JP2005073708A - 電子内視鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子内視鏡のモニタの表示画面のマスキングを被観察体の状態に合わせてコントロールする。
【解決手段】CCD24から出力されるRGBの画像信号に基づいて輝度信号、色差信号、同期信号の生成等を行う(S200)。EEPROMのデータの読出しを行う(S202)。EEPROMのデータがマスキング設定データかチェックする(S204)。マスキング設定データの場合、当該データを同期制御回路27に出力する(ステップS206)。同期制御回路からマスキングオン・オフの信号がマスク処理回路に適宜出力され、モニタの表示画面の周辺領域がマスキングされる。マスキング解除データの場合、当該データを同期制御回路に出力する(S208)。その結果、同期制御回路から、常時マスキングオフ信号がマスク処理回路に出力され、モニタの表示画面の周辺領域を含む全域に映像が表示される。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子内視鏡のモニタに表示される画面の周辺部に施されるマスキングに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子内視鏡システムにおいて、電子スコープで撮影された画像はプロセッサを介してモニタの画面上に表示される。電子スコープの先端に設けられた配光光学系を介して照明光が照射されると、照明された被観察体の光学像が電子スコープの先端に設けられた撮像光学系によりCCD等の撮像素子の受光面に結像させられる。この光学像はCCDにより光電変換され、画像信号としてプロセッサに入力され、所定の画像処理が施される。画像処理が施された画像信号はモニタに出力され、その結果、モニタの画面上に撮影画像が再現される。
【0003】
このような電子内視鏡システムでは、照明光を供給する光源や配光光学系の配光特性、更には配光レンズ固有の光学特性(コサインの4乗則)による周辺光量低下に起因して照明光の光量が均一とならないことがある。一般的に、照明光が照射される中央部近傍は光量が高く、周辺部は光量が低くなる傾向がある。その結果、モニタに再現される画像の中央部と周辺部との輝度の差が大きくなり、周辺部が不自然な暗部として再現されてしまう。そこで、このような暗部を隠し、よく見える部分のみがモニタ画面上に映し出されるよう、周辺部を隠す処理(マスキング)が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、周辺部がマスキングされるため、モニタ画面で視認できる視野範囲は狭くなってしまう。その結果、食道のような細長い器官にスコープを挿入するときのように、スコープの先端を包囲する壁面の状況を常時、確認しなければならない場合には、スコープを器官内の深部へ進める作業がマスキングにより極めて困難になるという問題がある。
【0005】
また、周辺部がマスキングされると、モニタを介して周辺部分の光量分布を把握することができないため、配光光学系の設計工程においてレンズ評価を正確に行うことができないという問題もある。
【0006】
本発明は以上の問題を解決するものであり、モニタ画面の機動性を向上させ、被観察体の状況に応じた画面表示を実現することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電子内視鏡は、被観察体の画像信号を輝度信号と色差信号に分離する第1の画像信号処理手段と、輝度信号と色差信号に所定の画像処理を施す第2の画像信号処理手段と、所定の画像処理が施された輝度信号と色差信号に基づいて被観察体の画像が再現されるモニタと、モニタの被観察体の画像の表示領域における周辺部のマスキングの設定及び解除を制御するマスキング制御手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
好ましくは、マスキング制御手段は、マスキングの設定及び解除を指示するマスキング情報を入力するためのマスキング情報入力手段と、モニタに再現されたとき暗部として視認される、所定レベルの電圧値を有するマスク信号を生成するマスク信号生成手段と、色差信号と共に第2の画像信号処理手段に出力される信号を、マスキング情報入力手段により入力されるマスキング情報に基づいて、マスク信号と輝度信号の間で切り換える切換手段とを有する。
【0009】
モニタの被観察体の画像の表示領域におけるマスキングされる周辺部の範囲は、例えば段階的に変化させられる。
【0010】
マスキング情報入力手段は、例えば、電子内視鏡のプロセッサに接続されたフットスイッチ、若しくはキーボードである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る第1実施形態が適用される電子内視鏡のブロック図である。プロセッサ10にはスコープ20が接続され、プロセッサ10においてスコープ20から伝送される画像信号に所定の画像処理が施される。プロセッサ10にはモニタ30が接続されており、所定の画像処理が施された画像信号に基づいて被観察体像がモニタ30に再現される。
【0012】
スコープ20のCPU21はスコープ20全体を制御する中央演算処理装置である。タイミング発生器22では、CCD駆動タイミング信号、画像処理駆動信号、垂直同期信号及び水平同期信号が所定のタイミングで生成される。CCD駆動タイミング信号、画像処理駆動信号は、それぞれCCD駆動回路23、信号処理回路25に出力され、垂直同期信号及び水平同期信号は、同期制御回路27に入力される。
【0013】
CCD駆動回路23では、タイミング発生器22から入力されるCCD駆動タイミング信号に基づいてCCD駆動信号が生成され、CCD24に出力される。CCD24はこのCCD駆動信号に基づいて駆動される。CCD24の受光面には、スコープ20の挿入部先端に設けられる撮影光学系(図示せず)により被観察体の光学像が結像される。CCD駆動回路23からCCD駆動信号が入力されると、CCD24において被観察体の光学像が光電変換され、RGB各色のアナログ信号がそれぞれのメモリ(図示せず)に格納される。
【0014】
信号処理回路25では、タイミング発生器22から入力される画像処理駆動信号に基づいて上述の各メモリからRGBアナログ信号を同期をとって読み出され、同期信号(プロセッサ10でビデオ信号のうちの同期信号成分を生成するための水平・垂直重畳信号)、色差信号、輝度信号が生成される。同期信号と色差信号はそのままプロセッサ10に伝送される。輝度信号はマスク処理回路26に入力される。
【0015】
プロセッサ10にはキーボード11及びフットスイッチ12が接続されている。第1実施形態では、キーボード11で所定のキー入力をすることにより、モニタ30の表示画面におけるマスキングの設定及び解除が行われる。キーボード11の操作に応じてマスキングの設定・解除を示す制御信号がプロセッサ10に入力されると、この制御信号は、プロセッサ10とCPU21との間のI/O通信によりCPU21に伝送される。
【0016】
プロセッサ10から伝送されるマスキングの制御信号は、CPU21の制御に基づいてマスキングデータとしてEEPROM28に一旦格納される。EEPROM28に格納されたマスキングデータは、CPU21により読み出され、同期制御回路27に出力される。
【0017】
同期制御回路27では、マスキングデータに基づいて、マスクオン信号及びマスクオフ信号をマスク処理回路26に出力する。マスクオン信号の電圧値はハイ、マスクオフ信号の電圧値はオフである。マスク処理回路26では、同期制御回路27から入力されるマスクオン信号・マスクオフ信号に基づいて、プロセッサ10に出力する輝度信号が制御される。
【0018】
図2にマスク処理回路26の構成を示す。スイッチSWは、同期制御回路27の出力信号がハイのとき、すなわちマスクオン信号のときオンし、ローのとき、すなわちマスクオフ信号のときオフするよう構成される。スイッチSWがオンすると、信号をプロセッサ10(図1参照)へ伝送するためのラインL1が所定の電圧が印加された可変抵抗VRと結線され、信号処理回路25から出力される輝度信号はプロセッサ10へは伝送されず、プロセッサ10において輝度成分が除かれた状態で画像処理が行われる。その結果、モニタ30(図1参照)の表示画面において対応する画素が黒く表示される。尚、可変抵抗VRを用いているため、スイッチSWがオンしたときラインL1へ印加されるアナログ電圧値が調節される。従って、モニタ30におけるマスクの暗さの程度を調節することができる。
【0019】
スイッチSWがオフすると、信号処理回路25から出力される輝度信号をマスク処理回路26へ入力するためのラインL2がラインL1と結線される。その結果、同期信号、色差信号と共に輝度信号がプロセッサ10へ伝送される。従って、モニタ30の表示画面において対応する画素に相当する領域に映像が表示される。
【0020】
ここで、図3を参照しながら同期制御回路27におけるマスクオン信号・マスクオフ信号の生成について説明する。図3は、モニタ30の表示画面Dを示す図であり、斜線を施した部分がマスキングの設定の際マスクされるマスク領域M10である。符号S1で代表的に示す走査線に対応する映像信号において、水平同期信号の後から所定数のクロックパルス分の領域A11が表示画面D上の左端部のマスク部分、それに続く所定数のクロックパルス分の領域A12が画像表示部分、それに続く所定数のクロックパルス分の領域A13が表示画面D上の右端部のマスク部分である。
【0021】
EEPROM28に格納されたマスキングデータがマスキングの設定を示すマスキング設定データである場合、同期制御回路27では、走査線S1に対応する映像信号の生成において、スタートから領域A11におけるクロックパルスの数をカウントし、その間はマスクオン信号をマスク処理回路26に出力する。続いて領域A12におけるクロックパルスの数をカウントし、その間はマスクオフ信号をマスク処理回路26に出力する。続いて領域A13におけるクロックパルスの数をカウントし、その間はマスクオン信号をマスク処理回路26に出力する。
【0022】
符号S2で示される走査線は全領域がマスキングされる。すなわち、走査線S2の水平走査期間においては、常時、マスクオン信号がマスク処理回路26に出力される。
【0023】
一方、EEPROM28に格納されたマスキングデータがマスキングの解除を示すマスキング解除データである場合、全走査線の水平走査期間において、常時、マスクオフ信号がマスク処理回路26に出力される。従って、図3に示すマスク領域M10にも映像が表示される。
【0024】
尚、タイミング発生器22におけるCCD駆動タイミング信号、水平同期信号及び垂直同期信号の生成、信号処理回路における輝度信号の分離生成、同期制御回路27におけるクロックパルスのカウントの開始は、CPU21の制御に基づいて同期をとって行われる。従って、EEPROM28のマスキングデータがマスキングの設定の場合、上述の領域A11及びA13におけるマスクオン、領域A12におけるマスクオフの制御が正確に行われる。
【0025】
ここで、第1実施形態におけるマスキングの制御について図4〜6を参照しながら説明する。図4はプロセッサ10における割込み処理の手順を示すフローチャートである。プロセッサ10では、スコープ20から出力される色差信号、輝度信号に対して、A/D変換、ガンマ補正、シェーディング補正、D/A変換等の一連の映像処理が行われる(ステップS100)。また、キーボード11からの入力の有無が常時、チェックされる(ステップS102)。キーボード11からの入力が確認されると、ステップS104に進む。ステップS104では、キーボード11による入力内容に応じて、マスキングの設定・解除を示す制御信号がスコープ20のCPU21へ伝送される。キーボード11からの入力が無い間はステップS101の映像処理が繰り返し実行される。
【0026】
図5は、スコープ20のCPU21における処理手順を示すフローチャートである。ステップS200において、CCD24から出力されるRGBの画像信号に基づいて輝度信号、色差信号、同期信号の生成等が行われる。次いでステップS202へ進み、EEPROM28に格納されているデータの読出が行われる。ステップS204では、EEPROM28から読み出されたデータがマスキング設定データかチェックされる。マスキング設定データであることが確認されたらステップS206へ進み、マスキング設定データを同期制御回路27に出力する。その結果、モニタ30の表示画面の周辺領域M10(図3参照)にマスキングを施すべく、同期制御回路27からマスキングオン信号・マスキングオフ信号が上述の態様でマスク処理回路26に出力される。
【0027】
一方、マスキング解除データの存在が確認されたらステップS208へ進み、マスキング解除データを同期制御回路27に出力する。その結果、同期制御回路27から、常時、マスキングオフ信号がマスク処理回路26に出力される。従って、モニタ30の表示画面の周辺領域M10を構成する画素についても輝度信号がモニタ30に出力され、周辺領域M10も含めて映像が表示される。
【0028】
ステップS202で読み出されるデータのEEPROM28への書込みは、プロセッサ10からのI/O通信による割り込み処理により行われる。図6は、スコープ20において、プロセッサ10からのI/O通信(割込処理)があった場合の処理手順を示すフローチャートである。ステップS300において、プロセッサ10からの通信が確認されたら、ステップS302へ進む。ステップS302では、プロセッサ10から伝送されたきた制御信号がマスキングの設定・解除を示す制御信号かチェックされる。マスキングの設定を示す制御信号であることが確認されたら、ステップS304へ進み、マスキング設定データをEEPROM28に格納する。また、マスキングの解除を示す制御信号であることが確認されたら、ステップS306へ進み、マスキング解除データをEEPROM28に格納する。これらのマスキングに関するデータがEEPROM28に格納されたら、本ルーチンは終了する。
【0029】
以上のように本実施形態によれば、マスキングの設定及び解除がキーボード11での入力により制御される。換言すれば、操作者の意のままに制御される。従って、空間的な広がりをもつ消化器内を観察する場合は、マスキングを設定することにより、モニタに再現される画像の周辺部の不自然に光量の低い部分を隠して視認性を向上させることができ、相対的に径の細い消化管に挿入する場合は、マスキングを解除することによりスコープ先端部の周辺の状況を確認することが可能となる。また、マスキングの解除することにより周辺部もモニタ30上に再現されるため、スコープの製造工程における撮影光学系のレンズ評価を正確に行うことが可能となる。
【0030】
また、本実施形態によれば、マスキングの設定・解除はEEPROM28に格納されたデータに応じて決定される。すなわち、電子内視鏡の電源をオフしても、マスキングに関するデータはそのまま維持される。従って、電子内視鏡の電源を投入すれば、前回の使用時のマスキングモードで電子内視鏡を使用することができる。
【0031】
第1実施形態は、キーボード11の入力に応じてマスキングがコントロールされるが、キーボード11に替えてフットスイッチ12(図1参照)の操作に応じてマスキングをコントロールしてもよい。すなわち、モニタ30の画面の周辺領域M10がマスキングされた状態でフットスイッチ12を踏むとマスキングが解除され、周辺領域Mがマスキングされていない状態でフットスイッチ12を踏むとマスキングが施される、というように構成してもよい。尚、フットスイッチ12の操作に伴う割込処理は、上述のキーボード11の入力に伴う割込処理と同様に行われる。
【0032】
次に、図7を参照しながら本発明に係る第2実施形態について説明する。尚、第2実施形態が適用される電子内視鏡のシステム構成及び回路構成は、図1及び2に示す第1実施形態のものと同様である。図7は、モニタ30の表示画面Dを示す図である。第2実施形態では、表示画面Dにおいてマスキングされる周辺領域の範囲を複数の段階で変化させることができる。すなわち、線M21と表示画面Dの縁部M20で囲まれる領域をマスキングする小レベル、線M22と縁部M20で囲まれる領域をマスキングする中レベル、線M23と縁部M20で囲まれる領域をマスキングする大レベル、及び表示画面Dの全領域に映像を表示させるマスキングオフレベルの4段階でマスキングが制御される。マスキングの制御は、プロセッサ10に接続されるフットスイッチ12(図1参照)を踏むことにより行われる。尚、第2実施形態では、マスキングレベルのデフォルトは上述の大レベルとする。
【0033】
図8は、第2実施形態が適用されるプロセッサ10における割込み処理の処理手順を示すフローチャートである。
プロセッサ10では、スコープ20から出力される色差信号、輝度信号に対して、A/D変換、ガンマ補正、D/A変換等の一連の映像処理が行われる(ステップS400)。また、フットスイッチ12からの入力の有無が常時、チェックされる(ステップS402)。フットスイッチ12からの入力が確認されるとステップS404に進む。ステップS404では、フットスイッチ12が踏まれた回数に応じて、マスキングの領域の設定若しくは解除を示す制御信号を生成するサブルーチンが実行される。
【0034】
図9は、ステップS404で実行されるサブルーチンの処理手順を示すフローチャートである。ステップS500において、フットスイッチ12が踏まれた回数を計測するためのカウンタの値が「1」インクリメントされる。次いで、ステップS502〜S516において、カウンタの値がチェックされ、モニタ30の表示画面Dにおいてマスクされる周辺領域の範囲を指定するための信号(マスキング指定信号)が生成される。カウンタの値が「1」のとき(ステップS502でYES)、ステップS504へ進み、マスクされる周辺領域の範囲が中レベルであることを示すマスキング指定信号が生成される。カウンタの値が「2」のとき(ステップS506でYES)、ステップS508へ進み、マスクされる周辺領域の範囲が小レベルであることを示すマスキング指定信号が生成される。カウンタの値が「3」のとき(ステップS510でYES)、ステップS512へ進み、マスキング解除を示すマスキング指定信号が生成される。カウンタの値が「4」のとき(ステップS514でYES)、ステップS516へ進み、大レベルであることを示すマスキング指定信号が生成され、かつカウンタに「0」がセットされクリアされる。
【0035】
ステップS504、S508、S512、若しくはS516でマスキング指定信号が生成されると本ルーチンは終了する。また、カウンタの値が「1」〜「4」のいずれでもないとき(ステップS514でNO)、所定のエラー処理がステップS518で実行され、本ルーチンは終了する。
【0036】
マスク制御信号生成ルーチンが終了すると、図8のステップS404へ戻り、次いでステップS406へ進む。ステップS406では、プロセッサ10とスコープ20のCPU21との間のI/O通信が実行され、ステップS404で生成されたマスキング指定信号はCPU21に伝送される。
【0037】
第1実施形態と同様、スコープ20では、伝送されてきたマスキング制御信号に対応するマスキングデータが図6のフローチャートと同様の手順でEEPROM28に格納される。尚、第2実施形態においては、図6のステップS304に相当する処理において、上述のマスキングの大レベル、中レベル、小レベルに対応するデータがEEPROM28に格納される。
【0038】
また、CPU21における処理は、図5のフローチャートと同様の手順で行われる。図5のステップS206に相当する処理において、同期制御回路27における上述のクロックパルスのカウントは、以下に述べるように、EEPROM28から読み出されるマスキングデータに対応して行われる。
【0039】
マスキングデータが小レベルのマスキングを示すデータの場合、図7の走査線S3に対応する映像信号の生成において、スタートから領域A21(表示画面Dの左端部においてM20からM21までの領域)におけるクロックパルスの数をカウントし、その間はマスクオンの制御信号をマスク処理回路26に出力する。続いて領域A22におけるクロックパルスの数をカウントし、その間はマスクオフの制御信号をマスク処理回路26に出力する。続いて領域A23(表示画面Dの右端部においてM21からM20までの領域)におけるクロックパルスの数をカウントし、その間はマスクオンの制御信号をマスク処理回路26に出力する。
【0040】
マスキングデータが中レベルのマスキングを示すデータの場合、走査線S3に対応する映像信号の生成において、スタートから領域A31(表示画面Dの左端部においてM20からM22までの領域)におけるクロックパルスの数をカウントし、その間はマスクオンの制御信号をマスク処理回路26に出力する。続いて領域A32におけるクロックパルスの数をカウントし、その間はマスクオフの制御信号をマスク処理回路26に出力する。続いて領域A33(表示画面Dの右端部においてM22からM20までの領域)におけるクロックパルスの数をカウントし、その間はマスクオンの制御信号をマスク処理回路26に出力する。
【0041】
マスキングデータが大レベルのマスキングを示すデータの場合、走査線S3に対応する映像信号の生成において、スタートから領域A41(表示画面Dの左端部においてM20からM23までの領域)におけるクロックパルスの数をカウントし、その間はマスクオンの制御信号をマスク処理回路26に出力する。続いて領域A42におけるクロックパルスの数をカウントし、その間はマスクオフの制御信号をマスク処理回路26に出力する。続いて領域A43(表示画面Dの右端部においてM23からM20までの領域)におけるクロックパルスの数をカウントし、その間はマスクオンの制御信号をマスク処理回路26に出力する。
【0042】
同期制御回路27において、このようなクロックパルスのカウント、およびマスクオン・マスクオフの制御信号の出力を行うことにより、表示画面Dの周辺部のマスキングの範囲を段階的に変化させることができる。
【0043】
第2実施形態では、フットスイッチ12を押す回数に応じて、小レベル、中レベル、大レベル、マスク無しの4つのレベルがサイクリックに変遷するよう構成されているがこれに限るものではない。キーボード11でコマンドを入力させ、そのコマンド内容によってモードが変更されるよう構成されてもよい。また、マスクレベルは上述の4段階に限られるものではなく、マスキングされる領域をより細かく変化させてもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、モニタの表示画面の表示部分の周辺領域のマスキングの設定・解除が操作者の意のままに制御される。従って、被観察体の光量の状態に応じて、適切な映像をモニタの表示画面に表示させることができる。また、マスキングを解除すれば、スコープの製造工程における光学系の性能評価も適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態が適用される電子内視鏡のブロック図である。
【図2】マスク処理回路の回路構成を示す図である。
【図3】モニタの表示画面及びそのマスキング領域を示す図である。
【図4】第1実施形態のプロセッサにおける割込み処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】第1実施形態のスコープにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図6】スコープにおいて、プロセッサからのI/O通信があった場合の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る第2実施形態が適用されるモニタの表示画面とそのマスキング領域を示す図である。
【図8】第2実施形態のプロセッサにおける割込み処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】フットスイッチが踏まれた回数に応じて、マスキングの領域の設定若しくは解除を示す制御信号を生成するサブルーチンの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 プロセッサ
11 キーボード
12 フットスイッチ
20 スコープ
21 CPU
22 タイミング発生器
23 CCD駆動回路
24 CCD
25 信号処理回路
26 マスク処理回路
27 同期制御回路
28 EEPROM

Claims (5)

  1. 被観察体の画像信号を輝度信号と色差信号に分離する第1の画像信号処理手段と、
    前記輝度信号と前記色差信号に所定の画像処理を施す第2の画像信号処理手段と、
    前記所定の画像処理が施された前記輝度信号と前記色差信号に基づいて被観察体の画像が再現されるモニタと、
    前記モニタの前記被観察体の画像の表示領域における周辺部のマスキングの設定及び解除を制御するマスキング制御手段とを備えることを特徴とする電子内視鏡。
  2. 前記マスキング制御手段は、
    マスキングの設定及び解除を指示するマスキング情報を入力するためのマスキング情報入力手段と、
    前記モニタに再現されたとき暗部として視認される、所定レベルの電圧値を有するマスク信号を生成するマスク信号生成手段と、
    前記色差信号と共に前記第2の画像信号処理手段に出力される信号を、前記マスキング情報入力手段により入力される前記マスキング情報に基づいて、前記マスク信号と前記輝度信号の間で切り換える切換手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡。
  3. 前記表示領域におけるマスキングされる前記周辺部の範囲が段階的に変化させられることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の電子内視鏡。
  4. 前記マスキング情報入力手段は、電子内視鏡のプロセッサに接続されたフットスイッチであることを特徴とする請求項2に記載の電子内視鏡。
  5. 前記マスキング情報入力手段は、電子内視鏡のプロセッサに接続されたキーボードであることを特徴とする請求項2に記載の電子内視鏡。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017000193A (ja) * 2015-06-04 2017-01-05 オリンパス株式会社 画像処理装置
KR101791498B1 (ko) * 2016-12-05 2017-10-31 주식회사 아이엠에스일렉트로닉스 전자기기용 카메라 장치 및 그의 촬영 영역 조절방법
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