JP2005069347A - 戻り防止機能付緩み止め用締結構造及び当該締結構造用のナット及び座金 - Google Patents

戻り防止機能付緩み止め用締結構造及び当該締結構造用のナット及び座金 Download PDF

Info

Publication number
JP2005069347A
JP2005069347A JP2003299400A JP2003299400A JP2005069347A JP 2005069347 A JP2005069347 A JP 2005069347A JP 2003299400 A JP2003299400 A JP 2003299400A JP 2003299400 A JP2003299400 A JP 2003299400A JP 2005069347 A JP2005069347 A JP 2005069347A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washer
nut
fastening
rotation
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003299400A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Nakagami
輝夫 中上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2003299400A priority Critical patent/JP2005069347A/ja
Publication of JP2005069347A publication Critical patent/JP2005069347A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)

Abstract

【課題】ナット、ボルト及び当該ボルトの軸が通る孔を備えた座金を有する緩み止め用締結構造において、戻り防止機能を付与する。
【解決手段】ナット、ボルト及び当該ボルトの軸が通る孔を備えた座金を有し、前記ナットの座金側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凹部を有し、前記座金のナット側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凸部を有し、前記座金が備える孔は前記凸部の内側に位置し当該孔の中心位置が前記座金の凸部の中心位置に対して偏芯しており、締結時、回転によるナットと座金との接近により前記ナットの対座金接触可能部と前記座金の対ナット接触可能部とが接触部を構成して嵌合する緩み止め用締結構造において、前記接触部に締結する際の回転よりも緩める際の回転に必要な力が大きくなる回転抵抗部を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、建築構造物において使用されるナット、ボルト及び当該ボルトの軸が通る孔を備えた座金を有する緩み止め用締結構造及び当該締結構造用のナット及び座金、特に、戻り防止機能付緩み止め用締結構造及び当該締結構造用のナット及び座金に関する。
ナット及びボルトを用いた締結構造においては、従来からナット・ボルト締結後の緩み止めが大きな課題であった。この課題を解決するために、特開2002−206515号公報には、ナット、ボルト及び当該ボルトの軸が通る孔を備えた座金を有する緩み止め用締結構造において、ナットの座金側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凹部を有し、座金のナット側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凸部を有し、ナットの凹部と座金の凸部とが嵌合する締結構造であって、座金が備える孔は座金の凸部の内側に位置し当該孔の中心位置が座金の凸部の中心位置に対して偏芯している緩み止め用締結構造が開示されている。即ち、座金が備える孔は、座金の凸部の内側に位置し当該孔の中心位置が座金の凸部の中心位置に対して偏芯しているので、締結時、座金の孔を構成する部分がボルトのネジ山部分に食い込むために、座金の孔を構成する部分が大きく歪み、この歪みの力により強力な緩み止め効果を得ることができる。
特開2002−206515号公報
しかし、上記した従来の締結構造においては、締結する際の回転よりも緩める際の回転に必要な力が小さくなるため、締結後ナットの戻りが発生するという問題点があった。また、まず、ナットが緩み、次に、座金が緩むため、緩み止めのばらつきが発生するという問題点があった。
そこで、本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、締結後ナットの戻りが発生しにくい、いわゆる戻り防止機能を付与した緩み止め用締結構造及び当該締結構造用のナット及び座金を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造は、ナット、ボルト及び当該ボルトの軸が通る孔を備えた座金を有し、前記ナットの座金側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凹部を有し、前記座金のナット側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凸部を有し、前記座金が備える孔は前記凸部の内側に位置し当該孔の中心位置が前記座金の凸部の中心位置に対して偏芯しており、締結時、回転によるナットと座金との接近により前記ナットの対座金接触可能部と前記座金の対ナット接触可能部とが接触部を構成して嵌合する緩み止め用締結構造において、前記接触部は締結する際の回転よりも緩める際の回転に必要な力が大きくなる回転抵抗部を有することを特徴とする戻り防止機能付緩み止め用締結構造を提供する。ここで、「ナットの対座金接触可能部」とはナットが締結により座金と物理的に接触することが可能な部分の意である。また、「座金の対ナット接触可能部」とは座金が締結によりナットと物理的に接触することが可能な部分の意である。また、「前記ナットの対座金接触可能部と前記座金の対ナット接触可能部とが接触部を構成」とは、前記ナットの対座金接触可能部の一部と前記座金の対ナット接触可能部の一部とが接触部を構成する場合も含む。
また、ナット、ボルト及び当該ボルトの軸が通る孔を備えた座金を有し、前記ナットの座金側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凹部を有し、前記座金のナット側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凸部を有し、前記座金が備える孔は前記凸部の内側に位置し当該孔の中心位置が前記座金の凸部の中心位置に対して偏芯しており、締結時、回転によるナットと座金との接近により前記ナットの対座金接触可能部と前記座金の対ナット接触可能部とが接触部を構成して嵌合する緩み止め用締結構造用のナットにおいて、前記ナットの対座金接触可能部は締結する際の回転よりも緩める際の回転に必要な力が大きくなるナット側回転抵抗部を有することを特徴とする戻り防止機能付緩み止め用締結構造用のナットを提供する。
また、ナット、ボルト及び当該ボルトの軸が通る孔を備えた座金を有し、前記ナットの座金側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凹部を有し、前記座金のナット側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凸部を有し、前記座金が備える孔は前記凸部の内側に位置し当該孔の中心位置が前記座金の凸部の中心位置に対して偏芯しており、締結時、回転によるナットと座金との接近により前記ナットの対座金接触可能部と前記座金の対ナット接触可能部とが接触部を構成して嵌合する緩み止め用締結構造用の座金において、前記座金の対ナット接触可能部は締結する際の回転よりも緩める際の回転に必要な力が大きくなる座金側回転抵抗部を有することを特徴とする戻り防止機能付緩み止め用締結構造用の座金を提供する。
また、ナット、ボルト及び当該ボルトの軸が通る孔を備えた座金を有し、前記ナットの座金側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凹部を有し、前記座金のナット側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凸部を有し、前記座金が備える孔は前記凸部の内側に位置し当該孔の中心位置が前記座金の凸部の中心位置に対して偏芯しており、締結時、回転によるナットと座金との接近により前記ナットの凹部と前記座金の凸部とが接触部を構成して嵌合する緩み止め用締結構造において、前記接触部は締結する際の回転よりも緩める際の回転に必要な力が大きくなる回転抵抗部を有することを特徴とする戻り防止機能付緩み止め用締結構造が好ましい。また、「前記ナットの凹部と前記座金の凸部とが接触部を構成」には、前記ナットの凹部の一部と前記座金の凸部の一部とが接触部を構成する場合も含む。
また、ナット、ボルト及び当該ボルトの軸が通る孔を備えた座金を有し、前記ナットの座金側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凹部を有し、前記座金のナット側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凸部を有し、前記座金が備える孔は前記凸部の内側に位置し当該孔の中心位置が前記座金の凸部の中心位置に対して偏芯しており、締結時、回転によるナットと座金との接近により前記ナットの凹部と前記座金の凸部とが接触部を構成して嵌合する緩み止め用締結構造用のナットにおいて、前記ナットの凹部は締結する際の回転よりも緩める際の回転に必要な力が大きくなるナット側回転抵抗部を有することを特徴とする戻り防止機能付緩み止め用締結構造用のナットが好ましい。
また、ナット、ボルト及び当該ボルトの軸が通る孔を備えた座金を有し、前記ナットの座金側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凹部を有し、前記座金のナット側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凸部を有し、前記座金が備える孔は前記凸部の内側に位置し当該孔の中心位置が前記座金の凸部の中心位置に対して偏芯しており、締結時、回転によるナットと座金との接近により前記ナットの凹部と前記座金の凸部とが接触部を構成して嵌合する緩み止め用締結構造用の座金において、前記座金の凹部は締結する際の回転よりも緩める際の回転に必要な力が大きくなる座金側回転抵抗部を有することを特徴とする戻り防止機能付緩み止め用締結構造用の座金が好ましい。
また、ナット、ボルト及び当該ボルトの軸が通る孔を備えた座金を有し、前記ナットの座金側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凹部を有し、前記座金のナット側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凸部を有し、前記座金が備える孔は前記凸部の内側に位置し当該孔の中心位置が前記座金の凸部の中心位置に対して偏芯しており、締結時、回転によるナットと座金との接近により前記ナットの対座金接触可能部と前記座金の対ナット接触可能部とが接触部を構成して嵌合する緩み止め用締結構造用の座金において、前記座金の支持部は締結する際の回転よりも緩める際の回転に必要な力が大きくなる座金側回転抵抗部を有することを特徴とする戻り防止機能付緩み止め用締結構造用の座金が好ましい。
また、ナット、ボルト及び当該ボルトの軸が通る孔を備えた座金を有し、前記ナットの座金側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凹部を有し、前記座金のナット側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凸部を有し、前記座金が備える孔は前記凸部の内側に位置し当該孔の中心位置が前記座金の凸部の中心位置に対して偏芯しており、締結時、回転によるナットと座金との接近により前記ナットの対座金接触可能部と前記座金の対ナット接触可能部とが接触部を構成して嵌合する緩み止め用締結構造用の座金において、前記座金の孔を構成している部分は締結する際の回転よりも緩める際の回転に必要な力が大きくなる座金側回転抵抗部を有することを特徴とする戻り防止機能付緩み止め用締結構造用の座金が好ましい。
また、前記回転抵抗部は略直角三角形の形状を有していることが好ましい。
また、前記ナット側回転抵抗部は略直角三角形の形状を有していることが好ましい。
また、前記座金側回転抵抗部は略直角三角形の形状を有しているが好ましい。
また、前記略直角三角形の斜面部は凹面になっている戻り防止機能付緩み止め用締結構造が好ましい。
また、前記略直角三角形の斜面部は凹面になっている戻り防止機能付緩み止め用締結構造用のナットが好ましい。
また、前記略直角三角形の斜面部は凹面になっている戻り防止機能付緩み止め用締結構造用の座金が好ましい。
本発明に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造及び当該締結構造用のナット及び座金は、締結後の戻りの防止を可能にすることができる。
発明の実施の形態を実施例に基づき、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第一実施例に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造の要部断面図で、(a)は締結完了前、(b)は締結完了後のものを示す。本発明の第一実施例に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造は主にボルト4、ナット2及び座金3からなり、5及び6は被締結体である。ボルト4は軸41と頂部42とからなっている。また、ナット2の座金3側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凹部21を有し、座金3のナット2側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凸部31を有している。本発明の第一実施例に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造1のポイントの1つは、締結時、回転によるナット2と座金3との接近により前記ナット2の対座金接触可能部2aと前記座金3の対ナット接触可能部3bとが接触部7を構成して嵌合する緩み止め用締結構造において、前記接触部7は締結する際の回転よりも緩める際の回転に必要な力が大きくなる回転抵抗部100を有する点にある。
次に、本発明の第一実施例に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造1における接触部7における回転抵抗部100の詳細を図2を参照しつつ詳細に説明する。図2は、本発明の第一実施例に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造1の接触部7における接触前の回転抵抗部100の要部拡大断面図である。2aは、ナット2の凹部21に位置する対座金接触可能部で、この対座金接触可能部2aはナット側回転抵抗部200を有している。このナット側回転抵抗部200は断面略直角三角形の形状をしており、垂直部201及び斜面部202を有している。3bは、座金3の凸部31の対ナット接触可能部で、この対ナット接触可能部3bは座金側回転抵抗部300を有している。この座金側回転抵抗部300は断面略直角三角形の形状をしており、垂直部301及び斜面部302を有している。
尚、ナット側回転抵抗部200も座金側回転抵抗部300もともに断面略直角三角形の形状をもつ回転抵抗部であるが、これらの断面略直角三角形の形状をもつ回転抵抗部の向きが反対向きになっている。即ち、ナット側回転抵抗部200の斜面部202は図面上やや左側に向いているのに対し、座金側回転抵抗部300の斜面部302は図面上やや右側に向いている点で大きく異なっている。このように、ナット側回転抵抗部200の斜面部202の向きと座金側回転抵抗部300の斜面部302の向きとが逆であるため、締結する際は、ナット2の凹部21に位置する対座金接触可能部2aは図面上左方向即ち矢印B方向に動き、対座金接触可能部2aにおけるナット側回転抵抗部200は、座金3の対ナット接触可能部3bにおける座金側回転抵抗部300と接触しつつ即ちナット側回転抵抗部200の斜面部202と座金側回転抵抗部300の斜面部302とが滑りあいながら進むため比較的小さな力でナット2を回転させることができる。
これに対し、緩める際は、ナット2の凹部21付近の対座金接触可能部2aは図面上右方向即ち矢印A方向に動くため、対座金接触可能部2aにおけるナット側回転抵抗部200の垂直部201と対ナット接触可能部3bにおける座金側回転抵抗部300の垂直部301とが直接ぶつかりあうため極めて大きな力をかけなければ回転させることができない。この結果、締結する際は比較的小さな力でナット2を回転させることができるのに対し、緩める際は極めて大きな力でないとナット2を回転させることができない。即ち、上記回転抵抗部100は締結する際の回転方向に順応し、その逆方向に対し制止力となって強固な戻り止めの作用をすることになる。
さらに、上記座金側回転抵抗部300の詳細をその位置関係とともに図5及び図6を参照しつつ説明する。
図5において、(a)は本発明の第一実施例に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造用の座金の要部斜視図、(b)はC−C断面図を示す。図6は、本発明の第一実施例に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造用の座金における座金側回転抵抗部300を設ける位置を表すための模式図を示す。
図5(a)に示されるように、座金3の凸部31から支持部32にかけて座金側回転抵抗部300が設けられている。即ち、対ナット接触可能部3bの1つである凸部31から支持部32に座金側回転抵抗部300が特殊加工により設けられている。また、図5(b)に示されるように、対ナット接触可能部3bに位置する座金側回転抵抗部300は垂直部301及び斜面部302を有している。
図6は、本発明の第一実施例に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造用の座金における座金側回転抵抗部300を設ける位置を表すための模式図で、座金3の中心を中心点とする3つの同心円βββ 及びその中心から放射状に伸びる12本の放射線αααααααααα10α11α12が描かれている。円βは、概ね座金3の支持部33の中央付近の半径を有し、円βは、座金3の最上部点38付近の半径を有する。これら3つの同心円βββ と12本の放射線αααααααααα10α11α12との交点に各座金側回転抵抗部300が設けられている。
尚、上記ナット側回転抵抗部200及び座金側回転抵抗部300は、圧造、切削及びプレス等の特殊加工により製造される。
次に、ナット2の全体構造を図3を参照しつつ詳細に説明する。図3は、本発明の第一実施例に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造用のナットで、(a)は平面図、(b)はA−A断面図、(c)は底面図を示す。図3(b)のA−A断面図に示されるように、ナット2の内側の上部にはボルトの軸に形成されたおねじ部と噛み合うめねじ部26が形成されている。ナット2の内側の下部には軸対称かつ断面略台形状の凹部21が形成されている。軸対称とはナット2の中心軸Tに関して対称の意である。
凹部21は、主に傾斜部22、この傾斜部22と下面28との交点に位置する下面交点部25、上面部23、この上面部23と傾斜部22との交点に位置する上面交点部24とからなる。このように、ナット2の内側の下部には軸対称かつ断面略台形状の凹部21が形成されているので、図3(c)の底面図においては上面交点部24及び下面交点部25は同心円となる。尚、27はめねじ部26の内径で図3(c)に示すように、上面交点部24及び下面交点部25と同様に同心円となる。
2aは、ナット2の上記した対座金接触可能部で、この対座金接触可能部2aに上述したナット側回転抵抗部200が設けられている。
次に、このナット2の詳細な寸法関係について説明する。図3(c)の底面図におけるVは本件実施例におけるナット2の外形が正六角形であるので、その正六角形の対辺間の距離(以下、「二面幅」ともいう)を示している。図3(b)におけるD,D’及びD’’は、各々、めねじ部26の外径、上面交点部24の直径及び下面交点部25の直径を示す。V,D,D’及びD’’これら4つの寸法関係は次のようになっている。
D<D’<D’’<=V
即ち、めねじ部26の外径:D、上面交点部24の直径:D’,下面交点部25の直径:D’’及び二面幅:Vの順に大きくなる。尚、下面交点部25の直径:D’’と二面幅:Vとは等しくなりうる。
図3(b)のH,S及びH’は各々、ナットの高さ、めねじ部26の高さ及び凹部21の高さを表す。これら3つの寸法関係は次のようになっている。
H=S+H’
めねじ部26の高さ:Sは、締め付けに必要なトルクの得られる長さを有する必要がある。その上で、概ね、S:H’=2:1の寸法割合が好ましい。
xは、中心軸Tに対する傾斜部22の傾き角度を示すもので、10度前後が好ましい。
次に、本発明の第一実施例に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造用の座金3の構造を図4を参照しつつ詳細に説明する。図4は、本発明の第一実施例に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造用の座金で、(a)は平面図、(b)はB−B断面図を示す。
本発明の第一実施例に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造用の座金3は、凸部31を設けている。凸部31は、主に湾曲下部点34、湾曲部36及び孔35からなり断面略台形状をしている。湾曲下部点34は図4(a)の平面図に示されるように、凸部31の中心位置を中心として対称形状即ち円を構成している。この凸部31の中心位置は図示するX−X軸上のi点にあり、この図4(b)におけるX−X軸は前述した図3(c)におけるナット2の中心軸Tと共通である。尚、本件実施例では、凸部31の下部に水平な支持部32を有している。
凸部31の上部に位置する孔35の外径点37は、図4(a)の平面図に示されるように、円を構成し、この円の中心位置即ち孔35の中心位置は図示するY−Y軸上のj点にある。このように、孔35の中心位置j点は図示するY−Y軸上にあり、凸部31の中心位置i点は図示するX−X軸上にあり、孔35の中心位置j点と凸部31の中心位置i点とは偏芯している。即ち、孔35の中心位置j点と凸部31の中心位置i点とは異なっている。
次に、本発明の第一実施例に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造用の座金3の寸法関係を説明する。
図4(b)のB−B断面図におけるd,p,p’及びp’’は各々、孔35の直径、支持部端33が構成する円の直径、凸部31中に湾曲部36の最上部点38が構成する円の直径及び湾曲下部点34が構成する円の直径を示す。これら4つの値d,p,p’及びp’’さらに前述した図3(b)におけるナット2のめねじ部26の外径Dとの間には次の関係が成り立つ。
p>p’’>p’>d>D
即ち、支持部端33が構成する円の直径:p、湾曲下部点34が構成する円の直径:p’’、凸部31中に湾曲部36の最上部点38が構成する円の直径:p’、孔35の直径:d及びナット2のめねじ部26の外径:Dの順で小さくなる。尚、本件実施例では、d=D+αに設定されており、αはねじ山の高さを意味する。
また、本件第一実施例では、図4(b)における座金3の凸部31中に湾曲部36の最上部点38が構成する円の直径:p’、湾曲下部点34が構成する円の直径:p’’及び図3(b)におけるナット2の凹部21の上面交点部24の直径:D’、下面交点部25の直径:D’’間には次の関係が成り立つ。
p’<=D’<D”<=p”
これは、座金3の凸部31中の湾曲部36の最上部点38が構成する円の直径:p’はナット2の凹部21の上面交点部24の直径:D’以下の寸法であることを意味し、座金3の凸部31中の湾曲部36の湾曲下部点34が構成する円の直径:p’’はナット2の凹部21の下面交点部25の直径:D’’以上の寸法であることを意味する。この結果、本件第一実施例では、ナット2の凹部21と座金3の凸部31とが嵌合状態になったときは、ナット2の凹部21の座面交点部25が座金3の凸部31の湾曲部36周辺に圧力をかける状態になる。
次に、上記第一実施例に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造1の作用を図1、図2、図3及び図4を参照しつつ説明する。
図1(a)に示すように、ボルト4の頂部42の上に被締結体6,5及び本件発明に係る座金3の順で置いた状態で本件発明に係るナット2をねじ山に沿って回していく。まず、ナット2の凹部21に位置する対座金接触可能部2aが座金3の凸部31の湾曲部付近の対ナット接触可能部3bに接触し接触部7を構成することになる。
凸部31の中心位置i点は、図示するX−X軸上のi点にあり、図4(b)におけるX−X軸は、図3(c)におけるナット2の中心軸Tと共通であるから、ナット2の凹部21の対座金接触可能部2aが座金3の凸部31の湾曲部36における対ナット接触可能部3bに接触し接触部7を構成し、図1(b)に示されるように、座金3の凸部31の湾曲部付近の対ナット接触可能部3bは、ナット2の凹部21の対座金接触可能部2aに接触しつつ回転していく形で座金3の凸部31とナット2の凹部21とが嵌合した状態となる。この際、上述した如く、上記接触部7を構成する対座金接触可能部2a及び対ナット接触可能部3bには各々、締結する際の回転よりも緩める際の回転に必要な力が大きくなるナット側回転抵抗部200及び座金側回転抵抗部300が設けられているため、締結する際の回転に必要なナット2にかける力は比較的小さくて済む。即ち、上述した如く、ナット側回転抵抗部200の斜面部202と座金側回転抵抗部300の斜面部302とが滑りあいながら回転していくため、締結する際の回転に必要なナット2にかける力は比較的小さくて済む。
これに対し、締結後においては、上記ナット側回転抵抗部200及び座金側回転抵抗部300の存在により、ナット側回転抵抗部200の垂直部201と座金側回転抵抗部300の垂直部301とがぶつかりあうために、強力な戻り止め効果が発生することになる。
また、本発明に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造1においては、締結する際即ちナット2の凹部21の対座金接触可能部2aが座金3の凸部31の湾曲部36における対ナット接触可能部3bに接触し接触部7を構成してからナット2を更に回転していく際、当該接触部7はナット2・座金3間における点接触から線接触さらには面接触へと当該接触部7の面積は歪みつつ拡大していくことになる。
さらに、この際、座金3の凸部31に設けられた孔35の中心位置j点と凸部31の中心位置i点とは偏芯しているため、図1(b)の図面上中央右側に示されるように、座金3の凸部31に設けられた孔35を構成している部分がボルト4の軸41のねじ山に食い込む形になる。即ち、図1における(a)と(b)とを比較すると、図1(b)上、座金3の位置が概ねねじ山に相当する距離だけ左に移動し孔35を構成している部分がボルト4の軸41のねじ山に食い込むことになる。
この結果、ナット2の回転による軸方向即ち図面上縦方向の力に加え、座金3が横方向に動きボルト4のネジ山に食い込み、その反力として、ナット2・座金3間の接触部7には横方向の力が加わるため、強力な戻り止め効果を得ることができる。また、本実施例では、座金3が中心方向に向かって動くため、回転抵抗部200,300がねじりトルクにより変形したとしても、上記中心方向に向かう力により、上記回転抵抗部200,300の変形が元に戻る方向で働くため、締結後特に強力な戻り止めの機能が発揮できることになる。
この点に関する力の関係を図7及び図8を参照しつつ詳細に説明する。
図7は、本発明の第一実施例に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造用の座金における締結する際にかかる力の方向を示す図で、(a)は座金3の要部断面図、(b)は当該要部断面図に対応した座金における締結する際にかかる力の方向を表す模式図を示し、図8は、本発明の第一実施例に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造における締結する際の力の方向を表す図で、当該締結構造の締結完了時の要部断面図を示す。
図7の矢印に示されるように、回転トルクの方向Rに加え、座金3の凸部に設けられた孔が偏芯しているため、座金3が中央方向に動く方向の力がかかるため、結果として回転トルクRと中心方向の力との合力として斜め方向:Tのトルクが発生し、強力な戻り防止機能が付与される。即ち、図8に示されるように、ナット2の対座金接触可能部2aと座金3の対ナット接触可能部3bにおける回転抵抗部200及び300が係合し締結が完了すると、従来の軸方向の力:Pに加え、中心方向の力:Q、さらには、ナット2の対座金接触可能部2aと座金3の対ナット接触可能部3b間に働く作用・反作用の力:Sが複合的に働く結果、強力な戻り防止機能が付与される。
図9は、本発明の第二実施例に係る緩み止め用締結構造用の座金3で、(a)は平面図、(b)はD−D断面図を示す。第一実施例に係る緩み止め用締結構造用の座金3と異なるのは、凸部31の湾曲部36が湾曲せずに断面直線状になっている点及び支持部32が水平でなく斜め方向になっている点である。このように、ナットや座金の種々の材質等により凸部の形状を変更することが可能である。第一実施例においては、支持部32の形状が被締結体に対して水平であったので、座金が正確に水平移動可能になるという特有の効果が現れるのに対し、この第二実施例においては、支持部32が水平でなく斜め方向になっているため、ナット2の締め付けトルクによりこの支持部32のバネ作用が生じる。このバネ作用により座金3の孔35の内側がボルト4の軸41のねじ山に強く食い込むことにより、緩み止め効果が強く現れる。これにより、締結完了後においても、複合的な力の作用により、強力な戻り防止機能が付与される。
また、上記実施例においては、回転抵抗部をナット及び座金の両方に設けたがどちらか片側に設けても戻り止めの効果を得ることが出来る。
さらに、座金の被締結体との接触部や接触可能部に回転抵抗部を設けても戻り止めの効果を得ることが出来る。
また、座金に設けられた孔35を構成する部分の付近に上述した回転抵抗部を設けても戻り止めの効果を得ることが出来る。
また、上記実施例においては、締結する際の回転よりも緩める際の回転に必要な力が大きくなる回転抵抗部の構造として略直角三角形の形状のものを採用したが、締結する際の回転よりも緩める際の回転に必要な力が大きくなりさえすれば、他の構造でもよい。
また、図10に示されるように、回転抵抗部における直角三角形の斜面部の形状が凹面になっていても独特の戻り止めの効果を得ることが出来る。
ナット、ボルト及び当該ボルトの軸が通る孔を備えた座金を有し、前記ナットの座金側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凹部を有し、前記座金のナット側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凸部を有し、前記座金が備える孔は前記凸部の内側に位置し当該孔の中心位置が前記座金の凸部の中心位置に対して偏芯しており、締結時、回転によるナットと座金との接近により前記ナットの対座金接触可能部と前記座金の対ナット接触可能部とが接触部を構成して嵌合する緩み止め用締結構造において、前記接触部は締結する際の回転よりも緩める際の回転に必要な力が大きくなる回転抵抗部を有することを特徴とする戻り防止機能付緩み止め用締結構造等は、産業上有用である。
本発明の第一実施例に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造の要部断面図で、(a)は締結完了前、(b)は締結完了後のものを示す。 本発明の第一実施例に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造の接触部の要部拡大断面図を示す。 本発明の第一実施例に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造用のナットで、(a)は平面図、(b)はA−A断面図、(c)は底面図を示す。 本発明の第一実施例に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造用の座金で、(a)は平面図、(b)はB−B断面図を示す。 (a)は本発明の第一実施例に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造用の座金の要部斜視図、(b)はC−C断面図を示す。 本発明の第一実施例に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造用の座金における座金側回転抵抗部を設ける位置を表すための模式図を示す。 本発明の第一実施例に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造用の座金における締結する際にかかる力の方向を示す図で、(a)は座金の要部断面図、(b)は当該要部断面図に対応した座金における締結する際にかかる力の方向を表す模式図を示す。 本発明の第一実施例に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造における締結する際の力の方向を表す図で、当該締結構造の締結完了時の要部断面図を示す。 本発明の第二実施例に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造用の座金で、(a)は平面図、(b)はD−D断面図を示す。 本発明の第三実施例に係る戻り防止機能付緩み止め用締結構造の接触部の要部断面図を示す。
符号の説明
1 戻り防止機能付緩み止め用締結構造
2 ナット
2a 対座金接触可能部
21 凹部
22 傾斜部
23 上面部
24 上面交点部
25 下面交点部
26 めねじ部
27 内径
28 座面
3 座金
3b 対ナット接触可能部
31 凸部
32 支持部
33 支持部端
34 湾曲下部点
35 孔
36 湾曲部
38 最上部点
4 ボルト
41 軸
42 頂部
5 被締結体
6 被締結体










































Claims (14)

  1. ナット、ボルト及び当該ボルトの軸が通る孔を備えた座金を有し、前記ナットの座金側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凹部を有し、前記座金のナット側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凸部を有し、前記座金が備える孔は前記凸部の内側に位置し当該孔の中心位置が前記座金の凸部の中心位置に対して偏芯しており、締結時、回転によるナットと座金との接近により前記ナットの対座金接触可能部と前記座金の対ナット接触可能部とが接触部を構成して嵌合する緩み止め用締結構造において、前記接触部は締結する際の回転よりも緩める際の回転に必要な力が大きくなる回転抵抗部を有することを特徴とする戻り防止機能付緩み止め用締結構造。
  2. ナット、ボルト及び当該ボルトの軸が通る孔を備えた座金を有し、前記ナットの座金側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凹部を有し、前記座金のナット側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凸部を有し、前記座金が備える孔は前記凸部の内側に位置し当該孔の中心位置が前記座金の凸部の中心位置に対して偏芯しており、締結時、回転によるナットと座金との接近により前記ナットの対座金接触可能部と前記座金の対ナット接触可能部とが接触部を構成して嵌合する緩み止め用締結構造用のナットにおいて、前記ナットの対座金接触可能部は締結する際の回転よりも緩める際の回転に必要な力が大きくなるナット側回転抵抗部を有することを特徴とする戻り防止機能付緩み止め用締結構造用のナット。
  3. ナット、ボルト及び当該ボルトの軸が通る孔を備えた座金を有し、前記ナットの座金側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凹部を有し、前記座金のナット側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凸部を有し、前記座金が備える孔は前記凸部の内側に位置し当該孔の中心位置が前記座金の凸部の中心位置に対して偏芯しており、締結時、回転によるナットと座金との接近により前記ナットの対座金接触可能部と前記座金の対ナット接触可能部とが接触部を構成して嵌合する緩み止め用締結構造用の座金において、前記座金の対ナット接触可能部は締結する際の回転よりも緩める際の回転に必要な力が大きくなる座金側回転抵抗部を有することを特徴とする戻り防止機能付緩み止め用締結構造用の座金。
  4. ナット、ボルト及び当該ボルトの軸が通る孔を備えた座金を有し、前記ナットの座金側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凹部を有し、前記座金のナット側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凸部を有し、前記座金が備える孔は前記凸部の内側に位置し当該孔の中心位置が前記座金の凸部の中心位置に対して偏芯しており、締結時、回転によるナットと座金との接近により前記ナットの凹部と前記座金の凸部とが接触部を構成して嵌合する緩み止め用締結構造において、前記接触部は締結する際の回転よりも緩める際の回転に必要な力が大きくなる回転抵抗部を有することを特徴とする戻り防止機能付緩み止め用締結構造。
  5. ナット、ボルト及び当該ボルトの軸が通る孔を備えた座金を有し、前記ナットの座金側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凹部を有し、前記座金のナット側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凸部を有し、前記座金が備える孔は前記凸部の内側に位置し当該孔の中心位置が前記座金の凸部の中心位置に対して偏芯しており、締結時、回転によるナットと座金との接近により前記ナットの凹部と前記座金の凸部とが接触部を構成して嵌合する緩み止め用締結構造用のナットにおいて、前記ナットの凹部は締結する際の回転よりも緩める際の回転に必要な力が大きくなるナット側回転抵抗部を有することを特徴とする戻り防止機能付緩み止め用締結構造用のナット。
  6. ナット、ボルト及び当該ボルトの軸が通る孔を備えた座金を有し、前記ナットの座金側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凹部を有し、前記座金のナット側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凸部を有し、前記座金が備える孔は前記凸部の内側に位置し当該孔の中心位置が前記座金の凸部の中心位置に対して偏芯しており、締結時、回転によるナットと座金との接近により前記ナットの凹部と前記座金の凸部とが接触部を構成して嵌合する緩み止め用締結構造用の座金において、前記座金の凹部は締結する際の回転よりも緩める際の回転に必要な力が大きくなる座金側回転抵抗部を有することを特徴とする戻り防止機能付緩み止め用締結構造用の座金。
  7. ナット、ボルト及び当該ボルトの軸が通る孔を備えた座金を有し、前記ナットの座金側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凹部を有し、前記座金のナット側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凸部を有し、前記座金が備える孔は前記凸部の内側に位置し当該孔の中心位置が前記座金の凸部の中心位置に対して偏芯しており、締結時、回転によるナットと座金との接近により前記ナットの対座金接触可能部と前記座金の対ナット接触可能部とが接触部を構成して嵌合する緩み止め用締結構造用の座金において、前記座金の支持部は締結する際の回転よりも緩める際の回転に必要な力が大きくなる座金側回転抵抗部を有することを特徴とする戻り防止機能付緩み止め用締結構造用の座金。
  8. ナット、ボルト及び当該ボルトの軸が通る孔を備えた座金を有し、前記ナットの座金側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凹部を有し、前記座金のナット側かつ内側に軸対称かつ断面略台形状の凸部を有し、前記座金が備える孔は前記凸部の内側に位置し当該孔の中心位置が前記座金の凸部の中心位置に対して偏芯しており、締結時、回転によるナットと座金との接近により前記ナットの対座金接触可能部と前記座金の対ナット接触可能部とが接触部を構成して嵌合する緩み止め用締結構造用の座金において、前記座金の孔を構成している部分は締結する際の回転よりも緩める際の回転に必要な力が大きくなる座金側回転抵抗部を有することを特徴とする戻り防止機能付緩み止め用締結構造用の座金。
  9. 前記回転抵抗部は略直角三角形の形状を有していることを特徴とする請求項1又は4記載の戻り防止機能付緩み止め用締結構造。
  10. 前記ナット側回転抵抗部は略直角三角形の形状を有していることを特徴とする請求項2又は5記載の戻り防止機能付緩み止め用締結構造用のナット。
  11. 前記座金側回転抵抗部は略直角三角形の形状を有していることを特徴とする請求項3、6、7又は8記載の戻り防止機能付緩み止め用締結構造用の座金。
  12. 前記略直角三角形の斜面部は凹面になっていることを特徴とする請求項9記載の戻り防止機能付緩み止め用締結構造。
  13. 前記略直角三角形の斜面部は凹面になっていることを特徴とする請求項10記載の戻り防止機能付緩み止め用締結構造用のナット。
  14. 前記略直角三角形の斜面部は凹面になっていることを特徴とする請求項11記載の戻り防止機能付緩み止め用締結構造用の座金。
JP2003299400A 2003-08-25 2003-08-25 戻り防止機能付緩み止め用締結構造及び当該締結構造用のナット及び座金 Pending JP2005069347A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003299400A JP2005069347A (ja) 2003-08-25 2003-08-25 戻り防止機能付緩み止め用締結構造及び当該締結構造用のナット及び座金

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003299400A JP2005069347A (ja) 2003-08-25 2003-08-25 戻り防止機能付緩み止め用締結構造及び当該締結構造用のナット及び座金

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005069347A true JP2005069347A (ja) 2005-03-17

Family

ID=34404619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003299400A Pending JP2005069347A (ja) 2003-08-25 2003-08-25 戻り防止機能付緩み止め用締結構造及び当該締結構造用のナット及び座金

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005069347A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007187273A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Shiga Pref Gov 座金、ナット、および締結具
JP2007211892A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Teruo Nakagami 締結用組部材及びそれを用いた締結構造体
JP2009074674A (ja) * 2007-08-28 2009-04-09 Teruo Nakagami 締結用部材
WO2009096031A1 (ja) * 2008-01-31 2009-08-06 Koyokizai Co., Ltd. 締結具
JP5336644B1 (ja) * 2012-11-28 2013-11-06 Next Innovation合同会社 ねじ体の逆回転防止構造
CN110601654A (zh) * 2019-09-10 2019-12-20 济宁医学院 一种空间太阳能电站电池板结构
CN114738363A (zh) * 2022-04-02 2022-07-12 浙江中通汽车零部件有限公司 一种防松的轴承螺母

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007187273A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Shiga Pref Gov 座金、ナット、および締結具
JP4639291B2 (ja) * 2006-01-13 2011-02-23 滋賀県 締結具
JP2007211892A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Teruo Nakagami 締結用組部材及びそれを用いた締結構造体
JP2009074674A (ja) * 2007-08-28 2009-04-09 Teruo Nakagami 締結用部材
WO2009096031A1 (ja) * 2008-01-31 2009-08-06 Koyokizai Co., Ltd. 締結具
JP5336644B1 (ja) * 2012-11-28 2013-11-06 Next Innovation合同会社 ねじ体の逆回転防止構造
CN110601654A (zh) * 2019-09-10 2019-12-20 济宁医学院 一种空间太阳能电站电池板结构
CN114738363A (zh) * 2022-04-02 2022-07-12 浙江中通汽车零部件有限公司 一种防松的轴承螺母
CN114738363B (zh) * 2022-04-02 2023-08-29 浙江中通汽车零部件有限公司 一种防松的轴承螺母

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3522695B2 (ja) 緩み止め用締結構造及び当該締結構造用の座金
CN101506535B (zh) 锁定系统及紧固件
JP2007085444A (ja) ボルトとこのボルトを使用するロックボルト
US6860690B2 (en) Screw member with biting features
JP2015052369A (ja) ボルト・ナットの弛み止め構造
WO2015050043A1 (ja) 締結部の逆回転防止構造
JP2005069347A (ja) 戻り防止機能付緩み止め用締結構造及び当該締結構造用のナット及び座金
JP5580087B2 (ja) 締結具、締結方法及びおねじの製造方法
JP2006220210A (ja) 介在部材、締付具、及び被締付体
JP2009115297A (ja) 緩み止めナット、その製造方法、及びその加工用治具
JP7016204B2 (ja) 緩み止め締結構造
JP2007187273A (ja) 座金、ナット、および締結具
JPH04175508A (ja) ねじ及びそれを形成するための転造ダイス
JP2006064045A (ja) 緩み止め用締結構造
JP2003130026A (ja) フランジナット
JP4950911B2 (ja) 締結用部材
JP2006194291A (ja) 緩止座金、締結構造及び締結方法
CA1320364C (en) Locking device for threaded fastener
JP5941242B1 (ja) 締結具
JP2009209945A (ja) 弛み止めナット
JP7403170B2 (ja) 緩み止めナットとその締付方法
WO2018003023A1 (ja) 締結具
JPH0635637U (ja) 緩み止めナット
JP2003227508A (ja) ロック用ナット
JP2007255429A (ja) ボルトあるいはナットのゆるみ止め金具