JP2005066849A - タイヤ加硫用ブラダー及びその伸び率測定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブラダー各部位の伸び率を簡単に測定可能にするタイヤ加硫用ブラダー及びその伸び率測定方法を提供する。
【解決手段】外表面に加硫後のタイヤの内壁面に転写可能なスケールSを形成したタイヤ加硫用ブラダー1、及び転写可能なスケールSを外表面に形成したブラダー1を使用して未加硫タイヤ3を加硫し、加硫後のタイヤの内壁面に転写されたスケールSの寸法変化に基づきブラダー1の各部位の伸び率を算定するタイヤ加硫用ブラダーの伸び率測定方法。
【選択図】 図2
【解決手段】外表面に加硫後のタイヤの内壁面に転写可能なスケールSを形成したタイヤ加硫用ブラダー1、及び転写可能なスケールSを外表面に形成したブラダー1を使用して未加硫タイヤ3を加硫し、加硫後のタイヤの内壁面に転写されたスケールSの寸法変化に基づきブラダー1の各部位の伸び率を算定するタイヤ加硫用ブラダーの伸び率測定方法。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はタイヤ加硫用ブラダー及びその伸び率測定方法に関し、さらに詳しくは、タイヤ加硫時におけるブラダー各部位の伸びの変化を簡単に測定可能にするタイヤ加硫用ブラダー及びその伸び率測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気入りタイヤの加硫成形は、金型内に未加硫タイヤをセットし、その未加硫タイヤの内側にゴム風船様のブラダーを内設し、そのブラダー内に加熱気体を圧入することにより未加硫タイヤを金型の内面に押圧し、その状態を所定時間継続することにより行なう。 したがって、ブラダーは多数のタイヤの加硫成形に繰返し使用されることにより、タイヤ加硫時の熱や圧力によって長期の使用と共に次第に劣化する。
【0003】
しかしブラダーの劣化は全体に均一に進行するわけではなく、膨張時の伸び率の大きい箇所と小さい箇所とで異なるから、新品時と相当使用後とでは、各箇所間での伸び率の相対関係は異なったものに変化してしまう。したがって、このまま生産を続けることはタイヤの品質や生産性等に悪い影響を及ぼす。
【0004】
タイヤとブラダーとの適合性を保全管理することはタイヤの生産にとって重要な課題であり、これにはブラダーの特性、特に各箇所での伸び率の変化を把握し、各箇所での伸び率の変化に許容以上の相違が生じた時点でブラダーを新品のものに交換する必要がある。
【0005】
このようなブラダーの交換時期は、タイヤの開発段階においてブラダーを設計するときに予め予測しておく必要があり、その予測のためにはブラダーの各部位の伸び率を知ることが必要である。
【0006】
従来ブラダーの伸び率を予測する手段としては、複雑な計算式を駆使して計算することが一般的に行われている。しかしながら、この方法ではブラダーのクラウン部での伸び率を計算することしかできない。そのため、必ずしもブラダーの各部位の伸び率の変化を正確に把握しているとはいえなかった。
【0007】
したがって、長期使用に伴い劣化したブラダーを交換する時期の把握は難しく、その時期をもっぱら経験を通じて設定しているのが現状であり、必ずしも適正な保全管理であるとはいえなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、かかる従来の問題点を解消し、ブラダー各部位の伸び率を簡単に測定可能にするタイヤ加硫用ブラダー及びその伸び率測定方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明のタイヤ加硫用ブラダーは、タイヤを加硫する際に金型内に装着して使用するゴム製のブラダーにおいて、前記ブラダーの外表面に加硫後のタイヤの内壁面に転写可能なスケールを形成したことを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明のタイヤ加硫用ブラダーの伸び率測定方法は、転写可能なスケールを外表面に形成したブラダーを使用してタイヤを加硫し、加硫後のタイヤの内壁面に転写された前記スケールの寸法変化に基づき前記ブラダーの各部位の伸び率を算定することを特徴とする
このように、ブラダーの外表面に加硫後のタイヤの内壁面に転写可能なスケールを形成したので、タイヤの内壁面に転写されたスケールの寸法の変化を各部位で測定することにより、ブラダーの各部位の伸び率を簡単に算出することができる。
【0011】
更に、上記のような伸び率の測定を、ブラダーを複数回使用後に行えば、その伸び率の変化が所定の大きさを超えたときを限界として、ブラダーの寿命とすることができる。また、タイヤに対するブラダーの捻れや挿入位置のずれの発生を知ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成につき添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明のタイヤ加硫用ブラダー(以下、単にブラダーという)の一例を金型にセットした状態で概略的に示した断面図である。図1において、1はブラダー、2は金型、3は金型2の内側にセットされた未加硫タイヤである。ブラダー1の詳細な形態は後述するが、ブラダー1はゴム製で筒状の樽形に成形され、上下端のクランプ部1a、1bをクランプリング4、4に把持されて金型2内にセットされている。
【0013】
金型2は、未加硫タイヤ3のサイドウォール部を成形する上型2aと下型2bと、トレッド部を成形するセクター2cとから構成されている。セクター2cは周方向に複数に分割されて構成され、それぞれ径方向に移動可能になっている。また、上型2aも上下方向に移動可能になっている。
【0014】
上記構成において、加熱気体等の熱媒体が供給口5から圧入されると共に、排出口6から一定量排出することにより、ブラダー1が矢印方向に二点鎖線で示す位置まで膨張し、未加硫タイヤ3を金型2の内面に押圧すると共に加熱する。この熱媒体による加熱加圧を一定時間継続することにより、未加硫タイヤ3は加硫されて製品タイヤになる。
【0015】
上記のように加硫装置に使用されるブラダーにおいて、本発明のブラダー1は図2のように構成されている。ブラダー1は、その外表面に一定寸法の長さを一辺とする凸状に形成された正方形を列状に並べた形態からなるスケールSが形成されている。このスケールSは、ブラダー1の周方向及び幅方向に配列するように設けられている。
【0016】
このように、スケールSがブラダー1の外表面に形成されていることにより、加硫後のタイヤのインナーライナー層の表面にはスケールSが凹状になって転写される。インナーライナー層の表面に転写されたスケールSはブラダー1の各部位の伸長状況をそのまま表わしたものとなっている。
【0017】
したがって、膨張前のブラダー1の表面のスケールSの寸法と、加硫成形後のタイヤのインナーライナー層の表面に転写されたスケールSの変化後の寸法との比率を計算すれば、各部位の伸び率を簡単に知ることができる。
【0018】
本発明において、スケールSは、実施形態のように凸状に形成するほか、凹溝又は凹凸に形成してもよく、或いは熱で転写可能な着色剤(顔料など)であってもよい。凸状や凹溝や凹凸の高さや深さや段差は特に限定されないが、好ましくは0.05〜0.3mm程度にするとよい。
【0019】
図2の実施形態のスケールSは、平面視が正方形をなす格子状の凸状である場合を例示したが、その平面形状はこれに限られることはなく、一定寸法が継続するスケールとしての形態を有するものであれば任意の形状又は線であってよい。スケールSの一単位の寸法(例えば正方形の一辺)としては、例えば10〜30mm程度にするとよい。ブラダー1の表面におけるスケールSの配置は、ブラダー1の周方向及び幅方向に配列するようにするのが好ましいが、周方向又は幅方向に密に配列するようにしてもよい。
【0020】
本発明のブラダー1の製作は、例えばスケールSを凹状に形成する場合にはブラダー成形金型の成形面にスケールSを凸状に形成した転写テープを貼着することにより簡単に得ることができる。
【0021】
本発明のブラダー1は、タイヤの仕様毎に用意するとよく、これによって各仕様におけるブラダーの特性を把握することができる。また、新品時と、複数回にわたって使用した場合の複数段階毎での各部位の伸び率を測定し、その変化を調べることにより、ブラダーの異常変形の発生原因の究明や寿命予測をすることができ、これによりタイヤの品質の維持や生産性に寄与することができる。
【0022】
【発明の効果】
上述したように、本発明のタイヤ加硫用ブラダーは、ブラダーの外表面に加硫後のタイヤの内壁面に転写可能なスケールを形成したので、タイヤの内壁面に転写されたスケールの寸法の変化を各部位で測定することにより、ブラダーの各部位の伸び率を簡単に算出することができる。
【0023】
更に、このような伸び率の測定を、ブラダーを複数回使用した後に行えば、その伸び率の変化が所定の大きさを超えたときを限界として、ブラダーの寿命とすることができる。また、タイヤに対するブラダーの捻れや挿入位置のずれの発生を知ることができると共に、異常変形の発生原因の究明に使用することができ、タイヤに対するブラダーの保全管理を充実させてタイヤの品質や生産性の悪化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイヤ加硫用ブラダーの一例を金型にセットした状態で概略的に示した断面図である。
【図2】本発明のタイヤ加硫用ブラダーの一例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 タイヤ加硫用ブラダー
1a、1b クランプ部
2 金型
2a 上型 2b 下型 2c セクター
3 未加硫タイヤ
4 クランプリング
5 供給口
6 排出口
S スケール
【発明の属する技術分野】
本発明はタイヤ加硫用ブラダー及びその伸び率測定方法に関し、さらに詳しくは、タイヤ加硫時におけるブラダー各部位の伸びの変化を簡単に測定可能にするタイヤ加硫用ブラダー及びその伸び率測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気入りタイヤの加硫成形は、金型内に未加硫タイヤをセットし、その未加硫タイヤの内側にゴム風船様のブラダーを内設し、そのブラダー内に加熱気体を圧入することにより未加硫タイヤを金型の内面に押圧し、その状態を所定時間継続することにより行なう。 したがって、ブラダーは多数のタイヤの加硫成形に繰返し使用されることにより、タイヤ加硫時の熱や圧力によって長期の使用と共に次第に劣化する。
【0003】
しかしブラダーの劣化は全体に均一に進行するわけではなく、膨張時の伸び率の大きい箇所と小さい箇所とで異なるから、新品時と相当使用後とでは、各箇所間での伸び率の相対関係は異なったものに変化してしまう。したがって、このまま生産を続けることはタイヤの品質や生産性等に悪い影響を及ぼす。
【0004】
タイヤとブラダーとの適合性を保全管理することはタイヤの生産にとって重要な課題であり、これにはブラダーの特性、特に各箇所での伸び率の変化を把握し、各箇所での伸び率の変化に許容以上の相違が生じた時点でブラダーを新品のものに交換する必要がある。
【0005】
このようなブラダーの交換時期は、タイヤの開発段階においてブラダーを設計するときに予め予測しておく必要があり、その予測のためにはブラダーの各部位の伸び率を知ることが必要である。
【0006】
従来ブラダーの伸び率を予測する手段としては、複雑な計算式を駆使して計算することが一般的に行われている。しかしながら、この方法ではブラダーのクラウン部での伸び率を計算することしかできない。そのため、必ずしもブラダーの各部位の伸び率の変化を正確に把握しているとはいえなかった。
【0007】
したがって、長期使用に伴い劣化したブラダーを交換する時期の把握は難しく、その時期をもっぱら経験を通じて設定しているのが現状であり、必ずしも適正な保全管理であるとはいえなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、かかる従来の問題点を解消し、ブラダー各部位の伸び率を簡単に測定可能にするタイヤ加硫用ブラダー及びその伸び率測定方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明のタイヤ加硫用ブラダーは、タイヤを加硫する際に金型内に装着して使用するゴム製のブラダーにおいて、前記ブラダーの外表面に加硫後のタイヤの内壁面に転写可能なスケールを形成したことを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明のタイヤ加硫用ブラダーの伸び率測定方法は、転写可能なスケールを外表面に形成したブラダーを使用してタイヤを加硫し、加硫後のタイヤの内壁面に転写された前記スケールの寸法変化に基づき前記ブラダーの各部位の伸び率を算定することを特徴とする
このように、ブラダーの外表面に加硫後のタイヤの内壁面に転写可能なスケールを形成したので、タイヤの内壁面に転写されたスケールの寸法の変化を各部位で測定することにより、ブラダーの各部位の伸び率を簡単に算出することができる。
【0011】
更に、上記のような伸び率の測定を、ブラダーを複数回使用後に行えば、その伸び率の変化が所定の大きさを超えたときを限界として、ブラダーの寿命とすることができる。また、タイヤに対するブラダーの捻れや挿入位置のずれの発生を知ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成につき添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明のタイヤ加硫用ブラダー(以下、単にブラダーという)の一例を金型にセットした状態で概略的に示した断面図である。図1において、1はブラダー、2は金型、3は金型2の内側にセットされた未加硫タイヤである。ブラダー1の詳細な形態は後述するが、ブラダー1はゴム製で筒状の樽形に成形され、上下端のクランプ部1a、1bをクランプリング4、4に把持されて金型2内にセットされている。
【0013】
金型2は、未加硫タイヤ3のサイドウォール部を成形する上型2aと下型2bと、トレッド部を成形するセクター2cとから構成されている。セクター2cは周方向に複数に分割されて構成され、それぞれ径方向に移動可能になっている。また、上型2aも上下方向に移動可能になっている。
【0014】
上記構成において、加熱気体等の熱媒体が供給口5から圧入されると共に、排出口6から一定量排出することにより、ブラダー1が矢印方向に二点鎖線で示す位置まで膨張し、未加硫タイヤ3を金型2の内面に押圧すると共に加熱する。この熱媒体による加熱加圧を一定時間継続することにより、未加硫タイヤ3は加硫されて製品タイヤになる。
【0015】
上記のように加硫装置に使用されるブラダーにおいて、本発明のブラダー1は図2のように構成されている。ブラダー1は、その外表面に一定寸法の長さを一辺とする凸状に形成された正方形を列状に並べた形態からなるスケールSが形成されている。このスケールSは、ブラダー1の周方向及び幅方向に配列するように設けられている。
【0016】
このように、スケールSがブラダー1の外表面に形成されていることにより、加硫後のタイヤのインナーライナー層の表面にはスケールSが凹状になって転写される。インナーライナー層の表面に転写されたスケールSはブラダー1の各部位の伸長状況をそのまま表わしたものとなっている。
【0017】
したがって、膨張前のブラダー1の表面のスケールSの寸法と、加硫成形後のタイヤのインナーライナー層の表面に転写されたスケールSの変化後の寸法との比率を計算すれば、各部位の伸び率を簡単に知ることができる。
【0018】
本発明において、スケールSは、実施形態のように凸状に形成するほか、凹溝又は凹凸に形成してもよく、或いは熱で転写可能な着色剤(顔料など)であってもよい。凸状や凹溝や凹凸の高さや深さや段差は特に限定されないが、好ましくは0.05〜0.3mm程度にするとよい。
【0019】
図2の実施形態のスケールSは、平面視が正方形をなす格子状の凸状である場合を例示したが、その平面形状はこれに限られることはなく、一定寸法が継続するスケールとしての形態を有するものであれば任意の形状又は線であってよい。スケールSの一単位の寸法(例えば正方形の一辺)としては、例えば10〜30mm程度にするとよい。ブラダー1の表面におけるスケールSの配置は、ブラダー1の周方向及び幅方向に配列するようにするのが好ましいが、周方向又は幅方向に密に配列するようにしてもよい。
【0020】
本発明のブラダー1の製作は、例えばスケールSを凹状に形成する場合にはブラダー成形金型の成形面にスケールSを凸状に形成した転写テープを貼着することにより簡単に得ることができる。
【0021】
本発明のブラダー1は、タイヤの仕様毎に用意するとよく、これによって各仕様におけるブラダーの特性を把握することができる。また、新品時と、複数回にわたって使用した場合の複数段階毎での各部位の伸び率を測定し、その変化を調べることにより、ブラダーの異常変形の発生原因の究明や寿命予測をすることができ、これによりタイヤの品質の維持や生産性に寄与することができる。
【0022】
【発明の効果】
上述したように、本発明のタイヤ加硫用ブラダーは、ブラダーの外表面に加硫後のタイヤの内壁面に転写可能なスケールを形成したので、タイヤの内壁面に転写されたスケールの寸法の変化を各部位で測定することにより、ブラダーの各部位の伸び率を簡単に算出することができる。
【0023】
更に、このような伸び率の測定を、ブラダーを複数回使用した後に行えば、その伸び率の変化が所定の大きさを超えたときを限界として、ブラダーの寿命とすることができる。また、タイヤに対するブラダーの捻れや挿入位置のずれの発生を知ることができると共に、異常変形の発生原因の究明に使用することができ、タイヤに対するブラダーの保全管理を充実させてタイヤの品質や生産性の悪化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイヤ加硫用ブラダーの一例を金型にセットした状態で概略的に示した断面図である。
【図2】本発明のタイヤ加硫用ブラダーの一例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 タイヤ加硫用ブラダー
1a、1b クランプ部
2 金型
2a 上型 2b 下型 2c セクター
3 未加硫タイヤ
4 クランプリング
5 供給口
6 排出口
S スケール
Claims (3)
- タイヤを加硫する際に金型内に装着して使用するゴム製のブラダーにおいて、
前記ブラダーの外表面に加硫後のタイヤの内壁面に転写可能なスケールを形成したタイヤ加硫用ブラダー。 - 前記スケールが、ブラダーの周方向及び/又は径方向に延在する凹凸である請求項1に記載のタイヤ加硫用ブラダー。
- 転写可能なスケールを外表面に形成したブラダーを使用してタイヤを加硫し、加硫後のタイヤの内壁面に転写された前記スケールの寸法変化に基づき前記ブラダーの各部位の伸び率を算定するタイヤ加硫用ブラダーの伸び率測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003208644A JP2005066849A (ja) | 2003-08-25 | 2003-08-25 | タイヤ加硫用ブラダー及びその伸び率測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003208644A JP2005066849A (ja) | 2003-08-25 | 2003-08-25 | タイヤ加硫用ブラダー及びその伸び率測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005066849A true JP2005066849A (ja) | 2005-03-17 |
Family
ID=34401844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003208644A Pending JP2005066849A (ja) | 2003-08-25 | 2003-08-25 | タイヤ加硫用ブラダー及びその伸び率測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005066849A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010168033A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-08-05 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ及びその製造方法 |
-
2003
- 2003-08-25 JP JP2003208644A patent/JP2005066849A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010168033A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-08-05 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ及びその製造方法 |
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