JP2003126030A - 電子内視鏡装置 - Google Patents

電子内視鏡装置

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JP2003126030A
JP2003126030A JP2001324484A JP2001324484A JP2003126030A JP 2003126030 A JP2003126030 A JP 2003126030A JP 2001324484 A JP2001324484 A JP 2001324484A JP 2001324484 A JP2001324484 A JP 2001324484A JP 2003126030 A JP2003126030 A JP 2003126030A
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Satoru Ozawa
了 小澤
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Pentax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子内視鏡装置において、凹部に対応する部
位の特定色成分を補色で表示する。 【解決手段】 プロセッサ100はスコープ10から1
フレーム分の赤色画素信号、緑色画素信号および青色画
素信号を読み出し、カラーバランス処理部130におい
て特定画素の信号レベル値が近接周囲画素の平均信号レ
ベル値より低い場合には、その特定画素について信号レ
ベル値を反転することにより、補色で強調したカラー画
像をモニタ装置200の画面に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スコープの先端に
固体撮像素子を設け、体内器官等の被写体像に対応した
ビデオカラー信号を生成し、ビデオカラー信号に基づい
てモニタ装置の画面に被写体のカラー画像を再現する電
子内視鏡装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子内視鏡装置はカラー画像を再
生するものが主流であり、これに伴い、電子内視鏡装置
を用いる医療分野では、カラー画像再生に基づく新たな
医療検査法として色素内視鏡検査法等が開発されるに至
った。例えば、内視鏡診断の補助診断法として、胃内壁
や大腸内壁等に適当な色素溶液を撒布して粘膜の微妙な
凹凸を強調して、その形態観察を行い易くするという検
査法が知られている。
【0003】詳述すると、胃内壁や大腸内壁は全体的に
赤橙系を呈し、その微妙な凹凸の形態観察を行いにくい
ものとなっている。このような場合には、赤橙系色に対
して明瞭な色コントラストを発揮する青色系の色素溶
液、例えばインジゴカルミン溶液がスコープの鉗子孔を
通して粘膜壁に撒布されると、その色素溶液は粘膜壁の
凹部に集まる傾向にあるのに対し、粘膜壁の凸部からは
排除される傾向にあり、このため粘膜壁面の微妙な凹凸
形態が色コントラストにより非常に観察し易くなる。
【0004】しかし、上述したような色素内視鏡検査法
では、人体に無害でかつ安価な色素を用意しなければな
らず、また色素撒布のために検査時間が長くなり患者の
苦痛が増大する、あるいは一旦色素撒布を行った直後に
はその粘膜壁を元の状態で観察することができない等の
問題点がある。この問題を改善するために、最近では特
開2001−25025号公報に示されるように、画像
処理によってあたかも色素撒布したかのような色コント
ラストでカラー画像を再現しうる電子内視鏡装置が考え
られている。
【0005】具体的には、特定の画素の信号レベル値と
その周囲8画素の平均信号レベル値とを比較し、特定画
素の信号レベル値が低い場合には被写体の対応部位は周
囲から窪んでいると判断して、赤色画素信号および緑色
画素信号の信号レベル値を低減することにより青色を強
調するカラーバランス変更処理を行う。これにより、モ
ニタ装置に再現されるカラー画像は、あたかも青色系色
素溶液を撒布したかのような色コントラストを呈する。
モニタ装置にはこのカラーバランス変更処理が施された
カラー画像と通常のカラー画像のいずれか一方を切換え
て表示することができる。
【0006】しかし上記のような電子内視鏡装置では、
胃内壁等の相対的に赤橙色成分が強い部位の窪みを観察
することを前提にしているため、静脈血管等の青みがか
った部位を観察する場合には、画面上で青色を呈する部
位が窪みなのか静脈血管なのかがかえって判別し難くな
るという問題が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑み、青みがかった部位でも明瞭に再現表示できるカラ
ーバランス変更処理機能を持った電子内視鏡装置を得る
ことを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子内視鏡
装置は、スコープの先端に設けた固体撮像素子から得ら
れる1フレーム分の色画素信号に基づいてビデオカラー
信号を生成し、このビデオカラー信号に基づいてモニタ
装置の画面に再現カラー画像を表示させる電子内視鏡装
置であって、被写体の凹部に相当する色画素信号を検出
する検出手段と、凹部に相当する画素の色を補色でモニ
タ装置に表示させるために色画素信号の信号レベル値を
変更するカラーバランス変更手段とを備えることを最も
主要な特徴とする。
【0009】上記電子内視鏡装置において、カラーバラ
ンス変更手段は、具体的には、凹部に相当する画素の信
号レベル値を、最大信号レベル値から固体撮像素子から
得られた信号レベル値を差し引いた値に定める。
【0010】上記電子内視鏡装置において、色画素信号
が、原色の赤色画素信号、緑色画素信号および青色画素
信号を含んでもよく、この場合、検出手段が赤色画素信
号、緑色画素信号および青色画素信号のそれぞれについ
て特定画素の信号レベル値がその近接周囲8画素の平均
信号レベル値に対して低いか否かを検出することが好ま
しい。また上記電子内視鏡装置において、色画素信号が
輝度信号を含んでいてもよく、このとき検出手段が輝度
信号について特定画素の信号レベル値がその近接周囲8
画素の平均信号レベル値に対して低いか否かを検出する
ことが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
添付図面を参照して説明する。
【0012】図1は本発明に係る電子内視鏡装置の第1
実施形態を示すブロック図である。電子内視鏡装置は、
可撓管20を有する電子スコープ(以下、スコープと記
載する)10と、スコープ10に着脱自在な電子内視鏡
用の映像信号処理プロセッサ(以下、プロセッサと記載
する)100と、プロセッサ100に接続されるモニタ
装置200とを備える。
【0013】スコープ10には光ファイバ束から成る光
ガイド部材12が可撓管先端部20aにまで挿通してお
り、光ガイド部材12の基端側はスコープ10のプロセ
ッサ100への装着時にプロセッサ100に設けられた
光源102に光学的に接続される。光源102は、例え
ばキセノンランプやハロゲンランプなどの白色光源ラン
プである。
【0014】光源102の光射出側(図中左側)には絞
り112が設けられ、この絞り112は図示しない絞り
調整回路によりその開度が調整され、これにより光ガイ
ド部材12に供給する照明光の光量が適宜調節される。
【0015】本実施形態ではカラー画像を再現するため
に面順次方式が採用されるので、絞り112のさらに光
ガイド部材12側には回転式のカラーフィルタ114が
設けられる。このカラーフィルタ114は円板状を呈
し、白色光に含まれる赤色光成分のみを透過する赤色フ
ィルタ、緑色光成分のみを透過する緑色フィルタおよび
青色光成分のみを透過する青色フィルタが円周方向に沿
って等間隔に配されている。各色フィルタの間は遮光領
域である。カラーフィルタ114は一定速度で回転させ
られ、光源102から供給された白色照明光が、各色フ
ィルタを透過することによって赤色(R)照明光、緑色
(G)照明光および青色(B)照明光に順次変換され
る。
【0016】カラーフィルタ114を経た赤色照明光、
緑色照明光または青色照明光は集光レンズ116によっ
て光ガイド部材12の入射端面12aに集光させられ、
さらに光ガイド部材12によって可撓管先端部20aへ
導かれる。このようにカラーフィルタ114が一定速度
で回転することにより、可撓管先端部20aからは赤色
照明光、緑色照明光および青色照明光が一定時間だけ間
欠的に射出され、その前方に位置する被写体、例えば消
化器官の内壁Xが各色照明光により順次照明される。
【0017】可撓管先端部20aには固体撮像素子例え
ばCCDから成る撮像センサ14が設けられ、この撮像
センサ14は対物レンズ系16と組み合わされる。3色
照明光は被写体により反射され、対物レンズ系16によ
ってCCDの受光面に結像される。各色照明光により被
写体が照明されている間は撮像センサ14によって各色
の光学的被写体像が1フレーム分のアナログ電気信号、
即ちアナログ画素信号に光電変換され、その後に続く遮
光期間においてこのアナログ画素信号が撮像センサ14
から読み出される。これにより、各色照明光に対応した
アナログ画素信号がそれぞれ1フレーム分だけ順に読み
出される。
【0018】撮像センサ14から読み出された3色のア
ナログ画素信号は、プロセッサ100のCCDプロセス
回路120に順次入力され、ここで撮像センサ14の特
性やスコープ10の光学特性に応じた処理、例えばクラ
ンプ処理やサンプルホールド処理、ガンマ補正処理、ホ
ワイトバランス補正処理、輪郭強調処理および増幅処理
等が施される。CCDプロセス回路120で処理された
3色のアナログ画素信号はA/D変換器122に送ら
れ、そこで例えば8ビットのデジタル画素信号に変換さ
れて、次いでフレームメモリ124に書き込まれて一時
的に格納される。従ってこのフレームメモリ124には
赤色デジタル画素信号、緑色デジタル画素信号および青
色デジタル画素信号がそれぞれ1フレーム分だけ格納さ
れる。
【0019】これら1フレーム分のデジタル画素信号
は、撮像センサ14の受光面にマトリクス状に配された
多数個の画素のそれぞれについて例えば256階調で表
された信号レベル値による画素データの画素数分の集合
であり、この信号レベル値には輝度情報と光の3原色に
関する色濃度情報とが含まれる。信号レベル値が大きい
ほど輝度が高く(明るい)、色濃度が低い(色が薄い)
ことを示している。凹凸形状の被写体を撮像した場合に
は、凹部は周囲より暗いため、その凹部に相当する画素
の信号レベル値は相対的に小さくなり、逆に凸部に相当
する画素の信号レベル値は相対的に大きくなる。
【0020】フレームメモリ124に1フレーム分の赤
色デジタル画素信号、緑色デジタル画素信号および青色
デジタル画素信号の書き込みが終了すると、これら色画
素信号は同時に読み出されてそれぞれRメモリ126
r、Gメモリ126gおよびBメモリ126bに書き込
まれる。
【0021】図2にはRメモリ126rに格納された1
フレーム分の赤色デジタル画素信号がm×nのマトリク
ス状に配置された8ビット構成の赤色画素データR11
mnとして模式的に示され、各赤色画素データR11〜R
mnはその該当赤色画素信号のレベル値を示す。図2に示
すように、Rメモリ126rからの個々の赤色画素デー
タの読み出しはライン読み出し方向および画素読み出し
方向に従って行われる。具体的には、第1ラインに含ま
れる赤色画素データR11〜R1nが画素読み出し方向に沿
って一画素ずつ読み出され、第1ラインの全画素データ
の読み出しが終了すると、第2ラインに含まれる赤色画
素データR21〜R2nが画素読み出し方向に沿って一画素
ずつ読み出される。同様にして、第mラインまでの赤色
画素データが読み出される。
【0022】赤色画素データR11〜Rmnが読み出される
と同時に、緑色画素データG11〜G mnおよび青色画素デ
ータB11〜Bmnが同様の方法でGメモリ126gおよび
Bメモリ126bから順次読み出される。
【0023】本実施形態のプロセッサ100において
は、あたかも赤色、緑色および青色のカラーバランスを
変更した擬似色素散布カラー画像を表示する擬似色素撒
布モードと、通常カラー画像を表示する通常モードとの
いずれか一方を選択可能であり、モード選択はプロセッ
サ100の表面に設けられた操作パネル118のモード
切替スイッチSWまたは外部入力装置(ここではキーボ
ード)300の所定キーKEYにより設定される。電源
を投入した直後の初期状態では通常モードが自動的に選
択される。
【0024】通常モードが選択されているときには、各
メモリ126r、126gおよび126bから同時に読
み出された3色画素データはカラーバランス変更処理部
130において何ら信号レベル値を更新されずにD/A
変換器142へ出力される。3色画素データは、D/A
変換器142によりアナログ信号に変換され、ビデオプ
ロセス回路144に送られる。ビデオプロセス回路14
4はカラーエンコーダを備え、ここで3色アナログ画素
信号から輝度信号、色差信号およびこの色差信号を変調
したクロマ信号が生成され、さらに輝度信号とクロマ信
号と同期信号とを多重したNTSC方式のコンポジット
ビデオ信号などのアナログビデオカラー信号が生成され
る。
【0025】アナログビデオカラー信号はプロセッサ1
00からモニタ装置200に出力される。モニタ装置2
00ではアナログビデオカラー信号に基づいて画面上の
通常カラー画像表示領域にカラーの被写体像が再現され
る。ここで再現されるカラー画像は、白色光で照明した
被写体を肉眼で見たときのカラーバランスに極めて近い
カラーバランスを有するようにビデオプロセス回路14
4でホワイトバランス調整が成されている。
【0026】プロセッサ100にはキーボードやマウス
等の外部入力装置300が接続され、この外部入力装置
300から入力された患者名や図示しないタイマ回路か
ら得られる観察日時等の文字情報はシステムコントロー
ル回路150により文字パターン信号に変換されてビデ
オプロセス回路に出力され、ここで3色画素データに付
加される。これにより、モニタ装置200の画面上には
光学的被写体像の再現カラー画像と共に文字情報が表示
される。
【0027】一方、擬似色素撒布モードが設定されてい
るときには、赤色画素データ、緑色画素データおよび青
色画素データはカラーバランス変更処理部130に入力
され、ここでカラーバランス変更処理を受ける。
【0028】具体的には、カラーバランス変更処理部1
30の第1擬似色素撒布処理回路130rにおいて、赤
色画素データの全画素のそれぞれについて近接する周囲
画素の平均信号レベル値より低い信号レベル値を持つ画
素が検出され、周囲画素の平均信号レベル値より低い信
号レベル値を持つ画素の信号レベル値が反転させられ
る。即ち、例えば信号レベル値が256階調(0〜25
5)で表されている場合には、周囲画素の平均信号レベ
ル値より低い信号レベル値を持つ画素の信号レベル値
は、最大レベル値255から信号レベル値を差し引いた
値に更新される。カラーバランス変更処理部130の第
2擬似色素撒布処理回路130gは、緑色画素データに
ついて上記第1擬似色素撒布処理回路130rと同様の
カラーバランス変更処理を行い、またカラーバランス変
更処理部130の第3擬似色素撒布処理回路130bは
青色画素データについて上記第1擬似色素撒布処理回路
130rと同様のカラーバランス変更処理を行う。これ
により、各画素のカラーバランスがそれぞれ変更され
る。
【0029】カラーバランス変更処理部130において
それぞれカラーバランスが変更された赤色画素データ、
緑色画素データおよび青色画素データは、同時にD/A
変換器142に入力され、ここでアナログ画素信号に変
換され、ビデオプロセス回路144に出力される。
【0030】ビデオプロセス回路144では、上記カラ
ーバランス変更処理を受けた3色画素データに基づいて
カラービデオ信号が生成されモニタ装置200にはカラ
ーバランスが変更されたカラーバランス変更処理画像が
表示される。
【0031】カラーバランス変更処理画像は、周囲から
窪んでいる箇所については本来の色の補色で表された画
像である。従って、例えば赤色成分の強い凹部は赤色の
補色であるシアン色成分が強調されるため、色コントラ
ストが大きくなって周囲より窪んでいることがさらに強
調され、凹部が視認し易くなる。同時に、青色成分の強
い凹部は青色の補色である黄色成分が強調される。従っ
て、従来のように青色成分のみを強調した場合、静脈血
管等の青色成分の強い箇所では凹部との色コントラスト
が小さいという問題点があったが、本実施形態では被写
体がどのような色であっても凹部は補色で表されるた
め、凹部と周囲との色コントラストを大きくでき、胃内
壁や大腸内壁などの微妙な凹凸が強調され得る。従っ
て、通常画像では見落としがちな凹凸形状や色の変化に
乏しい早期癌等の病変部が強調されて見易くなり、従来
より容易に病変部を早期発見できる。
【0032】システムコントロール回路150はプロセ
ッサ100の全動作を制御するマイクロコンピュータで
あり、中央演算処理ユニット(CPU)、種々のルーチ
ンを実行するためのプログラムやパラメータを格納する
読み出し専用メモリ(ROM)、データ等を一時的に格
納する書き込み/読み出し自在なメモリ(RAM)、入
出力インターフェース(I/O)を備える。
【0033】タイミングジェネレータ152ではシステ
ムコントロール回路150から得られる基本クロックパ
ルスに基づいて種々の制御クロックパルスが生成され、
これら制御クロックパルスによりスコープ10およびプ
ロセッサ100の各回路が動作させられる。具体的に
は、撮像センサ14からのアナログ画素信号の読み出
し、CCDプロセス回路120の信号処理、A/D変換
器122のサンプリング、カラーバランス変更処理部1
30の動作、D/A変換器142の量子化、およびビデ
オプロセス回路144のエンコード処理等を制御する。
【0034】操作パネル118はプロセッサ100の筐
体の外側壁面に取付けられ、前述のモード切替スイッチ
SWの他にホワイトバランスや光量などを手動で調整す
るスイッチや、種々のモードを設定するためのスイッチ
を複数個備えている。また、その側方には電源回路15
4のON/OFFを切替える主電源ボタン156が設け
られる。電源回路154は図示しない商用電源に接続さ
れ、主電源スイッチ156をONに切替えると、プロセ
ッサ100の各回路や光源102およびスコープ10へ
給電され、プロセッサ100およびスコープ10は作動
可能状態となる。
【0035】図3を参照して、第1擬似色素撒布処理回
路130rの構成および作用について詳述する。図3は
第1擬似色素撒布処理回路130rの回路構成の詳細ブ
ロック図である。第1擬似色素撒布処理回路130rは
プログラミング可能な集積回路、例えばPLD(Progra
mmable Logic Device)から成る。なお、第2および第
3擬似色素撒布処理回路130g、130bは第1擬似
色素撒布処理回路130rと同じ構成を備えており、こ
こでは説明を省略する。第1擬似色素撒布処理回路13
0rは、特定の画素とその画素に近接する周囲8画素の
信号レベル値とにそれぞれ重み付けを行って積和演算に
よって求めた値を中心の特定画素の信号レベル値とする
いわゆる空間フィルタリング処理を行う。
【0036】第1擬似色素撒布処理回路130rは、互
いに直列に接続された2つの一ライン遅延回路D1およ
びD2を備える。第1の一ライン遅延回路D1の入力端
子はRメモリ126rの出力端子に接続され、第1の一
ライン遅延回路D1の出力端子は第2の一ライン遅延回
路D2の入力端子に接続される。各一ライン遅延回路D
1およびD2は、赤色画素データが入力されると、それ
ぞれ一ライン分の転送時間に相当する時間だけ遅らせて
出力する。
【0037】また、Rメモリ126rの出力端子には互
いに直列に接続された1組の一画素遅延回路DL1およ
びDL2が接続される。第1の一画素遅延回路DL1の
入力端子はRメモリ126rの出力端子に接続され、第
1の一画素遅延回路DL1の出力端子は第2の一画素遅
延回路DL2の入力端子に接続される。各一画素遅延回
路DL1およびDL2は、赤色画素データが入力される
と、それぞれ一画素分の転送時間に相当する時間だけ遅
らせて出力する。
【0038】同様に、第1の一ライン遅延回路D1の出
力端子には第3の一画素遅延回路DL3の入力端子およ
び第4の一画素遅延回路DL4の出力と加算するための
第1の加算器AD1の入力端子が順に接続され、第2の
一ライン遅延回路D2の出力端子には第5の一画素遅延
回路DL5の入力端子および第6の一画素遅延回路DL
6の出力と加算するための第2の加算器AD2の入力端
子が順に接続され、それぞれの一画素遅延回路DL3、
DL4、DL5およびDL6では個々の赤色画素データ
は一画素分の転送時間に相当する時間だけ遅れて出力さ
れる。
【0039】Rメモリ126rから前述したような順序
で赤色画素データr11〜rmn(図2参照)が読み出され
ると、これら赤色画素データr11〜rmnは第1擬似色素
撒布処理回路130rに読み出された順に従って一画素
ずつ入力される。従ってRメモリ126rの出力端子か
ら赤色画素データr33が入力された段階では、2つの一
ライン遅延器D1およびD2、5つの一画素遅延器DL
1、DL2、DL4、DL5およびDL6からは、それ
ぞれ赤色画素データr23、r13、r32、r31、r21、r
12、r11が出力され、これら7個の出力およびRメモリ
126rからの出力は第1、第2の加算器AD1、AD
2を含む6個の加算器によってそれぞれ足し合わされて
係数器1301に出力される。従って係数器1301に
は8個の赤色画素データr11、r12、r13、r21
23、r31、r32およびr33の総和が入力されることに
なる。このとき、一画素遅延回路DL3からは赤色画素
データr22が出力され、この赤色画素データr22は減算
器1302に直接入力される。
【0040】係数器1301に入力された8個の赤色画
素データおよび減算器1302に入力された1個の赤色
画素データは、図2に示したm×nのマトリクス状に配
置された赤色画素データから抽出された3×3のマトリ
クス状の赤色画素データを構成することになり、一画素
遅延回路DL3から出力される赤色画素データは、係数
器1301に入力された赤色画素データに囲まれる。言
い換えると、係数器1301に入力された8個の赤色画
素データr11、r12、r13、r21、r23、r31、r32
よびr33は、減算器1302に入力された赤色画素デー
タr22に対する近接周囲画素データとなる。
【0041】係数器1301には固定値’1/8’が重
み係数として設定され、Rメモリ126r、2つの一ラ
イン遅延器D1およびD2と5つの一画素遅延器DL
1、DL2、DL4、DL5およびDL6とからの出力
を加算した信号が入力される。係数器1301は、この
入力に重み係数’1/8’を乗算して減算器1302に
出力する。図2で示されるように3×3のマトリクスで
表される9画素の赤色画素データのレベル値をそれぞれ
11、r12、・・・・、r32、r33とすると、6個の加
算器および係数器1301によって、中心画素の信号レ
ベル値r22に対する近接周囲8画素の信号レベル値
11、r12、r13、r21、r23、r31、r32およびr33
の相加平均が算出される。
【0042】減算器1302では、一画素遅延回路DL
3から出力される中心画素の信号レベル値から、係数器
1301から出力される近接周囲画素の平均信号レベル
値を差し引いた値である差データΔRが算出され、差デ
ータΔRの符号が負の時にアクティブハイとなる符号フ
ラグデータがAND回路1303に出力される。差デー
タΔRが負の値である、即ち中心画素の信号レベル値が
近接周囲画素の信号レベル値の相加平均よりも小さい場
合には、中心画素が周囲より窪んだ凹部に相当するとみ
なすことができ、Hレベルの符号フラグデータが出力さ
れる。一方、差データΔRが0または正の値である、即
ち中心画素の信号レベル値が近接周囲画素の信号レベル
値の相加平均と等しいまたは大きい場合には、平坦部ま
たは凸部に相当し、中心画素が周囲より窪んでいないと
みなすことができ、Lレベルの符号フラグデータが出力
される。
【0043】AND回路1303は、システムコントロ
ール回路150からのモードデータ(’0’または’
1’の値をとる)と、減算器1302からの符号フラグ
データとに基づいて’0’または’1’を選択器130
7に出力する。
【0044】選択器1307の入力端子には、一画素遅
延回路DL3から出力された中心画素の信号レベル値を
反転する反転器1305と、一画素遅延回路DL3から
の出力を値を変更せずに反転器1305が反転処理を行
うのに要する時間だけ遅延する遅延器1306とが接続
され、減算器1302からのデータに基づいて何れか一
方の出力を選択してD/A変換器142に出力する。な
お、反転器1305における信号レベル値の反転とは、
信号レベル値が0〜255で表されている場合には最大
信号レベル値255から一画素遅延回路DL3からの出
力値を差し引くことに相当する。
【0045】詳述すると、システムコントロール回路1
50は、通常モードが設定されている時にはモードデー
タ’0’をAND回路1303に出力し、擬似色素撒布
モードが設定されている時にはモードデータ’1’をA
ND回路1303に出力する。AND回路1303は、
モードデータが’1’であってかつ符号フラグデータ
が’1’(差データΔRが負の値)であった場合、即ち
擬似色素撒布モードが設定されていてかつ中心画素が周
囲より窪んでいる場合には、反転器1305からの出力
を選択させるためにデータ’1’を選択器1307に出
力する。従って、擬似色素撒布モードが設定されている
場合においてのみ、周囲より窪んでいる画素の信号レベ
ル値が反転される。
【0046】一方、モードデータが’0’である即ち通
常モードが設定されている場合、またはモードデータ
が’1’である即ち擬似色素撒布モードが設定されてい
て且つ符号フラグデータが’0’(差データΔRが0ま
たは正の値)である場合には、カラーバランスを変更す
る必要が無いので、AND回路1303は遅延器130
6からの出力を選択させるためにデータ’0’を選択器
1307に出力する。従って、通常モード設定時、ある
いは擬似色素撒布モードであっても近接周囲画素から窪
んでいない画素については、実質的にカラーバランス変
更処理は無効となり、その信号レベル値は何ら変更され
ずにD/A変換器142に出力される。
【0047】要約すると、擬似色素撒布モードが選択さ
れているときには、中心画素の特定の色信号レベル値が
近接周囲画素の画素平均値よりも低い場合(ΔR<0)
には被写体の凹部に相当する箇所であると判断され、中
心画素の色信号レベル値は反転されて出力される。一
方、中心画素の色信号レベル値が近接周囲画素の画素平
均値と同じまたは高い場合(ΔR≧0)には被写体の平
坦部または凸部に相当する箇所であると判断され、中心
画素の信号レベル値はなんら変更されることなく出力さ
れる。従って、擬似色素撒布モードが選択されると、凹
凸のある被写体を撮像すれば、凹部に相当する画素につ
いてのみ補色で表されることになり、凹部が強調され
る。
【0048】図4はシステムコントロール回路150に
おいて実行されるモードデータ設定ルーチンを示すフロ
ーチャートである。このモードデータ設定ルーチンの実
行はプロセッサ100の主電源スイッチ156のONに
より開始される。
【0049】まず、ステップS102においてモード切
替スイッチSWがONであるか否かが判定され、モード
切替スイッチSWがOFFである場合にはさらにステッ
プS104において外部入力装置300の所定のキーK
EYがONであるか否かが判定される。モード切替スイ
ッチSWおよびキーKEYのいずれか一方でもONであ
れば、ステップS106において擬似色素撒布モードが
設定され、ステップS108においてモードデータ’
1’がAND回路1303に出力されてステップS10
2に戻る。モード切替スイッチSWおよびキーKEYの
双方がOFFであると判定されると、ステップS110
において通常モードが設定され、ステップS112にお
いてモードデータ’0’がAND回路1303に出力さ
れてステップS102に戻る。
【0050】このように、モード切替スイッチSWおよ
びキーKEYのいずれか一方をONに設定するだけで、
モニタ装置200の画面にカラーバランス変更処理画像
または通常画像を簡単に切替表示できる。
【0051】以上のように、第1実施形態の電子内視鏡
装置によると、周囲より信号レベル値の低い画素につい
ては補色で表示することにより凹部を際立たせて表示で
き、的確な診断を効率よく行える。また従来では強調さ
れる色成分は青色に固定されていたが、本実施形態では
赤色または緑色も強調され得るので、青色成分のみが強
調されて静脈血管等が見難くなるという問題が解消され
る。
【0052】図5は本発明による電子内視鏡装置の第2
実施形態を示す図であり、電子内視鏡装置全体のブロッ
ク図である。第2実施形態の電子内視鏡装置は、撮像方
式が面順次方式ではなく同時方式を採用している点で第
1実施形態と異なっているが、その他の構成は第1実施
形態と同様であり、同じ構成については同符号を付し、
説明を省略する。
【0053】撮像方式が同時方式であるため、プロセッ
サ400に回転カラーフィルタは設けられず、光源10
2から出射された白色照明光はそのまま被写体Xに導か
れる。撮像センサ414は補色カラーチップフィルタが
受光面上に配されたCCDを備え、撮像センサ414か
ら読み出されるアナログ画素信号は補色信号である。ア
ナログ画素信号はCCDプロセス回路120において輝
度信号および色差信号に変換され、A/D変換器122
によってデジタル信号に変換され、フレームメモリ12
4に順次1フレーム分だけ書き込まれる。フレームメモ
リ124から読み出されたデジタルの輝度信号および色
差信号は、さらにRGB変換器426において原色の赤
色デジタル画素信号、緑色デジタル画素信号および青色
デジタル画素信号に変換された後、カラーバランス変更
処理部130に出力される。カラーバランス変更処理部
130以降の処理は第1実施形態と同様である。
【0054】このように、第2実施形態の電子内視鏡装
置においても、第1実施形態と同様、周囲より信号レベ
ル値の低い画素については補色で表示されるので凹部を
際立たせて表示できる。
【0055】図6〜図8を参照して、本発明による電子
内視鏡装置の第3実施形態を説明する。図6は第3実施
形態の電子内視鏡装置全体のブロック図であり、図7は
図6に示す処理画素選択回路の詳細ブロック図、図8は
図6に示す第1擬似色素撒布処理回路530rの詳細ブ
ロック図である。第3実施形態の電子内視鏡装置は、カ
ラーバランス処理を施すべき画素を選択し、選択された
画素について赤色成分、緑色成分および青色成分の全て
の信号レベル値を反転させる点で第2実施形態と異なっ
ているが、その他の構成は第2実施形態と同様であり、
同じ構成については同符号を付し、説明を省略する。
【0056】プロセッサ500は、処理画素選択回路5
25を備え、この処理画素選択回路525にはフレーム
メモリ124から読み出された1フレーム分の輝度信号
の信号レベル値が入力され、この輝度信号レベル値につ
いて周囲画素から窪んでいる画素、具体的には周囲8画
素の輝度信号レベル値の相加平均よりも小さい輝度信号
レベル値を有する画素が検出される。
【0057】図7の詳細ブロック図に示すように、輝度
信号レベル値は一画素ずつ処理画素選択回路525の2
つの一ライン遅延器D1、D2および6つの一画素遅延
器DL1、DL2、DL3、DL4、DL5およびDL
6に順次入力される。一画素遅延器DL3の出力である
中心画素の輝度信号レベル値が減算器1302にそのま
ま入力されると共に、一ライン遅延器D1およびD2
と、5つの一画素遅延器DL1、DL2、DL4、DL
5およびDL6と、フレームメモリ124との出力の相
加平均が減算器1302に入力される。減算器1302
では両者の差ΔYが算出され、差ΔYの符号に対応した
符号フラグデータが擬似色素撒布処理部530の第1擬
似色素撒布処理回路530r、第2擬似色素撒布処理回
路530gおよび第3擬似色素撒布処理回路530bの
それぞれへ出力される。
【0058】図8の第1擬似色素撒布処理回路530r
を代表して説明する。RGB変換器426から出力され
た赤色デジタル画素信号は、第1擬似色素撒布処理回路
530rの反転器1305および遅延器1306の双方
に一画素ずつ入力され、反転器1305は赤色デジタル
画素信号の信号レベル値を反転させて選択器1307に
出力し、遅延器1306は赤色デジタル画素信号の信号
レベル値を何ら変更することなく反転器1305の反転
処理に要する時間だけ遅延させて選択器1307に出力
する。選択器1307はAND回路1303から出力さ
れる信号に基づいて反転器1305または遅延器130
6の何れか一方の出力をD/A変換器142に出力す
る。
【0059】AND回路1303には、処理画素選択回
路525から出力された符号フラグデータと、システム
コントロール回路150から出力されるモードデータと
が入力される。AND回路1303は、モードデータ
が’1’である即ち擬似色素撒布モードが設定されてい
てかつ符号フラグデータが’1’(差データΔYが負の
値)であった場合、即ち擬似色素撒布モードが設定され
ていてかつ中心画素が周囲より窪んでいる場合には、反
転器1305からの出力を選択させるためにデータ’
1’を選択器1307に出力する。一方、モードデータ
が’0’である即ち通常モードが設定されている場合、
またはモードデータが’1’であって且つ符号フラグデ
ータが’0’(差データΔYが0または正の値)である
場合には、カラーバランスを変更する必要が無いので、
AND回路1303は遅延器1306からの出力を選択
させるためにデータ’0’を選択器1307に出力す
る。なお、選択器1307に入力されている赤色デジタ
ル画素信号とAND回路1303から出力される信号と
が共に同じ画素に関するデータとなるように、各回路か
らの出力タイミングが調整される。
【0060】第2および第3擬似色素撒布処理回路53
0gおよび530bは、それぞれ第1擬似色素撒布処理
回路530rと同様の構成を有しており、処理画素選択
回路525から出力された符号フラグデータとシステム
コントロール回路150から出力されるモードデータと
に基づいて、それぞれ擬似色素撒布モードが設定されて
いる場合においてのみ、周囲より窪んでいる画素の信号
レベル値が反転される。
【0061】このように、第3実施形態の電子内視鏡装
置においても、第1および第2実施形態と同様、周囲よ
り信号レベル値の低い画素については補色で表示される
ので凹部を際立たせて表示できる。
【0062】第1および第2実施形態においては、赤色
画素信号、緑色画素信号および青色画素信号それぞれに
ついて反転すべき画素を検出しているため、何れか1つ
の色画素信号が反転されない可能性がある。このような
場合、反転された3色成分を合成した色は、厳密には元
の色の補色とはなり得ない。しかし第3実施形態におい
ては、まず輝度信号に基づいて反転すべき画素を検出し
て、当該画素について全ての色画素信号の信号レベル値
を反転させているので、常に確実に補色で表示すること
ができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電子内視鏡
装置は、凹部に対応する画素について撮像した色に対す
る補色で表示することにより該凹部を強調することがで
きるので、的確に診断することが可能となるという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子内視鏡装置の第1実施形態を
示すブロック図である。
【図2】図1に示す第1擬似色素撒布処理回路に入力さ
れるべき赤色デジタル画素信号をマトリクス状に配列し
て示す模式図である。
【図3】図1に示すプロセッサ内の第1擬似色素撒布処
理回路の詳細ブロック図である。
【図4】プロセッサのシステムコントロール回路におい
て実行されるモードデータ設定ルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図5】本発明による第2実施形態の電子内視鏡装置を
示すブロック図である。
【図6】本発明による第3実施形態の電子内視鏡装置を
示すブロック図である。
【図7】図6に示す処理画素選択回路の詳細ブロック図
である。
【図8】図6に示す第1擬似色素撒布処理回路の詳細ブ
ロック図である。
【符号の説明】
10 スコープ 14 固体撮像素子 100 プロセッサ 130 カラーバランス変更処理部 150 システムコントロール回路 200 モニタ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C061 CC06 HH51 LL02 SS10 WW08 5C054 CC07 CE16 EB05 ED03 ED13 EE06 FC07 HA12 5C065 AA04 BB02 BB07 BB12 CC03 DD02 EE06 EE07 GG05 GG15 GG18 GG21 GG24 GG30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スコープの先端に設けた固体撮像素子か
    ら得られる1フレーム分の色画素信号に基づいてビデオ
    カラー信号を生成し、このビデオカラー信号に基づいて
    モニタ装置の画面に再現カラー画像を表示させる電子内
    視鏡装置であって、 被写体の凹部に相当する色画素信号を検出する検出手段
    と、 前記凹部に相当する画素の色を補色で前記モニタ装置に
    表示させるために前記色画素信号の信号レベル値を変更
    するカラーバランス変更手段とを備えることを特徴とす
    る電子内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 前記カラーバランス変更手段が、前記凹
    部に相当する画素の信号レベル値を、最大信号レベル値
    から前記固体撮像素子から得られた信号レベル値を差し
    引いた値に定めることを特徴とする請求項1に記載の電
    子内視鏡装置。
  3. 【請求項3】 前記色画素信号が、原色の赤色画素信
    号、緑色画素信号および青色画素信号を含み、前記検出
    手段が赤色画素信号、緑色画素信号および青色画素信号
    のそれぞれについて特定画素の信号レベル値がその近接
    周囲8画素の平均信号レベル値に対して低いか否かを検
    出することを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡装
    置。
  4. 【請求項4】 前記色画素信号が輝度信号を含み、前記
    検出手段が前記輝度信号について特定画素の信号レベル
    値がその近接周囲8画素の平均信号レベル値に対して低
    いか否かを検出することを特徴とする請求項1に記載の
    電子内視鏡装置。
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