JP2005073593A - 水性生物の生息体および護岸 - Google Patents

水性生物の生息体および護岸 Download PDF

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Abstract

【課題】 閉鎖性水域などであっても生物蝟集効果を発揮することができる水性生物の生息体および護岸を提供することである。
【解決手段】 水性生物の生息体1は、線材7が不規則に積層されて形成された付着材3が基盤2の一面に設けられ、前記付着材3が筒状に形成され、この付着材3は筒状の中空部4を前方または基盤表面に沿った方向に向けて設けられたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は水性生物の生息体および護岸に関するものである。
従来、水性生物の生息体として使用されているのは、ポーラス状のコンクリートブロックや石、砂利または鋼製構造物などが一般的である。またその他にも、例えば特開2000−356205号公報の発明がある。
特開2000−356205号公報
しかし、上記のような生息体は、閉鎖性水域などの水域環境の悪化している箇所に構築される護岸などには適用されにくく、このような護岸などでは生物蝟集効果を発揮することが困難であった。
本発明は上記のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、閉鎖性水域などであっても生物蝟集効果を発揮することができる水性生物の生息体および護岸を提供することである。
本発明の水性生物の生息体は、線材が不規則に積層されて形成された付着材が基盤の一面に設けられたことを特徴とする。また付着材が筒状に形成され、この付着材は筒状の中空部を前方または基盤表面に沿った方向に向けて設けられたことを含むものである。
また護岸は、線材が不規則に積層されて形成された付着材が基盤の一面に設けられて構成された水性生物の生息体、または線材が不規則に積層されて形成された付着材が筒状に形成され、この付着材は筒状の中空部を前方または基盤表面に沿った方向に向けて設けられた水性生物の生息体が、護岸表面に設置されたことを特徴とする。
また護岸は、線材が不規則に積層されて形成された付着材が護岸表面に設置されたことを特徴とする。また付着材が筒状に形成され、この付着材は筒状の中空部を前方または護岸表面に沿った方向に向けて設けられたことを含むものである。
水性生物の生息体を既存のコンクリート製の護岸や鋼矢板護岸などに簡単に設置することができる。またポーラス状のコンクリートブロックよりも生物蝟集効果を発揮するので、付着性生物が多く付着し、この付着性生物の空隙に生息するカニなどの移動性小動物やそれを餌とする魚類などが集まることにより、多様な生物相の形成および多様な護岸が形成される。したがって、閉鎖性水域などであっても生物蝟集効果を発揮することができる。
合成樹脂製の線材が不規則に積層されて筒状に形成された付着材が基盤の一面に、中空部を前方または表面に沿った方向に向けて設けられて水性生物の生息体が構成される。そして、この水性生物の生息体をコンクリート製の護岸または鋼矢板護岸の護岸表面に設置することにより、多様な生物相を形成することができる。
図1は実施例1の水性生物の生息体(以下生息体という)1であり、この生息体1はコンクリート製の基盤2の一面に筒状の付着体3が適宜間隔をもって突設して構成されている。この付着体3は中空部4を基盤表面5の前方に向けた状態、すなわち基盤表面5とほぼ直交する方向に向けて基盤2に埋設されている。また付着体3は、同図の(4)に示すように、基盤の突起6に嵌合することもできる。このように基盤2に突起6を設けると付着体3を取り付けやすくなる。この付着体3はポリプロピレンを主材料とした太さ2mmの合成樹脂製の線材7が不規則に積層して形成されている。このような生息体1は付着性生物が付着しやすく、しかも筒状の中空部4が付着性生物を餌とするカニや魚類などの移動性小動物の住処になる。
また図2は、複数の生息体1を横並びに連続的に接続したものであり、このように連続的に接続するほか、適宜間隔をもって横方向に並べて使用することもできる。
図3は実施例2の生息体8であり、この生息体8は付着体3を中空部4が基盤表面に沿った方向に向くように適宜間隔をもって基盤2に設けたものであり、これ以外は実施例1の生息体8と同じ構成である。これも上記と同様に、基盤表面5に形成された中空部4が、カニや魚類などの移動性小動物の住処になる。
また図4は、上記と同様に複数の生息体8を横並びに連続的に接続したものであり、このように連続的に接続するほか、適宜間隔をもって横方向に並べて使用することもできる。
図5は実施例3の生息体9であり、この生息体9は所定の大きさの付着体3を基盤2の一面に設けたものであり、これ以外は実施例1の生息体1と同じ構成である。これは基盤2のほぼ全面に付着体9を設けているため、付着性生物が広範囲で付着しやすくなる。
また図6は、上記と同様に複数の生息体9を横並びに連続的に接続したものであり、このように連続的に接続するほか、適宜間隔をもって横方向に並べて使用することもできる。
図7は実施例1の護岸10であり、これは海洋に設けたコンクリート製の直立型護岸であり、護岸前面の干満帯に実施例1の生息体1を適宜間隔ごと、あるいは図2のように、連続的に並べたものである。これは既存の護岸に上記の生息体1を後から設置したものである。このように護岸前面の干満帯に付着性生物が付着しやすい付着体3を設けると、付着性生物の海水濾過作用による水質浄化効果と、付着性生物の表面に集積する小生物を餌とするカニ類や魚類が集まる多様な生物の蝟集効果とがある。さらに、筒状の付着体3が突設されたことにより波の減衰機能と、波の接触時に空気中の酸素を海水中に取り込むことによる曝気機能を発揮することができる。
また図8は実施例2の護岸11であり、この護岸11は実施例2の生息体8を護岸前面の干満帯に設置したものであり、これ以外は上記の護岸10と同じ構成であり、同じ効果を奏するものである。
また図9は実施例3の護岸12であり、この護岸12は筒状の付着体3を護岸前面の干満帯に直接埋設したものであり、新規の護岸を構築するときに形成し、上記の護岸10と同じ効果を奏する。なお、この付着材3は筒状の中空部4を護岸の前方に向けて設けたが、図3のように中空部4を護岸の前面に沿った方向に向けて設けることもできる。
なお、上記の実施例1〜3の護岸10、11、12はコンクリート製の直立型護岸について説明したが、これに限らずその他の護岸、例えば鋼矢板製の護岸にも適用することもできる。
また、図10は河川や湖沼などの護岸10、11であり、この場合は護岸の全面に生息体1、8を設ける。また、この他、図9に示すように、付着体3を護岸全面に直接埋設することもできる。
また図11は本発明の生息体1、8、9と、通常のコンクリートブロックとの付着性生物と移動性生物との種類数を比較した図である。これにより本発明の生息体1、8、9がより多くの付着性生物と移動性生物を集めることができるのを確認することができた。
生息体を護岸前面の干渉帯の設けることにより、波の減衰作用や曝気作用による水質浄化および環境の改善に利用することができる。
(1)は実施例1の生息体の斜視図、(2)は基盤に設けた付着体の斜視図、(3)および(4)は生息体の一部省略断面図である。 図1の生息体を連続的に並べた斜視図である。 (1)は実施例2の生息体の斜視図、(2)は基盤に設けた付着体の斜視図、(3)は生息体の一部省略断面図である。 図3の生息体を連続的に並べた斜視図である。 (1)は実施例3の生息体の斜視図、(2)は生息体の一部省略断面図である。 図5の生息体を連続的に並べた斜視図である。 実施例1の護岸の断面図である。 実施例2の護岸の断面図である。 実施例3の護岸の断面図である。 (1)および(2)は河川や湖沼などの護岸の断面図である。 本発明の生息体とコンクリートブロックとの付着性生物と移動性生物との種類数を比較した図である。
符号の説明
1、8、9 生息体
2 基盤
3 付着体
4 中空部
5 基盤表面
6 突起
7 線材
10、11、12 護岸

Claims (5)

  1. 線材が不規則に積層されて形成された付着材が基盤の一面に設けられてなる水性生物の生息体。
  2. 付着材が筒状に形成され、この付着材は筒状の中空部を前方または基盤表面に沿った方向に向けて設けられたことを特徴とする請求項1に記載の水性生物の生息体。
  3. 請求項1または2の水性生物の生息体が護岸表面に設置されたことを特徴とする護岸。
  4. 線材が不規則に積層されて形成された付着材が護岸表面に設置されたことを特徴とする護岸。
  5. 付着材が筒状に形成され、この付着材は筒状の中空部を前方または護岸表面に沿った方向に向けて設けられたことを特徴とする請求項4に記載の護岸。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011234647A (ja) * 2010-05-07 2011-11-24 Unitika Ltd 直立構造物で構成された人工海岸の環境修復工法

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