JP2005071271A - 画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 それぞれが隔離した場所に現在するユーザによって組まれるグループが、共通の印刷物を手にするにあたり利便性の高い印刷ツールを提供する。
【解決手段】 画像形成システムは、複数の印刷装置、ネットワークを介して接続され画像情報を含む電子メールを送信可能な複数の端末装置、この電子メールを受け取るに応じてその送信元であるデータ発信端末装置(囲み破線1内参照)及びそのユーザが指定した被指定端末装置(囲み破線2,3,…,k内参照)に前記画像情報を特定するための第1パスワード(PW1)を送信するサーバ(310)を備えている。被指定端末装置のユーザは、第1パスワードを含む電子メールをサーバに送信することで、印刷を実行すべき印刷装置(囲み破線2,3,…,k内参照)を特定することができ、画像情報に基づいて各印刷装置ごとに作成される画像データを特定するための第2パスワード(PW2(1),…,PW(k))を受ける。
【選択図】 図9

Description

本発明は、例えばコピー機、ファクシミリ機及びプリンタ、或いはこれらの機能を併せ持ついわゆる複合機等の画像形成装置及び端末装置等がネットワークを構成して相互に接続されている画像形成システムの技術分野に属する。
従来、例えば複数のパーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」ということがある。)及び複数の印刷機等の画像形成装置が、ネットワークを構成し、ある一つのパソコンから、ある一つの画像形成装置に対して、文書・図画等の情報及び印刷命令を送信することで、当該文書・当該図画等の印刷が可能な画像形成システムが知られている。この場合、前記のネットワークとしては、有線接続・無線接続のいずれをも想定することが可能であり、あるいはいわゆるWWW(World Wide Web)を利用したものも想定することができる。
このような画像形成システムでは、例えば外出先で使用されているパソコン等から、コンビニエンスストアその他の公共の使用に開かれた場所に設置された画像形成装置に画像データを送信することで、当該外出先において印刷を実行し、その印刷物を入手する、などという運用が可能である(特許文献1乃至5参照)。この場合、前記画像データの送信のために、電子メールが利用されるものも知られている。
特開平2001−290620号公報 特開平2000−242444号公報 特開平2000−339237号公報 特開平2001−293911号公報 特開平2001−249858号公報
しかしながら、従来における画像形成システムには次のような問題点がある。すなわち、前記のように電子メールを利用して画像形成を実行するシステムでは、例えば前記の特許文献1のように、ユーザ使用の端末及び当該画像形成装置、あるいはシステムを統括管理するサーバ等に専用のソフトをインストールする必要が生じたり、或いは、とりわけ、当該電子メールが誰から送られたものであるかを特定するために、当該サーバ等に、予めユーザの登録処理を行っておくなどの必要が生じてくる。これは、電子メールの送信先を正確に特定することで、当該ユーザの送信になる画像データの特定を行う必要や、その画像形成に係る費用の回収等を正確に行う必要があるからである。
しかしながら、かかる登録処理、或いはインストールには、相当程度の手間がかかり、ユーザにとってもシステム運用者にとっても小さくない煩わしさを与えるという問題点がある。また、前記の構成によれば、当該システムを利用することができる者は、登録処理を済ませた者にのみ限られることになるから、登録処理等を必要とすることは、前記の煩雑さを結果的にユーザに負担してもらうこととも相俟って、市場範囲の拡大にとって障害になりうる。
さらに、登録処理を必要とする場合には特に、登録されたユーザの情報が漏洩し、或いはコピーされるなどの危険性もあり、ユーザのプライバシー保護の観点から問題があるほか、システムの運用者にとっても、ユーザの特定や費用回収の正確な遂行に問題が生じる可能性もある。場合によっては、無関係なユーザに費用請求がいくなどということも考えられる。このような状況を避けるためには、登録されたユーザの情報を頻繁に変更する等の対策をとれば、相応の効果を挙げることができると考えられるが、登録処理等にかかる手間を増加させる要因となるし、問題の根本的解決にもなっていない。また、前記の画像形成に係る費用に、このような危険性を織り込んだ上で料金設定(即ち、登録された情報の管理費用を含めた料金設定)を行うとすると、当然に全体的なコストアップを帰結することになり、システム運用者にとって不本意な処置となるばかりか、ユーザにとっても当然好ましくない状況がもたらされる。
加えて、外出先のユーザにとって、相当程度広範囲に散在する印刷装置のうち、どの印刷装置で実際の印刷が実行されるかは一大事である。すなわち、外出先のユーザが、パソコン等によって画像情報を含む電子メールを送信してその印刷を希望するとしても、該印刷が、ユーザの現在位置から非常に遠い場所に位置する印刷装置で行われたのでは殆ど意味がない。このような問題は更に、例えば、ある一定のグループを組む複数のユーザのうちの一人のユーザが、該グループ内の残りのユーザに、ある画像情報に基づく印刷物を手にしてもらいたいなどという場合に、より深刻になる。というのも、該残りのユーザは、一般にてんでバラバラな場所に現在するのであり、彼ら各々のための印刷装置の特定が効果的に行われるのでなければ、前記の目的(即ち、グループの構成員に共通の印刷物を手にしてもらう)を達成し得ないからである。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザ及びシステム運用者にとって手間がかからず、また、その使用権限が限定されたユーザにとってのみ認められるのではなく、誰にとってもその使用が可能であるような画像形成システムであって、一般にそれぞれが隔離した場所に現在するユーザによって組まれるグループが、共通の印刷物を手にするにあたって利便性の高い印刷ツールとなりうる画像形成システムを提供することを課題とする。
本発明の画像形成システムは、上記課題を解決するため、そのそれぞれが、画像データに基づいて用紙上に画像形成を行うとともに、第1から第nのメールアドレスが割り当てられた第1から第nの画像形成装置(但し、nは正の整数)と、該画像形成装置に連絡手段を介して接続されており、画像情報を含む電子メールを前記連絡手段に向けて送信可能な複数の端末装置と、前記連絡手段を介して前記画像情報を含む電子メールを受け取るに応じて、当該電子メールの送信元である前記複数の端末装置のうちのデータ発信端末装置及び該データ発信端末装置のユーザにより当該電子メールを通じて指定された被指定端末装置の少なくとも一方に、当該画像情報を特定するための所定の第1パスワードを前記連絡手段を介して送信する管理用端末装置とを備えてなり、前記管理用端末装置は更に、前記第1パスワードの送信を受けた端末装置のうち印刷欲求をもつユーザの手にある印刷要求端末装置から送信された当該第1パスワードを含む電子メールの内容に基づいて、前記第1から第nの画像形成装置の中から前記画像情報に基づく画像形成を実行すべき第mの画像形成装置(但し、mは正の整数であって、1≦m≦n)を特定する特定手段と、前記第1パスワードにより特定された前記画像情報に基づいて作成された前記画像データ及び該画像データを特定するための所定の第2パスワードを前記第mの画像形成装置に送信するとともに、前記第2パスワードを前記印刷要求端末装置に送信する送信手段とを備えいる。
本発明の画像形成システムによれば、まず、その構成要素たる画像形成装置が、画像データに基づいて用紙上に画像形成を行うことができる。ここで「画像データ」とは「画像情報」に基づいて作成されるが、この「画像情報」とは、例えば当該画像形成装置に付設され得るスキャナ部から読み取られた原稿面上の画像、或いは当該画像形成装置に接続されたパソコン等のユーザ端末で作成された画像等を構成するために必要な情報をいう。本発明では特に、端末装置は、画像情報を含む電子メールを送信可能であり、また画像形成装置は該電子メールに含まれる画像情報ないしはこれに基づき作成された画像データを受信可能に構成されているから、端末装置のユーザは、例えば外出先において、電子メールによるやり取りを通じた画像形成を実行し、その画像形成されたものとしてのドキュメントを手に入れることなどができる。なお、「画像」とは、文書、図画などのあらゆる象形を含む。
そして、本発明では特に、前記連絡手段に管理用端末装置(以下、「サーバ」という。)が接続されており、当該サーバは、端末装置から送られてくる画像情報を含む電子メールを受け取るとともに、その発信元となったデータ発信端末装置及び該データ発信端末装置のユーザにより指定された被指定端末装置の少なくとも一方に、当該画像情報を特定するための所定の第1パスワードを送信するようになっている。すなわち、例えば、「複数の端末装置」のそれぞれが、第1,第2,…,第kと名付けられるとして、そのうちの第1の端末装置がデータ発信端末装置に該当するとし、且つ、該第1の端末装置のユーザが仮に第3,第(k−1)及び第kの端末装置を指定したとすれば、第1パスワードは、これら第1,第3,第(k−1)及び第kの端末装置という都合四つの端末装置に送信されることになる。ちなみに、本発明によれば、送信元を特定した上で前記第1パスワードを返信することが前提とされているから、その電子メールを送った相手が誰であるかを相応に特定することが可能である。
続いて、本発明では更に、サーバが、前記第1パスワードの送信を受けた端末装置のうち印刷欲求をもつユーザの手にある印刷要求端末装置から送信された当該第1パスワードを含む電子メールの送信を受ける。これによれば、前記のグループを構成するとみうる第1,第3,第(k−1)及び第kの端末装置、或いはサーバにとっては、この第1パスワードを鍵として、前記の画像情報(即ち、データ発信端末装置から発信された画像情報)を特定することができることになる。
また、サーバの特定手段は、この場合の電子メールの内容に基づいて、前記第1から第nの画像形成装置の中から前記画像情報に基づく画像形成を実行すべき第mの画像形成装置(但し、mは正の整数であって、1≦m≦n)を特定する。ここで、まず、電子メールの内容に基づいて、ある一定の画像形成装置が特定されるとは、例えば当該電子メールにどこかに所定の形式で当該ユーザの所望する画像形成装置の記載をなしておくと、特定手段がこれを解読し、そのユーザの所望する画像形成装置が特定される、などということである。また、この第mの画像形成装置の特定は、前記第1パスワードの送信を受けた端末装置が複数存在するのであれば、一般に、複数回行われることになる。すなわち、第3の端末装置から当該電子メールが送信されると、それに応じて、第m1の画像形成装置が特定され、以下、第(k−1)の端末装置に対応して第m2の画像形成装置が、第kの端末装置に対応して第m3の画像形成装置が、それぞれ特定されるということになる(むろん、m1=m3とか、m1=m3=m3等の場合もありうる。)。そして、この場合、これら第m1,第m2及び第m3の画像形成装置のそれぞれは、第3,第(k−1)及び第kの端末装置のユーザの希望に適った、即ち例えば、場所的に該ユーザに最も直近に位置する画像形成装置等が特定されるということになるのである。
そして、本発明では、このような第mの画像形成装置、即ち例えば第m1,第m2及び第m3の画像形成装置等々に、前記第1パスワードによって特定された画像情報に基づいて作成された画像データ及び該画像データを特定するための所定の第2パスワード(前記のように、ユーザそれぞれにつき固有の第m1,第m2及び第m3の画像形成装置が特定されたのなら、この第2パスワードも、各ユーザにつき固有(言い換えると、複数種類)になりうる。)が送信されるとともに、前記第2パスワードが、印刷要求端末装置、即ち例えば第3,第(k−1)及び第kの端末装置に送信されるようになっているのである。
これによると、前記のようなグループを構成する各ユーザは、自身にとって都合よく画像形成を実行すべき画像形成装置を特定することができるとともに、自身が受け取った第2パスワードを、その特定された画像形成装置における前記画像データについての画像形成を実行に移すためのいわば鍵として使用することが可能となる。
なお、本発明にいう「用紙」とは、字義どおり、パルプ等からなる紙片のみを意味するのではなく、例えばOHP用シート等トナーを付着することによって印刷することの可能な媒体一般を含む。
以上説明したように、本発明によれば、まず、画像情報を含む電子メール及びこれに対応するパスワードの送受信という構成を採用することから、登録処理等を経ることなく、パスワードを鍵として用いることで、例えば外出先における画像形成を実行することができる。そして、このように登録処理が必要なくなることから、ユーザ及び当該画像形成システムの運用者は、それに伴う余計な作業を実施せずに済み、かかる煩雑さから開放されることになる。むろん、当該画像形成システムでは、登録処理に係るコストを削減することが可能であるから、その分の廉価化を図ることができる。
また、同じ理由から、本発明に係る画像形成システムは、登録処理を経た、限定されたユーザにとってのみ開かれているのではなく、電子メールを送受信可能なユーザ全員にとって開かれたものとなる。この点、電子メール送受信ソフトは、今日、殆どのパソコン、携帯電話その他の個人用携帯端末機器に標準装備されていることに鑑みると、本発明に係る画像形成システムは、殆どあらゆる者にとって開かれたものとなるといっても過言ではない。このように、本発明によれば、市場範囲が原則として限定されないという極めて優れた利得を手に入れることができる。
そして、本発明の画像形成システムでは特に、一般にそれぞれが隔離した場所に現在するユーザによって組まれるグループが、共通の印刷物を手にするにあたって利便性の高い印刷ツールとなりうる。これは、前記のように、第1パスワードを含む電子メールをサーバに向けて送信することによって、自身に都合のよい画像形成装置をユーザがイニシアティブをとって特定することができるからである。したがって、実際に画像形成が行われる場所が、あるユーザにとって非常に遠いがために、当該グループにおける印刷物の共有が困難になるなどという事態を回避することができるのである。
また、このような構成は、次のような効果を生む素地をももつ。すなわち、例えば、ある画像情報に基づく印刷物を2人のユーザで共有したいという場合、一つの方法としては、当該画像情報を現に有するユーザからこれを持たないユーザに、当該画像情報を送信すれば問題が解決する場合もある。しかし、これでは、画像情報のサイズが大きいと送信時間や送信コストの点で問題を生じさせるおそれがある。また、そもそも相手方のユーザが当該画像情報を受けるための端末装置を持ち合わせていない場合に、この方法はとりえない。しかるに、本発明によれば、このような不具合は被らないのである。なぜなら、前記の構成から明らかなように、前記の2人のユーザ間で画像情報それ自体のやり取りを行う必要はないし、また、当該画像情報をもたないユーザも、第1及び第2パスワードを受け得る端末装置(例えば、携帯電話等)さえもっていれば、前記印刷物を手に入れることができるからである。
本発明のこのような作用及び効果その他の利得は次に説明する実施の形態から明らかにされる。
以下では、本発明の実施の形態について図1乃至図3を参照しつつ説明する。ここに図1は、本実施形態に係る画像形成システムの概要図であり、図2は、図1に示すサーバの構成を示す概要図であり、図3は、図1に示す印刷装置の構成を示す概要図である。
図1において、画像形成システムは、本発明にいう「端末装置」の一例たる2台のパソコン510及び520、3台の印刷装置110、120及び130(以下、まとめて呼称するときは、便宜上、「110乃至140」などと記す。)、並びに、本発明にいう「管理用端末装置」の一例たるサーバ310が、本発明にいう「連絡手段」の一例たるネットワーク10を介して相互に接続されている。また、この画像形成システムには、本発明にいう「端末装置」の一例として、前記のパソコン510及び520に加えて、携帯電話410もまた、ネットワーク10を介して接続されている。
このうち、パソコン510及び520(以下、符号「510」に代表させる。残るパソコン520も以下と同様な構成を備えている。)は、公知のワープロソフト・画像描画ソフト(不図示)等を搭載している。該パソコン510上では、これらのソフトを利用することで、文書・図画等からなる画像情報を作成することができる。
また、本実施形態では特に、パソコン510は電子メール送受信ソフト(不図示)を備えている。パソコン510のユーザは、この電子メール送受信ソフトを使用することにより、他のパソコン520、あるいはサーバ310に向けて、電子メールを送信することができる。そして、この電子メールには、例えばその添付ファイルとして、前記の画像情報を付加させることができ、かかる添付ファイル付きの、或いは画像情報を含む電子メールを送信することもできる。なお、このような添付ファイル付き電子メールは、典型的には、画像情報からなる添付ファイルと、電子メール本文(例えば、当該添付ファイルが添付されていることを通知する通知文、簡単な挨拶文、定型文等々をいう。)とから構成されている。また、以下では、特に断りがない限り、単に「電子メール」と記載されていたとしても、それは前記したような「画像情報を含む電子メール」を意味しているものとする。
次に、サーバ310は、図2に示すように、メールサーバ部311、アプリケーションサーバ部312及び記憶装置313を備えている。このうちメールサーバ部311は、SMTPやPOP3等の公知の電子メール送受信技術を具備しており、前記のパソコン510又は520から送られてきた画像情報を含む電子メールを受信する。アプリケーションサーバ部312は、メールサーバ部311で受け取った画像情報を含む電子メールのうち、画像情報を特定するための第1パスワードを発行する。また、パソコン510又は520のユーザから第1パスワードが送られてきた場合には、当該ユーザのために前記画像情報に基づいて作成された画像データを特定するための第2パスワードもまた発行する。これら第1及び第2パスワードの具体例については後述する。また、アプリケーションサーバ部312は、前記画像情報に基づいて、印刷装置110乃至140における印刷を実行することが可能な形式である画像データを作成する。なお、前記のうちパスワードは、パソコン510又は520に前記メールサーバ部311によって送信され、画像データは、印刷装置110乃至140にFTPやHTTP等の公知のネットワーク技術を具備したアプリケーションサーバ部311によって送信される。記憶装置313は、例えば、公知の構成を備える随時読み書き可能なメモリであり、メールサーバ部311で受け取った画像情報を含む電子メールそれ自体を記憶したり、或いは後述するように、前記パスワードの送信に代えて又は加えて送信する「付加情報」を記憶している。
そして、印刷装置110乃至140(以下、符号「110」に代表させる。残る印刷装置120、130及び140も以下と同様な構成を備えている。)は、図3に示すように、インターフェイス(以下、「I/F」という。)111、記憶装置112、印刷ドライバ113、操作パネル114及び制御部115を備えている。このうちI/F111は、本実施形態において特に、サーバ310から送られてくる前記の第2パスワード及び画像データを受信する。記憶装置112は、例えば、公知の構成を備える随時読み書き可能なメモリであり、前記I/F111を介して印刷装置110内に取り込まれた第2パスワード及び画像データを蓄えることが可能である。印刷ドライバ113は、サーバ310から送られてきた画像データに基づき印刷装置110における実際の印刷(画像形成)を取り仕切る。操作パネル114は、ユーザから印刷装置110に対して印刷実行を指示するためなどの各種のボタン等、或いは印刷装置110からユーザに対して印刷の完了を通知するためなどのディスプレイ等からなるユーザインターフェイスである。この操作パネル114は、本実施形態では特に、ユーザによる第2パスワードの入力が可能なように構成されている。制御部115は、前記の各構成要素を統括制御する。本実施形態では特に、前記第2パスワードの入力なしには、前記画像データに基づいた印刷が実行されないようなロックが、制御部115によって行われる。
また、本実施形態においては特に、印刷装置110には、料金回収装置110Aが付設されている。この料金回収装置110Aには、図示しないコイン投入口、該コイン投入口からコインが投入されたことを条件として前記操作パネル114の操作を可能にするための、或いは印刷ドライバ113における印刷開始を許可するための信号を発信する起動装置等が搭載されている。したがって、本実施形態におけるユーザは、この料金回収装置110Aに所定の料金を投入しない限り、印刷ドライバ113はロックされた状態にあり、当該印刷装置110の使用ができないようになっている。
なお、本実施形態は、これら印刷装置110乃至140が、例えば一市町村、一都道府県等の相当程度広範な地域に分散して配置されており、且つ、前記パソコン510及び520が、外出先でも使用しうるような携帯型のものであるような場合(更には、印刷装置及びパソコン各々の数が相当程度多い場合)において、本発明の最も効果的な一態様となる。
かかる構成となる画像形成システムは、例えば図4乃至図7に示すように運用され、その結果以下に記す作用効果を得ることができる。ここに図4乃至図7は、本実施形態に係る画像形成システムにおいて、例えばパソコンを携えて外出しているユーザが、その外出先で印刷装置により印刷を実行する場合の処理の流れを示すフローチャート(図4は画像情報を発信するパソコン、図5はサーバ、図6は印刷要求を発するパソコン、図7は印刷装置に関する部分)である。なお、以下においては、説明の簡単のため、本発明にいう「データ発信端末装置」の一例として図1中のパソコン510(以下、「データ発信パソコン510」ということがある。)をあてるとともに、本発明にいう「印刷要求端末装置」の一例として図1中の携帯電話410(以下、それぞれ「印刷要求携帯電話410」ということがある。)をあてる。
まず、ユーザは、データ発信パソコン510上のワープロソフト・画像描画ソフトを用いて、任意の文字・図画等からなる画像情報を作成する。ユーザはこの後、図1及び図2の符号EPに示すように、前記の画像情報を添付した上で、サーバ310に向けて電子メールを送信し(図4のステップS51)、サーバ310は、メールサーバ部311において、前記の画像情報を含む電子メールを受信する(図5のステップS31)。ここで、本実施形態においては特に、この画像情報を含む電子メールの内容には、例えば携帯電話410のメールアドレスの情報が含まれている(例えば、「cc」欄に当該メールアドレスが記載されている)ものとする。
さて、メールサーバ部311は、前記で受け取った画像情報を含む電子メールをアプリケーションサーバ部312に渡し、アプリケーションサーバ部312では、当該画像情報を特定するための第1パスワードを発行する(図5のステップS32)。このように、画像情報及びこれに対応するように発行された第1パスワードは、不可分一体のものとして記憶装置313に記憶させておく(図5のステップS321)。また、サーバ310は、前記画像情報を含む電子メールの内容をなしていた携帯電話410のメールアドレスの情報に基づいて、前記の第1パスワードを、当該携帯電話410に送信する(図5のステップS322)。これにより、本実施形態においては、パソコン510及び携帯電話410が、前記画像情報に基づく印刷物を手に入れるにあたっての一塊のグループを構成するとみることができる。なお、グループを構成する端末装置が都合何台になるかは、本発明にとって本質的でないことはいうまでもない(例えば、図1でいえば、上記に加えてパソコン520が加わってよい。)。
ここで、前記の「第1パスワード」は、本発明において基本的にどのような方法を用いて構成してもよいが、その具体的態様としては、例えば次のような例を挙げることができる。すなわち、本実施形態において、この第1パスワードは、後に明らかとなるように好ましくは比較的短期間その効力を保持すれば十分であるから、複雑にする必要がない。したがって、例えば、第1に、第1パスワードが文字列及び数字列からなる場合において、ユーザがその双方又は片方を指定した文字列及び数字列を、そのまま所定の第1パスワードとして決定することができる。第2に、ユーザが例えば文字列を指定するとともに、アプリケーションサーバ部312がランダムな数字列を付加することによって、所定の第1パスワードを構成することができる。なお、前記の指定の方法としては、例えば電子メール本文に、その指定にかかる文字列及び数字列を所定の手順に則って記載(例えば、予め定められた適当なステートメントとその引数としての文字列及び数字列を記載)すると、サーバ310の側がこれを解読する、などという構成を採用することができる。また第3に、ユーザが文字列及び数字列を指定しなくとも、アプリケーションサーバ部312の側で、例えば送られてきた電子メールのメールアドレスを参照し、その先頭の三文字を第1パスワードの全部又は一部としてあてる(例えば、メールアドレスが“abcd@xxx.yyy.co.jp”なら、このうちの“abc”を用いる。)ことで、所定の第1パスワードを構成する、などという方法も採りうる。
いずれにせよ、このような比較的簡易な第1パスワードを発行しておけば、ユーザがそれを忘れてしまうなどといったことが生じにくく好ましい。特に、前記のように、ユーザが指定した文字列又は数字列を第1パスワードにあてたり、或いは当該パソコン510のメールアドレスの何文字かを抜き取って第1パスワードにあてれば、ユーザにおける当該第1パスワードの忘失というおそれは更に回避されることになる。
なお、前記のいずれの場合においても、これより発行しようとする第1パスワードが、既に他のユーザのために発行されている第1パスワードと同じであってはいけないので、それを避けるための処理が必要であることは言うまでもない。具体的には例えば、発行しようとする第1パスワードと、既に発行した複数の第2パスワードの一々とを比較対照し、その中で合致があれば前記発行しようとする第1パスワードを破棄して新しい第1パスワードを創出し、そうでなければ、前記発行しようとする第1パスワードをそのまま発行する、などとう処理が行われることになる。また、本発明に係る第1パスワードは、当該画像形成システムを同時に利用すると推定されるユーザの数等に応じて、その長さや複雑さ、或いは種類を、適宜変更することができる。なお、以下では、説明の便宜上、第1パスワードとして“kcm0001”なる文字列及び数字列からなるものが発行されるものとして説明を行う。
さて、以上のように第1パスワードが送信される結果、その反射として、携帯電話410は、この第1パスワード“kcm0001”を受信する(図6のステップS41)。ちなみに、本実施形態においては、データ発信パソコン510にも、第1パスワードが送信されており、該パソコン510は、該第1パスワードを受信するようになっている(図4のステップS52)。以下の説明では、とりあえず、該パソコン510において行われるべき処理は基本的にないものとする(図4のステップEND)。なお、送信先として指定された携帯電話410のメールアドレスに第1パスワードを送信したが、そのようなメールアドレスは存在しなかったなどという場合には、その旨を表す公知のエラー通知を受け取った後、当該第1パスワード及びこれに対応する前記の画像情報を消去する処理を実施してもよい。
以上の処理までで、本実施形態においては、データ発信パソコン510及び携帯電話410のユーザは、共通の画像情報に関して、共通の第1パスワードをもつということになる。
さて、このような状況下で、サーバ310は、前記第1パスワードが送信されてくるのを待つ(図5のステップS33)。ここで、携帯電話410のユーザが、前記画像情報に基づく印刷物を手に入れたいと欲求した場合には、当該携帯電話410から前記第1パスワードを含む電子メールを、図1の符号PWに示すように、サーバ310に向けて送信する(図6のステップS42)。この電子メールには、いま述べたように第1パスワードに関する情報、即ち“kcm0001”を含んでいるとともに、印刷要求携帯電話410のユーザにとって、ネットワーク10に接続されている印刷装置110乃至140のうち、例えば最も近い場所に存在する印刷装置その他の当該ユーザが印刷物を直接に取りに行くのに最も都合のいい印刷装置を特定するための情報を含んでいる。サーバ310は、かかる情報に基づいて、携帯電話410のユーザの所望するとおりに、当該ユーザにとっての印刷を実行すべき印刷装置を特定する(図5のステップS34)。
ここで、印刷装置を特定する処理としては、具体的には次のようなものを例示することができる。例えば第1に、前記のステップS33で受信した電子メールの宛先として用いられるメールアドレスを利用する形態が考えられる。すなわち、まず、ネットワーク10に接続されている印刷装置110乃至140の各々について、例えば図8に示すように、予め、1対1対応の固有のメールアドレスを割り当てておく。この図中左欄の“110”から“140”は、図8における符号に対応している。そして、この場合、ユーザが、図8に示すメールアドレスのうちのいずれを前記のステップS42で送り出す電子メールの宛先として使用するかによって、印刷装置110乃至140のいずれか一つが特定されるようにするのである。例えば、宛先が“printsys001@xxx.yyy.co.jp”であるなら、特定される印刷装置は「印刷装置110」に、 “printsys004@xxx.yyy.co.jp”であるなら、特定される印刷装置は「印刷装置140」に、などということになる。結局、これによると、ユーザがイニシアティブをとるかたちで、印刷装置の特定が行われることになる。
また第2に、ユーザがイニシアティブをとって印刷装置を特定する方法としては、上記のほか例えば、電子メール本文に、ユーザの所望する印刷装置を所定の手順に則って記載(例えば、予め定められた適当なステートメントとその引数としてのユーザの所望する当該印刷装置の番号等を記載)するとともに、サーバ310の側がこれを解読して、印刷装置を特定する、などという構成を採用することもできる。
いずれにせよ、以上の特定処理により、ユーザが所望したとおりに、印刷を実際に実行するべき印刷装置が特定されることになる。
なお、前記の特定処理により特定される印刷装置は、本発明にいう「印刷要求端末装置」の数に応じて、一般に複数ありうることになる(即ち、本発明にいう「第mの画像形成装置」は、「第m1,m2,…,mpの画像形成装置」(但し、1≦m1,m2,…,mp≦n)と読み替えてよい。後の図9参照)。即ち、携帯電話410のユーザにとって、最も都合のいい印刷装置は、図1における「印刷装置110」であって、パソコン520のユーザにとって、最も都合のいい印刷装置は、図1における「印刷装置140」であるなどということ(いずれも、図中囲み破線参照)がありえ、それぞれのユーザがステップS42相当の処理として送る電子メールでは、様々な印刷装置の指定が含まれ得るのである。このような事態は、印刷装置及びユーザが相当程度広範な領域に散在しているならば、むしろ当然に生じるものと考えられる。なお、以下、本説明では、当該特定処理により特定される印刷装置は、図1における「印刷装置110」であるものとする。
さて一方、サーバ310は、前記のステップS33で受け取った電子メールに含まれている第1パスワード“kcm0001”に基づいて、記憶装置313に一般に複数記憶されている画像情報の中から特定の画像情報を選択することができる。これら第1パスワード及び画像情報は記憶装置313に一体不可分として記憶されていたからである(図5のステップS321参照)。
次に、サーバ310のアプリケーションサーバ部312は、このように特定された画像情報に基づいて、前記で特定された印刷装置110に適合するように、画像データを作成する(図5のステップS35)。ここで画像データの作成とは、画像情報を印刷装置110においても使用可能なように、画像情報のデータ形式を、当該印刷装置110に適合するように変換する処理をいう。この変換処理は、例えば、特定された印刷装置が印刷装置110ではなくて印刷装置120であって、且つ、当該印刷装置120で扱える画像データのデータ形式が印刷装置110のそれとは異なるなどという場合、それに対応して異なり得る。画像データとは、具体的には例えば、ページ記述言語である“ポストスクリプト”や“PCL”等が該当する。
続いて、このように作成された画像データを特定するための第2パスワードを発行する(図5のステップS36)。ここで第2パスワードの構成方法としては、前記第1パスワードのそれとして説明したものをそのまま流用して考えることができる。なお、以下では、説明の便宜上、第2パスワードとして“kcm9901”なる文字列及び数字列からなるものが発行されるものとして説明を行う。
以上のように、画像データを特定するための第2パスワードが発行されたら、次に、サーバ310は、この第2パスワード“kcm9901”を、携帯電話410及び図5のステップS34において特定された印刷装置110のそれぞれに送信する(図5のステップS37。図1の符号PW参照)。続いて、サーバ310は、図3のステップS35において作成された画像データを、図1乃至図3の符号PDに示すように、印刷装置110に送信する(図5のステップS38)。
一方、前記のサーバ310による第2パスワード送信の反射として、携帯電話410のユーザは、その第2パスワード“kcm9901”を受け取ることになる(図4のステップS52)。当該ユーザは、このパスワード“kcm9901”を用いることによって、後述するように、印刷装置110の記憶装置112に蓄えられた複数の画像データの中から特定の画像データを選択することができる。また、印刷装置110は、サーバ310から送られてきたパスワード“kcm9901”及び画像データをI/F111を介して受信(図6のステップS11)し、これらを一体不可分のものとして記憶装置112に記憶する。印刷装置110は、この受け取った画像データに基づき印刷を実行することが可能となるが、その印刷の実行は、前記の第2パスワードの入力がない限り行われないようになっている。
なお、前記では、印刷装置110に第2パスワードが送信された後、画像データが送信されるという手順になっているが、本発明では、これに代えて、当該画像データを当該パスワードでロックする設定として送信する、という形態も採用し得る。要は、ロックする処理を、実質的に、サーバ310側でやるか印刷装置110側でやるかの相違であるが、いずれを採用しても問題はない。
以上により、印刷の実際の実行という段階からみればいわば準備的ともいえる処理が、すべて完了する。
以下ではこれに続いて、携帯電話410のユーザが、当該印刷装置110のある場所に実際に出向き、当該印刷装置110をして実際に印刷を実行させることになる。すなわち、まず、印刷装置110は、前記第2パスワード“kcm9901”の入力を待つ(図7のステップS12)。この場合、当該印刷装置110が、例えばコンビニエンスストアその他の公共の使用に開かれた場所に設置されているのであれば、この第2パスワード入力待ち処理に並行して、一般第三者によるダイレクトな印刷命令、あるいはコピー命令等を処理していて勿論よい。
次に、携帯電話410のユーザが、印刷装置110の所在場所に直接に出向き、そこで操作パネル114を介した第2パスワード入力を行うと、この入力された第2パスワードが、記憶装置112に記憶されているいずれかのパスワードと一致するかどうかが判断される(図7のステップS13)。ここで、これら二つのパスワードが合致すると判断されるならば(即ち、入力されたパスワードが“kcm9901”であるならば)次なる処理へ(図7のステップS13からステップS14へ)、そうでないと判断されれば再び第2パスワード入力待ち処理に戻る(図7のステップS13からステップS12へ)。前者の場合、第2パスワード合致の判断とともに、画像データの特定もまた行われることになる。
前記で第2パスワードの合致が見られたら次に、印刷装置110は、ユーザによる料金回収装置110Aにおける所定料金の投入を待つ(図7のステップS14)。ここで、例えば一定期間待ったにも関わらず、料金投入がなされなかった場合には、前記の第2パスワード合致ないしは画像データ特定という事実はなかったものとして、すべての処理を完了する(図7のステップS14からステップENDへ)。このように、料金回収装置110Aを設けておけば、ユーザから、当該画像形成システムを利用することによる対価を確実に徴収することができる。なお、前記の場合、場合によっては、当該第2パスワード及び当該画像データの受信及び記憶(図7のステップS11参照)もまた、なかったものとする処理を実施してもよい。
逆に、前記一定期間中に、料金投入があれば、印刷装置110は、印刷ドライバ113のロックを解除した上、前記のように特定された画像データに基づいて実際に印刷を実行することになる(図7のステップS15)。このようにして、ユーザは、外出先においても、印刷物を手にすることができることになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザは、第1パスワード“kcm0001”及び第2パスワード“kcm9901”を得ることで、他人が送信した画像情報をサーバ310上で特定するとともに、該画像情報に基づき作成された画像データを自分の都合のいい印刷装置110上で特定した上で、該印刷装置110をして当該画像情報に基づく印刷を実行することができる。この場合、異なるユーザに対する同じ第2パスワードの発行がない以上、ユーザの一人一人(より正確に言えば、画像データの一つ一つ)は各々一意に特定されるから、例えばサーバ310において、電子メールを送ったユーザが誰であるかを特定するために、予め登録処理を行っておくなどという必要がない。したがって、本実施形態によれば、この登録処理に必要とされた煩雑な手間から、ユーザ及びシステム運用者を開放することができる。また、登録処理が必要ないということは、本実施形態に係る画像形成システムが、登録処理を経た限定されたユーザにとってのみ開かれているというのではなく、電子メールを送受信可能な端末装置を有するユーザ全員にとって開かれたものとなるということを意味する。以上のように、本実施形態に係る画像形成システムは、相当程度広範な市場を想定した上での運用を行うことができることになる。
しかも、本実施形態に係る画像形成システムは特に、一般にそれぞれが隔離した場所に現在するユーザによって組まれるグループが、共通の印刷物を手にするにあたって利便性の高い印刷ツールとなりうる。これは、前記のように、第1パスワードを受け取ったユーザが、該第1パスワードを含む電子メールをサーバに向けて送信することによって、自身に都合のよい印刷装置110乃至140を、該ユーザがイニシアティブをとるかたちで特定することができるからである。したがって、実際に印刷が行われる場所が、あるユーザにとって非常に遠いがために、当該グループにおける印刷物の共有が困難になるなどという事態を回避することができるのである。
ちなみに、前記の実施形態において、、図6のステップS42で送信される電子メールで含まれるとされた、ユーザにとって都合のいい印刷装置を特定するための情報は、データ発信パソコン510に関しては特に図4のステップS51で送信される画像情報を含む電子メールにおいて既に含まれるとしてよい。また、これに加えて、図4のステップS52における第1パスワードの受信時点で、前記の情報に基づく特定された印刷装置に、当該第1パスワード及び該印刷装置に適合するように変換された画像データが送信されているようにしてもよい。つまり、画像情報を発信するいわば振出人については、特別に、第1パスワードが、印刷装置における印刷実行の鍵としても機能しうるようにしておくのである(図7において「第2パスワード」とあるのを、「第1パスワード」と読み替える。)。このようにしておけば、データ発信パソコン510のユーザは電子メールを一度だけ送信すればよく便宜に適う。
以上、本実施形態の画像形成システムにおける作用を、より概念的にまとめて表現すれば、図9のようになる。すなわち、まず、囲み破線1内のパソコンからサーバ310へ向けて送信された画像情報を含む電子メールにおいて、図9に示すその他の囲み破線2,3,…,k−1及びk内のパソコンのメールアドレスの情報が含まれているとすると、前記画像情報を特定するための第1パスワードPW1が、囲み破線1,2,3,…,k−1及びk内の各パソコンに送信される(図4のステップS51から図5のステップS322、更に図6のステップS41参照)。この第1パスワードPW1は、囲み破線1内のパソコンのユーザにとっては、特別に、印刷装置における印刷実行の鍵としても機能しうる(囲み破線1内の両矢印参照。)(図7参照)。一方、その他の囲み破線2,3,…,k−1及びk内のパソコンは、前記で受け取った第1パスワードPW1を含む電子メールを、改めてサーバ310に向けて送信することで、自分に都合のいい印刷装置m1,m2,…,mpを指定するとともに、これら印刷装置m1,m2,…,mpに適合するように変換された画像データを特定するための第2パスワードPW(2),PW(3),…,PW(k)を受信する(図6のステップS42から図5のステップS37、更に図6のステップS43参照。なお、ここに述べる処理は各ユーザのため(k−1)回(=囲み破線2,3,…,k−1及びk)実施されることが想定される。)。これら各ユーザに割り振られた第2パスワードPW(2),PW(3),…,PW(k)は、印刷装置m1,m2,…,mpの鍵として機能しうる(囲み破線2,3,…,k内の両矢印参照。また、図7参照)。
なお、本発明にいう「端末装置」は、電子メールの送受信が可能であればよいのであるが、これに関連して、本発明においては、電子メール技術として利用されている、又は利用可能な各種の技術を、そのまま流用することができる。例えば、アドレス拒否等を利用すれば、例えば、無料のフリーメールを返信先にした場合は、サーバ310における電子メールの受理を拒絶したりする技術や、受理し得る電子メールの最大サイズを設定する技術などを流用することができる。
また、上記実施形態においては、サーバ310において、送信されてきた画像情報から画像データへの変換処理が行われるようになっているが、ここにいう「変換処理」には、印刷において使用すべき用紙の大きさ、或いはカラー印刷・モノクロ印刷の別等の、いわば印刷態様の如何についても織り込んだ上での、画像情報から画像データへの変換という意味合いが含まれる。この場合、予め、前記印刷態様の如何を、サーバ310ないしは印刷装置110に通知しておく必要があるが、そのためには例えば、前記においてユーザがパスワードを指定する方法として説明し、或いは印刷装置を指定する方法として説明したのと同様に、「電子メール本文」を利用するような方法を採用すればよい。
このように印刷態様の如何を織り込んだ上で画像データを作成しておけば、ユーザは、印刷装置の前で実質的に第2パスワードの入力処理を実施するのみでよく、また、この入力処理の後すぐに印刷が開始されることになるので非常に便宜である。
(印刷装置及びサーバに記憶されたパスワード等の取扱い)
加えて、上記実施形態においては、サーバ310が受信し、その記憶装置313に記憶された第1パスワード及び画像情報、或いは印刷装置110が受信し、その記憶装置112に記憶された第2パスワード及び画像データの行く末(これらの記憶は延々と保持されるのか等)について特に言及していないが、これについては例えば次のような処理を行えばよい。すなわち、第一に、印刷装置110に着目すれば、正規の第2パスワードが入力され、それに対応する画像データに基づく印刷が完了したのであれば、当該第2パスワード及び当該画像データは、記憶装置112から削除するようにしてもよい。
第二に、同じく印刷装置110に着目して、例えば、ある第2パスワード及び画像データを受信してから、一定の期間(例えば、三日間、一週間等)の経過を待ち、或いはこれに加えて、例えば当該期間中、当該第2パスワードの入力がなかったという条件を満たす場合には、当該第2パスワード及び当該画像データを削除するように構成してもよい。これによれば、ユーザが放置したと見られる当該第2パスワード及び当該画像データを延々と存置しておくことで、記憶装置112の容量を無駄に使用され続けてしまうというおそれがなくなり、システム運用者にとって、また、この画像形成システムを利用する他のユーザにとって好都合である。また、それらを放置したと見られる当のユーザにとっても、自身の画像データが長々と公共の印刷装置等の中に存置されていることは好ましからざる状態と考えることができるから、当該画像データが自動的に削除されることは、当該ユーザにとっても秘密保持の観点から好ましいということができる。このようなことは、第1パスワード及び画像情報が、サーバ310の記憶装置313に記憶されてから一定期間ほったらかしにされた場合(例えば、第1パスワードを含む電子メールが誰からも全然送られてこない場合(図5のステップS33参照)等)にも同様に考えることができる。
なお、前記の第二で述べたように、上記の実施形態において好ましくは、第1又は第2パスワードは比較的短期間その効力を保持すれば十分であるから、前述のように、該第1又は第2パスワードを複雑に構成する必要がないのである。また、該第1又は第2パスワードは、上記の実施形態において、あるユーザがある機会に送信した画像情報を含む電子メールのなかの当該画像情報又はこれに基づく作成された画像データを特定するために一意に付されるものであり、また殊に、前記の第一で述べたように、好ましくは、いわば使用済みの第2パスワード及び画像データは逐一消去されていく構成を採用するとよいから、当該画像情報ないしは画像データの機密性はよく保持されるということができる。
ちなみに、以上のようなことであれば、あるユーザが第2パスワードを受け取ったが印刷装置の所在場所に出向くことができないなどという場合には、例えば、当該印刷装置のより近傍に位置する他人に、当該第2パスワードを教示し、代わりに印刷を実行しに行ってもらうということも問題なくできる。なぜなら、第2パスワードの効力、あるいは画像データが長期間にわたり有効扱いされる場合には、第2パスワードを他人に教示することによって意図せぬ第三者に当該第2パスワードが内通され、電子データの機密性の保持は困難になると考えられるものの、上記の実施形態で好ましくは、第2パスワードの有効期限は比較的短く切られ、また、該第2パスワードはいわば1回きりの使用のみ有効とされるため、機密性をよりよく維持することができるからである。
(第1又は第2パスワードに代えて又は加えて送信する付加情報)
加えて更に、本実施形態では特に、サーバ310は、前記第1又は第2パスワードの各端末装置への送信(図5のステップS322又はステップS37)に代えて又は加えて、「所定の付加情報」を、各端末装置に送信するように構成してもよい。ここで所定の付加情報とは、具体的には、種々のものを考えることができる。例えば、第1には、サーバ310が、電子メールの受信に何らかの理由で失敗し、或いはその受信を拒絶した場合には、第1又は第2パスワードの発行及び送信に代えて、その旨の「エラーメッセージ」を送信するように構成することができる。
第2に、第1又は第2パスワードの発行及び送信に加えて、パソコン510のユーザが所望した印刷態様(例えば、使用する用紙のサイズ、或いはカラー印刷を実行するかどうか等)による「プレビュー画像」を送信するように構成することができる。第3に、当該印刷を実行した場合における「使用料金」、ないしは種々の設定等で使用料金が類型的に定められているなどの場合には「料金表一覧」を送信することができる。このうち「使用料金」の例については、図10にその表示例を示した。なお、図では第2パスワード“kcm9901”を受信した時点(図6のステップS43)における表示例を示している。第4に、図5のステップS32を参照して「特定処理」で特定された印刷装置、即ち、ユーザが所望した印刷を実行すべき印刷装置が設置されているコンビニエンスストア等の店舗その他の該印刷装置の所在場所を示す「地図」或いは「店舗名」を送信することができる。この例については、図11にその表示例を示した。
また、第5に、画像形成システム運用者にとって、当該所定の付加情報をユーザに送信することで、所定のスポンサーからの広告料収入が見込めるような「所定の付加情報」を考えることもできる。
このようなものとしては、例えば、第5の1として、ユーザが所望した印刷を実行すべき印刷装置が設置されている店舗、或いは該店舗を含む商店街、ないしはその付近の商業施設、更には当該画像形成システムの運用に携わる者(例えば、前記店舗との間の契約締結を代理する契約代理店。以下、「システム運用提携者」という。)等の宣伝広告を含む「画像データ」ないしは「音楽データ」を送信することができる。この場合、スポンサーとしては、当該店舗、当該商店街、当該商業施設、或いは当該システム運用提携者を想定し得る。ただし、「画像データ」としては、ユーザの端末装置において壁紙として使用可能なものや、「音楽データ」としては、試聴用等として配布し得るもの、更には、電子メールの送信元たる端末装置が例えば携帯電話410であるときには、当該音楽データとして、その着信メロディとして利用可能なもの、等々も含めて考えることができる。この場合、市場から広く募ったスポンサーの存在を想定することもできるし、あるいはスポンサーが必ずしも存在しなくてもよい。
第5の2に、前記の店舗、商店街又は商業施設等の「割引券」、あるいは「優待券」などを送信することができる。この場合も、スポンサーとしては、当該店舗等を考えることができる。ただし、「割引券」等としては、前記の他にも、当該画像形成システムそれ自体を以後利用するときに使用しうるもの等も考えられる。
以上のように、「所定の付加情報」としては、種々のものを考えることができるが、いずれにせよ、これらの情報を、第1又は第2パスワードに代えて又は加えて送信すれば、ユーザにとっては有益な情報に接する機会が与えられることになるし、システム運用者には広告料収入等が見込めることになる。
なお、常に一定の「付加情報」を送信することも可能であるが、これに代えて又は加えて、送られてきた電子メールの内容、あるいは当該電子メールの送信元たる端末装置のユーザに応じて、送信すべき付加情報を選択するような構成を採用することも有意義である。例えば、前記の「所定の付加情報」が、“プレビュー画像”を含む場合であって、ユーザの所望する印刷が変哲なき通常の印刷である場合においては、ユーザにとってこれを特別に知らされる意義は薄れる。したがって、かかる場合に限っては、“プレビュー画像”の送信を省略する、などという処理をとることも可能である。
また、「所定の付加情報」が、ユーザが所望した印刷を実行すべき印刷装置が設置されている店舗の宣伝広告を含む画像データを含む場合には、店舗に応じて送信すべき画像データを選択する必要性が高まる。このような場合においては、サーバ310の記憶装置313に、印刷装置110乃至140が設置されているすべての店舗の宣伝広告を含む画像データを記憶しておき、そこから、最適な画像データを選択するという構成を採用すればよい。この場合、送信すべき画像データは、前記のように、ユーザが印刷装置の指定を伴う電子メールを送信してきた場合には、当該電子データの内容(即ち、指定された印刷装置を設置する店舗)に応じて選択すればよい。本発明にいう「電子メールの内容に応じて」や、或いは「データ発信端末装置のユーザに応じて」には、以上述べたような意義が含まれる。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う画像形成システムもまた、本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本実施形態に係る画像形成システムの概要図である。 図1に示すサーバの構成を示す概要図である。 図1に示す印刷装置の構成を示す概要図である。 本実施形態に係る画像形成システムにおいて、パソコンを携えて外出しているユーザが、その外出先で印刷装置により印刷を実行する場合の処理の流れを示すフローチャート(データ発信パソコンに関する部分)である。 本実施形態に係る画像形成システムにおいて、パソコンを携えて外出しているユーザが、その外出先で印刷装置により印刷を実行する場合の処理の流れを示すフローチャート(サーバに関する部分)である。 本実施形態に係る画像形成システムにおいて、パソコンを携えて外出しているユーザが、その外出先で印刷装置により印刷を実行する場合の処理の流れを示すフローチャート(印刷要求パソコンに関する部分)である。 本実施形態に係る画像形成システムにおいて、パソコンを携えて外出しているユーザが、その外出先で印刷装置により印刷を実行する場合の処理の流れを示すフローチャート(印刷装置に関する部分)である。 図1に示す印刷装置のそれぞれにメールアドレスを割り当てる例を示す図である。 本実施形態におけるパスワードの流れ等をまとめて示す概念図である。 付加情報としての「使用料金」が、第2パスワードとともに、サーバからパソコンに送られた結果を示す表示例である。 付加情報としての「地図(印刷を実行すべき印刷装置の所在場所を示す地図)」が、第2パスワードとともに、サーバからパソコンに送られた結果を示す表示例である。
符号の説明
10…ネットワーク
510、520…パソコン
410…携帯電話
110、120、130、140…印刷装置
112…記憶装置
310…サーバ
311…メールサーバ部
312…アプリケーションサーバ部
313…記憶装置

Claims (11)

  1. そのそれぞれが、画像データに基づいて用紙上に画像形成を行う第1から第nの画像形成装置(但し、nは正の整数)と、
    該画像形成装置に連絡手段を介して接続されており、画像情報を含む電子メールを前記連絡手段に向けて送信可能な複数の端末装置と、
    前記連絡手段を介して前記画像情報を含む電子メールを受け取るに応じて、当該電子メールの送信元である前記複数の端末装置のうちのデータ発信端末装置及び該データ発信端末装置のユーザにより当該電子メールを通じて指定された被指定端末装置の少なくとも一方に、当該画像情報を特定するための所定の第1パスワードを前記連絡手段を介して送信する管理用端末装置と
    を備えてなり、
    前記管理用端末装置は更に、
    前記第1パスワードの送信を受けた端末装置のうち印刷欲求をもつユーザの手にある印刷要求端末装置から送信された当該第1パスワードを含む電子メールの内容に基づいて、前記第1から第nの画像形成装置の中から前記画像情報に基づく画像形成を実行すべき第mの画像形成装置(但し、mは正の整数であって、1≦m≦n)を特定する特定手段と、
    前記第1パスワードにより特定された前記画像情報に基づいて作成された前記画像データ及び該画像データを特定するための所定の第2パスワードを前記第mの画像形成装置に送信するとともに、前記第2パスワードを前記印刷要求端末装置に送信する送信手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記第1から第nの画像形成装置のそれぞれには、第1から第nのメールアドレスが割り当てられており、
    前記特定手段は、
    前記印刷要求端末装置から送信された電子メールの宛先として使用されたメールアドレスが、前記第1から第nのメールアドレスのうちのいずれかに合致するかに基づいて、前記第mの画像形成装置を特定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記管理用端末は、
    前記画像情報を含む電子メールを受信し、及び、前記所定の第1及び第2パスワードを送信するメールサーバ部と、
    前記所定の第1及び第2パスワードを所定の手順によって発行するアプリケーションサーバ部と
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。
  4. 前記所定の手順は、前記第1又は第2パスワードの一部を構成する文字列及び数字列の少なくとも一方の全部又は一部を、前記データ発信端末装置又は前記印刷要求端末装置のユーザが、前記電子メールの送信の際に指定する手順を含むことを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
  5. 前記所定の手順は、前記データ発信端末装置又は前記印刷要求端末装置のアドレスの全部又は一部を、前記第1又は第2パスワードの全部又は一部として組み込む手順を含むことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成システム。
  6. 前記管理用端末装置は、前記第1又は第2パスワードに代えて又は加えて、所定の付加情報を、前記データ発信端末装置又は前記印刷要求端末装置に送信することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  7. 前記管理用端末装置は、
    前記管理用端末装置は前記所定の付加情報を含む複数の付加情報を記憶する記憶手段と、
    前記所定の付加情報を、前記電子メールの内容及び前記データ発信端末装置又は前記印刷要求端末装置のユーザの少なくとも一方に応じて、前記記憶手段に記憶された前記複数の付加情報の中から選択する付加情報選択手段と
    を更に備えてなることを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
  8. 前記付加情報選択手段は、
    前記特定手段により特定された前記第mの画像形成装置が設置されている場所に応じて、前記所定の付加情報を、前記記憶手段に記憶された前記複数の付加情報の中から選択することを特徴とする請求項7に記載の画像形成システム。
  9. 前記画像形成装置は、前記画像データ及び前記第2パスワードを記憶する画像形成装置用記憶手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  10. 前記画像形成装置は、所定時間の経過の後、前記画像形成装置用記憶手段から前記画像データ及び前記第2パスワードの少なくとも一方を削除する削除手段を備えていることを特徴とする請求項9に記載の画像形成システム。
  11. 前記画像形成装置は、画像形成を実行する対価としての料金を徴収するための課金手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の画像形成システム。





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