JP2005073455A - 可変脈流電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電磁騒音及びスイッチングノイズの発生防止し、負荷電力を木目細かく制御することができる可変脈流電源装置を提供する。
【解決手段】 通電制御可能な整流素子に印加される電圧が逆方向電圧から順方向電圧に変化する時に該通電制御可能な整流素子が通電制御されると、順方向電圧を脈流電圧として出力する整流回路と、交流電圧の周波数に同期して、前記通電制御可能な整流素子を第1の期間通電制御する通電制御手段と、第1の期間の終了後、前記通電制御可能な整流素子の通電制御を第2の期間停止させる遮断制御手段とを有し、第1の期間による通電制御と前記第2の期間による通電制御の停止とが交互に繰り返され、第1の期間と第2の期間の双方又は何れか一方を任意に設定することにより負荷に供給する脈流電力を木目細かく制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は交流電力から脈流電力を得る可変脈流電源装置に関する。
交流電力を整流して脈流電力あるいは脈流電力を平滑した直流電力(以下、これらを「脈流電力」と表示する。)を得る場合において、負荷に供給する脈流電力を制御するときには、整流回路をサイリスタ等の通電制御可能な整流素子で構成し、それらサイリスタ等の通電期間を連続的に制御する可変脈流電源装置が一般的に使用される。しかしサイリスタ等の通電期間を連続的に制御すると、電磁石などの電磁負荷や電源トランスなどから電磁騒音が生じ(特許文献1、段落0004)、また点弧(通電開始)のタイミングで生じるスイッチングノイズが可変脈流電源装置の入出力の電源ラインなどを介して拡散されるという問題がある。
そこで、図12(a)に示すように、交流電圧波形を全波整流して得られる連続脈流電圧波形(図12(b))を構成する導通角180度の脈流電圧波形を単位とし、連続脈流電圧波形の数の整数分の1(整数N=1,2,3,4,5・・)の脈流電圧波形を負荷に出力することにより(図12(b)〜(f))、電磁騒音とスイッチングノイズの発生を防止しつつ、負荷に供給する電力を制御する可変脈流電源装置が用いられている(特許文献1)。
特開2002−136146号公報
しかし、特許文献1のように、連続脈流電圧波形の数を整数分の1とする従来の可変脈流電源装置では、負荷に供給される脈流電力(負荷電力)は、N=1のとき100%、N=2のとき50%、N=3のとき33.3%、N=4のとき25%、N=5のとき12.5%、・・となり、負荷電力は非連続的に制御され、負荷電力制御の分解能の最大値は50%にもなって、例えば電磁石など吸引力を木目細かく制御することができない。即ち、従来の可変脈流電源装置では、電磁騒音及びスイッチングノイズの発生防止と、負荷電力を木目細かく制御することとは両立しない。
本発明は上記問題を解決することを目的としたものであり、電磁騒音及びスイッチングノイズの発生を防ぎ、且つ負荷電力を木目細かく制御できる可変脈流電源装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明によれば、交流電圧を整流して負荷に電力を供給する可変脈流電源装置であって、通電制御可能な整流素子を有して、前記整流素子に印加される電圧が逆方向電圧から順方向電圧に変化する時に、前記整流素子が通電制御されると(通電状態とされると)前記順方向電圧を整流して脈流電圧出力とする整流回路と、前記交流電圧の周波数に同期して、前記整流素子を第1の期間通電制御する通電制御手段と、前記交流電圧の周波数に同期して、前記第1の期間の終了後、前記整流素子の通電制御を第2の期間停止させる遮断制御手段とを有し、前記第1の期間による通電制御と前記第2の期間による通電制御の停止とが交互に繰り返され、前記第1の期間と前記第2の期間の双方又は何れか一方を任意に設定することができる可変脈流電源装置が提供される。
上記本発明に係る可変脈流電源装置によれば、印加電圧が逆方向電圧から順方向電圧に変化する時に通電制御される通電制御可能な整流素子により、整流回路は順方向の電圧を脈流電圧として出力するので、電磁騒音及びスイッチングノイズを生じることがなく、また、通電制御可能な整流素子が通電状態に制御される期間と遮断状態とされる期間との双方又は何れか一方を任意に設定することができるため、負荷電力を広範囲に亘って木目細かく制御するとこができるという可変脈流電源装置として極めて有用な効果を奏することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る可変脈流電源装置を説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る可変脈流電源装置は、単相交流電圧を入力として整流回路が有する通電制御可能な整流素子に印加される交流電圧が逆方向から順方向に変化する時に、該通電制御可能な整流素子が通電制御されると、整流回路が単相交流電圧を全波整流し脈流電圧波形を出力するものであり、整流回路は、通電制御手段で制御され脈流電圧波形(導通角180度)を任意数だけ(第1の期間)連続して出力したのちに、遮断制御手段により通電制御を停止され脈流電圧波形を任意の数(第2の期間)連続して遮断する。該可変脈流電源装置は整流回路において上記の通電・遮断を繰り返すことにより負荷電力を制御するものである。
図1〜図3に示す第1の実施形態における一実施例(実施例1)の可変脈流電源装置1は電源入力端子R,Sに入力される単相交流電圧を全波整流する整流回路10、変極点検出器20、通電制御手段31、遮断制御手段32、計数制御回路40及び通電駆動回路51,52を有している。
整流回路10は、負荷RL側に正電圧を出力するダイオードD11、D12と、負荷RL側から可変脈流電源装置1に戻る電流を通電制御するサイリスタSCR11、SCR12(通電制御可能な整流素子)を有するブリッジ整流回路である。整流回路10は、サイリスタSCR11,SCR12の何れかの印加電圧が逆方向電圧から順方向電圧に変化する点(時点)において、該サイリスタSCR11又はSCR12が点弧されると整流動作状態となり、負荷RL側に脈流電圧波形を出力する。
整流回路10において、サイリスタSCR11、SCR12の印加電圧が逆方向電圧から順方向電圧に変化する点は、電源入力端子R,S間電圧(以下「RS間電圧」)の極性が変化する点(変極点)と一致する。変極点検出器20が有する第1の検出回路21及び第2の検出回路22はRS間電圧の変極点を検出する。
図1及び図2に示すように、フォトカプラPC21を有する第1の検出回路21では、図2(c)及び図3(a)に示すRS間電圧が正極性(電源入力端子Rが正電圧)から負極性(電源入力端子Rが負電圧)に変化する変極点Pnの直前にて、フォトカプラPC21のフォトダイオードが消灯し、フォトカプラPC21のフォトトランジスタが導通状態から遮断状態へと変化する。すると、上記フォトトランジスタの出力は、ローレベル(L)からハイレベル(H)へと変化し(図2(d))、第1の検出回路21は、エッジ生成回路21aにて、図2(e)及び図3(d)に示すように変極点Pnの前後に亘って僅かな幅を有するパルス信号P1nを出力端子21bから出力する。
第1の検出回路21と同様に構成される第2の検出回路22は、RS間電圧が負極性から正極性に変化する変極点Ppの前後に亘って僅かな幅を有するパルス信号P1pを出力端子22bから出力する(図2(f)、図3(e)参照)。
変極点検出器20が有する論理和回路(以下、OR回路)23はパルス信号P1n,P1p(図3(d)及び(e))からクロックパルスCpを得る(図3(f))。60ヘルツの商用交流電源では、クロックパルスCpの周波数は120ヘルツとなる。
脈流電圧波形を任意の数だけ(第1の期間)連続して出力するための通電制御手段31はカウンタであり、入力端子31aに入力されるクロックパルスCpの立ち上がりエッジでカウント動作をする。通電制御手段31は、カウント数設定手段(図示せず)で設定されたカウント数に達すると、出力端子31bから通電状態終了信号Ptを出力し(図3(g))、計数制御回路40によって、エナーブル端子31cがL入力とされてカウント動作を停止する。
脈流電圧波形を任意の数だけ(第2の期間)連続して遮断するための遮断制御手段32もカウンタであり、入力端子32aに入力されるクロックパルスCpの立ち上がりエッジでカウント動作をする。遮断制御手段32は、カウント数設定手段(図示せず)で設定されたカウント数に達すると、出力端子32bから遮断状態終了信号Psを出力し(図3(h))、計数制御回路40によって、エナーブル端子32cがL入力とされてカウント動作を停止する。
計数制御回路40は、通電制御手段31、遮断制御手段32の何れか一方をカウント動作状態とするため、通電制御手段31、遮断制御手段32の夫々のエナーブル端子31c、32cの入力信号を制御する。計数制御回路40は、例えばセット・リセット型フィリップ・フロップ回路で構成され、リセット端子41、セット端子42、Q出力端子43、反転Q出力端子44を有している。Q出力端子43は通電制御手段31のエナーブル端子31cへ、反転Q出力端子44は遮断制御手段32のエナーブル端子32cへ接続されている。
計数制御回路40は、通電制御手段31の通電状態終了信号Ptでリセットされると通電制御手段31のカウント動作を停止させると共に遮断制御手段32のカウント動作を開始させ、遮断制御手段32の遮断状態終了信号Psでセットされると通電制御手段31のカウント動作を開始させると共に遮断制御手段32のカウント動作を停止させる。
通電駆動回路51では、計数制御回路40のQ出力と第1の検出回路21が出力するパルス信号P1nとの論理積(AND)信号P11a(図3(j))にて駆動回路51aがサイリスタSCR11を点弧(通電制御)する。通電駆動回路52では、計数制御回路40のQ出力と第2の検出回路22が出力するパルス信号P1pとの論理積信号P12a(図3(k))にて駆動回路52bがサイリスタSCR12を点弧する。
例えば通電制御手段31のカウント数が2、遮断制御手段32のカウント数が3に設定されているとき、図3(a)に示すように、時刻t0におけるRS間電圧の電圧上昇方向の変極点Ppでカウント動作状態となった通電制御手段31は、時刻t0以後の2つのクロックをカウントすると、2カウント目のクロックの立ち上がり(時刻t1)の直後に、出力端子31bから通電状態終了信号Pt(図3(g))を出力する。すると計数制御回路40はリセットされ、通電制御手段31のカウント動作が停止し、遮断制御手段32がカウント動作状態となる。通電制御手段31のカウント動作期間中、計数制御回路40のQ出力端子43がH出力なので、サイリスタSCR11はP11aで、サイリスタSCR12はP12aで夫々点弧される(通電状態とされる)。
カウント状態となった遮断制御手段32は、時刻t1以後の3つのクロックをカウントすると、3カウント目のクロックの立ち上がり(時刻t2)の直後に、出力端子32bから遮断状態終了信号Ps(図3(h))を出力する。すると計数制御回路40がセットされ、再び通電制御手段31がカウント動作状態となり、遮断制御手段32のカウント動作が停止する。こうして通電制御手段31及び遮断制御手段32は、交互にカウント動作を繰り返す。遮断制御手段32がカウント動作をしている期間中、計数制御回路40のQ出力端子43はL出力なのでサイリスタSCR11,SCR12は何れも点弧されない。
通電制御手段31、遮断制御手段32が、上述のようにカウント数を夫々設定されていると、図3(m)に示すように、時刻t0において、サイリスタSCR12が点弧信号P12aで最初に点弧されて、図3(b)に示す半波整流電流I12(サイリスタSCR12に流れる電流)に対応する脈流電圧波形を一つ出力し、引き続きサイリスタSCR11が点弧信号P11aで点弧されて、図3(c)に示す半波整流電流I11に対応する脈流電圧波形を一つ出力したのち、1周期半に亘り脈流電圧波形三つを連続遮断することになる。
なお各サイリスタSCR11、SCR12の導通制御をより確実にするため、例えば通電駆動回路51は、計数制御回路40のQ出力とP1nの論理積信号を得た後、この論理積信号の前縁から、交流電圧周波数の半周期(位相角180度)の幅を有するパルスを生成し、このパルスでサイリスタSCR11aを通電制御しても良い。通電駆動回路52についても同様である。
こうして可変脈流電源装置1は、通電制御手段31及び遮断制御手段32のカウント数を適宜設定することにより、負荷RLに出力される脈流電圧波形を制御して、負荷電力を木目細かく設定・制御できる。また各サイリスタの点弧はその印加電圧が逆方向電圧から順方向電圧に変化する時に行われるため、可変脈流電源装置1は電磁騒音及びスイッチングノイズを生じない。
ここで、可変脈流電源装置1が脈流電圧波形(全波整流波形)を連続的に負荷RLに供給する場合の負荷電力を100%とすると、負荷電力のパーセンテージは、(脈流電圧波形の出力数)/((脈流電圧波形の出力数)+(脈流電圧波形の遮断数))から求めることができる。
例えば、通電制御手段31のカウント数(脈流電圧波形の出力数)が100のときに遮断制御手段32のカウント数(脈流電圧波形の遮断数)を0とし、通電制御手段31のカウント数が99のときに遮断制御手段32のカウント数を1とし、・・、通電制御手段31のカウント数が0のときに遮断制御手段32のカウント数を100とすることで、負荷電力を100%〜0%の制御範囲に亘り1%の分解能で制御することができる。
また、通電制御手段31のカウント数を0〜90の範囲で設定可能とし、遮断制御手段32のカウント数を10とした場合、負荷電力を0%,9.1%,16.7%,23.1%,・・,89.9%,90%と制御することができる。このように通電制御手段31のカウント数のみを変更することによっても、負荷電力を広範囲に亘り木目細かく制御することができ、負荷電力を大電力にするほど、負荷電力の制御の分解能が向上する。
一方、遮断制御手段32のカウント数を0〜90の範囲で設定可能とし、通電制御手段31のカウント数を10とした場合、負荷電力を100%,90.9%,83.3%,・・,10.1%,10%と制御することができる。このように遮断制御手段32のカウント数のみを変更することによっても、負荷電力を広範囲に亘り木目細かく制御可能であり、負荷電力を小電力にするほど、負荷電力の制御の分解能が向上する。
以上、全波整流の可変脈流電源装置1を一実施例として、本発明の第1の実施形態に係る可変脈流電源装置を説明したが、可変脈流電源装置1において、整流回路10をサイリスタSCR11のみの半波整流回路とし、変極点検出器20を第1の検出回路21のみで構成(クロックパルスCpは電源周波数と同じ周波数になる)すると、第1の実施形態に係る可変脈流電源装置を半波整流にて実現できる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る可変脈流電源装置は、三相交流電圧をトランスにより各相(U相、V相、W相)に分離し、各相に設けられた整流回路が有する通電制御可能な整流素子に印加される交流電圧が逆方向から順方向に変化する時に、該通電制御可能な整流素子が通電制御されると、該通電制御可能な整流素子を有する整流回路が交流電圧を全波整流し脈流電圧波形を出力するものであり、各整流回路は、通電制御手段で制御され脈流電圧波形を任意数だけ(第1の期間)連続して出力したのちに、遮断制御手段により通電制御を停止され脈流電圧波形を任意の数(第2の期間)連続して遮断する。以上のように該可変脈流電源装置は整流回路の通電・遮断を繰り返すことにより負荷電力を制御するものである。
図4〜図6により、第2の実施形態における一実施例(実施例2)の可変脈流電源装置2を説明する。なお第1の実施形態と同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
図4に示すように、三相交流はトランスTu,Tv,Twの図示しない一次側コイルに印加され、トランスTuの二次側出力端子Uh,Uc間にはU相交流電圧が現れ、トランスTvの二次側出力端子Vh,Vc間にはV相交流電圧が現れ、トランスTwの二次側出力端子Wh,Wc間にはW相交流電圧が現れる。U,V,W相の各相交流電圧は、可変脈流電源装置2の各整流回路10a〜10cで夫々全波整流される。
各整流回路10a〜10cは整流回路10と同様に構成され、整流回路10aはダイオードD11a、D12a、サイリスタSCR11a、SCR12aを有し、整流回路10bはダイオードD11b、D12b、サイリスタSCR11b、SCR12bを有し、整流回路10cはダイオードD11c、D12c、サイリスタSCR11c、SCR12cを有している。ダイオードD11a、D12a、D11b、D12b、D11c及びD12cのカソードは夫々接続され、負荷RLに正電圧を出力し、サイリスタSCR11a、SCR12a、SCR11b、SCR12b、SCR11c及びSCR12cのアノードは夫々接続され、負荷RLからの戻り電流が流入する。
U,V,W相の各相交流電圧の変極点検出器20a〜20cは変極点検出器20と同様の機能を有し(但しOR回路を有していない。)、変極点検出器20aはU相電圧(図5(a))からパルス信号P1p、P1n(図5(d)及び(e))を、変極点検出器20bはV相電圧(図5(b))からパルス信号P2p、P2n(図5(f)及び(g))を、変極点検出器20cはW相電圧(図5(c))からパルス信号P3p、P3n(図5(h)及び(j))を夫々発生する。OR回路23aがパルス信号P1n、P1p、P2n、P2p、P3n、P3pの論理和からクロックパルスCp(図5(k))を出力する。
60ヘルツの商用交流電圧では、クロックパルスCpの周波数は、60ヘルツの6倍の360ヘルツとなり、各整流回路10a〜10cのサイリスタ6個を個々に点弧して、1サイクル当たり6個の脈流電圧波形のすべてを個々に導通又は遮断することができる。
ここで、サイリスタSCR12aに流れる電流I12a(U相)を図6(b)に、サイリスタSCR11aに流れる電流I11a(U相)を図6(c)に、サイリスタSCR12bに流れる電流I12b(V相)を図6(d)に、サイリスタSCR11bに流れる電流I11b(V相)を図6(e)に、サイリスタSCR12cに流れる電流I12c(W相)を図6(f)に、そしてサイリスタSCR11cに流れる電流I11c(W相)を図6(g)に示す。
第1の実施例と同様に構成される通電制御手段31、遮断制御手段32及び計数制御回路40を有する通電・遮断制御手段30は、その入力端子30aが通電制御手段31の入力端子31aと遮断制御手段32の入力端子32aとに接続され、通電・遮断制御手段30の出力端子30bは計数制御回路40のQ出力端子43に接続されている。
通電駆動回路53〜56は通電駆動回路51,52と同様に構成され、通電駆動回路51は計数制御回路40のQ出力とパルス信号P1nとの論理積信号P11aでサイリスタSCR11aを点弧し、通電駆動回路52は計数制御回路40のQ出力とパルス信号P1pとの論理積信号P12aでサイリスタSCR12aを点弧し、通電駆動回路53は計数制御回路40のQ出力とパルス信号P2nとの論理積信号P11bでサイリスタSCR11bを点弧し、通電駆動回路54は計数制御回路40のQ出力とパルス信号P2pとの論理積信号P12bでサイリスタSCR12bを点弧し、通電駆動回路55は計数制御回路40のQ出力とパルス信号P3nとの論理積信号P11cでサイリスタSCR11cを点弧し、通電駆動回路56は計数制御回路40のQ出力とパルス信号P3pとの論理積信号P12cでサイリスタSCR12cを点弧する。
例えば通電制御手段31のカウント数が4、遮断制御手段32のカウント数が8に設定されているとき、図6(a)に示すように、U相電圧の変極点Pp(時刻t0)でカウント動作状態となった通電制御手段31は4カウント目のクロックをカウントするとカウント動作を停止し(時刻t1)、代わって遮断制御手段32がカウント動作状態となる。
通電制御手段31のカウント動作期間中には、通電・遮断制御手段30の出力端子30bはH出力なので(図5(j))パルス信号P1p、P3n、P2p及びP1n(図5(d)、(j)、(f)及び(e))が通電駆動回路52,55,54,51によってサイリスタSCR12a、SCR11c、SCR12b及びSCR11aを点弧する(通電状態とする)。
すると、サイリスタSCR12aに流れる電流I12a(図6(b))、サイリスタSCR11cに流れる電流I11c(図6(g))、サイリスタSCR12bに流れる電流I12b(図6(d))及びサイリスタSCR11aに流れる電流I11a(図6(c))に対応する脈流電圧波形が出力される(図6(k)出力電圧)。
通電制御手段31のカウント動作期間の後、遮断制御手段32がクロックパルスCpを8カウントする期間中、すべてのサイリスタSCR11a〜11c,SCR12a〜12cは点弧されない(図6(j)時刻t1〜t2)。遮断制御手段32がクロックパルスCpを8カウントし終わると再び通電制御手段31のカウント動作が行われ脈流電圧波形が出力される(図6(j)時刻t2〜t3)。
なお各サイリスタSCR11〜SCR11c、SCR12a〜SCR12cの導通制御をより確実にするため、例えば通電駆動回路51は、通電・遮断制御手段30の出力端子30bの出力とP1nの論理積信号を得た後、この論理積信号の前縁から、三相交流電圧周波数の半周期(位相角180度)の幅を有するパルスを生成し、このパルスでサイリスタSCR11aを通電制御しても良い。通電駆動回路52〜56についても同様である。
こうして可変脈流電源装置2は、通電制御手段31及び遮断制御手段32のカウント数を適宜設定することにより、負荷RLに出力される脈流電圧波形を制御して、負荷電力を木目細かく設定・制御できる。また各サイリスタはその印加電圧が逆方向電圧から順方向電圧に変化する時に点弧されるため、可変脈流電源装置2は電磁騒音及びスイッチングノイズを生じない。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る可変脈流電源装置は、商用三相交流電圧を全波整流する整流回路を有し、この整流回路が有する通電制御可能な整流素子に印加される交流電圧が逆方向から順方向に変化する時に、該通電制御可能な整流素子が通電制御されると三相交流電圧を全波整流し脈流電圧波形を出力するものであり、整流回路は、通電制御手段で制御され脈流電圧波形を任意数だけ(第1の期間)連続して出力したのちに、遮断制御手段により通電制御を停止され脈流電圧波形を任意の数(第2の期間)連続して遮断する。該可変脈流電源装置は整流回路の上記通電・遮断を繰り返すことにより負荷電力を制御するものである。
図7,8により、第3の実施形態における一実施例(実施例3)の可変脈流電源装置3を説明する。可変脈流電源装置3は全波整流回路を構成する整流素子をすべて導通制御可能な整流素子とするものである。なお実施例1,2と同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
図7に示すように、電源入力端子R,S,Tには三相交流電圧が入力される(その波形を図8(a)に示す。電源入力端子Rの電圧波形は実線、電源入力端子Sの電圧波形は破線、電源入力端子Tの電圧波形は一点鎖線で示す)。ここで、電源入力端子R,S間電圧(RS間電圧)をU相電圧、電源入力端子S,T間電圧(ST間電圧)をV相電圧、電源入力端子T,R間電圧(TR間電圧)をW相電圧とする。
三相ブリッジ整流回路(整流回路10d)を構成するサイリスタSCR11a〜SCR11cのアノードは夫々電源入力端子R,S,Tに接続され、サイリスタSCR11a〜SCR11cのカソードは相互に接続されて負荷RLに正電圧を出力する。サイリスタSCR12a〜SCR12cのカソードは夫々電源入力端子R,S,Tに接続され、サイリスタSCR12a〜SCR12cのアノードは相互に接続され負荷RLからの戻り電流が流入するようになっている。
サイリスタSCR11a〜SCR11c,SCR12a〜SCR12cがすべて点弧されると、電源入力端子R,S,Tに入力された三相交流電圧は全波整流され、60度の位相差で山(ピーク)を有する正極性の脈流電圧波形が出力される(図8(b))。なお、負荷RLに脈流電流を流すためには、サイリスタSCR11a〜SCR11cの何れか1つのサイリスタが点弧して電流を負荷RL側に流し出し、且つサイリスタSCR12a〜SCR12cの何れか1つサイリスタが点弧して負荷RL側からの戻り電流を流さなければならない。
各サイリスタの印加電圧が逆方向電圧から順方向電圧に変化する時に当該各サイリスタの点弧を行うため、図7に示すように、変極点検出器20aはU相電圧からパルス信号P1p、P1nを、変極点検出器20bはV相電圧からパルス信号P2p、P2nを、変極点検出器20cはW相電圧からパルス信号P3p、P3nを夫々出力する。OR回路23aはパルス信号P1n、P1p、P2n、P2p、P3n、P3pの論理和からクロックパルスCp(交流電圧周波数の6倍)を得ている。
図8(a)(c)は各U,V,W相電圧からパルス信号P1n、P1p、P2n、P2p、P3n、P3pを得る様子を説明する位相図である。U相電圧(RS間電圧)が負極性から正極性に変化する変極点Pp1は、電源入力端子Rの電圧波形(実線)が電源入力端子Sの電圧波形(破線)と交差して電源入力端子Sの電圧より高くなる点である。U相電圧が正極性から負極性に変化する変極点Pn1は、電源入力端子Rの電圧波形が電源入力端子Sの電圧波形と交差して電源入力端子Sの電圧より低くなる点である。
V相電圧(ST間電圧)の変極点Pp2は、電源入力端子Sの電圧波形(破線)が電源入力端子Tの電圧波形(一点鎖線)と交差して電源入力端子Tの電圧より高くなる点である。V相電圧の変極点Pn2は、電源入力端子Sの電圧波形が電源入力端子Tの電圧波形と交差して電源入力端子Tの電圧より低くなる点である。
W相電圧(TR間電圧)の変極点Pp3は、電源入力端子Tの電圧波形(一点鎖線)が電源入力端子Rの電圧波形(実線)と交差して電源入力端子Rの電圧より高くなる点である。W相電圧の変極点Pn3は、電源入力端子Tの電圧波形が電源入力端子Rの電圧波形と交差して電源入力端子Rの電圧より低くなる点である。図8(c)に示すように、クロックパルスCpは、パルス信号P3n、P2p、P1n、P3p、P2n、P1p、P3nの順で並んだパルスとなる(図8(c))。
図7に示すように、OR回路61はパルス信号P1n、P3pに基づく通電駆動回路51,56の論理和信号(Rn)をえてサイリスタSCR12aを駆動し、OR回路62はパルス信号P1p、P3nに基づく通電駆動回路52,55の論理和信号(Rp)をえてサイリスタSCR11aを駆動し、OR回路63はパルス信号P2n、P1pに基づく通電駆動回路53,52の論理和信号(Sn)をえてサイリスタSCR12bを駆動し、OR回路64はパルス信号P2p、P1nに基づく通電駆動回路54,51の論理和信号(Sp)をえてサイリスタSCR11bを駆動し、OR回路65はパルス信号P3n、P2pに基づく通電駆動回路55,54の論理和信号(Tn)をえてサイリスタSCR12cを駆動し、OR回路66はパルス信号P3p、P2nに基づく通電駆動回路56,53の論理和信号(Tp)をえてサイリスタSCR11cを駆動する。
通電制御手段31のカウント数を4とし、遮断制御手段32のカウント数を3と設定した場合において、パルス信号P3nの前縁(立ち上がりエッジ、時刻t0)で通電制御手段31がカウント動作状態となるとき、通電制御手段31はパルス信号P2p、P1n、P3p、P2nによるクロックパルスCpをカウントしてその動作を停止する。引き続き遮断制御手段32がパルス信号P1p、P3n、P2pによるクロックパルスCpをカウントしてその動作を停止する。そして再び通電制御手段31がカウント動作を行う。
図8(d)は通電・遮断制御手段30の出力端子30bの出力を示す。時刻t0に通電制御手段31がカウント動作を始めると、パルス信号P3nに基く通電駆動回路55の信号が入力されるOR回路62の出力(Rp)及びOR回路65の出力(Tn)がサイリスタSCR11a、SCR12cを夫々点弧する(図8(e)、(f))。時刻t1では、パルス信号P2pに基く通電駆動回路54の信号が入力されるOR回路64の出力(Sp)及びOR回路65の出力(Tn)がサイリスタSCR11b、SCR12cを点弧する(図8(f)、(g))。こうして二つのサイリスタの点弧が4回連続して(4カウント)行われ、時刻t0から、整流回路10dは60度の位相差がある4つの山を有する脈流電圧波形を出力する(図8(k))。
通電制御手段31のカウント動作停止後、遮断制御手段32が3カウントのカウント動作を停止するまで、整流回路10dが有する何れのサイリスタも点弧されない。遮断制御手段32のカウント動作が終了すると、時刻t2から通電制御手段31が再び4カウントのカウント動作を開始し前述(時刻t0からの脈流電圧波形)と同じように脈流電圧波形が負荷RLに印加される(図8(k))。
なお各サイリスタSCR11〜SCR11c、SCR12a〜SCR12cの導通制御をより確実にするため、例えば通電駆動回路51は、通電・遮断制御手段30の出力端子30bの出力とP1nの論理積信号を得た後、この論理積信号の前縁から、三相交流電圧周波数の半周期(位相角180度)の幅を有するパルスを生成し、このパルスでサイリスタSCR12a、およびSCR11bを通電制御しても良い。通電駆動回路52〜56についても同様である。
こうして可変脈流電源装置3は、通電制御手段31及び遮断制御手段32のカウント数を適宜設定することにより、負荷RLに出力される脈流電圧波形を制御して、負荷電力を木目細かく設定・制御できる。また各サイリスタはその印加電圧が逆方向電圧から順方向電圧に変化する時に点弧されるため、可変脈流電源装置3は電磁騒音及びスイッチングノイズを生じない。
図9,図10により、第3の実施形態における他の実施例(実施例4)の可変脈流電源装置4を説明する。可変脈流電源装置4は三相全波整流回路が負荷に正電圧を出力する整流素子を導通制御可能な整流素子とするものである。なお実施例1〜3と同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
図9、図10(a)に示すように、電源入力端子R,S,Tには三相交流電圧が入力される。実施例3と同じくRS間電圧をU相電圧、ST間電圧をV相電圧、TR間電圧をW相電圧とする。三相ブリッジ整流回路(整流回路10e)では、サイリスタSCR11a〜SCR11cが負荷RLに正電圧を出力し、負荷RLからの戻り電流はダイオードD12a〜D12cに流入する。ダイオードD12a〜D12cのカソードは夫々電源入力端子R,S,Tに接続されている。
サイリスタSCR11a〜SCR11cがすべて点弧されると、電源入力端子R,S,Tに入力された三相交流電圧は全波整流され、60度の位相差で山を有する正極性の脈流電圧波形が連続的に出力される(図10(b))。従って全波整流出力電圧波形は1周期のあいだに6個の山を有している。即ち、サイリスタSCR11a〜SCR11cは、夫々連続して2個の山を有する全波整流出力電圧波形を出力している。サイリスタSCR11a〜SCR11cの何れか一つのサイリスタが点弧すれば、負荷RLへ流れる整流電流はダイオードD12a,12b,12cの何れかに戻り、整流回路10eは脈流電流を流すことができる。
各サイリスタの印加電圧が逆方向電圧から順方向電圧に変化する時に当該各サイリスタの点弧を行うため、図9に示すように、変極点検出器20aはU相電圧からパルス信号P1nを、変極点検出器20bはV相電圧からパルス信号P2nを、変極点検出器20cはW相電圧からパルス信号P3nを夫々出力する。OR回路23bはパルス信号P1n、P2n、P3nの論理和からクロックパルスCp(交流電圧周波数の3倍)を得ている。クロックパルスCpは、パルス信号P3n、P1n、P2n、P3nといった順で並んだパルスとなる(図10(c))。
図9に示すように、U相電圧(RS間電圧)の変極点Pn1において通電駆動回路51は電源入力端子Sに接続されたサイリスタSCR11bを駆動し、V相電圧(ST間電圧)の変極点Pn2において通電駆動回路53は電源入力端子Tに接続されたサイリスタSCR11cを駆動し、そしてW相電圧(TR間電圧)の変極点Pn3において通電駆動回路55は電源入力端子Rに接続されたサイリスタSCR11aを駆動する。なお、図9中、通電駆動回路51,53,54の出力をSp,Tp,Rpで表示する。
通電制御手段31のカウント数を2とし、遮断制御手段32のカウント数を2と設定した場合において、パルス信号P3nの前縁(立ち上がりエッジ、時刻t0)で通電制御手段31がカウント動作状態となるとき、通電制御手段31はパルス信号P1n、P2nの2つのパルスによるクロックパルスCpをカウントしてその動作を停止する。引き続き遮断制御手段32がパルス信号P3n、P1nの2つのパルスによるクロックパルスCpをカウントしてその動作を停止する。そして再び通電制御手段31がカウント動作を行う。
図10(d)は通電・遮断制御手段30の出力端子30bの出力を示す。時刻t0に通電制御手段31がカウント動作を始めるときパルス信号P3n(時刻t0)のタイミングでサイリスタSCR11aが点弧され(図10(e))、次のパルス信号P1n(時刻t1)のタイミングでサイリスタSCR11bが点弧される(図10(f))。
すると点弧された(通電状態とされた)サイリスタSCR11aは時刻t0から連続する2個の山を有する全波整流電圧波形を出力し、サイリスタSCR11bは時刻t1から連続する2個の山を有する全波整流電圧波形を出力する。従って、点弧された二つのサイリスタSCR11a,SCR11bは時刻t0から連続する4個の山を有する全波整流出力電圧波形を出力する(図10(h))。
通電制御手段31のカウント動作停止後、遮断制御手段32が2カウントのカウント動作を停止するまで、整流回路10eが有する何れのサイリスタも点弧されない。遮断制御手段32によるカウント動作が終了すると通電制御手段31が2カウントのカウント動作を再開し(時刻t2)、再び整流電流波形が負荷RLに流れる(図10(h))。
なお各サイリスタSCR11a、SCR11b、SCR11cの導通制御をより確実にするため、例えば通電駆動回路51は、通電・遮断制御手段30の出力端子30bの出力とP1nの論理積信号を得た後、この論理積信号の前縁から、位相角240度の幅を有するパルスを生成し、このパルスでサイリスタSCR11aを通電制御しても良い。通電駆動回路53,54についても同様である。
こうして可変脈流電源装置4は、通電制御手段31及び遮断制御手段32のカウント数を適宜設定することにより、負荷RLに出力される脈流電圧波形を制御して、負荷電力を木目細かく設定・制御できる。また各サイリスタはその印加電圧が逆方向電圧から順方向電圧に変化する時に点弧されるため、可変脈流電源装置4は電磁騒音及びスイッチングノイズを生じない。
上記、可変脈流電源装置4は負荷に正電圧を出力する整流素子に導通制御可能な整流素子を使用するが、負荷RLからの戻り電流を導通制御可能な整流素子で制御する可変脈流電源装置も構成可能である。
なお、何れの実施形態においても負荷は電磁負荷に限定さず、例えば二次電池などでもよい。また図11(a)に示すように容量性負荷(例えば抵抗RとコンデンサCの並列接続負荷)の場合には、整流回路と負荷との間にコイルLを介在させ、いわゆるチョークインプット型平滑回路を構成して整流回路の出力電圧を平滑するとともに、容量性負荷の影響を受けることなく整流回路10fの出力電圧波形を脈流電圧波形(図11(b))に維持することができる。
また、通電制御可能な整流素子はサイリスタに限定されない。通電制御手段は通電制御可能な整流素子を通電する期間を定めるものであり、遮断制御手段は通電制御可能な整流素子を遮断する期間を定めるものであり、この趣旨を逸脱しない範囲で変形して実施することができる。
本発明の第1の実施形態における可変脈流電源装置の概略構成を示す図である(実施例1)。 (a)及び(b)は図1の可変脈流電源装置が有する変極点検出器の概略構成を示し、(c)〜(f)は変極点検出の様子を示す波形図である。 図1に示す可変脈流電源装置による負荷電力制御の様子を示す図である。 本発明の第2の実施形態における可変脈流電源装置の概略構成を示す図である(実施例2)。 図4に示す可変脈流電源装置における変極点を示す図である。 図4に示す可変脈流電源装置による負荷電力制御の様子を示す図である。 第3の実施形態における一実施例の可変脈流電源装置の概略構成を示す図である(実施例3)。 図7に示す可変脈流電源装置による負荷電力制御の様子を示す図である。 第3の実施形態における他の実施例の可変脈流電源装置の概略構成を示す図である(実施例4)。 図9に示す可変脈流電源装置による負荷電力制御の様子を示す図である。 本発明に係る可変脈流電源装置が有する整流回路に対する容量性負荷の影響を軽減する概略構成例を示す図である。 従来の可変脈流電源装置による負荷電力制御の様子を示す図である。
符号の説明
1,2,3,4 可変脈流電源装置
10,10a,10b,10c,10d,10e 整流回路
SCR11,11a,11b,11c サイリスタ(通電制御可能な整流素子)
SCR12,12a,12b,12c サイリスタ(通電制御可能な整流素子)
31 通電制御手段
32 遮断制御手段
Tu,Tv,Tw トランス

Claims (3)

  1. 交流電圧を整流して負荷に電力を供給する可変脈流電源装置であって、
    通電制御可能な整流素子を有して、前記整流素子に印加される電圧が逆方向電圧から順方向電圧に変化する時に、前記整流素子が通電制御されると前記順方向電圧を整流して脈流電圧出力とする整流回路と、
    前記交流電圧の周波数に同期して、前記整流素子を第1の期間通電制御する通電制御手段と、
    前記交流電圧の周波数に同期して、前記第1の期間の終了後、前記整流素子の通電制御を第2の期間停止させる遮断制御手段とを有し、
    前記第1の期間による通電制御と前記第2の期間による通電制御の停止とが交互に繰り返され、前記第1の期間と前記第2の期間の双方又は何れか一方を任意に設定し得ることを特徴とする可変脈流電源装置。
  2. 前記交流電圧はトランスにより各相毎に分離された三相交流電圧であり、前記整流回路は前記各相毎に設けられたものであることを特徴とする請求項1に記載の可変脈流電源装置。
  3. 前記交流電圧は商用三相交流電圧であり、前記整流回路は三相全波整流回路であることを特徴とする請求項1に記載の可変脈流電源装置。
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