JP2005067464A - コンテナ積み降ろし車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コンテナ積み降ろし車両のアームロック装置の損傷を、当該装置の構造を複雑化することなく確実に防止する。
【解決手段】 アームロックシリンダ18を伸長動作させてダンプアームを車体にロックした状態においてリフトアームを回動させることによりコンテナ降ろし動作をする場合、リフトアームの停止遅れによる過回動によりアームロックシリンダ18のピストンが押し込まれると、込めた油圧を超える所定値がシリンダ室18fに発生するので、これを圧力センサ39により検出し、制御装置50によりリフトアームの動作を停止させ、アームロック装置を保護する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、コンテナの積み降ろし及び、コンテナの中身のみを排出するダンプが可能なコンテナ積み降ろし車両に関する。
コンテナ積み降ろし車両は、図10に示すように、右端が車体100に軸着されたダンプアーム101と、ダンプアーム101の左端側に軸着され、これと一体に又は独立して回動するリフトアーム102と、リフトアーム102に取り付けられたフックアーム103と、リフトアーム102を回動させる油圧シリンダ104とを備えている(例えば、特許文献1参照。)。このようなコンテナ積み降ろし車両において、コンテナ105をダンプさせるときは、ダンプアーム101とリフトアーム102とが直線状に一体化して回動する。また、コンテナ105の積み降ろしをする場合には、アームロックシリンダを含むアームロック装置106により、ダンプアーム101が車体100にロックされる。そして、リフトアーム102及びフックアーム103が回動し、フックアーム103の先端のフック103aに引っかけられたコンテナ105が図示のようにして積み降ろしされる。
例えばコンテナ105を降ろすときには、リフトアーム102及びフックアーム103を後方へ回動させることにより、図11の(a)に示すようにコンテナ105全体が着地すれば、降ろし動作完了である。操作者は、コンテナ105が地面に降ろされたことを目視で確認して、油圧シリンダ104の伸長動作を停止させる。
一方、従来の他のコンテナ積み降ろし車両には、降ろし動作中にコンテナが接地すると、アームロック装置がロック解除されるように構成されたものがある(例えば、特許文献2参照。)。
特開2003−89324号公報(図11) 特開2002−301981号公報(第4頁〜第7頁)
上記のような従来のコンテナ積み降ろし車両のうち、特許文献1に開示されたようなものにおいては、目視確認の遅れ等により油圧シリンダ104の伸長動作を停止させる時期が遅れる場合がある。この場合、図11の(a)の状態からさらにリフトアーム102が回動しようとするが、フック103aがコンテナ105の掛け止めピン105aに押し当てられ、動けなくなる。その結果、力の支点と作用点とが逆転し、(b)に示すように、ダンプアーム101を介して車体後部が持ち上げられる。このとき、リフトアーム102の回動軸近傍にあるロック装置106は過負荷の状態となり、損傷する場合がある。
一方、特許文献2に開示されたコンテナ積み降ろし車両ではコンテナが接地するとアームロック装置がロック解除されるので、損傷は防止されるが、アームロック装置の構造が複雑である。
上記のような従来の問題点に鑑み、本発明は、コンテナ積み降ろし車両のアームロック装置の損傷を、当該装置の構造を複雑化することなく確実に防止することを目的とする。
本発明は、リフトアームにより車体に対してコンテナを積み降ろしする動作、及び、前記リフトアーム及びダンプアームにより車体に載せたコンテナをダンプさせる動作が選択的に実行可能なコンテナ積み降ろし車両であって、前記ダンプアームに設けられた係合部と車体側に設けられた被係合部とをアームロックシリンダの動作により係脱させて、前記ダンプアームのロック及びロック解除を行うアームロック装置と、前記アームロックシリンダをロック方向に駆動した状態で、油圧を込めたシリンダ室の圧力を検出する圧力センサと、前記リフトアームを駆動してコンテナを降ろすとき、前記圧力センサによって検出される圧力が、込めた油圧を超える所定値に達すると前記リフトアームの駆動を停止させる制御装置とを備えたものである。
上記のように構成されたコンテナ積み降ろし車両では、リフトアームを駆動してコンテナを降ろすとき、アームロックシリンダのシリンダ室の圧力が、そこに込めた油圧を超える所定値に達したことを、圧力センサにより検出すると、制御装置によりリフトアームの駆動を停止させる。従って、アームロック装置に過負荷がかかることは防止される。また、このような保護動作は圧力センサと制御装置とによって行われ、アームロック装置には複雑な構成は不要である。
本発明のコンテナ積み降ろし車両によれば、リフトアームを駆動してコンテナを降ろすとき、アームロックシリンダのシリンダ室の圧力が、そこに込めた油圧を超える所定値に達したことを、圧力センサにより検出すると、制御装置によりリフトアームの駆動を停止させるので、アームロック装置に過負荷がかかることは防止される。従って、アームロック装置の各部の損傷を防止することができる。また、このような保護動作は圧力センサと制御装置とによって行われ、アームロック装置には複雑な構成は不要である。すなわち、アームロック装置の複雑化を防止しつつ、確実にアームロック装置の損傷を防止することができる。
図1は、本発明の一実施形態によるコンテナ積み降ろし車両の側面図である。図において、車体の後部のシャシフレーム1には、キャリア装置2が取り付けられており、このキャリア装置2にコンテナ3が搭載される。このコンテナ積み降ろし車両は、車体に対してコンテナ3を積み降ろしする動作、及び、車体に載せたコンテナ3をダンプさせる動作が選択的に実行できるように構成されている。コンテナ3は、キャリア装置2に固定するための掛け止めピン3aと、着地時にコンテナ3の円滑な移動を促すためのローラ3bとを備えている。また、シャシフレーム1の後端部には、コンテナ3の積み降ろし動作やダンプ動作を行う際の車体支持用のジャッキ4が取り付けられている。このジャッキ4はジャッキシリンダ42の動作により、図示の格納位置から、使用時には下方へ延びる(図7、図9参照。)。
図2は、上記キャリア装置2のみを示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。図の左方が車体前方側、右方が車体後方側である。キャリア装置2は、基台となるサブフレーム5の他、サブフレーム5に軸着されたダンプアーム6と、ダンプアーム6に軸着されたリフトアーム7の基部7aと、基部7aに挿入され、かつ、図の左右方向にスライド可能なリフトアーム7の先部7bと、当該先部7bに対して右方へ傾動可能に接続されたフックアーム8と、油圧により動作する駆動装置としての一対のリフトシリンダ9及び1個のスライドシリンダ10とを備えている。また、ここでは図示を省略するが、フックアーム8をリフトアーム7に対して傾動させ、その姿勢を変えるためのスイングシリンダ37(図5)がフックアーム8の内側に設けられている。サブフレーム5は、シャシフレーム1(図1)に固定され、シャシフレーム1と共に「車体」を構成する。サブフレーム5以外のキャリア装置2の可動部は、「車体」には含まれないものとする。なお、キャリア装置2のサブフレーム5を省略したものを、シャシフレーム1に直接取り付けることもできる。
上記ダンプアーム6は、ピン11により右端側でサブフレーム5に軸着され、車体後方側へ回動可能である。また、ダンプアーム6は、右端側に回動自在なローラ12を備えている。上記リフトアーム7は、ダンプアーム6の左端側に、ピン13により軸着され、フックアーム8と共に、当該ピン13又はピン11を中心に回動可能である。フックアーム8は、回動端側の上端部にコンテナ3(図1)を引っかけるフック8aを有する。リフトアーム7及びフックアーム8は、コンテナ積み降ろし時にはダンプアーム6に対してピン13を中心に回動し、ダンプ時にはダンプアーム6と一体的にピン11を中心として回動する。上記スライドシリンダ10は、リフトアーム7の基部7aとフックアーム8との間に取り付けられており、その伸縮動作により、リフトアーム7の先部7b及びフックアーム8をスライドさせることができる。また、上記リフトシリンダ9は、シリンダ側がサブフレーム5に、ピストン側がリフトアーム7のピン14にそれぞれ取り付けられており、その伸縮動作により、リフトアーム7に回動力を付与する。
また、図2において、ダンプアーム6上には、これと直交する方向(車体幅方向)に、コンテナ3(図1)の固縛装置15が設けられている。固縛装置15は、ここでは図示を省略したコンテナロックシリンダ40(図5)の動作により、コンテナ底部の底桁を挟み込み、これによりコンテナ3をダンプアーム6に固縛する。
次に、上記ダンプアーム6を車体に対してロック/ロック解除するためのアームロック装置について説明する。なお、この装置は、リフトアーム7とダンプアーム6との相互のロック/ロック解除も兼ねている。
図3及び図4はそれぞれ、アームロック装置16の平面図及び側面図である。図の(a)において(図3も参照。)、ダンプアーム6上のピン13(リフトアーム7の回動支点)には、一対のリンク17が固定されており、その左端側に、アームロックシリンダ18がピン19を介して取り付けられている。アームロックシリンダ18のピストン18aの先端は、ピン20を介して一対のリンク21に取り付けられている。リンク21は、軸部材22に固定されており、この軸部材22の両端にそれぞれフック23が固定されている。
上記フック23は、ピン24により、ダンプアーム6に回動可能に取り付けられている。リフトアーム7には一対(図3参照。)の角柱状のロック棒25が水平に固定されており、図4の(a)の状態では各ロック棒25にフック23の第1係合部23aが係合している。また、サブフレーム5には、水平にロック桁26が形成されており、後方側へ舌片状に(図3参照。)一対のロック片26aが突設されている。このロック片26aは、フック23の第2係合部23bを当接させることができる位置に形成されている。
上記アームロック装置16は、車体側のロック片26a及びダンプアーム側のフック23の一方を係合部、他方を被係合部として、アームロックシリンダ18の動作により、それらを互いに係脱させる簡素な構造である。
上記のように構成されたアームロック装置16は、図4の(a)の状態ではロック棒25とフック23の第1係合部23aとが互いに係合し、他方、ロック片26aと第2係合部23bとは互いに係合していない。これにより、フック23及びロック棒25を介してリフトアーム7とダンプアーム6とは互いに堅固に接続され、一体的に動作する状態となる。従って、リフトアーム7に対して上方への回動力が付与されると、ダンプアーム6も共に回動する。
次に、(a)の状態からアームロックシリンダ18が伸長動作すると、フック23には、ピン24を中心として時計回り方向のトルクが付与され、フック23が当該方向に回動する。これにより、(b)に示すように、フック23の第1係合部23aとロック棒25との係合が解除される。また、フック23の第2係合部23bがロック片26aに当接すると、これがストッパの作用をして、ピストン18aが止まる。この状態でアームロックシリンダ18内のピストン18aを押し出す側のシリンダ室には、所定の油圧が供給されたままの状態となる。この状態では、リフトアーム7はダンプアーム6から開放され、ピン13を中心として回動可能となる。一方、ダンプアーム6はフック23の第2係合部23bとロック片26aとの係合により車体側(サブフレーム5)にロックされた状態となり、回動できない。
上記のように、車体に対してダンプアーム6をロック/ロック解除する動作と、リフトアーム7とダンプアーム6との一体的動作のためのロック/ロック解除は相反するものとなり、ダンプアーム6が車体側にロックされているときはリフトアーム7はダンプアーム6に対して回動可能であり、ダンプアーム6が車体側にロックされていないときは、リフトアーム7はダンプアーム6と一体的に動作する。
次に、上記のように構成されたコンテナ積み降ろし車両の油圧系統及び電気系統について図5及び図6の回路図(油圧回路及び電気回路)を参照して説明する。図中の接続線路のうち実線は油圧回路、点線は油圧のパイロット回路、破線は電気回路を表す。図6は、図5におけるマルチコントロールバルブ30の内部回路図である。図5において、ポンプ31からマルチコントロールバルブ30を介してタンク32に戻る油圧回路が構成されている。マルチコントロールバルブ30は、図6に示すように、4個の3位置電磁弁301,302,303,304と、リリーフ弁305とを備え、これらが、図示のように接続されている。
図5において、マルチコントロールバルブ30の出力ポートA1,B1には、カウンタバランス弁33を介して一対のリフトシリンダ9が図示のように接続されている。出力ポートA2,B2には、カウンタバランス弁34を介してスライドシリンダ10が、また、さらにダブルシーケンス弁35及びカウンタバランス弁36を介してスイングシリンダ37が、図示のように接続されている。出力ポートA3,B3には、ダブルパイロットチェック弁38を介して、コンテナロックシリンダ40及びアームロックシリンダ18が、図示のように接続されている。圧力センサ39は、コンテナロックシリンダ40を伸長動作(固縛解除)させる側のシリンダ室40f及び、アームロックシリンダ18を図4の(b)に示す状態に動作させる側のシリンダ室18fの圧力を検出するように接続されている。また、出力ポートA4,B4には、ダブルパイロットチェック弁41を介してジャッキシリンダ42が、図示のように接続されている。
上記マルチコントロールバルブ30は、制御装置50と接続されており、制御装置50の指令により電磁弁301〜304が動作する。上記圧力センサ39の出力は制御装置50に入力されている。操作の指令は、制御装置50に接続された操作スイッチ51から与えられる。
電磁弁301が図記号の左側の接続位置に動作すると、ポートA1からカウンタバランス弁33を介してリフトシリンダ9のシリンダ室9fに油圧が供給され、リフトシリンダ9が伸長動作する。逆に、電磁弁301が図記号の右側の接続位置に動作すると、ポートB1からカウンタバランス弁33を介してリフトシリンダ9のシリンダ室9rに油圧が供給され、リフトシリンダ9が収縮動作する。同様に、電磁弁304が図記号の左側の接続位置に動作すると、ポートA4からダブルパイロットチェック弁41を介してジャッキシリンダ42のシリンダ室42fに油圧が供給され、ジャッキシリンダ42が伸長動作する。逆に、電磁弁304が図記号の右側の接続位置に動作すると、ポートB4からダブルパイロットチェック弁41を介してジャッキシリンダ42のシリンダ室42rに油圧が供給され、ジャッキシリンダ42が収縮動作する。
電磁弁302が図記号の左側の接続位置に動作すると、ポートA2からカウンタバランス弁34を介してスライドシリンダ10のシリンダ室10fに油圧が供給され、スライドシリンダ10が伸長動作する。ダブルシーケンス弁35の作用により、スライドシリンダ10が伸長動作をし終えるまでスイングシリンダ37は待機し、スライドシリンダ10が伸長動作をし終えると、油圧がダブルシーケンス弁35及びカウンタバランス弁36を介してスイングシリンダ37のシリンダ室37rに供給される。これにより、伸長動作している状態のスイングシリンダ37が収縮動作する。逆に、電磁弁302が図記号の右側の接続位置に動作すると、ポートB2からカウンタバランス弁34を介してスライドシリンダ10のシリンダ室10rに油圧が供給され、スライドシリンダ10が収縮動作する。ダブルシーケンス弁35の作用により、スライドシリンダ10が収縮動作をし終えるまでスイングシリンダ37は待機し、スライドシリンダ10が収縮動作をし終えると、油圧がダブルシーケンス弁35及びカウンタバランス弁36を介してスイングシリンダ37のシリンダ室37fに供給される。これにより、収縮動作している状態のスイングシリンダ37が伸長動作する。
電磁弁303が図記号の左側の接続位置に動作すると、ポートA3からカウンタバランス弁38を介してコンテナロックシリンダ40のシリンダ室40f及びアームロックシリンダ18のシリンダ室18fに油圧が供給され、これらが伸長動作する。このときシリンダ室40f及び18fの圧力は、圧力センサ39によって検出されている。逆に、電磁弁303が図記号の右側の接続位置に動作すると、ポートB3からカウンタバランス弁38を介してコンテナロックシリンダ40のシリンダ室40r及びアームロックシリンダ18のシリンダ室18rに油圧が供給され、これらが収縮動作する。
なお、上記各電磁弁301〜304が中立位置にあるときは、作動油が各シリンダ内に封止され、そのときの各シリンダの状態が維持される。
次に、上記のように構成されたコンテナ積み降ろし車両のコンテナ積み降ろし動作及びダンプ動作について図7,図8を参照して説明する。これらの動作は、操作者が操作スイッチ51を操作して与えた指令に基づいて、制御装置50が電磁弁301〜304を励磁又は非励磁にすることにより行われる。
図1に示すコンテナ3を搭載した状態(走行可能な状態)では、コンテナロックシリンダ40は収縮動作しており、これにより固縛装置15(図2)は、コンテナ3を固縛した状態にある。また、アームロックシリンダ18は収縮動作しており、これによりアームロック装置16は図4の(a)の状態にある。一方、スライドシリンダ10は伸長動作した状態、スイングシリンダ37は収縮した状態にある。
上記の状態からコンテナ3を降ろす場合には、まず、コンテナロックシリンダ40及びアームロックシリンダ18を伸長動作させる。これにより、固縛装置15は固縛解除の状態となり、アームロック装置16は図4の(b)の状態となる。また、必要に応じて、ジャッキシリンダ42を伸長動作させ、ジャッキ4を降ろしてふんばりを効かせる。
以上の動作完了後、スライドシリンダ10を収縮動作させ、フックアーム8を後方へ移動させる。スライドシリンダ10が収縮動作し終わった後、ダブルシーケンス弁35の作用により自動的にスイングシリンダ37が伸長動作してフックアーム8がスイング動作を行う。この結果、コンテナ3は、図7の(a)に示す状態となる。
続いて、リフトシリンダ9を伸長動作させると、リフトアーム7がピン13を中心として、時計回り方向に回動する。従って、(b)に示すように、フックアーム8によって一方がつり上げられた状態のコンテナ3は、ローラ12に接しながら傾動し、右端側を下げていく。このとき、アームロック装置16が図4の(b)の状態にあることにより、ダンプアーム6はサブフレーム5に固定されており、浮き上がらない。こうしてコンテナ3は後方に傾動しながら徐々にずり落ち、右下端部のローラ3bが接地する。
接地後、コンテナ3はリフトアーム7及びフックアーム8の回動動作に従って地面(床面)上を移動し、(c)に示すようにコンテナ3全体が地上に降ろされる。ここで本来は、リフトアーム7及びフックアーム8の回動を即刻停止させるべきであるが、確認が遅れる等の理由により、既に全面着地しているにも関わらず、さらにリフトアーム7を回動させてしまう場合がある。この場合、フックアーム8は、コンテナ3の掛け止めピン3aに押し当てられた状態で動かず、そのため、図8において、リフトシリンダ9がリフトアーム7に付与する力Fは、ピン13,14間を結ぶ線分Lの方向の分力及びこれに直交する方向の分力とそれぞれ同じ大きさで逆向きの力F1,F2と釣り合っている。この状態において、ピン13には力F1と逆向きの力F1’が付与されており、これによりダンプアーム6には、ピン11(図2)を中心として時計回り方向に回動しようとするトルクが生じ、それにより、フック23の第2係合部23bはロック桁26のロック片26aに強く押し付けられ、ロック片26aから反力F3を受ける。この反力F3によりフック23にはピン24を中心として反時計回り方向に回動しようとする力が作用し、ピストン18aを押し戻そうとする力F4が生じる。
その結果、図5におけるアームロックシリンダ18のシリンダ室18fの圧力が上昇し、ダンプアーム6のロック動作のために込めた油圧を超える所定値に達する。このことは、圧力センサ39によって検出され、制御装置50に出力信号が送られる。これを受けて制御装置50は、電磁弁301(図6)を消磁して中立位置に戻し、リフトシリンダ9の動作を停止させる。これにより、リフトアーム7及びフックアーム8の回動は停止し、アームロック装置16に過負荷がかかることは防止される。従って、アームロック装置16の各部の損傷を防止することができる。しかも、このような保護動作は圧力センサ39と制御装置50とによる保護システムによって行われ、アームロック装置16には複雑な構成は不要である。すなわち、アームロック装置16の複雑化を防止しつつ、確実にアームロック装置16の損傷を防止することができる。
また、上記のように、リフトアーム7の過回動を、アームロックシリンダ18のシリンダ室に込められた油圧の上昇として検出することにより、物理的には圧力センサ39の追加のみでアームロック装置16の保護を図ることができ、保護システムとして極めて簡素である。
さらに、リフトアーム7等の停止によって、アームロックシリンダ18のシールに過度の油圧がかかることを回避でき、油漏れを防止することができる。また、それにより、アームロックシリンダ18に、過度の油圧に耐えるシール性能が要求されることもなく、経済的である。
なお、逆に、コンテナ3を車両に積む場合には、図7の(c)から順に、上述の降ろし動作とは逆の動作が行われる。
一方、コンテナ3をダンプさせる場合には、図1の状態において固縛装置15(図2)によるコンテナ3の固縛を維持する。すなわち、図5のコンテナロックシリンダ40は収縮動作した状態である。従って、これと並列に接続されているアームロックシリンダ18も収縮動作した状態であり、アームロック装置16は図4の(a)の状態である。この状態から、次に、スライドシリンダ10を少しだけ収縮動作させ、図9の(a)の状態とする。そして、リフトシリンダ9を伸長動作させる。これにより、(b)に示すように、ダンプアーム6と、リフトアーム7及びフックアーム8とは互いに一体的に、ピン11(図2)を中心に後方へ回動する。これにより、コンテナ3はダンプし、コンテナ3の中味が排出される。
なお、上記実施形態では図4に示すようにアームロックシリンダ18が伸長動作(ピストン18aが前進)したときダンプアーム6が車体側にロックされる構成としたが、フック23の回動支点やピストン18aとの接続点を適宜変更すれば、逆に、アームロックシリンダ18が収縮動作(ピストン18aが後退)したときダンプアーム6がロックされるように構成することもできる。その場合には、収縮動作させる側のシリンダ室に込められている油圧を圧力センサ39で監視する。コンテナ降ろし動作完了後、リフトアーム7の停止遅れによってこれを過回動させた場合、ダンプアーム6を持ち上げる力は、後退しているピストン18aを前進させる方向に作用し、これにより上記シリンダ室の圧力は上昇する。すなわち、アームロックシリンダ18の動作状態を上記実施形態とは逆に構成したとしても、同様に、圧力の上昇という現象でリフトアーム7の過回動を検出し、駆動を停止させることができる。
また、上記実施形態のアームロック装置16はダンプアーム6のロック機能のみならず、リフトアーム7とダンプアーム6との相互ロック機能も備えているが、アームロック装置16としては前者の機能のみとし、後者の機能は別途設けた部材で構成してもよい。但し、その場合でも、前者の機能部分と後者の機能部分とは互いにインターロックをとる必要がある。
また、上記実施形態では圧力センサ39の検圧部を、カウンタバランス弁38とコンテナロックシリンダ40のシリンダ室40fとの間に設けたが、これに代えて、コンテナロックシリンダ40のシリンダ室40fとアームロックシリンダ18のシリンダ室18fとの間に設けてもよい。
本発明の一実施形態によるコンテナ積み降ろし車両の側面図である。 上記コンテナ積み降ろし車両におけるキャリア装置の平面図及び側面図である。 上記アームロック装置の平面図である。 上記アームロック装置の側面図であり、(a)はダンプアームのロック解除状態、(b)はダンプアームのロック状態をそれぞれ示している。 上記コンテナ積み降ろし車両の油圧回路及び電気回路を示す回路図である。 図5におけるマルチコントロールバルブの内部回路図である。 上記コンテナ積み降ろし車両のコンテナ降ろし動作を示す側面図である。 リフトアームが後方に回動した状態における上記アームロック装置の側面図である。 上記コンテナ積み降ろし車両のダンプ動作を示す側面図である。 従来のコンテナ積み降ろし車両におけるコンテナ降ろし動作中の状態を示す側面図である。 (a)は、従来のコンテナ積み降ろし車両におけるコンテナ降ろし動作完了状態を示す側面図であり、(b)は、そこからさらにリフトアーム等が回動したときの状態を示す側面図である。
符号の説明
1 シャシフレーム(車体)
3 コンテナ
5 サブフレーム(車体)
6 ダンプアーム
7 リフトアーム
8 フックアーム
8a フック
9 リフトシリンダ(駆動装置)
16 アームロック装置
18 アームロックシリンダ
23 フック
23b 第2係合部(係合部)
26 ロック桁
26a ロック片(被係合部)
39 圧力センサ
50 制御装置

Claims (1)

  1. リフトアームにより車体に対してコンテナを積み降ろしする動作、及び、前記リフトアーム及びダンプアームにより車体に載せたコンテナをダンプさせる動作が選択的に実行可能なコンテナ積み降ろし車両であって、
    前記ダンプアームに設けられた係合部と車体側に設けられた被係合部とをアームロックシリンダの動作により係脱させて、前記ダンプアームのロック及びロック解除を行うアームロック装置と、
    前記アームロックシリンダをロック方向に駆動した状態で、油圧を込めたシリンダ室の圧力を検出する圧力センサと、
    前記リフトアームを駆動してコンテナを降ろすとき、前記圧力センサによって検出される圧力が、込めた油圧を超える所定値に達すると前記リフトアームの駆動を停止させる制御装置と
    を備えたことを特徴とするコンテナ積み降ろし車両。
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CN102976209A (zh) * 2012-12-18 2013-03-20 三一集团有限公司 控制方法及控制系统

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