JP2005070417A - レンズ調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光軸の倒れ調整が容易なレンズ調整装置を提供する。
【解決手段】 レンズが固定されるレンズ枠の外周部に、光軸上の点を中心とする球の外面の少なくとも一部をなす摺接外球面を形成し、レンズ枠を保持する保持枠の内周部に、摺接外球面と同一中心で該摺接外球面に接する摺接内球面を形成し、この摺接外球面と摺接内球面を摺動させて保持枠の中心軸に対してレンズ枠を傾動させる傾動制御機構を備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、レンズの位置調整装置に関し、特にレンズ光軸の倒れを調整するティルト装置に関する。
レンズ鏡筒では、個々の部品が公差内で製造されていても、組み立てた状態で各部品の誤差が累積して、光学性能に無視できない影響が生ずる可能性がある。特に近年では光学系の小型化が進んでおり、従前よりも厳密な精度が要求される傾向にある。そのため、組立状態での光学性能を確保するために様々なレンズ調整装置が提案されている。例えば、特許第2794424号では、レンズ光軸の倒れを調整するために偏心カムピンを用いたティルト装置が提案されている。このティルト装置では、光軸と直交する軸で回転可能な3つの偏心カムピンをレンズ鏡筒の周方向に所定間隔で設け、該3つの偏心カムピンによってレンズ枠を3点支持した状態となっている。そして、3つの偏心カムピンをそれぞれ適宜回転させるとその光軸方向位置が変化し、レンズの光軸角度が変化する。
特許第2794424号公報
前述した従来の調整手法では3つの偏心カムピンを個別に操作しなければならず、また実際の光軸の倒れに対していずれの偏心カムピンをどの程度操作すればよいのか直感的に分かりにくいので、調整に手間がかかっていた。本発明はこのような煩雑さを解消し、光軸の倒れ調整を容易に行えるレンズ調整装置を提供するものである。
本発明のレンズ調整装置は、レンズが固定されるレンズ枠の外周部に、光軸上の点を中心とする球の外面の少なくとも一部をなす摺接外球面を形成し、レンズ枠を保持する保持枠の内周部に、摺接外球面と同一中心で該摺接外球面に接する摺接内球面を形成し、この摺接外球面と摺接内球面を摺動させて保持枠の中心軸に対してレンズ枠を傾動させる傾動制御機構を備えたことを特徴としている。
傾動制御機構は、保持枠の中心軸を中心とする周方向へのレンズ枠と保持枠の相対回動を規制することが好ましい。
傾動制御機構の一形態として、レンズ枠の外周部に形成したビス孔に螺合して該レンズ枠から外径方向に突出する傾動調整ビスと、この傾動調整ビスが移動可能に嵌まるように保持枠に形成した、該保持枠の中心軸と平行なビスガイド溝と、保持枠の中心軸を中心として傾動調整ビスとビスガイド溝の周方向位置を変化させる周方向位置調整手段とを設けることが好ましい。この構造では、ビス孔に対する傾動調整ビスの径方向の進退位置に応じてレンズ枠と保持枠が互いに固定または固定解除され、固定解除状態で傾動調整ビスをビスガイド溝に沿って前後移動させたとき、摺接内球面に対して摺接外球面が摺動してレンズ枠が傾動する。
傾動調整ビスとビスガイド溝はそれぞれ、レンズ枠と保持枠の周方向に等間隔で位置を異ならせて一対設けられていることが好ましい。
本発明は、カム環の回転に応じて光軸方向に移動可能な可動レンズ群の支持構造として適用可能である。この場合には、保持枠を第1の枠体と第2の枠体から構成し、第1の枠体には、カム環のカム溝に係合するフォロアとレンズ枠の摺接外球面に接する第1の摺接内球面とを設け、第2の枠体には、第1の枠体の径方向外側に位置してレンズ枠との間に該第1の枠体を挟む挟着環部と、第1の摺接内球面とは別にレンズ枠の摺接外球面に接する第2の摺接内球面とを設け、上記のビスガイド溝は第2の枠体に形成して、傾動調整ビスによって第1の枠体、第2の枠体及びレンズ枠が共締めされるようにするとよい。
保持枠が第1と第2の枠体からなる場合、第1の枠体の外周部に形成した周方向溝と、この周方向溝の外側に位置させて第2の枠体の挟着部に形成した径方向への貫通ビス孔と、周方向溝に係合するガイド突起を先端部に有し、該ガイド突起の基部に貫通ビス孔に螺合する螺合部を有する周方向位置調整ビスとによって周方向位置調整手段を構成することができる。すなわち、貫通ビス孔に対する周方向位置調整ビスの径方向の進退位置に応じて第1の枠体と第2の枠体が互いに固定または固定解除され、固定解除状態でガイド突起が周方向溝に沿って移動可能になる。
レンズ枠及び保持枠の外側を覆う筒状体を有するレンズ鏡筒などに本発明を適用した場合には、この筒状体を径方向に貫通して傾動調整ビスを筒状体の外側から操作可能とする貫通操作孔を設けると作業性が良い。また、周方向位置調整ビスについても同様に、筒状体の外側から操作可能とさせる貫通操作孔を設けるとよい。
以上の本発明によれば、光軸の倒れ調整を容易に行えるレンズ調整装置を得ることができる。
図1及び図2は、本発明を適用したレンズ調整装置を備えているズームレンズ鏡筒10の概略断面図であり、図1が光軸の倒れ調整前、図2が調整後の状態を示している。ズームレンズ鏡筒10における撮影光学系は、光軸方向前方から順に第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、絞A、第3レンズ群L3で構成され、各レンズ群を光軸Oに沿って相対移動させることでズーミングを行う。ズームレンズ鏡筒10はマウント環11を介して不図示のカメラ本体に着脱可能であり、該カメラ本体にはシャッタが内蔵されている。
マウント環11の前部には固定環(筒状体)12が固定されている。固定環12は、光軸Oを中心とする同心の外側筒部13と内側筒部14を有し、この外側筒部13と内側筒部14の後端部がマウント環11に結合されたコ字型の断面形状となっている。マウント環11をカメラ本体に取り付けた状態では、固定環12はカメラ本体に対して固定され、回転も光軸方向移動も行わない。
外側筒部13の外周面には光軸Oを中心として回転操作可能にズームリング(筒状体)15が支持され、ズームリング15は内径方向にズームレバー16を延出させている。ズームレバー16は、外側筒部13に形成した径方向への貫通孔13aを通してカム環(筒状体)20に固定されている。カム環20は、内側筒部14の外周面に支持されており、光軸Oを中心として回転可能である。したがって、ズームリング15とカム環20はズームレバー16を介して一体に回転する。貫通孔13aは、ズームリング15及びカム環20が回転したときにズームレバー16と干渉しないように周方向へ長く形成されている。
カム環20には、光軸方向前方からC1、C2、C3という3種類のカム溝が形成されている。カム溝C1に対しては、第1レンズ群L1を支持する1群移動枠21に設けたカムフォロア21aが係合し、カム溝C2に対しては、第2レンズ群L2を支持する2群移動枠(保持枠、第1の枠体)22に設けたカムフォロア22aが係合し、カム溝C3に対しては、第3レンズ群L3を支持する3群移動枠23に設けたカムフォロア23aが係合する。なお、2群移動枠22と3群移動枠23が内側筒部14の内側に位置するのに対し、1群移動枠21はカム環20と外側筒部13の間(内側筒部14の外周面側)に支持されている。これに応じて、カムフォロア21aは1群移動枠21から内径方向へ向けて突出され、カムフォロア22aとカムフォロア23aはそれぞれ2群移動枠22と3群移動枠23から外形方向へ向けて突出されている。各カムフォロア21a、22a及び23aはさらに、内側筒部14に形成した光軸Oと平行な直進案内溝24に係合しており、光軸方向に直進案内されている。つまり、1群移動枠21、2群移動枠22及び3群移動枠23は、光軸Oに沿う方向へは移動可能で光軸Oを中心とする回転は行わないように、直進案内溝24によって案内される。
以上の構成から、ズームリング15を回転操作するとカム環20が回転し、カム環20が回転すると、1群移動枠21、2群移動枠22及び3群移動枠23が、対応するカム溝C1ないしC3の形状に応じて光軸方向に所定の軌跡で進退移動する。この3つのレンズ群L1ないしL3の光軸方向の相対移動によってズーミングが行われる。絞Aは3群移動枠23に支持されており、第3レンズ群L3と共に移動する。
本ズームレンズ鏡筒10では、第2レンズ群L2の支持機構に光軸の倒れ調整(ティルト)手段が設けられている。第2レンズ群L2を直接に保持する部材は2群レンズ枠(レンズ枠)30であり、該2群レンズ枠30が2群押さえ枠(保持枠、第2の枠体)31を用いて上記の2群移動枠22に固定される。
図3に示すように、2群レンズ枠30の外周部は、光軸O上の任意の中心点Kを中心とする半径rの球の外面の一部である摺接外球面P1として形成されている。2群押さえ枠31は、光軸方向前方の一部領域に2群移動枠22と重ならない径方向フランジ32を有し、該径方向フランジ32よりも後方に2群移動枠22の径方向外側に重なる挟着環部33を有するL字状の断面形状を有しており、径方向フランジ32の内周部に摺接内球面(第2の摺接内球面)P2が形成されている。摺接内球面P2は、摺接外球面P1と同じ球(中心点K、半径r)の内面の一部であり、2群レンズ枠30の摺接外球面P1に対して摺動可能に接する。
図3に示すように、2群移動枠22の先端部は、2群押さえ枠31の径方向フランジ32及び挟着環部33と、2群レンズ枠30の摺接外球面P1とに囲まれた空間Sに対して光軸方向後方から挿入される。この2群移動枠22の先端部付近の内周面には、摺接内球面P2と同様に光軸上の中心点Kを中心とした半径rの球の内面である摺接内球面(第1の摺接内球面)P3が形成されている。2群移動枠22の先端部を空間Sに挿入していくと、摺接内球面P3が2群レンズ枠30の摺接外球面P1に対して摺動可能に接する。また、2群移動枠22の外周面22bと挟着環部33の内周面33aは光軸Oを中心とする円筒面であり、両周面は互いに周方向に相対回動可能に接する。
2群押さえ枠31には、光軸方向に前後位置を異ならせて、挟着環部33を径方向に貫通する第1ビス螺合孔(貫通ビス孔)34とビスガイド溝35が形成されている。このうち光軸方向後方に位置する第1ビス螺合孔34に対して、第1ビス(周方向位置調整ビス)40の基部側に設けた螺合部40aが螺合可能である。第1ビス40は、螺合部40aの先端側に小径のガイドピン(ガイド突起)40bを有し、このガイドピン40bは、2群移動枠22の外周面22b上に形成した周方向溝36(図6ないし図9参照)に嵌まっている。第1ビス螺合孔34に第1ビス40の螺合部40aを締め込んでいくと、ガイドピン40bの先端部が周方向溝36の底面に押し付けられ、2群移動枠22と2群押さえ枠31は互いに固定される。すなわち、周方向溝36内でのガイドピン40bの移動が規制された状態になる。一方、第1ビス螺合孔34と螺合部40aの螺合を緩めると、2群移動枠22と2群押さえ枠31は周方向溝36とガイドピン40bにガイドされて相対回動可能になる。
ビスガイド溝35は光軸Oに沿う方向(2群押さえ枠31の中心軸と平行な方向)への長溝として形成されており、該ビスガイド溝35に対して、その長手方向に移動可能かつ周方向に移動規制された状態で第2ビス(傾動調整ビス)41が挿入される。第2ビス41の軸線は上記中心点Kを中心とする径方向に向いている。ビスガイド溝35は、開口凹部37を通して2群押さえ枠31の外周面側に開口している。図5から分かるように、開口凹部37はビスガイド溝35よりも幅広であり、該開口凹部37の底部には湾曲底面38が形成されている。湾曲底面38は上記各球面P1、P2及びP3と同心の円弧状面として形成されており、第2ビス41のビスヘット41sが湾曲底面38に当て付いている。2群レンズ枠30の摺接外球面P1上には、ビスガイド溝35の内方に位置する第2ビス螺合孔(ビス孔)39が形成されており、該第2ビス螺合孔39に対して、ビスガイド溝35に挿通された第2ビス41の先端部が螺合可能である。
2群移動枠22、2群レンズ枠30、2群押さえ枠31は、第2ビス41を締め込むことによって共締めされる。すなわち、2群レンズ枠30と2群押さえ枠31の間の空間Sに2群移動枠22を挿入した状態で、鏡筒内径方向に進むように第2ビス41を締め込むと、2群押さえ枠31の挟着環部33の内周面33aが2群移動枠22の外周面22bを2群レンズ枠30側に押し付け、この押し付け力により摺接外球面P1と摺接内球面P3が密着される。2群押さえ枠31は同時に、径方向フランジ32に形成した摺接内球面P2を摺接外球面P1に密着させる。これにより2群レンズ枠30と2群押さえ枠31の間に2群移動枠22が挟着された状態となり、2群移動枠22、2群レンズ枠30及び2群押さえ枠31は一体化される。逆に、鏡筒外径方向へ進むように第2ビス41を緩めると、摺接内球面P2及び摺接内球面P3に対して2群レンズ枠30の摺接外球面P1を摺動させることが可能になる。また、2群移動枠22に対して、外周面22bと内周面33aを摺接させて2群押さえ枠31を光軸中心に回転させることが可能になり、摺接外球面P1と摺接内球面P3を摺接させて2群レンズ枠30を回転させることも可能になる。但し、第2ビス41はビスガイド溝35に対して周方向移動が規制されるので、第2ビス41を締め込んだ状態と緩めた状態のいずれにおいても2群レンズ枠30と2群押さえ枠31は相対回動不能である。
図6に示すように、第2ビス41とビスガイド溝35はそれぞれ、上記球面P1ないしP3の中心点Kに関して対称に配置されるように、周方向に180度間隔で一対が設けられている。図6では第2ビス41の背後に位置するため見えていないが、第1ビス40と第1ビス螺合孔34もまた、周方向に180度間隔で一対が設けられている。図1に示すように、ズームレンズ鏡筒10には、各一対の第1ビス40と第2ビス41を鏡筒完成状態で外部から回転操作可能にさせるために、一対のドライバー挿通孔(貫通操作孔)42と、その後方に位置する一対のドライバー挿通孔(貫通操作孔)43とが形成されている。各ドライバー挿通孔42、43は、鏡筒内径側から順に内側筒部14、カム環20、外側筒部13、ズームリング15を貫通しており、ズームリング15の外周面に取り付けられたカバーリング17で開口部が覆われている。カバーリング17はゴムなどの弾性材料からなり、通常は全てのドライバー挿通孔42、43を覆って有害光がレンズ鏡筒内に入らないように遮光しているが、めくり上げることでドライバー挿通孔42、43を露出させることができる。カバーリング17はまた、ズームリング15を回転操作させるときの指掛かり部としても機能する。
一対の第2ビス41をビスガイド溝35に沿って光軸方向に前後移動させると、摺接内球面P2及び摺接内球面P3に対して摺接外球面P1を摺動させて、2群レンズ枠30は光軸上の中心点Kを中心として前後方向に傾動する。このとき、ビスヘッド41sは各球面P1ないしP3と同心の湾曲底面38に沿って移動するので、2群レンズ枠30の傾動を妨げない。2群レンズ枠30が傾動すると、図4に示すように、第2レンズ群L2の光軸(2群レンズ枠30の中心軸)が他のレンズ群L1、L3の光軸(2群移動枠22と2群押さえ枠31の中心軸)に対して上記任意点Kを中心として傾く。このときの第2レンズ群L2のティルト角は、前後方向への第2ビス41の移動量(第2ビス41の軸線の倒れ角)に対応しており、例えば、図4のように上方の第2ビス41を角度α前傾させたときには、第2レンズ群L2の光軸は下方に向けて角度α傾く。第2ビス41は軸対称の位置に一対が設けられており、かつ各第2ビス41はビスガイド溝35に対して周方向への移動が規制されているので、第2レンズ群L2の光軸は常に、一対の第2ビス41の軸線と上記中心点Kとを含んだ平面Q(図6)内でティルトする。
以上の構成による光軸の倒れ調整の手順を、図7ないし図9を主に参照して説明する。図7ないし図9は、2群移動枠22、2群レンズ枠30及び2群押さえ枠31を正面視したパートと、上側の第1ビス40及び第2ビス41付近を平面視したパートを同時に示しており、正面視したパートでは図中の上下方向がズームレンズ鏡筒10の上下方向に相当し、平面視したパートでは図中の上下方向は光軸前後方向に相当する。
ズームレンズ鏡筒10を組み立てる際には、摺接外球面P1と摺接内球面P2及びP3の摺動を許す程度の強さで第2ビス41を仮締めして、2群移動枠22、2群レンズ枠30及び2群押さえ枠31を一体化させておく。そして、ズームレンズ鏡筒10を組み立てた段階で投影チャートによって光軸の倒れをチェックする。
図7は倒れ調整前の状態である。このとき、一対の第2ビス41はそれぞれ、挿入されたビスガイド溝35の長手方向の略中央部に位置している。つまり、第2ビス41周りを縦断面で見た場合は図3の状態になっている。前述の通り、一対の第2ビス41の軸線を含んだ平面Q内(図7の太矢印方向)がティルト可能な方向であるが、光学性能チェックの結果、この平面Qに含まれない矢印T方向への光軸のティルトが必要になったとする。
まず図8示すように、ティルトさせるべき方向である矢印Tがティルト可能平面Qに含まれるように、2群レンズ枠30と2群押さえ枠31を回転させる。この回転操作は、第1ビス40を緩めてから行う。前述の通り、第1ビス40を緩めると、2群レンズ枠30と2群押さえ枠31が2群移動枠22に対して相対回動可能になる。2群移動枠22はカムフォロア22aと直進案内溝24の係合によって回動が規制されているので、第1ビス40を緩めた状態で該第1ビス40を周方向に移動させると、ガイドピン40bが周方向溝36にガイドされて、2群移動枠22に対して2群レンズ枠30と2群押さえ枠31の結合体が回動する。ビスガイド溝35と第2ビス41はいずれもこの回動する2群レンズ枠30と2群押さえ枠31に設けられているので、結果として図8のようにティルト可能平面Qの角度が変化する。
図8の状態になったら一対の第1ビス40を締め込み、2群移動枠22と2群押さえ枠31を固定させる。これにより、第2ビス41を緩めたとしても、2群押さえ枠31側の摺接内球面P2と2群移動枠22側の摺接内球面P3との相対位置がずれることがなくなる。このとき一対の第2ビス41は、摺接内球面P2及びP3に対する摺接外球面P1の摺動を許す程度の仮締め状態にあるので、結果として、第1ビス40で一体化された2群移動枠22と2群押さえ枠31に対して2群レンズ枠30のみが可動になる。仮に第2ビス41を締め込み過ぎてい場合には、緩めて2群レンズ枠30を可動にさせる。
この時点で、必要とされるティルト方向Tはティルト可能平面Qと一致しているので、第2レンズ群L2の光軸がT方向に傾くように一対の第2ビス41を前後方向に移動させる。具体的には、図9に示すように上側の第2ビス41(41A)をビスガイド溝35の前端部方向に移動(厳密には中心点Kを中心とした傾動。以下同様)させると、摺接外球面P1が摺接内球面P2、P3上を摺動して第2レンズ群L2の光軸がT方向に傾き、該上側の第2ビス41(41A)をビスガイド溝35の後端部方向に移動させた場合には、第2レンズ群L2の光軸がT方向とは反対のT′方向に傾く。このとき下側の第2ビス41(41B)は、第2レンズ群L2の傾動の中心点Kに関して上側の第2ビス41(41A)と対称の位置に移動する。すなわち、T方向へのティルトの際にはビスガイド溝35の後端部方向へ移動し、T′方向へのティルトの際には同前端部方向へ移動する。一対の第2ビス41は連動して機能するものであるから、調整の際には上下いずれの第2ビス41を操作してもよい。
図9に対応するティルト機構の縦断面は図4であり、図4のように第2レンズ群L2をT方向へ所定角(α)傾動させることで撮影光学系全体の光軸の倒れが補正されたら、一対の第2ビス41を締め込み、2群移動枠22及び2群押さえ枠31に対して2群レンズ枠30を再び固定させる。これにより、第2レンズ群L2は図2のようにティルト調整後の角度に維持される。
以上のように光軸の倒れ調整作業では、第1ビス40に対しては、固定及び固定解除時のビス自身の回転操作と、ティルト可能平面Qとティルト方向Tを一致させるための周方向への移動操作とを行う。また第2ビス41に対しては、固定及び固定解除時のビス自身の回転操作と、2群レンズ枠30の傾動角調整のための前後移動操作(中心点Kを中心とした傾動)とを行う。いずれの作業を行う場合も、弾性材料からなるカバーリング17をめくってドライバー挿通孔42または43を露出させ、操作対象が第1ビス40であればドライバー挿通孔43に、第2ビス41であればドライバー挿通孔42にドライバーを挿入すればよい。ドライバー挿通孔42は、第2ビス41を前後方向に移動させる際にドライバーと干渉しないように、前後方向に十分な開口幅をもって形成されている。また、ドライバー挿通孔43は、その周方向形状が図1及び図2には表れていないが、第1ビス40を周方向に移動させる際にドライバーと干渉しないように、周方向に十分な長さを有している。したがって、光軸の倒れ調整に関する作業は、ズームレンズ鏡筒10を分解せずに投影チャートを見ながら行うことができる。なお、本実施形態ではカバーリング17を弾性部材としたが、カバーリング17はズームリング15に対して着脱可能なタイプとし、調整時にカバーリング17を取り外すような構造としてもよい。
以上の説明から分かるように、本実施形態の構成によれば、球面によって2群レンズ枠30を支持し、ティルト可能平面Qがティルト方向Tと一致するようにした上で第2ビス41を前後方向に移動させるだけで光軸の倒れ調整が行えるようになっている。もちろん、ティルト方向Tとティルト可能平面Qが最初から一致しているときは、第2ビス41を前後させるだけでよい。このティルト手法は、3点支持の偏心ピンの相関関係によって行うような従来のティルト操作に比べて感覚的に理解しやすく容易に行うことができ、作業性に優れている。
また、本実施形態ではドライバー挿通孔42、43を設けてティルト調整用の各ビス40、41を外部から操作可能としたので、第1レンズ群L1のように外部に露出しない第2レンズ群L2が調整対象であっても、鏡筒を分解することなく調整することが可能であり、作業性はさらに向上している。
但し、本発明は図示した実施形態に限定されるものではない。例えば、実施形態では周方向に180度間隔で各ビス40、41をそれぞれ一対設けているが、光軸の倒れ調整はそれぞれのビスが少なくとも1つあれば実行することができる。
また、実施形態ではカム環20の回転によって光軸方向に進退される可動レンズ群(第2レンズ群L2)によって光軸の倒れ調整を行っているが、光軸方向に移動しない固定レンズで倒れ調整を行ってもよい。例えば、実施形態における2群移動枠22を固定環12への固定部材とすれば、第2レンズ群L2は固定レンズ群になる。
また本発明の適用対象は、図示実施形態のような3群ズームタイプの光学系に限定されないことは言うまでもない。
本発明を適用したレンズ調整装置を有するズームレンズ鏡筒の縦断面図である。 図1のズームレンズ鏡筒において第2レンズ群のティルトを行った状態の縦断面図である。 図1のズームレンズ鏡筒における第2レンズ群の支持機構付近を拡大した縦断面図である。 図2のティルト状態における第2レンズ群の支持機構付近を拡大した縦断面図である。 図3の矢印V方向から見た2群押さえ枠の平面図である。 2群レンズ枠、2群押さえ枠及び2群移動枠を正面から見た図である。 光軸の倒れ調整作業の一例において、調整前の状態を示す図である。 同調整作業の途中の状態を示す図である。 同調整作業が完了した状態を示す図である。
符号の説明
C1 C2 C3 カム溝
K 摺接内球面及び摺接外球面の中心
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
P1 摺接外球面
P2 摺接内球面(第2の摺接内球面)
P3 摺接内球面(第1の摺接内球面)
Q ティルト可能平面
10 ズームレンズ鏡筒
12 固定環(筒状体)
13 外側筒部
14 内側筒部
15 ズームリング(筒状体)
17 カバーリング
20 カム環(筒状体)
21 1群移動枠
22 2群移動枠(保持枠、第1の枠体)
23 3群移動枠
21a 22a 23a カムフォロア
24 直進案内溝
30 2群レンズ枠(レンズ枠)
31 2群押さえ枠(保持枠、第2の枠体)
32 径方向フランジ
33 挟着環部
34 第1ビス螺合孔(貫通ビス孔)
35 ビスガイド溝
36 周方向溝
37 開口凹部
38 湾曲底面
39 第2ビス螺合孔(ビス孔)
40 第1ビス(周方向位置調整ビス)
40a 螺合部
40b ガイドピン(ガイド突起)
41(41A 41B) 第2ビス(傾動調整ビス)
41s ビスヘット
42 43 ドライバー挿通孔(貫通操作孔)

Claims (8)

  1. レンズが固定されるレンズ枠の外周部に形成した、光軸上の点を中心とする球の外面の少なくとも一部をなす摺接外球面;
    上記レンズ枠を保持する保持枠の内周部に形成した、上記摺接外球面と同一中心で該摺接外球面に接する摺接内球面;及び
    上記摺接外球面と摺接内球面を摺動させて保持枠の中心軸に対してレンズ枠を傾動させる傾動制御機構;
    を備えたことを特徴とするレンズ調整装置。
  2. 請求項1記載のレンズ調整装置において、上記傾動制御機構は、保持枠の中心軸を中心とする周方向へのレンズ枠と保持枠の相対回動を規制するレンズ調整装置。
  3. 請求項1または2記載のレンズ調整装置において、上記傾動制御機構は、
    上記レンズ枠の外周部に形成したビス孔に螺合し、レンズ枠から外径方向に突出する傾動調整ビス;
    上記保持枠にその中心軸と平行に形成され、上記傾動調整ビスが移動可能に嵌まるビスガイド溝;及び
    上記保持枠の中心軸を中心として上記傾動調整ビスとビスガイド溝の周方向位置を変化させる周方向位置調整手段;
    を有し、
    上記ビス孔に対する傾動調整ビスの径方向の進退位置に応じて上記レンズ枠と保持枠が互いに固定または固定解除され、固定解除状態で傾動調整ビスをビスガイド溝に沿って前後移動させたとき、上記摺接内球面に対して摺接外球面が摺動してレンズ枠が傾動するレンズ調整装置。
  4. 請求項3記載のレンズ調整装置において、上記レンズ枠と保持枠の外側を覆う筒状体を有し、該筒状体を径方向に貫通して上記傾動調整ビスを筒状体の外側から操作可能にさせる貫通操作孔を有するレンズ調整装置。
  5. 請求項3または4記載のレンズ調整装置において、上記傾動調整ビスとビスガイド溝はそれぞれ、上記レンズ枠と保持枠の周方向に等間隔で位置を異ならせて一対設けられているレンズ調整装置。
  6. 請求項3ないし5のいずれか1項に記載のレンズ調整装置において、上記レンズはカム環の回転に応じて光軸方向に移動可能な可動レンズ群であり、上記保持枠は、
    上記カム環のカム溝に係合するフォロアと、上記レンズ枠の摺接外球面に接する第1の摺接内球面とを有する第1の枠体;及び
    上記第1の枠体の径方向外側に位置して上記レンズ枠との間に該第1の枠体を挟む挟着環部と、上記第1の摺接内球面とは別に上記レンズ枠の摺接外球面に接する第2の摺接内球面とを有する第2の枠体;
    を備え、
    上記ビスガイド溝は第2の枠体に形成され、上記傾動調整ビスによって第1の枠体、第2の枠体及びレンズ枠が共締めされるレンズ調整装置。
  7. 請求項6記載のレンズ調整装置において、上記周方向位置調整手段は、
    上記第1の枠体の外周部に形成した周方向溝;
    上記第2の枠体の挟着部に、上記周方向溝の外側に位置させて形成した径方向への貫通ビス孔;及び
    上記周方向溝に係合するガイド突起を先端部に有し、該ガイド突起の基部に上記貫通ビス孔に螺合する螺合部を有する周方向位置調整ビス;
    を有し、
    上記貫通ビス孔に対する周方向位置調整ビスの径方向の進退位置に応じて、上記第1の枠体と第2の枠体が互いに固定または固定解除され、固定解除状態で上記ガイド突起が上記周方向溝に沿って移動可能になるレンズ調整装置。
  8. 請求項7記載のレンズ調整装置において、上記レンズ枠及び保持枠の外側を覆う筒状体を有し、該筒状体を径方向に貫通して上記周方向位置調整ビスを筒状体の外側から操作可能にさせる貫通操作孔を有するレンズ調整装置。
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