JP2005072412A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005072412A
JP2005072412A JP2003302358A JP2003302358A JP2005072412A JP 2005072412 A JP2005072412 A JP 2005072412A JP 2003302358 A JP2003302358 A JP 2003302358A JP 2003302358 A JP2003302358 A JP 2003302358A JP 2005072412 A JP2005072412 A JP 2005072412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
transfer
pod
chamber
bellows
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003302358A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Hara
大介 原
Tatsuhisa Matsunaga
建久 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP2003302358A priority Critical patent/JP2005072412A/ja
Publication of JP2005072412A publication Critical patent/JP2005072412A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

【課題】
基板処理装置に於いて、移載室内の空間と基板移載装置の駆動部とを隔離する中空伸縮材を有し、該中空伸縮材の変形が基板移載装置の駆動部に伝達されない様にし、基板の円滑な移載動作を保証するものである。
【解決手段】
基板保持具に保持された基板59を収納し、基板を処理する処理室と、前記基板保持具に基板を移載可能であり、基板を水平移動可能な基板水平移動手段31と該基板水平移動手段を昇降する昇降手段65とを備える基板移載装置64と、該基板移載装置が位置する減圧可能な移載室40と、前記昇降手段の少なくとも一部29を筒状に被覆する被覆材89と、該被覆材を筒状に被覆し前記移載室内の空間に対して隔離する中空伸縮材35とを有する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、シリコンウェーハ等の基板にIC等の半導体装置を製造する基板処理装置に関するものである。
基板処理装置としては、所要枚数を一度に処理するバッチ式の基板処理装置或は一枚或は複数枚を個別に処理する枚葉式の基板処理装置とがある。例えば、縦型反応炉を具備した縦型基板処理装置に関するものとして、特許文献1に示すものがある。
特許文献1に示された基板処理装置について図6を基に略述する。
図6中、1は筐体であり、筐体の前面にゲート弁2を介して気密なカセット室3が設けられ、該カセット室3にゲート弁4を介して気密な移載室5が連設され、該移載室5に気密なロードロック室6が連設され、該ロードロック室6と前記移載室5とはゲート弁7を介して連通可能となっている。前記ロードロック室6の上面には反応炉8が立設されている。
前記カセット室3の内部には外部から搬入されたカセット9が収納され、前記移載室5内には基板移載機11が設けられ、前記ロードロック室6内には基板保持具(ボート)12が収納されると共に該ボート12を前記反応炉8に装入、引出しする昇降装置(ボートエレベータ)13が設けられている。前記ボート12は基板(ウェーハ)を水平多段に保持するものであり、ウェーハは前記反応炉8内で前記ボート12に保持された状態で処理される。
前記反応炉8は気密な処理室14を画成する石英製の反応管15、該反応管15の周囲を囲繞するヒータ16等から構成され、前記処理室14と前記ロードロック室6間の炉口部はゲート弁17により気密に開閉される様になっている。又、前記処理室14には反応ガスが供給されると共に排気される様になっている。
ウェーハの処理について説明する。
未処理ウェーハが装填されたカセット9が前記ゲート弁2を介して前記カセット室3に搬入される。前記ゲート弁2が密閉され、前記ゲート弁4、前記ゲート弁7が開放され、前記基板移載機11は前記カセット室3のウェーハを前記ゲート弁4、前記ゲート弁7を介して所定枚数前記ボート12に移載する。前記ゲート弁7が閉じられ、前記ゲート弁17が開放され、前記ボートエレベータ13により前記ボート12が前記処理室14に装入される。前記ゲート弁17が閉じられ、反応ガスが供給され、前記ヒータ16によりウェーハが加熱されることでウェーハに所要の処理がなされる。
処理が完了した処理済ウェーハは上記した逆の手順により、前記カセット室3のカセット9に装填され、前記ゲート弁2を介して搬出される。
上記した様に、前記カセット室3のカセット9と前記ロードロック室6の前記ボート12間のウェーハの移載は前記基板移載機11によって行われる。
従来の基板移載機としては、例えば特許文献2に示されるものがある。
基板移載機は、複数節のリンクアームを屈伸させウェーハを進退させるロボットアームを具備し、又ロボットアームを昇降させる昇降手段、ロボットアームを回転させる回転手段を具備し、ロボットアームの進退、昇降、回転の協働により、ウェーハの移載を行う様になっている。
図7、図8により、従来の基板移載機11の機構部の概略を説明する。
図中、20は移載室5の底板等の構造部材を示しており、該構造部材20に開口部21が穿設され、該開口部21と同心の円筒状の支持部材22が前記構造部材20の下面に設けられている。
前記支持部材22の下面にベローズ下フランジ23が気密に固着され、該ベローズ下フランジ23の下面に上ベースプレート24が固着され、該上ベースプレート24にガイドシャフト30を介して下ベースプレート25が支持されている。
前記上ベースプレート24と前記下ベースプレート25間にスクリューシャフト26が回転自在に設けられ、該スクリューシャフト26はギアボックス27を介して昇降モータ87に連結されている。昇降台28がナット(図示せず)を介して前記スクリューシャフト26に螺合すると共に前記ガイドシャフト30に摺動自在にガイドされ、前記スクリューシャフト26の回転で前記昇降台28が昇降可能となっている。
前記昇降台28に旋回駆動部37が設けられ、該旋回駆動部37に連結された支柱29が回転可能に立設され、該支柱29の上端にロボットアーム31が水平方向に進退可能に設けられている。前記支柱29は2重軸等の2重伝達構造となっており、前記昇降台28の昇降動を前記ロボットアーム31に伝達する昇降手段の一部を構成している。前記旋回駆動部37は前記支柱29を介して前記ロボットアーム31を垂直軸心を中心に旋回させると共に前記ロボットアーム31を進退させる。
前記支柱29の上端部、前記ロボットアーム31の近傍にフランジ32が気密に固着され、該フランジ32にベローズ上フランジ33が気密に固着され、前記ベローズ下フランジ23と前記ベローズ上フランジ33間には中空伸縮材であるベローズ本体34が気密に設けられている。該ベローズ本体34は、前記基板移載機11の駆動部と前記移載室5内部とを気密に隔離する隔壁であり、減圧に耐え得る様ステンレス等の金属製となっている。
前記ベローズ本体34の内部に前記支柱29に摺動自在に嵌合するブッシュ19が所定間隔で設けられ、該ブッシュ19は円板状であり、前記ベローズ本体34の溝に嵌合し該ベローズ本体34が伸縮する場合に該ベローズ本体34の変位に追従して上下変位し、又該ベローズ本体34が蛇行しない様に該ベローズ本体34の姿勢を規制している。
前記フランジ32、前記ベローズ上フランジ33、前記ベローズ本体34はベローズ継手35を構成し、前記基板移載機11の駆動部を前記移載室5内部から離隔し、前記駆動部による前記移載室5内部の汚染を防止している。
前記昇降モータ87により前記スクリューシャフト26が回転されることで、前記昇降台28が昇降し、該昇降台28の昇降は前記支柱29を介して前記ロボットアーム31に伝達され、該ロボットアーム31の昇降、進退、回転との協働でウェーハの移載が行われる。尚、図中、矢印36は前記ロボットアーム31の進退方向である。
上記した従来の基板処理装置の基板移載機11に於いて、前記ベローズ継手35の前記ベローズ本体34は減圧に耐える強度を備えているが、減圧による外力が作用することで、若干の座屈、捻れ等の変位が発生する。斯かる変位は前記ブッシュ19を介して前記支柱29に伝達され、該支柱29に水平力を作用させる。
該支柱29は前記旋回駆動部37に連結されており、水平力は前記支柱29を介して前記旋回駆動部37に伝達され、該旋回駆動部37に負荷として作用する。この負荷が大きい場合は、過負荷により前記旋回駆動部37が停止し、基板の移載作業に支障を及す虞れがあり、過負荷とならない場合でも、回転軸にぶれが発生し、搬送精度の低下を招く虞れがある。
又、前記水平力は前記支柱29に撓みを発生させ、前記ロボットアーム31に上下方向の変位を発生させる。特に、ウェーハ載置部31aに上下方向の変位が発生すると、該ウェーハ載置部31aがボート12等に接触する等の状態が発生する虞れがある。
特公平7−101675号公報
特開平8−70033号公報
本発明は斯かる実情に鑑み、中空伸縮材の変形が昇降手段に伝達されない様にし、又旋回駆動部に負荷が作用すること、或は昇降手段の支持状態に影響を及すことを防止するものである。
本発明は、基板保持具に保持された基板を収納し、基板を処理する処理室と、前記基板保持具に基板を移載可能であり、基板を水平移動可能な基板水平移動手段と該基板水平移動手段を昇降する昇降手段とを備える基板移載装置と、該基板移載装置が位置する減圧可能な移載室と、前記昇降手段の少なくとも一部を筒状に被覆する被覆材と、該被覆材を筒状に被覆し前記移載室内の空間に対して隔離する中空伸縮材とを有する基板処理装置に係るものである。
本発明によれば、基板保持具に保持された基板を収納し、基板を処理する処理室と、前記基板保持具に基板を移載可能であり、基板を水平移動可能な基板水平移動手段と該基板水平移動手段を昇降する昇降手段とを備える基板移載装置と、該基板移載装置が位置する減圧可能な移載室と、前記昇降手段の少なくとも一部を筒状に被覆する被覆材と、該被覆材を筒状に被覆し前記移載室内の空間に対して隔離する中空伸縮材とを有するので、該中空伸縮材に座屈、捻れ等の変形が生じても変形の影響が直接前記昇降手段に及ぶことがなく、該昇降手段を介して旋回駆動部に負荷が作用すること、或は前記昇降手段の支持状態に影響を及すことが防止される。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施する為の最良の形態を説明する。
図1〜図3は基板処理装置の1つである、バッチ式の縦型拡散・CVD装置を示しており、ウェーハに不純物を拡散し、絶縁膜、金属膜を形成する等の基板処理を行うものである。又、該基板処理装置には、ウェーハ搬送用キャリアとして密閉容器であるFOUP(front opening unified pod、以下ポッドと称す)が使用されている。
前記基板処理装置の概略は、前方より大気圧での気密構造を有する第1筐体38、大気圧での気密構造を有する第2筐体39、耐圧気密構造の第3筐体40、耐圧気密構造の第4筐体41、該第4筐体41の上側に第5筐体42が連設された構成となっている。
前記第1筐体38の前面側にはポッド授受ステージ43が設けられ、該ポッド授受ステージ43に対し外部搬送装置(図示せず)によりポッド44が搬入搬出される様になっている。又、前記第1筐体38の内部後側にはポッド載置台45が設けられ、前記第1筐体38の中央にはポッド搬送装置46が設けられ、該ポッド搬送装置46はポッド搬送アーム47を具備し、該ポッド搬送アーム47は前記ポッド授受ステージ43の搬入出口48を通して前記ポッド授受ステージ43と前記ポッド載置台45間で前記ポッド44を搬送可能となっている。
前記第2筐体39は、前記ポッド載置台45の蓋を開閉するポッドオープナ49及び前記第3筐体40に設けられた第1移載口51を気密に開閉する第1ゲート弁52を収納している。又、前記第2筐体39と前記第3筐体40とは前記第1移載口51を介して連通しており、前記第3筐体40と前記第4筐体41とは第2移載口53を介して連通し、該第2移載口53は第2ゲート弁54により気密に開閉される様になっている。
前記第3筐体40内には複数(図示では2)の基板保管具55,56が側壁に沿って設けられ、前記基板保管具55と前記基板保管具56間には熱遮蔽壁57が設けられている。
前記基板保管具55,56は少なくとも3本の支柱58を有し、該支柱58にはウェーハ59を保持する基板保持溝が所要間隔で刻設されている。前記基板保管具55,56に沿ってガス吹出し管61,62が立設され、該ガス吹出し管61,62は所要間隔で穿設されたガス吹出し孔を有し、該ガス吹出し孔は、例えば前記基板保持溝と同間隔で該基板保持溝の中間位置に設けられている。前記ガス吹出し管61,62は図示しない不活性ガス供給源に接続され、前記ガス吹出し管61,62からは窒素ガス等の不活性ガスが流出される様になっている。又、前記第3筐体40には排気管63が設けられ、該排気管63を介して図示しない排気装置に接続され、該排気装置は前記第3筐体40内を所定の負圧に維持可能である。
前記第1移載口51と前記第2移載口53との間に基板移載装置64が設けられている。該基板移載装置64は駆動機構部65が前記第3筐体40の下方外部に設けられ、ロボットアーム31が前記第3筐体40に収納され、前記駆動機構部65の前記第3筐体40を貫通する部分には後述するベローズ継手35が設けられ、気密構造となっている。
前記第4筐体41はロードロック室として機能し、窒素ガス等のガスを供給するガス供給管84、前記第4筐体41内を排気し減圧する為の排気管85が接続されている。
前記第4筐体41内にはボートエレベータ66が設けられ、該ボートエレベータ66はエレベータアーム67を介してシールキャップ68を昇降可能としている。該シールキャップ68にはボート回転装置69が設けられており、基板保持具(以下、ボート)71は前記ボート回転装置69により鉛直軸心を中心に回転可能に支持されている。
前記ボート71は複数本の支柱72を有し、該支柱72には所要間隔で基板保持溝が刻設され、該溝にウェーハを水平姿勢で多段に保持する様になっている。
前記第4筐体41の天井部には炉口73が設けられ、前記第4筐体41の上面には前記炉口73と同心に炉口フランジ74が気密に取付けられ、該炉口フランジ74に上下両端が開放された内管75が立設され、有天筒状の外管76が前記炉口フランジ74の上端に前記内管75と同心に立設されている。該内管75の材料としては、石英又は炭化珪素が用いられ、前記外管76の材料としては石英又は炭化珪素が用いられる。該外管76の周囲を囲繞するヒータ77が前記外管76と同心に設けられ、前記ヒータ77は前記第5筐体42内に収納されている。
前記内管75内部に処理室78が画成され、前記内管75と前記外管76間には円筒状の処理室79が形成される。前記炉口フランジ74の下方には前記処理室79に連通するガス導入管(図示せず)が接続され、前記炉口フランジ74の上部には前記処理室79に連通する排気管82が接続されている。図中、83は前記外管76内部の温度を検出する為の熱電対等の温度検出器である。
而して、前記内管75、前記外管76、前記ヒータ77等は前記処理室78に収納した基板を処理する熱処理炉を構成する。
前記ガス導入管(図示せず)からは反応ガス或はパージガスが導入され、前記排気管82は排気装置に接続され、前記外管76内部を真空排気する。前記処理室78に前記ボート71が装入され、該ボート71が装入された状態では、前記シールキャップ68により前記炉口73が気密に閉塞される様になっている。又、該炉口73は前記ボート71が降下した状態で、炉口シャッタ80により気密に閉塞される様になっている。
前記基板移載装置64の前記駆動機構部65について、図4、図5に於いて更に説明する。
尚、図4、図5中、図7、図8中で示したものと同等のものには同符号を付してある。
前記第3筐体40の底部に開口部21が設けられ、該開口部21の下側に円筒状の支持部材22が前記開口部21と同心に設けられている。
前記支持部材22の下面にベローズ下フランジ23が気密に固着され、前記支持部材22の下端に前記ベローズ下フランジ23を介して上ベースプレート24が固着され、該上ベースプレート24に昇降ガイドであるガイドシャフト30を介して下ベースプレート25が支持されている。前記ガイドシャフト30は同一円周上に所要間隔、例えば3箇所に略等間隔で設けられている。
該ガイドシャフト30に昇降台28が摺動自在に嵌合し、該昇降台28に支柱29が立設され、該支柱29の上端に基板水平移動手段としてロボットアーム31が水平方向に進退可能に設けられている。前記支柱29は前記ロボットアーム31に進退動、旋回動を伝達する動力伝達手段であると共に前記昇降台28の昇降動を前記ロボットアーム31に伝達する昇降伝達手段でもある。
前記上ベースプレート24と前記下ベースプレート25間に所要数の昇降駆動機構であるスクリューシャフト26が、前記ガイドシャフト30と平行に設けられている。前記スクリューシャフト26は、前記ガイドシャフト30が設けられている円周上に位置し、図5に図示される様に、1つのガイドシャフト30の近傍に設けられている。
前記スクリューシャフト26の下端にはギアボックス27が設けられ、該ギアボックス27には昇降モータ87が設けられ、前記スクリューシャフト26は前記ギアボックス27を介して前記昇降モータ87に連結している。前記スクリューシャフト26は前記昇降台28と直接、或はナットブロック等を介して螺合しており、前記昇降モータ87により前記スクリューシャフト26が駆動されることで前記昇降台28が昇降する。
前記スクリューシャフト26、前記昇降台28、前記支柱29、前記ガイドシャフト30、前記昇降モータ87等は昇降手段を構成し、前記ロボットアーム31は前記昇降手段により前記昇降台28を介して昇降される。
前記支柱29の基部にはロボットアーム駆動部88が設けられ、該ロボットアーム駆動部88は前記支柱29を介して前記ロボットアーム31を進退又旋回させる。
前記支柱29の上端部、前記ロボットアーム31の近傍にフランジ32が気密に設けられ、該フランジ32にベローズ上フランジ33が気密に固着され、前記ベローズ下フランジ23と前記ベローズ上フランジ33間には中空伸縮材であるベローズ本体34が気密に設けられている。尚、該ベローズ本体34は真空に耐えるステンレス等の金属部材であることが好ましい。
前記ベローズ上フランジ33と前記昇降台28間には昇降手段の一部である前記支柱29を覆うカバーチューブ89が前記支柱29と同心に且つ所要の間隙を明けて設けられている。
前記ベローズ本体34の内部に前記カバーチューブ89に摺動自在に嵌合するブッシュ19が所定間隔で設けられている。該ブッシュ19は断面T字となる略円板状であり、前記カバーチューブ89側つまり中空の内側をフッソ樹脂等の耐摩耗性の高い材質のライナー19bとし前記ベローズ本体34と嵌合する側をステンレス等の金属材19aとしている。前記ベローズ本体34の溝にブッシュ19を嵌合し前記ベローズ本体34が伸縮する場合に前記ライナー19bが隙間を介し、前記カバーチューブ89を一見ガイドとする様にして上下変位し、前記ベローズ本体34の変位に追従し、該ベローズ本体34が蛇行しない様に該ベローズ本体34の姿勢を規制している。尚好ましくは、ライナー19bとカバーチューブ89は、非接触で変位することがよいが、接触したとしても動作に影響のない範囲であれば特に問題はない。
前記フランジ32、前記ベローズ上フランジ33、前記ベローズ本体34はベローズ継手35を構成し、前記駆動機構部65を前記第3筐体40内部から離隔し、前記駆動機構部65による前記第3筐体40内部の汚染を防止している。又、該第3筐体40は前記駆動機構部65を外部に設けたので、前記第3筐体40の容積を小さくでき、減圧、復圧等の工程を短時間で行える。
以下、基板の処理等作動について説明する。
前記ポッド44に所定数、例えば25枚の未処理ウェーハが装填され、前記ポッド授受ステージ43に搬送される。前記ポッド搬送装置46により前記ポッド44が前記ポッド載置台45に搬送され、前記ポッドオープナ49により前記ポッド44の蓋が開けられる。
前記第1ゲート弁52が開放され、前記基板移載装置64により前記ポッド載置台45上の前記ポッド44内のウェーハ59が前記基板保管具55に移載される。予定した移載枚数が25枚を超える場合は、空のポッド44とウェーハが装填されたポッド44が順次交換され、移載が繰返される。
予定した枚数のウェーハ59が前記基板保管具55に移載されると、前記第1ゲート弁52で前記第1移載口51が気密に閉鎖され、前記第3筐体40内部が減圧され、前記第4筐体41と同圧化され、前記第2ゲート弁54により前記第2移載口53が開放される。
前記第4筐体41内では前記ボート71が降下状態で待機しており、前記炉口73は前記炉口シャッタ80により閉塞されており、炉内の温度が前記第4筐体41内に影響を及さない様になっている。
前記基板移載装置64の前記ロボットアーム31により、前記基板保管具55内のウェーハ59が前記ボート71に移載される。該ボート71への移載が完了すると、前記第2ゲート弁54により前記第2移載口53が気密に閉鎖される。前記第4筐体41内が前記排気管85を介して減圧され、前記処理室78と同圧化されると前記炉口73が開放され、前記ボートエレベータ66により前記ボート71が前記処理室78に装入され、前記シールキャップ68が前記炉口73を気密に閉鎖する。
前記処理室78は前記排気管82により排気され、所定の圧力に減圧され、前記ヒータ77により前記ウェーハ59が加熱され、前記ガス導入管(図示せず)から反応ガスが導入され、前記ウェーハ59に所要の成膜処理がなされる。
前記基板移載装置64により、前記ボート71へのウェーハ59の移載が完了すると、前記第2ゲート弁54が閉じられ、前記第3筐体40内が窒素ガス等の不活性ガスによりガスパージされ、大気圧に同圧化される。該第3筐体40内が前記ポッド44と同圧化されると、前記ポッドオープナ49により新たなポッド44の蓋が開けられ、前記基板保管具56へのウェーハの移載が行われる。
処理が完了すると、前記ボートエレベータ66により前記ボート71が降下され、前記炉口シャッタ80により前記炉口73が閉鎖される。前記第3筐体40が前記第4筐体41と同圧化され、前記第2ゲート弁54により前記第2移載口53が開放される。前記基板移載装置64により前記ボート71から処理済のウェーハが空となっている前記基板保管具55に払出される。
前記基板保管具55と前記基板保管具56との間には前記熱遮蔽壁57が設けられているので、処理済の高温のウェーハの熱による基板保管具56に保持された未処理ウェーハに及す影響が抑制される。
処理済のウェーハが前記基板保管具55に全部払出されると、前記基板保管具56の未処理ウェーハが前記ボート71へ移載される。未処理ウェーハは該ボート71に保持され前記処理室78に装入される。一方、処理済ウェーハは、未処理ウェーハが処理されている間に、前記ガス吹出し管61から吹出される不活性ガスにより酸化されることなく効果的に冷却される。
前記基板保管具55で所要の温度(例えば外気温度)迄冷却された後、前記基板移載装置64により、処理済ウェーハが前記ポッド載置台45上のポッド44に移載される。該ポッド44に所定枚数が移載されると前記ポッドオープナ49で前記ポッド44の蓋が閉塞され、外部搬送装置(図示せず)により該ポッド44が搬出され、代りに空のポッド44が前記ポッド載置台45に載置され、前記ポッドオープナ49で蓋が開けられる。
如上の如く、未処理ウェーハが装填されたポッド44が順次搬入され、処理済ウェーハが装填されたポッド44が順次搬出され、前記基板移載装置64によるウェーハの移載、前記ボートエレベータ66によるボートの装入、引出し、前記熱処理炉での基板の処理が繰返し行われ、バッチ処理が継続される。
次に、前記基板移載装置64の作動について、更に説明する。
前記ポッド44と前記基板保管具55,56間、或は該基板保管具55,56と前記ボート71間のウェーハの移載は前記基板移載装置64によって行われる。
該基板移載装置64によるウェーハの移載は、前記ロボットアーム31の進退、該ロボットアーム31の間欠上昇動、間欠下降動を伴う。
該ロボットアーム31の昇降は、前記昇降モータ87の駆動で、前記スクリューシャフト26が回転され、該スクリューシャフト26の回転の回転方向に対応して前記昇降台28が上昇又降下する。
該昇降台28は3本のガイドシャフト30、即ち3点でガイドされて昇降するので、高精度の水平を維持して昇降され、又、前記スクリューシャフト26は前記ガイドシャフト30の1本に近接して設けられているので、前記スクリューシャフト26の昇降力による回転モーメントの発生が抑制され、前記昇降台28の駆動系を要因とした傾きの発生も抑制される。
前記ロボットアーム31が降下することで、前記ベローズ本体34が縮短する。該ベローズ本体34に縮小変形が与えられることで、該ベローズ本体34に座屈変形が生じる虞れがあり、又部品精度に起因した捻れが発生する虞れがある。座屈変形、捻れの発生は、前記ブッシュ19に水平力を与える虞れがある。
該ブッシュ19に水平力が発生すると、該水平力は前記カバーチューブ89を介して前記フランジ32、前記昇降台28に伝達される。上記した様に、前記カバーチューブ89と前記支柱29とは間隙があるので、前記ブッシュ19からの水平力は前記支柱29に伝達されることはない。従って、前記ベローズ継手35が座屈を生じ、或は捻れを生じたとしても、前記支柱29には影響を及すことがなく、前記ロボットアーム駆動部88に負荷として作用することはない。
又、前記基板移載装置64は、基板を水平方向に搬送する水平移動手段であり屈伸により進退可能なロボットアーム31、該ロボットアーム31を旋回させるロボットアーム駆動部88、昇降させる昇降手段であるスクリューシャフト26、前記昇降台28をガイドするガイドシャフト30、昇降動を伝達する支柱29等によって構成されるが、前記ロボットアーム31は伸縮するスライダ等、前記スクリューシャフト26はシリンダ等であってもよい。
前記カバーチューブ89は前記支柱29及び前記ロボットアーム駆動部88全体を覆う様にしてもよく、或は前記支柱29の一部である上部を覆う様にし、下端を前記上ベースプレート24に取付ける様にしてもよい。又、前記カバーチューブ89の上端、下端を前記ベローズ上フランジ33、前記昇降台28に対して変位可能、好ましくは前記カバーチューブ89の上端を前記ベローズ上フランジ33から遊離させて設けてもよい。要は、前記ブッシュ19からの水平力が前記支柱29に伝達されなければよい。
(付記)
尚、本発明は下記の実施の態様を含む。
(付記1) 基板保持具に保持された基板を収納し、基板を処理する処理室と、前記基板保持具に基板を移載可能であり、基板を水平移動可能な基板水平移動手段と該基板水平移動手段を昇降する昇降手段とを備える基板移載装置と該基板移載装置が位置する減圧可能な移載室とを有し、前記昇降手段の少なくとも一部を筒状に被覆する被覆材と、該被覆材を筒状に被覆し前記移載室内の空間に対して隔離するように中空伸縮材とを有する基板処理装置を用いる半導体の製造方法であって、前記基板保持具に前記基板移載装置により基板を移載する工程と、移載された基板を保持する前記基板保持具を前記処理室に収納する工程と、前記処理室に収納された基板を処理する工程と、前記処理された基板を前記処理室から取出す工程と、取出された基板を前記基板保持具から前記基板移載装置により基板を払出す工程とを有することを特徴とする半導体の製造方法。
本発明の実施の形態を示す概略側断面図である。 本発明の実施の形態を示す概略平面図である。 図2のA−A矢視図である。 本発明の実施の形態に於ける基板移載装置の概略構成図である。 図4のB−B矢視図である。 従来例を示す概略側断面図である。 該従来例に於ける基板移載装置の概略構成図である。 図7のC−C矢視図である。
符号の説明
19 ブッシュ
24 上ベースプレート
25 下ベースプレート
26 スクリューシャフト
28 昇降台
29 支柱
30 ガイドシャフト
31 ロボットアーム
35 ベローズ継手
43 ポッド授受ステージ
44 ポッド
47 ポッド搬送アーム
49 ポッドオープナ
55,56 基板保管具
59 ウェーハ
64 基板移載装置
65 駆動機構部
66 ボートエレベータ
71 ボート
75 内管
76 外管
77 ヒータ
87 昇降モータ
88 ロボットアーム駆動部
89 カバーチューブ

Claims (1)

  1. 基板保持具に保持された基板を収納し、基板を処理する処理室と、前記基板保持具に基板を移載可能であり、基板を水平移動可能な基板水平移動手段と該基板水平移動手段を昇降する昇降手段とを備える基板移載装置と、該基板移載装置が位置する減圧可能な移載室と、前記昇降手段の少なくとも一部を筒状に被覆する被覆材と、該被覆材を筒状に被覆し前記移載室内の空間に対して隔離する中空伸縮材とを有することを特徴とする基板処理装置。
JP2003302358A 2003-08-27 2003-08-27 基板処理装置 Pending JP2005072412A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003302358A JP2005072412A (ja) 2003-08-27 2003-08-27 基板処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003302358A JP2005072412A (ja) 2003-08-27 2003-08-27 基板処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005072412A true JP2005072412A (ja) 2005-03-17

Family

ID=34406645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003302358A Pending JP2005072412A (ja) 2003-08-27 2003-08-27 基板処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005072412A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007004551A1 (ja) * 2005-07-01 2007-01-11 Rorze Corporation コンテナ搬送装置及びコンテナ搬送システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007004551A1 (ja) * 2005-07-01 2007-01-11 Rorze Corporation コンテナ搬送装置及びコンテナ搬送システム
JPWO2007004551A1 (ja) * 2005-07-01 2009-01-29 ローツェ株式会社 コンテナ搬送装置及びコンテナ搬送システム
KR100991609B1 (ko) 2005-07-01 2010-11-04 로제 가부시키가이샤 컨테이너 반송 시스템
JP4615015B2 (ja) * 2005-07-01 2011-01-19 ローツェ株式会社 コンテナ搬送システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW379359B (en) Dual vertical thermal processing furnace
JP4912253B2 (ja) 基板搬送装置、基板処理装置及び基板搬送方法
JP2003017543A (ja) 基板処理装置、基板処理方法、半導体装置の製造方法および搬送装置
JP2012004536A (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
WO2007040062A1 (ja) 基板処理装置および半導体装置の製造方法
WO2003073497A1 (fr) Corps de cuve recevant un milieu a traiter et systeme de traitement
US20020182870A1 (en) Substrate processing apparatus and a method for fabricating a semiconductor device by using same
JP5614352B2 (ja) ローディングユニット及び処理システム
KR19990083074A (ko) 반도체 기판용 고온 및 고압처리장치
US8545158B2 (en) Loading unit and processing system
JP2005032994A (ja) 基板処理装置
JP2005072412A (ja) 基板処理装置
JP2010010259A (ja) 真空処理装置
JP4155849B2 (ja) 基板処理装置
JP2012169534A (ja) 基板処理装置及び半導体装置の製造方法
JP2005268264A (ja) 基板処理装置
JP2005268244A (ja) 基板処理装置
JP3121022B2 (ja) 減圧処理装置
US20020146303A1 (en) Wafer handling system and apparatus
KR20190088023A (ko) 기판 처리 장치, 반도체 장치의 제조 방법 및 기록매체
JP2020107719A (ja) 気相成長装置
JP2006108348A (ja) 基板処理装置
JP2006253448A (ja) 基板処理装置
JP2007141929A (ja) 基板処理装置
JP2011198957A (ja) 基板処理装置及び基板保持体及び半導体装置の製造方法