JP2005067784A - 用紙分離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
用紙分離装置の分離性能を維持しつつ、ビビリ音の発生を抑制する手段を提供する。
【解決手段】
本用紙分離装置1は、原稿を送り出す給紙ローラ8と、搬送路5のガイド面であって前記給紙ローラ8の対向位置に形成された凹部50に揺動可能に設けられた分離パッドホルダ90と、該分離パッドホルダ90を給紙ローラ8側へ付勢するコイルバネ91と、該分離パッドホルダ90に貼設されて前記給紙ローラ8と圧接する分離パッド9と、前記分離パッドホルダ90と凹部50との隙間に介設された弾性部材92とを具備してなる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、スキャナ、ファクシミリ、複写機等において、原稿トレイから給紙される用紙を1枚ずつ分離する用紙分離装置に関する。
スキャナ、ファクシミリ、複写機等においては、複数枚の原稿を順次給紙するオート・ドキュメント・フィーダー(以下「ADF」という。)が装備されているものがあり、該ADFによれば、原稿トレイ上に載置された複数枚の原稿を連続的且つ自動的に読取位置へ搬送することができる。
図4は、ADFを装備するコピー・ファクシミリ複合機900の外観を示す概略斜視図であるが、図に示すように、コピー・ファクシミリ複合機900は、読み取るべき原稿を載置するプラテンガラスが配設された読取載置台901と、該原稿をプラテンガラス上に押圧して固定する原稿押えカバー902と、原稿の読取り開始等を入力するための操作パネル903と、記録用紙に画像を記録する画像記録部、画像を電送するための送信部等を内蔵した本体904と、読み取った画像を記録するための記録用紙を供給する給紙カセット905とを具備してなる。本コピー・ファクシミリ複合機900では、原稿押えカバー902内にADFが構成されており、該ADFにより、原稿トレイ906上の原稿が原稿トレイ906の下方に設けられた排紙トレイ907へ上方から下方へUターンするように搬送され、その搬送過程においてプラテンガラス上の読取位置を通過する際に、読取載置台901内に設けられたCCD等の画像読取手段により、該原稿の画像読取りが行われるようになっている。
前記ADFには、原稿トレイ906上の原稿が重送されることを防止するために用紙分離装置が装備されている(例えば特許文献1)。図5は、従来の用紙分離装置の一例を示すものであるが、図に示すように、ピックアップローラ908の下流側に給紙ローラ909と分離パッド910とが搬送路の対向位置に圧接状態で配設されてなる。分離パッド910は分離パッドホルダ911の上面に貼設されており、該分離パッドホルダ911は、給紙ローラ909の下方のガイド面に形成された凹部912内に、分離パッド910を表出するように装着されている。該分離パッドホルダ911には、水平方向の揺動軸911aが設けられており、該揺動軸911aが凹部912内の軸支持部913に軸支されることにより、分離パッドホルダ911が揺動可能に支持されている。また、該分離パッドホルダ911にはコイルバネ914の付勢力が与えられており、これによって、分離パッド910が給紙ローラ909に圧接されている。原稿トレイ906に積重された複数枚の原稿はピックアップローラ908により搬送路へ繰り込まれるが、例えば2枚の原稿が重送された場合には、給紙ローラ909と分離パッド910のニップ部において、上側の原稿は給紙ローラ909により搬送路ヘ送られ、下側の原稿は分離パッド910との摩擦力により該ニップ部で制止されることにより、重送された原稿が1枚ずつ分離されて搬送路へ繰り込まれる。
特開2001−179270号公報
前述したように、従来の用紙分離装置においては、分離パッド910が給紙ローラ909に圧接されているので、圧接状態で給紙ローラ909が回転すると、給紙ローラ909との摩擦力により分離パッド910の表面に紙送り方向の伸長力が生ずる。分離パッド910は、一般にウレタンゴム等が使用されており伸縮性があるので、該伸張力により紙送り方向に弾性的に伸びるが、該伸びによる分離パッド910の弾性復元力が前記摩擦力を超えると、分離パッド910は給紙ローラ909と圧接状態のまま滑るようにして元に戻る。しかし、給紙ローラ909が回転し続けていると、いったん元の状態に戻った分離パッド910が、再び摩擦力により弾性的に伸び始める。この繰り返しが分離パッド910の振動となって分離パッドホルダ911から分離装置及びADFの各部材に伝達され、いわゆるビビリ音が発生する。このようなビビリ音は不快なものであり、特にADFの搬送速度が速いもの、即ち給紙ローラ909の周速度が速くなるとビビリ音が大きく顕著なものとなる。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、用紙分離装置の分離性能を維持しつつ、ビビリ音の発生を抑制する手段を提供することを目的とする。
本発明は、原稿を送り出す給紙ローラと、搬送路のガイド面であって前記給紙ローラの対向位置に形成された凹部に揺動可能に設けられた分離パッドホルダと、該分離パッドホルダを給紙ローラ側へ付勢する付勢手段と、該分離パッドホルダに貼設されて前記給紙ローラと圧接する分離パッドとを備え、原稿トレイから繰り出された原稿を該給紙ローラと分離パッドとにより1枚ずつ分離して送り出す用紙分離装置において、前記分離パッドホルダと凹部との隙間に弾性部材を介設したことを特徴とする。
また、前記弾性部材は、前記分離パッドホルダの上流側又は下流側に設けることが好ましく、前記分離パッドホルダの揺動側に設けることが特に好ましい。
本発明によれば、分離パッドホルダと凹部との隙間に弾性部材を介設したので、分離パッドホルダに振動が生じ難くなり、さらに分離パッドホルダに貼設された分離パッドも振動し難くなって、ビビリ音の発生を抑制できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る用紙分離装置1を具備するコピー・ファクシミリ複合機100の上部の断面を示す図である。図に示すように、該コピー・ファクシミリ複合機100は、読み取るべき原稿を載置するプラテンガラス10が配設された読取載置台101と、該原稿をプラテンガラス10上に押圧して固定する原稿押えカバー102とを具備してなる。なお、図には示していないが、本コピー・ファクシミリ複合機100は、原稿の読取り開始等を入力するための操作パネル、記録用紙に画像を記録する画像記録部、画像を電送するための送信部、及び読み取った画像を記録するための記録用紙を供給する給紙カセット等の周知の構成をも具備しており、また、これら周知の構成は一例且つ任意のものである。
以下に詳述する用紙分離装置1は、前記原稿押えカバー102内にADF2とともに配設されており、原稿トレイ3に積重された原稿は、用紙分離装置1によって1枚ずつ分離されて搬送路へ繰り込まれ、ADF2によって搬送路に沿って上方から下方へUターンするように反転して読取位置Pに至り、該読取位置Pを通過する際に読取ユニット11により原稿の画像が読み取られて、原稿トレイ3の下方の排紙トレイ4へ排出される。なお、本用紙分離装置1によって分離される原稿は、コピーやプリンタに汎用される各種サイズの所謂普通紙の他、搬送路を通過可能な厚みのシート状のものである。
前記読取ユニット11は、読取載置台101内に装備されており、読取位置Pへ光を照射する光源12と、原稿からの反射光Rを所定の方向へ導くための反射ミラー13と、反射光Rを収束する集光レンズ14と、該収束光を電気信号に変換して出力する電荷結合素子(Charge Coupled Device、以下「CCD」という。)15とを備えてなる所謂縮小光学系のCCD読取ユニットである。このように構成された読取ユニット11により、搬送路を搬送されている原稿の画像が読取位置Pでスキャンされ、該原稿からの反射光RがCCD15へ導かれて結像される。電気信号に変換された画像信号は、アナログ/デジタル変換、シェーディング処理等が施された後、プリンタ等の画像記録部により記録用紙に記録され、又はCODEC等の送信部により電送される。
図2に示すように、ADF2は、複数枚の原稿を積重状態で担持する原稿トレイ3と、搬送後の原稿を積重状態で担持する排紙トレイ4と、原稿トレイ3から排紙トレイ4へ原稿を搬送するための搬送路5と、原稿トレイ3上の原稿を搬送路5へ送り込むピックアップローラ6と、搬送路5において原稿を搬送する搬送ローラ7とを具備してなり、該ピックアップローラ6の下流側であって搬送路5の入り口付近に、原稿を搬送路5へ送り込む給紙ローラ8と、該給紙ローラ7と圧接する分離パッド9とを備えてなる用紙分離装置1が配設されている。
原稿トレイ3は、原稿押えカバー102の上部に、原稿を供給する方向へ若干傾斜させて設けられており、その上面において複数枚の原稿を積重状態で担持するようになっている。使用者が原稿トレイ3上に原稿を載置する場合には、原稿の先端を搬送路5の入口付近に位置するように載置する。なお、図には示していないが、原稿トレイ3には、原稿の幅方向の位置を規制して原稿の斜め送りを防止する可変式のガイド部材が設けられている。一方、排紙トレイ4は、原稿トレイ3の下方に設けられて、画像読取が行われて搬送路5から排出された原稿を積重状態で貯留する。該排紙トレイ4は、原稿押さえカバー102のハウジングと一体として形成されている。
搬送路5は、原稿トレイ3から排紙トレイ4へ横向きU字状に形成されたものであり、内側ガイド面と外側ガイド面とが対向してシート状の原稿が通過可能な通路をなしている。内側ガイド面及び外側ガイド面は、鉄板等を湾曲してなるガイド板を原稿押えカバー102の所定位置に配設することにより、又は原稿押えカバー102のハウジングとを兼ねて一体として形成することができる。搬送路5の入口付近は、原稿トレイ3に載置された複数枚の原稿の先端が挿入できるように、厚み方向の通路幅が大きくなっており、該入口付近の上方にピックアップローラ6が配設されている。
ピックアップローラ6は、モータ等の駆動源からの回転力が伝達されて回転することにより、原稿トレイ3に載置された原稿の最上紙を繰り出すためのものであり、例えばシリコン製やEPDM(Ethylene−Propylene−Diene Methylene linkage:エチレンプロピレンジエン三元共重合体)製のローラを用いることができる。該ピックアップローラ6は、不図示の給紙クラッチにより上下方向に揺動する揺動アーム60に支持されており、該揺動アーム60の揺動により搬送路5の内側ガイド面に着座可能となっている。原稿トレイ3に原稿を載置する際等の通常の状態では、ピックアップローラ6は搬送路5の内側ガイド面から離されており、原稿繰込み時に原稿の最上紙と接触するように降下し、ピックアップローラ6が原稿と圧接しながら回転することにより、原稿の最上紙が繰り出される。なお、ピックアップローラ6は内側ガイド面に着座するまで降下可能であるので、原稿枚数により原稿の束の厚さが変化しても常に最上紙と接触可能である。また、図には示していないが、前記原稿トレイ3の原稿の有無は原稿セットセンサにより検知され、該検知信号に基づいて制御手段がピックアップローラ6及び揺動アーム60の動作を制御するものとなっている。
搬送路5の折返し部分には、大径の搬送ローラ7が配設されており、該搬送ローラ7のローラ面が内側ガイド面として機能している。該搬送ローラ7もモータ等の駆動源からの回転力が伝達されて回転するものであり、これに対して、読取位置Pの上流側及び下流側に夫々従動ローラ70が配設されており、搬送ローラ7と従動ローラ70とで原稿をニップしながら搬送するようになっている。同様に、搬送路5の入口付近及び出口付近にも小径の搬送ローラ7が従動ローラ70とともに配置され、原稿をニップしながら搬送するようになっている。なお、各搬送ローラ7の径や配置は一例であり、搬送路の形状や距離に応じて、搬送ローラ7の数や配置を適宜増減することは勿論可能である。
このように構成されたADF2により、原稿トレイ3上の原稿がピックアップローラ6により繰り出され、該原稿が搬送ローラ7により搬送されて読取位置Pにおいて読取ユニット11により画像読取りされて排紙トレイ4へ排出されるが、原稿トレイ3に複数枚の原稿が積重状態で載置された場合に、ピックアップローラ6が繰り出す最上位置の原稿に従動して、その下の原稿も共に繰り出される場合がある。このような原稿を分離するために、ピックアップローラ6の下流側であって搬送路5の入り口付近に用紙分離装置1が設けられている。
以下、前記用紙分離装置1について詳述する。
用紙分離装置1は、図3に示すように、原稿を送り出す給紙ローラ8と、該給紙ローラ8と圧接する分離パッド9と、給紙ローラ8の対向位置の凹部50に揺動可能に設けられた分離パッドホルダ90と、該分離パッドホルダ90を給紙ローラ8側へ付勢するコイルバネ(付勢手段)91と、分離パッドホルダ90と凹部50との隙間に介設された弾性部材92とを具備してなるものである。
給紙ローラ8は、ピックアップローラ6の下流側であって搬送路5の上側に配設されており、モータ等の駆動源からの回転力が伝達されて、原稿トレイ3から繰り出された原稿と圧接しながら回転することにより該原稿を更に送り出すものであり、例えばシリコン製やEPDM製のローラを用いることができる。該給紙ローラ8も、前記ピックアップローラ6とともに制御手段(不図示)により動作が制御される。
前記搬送路5の内側ガイド面であって前記給紙ローラ8の対向位置には、分離パッドホルダ90を配設するための凹部50が形成されている。該凹部50は、前記分離パッドホルダ90を揺動状態で内挿可能な平面視略矩形のものであり、その底面の上流側に分離パッドホルダ90を揺動可能に支持するための軸支持部51が立設されている。軸支持部51は、凹部50の底面から上方ヘ突出し、さらに上流側へ曲折した逆L字状の柱体であり、軸支持部51の隅部により前記分離パッドホルダ90の揺動軸93を係止するように支持する。これにより、分離パッドホルダ90が凹部50内に揺動可能に配設される。一方、凹部50の底面の下流側にはネジ止め部材95が固定されており、該ネジ止め部材95と凹部50の底面にネジ孔96及び貫通孔97が夫々連穿されている。該ネジ孔96に螺合される調整ネジ98には、頭部にフランジ98aが形成されており、該フランジ98aにより前記コイルバネ91が担持される。コイルバネ91の上端は前記分離パッドホルダ90と当接しており、調整ネジ98とネジ孔96の螺合状態を変えて該フランジ98aの高さを変更することにより、コイルバネ91による分離パッドホルダ90への付勢力が調整可能となっている。また、前記貫通孔97は、ネジ止め部材95に螺合された調整ネジ98を任意の高さに調整可能とするために、調整ネジ98と凹部50の底面との干渉を避けるべく設けられたものである。
分離パッドホルダ90は、分離パッド9を支持して前記ペーパガイド3の凹部50内に揺動可能に取り付けられる略立方体のものであり、その上面に分離パッド9を貼設するための分離パッド受け部90aが形成され、該分離パッド受け部90aの上流側の隅部には、原稿を分離パッド9へ案内するための傾斜面90bが形成されている。該傾斜面90bにより案内された原稿が分離パッド9の端部に当接しないように、分離パッド受け部90aには、分離パッド9が分離パッドホルダ90の上面と面一若しくは若干段落ちした状態で貼設される。分離パッドホルダ90の底面の上流側には、水平方向の揺動軸93が設けられており、前述したように該揺動軸93が凹部50の軸支持部51に支持される。また、凹部50の上流側の縁部には、分離パッドホルダ90の傾斜面90bに渡ってガイドフィルム99が配設されており、内側ガイド面に沿って送り込まれた原稿の先端が凹部50と分離パッドホルダ90の継ぎ目で当接することなく傾斜面90bに円滑に案内できるようになっている。
分離パッド9は、原稿に対する摩擦係数が給紙ローラ6の原稿に対する摩擦係数より低く、且つ原稿同士の摩擦係数より高いものであり、例えばウレタン系樹脂やコルクを用いることができる。該分離パッド9が前記分離パッドホルダ90の上面に貼設され、調整ネジ98により所望のニップ圧力に調整されて給紙ローラ6と圧接している。これにより、ピックアップローラ6により給紙ローラ6と分離パッド9のニップ部に搬送された原稿が、2枚の原稿が積層状態で重送されたとしても、上側の原稿は、上面が給紙ローラ6と圧接し且つ下面が下側の原稿と接した状態にあるので、給紙ローラ6の回転に従って搬送路へ繰り込まれ、一方、下側の原稿は、上面が上側の原稿と接し且つ下面が分離パッド9と圧接した状態にあるので、分離パッド9によりニップ部で制止される。このようにして、給紙ローラ6と分離パッド9のニップ部で原稿が確実に分離される。
また、前記分離パッドホルダ90は、凹部50内において揺動可能であり、凹部50の各側壁と分離パッドホルダ90との間に隙間があり非接触状態となっているが、該隙間であって分離パッドホルダ90の下流側には、弾性部材92が介設されている。該弾性部材92は発泡合成樹脂からなるスポンジ状のものであり、凹部50の側壁又は分離パッドホルダ90のいずれか一方に固着されて、他方には圧接した状態となっており、分離パッドホルダ90を上流側へ付勢するとともに、分離パッドホルダ90の揺動に対して抵抗となっている。給紙ローラ8と分離パッド9とが圧接した状態で給紙ローラ8が回転すると、図に示すように、摩擦力により分離パッド9に紙送り方向の引張力が生じて分離パッド9に紙送り方向の伸張力が作用し、分離パッド9の弾性復元力が前記摩擦力を超えると、伸びた状態の分離パッド9が給紙ローラ8と圧接状態のまま滑るように元に戻ろうとする。また、分離パッド9が伸縮すると、給紙ローラ8との圧接位置や分離パッド9の厚みも変化し、それに応じて分離パッドホルダ90が上下に揺動することとなる。また、分離パッドホルダ90の揺動軸93は軸支持部51に支持されているものの、通常、揺動軸93と軸支持部51との間には組付けの容易等のために寸法余裕が設けられており、該寸法余裕分だけ前記分離パッド9の紙送り方向の振動に伴って分離パッドホルダ90も紙送り方向に振動し得る。即ち、分離パッドホルダ90には、ビビリ音の原因となる紙送り方向の振動と細かな揺動の繰り返しとが発生し得るが、これに対し、前記弾性部材92が分離パッドホルダ90を上流側へ付勢するので、分離パッドホルダ90に紙送り方向の振動が発生し難くなり、さらに弾性部材92が分離パッドホルダ90の揺動に対して抵抗となるので、細かな揺動が発生し難くなる。また、分離パッドホルダ90に振動を抑制することにより、分離パッドホルダ90に貼設された分離パッド9の振動も発生し難くなり、これらによりビビリ音の発生が抑制できる。
なお、前記弾性部材92を設けるべき凹部50の側壁と分離パッドホルダ90との間の隙間が、必ずしも本実施の形態で示した位置に限定されるものではないが、分離パッドホルダ90の紙送り方向の振動を効果的に抑制するには、分離パッドホルダ90の上流側又は下流側の隙間に弾性部材92を設けることが好ましい。また、分離パッドホルダ90の細かな揺動を効果的に抑制するには、分離パッドホルダ90の揺動側に弾性部材92を設けることが好ましい。従って、本実施の形態では分離パッドホルダ90の上流側に揺動軸93が設けられていたが、揺動軸が下流側に設けられて上流側が揺動するような構成であれば、弾性部材92は揺動側、即ち上流側の隙間に介設することが好適である。
また、本実施の形態では、弾性部材92として発泡合成樹脂を用いるものとしたが、その他にも例えば板バネを弾性部材として凹部の側壁と分離パッドホルダとの間の隙間に介在させて、該板バネにより分離パッドホルダを揺動軸側へ付勢するとともに、分離パッドホルダの揺動に対して抵抗となるようにしてもよい。さらに、本実施の形態で示したADF2やコピー・ファクシミリ複合機100の構成は本発明に係る用紙分離装置の一実施態様にすぎず、本用紙分離装置がこれらADF2やコピー・ファクシミリ複合機100にのみ用いられるものでないことは当然である。
本発明は、例えばスキャナ、ファクシミリ、複写機等において、原稿トレイから順次搬送される原稿を1枚ずつ分離するための用紙分離装置として利用することができる。
本実施の形態に係るコピー・ファクシミリ複合機100の上部の構成を示す断面図である。 ADF2近傍の構成を示す拡大断面図である。 用紙分離装置1近傍の構成を示す拡大断面図である。 コピー・ファクシミリ複合機900の外観を示す斜視図である。 従来の用紙分離装置の構成を示す図である。
符号の説明
1 用紙分離装置
5 搬送路
8 給紙ローラ
9 分離パッド
50 凹部
90 分離パッドホルダ
91 コイルバネ
92 弾性部材

Claims (3)

  1. 原稿を送り出す給紙ローラと、搬送路のガイド面であって前記給紙ローラの対向位置に形成された凹部に揺動可能に設けられた分離パッドホルダと、該分離パッドホルダを給紙ローラ側へ付勢する付勢手段と、該分離パッドホルダに貼設されて前記給紙ローラと圧接する分離パッドとを備え、原稿トレイから繰り出された原稿を該給紙ローラと分離パッドとにより1枚ずつ分離して送り出す用紙分離装置において、前記分離パッドホルダと凹部との隙間に弾性部材を介設したことを特徴とする用紙分離装置。
  2. 前記弾性部材が、前記分離パッドホルダの上流側又は下流側に設けられた請求項1記載の用紙分離装置。
  3. 前記弾性部材が、前記分離パッドホルダの揺動側に設けられた請求項2記載の用紙分離装置。
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