JP2005067686A - 包装用箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】 側面板を自立させて底面板上への食品の載置を容易にし、蓋体を開いた状態で立体的形態が保持され、中身を見せて展示できる包装用箱を提供する。
【解決手段】 前面板5、底面板2、その一部が後面板6aを形成する蓋板6が連設されると共に、底面板2と前面板5および後面板6aの左右端部に糊代部9,10が連設され、底面板5の左右の糊代部9,10端部には、底面板2に連なる側面板13,14が連設され、側面板13,14および糊代部9,10で形成される各コーナー部に折込み片15〜18が内側に折曲げ自在に連設され、前面板5及び蓋板6の折曲げ線3,4の延長線上の糊代部9,10に細長い透孔20を設けて包装用箱1を形成し、前面板5又は左右側面板のいずれか一方に切込み線33からなる係止部を、他方に凹状部34からなる被係止部を形成し、被係止部に係止部を係合させることによって側面板13,14を立設状態で保持する。
【選択図】 図1

Description

この発明は包装用箱、より詳しくは、ファーストフードやテイクアウト食品、特に油分や水分などを含む食品を包装するのに最適な包装用箱に関し、包装技術の分野に属するものである。
たとえば、フライ、コロッケ、カツレツ、テンプラなど、油で揚げた食品の持ち帰り用包装容器としては、特開平7−22365号公報(特許文献1)には、持ち帰り用のプラスチックフィルムからなる袋と商品収納用紙容器を一体化した持ち帰り用袋が開示されている。
一方、上記包装容器とは別に、図7に示す紙製の包装用箱が実用化されている。
この包装用箱1は、図7に示されるように、平面矩形状とした底面板2の上下の各端部に、垂直に折曲げかつ立ち上げ可能に、折曲げ線3,4を介在して前面板5と、その一部が前記前面板5の縦幅と同幅の後面板6aを形成する蓋板6とをそれぞれ連設するとともに、前記底面板2と前面板5および後面板6aの、左右の各端部に沿って折曲げ線7,8を介して所要幅の糊代部9,10をそれぞれ連設させ、また、前記底面板2の左右に位置する糊代部9,10の左右の端部には、底面板2の短辺と同幅の折曲げ線11,12を介して先端縁が円弧状に形成された側面板13,14を同幅でそれぞれ連設し、さらに、前記側面板13,14の上下の端部および前記糊代部9の左右の端部との間に形成される各コーナー部には、合計4個の折込み片15,16,17,18を、それぞれ折曲げ線1を介して折曲げ自在に連設させて構成したものである。
なお、前記折曲げ線3,4の延長線上に位置する糊代部9,10部には、それぞれ糊代部幅とほぼ同じ長さで細長い透孔20が形成され、また、前記折込み片15,16,17,18には、各折込み片5,16,17,18が内側に折り曲がるようにそれぞれ折曲げ線21が、各コーナーから45度方向に向けて形成されている。
また、前記蓋体6の上縁部中央には、差込み片22が折曲げ線23を介して連設され、この差込み片22を受入れるスリット24が折曲げ線3の略中央部に形成されたもので、使用に際しては、図8に示すように、糊代部9,10の上面に接着剤を塗布するか、もしくは両面接着テープなどの接着材(図示せず)をそれぞれ貼着し、前記折曲げ線7,8に沿って底面板2側に折曲げて両者を固着させるとともに、さらに折曲げ線11,12に沿って鉛直に折返しながら、背面板6aを立ち上げて折込み線21に沿って各折込み片15,16,17,18を内側に折曲げ、もって左右の側面板13,14を底面板2上にほぼ垂直状態に立設させる。
しかるのち、左右の側面板13,14と蓋板6の下部の後面板6aで囲まれた底面板2上に食品を収納載置せしめ、前記蓋板6の先端部に形成された差込み片22を、前記折曲げ線3に沿って形成したスリット24内に差込み、図9に示すような包装用箱1とするものである。
特開平7−22365号公報(特許請求の範囲、図2)
前記特許文献1に記載の持ち帰り用袋は、食品に含まれる油や水分などが外に漏れ出さない点で有利ではあるが、プラスチックフィルムからなる袋と商品収納用の紙容器を一体化させる必要があるので、製造工程が増えてコストアップを招来し、サービスの一貫として無償提供される包装用容器としては問題がある。
また、図7で示す包装用容器は、一枚のブランク板を打ち抜き機で所要の形状に打ち抜くとともに、折曲げ線や細長い透孔などを形成することができるので、製造がきわめて容易であるが、食品の包装に際し、包装用箱1を組み立てた時、図8で明らかなように、前面板5は未だ倒れた状態、すなわち底面板2と同一平面上にある。
したがって、食品を底面板2上に載置する場合には、食品が底面板2から転げ落ちないように指先で前面板5を、側面板13,14と同様に底面板2に対して垂直となるよう保持しながら行なう必要があるとともに、一旦底面板2に立設させた側面板13,14が内側に倒れ込んで、底面板2上への食品の載置に支障を来たすおそれがあり、立体的形態が保持できないので、サンプル展示にも使用できないなど実用上解決すべき課題を有している。
この発明はかかる現状に鑑み、側面板を鉛直状態に自立させることによって底面板上への食品の載置を容易にし、また、蓋体を開いた状態で立体的形態が保持され、中身を見せて展示することのできる包装用箱を提供せんとするものである。
前記の目的と達成するため、この発明の請求項1に記載の発明は、
平面矩形状とした底面板の上下の各端部に、折曲げ線を介して垂直に折曲げかつ立ち上げ可能に前面板および、その一部が前面板の縦幅と同幅の後面板を形成する蓋板をそれぞれ連設するとともに、
前記底面板と前面板および後面板の左右の端部に沿って、折曲げ線を介して所要幅の糊代部をそれぞれ連設させ、
前記底面板の左右に位置する糊代部の端部には、折曲げ線を介して底面板の短辺に連なる側面板をそれぞれ連設させ、
前記側面板の側端部および前記糊代部で形成される各コーナー部には、折込み片を折曲げ線を介してそれぞれ内側方向に折曲げ自在に連設させ、
前記前面板および蓋板の折曲げ線の延長線上に位置する糊代部に、それぞれ糊代部幅とほぼ同じ長さで細長い透孔が形成された包装用箱であって、
前記前面板または左右の側面板のいずれか一方に係止部を、他方に被係止部をそれぞれ形成し、被係止部に係止部を係合させることによって側面板を立設状態で保持するよう構成したこと
を特徴とする包装用箱である。
また、請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の包装用箱において、
前記側面板は、その上縁部をそれぞれ円弧状に形成し、
前記蓋体は、前記側面板の上縁部に沿って屈曲し、全体をカマボコ型とするのに必要な長さを有すること
を特徴とするものである。
また、請求項3に記載の発明は、
請求項2に記載の包装用箱において、
前記前面板の上縁部の両端部に、それぞれ折曲げ線を介して係止部としての舌片を連設し、各舌片に縦方向に切込み線を形成するとともに、この前面板側に位置する側面板の上縁部に、それぞれ前記舌片と係合する被係止部としての凹状部を形成したこと
を特徴とするものである。
また、請求項4に記載の発明は、
請求項3に記載の包装用箱において、
前記舌片は、上縁部から下方に向けて切込み線を形成するに際し、上縁部に逆V字状の切込み部を形成し、この切込み部の頂部から切込み線を形成したこと
を特徴とするものである。
また、請求項5に記載の発明は、
請求項2に記載の包装用箱において、
前記前面板の上縁部に沿って折曲げ線を介して蓋フラップを連設するとともに、この蓋フラップの左右端部に、それぞれスリットを折曲げ線に向けて形成するとともに、この前面板側に位置する側面板の各上縁部に、前記スリットに差込み可能な差込み片をそれぞれ突出形成したこと
を特徴とするものである。
また、請求項6に記載の発明は、
請求項2に記載の包装用箱において、
前記前面板の上端部に沿って折曲げ線を介して蓋フラップを連設するとともに、この蓋フラップの左右端部に、それぞれ前記折曲げ線に沿って所要幅のスリットを形成し、このスリットに差込み可能な差込み片を、前面板と側面板のコーナー部に連設された折込み片の上縁部にそれぞれ突出形成したこと
を特徴とするものである。
さらに、この発明の請求項7に記載の発明は、
平面矩形状とした底面板の上下の各端部に、折曲げ線を介して垂直に折曲げかつ立ち上げ可能に前面板および、その一部が前面板の縦幅と同幅の後面板を形成する蓋板をそれぞれ連設するとともに、
前記底面板と前面板および後面板の左右の端部に沿って、折曲げ線を介して所要幅の糊代部をそれぞれ連設させ、
前記底面板の左右に位置する糊代部の端部には、折曲げ線を介して底面板の短辺に連なる側面板をそれぞれ連設させ、
前記側面板の側端部および前記糊代部で形成される各コーナー部には、折込み片を折曲げ線を介してそれぞれ内側方向に折曲げ自在に連設させ、
前記前面板および蓋板の折曲げ線の延長線上に位置する糊代部に、それぞれ糊代部幅とほぼ同じ長さで細長い透孔が形成された包装用箱であって、
前記糊代部に形成される細長い透孔は、
透孔内の側面板側に舌片が底面板方向に突出形成されていること
を特徴とする包装用箱である。
また、請求項8に記載の発明は、
請求項7に記載の包装用箱において、
前記側面板は、その上縁部をそれぞれ円弧状に形成し、
前記蓋体は、前記側面板の上縁部に沿って屈曲し、全体をカマボコ型とするのに必要な長さを有すること
を特徴とするものである。
また、請求項9に記載の発明は、
請求項8に記載の包装用箱において、
前記前面板の上縁部の両端部にそれぞれ折曲げ線を介して舌片を連設し、各舌片に縦方向に切込み線を形成するとともに、この前面板側に位置する側面板の上縁部にそれぞれ前記舌片と係合する凹状の係合部を形成したこと
を特徴とするものである。
また、請求項10に記載の発明は、
請求項8に記載の包装用箱において、
前記舌片は、上縁部から下方に向けて切込み線を形成するに際し、上縁部に逆V字状の切込み部を形成し、この切込み部の頂部から切込み線を形成したこと
を特徴とするものである。
また、請求項11に記載の発明は、
請求項8に記載の包装用箱において、
前記前面板の上縁部に沿って折曲げ線を介して蓋フラップを連設するとともに、この蓋フラップの左右端部に、それぞれスリットを折曲げ線に向けて形成するとともに、この前面板側に位置する側面板の各上縁部に、前記スリットに差込み可能な差込み片をそれぞれ突出形成したこと
を特徴とするものである。
また、請求項12に記載の発明は、
請求項8に記載の包装用箱において、
前記前面板の上端部に沿って折曲げ線を介して蓋フラップを連設するとともに、この蓋フラップの左右端部に、それぞれ前記折曲げ線に沿って所要幅のスリットを形成し、このスリットに差込み可能な差込み片を、前面板と側面板のコーナー部に連設された折込み片の上縁部にそれぞれ突出形成したこと
を特徴とするものである。
さらにまた、請求項13に記載の発明は、
平面矩形状とした底面板の上下の各端部に、折曲げ線を介して垂直に折曲げかつ立ち上げ可能に前面板および、その一部が前面板の縦幅と同幅の後面板を形成する蓋板をそれぞれ連設するとともに、
前記底面板と前面板および後面板の左右の端部に沿って、折曲げ線を介して所要幅の糊代部をそれぞれ連設させ、
前記底面板の左右に位置する糊代部の端部には、折曲げ線を介して底面板の短辺に連なる側面板をそれぞれ連設させ、
前記側面板の側端部および前記糊代部で形成される各コーナー部には、折込み片を折曲げ線を介してそれぞれ内側方向に折曲げ自在に連設させ、
前記前面板および蓋板の折曲げ線の延長線上に位置する糊代部に、それぞれ糊代部幅とほぼ同じ長さで細長い透孔が形成された包装用箱であって、
前記各側面板の上方の端部および前記後面板に連設する糊代部の左右の端部とのコーナー部に形成される各折込み片の上縁部に、折曲げ線を介してそれぞれフラップを連設するとともに、
前記蓋板の側縁と相対する各フラップの側縁部にそれぞれ差込み片を連設し、前記各差込み片と係合するスリットを、それぞれ前記側面板と折込み片の連設部である折曲げ線に沿って形成したこと
を特徴とする包装用箱である。
また、請求項14に記載の発明は、
請求項13に記載の包装用箱において、
前記側面板は、その上縁部をそれぞれ円弧状に形成し、
前記蓋体は、前記側面板の上縁部に沿って屈曲し、全体をカマボコ型とするのに必要な長さを有すること
を特徴とするものである。
また、請求項15に記載の発明は、
請求項14に記載の包装用箱において、
前記前面板の上縁部の両端部にそれぞれ折曲げ線を介して舌片を連設し、各舌片に縦方向に切込み線を形成するとともに、この前面板側に位置する側面板の上縁部にそれぞれ前記舌片と係合する凹状部を形成したこと
を特徴とするものである。
また、請求項16に記載の発明は、
請求項14に記載の包装用箱において、
前記舌片は、上縁部から下方に向けて切込み線を形成するに際し、上縁部に逆V字状の切込み部を形成し、この切込み部の頂部から切込み線を形成したこと
を特徴とするものである。
また、請求項17に記載の発明は、
請求項14に記載の包装用箱において、
前記前面板の上端部に沿って折曲げ線を介して蓋フラップを連設するとともに、この蓋フラップの左右端部に、それぞれ前記折曲げ線に沿って所要幅のスリットを形成し、このスリットに差込み可能な差込み片を、前面板と側面板のコーナー部に連設された折込み片の上縁部にそれぞれ突出形成したこと
を特徴とするものである。
また、請求項18に記載の発明は、
請求項14に記載の包装用箱において、
前記前面板の上端部に沿って折曲げ線を介して蓋フラップを連設するとともに、この蓋フラップの左右の端部に、前記折曲げ線に沿ってそれぞれ所要幅のスリットを形成し、このスリットに差込み可能な差込み片を、前面板と側面板のコーナー部に連設された折込み片の上縁部にそれぞれ突出形成したこと
を特徴とするものである。
また、請求項19に記載の発明は、
請求項14に記載の包装用箱において、
前記糊代部に形成される細長い透孔は、
透孔内の側面板側に舌片が底面板方向に突出形成されていること
を特徴とするものである。
さらにまた、この発明の請求項20に記載の発明は、
平面矩形状とした底面板の上下の各端部に、折曲げ線を介して垂直に折曲げかつ立ち上げ可能に前面板および、その一部が前面板の縦幅と同幅の後面板を形成する蓋板をそれぞれ連設するとともに、
前記底面板と前面板および後面板の左右の端部に沿って、折曲げ線を介して所要幅の糊代部をそれぞれ連設させ、
前記底面板の左右に位置する糊代部の端部には、折曲げ線を介して底面板の短辺に連なる側面板をそれぞれ連設させ、
前記側面板の側端部および前記糊代部で形成される各コーナー部には、折込み片を折曲げ線を介してそれぞれ内側方向に折曲げ自在に連設させ、
前記前面板および蓋板の折曲げ線の延長線上に位置する糊代部に、それぞれ糊代部幅とほぼ同じ長さで細長い透孔が形成された包装用箱であって、
前記各折込み片の上下の端部に、折曲げ線を介してそれぞれフラップを連設するとともに、
前記蓋板および前面板の側縁と相対する各フラップの側縁に,それぞれ差込み片を連設せしめ、前記各差込み片と係合するスリットを、前記側面板と各折込み片の連設部である折曲げ線に沿ってそれぞれ形成したこと
を特徴とする包装用箱である。
また、請求項21に記載の発明は、
請求項20に記載の包装用箱において、
前記側面板は、その上縁部をそれぞれ円弧状に形成し、
前記蓋体は、前記側面板の上縁部に沿って屈曲し、全体をカマボコ型とするのに必要な長さを有すること
を特徴とするものである。
また、請求項22に記載の発明は、
請求項20又は21に記載の包装用箱において、
前記糊代部に形成される細長い透孔は、
透孔内の側面板側に舌片が底面板方向に突出形成されていること
を特徴とするものである。
また、請求項23に記載の発明は、
請求項20〜22のいずれかに記載の包装用箱において、
前記前面板は、先端部に折曲げ線を介して蓋フラップが連設されていること
を特徴とするものである。
この発明において、請求項1乃至6に記載の包装用箱は、いずれも一枚のブランク板の打ち抜きによって形成することができるもので、底面板上にあらかじめ立設される左右の側面板に対し、前面板を簡単かつ容易に仮固定させることができるので、底面板上への食品の収納に際し、立設した左右の側面板が内側に倒れ込むことがなく、スムーズに食品の収納が可能となるとともに、蓋体を空けた状態で商品サンプルとしても使用することができる。
また、請求項7乃至12に記載の包装用箱は、前記の作用効果を奏するとともに、糊代部に形成された細長い透孔内の、側面板側に舌片を底面板方向に向けて突出形成させているので、この舌片が、折り返しによって側面板が立設されたとき、側面板と後面板の接するコーナー部に生ずる隙間を密封し、食品に含まれる油分や水分が包装用箱から漏れ出すおそれがない。
また、請求項13乃至19に記載の包装用箱は、各側面板の上方の端部および後面板に連設する糊代部の左右の端部とのコーナー部に形成される各折込み片の上縁部に、折曲げ線を介してそれぞれフラップが連設されるとともに、蓋板の側縁と相対する各フラップの側縁部にそれぞれ差込み片が連設され、この各差込み片と係合するスリットが、それぞれ前記側面板と折込み片の連設部である折曲げ線に沿って形成されているので、蓋板側の折込み片を内側に折込んだのち、前記フラップを底板方向に折曲げ、各フラップに形成された差込み片を前期スリットに係合させることによって、後面板を簡単かつ容易に立設状態に保持することができる。
さらに、請求項20乃至23に記載の包装用箱は、簡単な手段によって左右の側面板と前面板および後面板を含む蓋体を立設させ、全体を上部が開口した包装用箱とすることができるもので、食品展示用のサンプルとして最適なものである。
この発明の包装用箱の基本的な形態は、一枚のブランク板からなる包装用素材を使用して包装用箱を構成するに際し、食品などの被包装物を底面板上に簡単かつ容易に載置することができ、立設された左右の側面板が底面板方向に倒れ込まないように構成されたもので、以下、その実施例を添付の図面に基づいて説明するが、その基本形態は図7に示される包装用箱1と同一であるので、同一部位については同一符号で示す。
図1はこの発明に係る包装用箱の一実施例のブランク板を示す平面図で、この実施例においては、前面板5の上縁の両端部に、折曲げ線30を介してそれぞれ平面視山型の舌片31、31を連設するとともに、各舌片31の上縁中央部に逆V字状の切込み部32をそれぞれ形成し、かつ各切込み部32の頂部から前記折曲げ線30に向けて切込み線33をそれぞれ形成して係止部が構成されている。
一方、この係止部に対応して、前記前面板5側に位置する側面板13,14の上縁部に、それぞれ前記舌片31,31と係合する凹状部34,34をそれぞれ形成し、被係止部を構成したもので、蓋板6の上縁部近傍の所要部位には、切り起こし手段によって差込み片22を形成し、この差込み片22を差込むスリット24が前面板5の中央部に形成されたものである。
図7および図1に示す構成を有するブランク板30は、図2(A)に示されるように、たとえば、糊代部9,10の表面に接着剤を塗布し、折曲げ線7,8に沿って底面板2方向に折曲げ、各糊代部9,10を底面板2、前面板5および後面板6aの表面に接着固定された状態で納品され、店頭で保管されている。
そして、使用に際しては、まず、図2(B)で明らかなように、側面板14および側面板13を折曲げ線12,11に沿って上方に折り返すと、各側面板14,13に連なる差込み片16,17および15,18も同時に起立するので、この状態を保持しながら、後面板6a側に位置する差込み片17,18を、蓋板6を図2(C)に示すように、折曲げ線4に沿って手前側に折曲げつつ、それぞれ折曲げ線19に沿って内側に折り込む。
なお、図2(C)の状態では、手を離せば、各側面板およびそれに連なる差込み片は元の状態に戻ろうとする力が強く作用している。
ついで、図3(D)に示すように、前面板5を折曲げ線3に沿って上方に折り曲げながら、前面板5側に位置する折込み片15,16をそれぞれ折曲げ線21に沿って内側に折り込むことによって、前面板5に突設した各舌片31を起立する各側面板14,13に近接させ、各舌片31に形成した切込み部32をガイドとして、切込み線33,33をそれぞれ各側面板14,13の上縁部に形成された被係止部である凹状部34に係合させ、切込み線33の先端部を各凹状部34の段部35に当接させると、各段部35がストッパーの役目を果たして切込み線33が凹状部34から離脱するのを確実に防止し、各側面板13,14と舌片31との係合状態が保持される(図3(E)参照)。
したがって、この状態で底面板2上に所望の食品を収納載置させたのち、図3(F)に示すように、蓋体6を側面板13,14の上縁部に沿って手前方向に引っ張って、前面板5に形成されたスリット24に、蓋体6の上縁部に形成された差込み片22を下方側から差込んで包装用箱36とするものである。
なお、この包装用箱36においては、底面板2上に収納載置した食品中に含まれる油分や水分が外部に沁み出さないように、その内周面にはあらかじめ耐水体油加工させておくことが好ましく、糊代部9,10と底面板2、前面板5および蓋板6(実質的には後面板6a)との接合接着は、両面接着テープを使用してもよい。
また、舌片に形成する切込み線32は、図1においては、折曲げ線30に対して直交するように形成されているが、切り込み線を斜め方向に形成することによって側面板13,14を一定角度に傾斜させて保持させることもできる。
さらに、図示しないが蓋板6の所要の部位に窓部を形成することによって、収納された商品を確認のために外観視できるように構成してもよい。
図4は、この発明に係る包装用箱の他の実施例のブランク板を示す平面図で、この実施例においては、前記前面板5の上縁部に沿って折曲げ線を40介して、前面板5と同幅の蓋フラップ41を連設するとともに、この蓋フラップ41の左右端部に、それぞれスリット42,42を折曲げ線40に向けて形成するとともに、この前面板5側に位置する側面板13,14の各上縁部に、前記の各スリット42に差込み可能な差込み片43をそれぞれ突出形成したものである。
なお、この場合、各側面板13,14の上縁部は円弧状に形成されているので、前記差込み片43を形成する部位の近傍を図示のように直線状とすることによって、蓋フラップ41との接合を良好とし、差込み片43とスリット42との係合を一層確実なものとすることができるもので、このブランク板を使用した包装用箱の組み立ては、前記実施例とほぼ同様に方法で行なうことができる。
図5は、この発明に係る包装用箱の、さらに他の実施例のブランク板を示す平面図で、この実施例においては、前面板5の上端部に沿って折曲げ線50を介して蓋フラップ51を連設するとともに、前記折曲げ線50の左右端部に、折り曲げ線50に沿って所要幅のスリット52,52を形成し、このスリット52,52に差込み可能な差込み片53,53を、前面板5と側面板13,14のコーナー部に連設された折込み片15,16の上縁部にそれぞれ突出形成したものである。
なお、図5に示されるように、前記差込み片53を、各側面板13,14に近い差込み片15,16の上縁部に形成する場合には、前面板5の裏面と当接する差込み片15a、16aの上縁部をテーパー状に形成することによって、差込み片53とスリット52との係合をより確実にすることができる。
上記したように、図1と図3および図4で述べた各実施例は、いずれも立設させた左右の側面板13,14の立設状態を、前面板5に形成される係止部(被係止部であってもよい)と、側面板13,14又は前面板5と側面板13,14で形成されるコーナー部に設けられる差込み片15,16に形成される被係合部(係止部であってもよい)とを互いに係合させることによって行なうものであるが、かかる包装用箱に、たとえば蓋板6を起立保持させる機能を付加することもできる。
すなわち、図5において、側面板13,14の上方の端部と後面板6aに連なる糊代部9,10の側縁との間に形成されるコーナー部に、折曲げ線21を介して内側方向(底面板2方向)に折り曲げ可能に配置された差込み片17,18の上縁部に、折曲げ線54を介してフラップ55,56をそれぞれ連設させ、このフラップ55,56の蓋板6の側縁と相対する側縁にそれぞれ差込み片57,58を突出させて連設するとともに、前記側面板13,14と折込み片18,19の連設部である折曲げ線19,19に沿って、前記各差込み片57,58と係合するスリット59,60をそれぞれ形成する。
かかる構成からなるブランク板は、既に述べたように糊代部9,10があらかじめ前面板5、底面板2および後面板6a部に接着固定された状態(実施例1における図2(A)参照)にあるので、図2(C)のように、各差込み片17,18を折曲げ線21に沿って内側に差し込んだのち、各フラップ55,56を折曲げ線54に沿って底面板2方向に折曲げ、各フラップ55,56に突出形成された差込み片57,58を、起立する側面板13,14の折曲げ線19に沿って形成されたスリット59,60内にそれぞれ差し込んで係合させると、簡単に蓋板6を底面板2に対して起立状態に保持させることができる。
したがって、左右の側面板13,14と前面板5も先に述べた方法で互いに係合させれば、ブランク板を包装用箱とすることができる。
なお、この実施例において、後面板6aのやや上方に折曲げ線4と平行にスリット61を形成し、蓋板6を円弧状に屈曲させながら、蓋板6上部に形成した差込み片22をこのスリット61内に下方から差し込んで係合させると、サンプル用容器としても使用することができる。
ところで、図1、図3乃至図5に示される各包装用箱は、いずれも側面板13,14の上下の端部と前面板5又は後面板6aの側面間に形成されるコーナー部に差込み片15,16および17,18が連設され、包装用箱の組み立てに際し、各差込み片15,16,17,18をそれぞれ折曲げ線21に沿って内側に差し込む方法を採用しているので、その差し込みを容易にするため、さらには、その周辺部が撓んだり、損傷することがないようにするため、前面板5および蓋板6の折曲げ線3,4の延長線上に位置する糊代部に、それぞれ糊代部幅とほぼ同じ長さで帯状の細長い透孔20を、打ち抜きなどの手段によって形成されている。
そのため、包装用箱の組み立てにおける差込み片15,16,17,18の内側方向への差し込みが、ブランク板に形成された透孔20によって抵抗なく容易に行なうことができるが、その結果、起立する後面板6aと左右の側面板13,14のコーナー部には、差込み片の厚み分の隙間が形成され、収納した食品から沁み出した油分や水分が、この隙間から包装用箱外に漏れ出し、衣服などを汚損するおそれがある。
そこで、糊代部9,10に形成される細長い各透孔20内の側面板側13,14に、それぞれ舌片25を底面板2方向に突出形成し、起立する後面板6aと左右の側面板13,14のコーナー部に形成される差込み片の厚み分の隙間を、これら舌片25によって密封することができるよう構成したものである。
したがって、糊代部9,10が接着固定された状態で折曲げ線7,8に沿って側面板13,14を引き起こしたのち、差込み片15,16,17,18を折曲げ線21に沿って内側に差込むと、折曲げ線3,4の延長線上の糊代部に形成された各透孔20内の側面板側13,14に、底面板2方向に向けて突出形成した各舌片25が底面板2と当接し、かつその先端部が押し潰されて隙間がほぼ完全に密封され、油分や水分が包装用箱外に漏れ出すことがなくなる。
図6は、この発明の包装用箱のさらに他の実施例を示すブランク板の平面図であって、前記図5に示すブランク板と基本的に同一であるが、側面板13,14の下端部と前面板5の側縁部間に形成されるコーナー部に差込み片15,16にも、上下および左右対称となるようにそれぞれ折曲げ線62を介してフラップ63,64を連設させ、かつ前記前面板5に折曲げ線50を介して同幅で連設させた蓋フラップ51の側縁と相対するフラップ63,64の側縁にも、差込み片65,66をそれぞれ連設させるとともに、前記側面板13,14と折込み片15,16の連設部である折曲げ線19,19に沿って、前記各差込み片65,66と係合するスリット67,68をそれぞれ形成したもので、実施例5で既に述べた方法と同様に各差込み片65,66を、それぞれスリット67,68に差込み係合させれば、簡単かつ容易に包装用箱を得ることができる。
なお、この包装用箱にも、実施例5と同様に油分や水分が外に漏れ出さないように、各透孔20内には舌片25がそれぞれ付設されているので、食品用の包装用箱として最適なもので、サンプル展示用の包装用箱としても利用できるなど幅広い用途を有しているものである。
この発明に係る包装用箱のブランク板の一例を示す平面図である。 図1に示されるブランク板の組み立て法を示す説明図で、(A)は組み立て前を、(B)は側面板を起立させた状態を、(C)は後面板側の差込み片を谷折りする状態を示す。 図1に示されるブランク板の組み立て法を示す説明図で、(D)は前面板側の差込み片を谷折りし、前面板を起立させる状態を示し、(E)は側面板を仮固定させた状態を、(F)は蓋体を固定する直前の状態を示す。 この発明に係る包装用箱の他のブランク板を示す平面図である。 この発明に係る包装用箱のさらに他のブランク板を示す平面図である。 この発明に係る包装用箱のさらに他のブランク板を示す平面図である。 従来の包装用箱に係るブランク板の平面図である。 図7において、側面板を起立させた状態を示す斜視図である。 図7に示すブランク板によって形成された包装用箱の斜視図である。
符号の説明
1 包装用箱
2 底面板
3,4 折曲げ線
5 前面板
6 蓋板
6a 後面板
7,8 折曲げ線
9,10 糊代部
11,12 折曲げ線
13,14 側面板
15〜18 差込み片
20 透孔
22 差込み片
24 スリット
25 舌片
31 舌片
32 切込み部
33 切込み線

Claims (23)

  1. 平面矩形状とした底面板の上下の各端部に、折曲げ線を介して垂直に折曲げかつ立ち上げ可能に前面板および、その一部が前面板の縦幅と同幅の後面板を形成する蓋板をそれぞれ連設するとともに、
    前記底面板と前面板および後面板の左右の端部に沿って、折曲げ線を介して所要幅の糊代部をそれぞれ連設させ、
    前記底面板の左右に位置する糊代部の端部には、折曲げ線を介して底面板の短辺に連なる側面板をそれぞれ連設させ、
    前記側面板の側端部および前記糊代部で形成される各コーナー部には、折込み片を折曲げ線を介してそれぞれ内側方向に折曲げ自在に連設させ、
    前記前面板および蓋板の折曲げ線の延長線上に位置する糊代部に、それぞれ糊代部幅とほぼ同じ長さで細長い透孔が形成された包装用箱であって、
    前記前面板または左右の側面板のいずれか一方に係止部を、他方に被係止部をそれぞれ形成し、被係止部に係止部を係合させることによって側面板を立設状態で保持するよう構成したこと
    を特徴とする包装用箱。
  2. 前記側面板は、その上縁部をそれぞれ円弧状に形成し、
    前記蓋体は、前記側面板の上縁部に沿って屈曲し、全体をカマボコ型とするのに必要な長さを有すること
    を特徴とする請求項1に記載の包装用箱。
  3. 前記前面板の上縁部の両端部に、それぞれ折曲げ線を介して係止部としての舌片を連設し、各舌片に縦方向に切込み線を形成するとともに、この前面板側に位置する側面板の上縁部に、それぞれ前記舌片と係合する被係止部としての凹状部を形成したこと
    を特徴とする請求項2に記載の包装用箱。
  4. 前記舌片は、上縁部から下方に向けて切込み線を形成するに際し、上縁部に逆V字状の切込み部を形成し、この切込み部の頂部から切込み線を形成したこと
    を特徴とする請求項3に記載の包装用箱。
  5. 前記前面板の上縁部に沿って折曲げ線を介して蓋フラップを連設するとともに、この蓋フラップの左右端部に、それぞれスリットを折曲げ線に向けて形成するとともに、この前面板側に位置する側面板の各上縁部に、前記スリットに差込み可能な差込み片をそれぞれ突出形成したこと
    を特徴とする請求項2に記載の包装用箱。
  6. 前記前面板の上端部に沿って折曲げ線を介して蓋フラップを連設するとともに、この蓋フラップの左右端部に、それぞれ前記折曲げ線に沿って所要幅のスリットを形成し、このスリットに差込み可能な差込み片を、前面板と側面板のコーナー部に連設された折込み片の上縁部にそれぞれ突出形成したこと
    を特徴とする請求項2に記載の包装用箱。
  7. 平面矩形状とした底面板の上下の各端部に、折曲げ線を介して垂直に折曲げかつ立ち上げ可能に前面板および、その一部が前面板の縦幅と同幅の後面板を形成する蓋板をそれぞれ連設するとともに、
    前記底面板と前面板および後面板の左右の端部に沿って、折曲げ線を介して所要幅の糊代部をそれぞれ連設させ、
    前記底面板の左右に位置する糊代部の端部には、折曲げ線を介して底面板の短辺に連なる側面板をそれぞれ連設させ、
    前記側面板の側端部および前記糊代部で形成される各コーナー部には、折込み片を折曲げ線を介してそれぞれ内側方向に折曲げ自在に連設させ、
    前記前面板および蓋板の折曲げ線の延長線上に位置する糊代部に、それぞれ糊代部幅とほぼ同じ長さで細長い透孔が形成された包装用箱であって、
    前記糊代部に形成される細長い透孔は、
    透孔内の側面板側に舌片が底面板方向に突出形成されていること
    を特徴とする包装用箱。
  8. 前記側面板は、その上縁部をそれぞれ円弧状に形成し、
    前記蓋体は、前記側面板の上縁部に沿って屈曲し、全体をカマボコ型とするのに必要な長さを有すること
    を特徴とする請求項7に記載の包装用箱。
  9. 前記前面板の上縁部の両端部にそれぞれ折曲げ線を介して舌片を連設し、各舌片に縦方向に切込み線を形成するとともに、この前面板側に位置する側面板の上縁部にそれぞれ前記舌片と係合する凹状の係合部を形成したこと
    を特徴とする請求項8に記載の包装用箱。
  10. 前記舌片は、上縁部から下方に向けて切込み線を形成するに際し、上縁部に逆V字状の切込み部を形成し、この切込み部の頂部から切込み線を形成したこと
    を特徴とする請求項8に記載の包装用箱。
  11. 前記前面板の上縁部に沿って折曲げ線を介して蓋フラップを連設するとともに、この蓋フラップの左右端部に、それぞれスリットを折曲げ線に向けて形成するとともに、この前面板側に位置する側面板の各上縁部に、前記スリットに差込み可能な差込み片をそれぞれ突出形成したこと
    を特徴とする請求項8に記載の包装用箱。
  12. 前記前面板の上端部に沿って折曲げ線を介して蓋フラップを連設するとともに、この蓋フラップの左右端部に、それぞれ前記折曲げ線に沿って所要幅のスリットを形成し、このスリットに差込み可能な差込み片を、前面板と側面板のコーナー部に連設された折込み片の上縁部にそれぞれ突出形成したこと
    を特徴とする請求項8に記載の包装用箱。
  13. 平面矩形状とした底面板の上下の各端部に、折曲げ線を介して垂直に折曲げかつ立ち上げ可能に前面板および、その一部が前面板の縦幅と同幅の後面板を形成する蓋板をそれぞれ連設するとともに、
    前記底面板と前面板および後面板の左右の端部に沿って、折曲げ線を介して所要幅の糊代部をそれぞれ連設させ、
    前記底面板の左右に位置する糊代部の端部には、折曲げ線を介して底面板の短辺に連なる側面板をそれぞれ連設させ、
    前記側面板の側端部および前記糊代部で形成される各コーナー部には、折込み片を折曲げ線を介してそれぞれ内側方向に折曲げ自在に連設させ、
    前記前面板および蓋板の折曲げ線の延長線上に位置する糊代部に、それぞれ糊代部幅とほぼ同じ長さで細長い透孔が形成された包装用箱であって、
    前記各側面板の上方の端部および前記後面板に連設する糊代部の左右の端部とのコーナー部に形成される各折込み片の上縁部に、折曲げ線を介してそれぞれフラップを連設するとともに、
    前記蓋板の側縁と相対する各フラップの側縁部にそれぞれ差込み片を連設し、前記各差込み片と係合するスリットを、それぞれ前記側面板と折込み片の連設部である折曲げ線に沿って形成したこと
    を特徴とする包装用箱。
  14. 前記側面板は、その上縁部をそれぞれ円弧状に形成し、
    前記蓋体は、前記側面板の上縁部に沿って屈曲し、全体をカマボコ型とするのに必要な長さを有すること
    を特徴とする請求項13に記載の包装用箱。
  15. 前記前面板の上縁部の両端部にそれぞれ折曲げ線を介して舌片を連設し、各舌片に縦方向に切込み線を形成するとともに、この前面板側に位置する側面板の上縁部にそれぞれ前記舌片と係合する凹状部を形成したこと
    を特徴とする請求項14に記載の包装用箱。
  16. 前記舌片は、上縁部から下方に向けて切込み線を形成するに際し、上縁部に逆V字状の切込み部を形成し、この切込み部の頂部から切込み線を形成したこと
    を特徴とする請求項14に記載の包装用箱。
  17. 前記前面板の上端部に沿って折曲げ線を介して蓋フラップを連設するとともに、この蓋フラップの左右端部に、それぞれ前記折曲げ線に沿って所要幅のスリットを形成し、このスリットに差込み可能な差込み片を、前面板と側面板のコーナー部に連設された折込み片の上縁部にそれぞれ突出形成したこと
    を特徴とする請求項14に記載の包装用箱。
  18. 前記前面板の上端部に沿って折曲げ線を介して蓋フラップを連設するとともに、この蓋フラップの左右の端部に、前記折曲げ線に沿ってそれぞれ所要幅のスリットを形成し、このスリットに差込み可能な差込み片を、前面板と側面板のコーナー部に連設された折込み片の上縁部にそれぞれ突出形成したこと
    を特徴とする請求項14に記載の包装用箱。
  19. 前記糊代部に形成される細長い透孔は、
    透孔内の側面板側に舌片が底面板方向に突出形成されていること
    を特徴とする請求項14に記載の包装用箱。
  20. 平面矩形状とした底面板の上下の各端部に、折曲げ線を介して垂直に折曲げかつ立ち上げ可能に前面板および、その一部が前面板の縦幅と同幅の後面板を形成する蓋板をそれぞれ連設するとともに、
    前記底面板と前面板および後面板の左右の端部に沿って、折曲げ線を介して所要幅の糊代部をそれぞれ連設させ、
    前記底面板の左右に位置する糊代部の端部には、折曲げ線を介して底面板の短辺に連なる側面板をそれぞれ連設させ、
    前記側面板の側端部および前記糊代部で形成される各コーナー部には、折込み片を折曲げ線を介してそれぞれ内側方向に折曲げ自在に連設させ、
    前記前面板および蓋板の折曲げ線の延長線上に位置する糊代部に、それぞれ糊代部幅とほぼ同じ長さで細長い透孔が形成された包装用箱であって、
    前記各折込み片の上下の端部に、折曲げ線を介してそれぞれフラップを連設するとともに、
    前記蓋板および前面板の側縁と相対する各フラップの側縁に,それぞれ差込み片を連設せしめ、前記各差込み片と係合するスリットを、前記側面板と各折込み片の連設部である折曲げ線に沿ってそれぞれ形成したこと
    を特徴とする包装用箱。
  21. 前記側面板は、その上縁部をそれぞれ円弧状に形成し、
    前記蓋体は、前記側面板の上縁部に沿って屈曲し、全体をカマボコ型とするのに必要な長さを有すること
    を特徴とする請求項20に記載の包装用箱。
  22. 前記糊代部に形成される細長い透孔は、
    透孔内の側面板側に舌片が底面板方向に突出形成されていること
    を特徴とする請求項20又は21に記載の包装用箱。
  23. 前記前面板は、
    先端部に折曲げ線を介して蓋フラップが連設されていること
    を特徴とする請求項20〜22のいずれかに記載の包装用箱。
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KR200453175Y1 (ko) * 2008-08-19 2011-04-15 주식회사 지피피 식품용 포장박스
JP2012101829A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Nippon Tokan Package Kk 包装箱
KR200464901Y1 (ko) * 2010-10-27 2013-01-25 김필원 캐릭터 포장박스

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