JP2005072021A - バリア型冷陰極放電灯 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のバリア型冷陰極放電灯1は、光透過部及び開口を有し且つ希ガスを収容した中空体2と、第1導体4a及び前記第1導体と前記中空体内の空間との間に介在したダイヤモンド絶縁部5aを備え且つ前記開口を塞いだ第1電極3aと、少なくとも前記ダイヤモンド絶縁部5aを介して前記第1導体4aと対向した第2導体4bを備えた第2電極3bと、前記中空体2の内面に設けられた蛍光体膜6とを具備し、前記ダイヤモンド絶縁部5aは前記第1導体4aの一主面を被覆したダイヤモンド膜であり、前記第1導体4aの前記ダイヤモンド絶縁部5aで被覆された前記主面は凹んでいることを特徴とする。
【選択図】 図10
Description
中空体2は、透明なガラス管のように光透過部を有しており、その内部に気密な空間を形成している。中空体2の内部には、キセノンなどの希ガスが封入されており、通常、中空体2内のガス圧は4000Pa〜40000Pa程度に設定されている。中空体2は、典型的には管状体或いは平板状中空体であるが、他の形状を有していてもよい。また、中空体2は、光透過部を有していれば、全体が透明である必要はない。さらに、中空体2は複数の部品で構成することもできる。また、後述するように、中空体2の一部を電極3aや電極3bの一部として用いることができる。
図4は、本発明の第2の実施形態に係るバリア型冷陰極放電灯を概略的に示す断面図である。図4に示すバリア型冷陰極放電灯1は、絶縁膜5a,5bが連続膜5として形成され、それにより、電極3a,3bが一体化されていること以外は図1に示す放電灯1とほぼ同様の構造を有している。図4に示すように電極3a,3bを一体化した場合、中空体2内で電極3a,3b間距離が変動することがない。そのため、性能の安定化が可能となる。
図6は、本発明の第3の実施形態に係るバリア型冷陰極放電灯を概略的に示す断面図である。図6に示すバリア型冷陰極放電灯1は、一体化された電極3a,3bが中空体2を貫通するように設けられていること以外は図4に示す放電灯1と同様の構造を有している。このような構造によると、一体化された電極3a,3bが中空体2内でふらつくのを抑制することができる。
図7は、本発明の第4の実施形態に係るバリア型冷陰極放電灯を概略的に示す断面図である。図7に示すバリア型冷陰極放電灯1は、電極3bが電極3aとは反対側から中空体2に挿入されていること以外は図1に示す放電灯1と同様の構造を有している。このような構造によると、中空体2の外部で露出した導体4a,4b間で不所望な放電などが生じるのを防止することができる。
図8は、本発明の第5の実施形態に係るバリア型冷陰極放電灯を概略的に示す断面図である。図8に示すバリア型冷陰極放電灯1は、電極3aと電極3bとが先端同士を突き合わせるように配置されていること以外は図1に示す放電灯1と同様の構造を有している。このような構造は、中空体2の径を縮小する上で有利であるのに加え、調光性が要求される場合などに有用である。なお、このような構造においては、電極3a,3bは先端同士をホルダなどを用いて固定することが好ましい。
図9は、本発明の第6の実施形態に係るバリア型冷陰極放電灯を概略的に示す断面図である。図9に示すバリア型冷陰極放電灯1は、電極3bに絶縁膜5bが設けられていないこと以外は図8に示す放電灯1とほぼ同様の構造を有している。このような構造によると、電極3bの消耗を生じるが、より低電圧で放電を生じさせることが可能となる。
図10は、本発明の第7の実施形態に係るバリア型冷陰極放電灯を概略的に示す断面図である。図10に示すバリア型冷陰極放電灯1では、中空体2の両端に開口が設けられており、それら開口は導体4a,4bでそれぞれ塞がれている。また、導体4a,4bの中空体2の内部に対向した面はダイヤモンド膜5a,5bでそれぞれ被覆されている。
図11は、本発明の第8の実施形態に係るバリア型冷陰極放電灯を概略的に示す断面図である。図11に示すバリア型冷陰極放電灯1では、中空体2の両端に開口が設けられており、それら開口はバルクのダイヤモンド5a,5bでそれぞれ塞がれている。また、バルクのダイヤモンド5a,5bの中空体2の内部に対向した面の裏面には導体4a,4bが設けられている。このような構造でも、図10を参照して説明したのと同様の効果を得ることができる。
図12は、本発明の第9の実施形態に係るバリア型冷陰極放電灯を概略的に示す断面図である。図12に示すバリア型冷陰極放電灯1では、中空体2の両端外面に導体4a,4bがそれぞれ設けられており、中空体2の両端内面にはダイヤモンド膜5a,5bがそれぞれ設けられている。すなわち、この放電灯1において、電極3aは、導体4aとダイヤモンド膜5aと中空体2のそれらの間に位置する部分とで構成され、電極3bは、導体4bとダイヤモンド膜5bと中空体2のそれらの間に位置する部分とで構成されている。
図13は、本発明の第10の実施形態に係るバリア型冷陰極放電灯を概略的に示す断面図である。図13に示すバリア型冷陰極放電灯1では、中空体2の外側両側面に導体4a,4bがそれぞれ設けられている。すなわち、この放電灯1において、電極3aは、導体4aと中空体2の壁部とで構成され、電極3bは、導体4bと中空体2の壁部とで構成されている。また、この放電灯1において、蛍光体膜6中にはダイヤモンド微粒子5cが混在している。
(実施例1)
本実施例では、以下に説明する方法により、ダイヤモンドとガラスとの間で二次電子放出効率の比較を行った。
本実施例では、図1に示すバリア型冷陰極放電灯1を以下に説明する方法により作製した。
まず、モリブデンからなる直径1mmの導体4a,4bの表面に、ダイヤモンド膜5a,5bをそれぞれ成膜し、電極3a,3bを形成した。なお、ダイヤモンド膜5a,5bは実施例1で説明したのと同条件で成膜し、それらの厚さは50μmとした。次に、一端が開口し、他端が封止された内径4mmのガラス管2の内面に、塗布法により蛍光体膜6を形成した。次いで、電極3a,3bにガラスビード処理を施し、それら電極3a,3bを内面に蛍光体膜6を形成したガラス管2内に挿入した。さらに、8000Paのキセノン雰囲気中で、ガラスビードとガラス管2の開口部とを融着させることによりガラス管2を封止した。以上のようにして、図1に示す放電灯1を作製した。なお、本実施例では、電極3a,3bは、その先端から150mmまでをガラス管2内に位置させた。また、電極3a,3b間の距離は1mmとした。
本比較例では、図14に示すバリア型冷陰極放電灯101を以下に説明する方法により作製した。
まず、一端が開口し、他端が封止された内径4mmのガラス管102の内面に、塗布法により蛍光体膜106を形成した。なお、ここで使用したガラス管102の壁部の厚さは0.5mmであった。次に、8000Paのキセノン雰囲気中で、ガラス管2の開口部を融着させることにより封止した。さらに、ガラス管2の外面にそれぞれ長さ150mm×幅2mmの導体104a,104bを取り付けた。以上のようにして、図14に示す放電灯101を作製した。
Claims (4)
- 光透過部及び開口を有し且つ希ガスを収容した中空体と、
第1導体及び前記第1導体と前記中空体内の空間との間に介在したダイヤモンド絶縁部を備え且つ前記開口を塞いだ第1電極と、
少なくとも前記ダイヤモンド絶縁部を介して前記第1導体と対向した第2導体を備えた第2電極と、
前記中空体の内面に設けられた蛍光体膜とを具備し、
前記ダイヤモンド絶縁部は前記第1導体の一主面を被覆したダイヤモンド膜であり、
前記第1導体の前記ダイヤモンド絶縁部で被覆された前記主面は凹んでいることを特徴とするバリア型冷陰極放電灯。 - 光透過部及び開口を有し且つ希ガスを収容した中空体と、
第1導体及び前記第1導体と前記中空体内の空間との間に介在したダイヤモンド絶縁部を備え且つ前記開口を塞いだ第1電極と、
少なくとも前記ダイヤモンド絶縁部を介して前記第1導体と対向した第2導体を備えた第2電極と、
前記中空体の内面に設けられた蛍光体膜とを具備し、
前記開口は、前記中空体内の空間と比較して、前記中空体の前記開口が設けられた壁部の外面に平行な方向の寸法がより小さく、
前記第1導体は、前記外面のうち前記開口の周囲の部分と前記開口とを被覆し、
前記ダイヤモンド絶縁部は、前記開口内に位置していることを特徴とするバリア型冷陰極放電灯。 - 光透過部を有し且つ希ガスを収容した中空体と、
前記中空体の外面に設けられた第1導体を備えた第1電極と、
前記中空体の内面に設けられ且つダイヤモンド微粒子を含有した蛍光体膜と、
少なくとも前記中空体の壁部及び前記蛍光体膜を介して前記第1導体と対向した第2導体を備えた第2電極とを具備し、
前記蛍光体膜中の蛍光体に対する前記ダイヤモンド微粒子の重量比は5乃至50%の範囲内にあることを特徴とするバリア型冷陰極放電灯。 - 光透過部を有し且つ希ガスを収容した中空体と、
前記中空体の外面に設けられた第1導体を備えた第1電極と、
前記中空体の内面に設けられ且つダイヤモンド微粒子を含有した蛍光体膜と、
前記中空体の前記外面に設けられ且つ前記第1導体から離間した第2導体を備えた第2電極とを具備し、
前記蛍光体膜中の蛍光体に対する前記ダイヤモンド微粒子の重量比は5乃至50%の範囲内にあることを特徴とするバリア型冷陰極放電灯。
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