JP2005074065A - 薬液注入装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 薬液シリンジのシリンダ部材にピストン部材を圧入する圧力を、簡単な構造で良好に検出できる薬液注入装置を提供する。
【解決手段】 シリンダ保持機構120で保持する薬液シリンジ200のシリンダ部材210にピストン駆動機構130でピストン部材220を押圧して圧入し、この押圧の応力を応力検出手段142で検出する。ただし、ピストン駆動機構130が注入装置本体113に変位自在に支持されており、この注入装置本体113に固定されている応力検出手段142でピストン駆動機構130に作用する応力を検出する。ピストン駆動機構130の可動部分に応力検出手段142が配置されていないので、その構造が簡単で生産性や信頼性が良好である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、薬液を被験者に注入する薬液注入装置に関し、特に、薬液を被験者に注入するために薬液シリンジのピストン部材を押圧してシリンダ部材に圧入する薬液注入装置に関する。
現在、被験者の透視画像である断層画像を撮像する透視撮像装置としては、CT(Computed Tomography)スキャナ、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、PET(Positron Emission Tomography)装置、等があり、被験者の透視画像である血管画像を撮像する医療装置としては、CTアンギオ装置、MRA(MR Angio)装置、等がある。
上述のような装置を使用するとき、被験者に造影剤や生理食塩水などの薬液を注入することがあり、この注入を自動的に実行する薬液注入装置も実用化されている。ここで、このような薬液注入装置の一従来例を図9ないし図11を参照して以下に説明する。
まず、図9に示すように、薬液シリンジ10は、1個のシリンダ部材11と1個のピストン部材12からなり、シリンダ部材11にピストン部材12がスライド自在に挿入されている。シリンダ部材11の末端外周にはシリンダフランジ13が形成されており、ピストン部材12の末端外周にはピストンフランジ14が形成されている。
薬液注入装置(図示せず)は、注入ヘッド20を有しており、この注入ヘッド20の注入装置本体21には、薬液シリンジ10のシリンダ部材11が配置される凹部22が上面に形成されている。この凹部22の前部には、シリンダフランジ13を着脱自在に保持するシリンダ保持機構23が形成されており、凹部22の後方には、ピストン部材12を保持してスライド移動させるピストン駆動機構24が配置されている。
より詳細には、図10に示すように、ピストン駆動機構24は、前後方向にスライド自在なスライドロッド25を有しており、このスライドロッド25の前端に、ピストン部材12を前方に押圧するピストン押圧部材26が一体に形成されている。
このピストン押圧部材26には、開閉自在な一対の係合爪27が左右両側に個々に装着されており、これらの係合爪27がコイルスプリングなどの弾発機構により閉止方向に弾発的に付勢されている。これらの係合爪27は先端が楔状に形成されているので、ピストン押圧部材26がピストン部材12に後方から圧接されると、ピストンフランジ14の前面の左部と右部とに個々に係合する。
さらに、ピストン駆動機構24は、図11に示すように、ロードセル28を有しており、このロードセル28は、ピストン駆動機構24が駆動モータ(図示せず)の動力によりピストン部材12を押圧する応力に対応した電気信号を発生する。
より詳細には、ロードセル28はセルハウジング29の凹部にスライド自在に装着されており、このセルハウジング29はピストン押圧部材26の凹部にスライド自在に装着されており、このピストン押圧部材26の凹部の底面にロードセル28が当接している。
セルハウジング29は、スライドロッド25の先端に装着されており、セルハウジング29が薬液シリンジ10のピストン部材12を把持するので、ピストン駆動機構24が駆動モータの動力によりピストン部材12を押圧する応力はロードセル28に作用する。ロードセル28はコンピュータユニット(図示せず)に結線されており、このコンピュータユニットはピストン駆動機構24の駆動モータに接続されている。
ロードセル28は、歪量に対応して電気抵抗が変化するので、その電気抵抗が電気信号としてコンピュータユニットに取得される。このコンピュータユニットはロードセル28の電気信号からピストン押圧部材26がピストン部材12を押圧する応力を検出し、この応力に対応してピストン駆動機構24をフィードバック制御する。
上述のような構成において、この従来例の薬液注入装置では、薬液シリンジ10から薬液を被験者に注入することができるので、例えば、CTスキャナにより断層画像が撮像される被験者に造影剤などの薬液を注入することができる。
その場合、薬液注入装置は初期状態ではピストン駆動機構24を後端に配置しているので、その凹部22に薬液シリンジ10を装填してから薬液注入装置に注入開始を入力操作するとピストン駆動機構24のピストン押圧部材26が前進する。
前進するピストン押圧部材26がピストン部材12に後方から圧接されると、弾発的に閉止されている一対の係合爪27がピストンフランジ14に押圧されて徐々に開放される。さらにピストン押圧部材26が前進すると一対の係合爪27がピストンフランジ14の両側に係合するので、これでピストン押圧部材26にピストン部材12が保持される。
そのままピストン駆動機構24によりピストン部材12が押圧されるので、薬液シリンジ10から被験者に薬液が注入されることになる。このとき、ピストン部材12を押圧するピストン押圧部材26がロードセル28を押圧するので、このロードセル28によりピストン部材12を押圧する応力が検出される。
この検出応力に対応してピストン駆動機構24がフィードバック制御されるので、ピストン部材12は適切な応力で押圧され、例えば、異常な高圧が検出されたときにはピストン駆動機構24が強制停止される。
上述のような薬液注入装置は、本出願人などにより過去に発明されて出願されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2002−11096号 特開2002−102343号
上述のような薬液注入装置では、薬液シリンジ10のピストン部材12を押圧してシリンダ部材11に圧入することで薬液を被験者に注入することができ、ピストン部材12を押圧する圧力をロードセル28で検出することで薬液が被験者に異常な高圧で注入されることなども防止できる。
しかし、ピストン部材12とともにスライド移動するピストン押圧部材26の内部にロードセル28が配置されているので、ピストン押圧部材26などの構造も複雑で生産性が低下している。特に、ロードセル28をコンピュータユニットに結線する配線(図示せず)の取り回しが煩雑であり、断線などの不良も発生しやすい。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、薬液シリンジのシリンダ部材にピストン部材を圧入する圧力を簡単な構造で検出できる薬液注入装置を提供することを目的とする。
本発明の薬液注入装置は、薬液が充填されているシリンダ部材にピストン部材がスライド自在に挿入されている薬液シリンジのシリンダ部材とピストン部材とを相対移動させて薬液を被験者に注入させる薬液注入装置であって、シリンダ保持機構、ピストン駆動機構、注入装置本体、応力検出手段、を有している。
シリンダ保持機構は、シリンダ部材を着脱自在に保持し、ピストン駆動機構は、少なくともピストン部材を押圧してシリンダ部材に圧入する。注入装置本体は、シリンダ保持機構が固定されているとともにピストン駆動機構がピストン部材のスライド方向に変位自在に支持されており、応力検出手段は、注入装置本体に固定されていてピストン部材を押圧するピストン駆動機構に作用する応力を検出する。
従って、本発明の薬液注入装置では、シリンダ保持機構で保持する薬液シリンジのシリンダ部材にピストン駆動機構でピストン部材を押圧して圧入することができ、この押圧の応力を応力検出手段で検出することができる。ただし、ピストン駆動機構が注入装置本体に変位自在に支持されており、この注入装置本体に固定されている応力検出手段でピストン駆動機構に作用する応力を検出する。
なお、本発明で云う各種手段は、その機能を実現するように形成されていれば良く、例えば、所定の機能を発揮する専用のハードウェア、所定の機能がコンピュータプログラムにより付与された薬液注入装置、コンピュータプログラムにより薬液注入装置に実現された所定の機能、これらの組み合わせ、等として実現することができる。
また、本発明で云う各種手段は、かならずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の手段が1個の部材として形成されていること、ある手段が他の手段の一部であること、ある手段の一部と他の手段の一部とが重複していること、等も可能である。
本発明の薬液注入装置では、シリンダ保持機構で保持する薬液シリンジのシリンダ部材にピストン駆動機構でピストン部材を押圧して圧入するとき、注入装置本体に変位自在に支持されているピストン駆動機構に作用する応力を注入装置本体に固定されている応力検出手段で検出することにより、ピストン駆動機構の可動部分に応力検出手段が配置されていないので、その構造が簡単で生産性や信頼性が良好である。
本発明の実施の一形態を図1ないし図7を参照して以下に説明する。なお、本形態では図示するように前後上下左右の方向を規定して説明するが、これは各部の相対関係の説明を簡単とするために便宜的に規定したものであり、本発明の装置を実施する場合の製造時および使用時の方向を限定するものではない。
[実施の形態の構成]
本発明の実施の形態の薬液注入システム1000は、図1ないし図4に示すように、薬液注入装置100、薬液シリンジ200、透視撮像装置であるMRI装置300、を有しており、詳細には後述するが、被験者(図示せず)に薬液として造影剤などを注入する。
MRI装置300は、図3に示すように、撮像実行機構である透視撮像ユニット301と撮像制御ユニット302とを有しており、その透視撮像ユニット301と撮像制御ユニット302とは通信ネットワーク303で有線接続されている。透視撮像ユニット301は被験者から透視画像を撮像し、撮像制御ユニット302は透視撮像ユニット301を動作制御する。
薬液シリンジ200は、図1および図4に示すように、シリンダ部材210とピストン部材220からなり、シリンダ部材210にピストン部材220がスライド自在に挿入されている。シリンダ部材210は、円筒形の中空の本体部211を有しており、この本体部211の閉塞した先端面に導管部212が形成されている。
シリンダ部材210の本体部211の末端面は開口されており、この開口から本体部211の内部にピストン部材220が挿入されている。シリンダ部材210の末端外周にはシリンダフランジ213が形成されており、ピストン部材220の末端外周にはピストンフランジ221が形成されている。
本形態の薬液注入装置100は、図3に示すように、注入制御ユニット101と注入装置本体である注入ヘッド110とが別体に形成されており、その注入制御ユニット101と注入ヘッド110とは通信ケーブル102で有線接続されている。
注入ヘッド110は、装着される薬液シリンジ200を駆動して被験者に薬液を注入し、注入制御ユニット101は、注入ヘッド110を動作制御する。このため、注入制御ユニット101はコンピュータユニット150が内蔵されており、MRI装置300の撮像制御ユニット302とも通信ネットワーク304で有線接続されている。
注入制御ユニット101は、操作パネル103、ディスプレイパネルであるタッチパネル104、スピーカユニット105、等が本体ハウジング106の前面に配置されており、別体のコントローラユニット107が接続コネクタ108で有線接続されている。
注入ヘッド110は、キャスタスタンド111の上端に可動アーム112で装着されており、図4に示すように、その注入装置本体であるヘッド本体113の上面には、薬液シリンジ200が着脱自在に装着される半円筒形の溝状の凹部114が形成されている。この凹部114の前部には、薬液シリンジ200のシリンダフランジ211を着脱自在に保持するシリンダ保持機構120が形成されており、凹部114の後方には、ピストンフランジ221を保持してスライド移動させるピストン駆動機構130が配置されている。
シリンダ保持機構120は、シリンダフランジ211の下部を保持する三分の一の円弧状の不動保持部材121が底部に配置されており、この不動保持部材121の両端上方には、シリンダフランジ211の上部を左右から保持する三分の一の円弧状の可動保持部材122が開閉自在に配置されている。
本形態の薬液注入装置100のピストン駆動機構130も、図1および図4に示すように、スライダ部材として前後方向に細長いスライドロッド131を有しており、このスライドロッド131が軸心を中心に回転不能な状態で前後方向にスライド自在にヘッド本体113に支持されている。
スライドロッド131の前端にはピストン押圧部材132が一体に形成されており、このピストン押圧部材132には、弾発的に開閉自在な一対の係合爪133が左右両側に個々に装着されている。スライドロッド131は、後面中央から前方にネジ穴134が形成されており、このネジ穴134に係合する雄ネジ136が回転部材であるスクリューシャフト137に形成されている。
このスクリューシャフト137は、ヘッド本体113にラジアル軸受138により回転自在に直径方向に支持されており、スラスト軸受139により回転自在な状態で軸心方向に支持されている。より詳細には、スクリューシャフト137の後端近傍には円環状のフランジ部141が形成されており、このフランジ部141の後面に円環状のスラスト軸受139が当接している。
このスラスト軸受139の後面には応力検出手段である同一形状のロードセル142が当接しており、このロードセル142はヘッド本体113に固定されているが、スラスト軸受139はヘッド本体113に前後方向に微少に変位自在に支持されている。
ピストン駆動機構130は、図5に示すように、駆動モータとして超音波モータ143を有しており、この超音波モータ143が、図1に示すように、ベルト機構144でスクリューシャフト137に連結されている。より詳細には、スクリューシャフト137の後端にはベルト車145が一体に装着されており、超音波モータ143のロータ部材にもベルト車が一体に装着されており(図示せず)、これらのベルト車145等でエンドレスベルト146が張架されている。
なお、本形態の薬液注入装置100の注入ヘッド110は、各部が非磁性体で形成されており、磁性体で形成できない部分は防磁されている。例えば、超音波モータ143は作動時にも磁界を発生せず、燐青銅合金(Cu+Sn+P)、チタン合金(Ti-6Al-4V)、マグネシウム合金(Mg+Al+Zn)、などの非磁性体の金属で形成されている。ロードセル142やスクリューシャフト137なども同様に非磁性体の金属で形成されており、ベルト機構144やヘッド本体113などは非磁性体の樹脂で形成されている。
また、本形態の薬液注入装置100は、図5に示すように、超音波モータ143やロードセル142などの各部がコンピュータユニット150に接続されており、このコンピュータユニット150が実装されているコンピュータプログラムに対応して各部を統合制御することにより、種類入力手段、圧力検出手段、圧力記憶手段、状態検出手段、駆動制御手段、圧力表示手段、等の各種手段が各種機能として論理的に実現されている(図示せず)。
詳細には後述するが、薬液注入装置100には各種種類の薬液シリンジ200が交換自在に装着されるので、その薬液シリンジ200の識別データごとに、例えば、薬液の名称や粘度、シリンダ部材210の容量や内径、等がデータ登録されている。そして、操作パネル103に薬液シリンジ200の識別データが入力操作されると、コンピュータユニット150は、対応する登録データを読み出して動作モードを設定する。
また、コンピュータユニット150は、ピストン駆動機構130を作動させてシリンダ部材210にピストン部材220を圧入させるとき、ロードセル142の検出応力と薬液シリンジ200の登録データから薬液の注入圧力を算出する。さらに、この注入圧力に対応してピストン駆動機構130をフィードバック制御し、同時に、注入圧力をタッチパネル104にリアルタイムに表示出力する。
また、コンピュータユニット150は、ピストン駆動機構130および薬液シリンジ200の各種状態ごとに注入圧力をデータ記憶しており、そのデータ記憶している注入圧力と検出される注入圧力とをデータ照合してピストン駆動機構130および薬液シリンジ200の状態をデータ検出し、その検出状態に対応してピストン駆動機構130を動作制御する。
より具体的には、コンピュータユニット150は、シリンダ部材210から被験者に薬液が正常に注入されている状態の注入圧力、薬液に空気が混入している状態の注入圧力、シリンダ部材210から被験者に空気が注入される状態の注入圧力、をデータ記憶しており、薬液が正常に注入されている状態がデータ検出されないとき、薬液に空気が混入している状態がデータ検出されたとき、空気が注入される状態がデータ検出されたとき、にはピストン駆動機構130を強制停止させる。
さらに、薬液注入装置100のコンピュータユニット150は、上述のようにピストン駆動機構130を動作制御するときにMRI装置300の注入制御ユニット101と各種データを相互通信するので、薬液注入装置100とMRI装置300とは協調して各種の動作を連動させる。
[実施の形態の作用]
上述のような構成において、本形態の薬液注入システム1000では、MRI装置300で被験者から透視画像を撮像することができ、その被験者に造影剤などの薬液を注入することができる。
その場合、図4に示すように、被験者に延長チューブなどで薬液シリンジ200を連結し、その薬液シリンジ200を薬液注入装置100の注入ヘッド110に保持させる。このとき、薬液シリンジ200のシリンダ部材210がシリンダ保持機構120に保持され、ピストン部材220がピストン駆動機構130に保持される。
そして、例えば、作業者が薬液注入装置100の操作パネル103に薬液シリンジ200の識別データを入力操作すると、この入力操作に対応して薬液注入装置100はシリンダ部材210の容量や内径などの各種データを読み出して動作モードを設定する。
このような状態で、作業者が薬液注入装置100の操作パネル103に作業開始を入力操作すると、図6に示すように、これを検知した薬液注入装置100は(ステップS1)、作業開始をMRI装置300にデータ送信する(ステップS2)。
薬液注入装置100は、上述のデータ送信に対応してMRI装置300から作業開始がデータ返信されると(ステップS3)、一連の作業を開始するが(ステップS9〜)、作業開始をデータ受信しない場合やエラーガイダンスをデータ受信した場合は(ステップS3)、“××エラーです。MRI装置を確認して下さい”などのエラーガイダンスをタッチパネル104やスピーカユニット105で報知出力して初期状態に復帰する(ステップS7)。
なお、MRI装置300は、その撮像制御ユニット302に作業開始が入力操作されていない状態で、図7に示すように、上述のように薬液注入装置100から作業開始をデータ受信すると(ステップT4)、自己の状態を診断し(ステップT5)、これでエラーが検知されないと作業開始を薬液注入装置100にデータ返信する(ステップT8)。
なお、MRI装置300は、上述の自己診断でエラーが検知されると(ステップT5)、エラーガイダンスを薬液注入装置100にデータ返信し(ステップT6)、“××エラーです。〜を確認して下さい”などのエラーガイダンスを報知出力して初期状態に復帰する(ステップT7)。
また、作業者が最初に薬液注入装置100ではなくMRI装置300に作業開始を入力操作した場合も、図7および図6に示すように、上述の場合と同様にMRI装置300と薬液注入装置100との相互通信により作業開始が相互に確認される(ステップT1〜T3,S4〜S8)
そして、図6に示すように、作業開始を確認した薬液注入装置100では、コンピュータユニット150が最初にピストン駆動機構130の超音波モータ143を作動させない状態でロードセル142から電気信号として電気抵抗を取得し(ステップS9)、その電気抵抗が“0”の応力を示しているとして初期設定を実行する(ステップS10)。
つぎに、コンピュータユニット150はピストン駆動機構130の超音波モータ143を作動させ、薬液シリンジ200のシリンダ部材210にピストン部材220を圧入させる(ステップS11)。
このとき、図1に示すように、超音波モータ143とベルト機構144で連結されているスクリューシャフト137が回転駆動されるが、このスクリューシャフト137はヘッド本体113に固定されているロードセル142によりスラスト軸受139を介して軸心方向に支持されているので、スクリューシャフト137とネジ機構により連結されているスライドロッド131がスライド移動される。
そこで、このスライドロッド131によりピストン部材220がシリンダ部材210に圧入され、このシリンダ部材210から被験者に薬液が注入される。このとき、ピストン部材220を押圧するスライドロッド131に作用する応力がスクリューシャフト137にも作用するので、このスクリューシャフト137に作用する応力がスラスト軸受139を介してロードセル142に作用する。
そこで、図6に示すように、コンピュータユニット150は、上述のように薬液注入の実行中にロードセル142が検出する応力を取得し(ステップS12)、初期設定された薬液の粘度やシリンダ部材210の内径などに対応して検出応力から注入圧力を算出する(ステップS13)。
すると、その注入圧力が正常か確認され(ステップS14)、正常な場合は注入圧力がタッチパネル104に表示出力される(ステップS15)。そして、ピストン駆動機構130の作動距離とピストン部材220の有効距離との比較などから注入完了が検出されるまで(ステップS16)、上述の動作が繰り返される(ステップS11〜S16)。
なお、動作モードの初期設定により最適な注入圧力もデータ設定されるので、上述のように薬液注入が実行されるとき(ステップS11〜S16)、算出された注入圧力が設定された最適圧力となるように超音波モータ143の出力がフィードバック制御される(ステップS11)。
そして、薬液注入が完了すると(ステップS16)、超音波モータ143の作動が強制停止され(ステップS17)、注入完了が薬液注入装置100のコンピュータユニット150からMRI装置300の撮像制御ユニット302にデータ送信される(ステップS18)。
なお、薬液注入装置100は、算出された注入圧力が正常でない場合は(ステップS14)、超音波モータ143の作動が強制停止される(ステップS19)。より具体的には、コンピュータユニット150は、シリンダ部材210から被験者に薬液が正常に注入されている状態の注入圧力、薬液に空気が混入している状態の注入圧力、シリンダ部材210から被験者に空気が注入される状態の注入圧力、をデータ記憶しているので、薬液が正常に注入されている状態がデータ検出されないとき、薬液に空気が混入している状態がデータ検出されたとき、空気が注入される状態がデータ検出されたとき、にはピストン駆動機構130を強制停止させる。
そして、“異常圧力を検知しました、シリンジやチューブを確認して下さい”“空気混入を検出しました、シリンジやチューブを確認して下さい”“空気注入を検出しました、被験者を確認して下さい”などの異常警告がタッチパネル104の表示出力やスピーカユニット105の音声出力で報知され(ステップS20)、その異常発生がコンピュータユニット150から撮像制御ユニット302にデータ送信される(ステップS21)。
そして、図7に示すように、薬液注入装置100から注入完了をデータ受信したMRI装置300は(ステップT9)、造影剤が注入された被験者から透視画像を撮像する(ステップT10,T13)。このとき、MRI装置300は、異常発生を検出したときや(ステップT11)、薬液注入装置100から異常発生をデータ受信したときは(ステップT12)、撮像動作を強制停止して異常発生を作業者に報知出力する(ステップT14,T15)。
[実施の形態の効果]
本発明の薬液注入システム1000では、上述のように薬液注入装置100が薬液シリンジ200のシリンダ部材210をシリンダ保持機構120で保持してピストン部材220をピストン駆動機構130で押圧するので、薬液シリンジ200から被験者に薬液を注入することができ、ピストン部材220を押圧する応力がロードセル142で検出されるので、薬液の注入動作を適切に制御することができる。
しかも、ピストン駆動機構130はヘッド本体113に変位自在に支持されており、そのピストン駆動機構130に作用する応力を検出するロードセル142はヘッド本体113に固定されている。このため、ピストン駆動機構130の可動部分にロードセル142が配置されていないので、その構造が簡単で生産性や信頼性が良好である。
特に、ピストン駆動機構130は、ピストン部材220を押圧するスライドロッド131がスライド自在で回転不能に支持されており、このスライドロッド131にネジ機構で連結されている回転自在でスライド不能なスクリューシャフト137に軸心方向に作用する応力をロードセル142が検出するので、このロードセル142は簡単な構造で確実にピストン押圧部材220に作用する応力を検出することができる。
しかも、スクリューシャフト137はラジアル軸受138により直径方向に支持されているとともにスラスト軸受139により軸心方向に支持されているので、簡単な構造で円滑に回転することができ、そのスラスト軸受139に軸心方向に作用する応力をロードセル142が検出するので、このロードセル142はスクリューシャフト137の回転を阻害することなくピストン押圧部材220に作用する応力を検出することができる。
さらに、超音波モータ143とスクリューシャフト137とはベルト機構144で連結されているので、その動力伝達を阻害することなくスクリューシャフト137を軸心方向に変位させることができ、スクリューシャフト137に作用する応力をロードセル142に良好に検出させることができる。
なお、薬液注入装置100には複数種類の薬液シリンジ200が交換自在に装着されるので、そのシリンダ部材210の内径や薬液の粘度などが相違すると、ロードセル142の検出応力が同一でも注入圧力は相違する。しかし、本形態の薬液注入装置100では、コンピュータユニット150に薬液シリンジ200の各種データが識別データごとにデータ登録されており、その識別データが入力されると各種データを読み出すので、ロードセル142の検出応力から注入圧力を適切に算出することができる。
そして、この注入圧力に対応してコンピュータユニット150がピストン駆動機構130をフィードバック制御するので、薬液を被験者に適切な圧力で注入することができる。そして、上述の注入圧力がタッチパネル104にリアルタイムにデータ表示されるので、作業者は注入圧力を常時確認することができる。
また、コンピュータユニット150は、ピストン駆動機構130および薬液シリンジ200の各種状態ごとにコンピュータユニット150が検出する圧力をデータ記憶しており、その記憶圧力と検出圧力とをデータ照合してピストン駆動機構130および薬液シリンジ200の状態をデータ検出し、その検出状態に対応してピストン駆動機構130を動作制御するので、薬液注入を的確に制御することができる。
より具体的には、コンピュータユニット150は、シリンダ部材210から被験者に薬液が正常に注入されている状態の注入圧力をデータ記憶しており、薬液が正常に注入されている状態がデータ検出されないときにはピストン駆動機構130を強制停止させるので、薬液が被験者に異常圧力で注入される医療ミスを防止することができる。
また、コンピュータユニット150は、薬液に空気が混入している状態の注入圧力、シリンダ部材210から被験者に空気が注入される状態の注入圧力、もデータ記憶しており、薬液に空気が混入している状態がデータ検出されたとき、空気が注入される状態がデータ検出されたとき、にもピストン駆動機構130を強制停止させるので、空気が被験者に注入される医療ミスも防止することができる。
上述のような異常状態が検出されたときには、それに対応した異常警告がタッチパネル104の表示出力やスピーカユニット105の音声出力で報知されるので、迅速に作業者に異常発生を認識させて対処させることができる。
さらに、薬液注入装置100とMRI装置300とが協調して各種動作を連動させるので、MRI装置300は造影剤の注入に対応した適切なタイミングに透視画像の撮像を実行することができ、薬液注入装置100は透視画像の撮像に対応した適切なタイミングに薬液シリンジ200から造影剤などを注入することができる。このため、本形態の薬液注入システム1000では、作業者が一人でも薬液注入装置100とMRI装置300とを適切に作動させることができ、人的コストを削減することができる。
また、薬液注入装置100が上述のように異常発生を検出したときは、その異常発生がMRI装置300にデータ送信され、このMRI装置300も撮像動作を迅速に強制停止するので、作業者はMRI装置300に阻害されることなく異常発生に迅速に対処することができる。
また、薬液注入装置100からMRI装置300に異常発生がデータ送信されると、このMRI装置300でも異常発生が作業者に報知出力されるので、一人の作業者が薬液注入装置100の位置からMRI装置300の位置に移動していても、その作業者に薬液注入装置100の異常発生を迅速に報知して認識させることができる。
さらに、本形態の薬液注入装置100では、非磁性体で形成されていて作動時にも無用な磁場を発生しない超音波モータ143を駆動源として有しており、ロードセル142などの各部も非磁性体で形成されているので、MRI装置300の近傍で問題なく使用することができる。
[実施の形態の変形例]
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。例えば、上記形態では薬液注入システム1000が透視撮像装置としてMRI装置300を有することを例示したが、このような透視撮像装置としては、CTスキャナ、PET装置、超音波診断装置、アンギオ装置、MRA装置、等も可能である。
また、上記形態では薬液シリンジ200の各種データが薬液注入装置100に事前にデータ登録されており、その登録データに対応して薬液注入装置100が注入動作を制御することを例示したが、例えば、複数種類の薬液シリンジ200の各種データが薬液注入装置100に事前にデータ登録されており、薬液シリンジ200の各種データを作業者が薬液注入装置100に毎回入力することも可能である。
その場合、作業者が操作パネル103やタッチパネル104の手動操作で充填容量を数値入力することも可能であるが、例えば、薬液シリンジ200に充填容量やシリンジ内径などがデータ登録されたバーコードマークを付与しておき、そのバーコードマークを薬液注入装置100がバーコードリーダで読取走査することも可能である(図示せず)。
また、上記形態ではスライドロッド131にネジ穴134が形成されていてスクリューシャフト137に雄ネジ136が形成されていることを例示したが、スライドロッド131に雄ネジ136が形成されていてスクリューシャフト137にネジ穴134が形成されていることも可能である(図示せず)。
さらに、上記形態ではスライドロッド131のネジ穴134にスクリューシャフト137の雄ネジ136が直接に係合することを例示したが、このようなネジ穴134と雄ネジ136とがボールベアリングを介して係合するボールネジ機構を形成していることも可能である(図示せず)。
さらに、上記形態では軸心方向に変位自在なスクリューシャフト137にベルト機構144で超音波モータ143が連結されていることを例示したが、例えば、スクリューシャフト137と超音波モータ143とを直結しておき、この超音波モータ143もスクリューシャフト137とともに軸心方向に変位自在で回転不能に支持しておくことも可能である(図示せず)。
また、上記形態ではシリンダ保持機構120とピストン駆動機構130とを1個ずつ有する注入ヘッド110に薬液シリンジ200が1個のみ装着されることを例示したが、図8に示すように、シリンダ保持機構120とピストン駆動機構130とを複数ずつ有する注入ヘッド160に複数の薬液シリンジ200が装着されることも可能である。
さらに、上記形態では注入圧力などの各種データが表示出力されるタッチパネル104が注入ヘッド110とは別体の注入制御ユニット101に搭載されていることを例示したが、図8に示すように、このようなディスプレイパネル161が注入ヘッド160に並設されていることも可能である。この場合、薬液シリンジ200が装着される位置の近傍に各種データが表示出力されるので、より直感的に各種データを作業者に認識させることができる。
また、上記形態ではコンピュータユニット150が実装されているコンピュータプログラムに対応して動作することにより、薬液注入装置100の各種機能として各種手段が論理的に実現されることを例示した。しかし、このような各種手段の各々を固有のハードウェアとして形成することも可能であり、一部をソフトウェアとしてコンピュータユニット150等に格納するとともに一部をハードウェアとして形成することも可能である。
本発明の実施の形態の薬液注入装置の注入ヘッドの内部構造を示す模式的な横断平面図である。 薬液注入システムの外観を示す斜視図である。 薬液注入装置の外観を示す斜視図である。 注入ヘッドに薬液シリンジを着脱する状態を示す斜視図である。 薬液注入システムの回路構造を示すブロック図である。 薬液注入装置の処理動作を示すフローチャートである。 透視撮像装置であるMRI装置の処理動作を示すフローチャートである。 注入ヘッドの変形例を示す斜視図である。 一従来例の薬液注入装置の注入ヘッドに薬液シリンジを着脱する状態を示す斜視図である。 ピストン駆動機構の要部の外観を示す斜視図である。 ピストン駆動機構の要部の内部構造を示す模式的な横断平面図である。
符号の説明
100 薬液注入装置
104 ディスプレイパネルであるタッチパネル
110,160 注入ヘッド
113 ヘッド本体
120 シリンダ保持機構
130 ピストン駆動機構
131 スライドロッド
134 ネジ穴
136 雄ネジ
137 スクリューシャフト
138 ラジアル軸受
139 スラスト軸受
142 応力検出手段であるロードセル
143 駆動モータである超音波モータ
144 ベルト機構
145 ベルト車
146 エンドレスベルト
150 コンピュータユニット
161 ディスプレイパネル
200 薬液シリンジ
210 シリンダ部材
220 ピストン部材
300 透視撮像装置であるMRI装置
1000 薬液注入システム

Claims (16)

  1. 薬液が充填されているシリンダ部材にピストン部材がスライド自在に挿入されている薬液シリンジの前記シリンダ部材と前記ピストン部材とを相対移動させて前記薬液を被験者に注入させる薬液注入装置であって、
    前記シリンダ部材を着脱自在に保持するシリンダ保持機構と、
    少なくとも前記ピストン部材を押圧して前記シリンダ部材に圧入するピストン駆動機構と、
    前記シリンダ保持機構が固定されているとともに前記ピストン駆動機構が前記ピストン部材のスライド方向に変位自在に支持されている注入装置本体と、
    この注入装置本体に固定されていて前記ピストン部材を押圧する前記ピストン駆動機構に作用する応力を検出する応力検出手段と、
    を有している薬液注入装置。
  2. 前記ピストン駆動機構は、ネジ穴が形成されていて前記ピストン部材に当接する位置で前記注入装置本体にスライド自在で回転不能に支持されているスライダ部材と、このスライダ部材のネジ穴に係合する雄ネジが外周面に形成されていて前記注入装置本体に回転自在でスライド不能に軸支されている回転部材と、この回転部材を回転駆動する駆動モータと、を有しており、
    前記応力検出手段は、前記回転部材に作用する応力を検出する請求項1に記載の薬液注入装置。
  3. 前記ピストン駆動機構は、外周面に雄ネジが形成されていて前記ピストン部材に当接する位置で前記注入装置本体にスライド自在で回転不能に支持されているスライダ部材と、このスライダ部材のネジ形状に係合するネジ穴が形成されていて前記注入装置本体に回転自在でスライド不能に軸支されている回転部材と、この回転部材を回転駆動する駆動モータと、を有しており、
    前記応力検出手段は、前記回転部材に作用する応力を検出する請求項1に記載の薬液注入装置。
  4. 前記ピストン駆動機構は、前記回転部材を直径方向と軸心方向とに支持する軸受機構を有しており、
    前記応力検出手段は、前記軸受機構に前記軸心方向に作用する応力を検出する請求項2または3に記載の薬液注入装置。
  5. 前記軸受機構は、前記回転部材を直径方向に支持するラジアル軸受と、前記回転部材を軸心方向に支持するスラスト軸受と、からなり、
    前記応力検出手段は、前記スラスト軸受に作用する応力を検出する請求項4に記載の薬液注入装置。
  6. 少なくとも一対のベルト車と少なくとも1個のエンドレスベルトからなるベルト機構で前記駆動モータと前記回転部材とが連結されている請求項1ないし5の何れか一項に記載の薬液注入装置。
  7. 前記応力検出手段が非磁性体で形成されているロードセルからなる請求項1ないし6の何れか一項に記載の薬液注入装置。
  8. 前記応力検出手段の検出応力に対応して前記ピストン駆動機構をフィードバック制御する駆動制御手段も有している請求項1ないし7の何れか一項に記載の薬液注入装置。
  9. 前記応力検出手段が検出する応力から前記薬液の注入圧力を算出する圧力検出手段を有している請求項1ないし8の何れか一項に記載の薬液注入装置。
  10. 前記シリンダ保持機構は、複数種類の前記薬液シリンジが交換自在に装着され、
    前記シリンダ保持機構で保持された前記薬液シリンジの識別データが入力される種類入力手段も有しており、
    前記圧力検出手段は、入力された前記薬液シリンジの識別データに対応して前記応力検出手段の検出応力から前記注入圧力を検出する請求項9に記載の薬液注入装置。
  11. 前記圧力検出手段の検出圧力をリアルタイムにデータ表示する圧力表示手段も有している請求項9または10に記載の薬液注入装置。
  12. 前記圧力表示手段が、前記シリンダ保持機構と前記ピストン駆動機構との少なくとも一方に隣接する位置に配置されているディスプレイパネルを有している請求項11に記載の薬液注入装置。
  13. 前記ピストン駆動機構および前記薬液シリンジの各種状態ごとに前記圧力検出手段が検出する圧力をデータ記憶している圧力記憶手段と、データ記憶されている前記圧力と検出される前記圧力とをデータ照合して前記ピストン駆動機構および前記薬液シリンジの状態をデータ検出する状態検出手段と、も有しており、
    前記駆動制御手段は、前記状態検出手段がデータ検出する前記状態に対応して前記ピストン駆動機構を動作制御する請求項9ないし12の何れか一項に記載の薬液注入装置。
  14. 前記シリンダ部材から前記被験者に前記薬液が正常に注入されている状態の前記圧力を前記圧力記憶手段がデータ記憶しており、
    前記駆動制御手段は前記薬液が正常に注入されている状態がデータ検出されないと前記ピストン駆動機構を強制停止させる請求項13に記載の薬液注入装置。
  15. 前記シリンダ部材から前記被験者に空気が注入される状態の前記圧力を前記圧力記憶手段がデータ記憶しており、
    前記駆動制御手段は前記空気が注入される状態がデータ検出されると前記ピストン駆動機構を強制停止させる請求項13または14に記載の薬液注入装置。
  16. 前記薬液に空気が混入している状態の前記圧力を前記圧力記憶手段がデータ記憶しており、
    前記駆動制御手段は前記薬液に前記空気が混入している状態がデータ検出されると前記ピストン駆動機構を強制停止させる請求項13ないし15の何れか一項に記載の薬液注入装置。
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