JP2005072970A - 電力線重畳モデムを用いたネットワークシステム、そのシステムに用いられる端末およびサーバ - Google Patents

電力線重畳モデムを用いたネットワークシステム、そのシステムに用いられる端末およびサーバ Download PDF

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Abstract

【課題】 PLCを用いたネットワークにおける端末の省電力化を図る。
【解決手段】 ネットワークシステムは、サーバと複数の端末とを含み、端末間の通信はサーバ2000を介してのみ可能であり、サーバ2000は端末A1000から端末C1200への発信要求および通信データを受信して記憶して、端末C1200からの受信要求に応答して記憶された通信データを端末C1200に送信する。端末は、サーバ2000と通信する通信回路と、他の端末への発信要求がないと自己の動作状態を休眠状態に変更して消費電力を低減させる第1制御回路と、休眠状態から通常状態に変更する第2の制御回路と、通常状態に変更されたことに応答して、サーバ2000に受信要求を送信する送信回路と、サーバ2000からの応答に基づいて、サーバ2000に受信すべきデータが記憶されている場合には通信データを受信する受信回路とを含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電力線重畳モデム(PLC:Power Line Communication)を用いたネットワークシステムに関し、特に、サーバと端末とを含むシステムにおいて省電力化を効率的に実現する技術に関する。
PLCのように、受信の場合に、キャリアセンスが必要である通信装置の場合において、送信処理や受信処理を行なっていない状態の時には、いつでも通信が可能なように常にキャリアセンス処理を継続しておく必要性がある。トラフィックの少ないネットワークの場合、ネットワークに接続されたそれぞれの端末は、待機状態にあることが多くても、キャリアセンス処理を継続して実行し続けている。このため、この処理を実行する回路において電力が消費され続ける。一方、このような電力の無駄を省くために、キャリアセンス処理を停止すると、キャリアセンス停止中はその端末宛ての送信ができないことになり、キャリアセンス処理を継続して実行せざるを得なかった。
すなわち、従来のPLCの通信方式および通信装置では、常に受信可能な状態を維持しなければ、送信されてくるデータを取りこぼすおそれがあり、実際にトラフィックが少なくても(事実上の待機状態であっても)、受信のキャリアセンス処理に関する回路ブロックは常時動作していなければならず、このことにより消費電力が減らないという問題があった。
PLCに直接関連するものではないが、このような問題に関連する以下の先行技術がある。特開2001−75688号公報(特許文献1)は、省エネ機能を備えた電子メール端末装置を開示する。この電子メール端末装置は、電子メールを用いて情報を送受信する電子メール端末装置であって、ローカルエリアネットワークに接続するとともに、ローカルエリアネットワークを介して電子メールデータをやりとりするためのローカルエリアネットワーク通信回路と、待機状態が所定時間継続すると上記ローカルエリアネットワーク通信回路および装置本体を省エネモードに移行するとともに、所定のイベント発生時に省エネモードを解除する省エネ制御回路とを備える。
特許文献1に開示された電子メール端末装置によると、電子メールの取得動作と電子メールの送信動作を行なうとき以外は、ローカルエリアネットワーク通信回路をスリープモード(省エネモード)にセットしているので、ローカルエリアネットワークユニットにおける消費電力を大幅に削減できる。
特開2001−75688号公報
しかしながら、特許文献1に開示された電子メール端末装置に適用される省エネ技術は、電子メールの送受信に関する技術であって、上述したPLCに適合するものではない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、PLCを用いたネットワークにおいて効率的に省電力化を実現することができる、電力線重畳モデムを用いたネットワークシステム、そのシステムに用いられる端末およびサーバを提供することである。
この発明に係るネットワークシステムは、電力線重畳モデムを用いたネットワークシステムであって、ネットワークシステムは、サーバと複数の端末とを含み、第1の端末と、第1の端末とは異なる第2の端末との間の通信は、サーバを介してのみ可能である。端末は、ネットワークを介してサーバと通信するための通信手段と、自己から他の端末への発信要求の有無に応じて自己の動作状態を変更して消費電力を低減させるための第1の制御手段とを含む。サーバは、ネットワークを介して複数の端末と通信するための通信手段と、第1の端末から、第2の端末への発信要求および通信データを受信するための受信手段と、受信した発信要求および通信データを記憶するための記憶手段と、第2の端末から受信要求を受信したことに応答して、記憶手段に記憶された通信データを、第2の端末に送信するための送信手段とを含む。端末はさらに、自己の動作状態を、消費電力を低減させる状態からそれ以外の状態に変更するように制御するための第2の制御手段と、消費電力を低減させる状態から変更されたことに応答して、サーバに受信要求を送信するための送信手段と、サーバから通信データを受信するための受信手段とを含む。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
<第1の実施の形態>
以下、本発明の第1の実施の形態に係るネットワークシステムについて説明する。図1に、本実施の形態に係るネットワークシステムの全体構成図を示す。
図1に示すように、このネットワークシステムは、PLC端末A1000、PLC端末B1100、PLC端末C1200、PLC端末D1300およびPLC端末E1400などのPLC端末と、それらのPLC端末とネットワーク1500で接続されたサーバ2000とを含む。
本実施の形態に係るネットワークシステムにおいては、PLC端末間の通信をサーバ2000を経由して実行する点が特徴である。すなわち、PLC端末A1000からPLC端末C1200に通信を行なう場合には、PLC端末A1000から直接的にPLC端末C1200に通信データを送信することができない。PLC端末A1000からサーバ2000に通信データを送信し、サーバ2000からPLC端末C1200に通信データが送信されることにより、PLC端末A1000からPLC端末C1200への通信データの送受信を行なうことができる。
このような状態で、このネットワークシステム上に、通信トラフィックがない場合を想定する。本発明の実施の形態に係るネットワークシステムにおいては、各PLC端末は、ユーザやアプリケーションによる送信の要求がない場合や、受信の予定がない場合は動作を休む「休眠状態(スリープ状態)」になる点が特徴である。
なお、図1に示すネットワークシステムの構成は一例であって、本発明はこの構成に限定されるものではない。
図2を参照して、図1に示すPLC端末について説明する。なお、図1に示すPLC端末A1000、PLC端末B1100、PLC端末C1200、PLC端末D1300およびPLC端末E1400はすべて同じハードウェア構成を有する。以下の説明では、PLC端末A1000を代表して説明する。
図2に示すように、PLC端末A1000は、ネットワーク1500に接続された入力ポート1004と、入力ポート1004にそれぞれ接続されたAD(Analog to Digital)変換器1005およびDA(Digital to Analog)変換器1006と、AD変換器1005に接続された復調回路1008と、DA変換器1006に接続された変調回路1009と、復調回路1008に接続されたキャリアセンス回路1007と、AD変換器1006およびDA変換器1006に動作クロックを供給するクロック源(PLLなど)1001とを含む。また、これらの回路は、制御回路1010により制御される。
PLC端末1000は、制御回路1010に接続されたタイマ(1)1011と、タイマ(2)1012とをさらに含む点が特徴である。タイマ(1)1011は、休眠状態から復帰するためのタイマであって、タイマ(1)1011によるタイマ値が制御回路1010に入力される。タイマ(2)1012は休眠状態へ移行するためのタイマであって、タイマ(2)1012から制御回路1010へタイマ値が入力される。また、制御回路1010からタイマ(1)1011またはタイマ(2)1012に、タイマ・動作Enable信号がそれぞれ送信される。
このような構成を有するPLC端末1000においては、入出力ポート1004、AD変換器1005、キャリアセンス回路1007および復調回路1008が休眠対象となる回路ブロックである。タイマ(1)1011またはタイマ(2)1012からのタイマ値に基づいて制御回路1010が休眠回路からの復帰および休眠回路への移行を判断して、制御回路1010がトランジスタ1002を用いて入出力ポート1004への電力供給を停止したり復帰させたりする。また、制御回路1010はクロックドライバ1003を用いてAD変換器1005、キャリアセンス回路1007および復調回路1008へ供給される動作クロックを停止したり復帰させたりする。
なお、タイマ(1)1011は休眠状態から復帰するためのタイマであって、タイマ(2)1012は休眠状態へ移行するためのタイマであるため、それらが同時に操作することのないように構成されている。
図3を参照して、本実施の形態に係るネットワークシステムにおけるサーバ200と送信元端末(ここではPLC端末A1000とする)において実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、サーバ2000も図2を用いて説明したPLC端末A1000と同様のハードウェア構成を有するものであってもよいし、汎用的なコンピュータであってもよい。
ステップ(以下、ステップをSと略す。)100にて、サーバ2000は、PLC端末からネットワーク1500を介してパケットを受信したか否かを判断する。パケットを受信すると(S100にてYES)、処理はS102へ移される。もしそうでないと(S100にてNO)、処理はS100へ戻され、パケットを受信するまで待つ。
S102にて、サーバ2000は、パケット内容を解析する。S104にて、サーバ2000は、受信したパケットの内容が、読出要求であるか、問合せ要求であるか、端末間通信要求であるか、のいずれであるかを判断する。パケット内容が読出要求であると(S104にて読出要求)、処理はS106へ移される。パケット内容が問合せ要求であると(S104にて問合せ要求)、処理はS108へ移される。パケット内容が端末間通信要求であると(S104にて端末間通信要求)、処理はS110へ移される。
S106にて、サーバ2000は送信先のPLC端末のパケットキューの先頭データ(端末間通信データのパケット)を返信する。
S108にてサーバ2000は、送信先のPLC端末のパケットキュー状況(データ保持量)を返信する。
S110にて、サーバ2000は、送信先の端末に受信パケット(端末間通信データのパケット)を送信する。
S112にて、サーバ2000は、送信先のPLC端末から確認応答を受信したか否かを判断する。確認応答を受信すると(S112にてYES)、処理はS114へ移される。もしそうでないと(S112にてNO)、処理はS116へ移される。
S114にて、サーバ2000は、受信パケットデータを破棄する。その後、処理はS100へ戻される。
S116にて、サーバ2000はタイムアウトであるか否かを判断する。この判断は、S110の処理を開始した後、予め定められたタイマ値を経過するとタイムアウトと判断される。タイムアウトになると(S116にてYES)、処理はS118へ移される。もしそうでないと(S116にてNO)、処理はS112へ戻され、PLC端末から確認応答を受信するまで待つ。
S118にて、サーバ2000は、受信パケットデータを送信先端末用のパケットキューに保持する。その後、処理はS100へ戻される。
さらに図3を参照して、送信元端末であるPLC端末A1000で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
S200にて、PLC端末A1000は、休眠モードで動作している。S202にて、PLC端末A1000は送信要求を検知したか否かを判断する。この判断は、PLC端末A1000のユーザがPLC端末Aの操作ボタンにより送信要求を入力したことにより行なわれる。送信要求を検知すると(S202にてYES)、処理はS204へ移される。もしそうでないと(S202にてNO)、処理はS200へ戻され、休眠モードを継続する。
S204にて、PLC端末A1000は通常モードに移行する。このとき、前述した図2に示す制御ブロック図において制御回路1010がトランジスタ1002およびクロックドライバ1003を制御することにより通常モードに移行する。
S206にて、PLC端末A1000は送信パケットを作成する。S208にて、PLC端末A1000はサーバ2000にパケットを送信する。
S210にて、PLC端末A1000は休眠移行タイムアップになったか否かを判断する。この判断は、制御回路1010に入力されるタイマ(2)1012からのタイマ値に基づいて行なわれる。休眠移行タイムアップになると(S210にてYES)、処理はS212へ移される。もしそうでないと(S210にてNO)、処理はS210へ戻され、休眠モードには移行しない。なお、S210にてNOの場合S204へ処理を戻すようにしてもよい。
S212にて、PLC端末A1000は休眠モードに移行する。このとき、図2に示した制御回路1010がトランジスタ1002とクロックドライバ1003とを用いて、休眠モードに移行する。その後、処理はS200へ戻される。
図4を参照して、本実施の形態に係るネットワークシステムにおける送信先端末(ここではPLC端末C1200とする)において実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、図4におけるサーバ2000において実行されるプログラムは、図3においてサーバ2000において実行されるプログラムと同じである。それぞれのフローチャートにおけるサーバ2000で実行されるプログラムには同じステップ番号を付してあるため、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
S300にて、PLC端末C1200は、休眠モードで作動している。S302にて、PLC端末C1200は、休眠復帰タイムアップに到達したか否かを判断する。この判断は、制御回路1010にタイマ(1)1011から入力されたタイマ値に基づいて行なわれる。休眠復帰タイムアップになると(S302にてYES)、処理はS304へ移される。もしそうでないと(S302にてNO)、処理はS300へ戻され、休眠モードを継続する。
S304にて、PLC端末C1200は、通常モードに移行する。このとき、前述の図2に示した制御回路1010がトランジスタ1002およびクロックドライバ1003を用いて通常モードに移行する。
S306にて、PLC端末C1200は、問合せパケットを作成する。S308にて、PLC端末C1200は、サーバ2000に問合せパケット(問合せ要求)を送信する。
S310にて、PLC端末C1200は、サーバ2000からパケットキュー状況を受信したか否かを判断する。この判断は、サーバ2000において実行されるプログラムのS108の、パケットキュー状況をPLC端末C1200に送信する処理に対応する。パケットキュー状況をサーバ2000から受信して、データがあると(S310にてデータあり)、処理はS312へ移される。もしそうでないと(S310にてデータなし)、処理はS300へ移され、休眠モードに移行する。
S312にて、PLC端末C1200は、読出パケットを作成する。S314にて、PLC端末C1200は、サーバ2000に読出パケット(読出要求)を送信する。
S316にて、PLC端末C1200は、端末間通信パケットを受信したか否かを判断する。これは、サーバ2000において実行されるS106の、パケットキューデータの先頭データをPLC端末C1200に送信する処理に対応する。端末間通信パケットをサーバ2000から受信すると(S316にてYES)、処理はS318へ移される。もしそうでないと(S316にてNO)、処理はS316へ戻され、サーバ2000からの端末間通信パケットの受信を待つ。
S318にて、PLC端末C1200は、受信完了パケットを作成する。S320にて、PLC端末C1200は、サーバ2000に受信完了パケットを送信する。
S322にて、PLC端末C1200は、休眠移行タイムアップに到達したか否かを判断する。この判断は、制御回路1010に入力されたタイマ(2)1012からのタイマ値に基づいて行なわれる。休眠移行タイムアップになると(S322にてYES)、処理はS324へ移される。もしそうでないと(S322にてNO)、処理はS322へ戻され休眠移行タイムアップするまで通常モードで動作する。なお、S322にてNOの場合には、処理をS304に戻すようにしてもよい。
S324にて、PLC端末C1200は、休眠モードに移行する。このとき、図2に示す制御回路1010がトランジスタ1002およびクロックドライバ1003を用いて休眠モードに移行する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係るネットワークシステムの動作について説明する。なお、以下の動作の説明では、PLC端末A1000からPLC端末C1200への通信データの送受信について説明する。
PLC端末A1000は休眠モード中に(S200)、ユーザが送信要求を行なうと(S202にてYES)、PLC端末A1000が通常モードに移行する(S204)。送信パケットが作成され(S206)、PLC端末A1000からサーバ2000にパケットが送信される(S208)。その後、PLC端末A1000は休眠移行タイムアップになるまで、何ら処理が行なわれないと(S210にてYES)、休眠モードに移行する(S212)。
PLC端末A1000からパケットを受信したサーバ2000は(S100にてYES)、パケット内容を解析し(S102)、パケット内容が端末間通信要求であるため(S104)、送信先の端末であるPLC端末C1200に受信パケットを送信する(S110)。
このとき、図4に示すフローチャートにおいて、送信先端末であるPLC端末C1200が休眠モード(S300)であると、サーバ2000は確認応答をタイムアウトまでに受信することができない(S112にてNO、S116にてYES)。そのため、サーバ2000はPLC端末1000から受信した受信パケットデータを送信先端末用(PLC端末C1200)用のパケットキューに保持する。
送信先端末であるPLC端末C1200が休眠モード中に(S300)、休眠復帰タイムアップになると(S302にてYES)、PLC端末C1200が通常モードに移行する(S304)。PLC端末C1200は問合せパケットを作成し(S306)、サーバ2000に問合せパケット(問合せ要求)を送信する(S308)。
サーバ2000はパケットを受信し(S100にてYES)、パケット内容を解析し(S102)、パケット内容が問合せ要求であるため(S104)、送信先の端末であるPLC端末C1200のパケットキュー状況(データ保持量)をPLC端末C1200に返信する。
送信先端末であるPLC端末C1200においてはサーバ2000からパケットキュー状況を受信する。PLC端末C1200は、データ保持量を判断してデータがあるため(S310にてデータあり)、読出パケットを作成する(S312)。PLC端末C1200は、サーバ2000に読出パケット(読出要求)を送信する(S314)。
サーバ2000においてはパケットを受信し(S100にてYES)、パケット内容を解析し(S102)、パケット内容が読出要求であるため(S104)、送信先端末のパケットキューの先頭データを、送信先端末であるPLC端末C1200に返信する。なお、このとき、複数のパケットキューデータが保持されている場合には先入れ先出し方式で送信先端末であるPLC端末C1200にデータが返信される。
送信先端末であるPLC端末C1200はサーバ2000から端末間通信パケットを受信するため(S316にてYES)、受信完了パケットを作成する(S318)。PLC端末C1200は、サーバ2000に受信完了パケットを送信する(S320)。
サーバ2000は確認応答を受信し(S112にてYES)、受信パケットデータを破棄する(S114)。
送信先端末であるPLC端末C1200は、S320における処理の後、何ら処理が行なわれず休眠移行タイムアップになると(S322にてYES)、休眠モードに移行する(S324)。
図5を参照して、端末における動作の遷移図について説明する。図5に示すように、端末の状態には、送受信などの処理を行なうモードと、休眠状態であるモードと、サーバ問合せのモードとがある。
サーバ問合せが、前述のフローチャートのS306およびS308に、送受信等の処理が、前述のフローチャートのS206、S208(送信元端末であるPLC端末A1000)、S312、S314、S318およびS320(送信先端末であるPLC端末C1200)に対応し、休眠状態がS200およびS300に対応する。
また、図5に、それぞれの状態における遷移タイミングをそれぞれの矢印で示すとともに、その矢印に対応するフローチャートのステップ番号を示す。図5に示すように、PLC端末においては送信元のPLC端末も送信先のPLC端末も、休眠状態であるS200およびS300における時間をできるだけ長くなるようにして、省電力化を効率的に実行する。
以上のようにして、本実施の形態に係るネットワークシステムによると、PLCを用いたネットワークを構成し端末間の通信を必ずサーバを経由して行なうようにすることとした。送信側端末は送信要求がない限り休眠モードを継続し送信要求が行なわれると通常モードに移行し送信パケットをサーバに送信する。サーバは送信要求に基づいて送信先の端末にパケットを送信するが確認応答が受信できないと送信先端末が休眠状態であると判断して送信先の端末用のパケットキューにデータを保持する。送信先端末においては休眠復帰タイムアップになると通常モードに移行して問合せパケットを作成しサーバに送信しサーバからデータが保持されていることを受信すると読出パケットを作成してサーバに蓄積された通信データの受信を要求する。サーバから通信データを受信して、サーバに受信完了パケットを送信した後に何ら処理がなされない状態が継続すると送信先端末も休眠移行タイムアップになり休眠モードに移行する。その結果、送信元端末においても送信先端末においても、できるだけ休眠時間が長くなるように制御回路により制御が実行される。そのため、省電力化を効率的に図ることができる。
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態に係るPLC端末について説明する。
本実施の形態に係るPLC端末は、タイマ(1)およびタイマ(2)におけるタイマ値を可変とするためのタイマ設定値回路を新たに設けた点が特徴である。それ以外のハードウェア構成およびソフトウェア構成は前述の第1の実施の形態と同じであるため、ここでの詳細な説明は繰返さない。
図6を参照して、本実施の形態に係るPLC端末3000は、前述のPLC端末1000の構成であるタイマ(1)1011の代わりに、タイマ値を外部から設定可能なタイマ(1)1111を、タイマ(2)1012の代わりに、タイマ値を外部から設定可能なタイマ(2)1112を搭載し、さらに、タイマ設定値回路1114をさらに含む。
休眠状態から復帰するためのタイマ(1)のタイマ設定値や、休眠状態へ移行するためのタイマ(2)のタイマ設定値については、タイマ設定値回路1114によりタイマ設定値が参照され、タイマ(1)1111およびタイマ(2)1112のタイマ値が決定される。
これは、PLC端末の使用方法やPLC端末において実行される他のアプリケーションによって適切な長さが異なることが予想されるため、タイマ設定値回路1114により可変にできるようにしたものである。
以上のようにして、本実施の形態に係るPLC端末によると、休眠状態から復帰するタイマ値と休眠状態へ移行するタイマ値と可変とすることとしたため、PLC端末の使用方法や、PLC端末に搭載されるアプリケーションによって適切なタイマ値を設定することができる。
<第3の実施の形態>
以下、本発明の第3の実施の形態に係るPLC端末について説明する。本実施の形態に係るPLC端末は、前述の第2の実施の形態に係るPLC端末のハードウェアブロック図に加えて、AD変換器、復調回路およびキャリアセンス回路に供給される動作クロック周波数を可変としたものである。その他のハードウェア構成およびソフトウェア構成は、前述の第1の実施の形態および第2の実施の形態と同じであるため、ここでの詳細な説明は繰返さない。
図7を参照して、本実施の形態に係るPLC端末4000は、前述の第1の実施の形態に係るPLC端末1000のクロック源1001の代わりにクロック源1201を搭載する。クロック源1201は、制御回路1010と周波数選択信号線1215で接続されている。制御回路1010は、クロック源1201に対して周波数選択信号を送信する。周波数選択信号は、キャリアセンス時と通常時とで異なる周波数を選択するように、クロック源1201を制御回路1010が制御する。
すなわち、伝送路であるネットワーク(通常は電力線)に重畳される信号(伝送路を通る信号)がマルチキャリアであり、キャリアセンス時にキャリア検出のために使われるパケットの先頭部分のプリアンブル信号が複数の周波数を使用している場合、キャリアセンス中のみ、プリアンブルの最も低い周波数のキャリアが検出可能な周波数(すなわちナイキスト周波数)まで、ADCの動作周波数を下げることが可能である。これにより、消費電力の低減が図れる。
たとえば、キャリア周波数が、138kHz、207kHz、276kHz、345kHz、414kHzの5つの周波数を使用していた場合には、通常は、828kHz以上のADCサンプリングクロックを与える必要があるが、キャリアセンス中に限り、276kHzまで落とすことができることになる。
これには、制御回路1010からキャリアセンス時はクロックを切換えるようにクロック源1201を制御する。すなわち、通常時においては制御回路1010から周波数選択信号として828kHzのクロックを出力するように、キャリアセンス時には276kHzのクロック周波数を出力するように制御される。
以上のようにして、本実施の形態に係るPLC端末によると、クロック源から出力されるクロック周波数をできる限り低くすることができるので、省電力化をさらに図ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施の形態に係るネットワークシステムの全体構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係るPLC端末の制御ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るネットワークシステムのサーバとPLC端末とで実行されるプログラムの制御構造を示す図(その1)である。 本発明の第1の実施の形態に係るネットワークシステムのサーバとPLC端末とで実行されるプログラムの制御構造を示す図(その2)である。 本発明の第1の実施の形態に係るPLC端末の状態遷移を表わす図である。 本発明の第2の実施の形態に係るPLC端末の制御ブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係るPLC端末の制御ブロック図である。
符号の説明
1000,1100,1200,1300,1400,3000,4000 PLC端末、1500 ネットワーク、2000 サーバ。

Claims (10)

  1. 電力線重畳モデムを用いたネットワークシステムであって、前記ネットワークシステムは、サーバと複数の端末とを含み、第1の端末と、前記第1の端末とは異なる第2の端末との間の通信は、前記サーバを介してのみ可能であり、
    前記端末は、
    前記ネットワークを介してサーバと通信するための通信手段と、
    自己から他の端末への発信要求の有無に応じて自己の動作状態を変更して消費電力を低減させるための第1の制御手段とを含み、
    前記サーバは、
    前記ネットワークを介して前記複数の端末と通信するための通信手段と、
    前記第1の端末から、前記第2の端末への発信要求および通信データを受信するための受信手段と、
    前記受信した発信要求および通信データを記憶するための記憶手段と、
    前記第2の端末から受信要求を受信したことに応答して、前記記憶手段に記憶された通信データを、前記第2の端末に送信するための送信手段とを含み、
    前記端末はさらに、
    自己の動作状態を、消費電力を低減させる状態からそれ以外の状態に変更するように制御するための第2の制御手段と、
    前記消費電力を低減させる状態から変更されたことに応答して、前記サーバに受信要求を送信するための送信手段と、
    前記サーバから通信データを受信するための受信手段とを含む、ネットワークシステム。
  2. 電力線重畳モデムを用いたネットワークシステムに用いられるサーバであって、前記ネットワークシステムは、サーバと複数の端末とを含み、第1の端末と、前記第1の端末とは異なる第2の端末との間の通信は、前記サーバを介してのみ可能であり、前記端末は、自己から他の端末への発信要求の有無に応じて自己の動作状態を変更して消費電力を低減させ、自己の動作状態を、消費電力を低減させる状態からそれ以外の状態に変更して、前記サーバに受信要求を送信し、前記サーバから通信データを受信し、
    前記サーバは、
    前記ネットワークを介して前記複数の端末と通信するための通信手段と、
    前記第1の端末から、前記第2の端末への発信要求および通信データを受信するための受信手段と、
    前記受信した発信要求および通信データを記憶するための記憶手段と、
    前記第2の端末から受信要求を受信したことに応答して、前記記憶手段に記憶された通信データを前記第2の端末に送信するための送信手段とを含む、サーバ。
  3. 前記サーバは、前記受信手段により前記第1の端末から、発信要求および通信データを受信したことに応答して、前記第2の端末に前記通信データを送信し、前記第2の端末からの応答を受信しないと、前記記憶手段に発信要求および通信データを記憶するように制御するための手段をさらに含む、請求項2に記載のサーバ。
  4. 前記第2の端末は、前記サーバに、受信すべき通信データが記憶されているか否かを問合せる問合せ要求を送信し、
    前記サーバは、前記第2の端末から問合せ要求を受信したことに応答して、前記記憶手段における、前記第2の端末に送信する通信データの記憶状態を、前記第2の端末に送信するための手段をさらに含む、請求項2または3に記載のサーバ。
  5. 電力線重畳モデムを用いたネットワークシステムに用いられる端末であって、前記ネットワークシステムは、サーバと複数の端末とを含み、第1の端末と、前記第1の端末とは異なる第2の端末との間の通信は、前記サーバを介してのみ可能であり、前記サーバは、前記第1の端末から、前記第2の端末への発信要求および通信データを受信して記憶し、前記第2の端末から受信要求を受信したことに応答して前記記憶された通信データを前記第2の端末に送信し、
    前記端末は、
    前記ネットワークを介してサーバと通信するための通信手段と、
    自己から他の端末への発信要求の有無に応じて自己の動作状態を変更して消費電力を低減させるための第1の制御手段と、
    自己の動作状態を、消費電力を低減させる状態からそれ以外の状態に変更するように制御するための第2の制御手段と、
    前記消費電力を低減させる状態から変更されたことに応答して、前記サーバに受信要求を送信するための送信手段と、
    前記サーバから通信データを受信するための受信手段とを含む、端末。
  6. 前記第2の制御手段は、予め定められた時間に関する条件を満足すると、消費電力を低減させる状態からそれ以外の状態に変更するように制御するための手段を含み、
    前記送信手段は、前記サーバに、受信すべき通信データが記憶されているか否かを問合せる問合せ要求を送信して、前記サーバから前記第2の端末に送信する通信データの記憶状態を受信して、その状態に応じて前記サーバに受信要求を送信するための手段を含み、
    前記受信手段は、前記受信要求に対する前記サーバからの応答の結果に基づいて、前記サーバから通信データを受信するための手段を含み、
    前記端末は、他の端末からの通信データの受信動作が終了すると、自己の動作状態を変更して消費電力を低減させるための第3の制御手段をさらに含む、請求項5に記載の端末。
  7. 前記第3の制御手段は、前記受信要求に対する前記サーバからの応答の結果、前記サーバに受信すべきデータがない場合には、自己の動作状態を変更して消費電力を低減させるための手段を含む、請求項6に記載の端末。
  8. 前記予め定められた時間は、変更可能である、請求項6に記載の端末。
  9. 前記消費電力を低減させる状態は、不必要な回路への動作クロック供給の停止およびドライバアンプを含む回路への電力供給の停止の少なくともいずれかを行なうことにより実現される、請求項5〜8のいずれかに記載の端末。
  10. 前記端末は、ADCの動作周波数を低減させるための第4の制御手段をさらに含む、請求項5〜9のいずれかに記載の端末。
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