JP2005066756A - カッター機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】フルカット及びパーシャルカットを安定してカットできる良好なカッター機構を提供する。
【解決手段】カッター機構Mは、円周上に突設された凸刃3aを有する回転刃3と、回転刃3を回転自在に軸支するカッターキャリッジ4と、回転刃3のギヤ部14に係合して回転駆動力を伝達する回転駆動手段20と、回転刃3のギヤ部14に係合して回転を係止する係止手段30と、回転駆動手段20及び係止手段30の一方を選択的に回転刃3に係合させる係合切り換え手段40と、カッターキャリッジ4をロール紙Sの幅方向に移動させるカッター駆動手段と、を有する。係合切り換え手段40は、カッターキャリッジ4に回動自在に支持されると共に前記回転駆動手段20及び前記係止手段30がそれぞれ揺動端側に設けられた略Y字形の揺動アーム5を備える。係止手段30が回転刃3のギヤ部14に係合すると、回転刃3の凸刃3aが回転せずにロール紙Sと交差する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばPOSレジスタやプリンタ等に装備されてロール紙等の媒体をカットするカッター機構に係り、特に、媒体を横断する方向に全部切断するフルカット及び部分的に切断するパーシャルカットを切り換えて実行することのできるカッター機構に関するものである。
例えば、POS(Point of Sale)レジスタ等においては、レシート用の印字媒体としてロール紙(記録シート)を用いており、適当な箇所でレシート(領収書)を自動カットするためのカッター機構を備えている。
近年、この種のカッター機構として、レシートを完全にカットするフルカットモード及びレシートを部分的にカットするパーシャルカットモードを切り換えて実行できるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。尚、パーシャルカットとは、レシート排出後の人手による切り離しが容易にできるようにするために、レシートにミシン目を入れたり、媒体の幅方向の一端に切り残しを形成するカット形態である。
上記特許文献1に示されたカッター装置は、円周上に形成された刃の一部に切欠部が形成された回転刃と、回転刃とともにシート材(媒体)を挟むための対向刃(固定刃)と、回転刃のシート材に対する切込み深さを切替える回転刃移動機構とを備えることにより、フルカットとパーシャルカットとを切り換え設定できるようにしたものである。
即ち、回転刃移動機構よって、シート材に対する回転刃の切込み深さが切欠部の途中となるように調整した際には、切欠部の底部がシート材に接触しなくなるためパーシャルカットモードになり、一方、回転刃の切込み深さが切欠部の深さ以上となるように調整した際には、切欠部による切り残しが無くなるためフルカットモードになる。
そこで、シート材を完全にカットするフルカット及び部分的にカットするパーシャルカットを簡単に選択でき、専用回転刃をその都度交換するといった労力を省くことができる。
特開2000−296496号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来のカッター装置は、フルカット時には切欠部の底部が媒体と交差することになるため、安定した連続カットができず、きれいなカットラインが出せない虞がある。
又、回転刃移動機構により回転刃のシート材に対する切込み深さを切替える為には、該回転刃移動機構に高い組立精度が要求されるので、コストアップを招くという問題がある。
従って、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、フルカット及びパーシャルカットを安定してカットできる良好なカッター機構を提供することである。
本発明の上記目的は、円周上に突設された凸刃を有する回転刃と、前記回転刃を回転自在に軸支するカッターキャリッジと、前記回転刃に係合して回転駆動力を伝達する回転駆動手段と、前記回転刃に係合して回転を係止する係止手段と、前記回転駆動手段及び前記係止手段の一方を選択的に前記回転刃に係合させる係合切り換え手段と、前記カッターキャリッジを媒体の幅方向に移動させるカッター駆動手段と、を有しており、前記回転駆動手段と前記回転刃の係合時には、前記回転刃の凸刃が回転しながら前記媒体と交差し、前記係止手段と前記回転刃の係合時には、前記回転刃の凸刃が回転せずに前記媒体と交差することを特徴とするカッター機構により達成される。
尚、好ましくは前記係合切り換え手段が、前記カッターキャリッジに回動自在に支持されると共に前記回転駆動手段及び前記係止手段がそれぞれ揺動端側に設けられた揺動アームを備える。
又、好ましくは前記回転駆動手段が、前記回転刃に係合する駆動輪と、前記カッターキャリッジの移動力を前記駆動輪の回転駆動力に変換する動力伝達手段と、を備えており、 前記回転刃が、前記カッターキャリッジの移動に伴って回転する。
本発明のカッター機構によれば、回転駆動手段が回転刃に係合して回転駆動力を伝達することにより、回転刃の円周上に突設された凸刃を回転させながら媒体と交差させることができるので、回転刃を支持したカッターキャリッジを媒体の幅方向に移動させつつ、その移動速度に同期した回転速度で回転刃を回転させることにより、凸刃が交差した媒体の部分に切り込みを入れながら媒体を良好にパーシャルカットすることができる。
また、係止手段が回転刃に係合して回転を係止することにより、回転刃の円周上に突設された凸刃を回転させずに媒体と交差させることができるので、回転刃を支持したカッターキャリッジを媒体の幅方向に移動させることにより、凸刃が交差した媒体を良好にフルカットすることができる。
即ち、係合切り換え手段により回転刃の回転状態とロック状態を切り換えるだけで、容易にパーシャルカット又はフルカットすることができる。また、フルカット時には、ロックした状態の回転刃を送り移動(カッターキャリッジの移動)するだけで媒体をカットするので、安定した連続カットができ、綺麗なカットラインを出せる。
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態に係るカッター機構を詳細に説明する。 尚、本実施形態に係るカッター機構は、POSレジスタやプリンタ等の印字機能を備えた機器に搭載され、印字媒体としてロール紙(媒体)を用いており、適当な箇所で自動カットするためのカッター機構である。
そこで、カッター機構の他にも、図示しないがロール紙を搬送するための用紙搬送機構や、ロール紙に印字を行なうための印字機構などが備わっている。更に、印字機構の構成要素としては、通常、ロール紙に画像を印字する印字ヘッド、印字ヘッドを搭載してロール紙の搬送方向と直交する方向に往復動するヘッドキャリッジ、ヘッドキャリッジを往復動させるための駆動手段、ロール紙を挟むように印字ヘッドに対向するプラテンなどが設けられている。
本発明の第1実施形態に係るカッター機構Mは、図1乃至図4に示すように、用紙搬送方向下流側のエッジ部分に直線刃1aを有する長尺の固定刃1と、円周上に一定間隔で複数(図示例では4個)突設された凸刃3aを有する回転刃3と、前記回転刃3を回転自在に軸支するカッターキャリッジ4と、前記回転刃3に係合して回転駆動力を伝達する回転駆動手段20と、前記回転刃3に係合して回転を係止(ロック)する係止手段30と、前記回転駆動手段20及び前記係止手段30の一方を選択的に前記回転刃3に係合させる係合切り換え手段40と、前記カッターキャリッジ4をロール紙(媒体)Sの幅方向に移動させるカッター駆動手段(図示略)と、を有している。
そして、前記カッター機構Mは、印字ヘッドを通過したロール紙Sを所望の位置で幅方向に完全にカットするフルカット、又は幅方向にミシン目を入れるパーシャルカットを可能とするために設けられている。
印字前のロール紙Sは、ハウジングの中にロール状に保管されており、前記カッター機構Mによって切断されたロール紙Sは、ハウジングに設けた排出口から外部に排出される。
前記回転刃3は、固定刃1上を通過するロール紙Sに凸刃3aを交差させることにより、ロール紙Sを切断するものであり、回転駆動手段20と回転刃3の係合時には、回転刃3の凸刃3aが回転しながらロール紙Sと交差する。
そこで、回転刃3を支持したカッターキャリッジ4をロール紙Sの幅方向に移動させつつ、その移動速度に同期した回転速度で回転刃3を回転させることにより、各凸刃3aが交差したロール紙Sの部分に切り込みを入れながらロール紙Sをミシン目状にパーシャルカットする。
また、係止手段30と回転刃3の係合時には、回転刃3の凸刃3aが回転せずにロール紙Sと交差する。
そこで、回転刃3を支持したカッターキャリッジ4をロール紙Sの幅方向に移動させることにより、ロックされた凸刃3aが交差したロール紙Sを良好にフルカットする。
更に、前記回転刃3の下面には、同軸に一体回転可能に設けられたギヤ部14が突設されている。このギヤ部14には、後述する駆動ギヤ21のみが噛合可能な第2の歯部13bと、後述する係止爪31と駆動ギヤ21とが噛合可能な第1の歯部13aとが形成されており、係止爪31は第2の歯部13bに噛合することができない。前記第1の歯部13aは、本実施形態では一定の間隔で4箇所に設けられている。
前記カッターキャリッジ4は、図示しないヘッドキャリッジと平行に移動できるように、2本のガイド軸11,12にスライド自在に支持されている。このカッターキャリッジ4の移動は、図示しないベルト駆動式やリニアモータ式のカッター駆動手段によって行うことができる。また、その駆動手段により移動するヘッドキャリッジの移動力を利用して、カッターキャリッジ4を動かすこともできる。
例えば、図示しないヘッドキャリッジに設けた係合部に対して係脱可能な係脱手段(図示せず)をカッターキャリッジ4に設け、該カッターキャリッジ4をヘッドキャリッジに伴って移動させる。
前記係合切り換え手段40は、図2及び図4に示すように、カッターキャリッジ4に回動自在に支持されると共に前記回転駆動手段20及び前記係止手段30がそれぞれ揺動端側に設けられた略Y字形の揺動アーム5を備える。
前記揺動アーム5は、その基端部5aがカッターキャリッジ4に支軸7を介して回動自在に支持されることで、ロール紙Sに対して垂直、且つ固定刃1の長手方向に対して平行な面内で揺動できるように設けられている。
前記揺動アーム5に設けられた一対の揺動端5b,5cには、前記係止手段30及び前記回転駆動手段20がそれぞれ設けられている。
前記係止手段30は、回転刃3の下面に設けられたギヤ部14の第1の歯部13aに噛合して該回転刃3の回転を係止する為、一方の揺動端5bの内側に突設された係止爪31を有する。
前記回転駆動手段20は、前記回転駆動手段20の係合部として回転刃3の下面のギヤ部14に噛合する駆動ギヤ(駆動輪)21が、軸22を介して回転自在に設けられている。
そして、図2に示すように、揺動アーム5を一方側(図中、右側)に揺動させると、係止爪31が回転刃3のギヤ部14に設けた第1の歯部13aに噛合し、図4に示すように揺動アーム5を他方側(図中、左側)に揺動させると、駆動ギヤ21が回転刃3のギヤ部14(第1及び第2の歯部13a,13b)に噛合するようになっている。
前記第1の歯部13aと前記凸刃3aとは所定の関係で形成されており、図2に示すように、係止爪31が所定の第1の歯部13aに噛合した状態で、対応する凸刃3aがロール紙Sに正対する位置関係に設定されている。即ち、本実施形態においては、第1の歯部13aと前記凸刃3aの個数は同数の4個とされ、係止爪31が噛合する所定の第1の歯部13aと対応する凸刃3aとは略90度の位相差となるように設定されている。
ここで、係止爪31が必ず第1の歯部13aに噛合するように、ギヤ部14の第2の歯部13bには、係止爪31の噛合を阻止するストッパ部13cが設けられている。即ち、係止爪31は、先端がストッパ部13cに当接することで第2の歯部13bに噛合できず、ストッパ部13cの無い第1の歯部13aにのみ噛合する。
更に、前記駆動ギヤ21は、先端がストッパ部13cに干渉しない歯幅に設定されており、第1及び第2の歯部13a,13bに噛合することができるので、ギヤ部14を回転駆動することができる。
又、前記駆動ギヤ21を介して回転刃3に係合して回転駆動力を伝達する回転駆動手段20は、前記カッターキャリッジ4の移動力を前記駆動ギヤ21の回転駆動力に変換する為の図示しないタイミングベルトや歯車機構等の動力伝達手段を備えている。
更に、前記係合切り換え手段40の揺動アーム5を揺動させるための駆動手段の例としては、モータ、ソレノイド、エアシリンダ及び他のアクチュエータ等が挙げられる。
次に、本実施形態のカッター機構Mの動作を説明する。
先ず、上記カッター機構Mによりロール紙Sをフルカットする場合、図2に示すように、図示しない駆動手段により揺動アーム5を一方側(図中、右側)に揺動させると、係止爪31が回転刃3のギヤ部14に設けた第1の歯部13aに噛合し、回転刃3をロックする。
すると、回転刃3の円周上に突設された凸刃3aを回転させずにロール紙Sと交差させることができるので、図1に示すように、回転刃3を支持したカッターキャリッジ4をロール紙Sの幅方向に移動させることにより、凸刃3aの側部3bが交差したロール紙Sをフルカットすることができる。
ここで、ロックした状態の回転刃3を送り移動(カッターキャリッジ4の移動)するだけでロール紙Sをカットするので、安定した連続カットができ、綺麗なカットラインL1を出せる。
次に、上記カッター機構Mによりロール紙Sをミシン目カット(パーシャルカット)する場合、図4に示すように、図示しない駆動手段により揺動アーム5を一方側(図中、左側)に揺動させると、駆動ギヤ21が回転刃3のギヤ部14に噛合し、該回転刃3を回転駆動することができる。
すると、回転刃3の円周上に突設された凸刃3aを回転させながらロール紙Sと交差させることができるので、図3に示すように、回転刃3を支持したカッターキャリッジ4をロール紙Sの幅方向に移動させつつ、その移動速度に同期した回転速度で回転刃3を回転させることにより、凸刃3aが交差したロール紙Sの部分に切り込みを入れながらロール紙Sを良好にパーシャルカットすることができ、綺麗なパーシャルカットラインL2を出せる。
このように、本実施形態のカッター機構Mに係る係合切り換え手段40により回転刃3の回転状態とロック状態を切り換えるだけで、容易にパーシャルカット又はフルカットすることができる。
尚、本発明のカッター機構における 凸刃、回転刃、カッターキャリッジ、回転駆動手段、係止手段、係合切り換え手段、揺動アーム及び動力伝達手段等の構成は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうることは云うまでもない。
例えば、上記第1実施形態においては、カッターキャリッジ4の移動を、タイミングベルトや歯車機構等の動力伝達手段を介して図示しないカッター駆動手段で行うように構成した場合を示したが、ヘッドキャリッジの駆動手段の移動力を利用して行うように構成することもできる。その場合の駆動手段としては、ベルト式やリニアモータ式等の公知の駆動手段を採用することができる。
また、上記第1実施形態においては、前記回転駆動手段20及び前記係止手段30の一方を選択的に前記回転刃3に係合させる係合切り換え手段40の駆動手段として、モータ、ソレノイド、エアシリンダ及び他のアクチュエータ等を使用する場合を示したが、図5に示す第2実施形態に係るカッター機構Nのように、カッターキャリッジ54が一端側又は他端側に移動した際の切り換えストッパ51,52との当接によって、揺動アーム55の位置を機械的に切り換え可能な係合切り換え手段60を用いることもできる。
図5(a)に示すように、揺動アーム55の下面中央には1本の係合ピン53が突設されている。又、図5(b)に示すように、カッターキャリッジ54をスライド自在に支持するガイド軸11,12の両端側には、揺動アーム55が移動してきた時に前記係合ピン53に当接する切り換えストッパ51,52がそれぞれ設けられている。
これら切り換えストッパ51,52は、カッターキャリッジ54がカット動作する通常の移動範囲よりも外側に位置しており、揺動アーム55の揺動端55b,55cにそれぞれ設けられた係止手段30及び回転駆動手段20の一方を選択的に前記回転刃3に係合させる位置に揺動させる時にだけ前記係合ピン53に当接する。
また、揺動アーム55とカッターキャリッジ54との間には、揺動アーム55の係止手段30及び回転駆動手段20の一方が選択的に前記回転刃3に係合させられた時に、夫々の位置に揺動アーム55を保持するための二安定バネ50が設けられている。この二安定バネ50は、係止手段30が回転刃3に係合させられる位置と回転駆動手段20が回転刃3に係合させられる位置の間の中間点を境に、該揺動アーム55を係止手段30が係合する側又は回転駆動手段20が係合する側の何れかの方向に付勢するための弾性付勢部材である。
本第2実施形態に係るカッター機構Nにおいて、カッターキャリッジ54が図中左方へ移動して、係合ピン53が一方の切り換えストッパ51に当接すると、該切り換えストッパ51に押されて、揺動アーム55は回転駆動手段20が回転刃3に係合させられている位置から時計回り方向に回動し、係止手段30が回転刃3に係合する位置に切り換えられる。
この動作の際、揺動アーム55は、回転駆動手段20が回転刃3に係合させられている位置から中間点までは二安定バネ50の付勢力に抗して揺動し、中間点を越えた瞬間から二安定バネ50の付勢力による助勢を得て、係止手段30が回転刃3に係合する位置まで速やかに揺動する。
この時、係止爪31と第1の歯部13aの位置が多少ずれていると、係止爪31の先端がギヤ部14にに噛合することはできないが、係止爪31には係合しようとする方向の付勢力が二安定バネ50により作用している。そこで、カッターキャリッジ54が右方へ移動して回転刃3がロール紙Sの側端に当接した際に若干回転させられると、ギヤ部14のストッパ部13cに当接していた係止爪31の先端がギヤ部14の第1の歯部13aに噛合し、回転刃3をロックすることができる。
従って、本実施形態のカッター機構Nは、回転刃3の円周上に突設された凸刃3aを回転させずにロール紙Sと交差させることができるので、回転刃3を支持したカッターキャリッジ54をロール紙Sの幅方向に移動させることにより、凸刃3aの側部3bが交差したロール紙Sをフルカットすることができる。
一方、カッターキャリッジ54が図中右方へ移動して、係合ピン53が他方の切り換えストッパ52に当接すると、該切り換えストッパ52に押されて、揺動アーム55は係止手段30が回転刃3に係合させられている位置から反時計回り方向に回動し、回転駆動手段20が回転刃3に係合する位置に切り換えられる。
この動作の際、揺動アーム55は、係止手段30が回転刃3に係合させられている位置から中間点までは二安定バネ50の付勢力に抗して揺動し、中間点を越えた瞬間から二安定バネ50の付勢力による助勢を得て、回転駆動手段20が回転刃3に係合する位置まで速やかに揺動する。
本第2実施形態の回転駆動手段20は、カッターキャリッジ54の移動力を駆動ギヤ21の回転駆動力に変換する動力伝達手段23を備えており、回転駆動手段20の駆動ギヤ21が回転刃3のギヤ部14に噛合すると、回転刃3をカッターキャリッジ34の移動に伴って回転駆動することができる。その他のカッター機構Nの構成は、上記第1実施形態のカッター機構Mの構成と同様であるので説明は省略する。
前記動力伝達手段23は、カッターキャリッジ54の移動方向と平行に配設されたラックギヤ24と、揺動アーム55の基端部55aに配した支軸7に回転自在に取り付けられて前記ラックギヤ24に噛合することで、カッターキャリッジ54の移動に応じて回転するピニオンギヤ25と、このピニオンギヤ25の回転を駆動ギヤ21に伝えるべく揺動アーム55に回転自在に設けられた中間ギヤ26とから構成されている。
そこで、タイミングベルトや歯車機構等の図示しないカッター駆動手段によりカッターキャリッジ4をロール紙Sの幅方向に移動させると、その移動速度に同期した回転速度で回転刃3が回転させられるので、各凸刃3aは交差したロール紙Sの部分に切り込みを入れながらロール紙Sをミシン目状にパーシャルカットすることができる。
このように、図5に示した第2実施形態に係るカッター機構Nの切り換え手段60は、カッターキャリッジ54を図中左端側に移動して揺動アーム55の係合ピン53を左端のストッパ51に当てるか、図中右端側に移動して前記係合ピン53を右端のストッパ52に当てるかで、回転駆動手段20及び係止手段30の一方を選択的に回転刃3に係合させる切り換えを行うことができるので、係合切り換え手段の構成の簡略化を図ることができ、コストダウンに寄与することができる。
本発明の第1実施形態に係るカッター機構をフルカット時に斜め下から見た斜視図である。 図1に示したカッター機構を下から見た拡大斜視図である。 図1に示したカッター機構をミシン目カット時に斜め上から見た斜視図である。 図3に示したカッター機構を下から見た拡大斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るカッター機構の要部構成を示す平面図である。
符号の説明
1 固定刃
3 回転刃
3a 凸刃
4 カッターキャリッジ
5 揺動アーム
5b,5c 揺動端
20 回転駆動手段
21 駆動ギヤ(駆動輪)
30 係止手段
40 係合切り換え手段
S ロール紙(媒体)

Claims (4)

  1. 円周上に突設された凸刃を有する回転刃と、
    前記回転刃を回転自在に軸支するカッターキャリッジと、
    前記回転刃に係合して回転駆動力を伝達する回転駆動手段と、
    前記回転刃に係合して回転を係止する係止手段と、
    前記回転駆動手段及び前記係止手段の一方を選択的に前記回転刃に係合させる係合切り換え手段と、
    前記カッターキャリッジを媒体の幅方向に移動させるカッター駆動手段と、
    を有しており、
    前記回転駆動手段と前記回転刃の係合時には、前記回転刃の凸刃が回転しながら前記媒体と交差し、
    前記係止手段と前記回転刃の係合時には、前記回転刃の凸刃が回転せずに前記媒体と交差することを特徴とするカッター機構。
  2. 前記係合切り換え手段が、前記カッターキャリッジに回動自在に支持されると共に前記回転駆動手段及び前記係止手段がそれぞれ揺動端側に設けられた揺動アームを備えることを特徴とする請求項1に記載のカッター機構。
  3. 前記回転駆動手段が、前記回転刃に係合する駆動輪と、前記カッターキャリッジの移動力を前記駆動輪の回転駆動力に変換する動力伝達手段と、を備えており、
    前記回転刃が、前記カッターキャリッジの移動に伴って回転することを特徴とする請求項1又は2に記載のカッター機構。
  4. 前記カッター駆動手段が、前記媒体に画像記録するために前記カッターキャリッジの移動方向と平行に移動するヘッドキャリッジに対して係脱可能な係脱手段を備えており、前記カッターキャリッジは前記ヘッドキャリッジに伴って移動することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のカッター機構。
JP2003300042A 2003-08-25 2003-08-25 カッター機構 Withdrawn JP2005066756A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102862177A (zh) * 2012-09-26 2013-01-09 金红叶纸业集团有限公司 分切装置及纸产品加工机台
CN114093097A (zh) * 2021-12-18 2022-02-25 深圳市创软科技有限公司 一种用于电影票售票机的出票控制系统
JP7038871B1 (ja) * 2021-03-23 2022-03-18 ローランドディー.ジー.株式会社 シートカッター付き加工装置

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