JP2005069809A - 高エネルギー粒子照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 単位面積当りの貫通孔数のばらつきが小さい多孔性フィルムを製造可能な高エネルギー粒子照射装置を提供すること。
【解決手段】 固体重元素源201Hと、固体軽元素源201Lと、レーザー202Aと、レーザー202Bと、パルス制御装置203とを備え、同じ極性で質量数の異なる2種類のイオンをパルス状に発生させることにより、軽いイオン群からなるパルスを重いイオン群からなるパルスに接近させて、イオンの空間分布をばらつきが減少するように変化させる。軽いイオンのフィルム103上での衝突場所に応じて貫通孔はエッチングにより形成されるので、フィルム103の単位面積あたりの孔数のばらつきが減少する。
【選択図】 図1

Description

本発明は多孔性フィルムの製造に用いられる高エネルギー粒子照射装置に関する。
従来の高エネルギー粒子照射装置としては、放射性物質から発する放射線を用いるものがあった(例えば、非特許文献1参照)。また、希ガス分子などのイオンを電場で加速するもの(例えば、特許文献1参照)や、イオンをパルス状に照射するもの(例えば、特許文献2参照)があった。図8は、前記非特許文献1に記載された従来の高エネルギー粒子照射装置を示す。
図8において、放射性物質101は核分裂反応に伴う放射線102を放出している。放射性物質101とフィルム103は排気104された真空容器105内部に配置され、放射線102は大気分子と衝突することなくフィルム103の膜面にほぼ垂直に入射し貫通して、フィルム内部にトラックと呼ばれる損傷領域を発生させている。続いてフィルム103を真空容器105から取り出し、エッチング液に浸している。トラックは選択的にエッチングされ、フィルム面に垂直に貫通する孔を形成する。
W. D. Williams and N. Giordano : Rev. Sci. Instrum. v.55 (n.3), March 1984, p.410-412. 特開平5−51479号公報 特表平9−511016号公報
前記従来の構成では、放射線を構成する高エネルギー粒子の発生は不規則で、飛来する高エネルギー粒子間には相互作用がなく、その衝突する位置(フィルム面上)がランダムとなり、トラックエッチング後に形成されるフィルム面上単位面積当りの孔数のばらつきが大きいという課題を有していた。
この様なばらつきの存在により、例えば液体を濾過するフィルターに多孔性フィルムを用いた際に、フィルター面の水圧分布にばらつきが発生したり、また孔数密度が平均値より著しく高い箇所が存在し、エッチングにより複数の孔が1つの大きな孔へと変化するなど好ましくない現象が生じていた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、フィルム面における単位面積当りの貫通孔数のばらつきが小さい多孔性フィルムを形成可能な高エネルギー粒子照射装置を提供することを目的とする。
本発明の高エネルギー粒子照射装置は、同じ極性で質量数の異なる2種類のイオンをパルス状に発生させる設備を有し、重いイオン群からなるパルスと軽いイオン群からなるパルスを接近させ相互作用させる。
本構成によって、フィルム面衝突時、軽いイオン群からなるパルスは、重いイオン群からなるパルスから斥力を受けて軽いイオン群のパルス幅は狭くなる。そのため、各イオン間に斥力が働き、軽いイオンによるトラックの位置はランダムではなく互いに避けるように存在することとなる。従って、トラックエッチ後のフィルムに形成される貫通孔分布のばらつきは、イオンがランダムに飛来した場合より低減されたものにすることができる。なお、重いイオン群もトラックを形成するが、その深さは軽いイオン群によるものより浅く、フィルムを貫通しないので、軽いイオンのみが貫通孔の形成に寄与する。
本発明の高エネルギー粒子照射装置によれば、照射フィルムをトラックエッチングした後に形成される貫通孔の面内分布ばらつきを低減することができる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における高エネルギー粒子照射装置の構成図である。図1において、図8と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図1において、固体重元素源201Hは冷却した基台に重い分子を吸着させることにより形成した分子性固体であり、レーザー202Aから照射されるレーザー光が照射されたときのみ分子が脱離し、パルス状の分子を発生させる中性粒子発生源を構成しており、特に重い分子としてキセノンを材料に用いており、冷却温度は10K以下としている。
固体軽元素源201Lは冷却した基台に軽い分子を吸着させることにより形成した分子性固体であり、レーザー202Bから照射されるレーザー光が照射されたときのみ分子が脱離し、ガス状の軽い分子を発生させる中性粒子発生源を構成しており、特に軽い分子として水素を材料に用いており、冷却温度は10K以下としている。
なお、固体元素源201H及び201Lに対し照射するレーザー202A及び202Bの波長は限定するものではなく、紫外光であれば脱離過程がアブレーションになることが期待されるし、赤外光であれば熱励起になることが期待される。
パルス制御装置203は前記レーザー202Aおよび202Bの発光のタイミングを制御する。イオン化室204は前記固体軽元素源201Lおよび前記固体重元素源201Hから前記レーザー202Aおよび202Bの照射より脱離する中性粒子(キセノン原子及び水素分子)に100eV程度の電子線を照射しイオン化(Xe+及びH2 +)する、イオン源を構成している。引き出し電極205は前記イオン化室204で生成されるイオン207を加速電極206により電界加速する領域に引き出す。
かかる構成によれば軽元素と重元素のイオンパルスの発生タイミングを調整することにより、軽元素のイオンの被照射物体表面における衝突位置間隔が均一となり、被照射物体表面における単位面積当りの貫通孔数のばらつきを低下させることができる。
被照射物体表面におけるイオン衝突位置間隔が均一化するメカニズムを、図2に示すイオンパルスの発生タイミングを用いて説明する。図2の横軸は時間軸でt1<t2<t3<t4<t5<t6であり、縦軸は強度を示す。
図2(a)はパルス制御装置203からレーザー202Aに対して送信された制御信号に基づいて発振した、レーザーパルスである。レーザー202Aは時刻t1から一定時間だけ発振する。
図2(b)はパルス制御装置203からレーザー202Bに対して送信された制御信号に基づいて発振した、レーザーパルスである。レーザー202Bは時刻t2から一定時間だけ発振する。
図2(c)は引き出し電極205近傍(引き出されたばかりの位置)でのイオンの飛来状態を示しており、レーザー202Aのパルスによって固体重元素源201Hから脱離したキセノン原子がイオン化室204を通過してイオン化し、時刻t3に図2(a)のパルス幅と同程度のパルス幅で飛来しており、レーザー202Bのパルスによって固体軽元素源201Lから脱離した水素分子がイオン化室204を通過してイオン化し、時刻t4に図2(b)のパルス幅と同程度のパルス幅で飛来している。このようにパルスレーザーを用いることによりナノ秒以下の短いパルスを発生でき、イオンパルスの時間幅を短くすることができる。
レーザー202Aからはレーザー202Bより強度の強いパルスを発振させており、そのため、図2(c)の時刻t3に飛来するキセノンイオン数のほうが図2(c)の時刻t4に飛来する水素イオン数より多い。図2(d)はフィルム103直上(イオンがフィルム103に衝突する直前の位置)でのイオンの飛来状態を示しており、時刻t5にキセノンイオンが時刻t6に水素イオンが飛来する。時間差t6−t5はt4−t3より小さく、イオンのパルス幅程度以下となるようにパルス制御装置203でパルスのタイミングを調整する。
キセノンイオンが水素イオンより重いため、加速電極206による加速に時間がかかり、後から発生した水素イオンがキセノンイオンに追いつき、このような前後関係のパルス列となる。
この時、水素イオン群は、キセノンイオン群に接近するので、同じ極性(+)を有するために圧縮され、そのパルス幅は短くなる。その結果、水素イオン間にも相互作用が無視できなくなり、水素イオンは互いに避け合う位置関係を有するようになる。すなわち、被照射物体表面における水素イオン衝突位置間隔のばらつきが減少する。
この際、水素イオンは被照射物体(フィルム103)を貫通する様にエネルギーを与えられているが、キセノンイオンは水素イオンに比較し、衝突断面積が大きいため、被照射物体表面の表層にしか注入されず、その後のエッチング処理によって貫通孔を形成することはない。従って、被照射物体表面における水素イオン衝突位置間隔のばらつき減少により、フィルム103に形成される貫通孔の分布ばらつきが減少する。
なお、本実施の形態において、中性粒子発生源として固体重元素源201Hおよび固体軽元素源201Lを設けたが、キセノンや水素とは異なる、室温で固体の物質(例えば重い元素であればビスマス)を選び、分子性固体ではなく金属結合や共有結合に基づいた物質を用いることにより固体元素源を冷却しない構造としても良い。
なお、本実施の形態において、イオン化室204として電子衝撃による正イオンを発生させる設備を設けたが、負イオンを発生させる設備を設けて負イオンを加速し照射してもかまわない。
また、フィルム103と引き出し電極205との間の距離は、5cm以上20cm以下であることが好ましい。この距離が5cm未満である場合には、引き出し電極205と加速電極206との間で放電が生じる可能性が高くなる。一方、この距離が20cmを越えると、後述する図4(e)に示される谷間を構成するキセノンイオンの2つのパルスと、当該谷間の間に挟まれる水素イオンのパルスとがぼけてしまう可能性が高くなる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2の高エネルギー粒子照射装置の構成図である。図3において、図1および図8と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図3において、レーザー202Cはレーザー202Aと固体重元素源201Hとでパルス状の分子を発生させる中性粒子発生源を構成している。
かかる構成によればレーザー202Aが発生するレーザーパルスの消失直後(レーザーパルス時間幅程度の時間以内)、レーザー202Cによりレーザーパルスを発生させることにより、2つのパルス状分子群の時間差を非常に小さくすることができ、2つの重いイオン群により、軽いイオン群を閉じ込める時間幅を小さくすることができる。(一般に、1台のレーザーパルスの繰返し周期はパルス幅に対して比較的長く、レーザー202A1台のみではこの様なパルス幅程度に接近させた2つのパルスを発生させることは出来ない。)そのような時間的に狭い空間に閉じ込められた軽いイオンは互いに相互作用する結果、互いに避け合う位置関係を有するようになる。すなわち、被照射物体表面におけるイオン衝突位置間隔のばらつきが減少する。
被照射物体表面におけるイオン衝突位置間隔が均一化するメカニズムを、図4に示すイオンパルスの発生タイミングを用いて説明する。図2の横軸は時間軸でt1<t2<t3<t4<t5<t6<t7<t8<t9である。
図4(a)はレーザー202Aからのレーザーパルスである。レーザー202Aは時刻t1からパルス幅の時間だけ発振する。図4(b)はレーザー202Cからのレーザーパルスである。レーザー202Cは時刻t2からパルス幅の時間だけ発振する。図4(c)はレーザー202Bからのレーザーパルスである。レーザー202Bは時刻t3からパルス幅の時間だけ発振する。
図4(d)は引き出し電極205近傍(引き出されたばかりの位置)でのイオンの飛来状態を示しており、レーザー202Aおよび202Cのパルスによって固体重元素源201Hから脱離したキセノン原子がイオン化室204を通過してイオン化し、時刻t4およびt5に図4(a)および(b)のパルス幅と同程度のパルス幅で飛来しており、レーザー202Bのパルスによって固体軽元素源201Lから脱離した水素分子がイオン化室204を通過してイオン化し、時刻t6に図4(c)のパルス幅と同程度のパルス幅で飛来している。
レーザー202Aおよびレーザー202Cからはレーザー202Bより強度の強いパルスを発振させており、そのため、図4(d)の時刻t4およびt5に飛来するキセノンイオン数のほうが、図4(d)の時刻t6に飛来する水素分子イオン数より多い。
図4(e)はフィルム103直上(イオンがフィルム103に衝突する直前の位置)でのイオンの飛来状態を示しており、時刻t8に水素イオンが時刻t7、t9にキセノンイオンが飛来する。水素イオンはキセノンイオンの2つのパルスからなる谷間に入っており、その理由はキセノンイオンが水素イオンより重いため、加速電極206による加速に時間が掛かり、後から発生した水素分子イオンに追いぬかれてしまうためである。この時、水素イオン群は、2つのキセノンイオン群に挟まれることとなり、同じ極性(+)を有するために圧縮され、そのパルス幅は短くなる。
その結果、水素イオン間にも相互作用が無視できなくなり、水素イオンは互いに避け合う位置関係を有するようになる。すなわち、被照射物体表面におけるイオン衝突位置間隔のばらつきが減少する。
本発明のより具体的な実施例について説明する。
(実施例1)
図5に本発明の実施の形態1におけるイオン照射されたフィルムの断面図を示す。フィルム103は、厚さ10μmのポリカーボネートであった。イオン照射は実施の形態1において示した高エネルギー粒子照射装置を用いた。レーザー202A及び202Bはフェムト秒レーザーを用い、波長800nm、パルス幅150fsであった。イオンの加速電圧は1MeVであった。イオン照射面側には、重いイオン(Xe+)によるトラック301Hが表層部分まで形成されており、貫通しているのは軽いイオン(H2 +)によるトラック301Lであった。重いイオンの照射量は5×1010個/cm2、軽いイオンの照射量は3×108個/cm2であり、トラック301Hの数密度はトラック301Lのものより充分高くなっていた。
図6(a)に本発明の実施の形態1におけるエッチング後のフィルムの断面を示す。フィルム103をエッチング液に漬けることによりトラックが選択的にエッチングされ、孔が開いた。エッチング時間と共に孔径は増大し、0.010〜10μmの範囲で制御できた。表層の重いイオンによるトラック301Hは数密度が高いため、この表層領域はすべてエッチングされてしまい、その結果フィルムがこの表層分だけ薄くなってしまった。軽いイオンによるトラックがエッチングされてできた貫通孔302Lのみが、薄くなったフィルムに残った。本フィルムの外観図は図6(b)に示す。
図7に本発明の実施の形態1におけるフィルム面上の孔数分布図を示す。実線が測定値で、単位面積は0.5×0.5μm2である。平均値は0.704個、標準偏差は0.63であった。一方、破線は平均値0.704として計算したポアソン分布である。従来の高エネルギー粒子照射装置では、この破線に合致した分布が得られていた。平均値が同じであるにも関わらず、この破線の標準偏差は0.84と大きく、本発明の標準偏差の方が小さかった。すなわち、フィルム表面における貫通孔のばらつきが減少したことを確認した。
(実施例2)
イオン照射は実施の形態2において示した高エネルギー粒子照射装置を用いて行った。その結果、図7とほぼ同じ、実線で表される孔数分布の多孔質フィルムを得た。すなわち、フィルム表面における貫通孔のばらつきが減少した。
なお、以上の実施の形態および実施例においては、重い水素を構成する元素としてキセノンを用いたが、VIII族に分類される他の不活性ガスを用いても良い。ただし、原子量が大きい方が本発明には好適であるので、重い水素を構成する元素としてはキセノンが最適である。
本発明にかかる高エネルギー粒子照射装置は、高いエネルギーをもったイオンを、ばらつきを押えて均一に物質表面に照射する機能を有し、トラックエッチングフィルムの作製等として有用である。また、重いイオンを、被照射物体中を貫通させず被照射物体中に埋め込むエネルギーを与えることにより、注入イオンの分布のばらつきが低減されたイオン注入を行うことが可能となり、半導体の製造等の用途にも応用できる。
本発明の実施の形態1における高エネルギー粒子照射装置の構成図 本発明の実施の形態1におけるイオンパルスの発生タイミング図 本発明の実施の形態2における高エネルギー粒子照射装置の構成図 本発明の実施の形態2におけるイオンパルスの発生タイミング図 本発明の実施の形態1におけるイオン照射されたフィルムの断面図 (a)本発明の実施の形態1におけるエッチング後のフィルムの断面および外観図(b)本発明の実施の形態1におけるエッチング後のフィルムの外観図 本発明の実施の形態1におけるフィルム面上の孔数分布図 従来の高エネルギー粒子照射装置の構成図
符号の説明
101 放射性物質
102 放射線
103 フィルム
104 排気
105 真空容器
201H 固体重元素源
201L 固体軽元素源
202A レーザー
202B レーザー
202C レーザー
203 パルス制御装置
204 イオン化室
205 引き出し電極
206 加速電極
207 イオン
301H 重いイオンによるトラック
301L 軽いイオンによるトラック
302H トラックエッチングによる貫通

Claims (8)

  1. 極性が同じで且つ質量数が異なる2種類のイオンをパルス状に発生させる設備と、
    当該イオンを加速しそのエネルギーを高める設備と、
    重いイオン群からなるパルスが照射面に衝突する時間と、軽いイオン群からなるパルスが照射面に衝突する時間との差が飛来するイオン群のパルス幅程度であるように各パルスの発生時間を制御する設備とを備えた高エネルギー粒子照射装置。
  2. 吸着分子にパルス状のレーザー光を照射する設備と、
    当該レーザー光により脱離した分子をイオン化する手段とを備えた請求項1記載の高エネルギー粒子照射装置。
  3. 軽いイオン群が形成するトラックが被照射物体を貫通する深さを有し、かつ重いイオン群が形成するトラックが被照射物体の表層に限られる深さを有する状態に各イオンを加速する請求項1記載の高エネルギー粒子照射装置。
  4. 重いイオン群のパルスに含まれるイオン数が、軽いイオン群のパルスに含まれるイオン数より多い請求項1記載の高エネルギー粒子照射装置。
  5. 軽いイオン群からなる1つのパルスと、重いイオン群からなる2つのパルスを発生させ、各パルスが照射面に衝突する順序が、重いイオン群、次に軽いイオン群、最後に重いイオン群となるように各パルスの発生時間を制御する回路を備えた請求項1記載の高エネルギー粒子照射装置。
  6. 重いイオン群を発生させる固体物質に照準を合わせた2台のレーザーを有する請求項5記載の高エネルギー粒子照射装置。
  7. 重いイオン群がキセノンからなる請求項1記載の高エネルギー粒子照射装置。
  8. 軽いイオン群が水素からなる請求項1記載の高エネルギー粒子照射装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111716772A (zh) * 2020-06-11 2020-09-29 中国科学院近代物理研究所 一种自适应束流的核孔膜自动生产装置及方法

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