり、この前傾クッション8が、ロッキング時に座ロッキング金具6が前方に傾斜したときに座受金具4の前部上面に当接して当接のショックをやわらげ、当接音の発生も防ぐ。
さらに、座受金具4の後部上面に取り付けた連結ブリッジ9には合成樹脂製の当たり止め10が取り付けてあり、ロッキング時に座ロッキング金具6が後方に傾いたときに連結ブリッジ9に当接するときの当接音の発生を防ぐ。
11は背支持材であり、上部に背取り付け金具12を介して背13と背カバー14が取り付けられ、下端には背ロッキング金具15が取り付けてある。
この背ロッキング金具15の端部には上記座受シャフト5に回動可能に係止するように係止部16が形成されている。
17、18はそれぞれ当たり止めであり、当たり止め17は背支持材11のロッキング時に座受金具4に背ロッキング金具15が当接するときの当接音の発生を防ぎ、当たり止め18は背支持材11のロッキングの戻り時に背支持材11が連結ブリッジ9に当接するときの当接音の発生を防ぐ。
19はロッキングボルトである。このロッキングボルト19を、上記座受金具4、座ロッキング金具6および背支持材11に取り付けた背ロッキング金具15のそれぞれ端部に設けた前後方向に長孔状の通孔20、21および22に座ロッキング金具6側から通し、その頭19aで座ロッキング金具6の通孔21から抜けないようにしてある。
さらに、そのロッキングボルト19の下方から合成樹脂製のばね受け材23、ロッキングばね24、ばね受けワッシャ25およびロッキングハンドル26を嵌め、係止ねじ27で全一体に係止する。これによって、ロッキングばね24の上端はばね受け材23を介して背支持材11に取り付けた背ロッキング金具15の下面に当接する。28はロッキングハンドル26の抜け止めねじであり、ロッキングボルト19の下端に螺合する。
このロッキングばね24の上端が背ロッキング金具15の下面に当接している状態は、図示する如く、背支持材11に取り付けた背ロッキング金具15にロッキングばね24の上端が当接する付近は背支持材11が後方に向けて多少上方に向けて上がるように傾斜させてあり、その傾斜角度だけロッキングばね24は下端が後方に傾くように設置されている。
これによって、背ロッキングを作動させて背支持材11が座受シャフト5を中心にして円弧運動をしてロッキングばね24(ロッキングハンドル)がガススプリング1に近付いても当接してしまうことがない。したがって、ロッキングばね24の長さを充分に設定することができ、たっぷりしたロッキング量が得られることになる。
さらに、ロッキングボルト19の取り付け位置を、座受金具4および座ロッキング金具6のそれぞれ後部にして座受シャフト5から充分の距離を離すことにより、これによっても、円弧運動をしてロッキングばね24(ロッキングハンドル)がガススプリング1に近付いても当接してしまうことがなく、ロッキングばね24の長さを充分に設定することができることになり、なめらかでしかもたっぷりしたロッキング感が得られることになる。
なお、上記背支持材11の傾斜を、図示する如く、背支持材11を座7の下部で曲げて傾斜させないで水平状態とした場合には、ばね受け材23を楔状の傾斜のある形状にして背支持材11に後方に向けて傾斜するように取り付け、その傾斜によってロッキングばね24の下端が後方に傾くように取り付ける。
なお、ロッキングハンドル26は、ロッキングばね24のカバーも兼ねるように深くしてある。
上記ロッキングハンドル26を回転させることにより、ばねの長さを変化させて発力を調節することができ、それにより座ロッキングおよび背ロッキングのロッキング具合を調節する。
29は上記座7に下方から取り付けて座ロッキング金具6を覆う座カバーであり、上記背支持材11がロッキングするときに邪魔にならないように開口30があけてあり、そこからロッキングハンドル26やガスレバー2を突出させる。31は背支持材11の基部の下部を覆う背支持材下カバーであり、ばね受け材23に係止しており、上記開口30内に納まっている。
32は背支持材11の基部の上部を覆う背支持材上カバーであり、その先部を座ロッキング金具6の後端に回動可能な取り付け構造とし、後部は自由端とし、常に背支持材11面に接触した当接状態の移動可能な構造となっている。
この背支持材上カバー32の先部の座ロッキング金具6の後端への回動可能な取り付け構造と背支持材上カバー32の後部の背支持材11との移動可能構造を以下に説明する。
図5は、要部を後方から見た解体斜視図であり、座ロッキング金具6の後端に係止部33を形成し、該係止部33の両側に係止孔34を設ける。
さらに、上記背支持材上カバー32の先部の両側に内側に向けて回転軸35を設け、該回転軸35を上記座ロッキング金具6の係止孔34に背支持材上カバー32の弾性を利用して回転可能に嵌めて一体とする。これによって、背支持材上カバー32は座ロッキング金具6に先端が支持され、後端部は背支持材11の上面に当接して移動可能な状態になっている。
なお、上記の説明では係止孔34に背支持材上カバー32に設けた回転軸35を嵌めて一体としたが、図6に示すごとく、背支持材上カバー32の先部両側に座ロッキング金具6の係止孔34に見合う係止孔36をあけておき、両係止孔34,36を合わせてねじやピン等の係止具37で回転可能に支持しても同様である。
また、図7に示すごとく、座ロッキング金具6の後端と背支持材上カバー32の先部とにそれぞれ引っ掛け用の係止部38,39を形成しておき、その係止部38,39を互いに引っ掛けて回転可能に係止した構造でもよい。
さらには、図示しないが座ロッキング金具6の後端と背支持材上カバー32の先部とを蝶番状に合わせて軸で回転可能に軸によって支持してもよい。
以上種々述べたが、要するに座ロッキング金具6の後端に背支持材上カバー32の先部が回転可能に連結されて一体となり、背支持材上カバー32の後部が自由端となって背支持材11に当接して移動可能な状態の構造であればどのような構造でもよい。
なお、上記本実施の形態例では肘を付けていないが、肘を付ける場合には座ロッキング金具に肘受け金具を取り付け、その肘受け金具の両側に左右の肘を取り付ければよい。
以上の構成によるロッキング装置の作用を以下に説明する。
本発明のロッキングには座のロッキングと背のロッキングの二つのロッキング作用がある。
まず、座のロッキングを図を用いて説明する。座7に座って座7の前部に体重をかけると、座7を取り付けた座ロッキング金具6が図3に鎖線で示す如く、座受シャフト5を支点として回動する。その回動によってロッキングボルト19を引き上げ、それによってロッキングハンドル26を介してロッキングばね24を下方から上方に圧縮することになり、体重のかかる度合いに応じたロッキングばね24の圧縮量となり、これによって発力のきいたロッキング作用が得られる。
そこで、図8の通常状態から図9のロッキング状態に変わる。このロッキングによって座ロッキング金具6は前方が下がり後方が上がることになるが、その際に、背支持材上カバー32の先部は回転支点で回動しながら座ロッキング金具6と共に移動し、背支持材上カバー32の後部は、背支持材11との移動可能構造によって背支持材11の上面をずれながら移動して座ロッキング金具6との間に隙間を形成することがなく、これによって指の進入を防ぐことができる。なお、図8および以下の図9、図10、図14、図15、図16における背支持材11の取り付け構造が図1のものと異なるが、異なる取り付け構造のタイプのものを例示的に示したものであり、どのような構造においても適応が可能なものである。
つぎに、背のロッキングは、座7に座って背中を背13にもたれかけると、図4に鎖線で示す如く、背支持材11は背ロッキング金具15が係止部16によって座受シャフト5を支点として回動する。その回動によって支持されているロッキングばね24を上方から下方に押し付けて圧縮することになり、これによって発力のきいたロッキング作用が得られる。
この際、図8の通常状態から図10のロッキング状態に変わる。背支持材11が下がるると、背支持材上カバー32の先部は回転支点で回動し、背支持材上カバー32の後部は移動可能構造である自由端が背支持材11上面に当接しているために背支持材11の動きに伴ってずれながら移動して座ロッキング金具6との間に隙間を形成することがなく、これによって指の進入を防ぐことができる。
なお、以上の説明は説明の都合上、座のロッキングと背のロッキングを別々に説明を行ったが、使用に際しては、上記の両ロッキング作用は同時に行われる場合があり、例えば身体を伸ばして座と背にもたれ掛かることにより座と背は同時にロッキングできるが、その際にも背支持材上カバー32は、座ロッキング金具6および背支持材11の動きに伴って移動して座ロッキング金具6と背支持材11との間に隙間を形成することがなく、これによって指の進入を防ぐことができる。
つぎに実施例2を説明する。説明にあたっては背支持材11の基部の上部を覆う背支持材上カバーの取り付け構造である要部以外の構成は上記実施例1と同様であるので説明は省略する。
背支持材11の基部の上部を覆う背支持材上カバー32の後端を、背支持材11に回動可能に取り付け、先部を座ロッキング金具6の後端に移動可能に係止して、常に座ロッキング金具6および背支持材11の動きと連動するようになっている。
この背支持材上カバー32の背支持材11への回動可能な取り付け構造と座ロッキング金具6への移動可能な係止構造を以下に説明する。
図11は、要部を後方から見た要部分解説明図であり、背支持材11の両側にそれぞれ係止孔40を形成する。また、背支持材上カバー32の後端の両側に内側に向けて回転軸42を設け、該回転軸42を上記背支持材11の係止孔40に背支持材上カバー32の弾性を利用して回転可能に嵌めて一体とする。
さらに、上記背支持材上カバー32の先部の両側に内側に向けて回転軸41を設け、該回転軸41を座ロッキング金具6の後部両側に形成した長孔43に背支持材上カバー32の弾性を利用して移動可能に嵌めて一体とする。これによって、背支持材上カバー32は座ロッキング金具6に先端が移動可能に支持され、後端部は背支持材11に回動可能に支持された状態になっている。
なお、上記構成では、座ロッキング金具6の後部両側に長孔43を形成したが、そのような構成でなく、背支持材上カバー32の先部に図12に示す如く、舌片44を形成し、その舌片44を座ロッキング金具6の後部上面に載せて移動可能に設置した構造でもよい。
さらに、背支持材上カバー32の後端の背支持材11への回転可能の取り付け構造も上記のような回転軸42による係止でなくてもよく、図13に示す如く、背支持材上カバー32の後端に下方に向けて断面形状が円弧状の係止部45を形成し、背支持材11にその係止部45を回動可能に嵌めるスリット46を形成して係止部45を嵌めることによって回動構造としてもよい。
以上種々述べたが、要するに背支持材上カバー32の後部が背支持材11に回転可能に連結されて一体となり、背支持材上カバー32の先部が座ロッキング金具6の後端に移動可能に係止した構造であればどのような構造でもよい。
以上の構成によるロッキング装置の作用を以下に説明する。
本発明のロッキングには座のロッキングと背のロッキングの二つのロッキング作用がある。
まず、座のロッキングは、座7に座って座7の前部に体重をかけると、座7を取り付けた座ロッキング金具6が図3に鎖線で示す如く、座受シャフト5を支点として回動する。
その回動によってロッキングボルト19を引き上げ、それによってロッキングハンドル26を介してロッキングばね24を下方から上方に圧縮することになり、体重のかかる度合いに応じたロッキングばね24の圧縮量となり、これによって発力のきいたロッキング作用が得られる。
そこで、図14の通常状態から図15のロッキング状態に変わり、このロッキングによって座ロッキング金具6は前方が下がり後方が上がることになる。その際に、背支持材上カバー32の先部は座ロッキング金具6の移動に対してその移動可能構造のずれによって対応し、後部は背支持材に回転可能構造で支持されており、それによって回動し、座ロッキング金具6との間に隙間が形成されることがなく、これによって指の進入を防ぐことができる。
つぎに、背のロッキングは、座7に座って背中を背13にもたれかかると、図4に鎖線で示す如く、背支持材11は背ロッキング金具15が係止部16によって座受シャフト5を支点として回動する。その回動によって支持されているロッキングばね24を上方から下方に押し付けて圧縮することになり、これによって発力のきいたロッキング作用が得られる。
この際、図14の通常状態から図16のロッキング状態に変わる。つまり、背支持材11が下がり、背支持材上カバー32の後部はそれに伴って回転支点で回動しながら共に下がり、背支持材上カバー32の先部は移動可能構造によるずれで対応して座ロッキング金具6の後端に沿って移動することになり、座ロッキング金具6との間に隙間が形成されることがなく、これによって指の進入を防ぐことができる。
なお、以上の説明は説明の都合上、座のロッキングと背のロッキングを別々に説明を行ったが、使用に際しては、上記の両ロッキング作用は同時に行われる場合があり、例えば身体を伸ばして座と背にもたれ掛かることにより座と背は同時にロッキングできるが、その際にも背支持材上カバー32は、座ロッキング金具6および背支持材11の動きに伴って移動して座ロッキング金具6と背支持材11との間に形成される隙間をふさいで隙間を開放することがなく、これによって指の進入を防ぐことができる。
つぎに実施例3を説明する。説明にあたっては背支持材11の基部の上部を覆う背支持材上カバーの取り付け構造である要部以外の構成は上記各実施例と同様であるので説明は省略する。
上記各実施例においては、背支持材11の基部の上部を覆う背支持材上カバー32は、その先部を座ロッキング金具6の後端に回動可能に取り付け、後端を背支持材11に移動可能に係止して、常に座ロッキング金具6および背支持材11の動きと連動するようになっているか、または、背支持材上カバー32は、その後端が背支持材11に回動可能に取り付けられ、先部を座ロッキング金具6の後端に移動可能に係止して、常に座ロッキング金具6および背支持材11の動きと連動するようになっている。
本実施例は、図示して説明はしないが、上記各実施例における各回動可能の取り付け構造を、移動可能の係止の構造としたものである。つまり、背支持材上カバー32の先部を座ロッキング金具6の後端に上記で説明した回転軸と長孔による係止等による任意の回転可能な構造を移動可能な構造とし、後端も同様に背支持材11に上記で説明した当接状態等による任意の構造の移動可能な構造としたものである。
このような構成にしても、座ロッキングを作用させたときの座ロッキング金具6の動きおよび背ロッキングを作用させたときの背支持材11の動きに伴って背支持材上カバー32は移動して座ロッキング金具6と背支持材11との間に隙間を形成することがなく、これによって指の進入を防ぐことができる。
なお、上記各実施例は、座ロッキングが可能な構造で説明をしたが、必ずしも座ロッキングが可能なものでなく座固定の構造でもよく、その場合には座ロッキング金具は必要ではないために、座は座受金具に直接取り付けられる。したがって、この場合には、上記の構成における背支持材上カバーの先部は、座受金具が上記の座ロッキング金具に設けたと同様の構造を有することになる。つまり、座受金具の後部に係止孔34、係止部38、長孔43等が形成されることになる。
また、上記各実施例において背支持材が、ロッキング作用をせずに例えばガススプリング等によって背の角度が変えられる背支持材としたものがあるが、そのような場合にも上記の構造によって対応することができる。
全体説明図 分解説明図 座ロッキングの動作の説明図 背ロッキングの動作の説明図 実施例1を示す要部分解説明図 実施例1の他の形態の要部分解説明図 実施例1の他の形態の要部分解説明図 実施例1の通常状態の要部説明図 実施例1の座ロッキング状態の要部説明図 実施例1の背ロッキング状態の要部説明図 実施例2を示す要部分解説明図 実施例2の他の形態の要部分解説明図 実施例2の他の形態の要部分解説明図 実施例2の通常状態の要部説明図 実施例2の座ロッキング状態の要部説明図 実施例2の背ロッキング状態の要部説明図
符号の説明
1 ガススプリング
2 ガスレバー
3 座受カバー
4 座受金具
5 座受シャフト
6 座ロッキング金具
7 座
8 前傾クッション
9 連結ブリッジ
10 当たり止め
11 背支持材
12 背取り付け金具
13 背
14 背カバー
15 背ロッキング金具
16 係止部
17、18 当たり止め
19 ロッキングボルト
20、21、22 通孔
23 ばね受け材
24 ロッキングばね
25 ばね受けワッシャ
26 ロッキングハンドル
27 係止ねじ
28 抜け止めねじ
29 座カバー
30 開口
31 背支持材下カバー
32 背支持材上カバー
33 係止部
34 係止孔
35 回転軸
36 係止孔
37 係止具
38、39 係止部
40 係止孔
41 回転軸
42 回転軸
43 長孔
44 舌片
45 係止部
46 スリット

Claims (7)

  1. 座および背がロッキング可能に支持されたいす用ロッキング装置において、
    支柱上に設けた座受金具に支持された座ロッキング金具の後端に背支持材上カバーの先部を回転可能に連結して一体とし、背支持材上カバーの後部が自由端となって背支持材に移動可能に当接したことを特徴とするいす用ロッキング装置。
  2. 座および背がロッキング可能に支持されたいす用ロッキング装置において、
    背支持材上カバーの後部を背支持材に回転可能に連結して一体とし、背支持材上カバーの先部を支柱上に設けた座受金具に支持された座ロッキング金具の後端に移動可能に係止したことを特徴とするいす用ロッキング装置。
  3. 座および背がロッキング可能に支持されたいす用ロッキング装置において、
    背支持材上カバーの後部を背支持材に移動可能に係止し、背支持材上カバーの先部を支柱上に設けた座受金具に支持された座ロッキング金具の後端に移動可能に係止したことを特徴とするいす用ロッキング装置。
  4. 背がロッキング可能に支持されたいす用ロッキング装置において、
    支柱上に設けた座受金具の後端に背支持材上カバーの先部を回転可能に連結して一体とし、背支持材上カバーの後部が自由端となって背支持材に移動可能に当接したことを特徴とするいす用ロッキング装置。
  5. 背がロッキング可能に支持されたいす用ロッキング装置において、
    背支持材上カバーの後部を背支持材に回転可能に連結して一体とし、背支持材上カバーの先部を支柱上に設けた座受金具の後端に移動可能に係止したことを特徴とするいす用ロッキング装置。
  6. 背がロッキング可能に支持されたいす用ロッキング装置において、
    背支持材上カバーの後部を背支持材に移動可能に係止し、背支持材上カバーの先部を支柱上に設けた座受金具の後端に移動可能に係止したことを特徴とするいす用ロッキング装置。
  7. 請求項1から請求項5もしくは請求項6において、背支持材が背角度変更可能の背支持材であることを特徴とするいす用ロッキング装置。
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