JP2003227508A - ロック用ナット - Google Patents

ロック用ナット

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Publication number
JP2003227508A
JP2003227508A JP2002028142A JP2002028142A JP2003227508A JP 2003227508 A JP2003227508 A JP 2003227508A JP 2002028142 A JP2002028142 A JP 2002028142A JP 2002028142 A JP2002028142 A JP 2002028142A JP 2003227508 A JP2003227508 A JP 2003227508A
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JP
Japan
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nut
seating surface
annular
tightening
final tightening
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Application number
JP2002028142A
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English (en)
Inventor
Ryusuke Mashima
隆介 真島
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MAJIMA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
MAJIMA SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロック用ナットの締め付け時に本締め用ナッ
トが共回りするのを防止しながら、確実に両ナットを締
め付け合わせることができるようにしたロック用ナット
の提供。 【解決手段】 雄ネジ部40に螺合した本締め用ナット
2の上から締め付けることで、本締め用ナットの緩み止
めを行うようにしたロック用ナット1である。軸方向端
面12に環状突部13が形成され、この環状突部の先端
に本締め用ナットの座面20に当接させるための環状座
面15が形成され、この環状座面の面積が軸方向端面の
面積よりも小さな面積に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、各種機械装置や建
築用鉄骨等の締結技術に係り、特に、雄ネジ部(ボルト
等)に螺合した本締め用ナットの上から締め付けること
で、本締め用ナットの緩みを防止させるようにしたロッ
ク用ナットに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、締結手段としてのボルトとナット
は、振動等の外力によって次第に緩んでしまうことがあ
り、このようなナットの緩みを防止する手段として、種
々のものが提案されている。このうち、一般的な緩み止
め手段として、同一サイズ(同一外径)のナットを2個
使用したダブルナットによる締結構造が知られている。
このダブルナットは、雄ネジ部(ボルト等)に螺合した
一方のナット(本締め用ナット)の上から他方のナット
(ロック用ナット)を締め付けるようにしたもので、両
ナット同士が密着して締め付け合う作用によって両ナッ
トが共に緩まないようにしたものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このようなダブルナッ
トにあっては、両ナット同士が確実に密着するように締
め付け合わせる必要があるが、この場合、従来のもの
は、ロック用ナットの座面(軸方向端面)が本締め用ナ
ットの座面と同一面積であるため、ロック用ナットを締
め付けていくと、両座面同士が全面的に当接してしま
い、その接触面積が大きいためにロック用ナットの回転
に連れて本締め用ナットが共回りし、両ナット同士の締
め付けができないという事態が生じる。そこで、この共
回りを防止するためには、ロック用ナットを締め付けな
がら本締め用ナットを緩み方向に回わして、両ナットの
同士を強固に締め付け合わせるといった煩雑な作業を強
いられる。 【0004】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたもので、ロック用ナットの締め付け時に本
締め用ナットが共回りするのを防止しながら、確実に両
ナットを締め付け合わせることができるようにしたロッ
ク用ナットを提供することを課題としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のロック用ナットは、雄ネジ部に螺合した
本締め用ナットの上から締め付けることで、本締め用ナ
ットの緩み止めを行うようにしたロック用ナットであっ
て、軸方向端面に環状突部が形成され、この環状突部の
先端に本締め用ナットの座面に当接させるための環状座
面が形成され、この環状座面の面積が軸方向端面の面積
よりも小さく形成されている構成とした。 【0006】本発明のロック用ナットは、ボルト等の雄
ネジ部に螺合した本締め用ナットの上から締め付けて使
用するもので、即ち、環状突部が本締め用ナットに対向
するように雄ネジ部に螺合していく。このようにしてロ
ック用ナットを螺合していくと、環状突部の環状座面が
本締め用ナットの座面に当接する。そして、更にロック
用ナットを締め付けていくことで、ロック用ナットと本
締め用ナットとを強固に締結していくことなるが、この
とき、本締め用ナットの座面に当接する環状座面の面積
が軸方向端面の面積よりも小さく形成されているため、
両ナットの接触面積を小さくすることができ、ロック用
ナットの締め付けに伴なう本締め用ナットの共回りを防
止することができるし、接触面積が小さくなった分だけ
締め付け圧力が増大することから、両ナットを確実に締
め付け合わせることができる。 【0007】また、環状座面であるため、ロック用ナッ
トの締め付けに伴なって、この環状座面が本締め用ナッ
トの座面に環状に押し当てられる。したがって、ロック
用ナットの締め付けに伴なう押圧力を本締め用ナットの
座面に均等に作用させることができるし、また、環状座
面が本締め用ナットの座面に食い込んだとしても環状突
部が破断するといったことがなく、本締め用ナットに確
実に圧力を加えることができる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1は本発明の実施の第1形態である
ロック用ナットを用いたダブルナット構造の断面図、図
2はロック用ナットの半断面図である。 【0009】このロック用ナット1は、図2に示すよう
に、ネジ穴10の内周面に雌ネジ11が形成された六角
ナット形状に形成され、その一方の軸方向端面12のネ
ジ穴周縁部分に環状突部13が形成されている。尚、他
方の軸方向端面14は、平坦な座面に形成してもよい
し、同様の環状突部13を形成してもよい。 【0010】前記環状突部13は、軸方向端面12のネ
ジ穴周縁部に筒状に形成され、その先端が円状に連続し
た環状座面15に形成され、この環状座面15の面積が
軸方向端面12の面積よりも小さく形成されている。こ
の場合、環状座面15の幅aをナット外周16からネジ
穴10までの幅bよりも小さくすることによって、環状
座面15の面積を軸方向端面12の面積よりも小さく形
成しており、通常は、接触面積の減少量と環状突部の強
度を勘案しながら環状座面15の面積を設定するもの
で、a=1/2b〜1/4b(1/2b、1/3b、1
/4b)程度に設定するのが好ましい。 【0011】尚、図3及び図4は環状突部の他例を示す
半断面図である。図3の例は、軸方向端面12のナット
外周16とネジ穴10との中間部分に環状突部13を形
成した例、図4の例は、ナット外周16からネジ穴10
に向けてテーパ状に傾斜した環状突部13を形成した例
である。 【0012】そして、前記ロック用ナット1は、図1に
示すように、本締め用ナット2とでダブルナットとして
使用するもので、この場合、被締結部材3,3に通した
ボルト4の雄ネジ部40に本締め用ナット2を螺合して
被締結部材3,3を締結したのち、ロック用ナット1を
環状突部13が本締め用ナット2に対向するようにボル
ト4の雄ネジ部40に螺合していく。このようにしてロ
ック用ナット1を螺合していくと、環状突部13の環状
座面15が本締め用ナット2の座面20に当接する。そ
して、更にロック用ナット1を締め付けていくことで、
ロック用ナット1と本締め用ナット2とを強固に締結し
ていくことなるが、このとき、本締め用ナット2の座面
20に当接する環状座面15の面積を軸方向端面12の
面積よりも小さく形成しているため、両ナット1,2の
接触面積が小さくなり、ロック用ナット1の締め付けに
伴なう本締め用ナット2の共回りを防止することができ
るし、又、接触面積が小さくなった分だけ締め付け圧力
が増大することから、両ナット1,2を確実に締め付け
合わせることができる。 【0013】また、環状座面15であるため、ロック用
ナット1の締め付けに伴なって、この環状座面15が本
締め用ナット2の座面20に環状に押し当てられる。し
たがって、ロック用ナット1の締め付けに伴なう押圧力
を本締め用ナット2の座面20に均等に作用させること
ができるし、また、環状座面15が本締め用ナット2の
座面20に食い込んだとしても環状突部13が破断する
といったことがなく、本締め用ナット2に確実に圧力を
加えることができる。 【0014】次に、図5はロック用ナットの他例を示す
半断面図であり、このロック用ナット1は、鋼板をプレ
スにより絞り加工することで本体部分1aを成形したの
ち、雌ネジ11を加工してロック用ナット1に形成した
もので、環状突部13の形状については、前記図2、図
3、図4と同様に形成することができる。 【0015】又、本発明のロック用ナットの材質につい
ては、特に制限はなく、鋼(SWCH8〜10、SS4
00、S45C等)、ステンレス鋼(SUS304
等)、合金鋼(SCM435等)、その他、アルミニウ
ム、銅、チタン、硬質塩ビやポリカーボネイト等の合成
樹脂等を用いることができるし、その形状も六角ナット
形状に限られず、四角ナット形状等にも本発明の構成を
適用できる。 【0016】 【発明の効果】以上、説明したように、本発明のロック
用ナットによれば、本締め用ナットの座面に当接する環
状座面の面積を軸方向端面の面積よりも小さく形成して
いるため、両ナットの接触面積を小さくして、ロック用
ナットの締め付けに伴なう本締め用ナットの共回りを防
止することができるし、接触面積が小さくなった分だけ
締め付け圧力を増大させて、両ナットを確実に締め付け
合わせることができる。 【0017】また、環状座面であるため、ロック用ナッ
トの締め付けに伴なう押圧力を本締め用ナットの座面に
均等に作用させることができるし、また、環状座面が本
締め用ナットの座面に食い込んだとしても環状突部が破
断するといったことがなく、本締め用ナットに確実に圧
力を加えることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の第1形態であるロック用ナット
を用いたダブルナット構造の断面図である。 【図2】ロック用ナットの半断面図である。 【図3】環状突部の他例を示す半断面図である。 【図4】環状突部の他例を示す半断面図である。 【図5】ロック用ナットの他例を示す半断面図である。 【符号の説明】 1 ロック用ナット 1a 本体部分 10 ネジ穴 11 雌ネジ 12 軸方向端面 13 環状突部 14 軸方向端面 15 環状座面 16 ナット外周 2 本締め用ナット 20 座面 3 被締結部材 4 ボルト 40 雄ネジ部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 雄ネジ部に螺合した本締め用ナットの上
    から締め付けることで、本締め用ナットの緩み止めを行
    うようにしたロック用ナットであって、 軸方向端面に環状突部が形成され、 この環状突部の先端に本締め用ナットの座面に当接させ
    るための環状座面が形成され、 この環状座面の面積が軸方向端面の面積よりも小さく形
    成されていることを特徴としたロック用ナット。
JP2002028142A 2002-02-04 2002-02-05 ロック用ナット Pending JP2003227508A (ja)

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JP2002028142A JP2003227508A (ja) 2002-02-05 2002-02-05 ロック用ナット
PCT/JP2003/001098 WO2003067104A1 (fr) 2002-02-04 2003-02-04 Ecrou de blocage
AU2003211911A AU2003211911A1 (en) 2002-02-04 2003-02-04 Locking nut

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007031014A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Tcm Corp フォークシフト装置
KR100900410B1 (ko) 2008-12-31 2009-06-02 박상옥 브이패킹의 탄성조절과 교환이 용이한 고압펌프의 피스톤

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007031014A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Tcm Corp フォークシフト装置
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