JP2005066208A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数種類の図柄を表示したリール31を複数並設し、停止時の図柄の組合せにより遊技結果を表示するためのリール31群と、リール画像群を電気的に画像表示するとともに、リール画像にはリール31に表示された図柄数より多い数の図柄を画像表示し、リール画像の停止表示時の図柄の組合せ等によって演出を画像表示する画像表示装置50とを備える。リール31群の停止時に表示可能な図柄の組合せ総数より、リール画像群の停止表示時に画像表示可能な図柄の組合せ総数の方が多く、リール31群の停止時における1つの図柄の組合せに対応するリール画像群の図柄の組合せは、複数設けられている。
【選択図】図7
Description
この特許文献1には、フロントパネルの表示窓の上側に、遊技中の演出を行うときに各種の画像を表示する液晶表示パネルを設けた技術が開示されている(特許文献1の段落番号「0024」、及び図1参照)。
また、遊技を進行していく上で、中心的存在となるリールユニットは、遊技者が最も視界に入りやすい位置に配置されている。したがって、演出出力装置は、リールの図柄を表示する領域を避けて配置せざるを得なかった。このため、演出出力装置によって多彩な演出が出力された場合でも、遊技者は、リールの出目に気をとられて、その演出を見逃してしまう場合もあった。
(請求項1)
請求項1の発明は、複数種類の図柄を表示したリールを複数並設し、停止時の図柄の組合せにより当該遊技の遊技結果を表示するためのリール群と、前記リールの数と少なくとも同数のリール画像からなるリール画像群を電気的に画像表示するとともに、前記リール画像には前記リールに表示された図柄数より多い数の図柄を画像表示し、前記リール画像の回転表示若しくは停止動作表示又は停止表示時の図柄の組合せのうち少なくとも1つによって、当該遊技における演出を画像表示する画像表示装置と、前記リールの数と同数だけ設けられ、対応する前記リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、役の抽選を行う役抽選手段と、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記ストップスイッチが操作されたときに、そのストップスイッチに対応する前記リールを停止させるように制御するリール停止制御手段と、前記ストップスイッチが操作されたときに、そのストップスイッチに対応する前記リール画像を停止表示するように制御するリール画像表示制御手段とを備え、前記リール群の停止時に前記リール群によって表示可能な図柄の組合せ総数より、前記リール画像群の停止表示時に前記リール画像群によって画像表示可能な図柄の組合せ総数の方が多く、前記リール群の停止時における1つの図柄の組合せに対応する前記リール画像群の図柄の組合せは、複数設けられていることを特徴とする。
さらにまた、リール停止制御手段は、役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、ストップスイッチが操作されたときに、そのストップスイッチに対応するリールを停止させるように制御する。さらに、リール画像表示制御手段は、ストップスイッチが操作されたときに、そのストップスイッチに対応するリール画像を停止表示させるように制御する。
これに対し、リール画像群は、3つのリール画像からなり、各リール画像には、21個の図柄が表示される。また、リール画像群に対応する有効ラインは、5本である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のスロットマシンにおいて、前記リール停止制御手段は、前記役抽選手段による役の抽選においていずれかの役に当選したときは、前記リールの停止可能位置の範囲内においてその当選役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させる停止制御を行い、前記リール画像表示制御手段は、前記リール画像群の停止表示時の図柄の組合せを、前記リール停止制御手段による前記リール群の停止時の図柄の組合せに連係させる連係停止表示制御を有し、前記リール画像表示制御手段の前記連係停止表示制御は、前記リール停止制御手段が当選役の図柄の組合せを有効ラインに停止させる停止制御を行うときは、前記リール群の前記当選役の図柄の組合せに対応する前記リール画像群の図柄の組合せを有効ラインに停止表示させるように制御するとともに、前記リール停止制御手段が前記当選役の図柄の組合せを有効ラインに停止させない停止制御を行うときは、前記リール群の前記当選役の図柄の組合せに対応する前記リール画像群の図柄の組合せを有効ラインに停止表示させないように制御することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載のスロットマシンにおいて、前記リール画像表示制御手段は、停止表示時の前記リール画像群の図柄の組合せを、前記リール群の停止時の図柄の組合せに連係させない非連係停止表示制御を有し、前記リール画像表示制御手段の前記非連係停止表示制御は、前記リール停止制御手段が当選役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させる停止制御を行うときは、前記リール群の前記当選役の図柄の組合せに対応する前記リール画像群の図柄の組合せを有効ラインに停止表示させないように制御することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記画像表示装置は、前記リールに表示された図柄の種類数より多い種類の図柄を前記リール画像に画像表示することを特徴とする。
以下の実施形態では、リールの図柄の種類は、「スイカ」、「ぶどう」、「レモン」、「桃」、及び「ナス」の5種類であるが、リール画像の図柄の種類は、「ベル」、「リプレイ」、「チェリー」、「キャラクタ」、「BAR」、及び「7」の6種類である。なお、実施形態における「キャラクタ」の図柄は、左、中、及び右リール画像ごとにデザインを変えているが、「キャラクタ」の図柄の種類としては、1種類として数えている。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記リール画像に表示される図柄には、前記役抽選手段により抽選される役に対応しない、前記リール画像特有の図柄を有することを特徴とする。
以下の実施形態では、3種類の特定遊技は、役抽選手段61により抽選される役に関係しない遊技であり、これら3種類の特定遊技特有の(リール画像特有の)図柄として、「キャラクタ」、「BAR」、及び「7」が設けられている。
請求項1の発明によれば、リール群の図柄の組合せ総数よりも、リール画像群の図柄の組合せ総数の方を多くし、リール群の停止時の1つの図柄の組合せに対応するリール画像の図柄の組合せを複数設けたことにより、1つの遊技結果を表示する場合であっても、リール画像の停止表示状態を種々変えることができる。これにより、遊技結果を多彩に表示することができる。また、リール画像の図柄の組合せによって、リールの図柄の組合せ以上に遊技結果をより詳細に表現できるようになるので、遊技者は、自然に、リールの停止状況よりリール画像の内容を見ることとなり、リール画像による演出画像を主体とした遊技を進行させることができる。
請求項2の発明によれば、リールの図柄の組合せとリール画像の図柄の組合せとを、役の抽選結果等を表示する際に対応させる(関連づける)ことができる。
(請求項3)
請求項3の発明によれば、非連係停止表示制御を、例えば遊技者にとって有利となる特別遊技に移行させるための特別役の当選後の内部中の遊技や、特別遊技以外の遊技者にとって有利となる特定遊技に移行することに決定された後等に実行することにより、遊技者に対してその旨を告知する演出として用いることができる。
請求項4の発明によれば、リール画像による図柄の組合せ数を、リールの図柄の組合せ数より多くすることがさらに容易となり、リールの図柄の組合せ以上に、より多くの図柄の組合せを用いて多彩に遊技結果等を表示することができるようになる。
(請求項5)
請求項5の発明によれば、役抽選手段で抽選される役に対応しない(関係しない)図柄をリール画像に設けたことにより、リール画像群側で、リール群とは別個独立して、例えば遊技者にとって有利な特定遊技(AT等)に対応する特定の図柄の組合せを停止表示させることができる。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態におけるスロットマシン10全体を示す前面の正面図である。また、図2は、図1中、スロットマシン10のフロントマスク部12を開放し、基体部11の内部が見えるように図示した正面図である。
図1及び図2に示すように、スロットマシン10の筐体は、基体部11と、基体部11の前面に取り付けられるフロントマスク部12とから構成されている。
また、これらの電源ユニット101及びメダル払出し装置102上には、支持板103が設けられており、この支持板103上に画像表示装置50が搭載されている。
フロントマスク部12は、図1に示すように、前面側(遊技者側)に、スタートスイッチ41及びストップスイッチ42からなる操作スイッチ40や、メダル投入口43、メダル受け皿44等が配置されている。また、操作スイッチ40の上方部であってフロントマスク部12の中央部近傍から上部にわたって、透明な画像表示窓12bが設けられている。そして、この画像表示窓12bから、基体部11内に配置された画像表示装置50の前面(画像表示面)が透視できるように構成されている。
そして、図2に示すように、リールユニット30は、フロントマスク部12の裏面側において、リール図柄表示窓12aが形成された領域の後方に、サブ制御基板108等とともに配置されている。
さらにまた、リールケースカバー110の後部には、基板ケース本体111が取り付けられており、この基板ケース本体111にサブ制御基板108が装着された後、基板ケースカバー112によって覆われている。すなわち、サブ制御基板108は、リールユニット30の背後に配置されている。
図5は、正面から見て、左、中及び右の各リール31の外周面に表示された図柄配列をそれぞれ展開して示す平面図である。本実施形態では、各リール31には、13個の図柄が表示されている。そして、フロントマスク部12のリール図柄表示窓12aから、各リール31の1つの図柄が見えるように配置されている。
そして、図1に示すように、本実施形態では、リール図柄表示窓12aから見える、3個の図柄が並ぶ水平方向の1つのラインが、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させる図柄組合せラインLとなる。さらに、遊技を行うためのメダルが投入されることで、この図柄組合せラインLが有効ライン(リール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せであるか否かの判断対象となるライン)に設定される。
従来の一般的なリールでは、直径は、約230mm、横幅は、約80mm程度である。これに対し、本実施形態におけるリール31の直径は、約120mm、横幅は、約44.5mmとした。すなわち、本実施形態では、リール31は、従来の一般的なリールより小さく形成されている。これに伴い、リール図柄表示窓12aの領域は、従来の表示窓の領域よりも小さく形成されている。
このように形成されるのは、遊技結果は、リール(本実施形態のリール31に相当するもの)の停止時の図柄の組合せにより決定されるのであって、演出出力装置の表示内容によって決定されるものではないからである。すなわち、演出出力装置は、遊技結果が決定するまで(少なくとも1つのリールの回転中)、あるいは遊技結果が決定した後(全てのリールの停止後)に、当該遊技又は当該遊技前の役の当選可能性がどの程度有するか等を報知し、遊技の進行において補助的役割を有する装置だからである。
そして、図1に示すように、画像表示窓12bをリール図柄表示窓12aより大きく形成し(縦及び横の長さともに、画像表示窓12bの方がリール図柄表示窓12aより大きい)、かつ、操作スイッチ40の上部に画像表示装置50による画像が表示される画像表示窓12bを配置し、その画像表示窓12bから操作スイッチ40に対して遠ざかる側にリール図柄表示窓12aを配置している。
いいかれば、前面側から見て、リール図柄表示窓12aと操作スイッチ40との間に、画像表示窓12bを配置している。
ここで、リール31の図柄が必要以上に小さくなってしまうと、リール31の回転中の図柄の識別性が劣ることとなる。経験上は、図柄は、縦25mm以上、横35mm以上であることが好ましい。そこで本実施形態では、リール31の横幅を上述のように約44.5mmとすることで、1図柄領域における横の長さを35mm以上確保できるようにした。さらに、リール31の直径Lを約120mmにし、かつリール31の図柄数Nを13個にすることで、1図柄領域における縦の長さを25mm以上確保できるようにした。
これに対し、本実施形態では、リール31の最大移動図柄数Kを3図柄とした。
例えば、リール31の図柄数を11個としたときには、従来のリールと同様の停止制御を行う場合には、最大移動図柄数Kが2図柄となってしまう。これにより、リール31の停止時における図柄の組合せ総数、あるいはリール31の図柄配列が制約を受けやすくなる。
そこで本実施形態では、リール31の回転速度は、約78.13rpm(1周時間が約768ms)となるように制御している。これにより、リールの回転速度が1分間に80回転を超えないという、従来の一般的なリールの回転速度との調和を図ることができる。
図2に示すように、基体部11内部の略中央位置には、画像表示装置50が配置されるとともに、この画像表示装置50の上部であって、基体部11内部における背面側には、メイン制御基板104が設けられている。メイン制御基板104は、リール31群の始動及び停止制御を含む、遊技の進行等の遊技全体を統括制御するための制御基板であり、図示しないが、演算等を行うCPU、遊技プログラムを記憶したROM、及び各データを一時的に記憶するRAM等を備えるものである。メイン制御基板104は、透明樹脂からなるケース105内に収容されている。ケース105は、メイン制御基板104を収容した後にかしめられており、メイン制御基板104を封印している。
画像表示装置50は、本実施形態では、毎遊技、リールユニット30の回転及び停止動作に合わせて、ビデオスロットのリール画像(リールを平面状に画像表示したものであって、リール画像の図柄が上から下に向かって移動表示されるもの)を演出画像として表示する。
なお、図6に示すリール画像の図柄配列は、後述するリール画像データ記憶手段85dに記憶されており、リール画像を表示制御するときに読み出される。
スロットマシン10の遊技制御手段60は、スロットマシン10の遊技の進行や演出等を含むスロットマシン10全体を統括制御する手段であり、役の抽選、リール31の駆動制御、及び入賞時の払出し等の遊技の進行を制御するメイン制御手段60aと、演出の出力を制御するサブ制御手段60bとを備える。メイン制御手段60aは、上述のメイン制御基板104上に実装されているCPU、ROM及びRAM等から構成されたものである。また、サブ制御手段60bは、上述のサブ制御基板108上に実装されているCPU、ROM及びRAM等から構成されたものである。
そして、スタートスイッチ41が操作されると、そのときに発生する信号がメイン制御手段60aに入力される。メイン制御手段60aは、この信号を受信すると、全てのモータ32を回転させるように制御する。このようにしてリール31がモータ32によって回転されることで、リール31上の図柄は、所定の速度でリール図柄表示窓12a内で上下方向に移動表示される。
ここで、メイン制御手段60aは、スタートスイッチ41が操作された旨の信号を受信した後、所定時間だけ遅延させて、スタートスイッチ41が操作された旨の信号をサブ制御手段60bに送信するように制御する。
これにより、リール31の始動と画像表示装置50におけるリール画像の始動表示とのタイミングが異なるように設定することができるので、より確実に、画像表示装置50におけるリール画像をリール31の目押し補助として用いることができないようにすることができる。例えば39msの遅延時間が発生すると、画像表示装置50におけるリール画像の図柄の移動表示で約1図柄分のズレが生じる。
なお、ランプ21は、スロットマシン10の演出用のランプであり、所定の条件を満たしたときに、それぞれ所定のパターンで点灯する。ランプ21には、上述したリールユニット30の各リール31の内周側に配置されたバックランプ33や、図示しないが、スロットマシン10の筐体前面上部に配置され、役の入賞時等に点滅する上部ランプ等が挙げられる。
そして、サブ制御手段60bは、スタートスイッチ41やストップスイッチ42が操作された旨の信号がメイン制御手段60aから送信されてきたこと等に基づいて、これらの画像表示装置50、ランプ21の点灯、スピーカ22からのサウンドの出力等を制御する。
次に、遊技者は、各ストップスイッチ42を押すことで各リール31の回転を停止させる。全てのリール31の停止時に、有効ライン上のリール31の図柄の組合せが予め定められた何らかの役の図柄の組合せと一致し、その役の入賞となったときは、成立役に応じてメダルの払出し等が行われる。
役抽選手段61は、予め設けられた役の抽選を行うものである。ここで、役には、特別役、小役、及びリプレイが挙げられる。
特別役とは、通常遊技から特別遊技(通常遊技以上にメダルの獲得が期待できる、遊技者にとって有利となる遊技)に移行させる役である。特別役としては一般に、BB(ビックボーナス)、RB(レギュラーボーナス)、及びSB(シングルボーナス)が挙げられる。なお、BB、RB及びSBは、それぞれ、特別遊技の1つであるBB遊技、RB遊技及びSB遊技に移行させる役である。
さらに、リプレイとは、再遊技役であって、当該遊技でのメダルの投入枚数(ベット枚数)を維持した再遊技が行えるようにした役である。
そして、これらの各役に対応するリール31の図柄の組合せが予め定められている。また、各役に対応するリール画像の図柄の組合せもまた、予め定められている。
例えば、図8中、小役1では、リール31の図柄の組合せは、「スイカ」−「ぶどう」−「レモン」に設定されているが、これに対応するリール画像の図柄の組合せは、「ベル」−「ベル」−「ベル」に設定されている。
このように設定することにより、リール画像の図柄の組合せを見ただけでは、どの役が入賞したか等を判別できないようにすることができる。
SB当選確率抽選手段62は、遊技中に、SBの当選確率を変動させるため、毎遊技ごとに、抽選を行うものである。本実施形態では、SBの当選確率として、通常確率と高確率(本実施形態では通常確率の10倍)との2種類を備えている。スロットマシン10の電源投入直後は、通常確率に設定される。そして、毎遊技ごとに、SB当選確率抽選手段62により、SBの当選確率を高確率にするか否かの抽選が行われる。高確率に当選した後も、SB当選確率抽選手段62は、さらに抽選を継続する。この場合には、SBの当選確率を高確率から通常確率に戻すか否かの抽選を行う。
また、本実施形態では、メイン制御手段60aは、毎遊技、役抽選手段61による役の抽選結果に関する情報、及びSB当選確率抽選手段62による抽選結果に関する情報を、サブ制御手段60bに送信する。
抽選テーブル63は、各役の当選確率を定めたものである。抽選テーブル63は、それぞれ所定の範囲の抽選領域を有するとともに、この抽選領域は、各役の当選領域及び非当選領域に分けられているとともに、予め設定された当選確率となるように所定の割合に設定されている。
なお、図示しないが、各役の当選領域及び非当選領域は、出玉率の設定値ごとに定められている。
抽選結果記憶手段64は、役抽選手段61による役の抽選結果を記憶するためのものである。抽選結果記憶手段64は、全ての役ごとに当選役フラグを備えており、例えばいずれかの役に当選した場合にはその役に対応する当選役フラグをオンにすることで、各役の当選/非当選を記憶する。
抽選結果情報送信手段65は、毎遊技ごとに、役抽選手段61による役の抽選結果(当選役の種類)の情報(当選役に係る図柄を特定するための図柄ID等)、及びSB当選確率抽選手段62による抽選結果(通常確率/高確率)の情報を、サブ制御手段60b側に送信するものである。以下の説明では、役抽選手段61による役の抽選結果の情報を「当選役情報」と称し、SB当選確率抽選手段62による抽選結果の情報を「SB当選確率情報」と称する。
なお、役抽選手段61による役の抽選でSB又は所定役に当選したときには、当選役情報中には、その当選役を入賞させるためのストップスイッチ42の操作順番の情報(押し順ID)も含まれる。
リール停止制御手段66は、抽選結果記憶手段64に記憶されている役の抽選結果と、ストップスイッチ42がオンされたときのタイミングとに基づいて、停止位置決定テーブル67を参照してリール31の停止位置を決定するとともに、モータ32を駆動制御して、その決定した位置にリール31が停止するように制御するものである。
停止位置決定テーブル67は、役抽選手段61による役の抽選結果、すなわち抽選結果記憶手段64に記憶されている各役に係る当選役フラグのオン/オフの状態と、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置とから、リール31の図柄の停止位置を定めたものである。停止位置決定テーブル67は、当選した役ごとの停止位置決定テーブル67、及び非当選時(いずれの役にも当選していないとき)の停止位置決定テーブル67とが設けられている。
そして、以上のような制御を実行するため、リール停止制御手段66は、SB又は所定役の当選時は、それぞれ6通りの操作順番から、いずれか1つの操作順番を選択する。この選択は、例えばソフトウェア乱数を用いた抽選により行う。また、6つの操作順番の選択確率は、それぞれ1/6(均等)に設定されている。
そして、SB又は所定役に当選したときは、リール停止制御手段66は、選択した操作順番に基づき、ストップスイッチ42の操作順番に応じたリール31の停止制御を行う。このため、メイン制御手段60aは、SB又は所定役に当選したときは、ストップスイッチ42の操作順番を検出する。
以上は、他の操作順番「左右中」、「中左右」、「中右左」、「右左中」、及び「右中左」が選択されたときも同様である。
停止図柄判別手段68は、リール31の停止時に、有効ラインに停止した図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否かを判別するものである。停止図柄判別手段68は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判別する。
入賞処理手段69は、停止図柄判別手段68により、リール31の停止時に有効ラインに停止した図柄の組合せがいずれかの役に対応する図柄の組合せと一致すると判別され、その役の入賞となったときに、その入賞役に応じた所定枚数のメダルを遊技者に対して払い出すか、又はクレジットの加算等の処理を行うものである。また、リプレイの入賞時は、メダルを払い出すことなく、当該遊技で投入されたメダル枚数を自動投入するように制御する。
特別遊技制御手段70は、通常遊技から特別遊技(本実施形態ではSB遊技)への移行、特別遊技中の遊技の進行、及び特別遊技から通常遊技への移行等を制御するものである。
先ず、特別遊技制御手段70は、有効ラインに停止した図柄の組合せが特別役に対応する図柄の組合せと一致し、特別役が入賞したことを条件として、通常遊技から特別遊技に移行するように制御する。
抽選結果情報受信手段81は、抽選結果情報送信手段65により送信されてくる抽選結果情報(当選役情報及びSB当選確率情報)を受信するものである。
サブ制御手段60b側では、これらの当選役情報及びSB当選確率情報に基づいて、出力すべき演出(リール画像の表示パターン)を決定する。このため、サブ制御手段60b側では、演出の決定前に、これらの情報を受信する。
特定遊技実行決定手段82は、特定遊技を実行するか否かを決定するものであり、特に本実施形態では、例えばソフトウェア乱数を用いて抽選により決定する。また、本実施形態では、SBの当選確率が高確率に設定されているときに限って特定遊技を実行するか否かの抽選を行う。したがって、抽選結果情報受信手段81により受信したSB当選確率情報が高確率である旨の情報のときは、特定遊技を実行するか否かの抽選を行うが、抽選結果情報受信手段81により受信したSB当選確率情報が通常確率である旨の情報のときは、特定遊技を実行するか否かの抽選は行われない。よってこの場合には、特定遊技は実行されない(ただし、演出の1つとして実行される場合がある。例えば、1遊技だけ、特定遊技と同等の演出を出力する場合が挙げられる。)。なお、本実施形態では、特定遊技実行決定手段82により特定遊技を実行することに決定されたときは、その特定遊技が終了するまで、特定遊技を実行するか否かの抽選は行わないように制御される。
当選図柄選択手段82aは、第1特定遊技に係るリール画像の図柄である「キャラクタ」、第2特定遊技に係るリール画像の図柄である「BAR」、及び第3特定遊技に係るリール画像の図柄である「7」のうち、いずれか1つの図柄を当選図柄として選択する。また、この選択では、その選択率が予め設定されており、その選択率に従い、いずれか1つの特定遊技に係る当選図柄を、ソフトウェア乱数を用いて選択する。例えば本実施形態では、第1特定遊技に係る図柄の選択率が約77%、第2特定遊技に係る図柄の選択率が約20%、第3特定遊技に係る図柄の選択率が約3%に設定されている。
なお、当選図柄選択手段82aにより、いずれかの特定遊技に係る図柄が選択されたときは、サブ制御手段60bは、その特定遊技に係るリール画像の図柄を記憶しておくようにする。
上述したように、SBの当選時、及びSB遊技中の所定役の当選時には、その当選役を入賞させるためのいずれか1つのストップスイッチ42の操作順番が定められているが、特定遊技は、当選したSB又は所定役を入賞させるためのストップスイッチ42の操作順番が遊技者に対して報知される遊技である。
さらに本実施形態では、特定遊技実行決定手段82は、仮図柄選択手段82bを備える。ここで、「仮図柄」とは、特定遊技に係る図柄を有効ラインに停止表示させるときに、一旦停止表示させる仮の図柄である。したがって、実行することに決定された特定遊技に係るリール画像の図柄と、一旦停止表示させる仮図柄とが一致する場合もあるが、一致しない場合もある。
この仮図柄選択手段82bによる仮図柄の選択も、当選図柄選択手段82aと同様に、所定の選択率が定められたソフトウェア乱数を用いた抽選により選択する。
特定遊技実行手段83は、抽選結果情報受信手段81により受信した、当選役(SB又は所定役)を入賞させるための押し順IDに従い、その操作順番を報知するように制御するものである。報知方法としては種々の方法が挙げられるが、例えば画像表示装置50の画像表示窓12b以外の領域(例えば遊技関連情報表示領域12c)を用いて報知する方法、又はリールユニット30のバックランプ33を用いて報知する方法(操作すべきストップスイッチ42に対応するリール31のみをそれぞれバックランプ33によって点灯させ、他を消灯させる方法等)が挙げられる。
さらに、特定遊技実行手段83は、第3特定遊技に決定されたときは、特定遊技を50遊技継続するように制御する。そして、50遊技の終了時に、特定遊技実行手段83は、特定遊技を終了するように制御する。
演出内容選択手段84は、遊技中における各種の演出を選択するためのものである。ここで、演出には、例えば画像表示装置50の画像表示窓12b以外の領域(例えば、遊技関連情報表示領域12c)における出力内容、スピーカ22からのサウンドの出力内容、及び画像表示装置50におけるリール画像の表示パターンが含まれる。
演出内容選択手段84は、制御用状態選択手段84aと、演出概要選択手段84bと、詳細演出選択手段84cとを備える。
(制御用状態選択手段)
制御用状態選択手段84aは、抽選結果情報受信手段81により受信した当選役情報及びSB当選確率情報、並びに特定遊技実行決定手段82による決定結果(特定遊技の実行の有無)に基づいて、演出制御用状態と、リール画像表示制御用状態とを選択するものである。
(1)SBの当選確率が通常確率
(2)SBの当選確率が高確率
(3)特定遊技中
(4)第1特定遊技図柄(仮図柄)停止
(5)第2特定遊技図柄(仮図柄)停止
(6)第3特定遊技図柄(仮図柄)停止
(7)特定遊技内部中
(1)SBの当選確率が通常確率
(2)SBの当選確率が高確率
(3)第1特定遊技図柄(仮図柄)停止
(4)第2特定遊技図柄(仮図柄)停止
(5)第3特定遊技図柄(仮図柄)停止
(6)第1特定遊技内部中
(7)第2特定遊技内部中
(8)第3特定遊技内部中
演出制御用状態の(4)〜(6)、及びリール画像表示制御用状態の(3)〜(5)は、ともに、特定遊技を実行するときに、リール画像において特定遊技の図柄の組合せを有効ラインに停止表示させるときに選択され、一旦停止表示させる仮図柄を定めるものであり、仮図柄選択手段82bの選択結果に基づき決定する。
以上のようにして決定された演出制御用状態は、演出パターンを選択するときに用いられ、リール画像表示制御用状態は、画像表示装置50のリール画像表示位置決定テーブル85c(後述)を選択するときに用いられる。
演出概要選択手段84bは、演出概要(演出の大枠)を選択するものである。また、詳細演出選択手段84cは、演出の詳細(より具体的なもの)を選択するものである。
本実施形態では、演出の選択にあたっては、最初に、演出概要選択手段84bにより、演出制御用状態及び当選役情報に基づいて演出概要が選択される。次に、その大枠に沿った詳細な演出が詳細演出選択手段84cによって選択される。以下、演出概要、及び詳細演出について説明する。
「演出無し」とは、例えばスタートスイッチ41の操作時や各ストップスイッチ42の操作時に、通常の動作音を出力等するが、それ以外の演出、例えば画像表示装置50におけるリール画像の通常と異なる表示パターン等を行わないようにするものである。
「通常演出」とは、選択された演出内容、例えばスタートスイッチ41の操作時や各ストップスイッチ42の操作時に、通常の動作音と異なる動作音(例えば当選役に対応する動作音)を出力したり、あるいは、画像表示装置50の遊技関連情報表示領域12cにキャラクタを登場させる演出を表示等する演出である。
「図柄告知系演出」とは、当選役に対応する図柄を、例えば遊技関連情報表示領域12cに表示する演出である。ここで、役抽選手段61による役の抽選でいずれかの役に当選したときには、その当選役に対応する図柄を表示する。また、特定遊技を実行することに決定されたとき等には、役抽選手段61による役の抽選結果に対応しない図柄を表示する場合もある。役抽選手段61による役の抽選結果、すなわちリール31やリール画像の図柄の組合せに対応しない図柄を表示することによって、特定遊技の実行の決定等を遊技者に対して告知するためである。
「リーチ系演出」とは、2つのリール画像が停止したときに、いずれかの役に対応する図柄の組合せの一部、又はいずれかの特定遊技に対応する図柄の組合せの一部と一致させることにより、リーチ状態を形成して表示する演出である。ここで、リーチ系演出には、本実施形態では以下のパターンが設けられている。
先ず第1に、リール画像の停止表示可能位置の基準範囲内(ストップスイッチ42が操作された瞬間から5図柄以内)においてリール画像を停止させ、リーチ状態を形成して表示したときに、リーチ系演出を行うパターンである。
さらにまた第3に、全てのリール画像を停止表示可能位置の基準範囲内において一旦停止表示させた後、リール画像を再始動表示させて、2つ(例えば左と右)のリール画像をリーチ状態を形成して停止表示させ、他の1つのリール画像を回転中にすることにより、リーチ状態を形成して表示させるパターン(リスタートリーチパターン)である。さらに、リスタートリーチパターンには、本実施形態では、全回転表示するパターン、又はコマ送り表示するパターンが設けられている。
「変則ストップ系演出」とは、リール画像を一旦停止させた後、リール画像を最終停止表示位置までコマ送り移動表示する演出である。
(6)連続演出
「連続演出」とは、複数回の遊技にわたって連続的に、同一の、共通の、又は一連の演出を行うものである。特に本実施形態では、連続演出が選択されると、リール画像を逆回転で始動表示させる演出を行う。また、本実施形態では、連続演出の選択中の遊技であるか否かを判別するため、連続演出フラグが設けられている。そして、連続演出が一旦選択されると、連続演出フラグがオンにされる。この連続演出は、複数回の遊技にわたって継続され、その連続演出の複数回の遊技のうち、最後の遊技で連続演出フラグがオンからオフにされる。
「ナビ演出」とは、特定遊技中、又は特定遊技以外において、ストップスイッチ42の操作順番を遊技者に対して報知する演出である。この演出は、特定遊技中にSB又は所定役に当選したときには、常に選択され、当選役を入賞させるためのストップスイッチ42の操作順番が報知される。これに対し、特定遊技以外においては、演出として、ストップスイッチ42の操作順番を遊技者に対して報知する。また、ナビ演出では、図示していないが、ストップスイッチ42の操作順番は、遊技関連情報表示領域12cに表示する。
ここで、「ウェイト(時間)」とは、遊技の開始時(例えばスタートスイッチ41の操作時)から所定時間(例えば約4秒)が経過するまでは、次遊技を開始するための遊技者の操作があっても、次の遊技に移行させずに待機することをいう。
また、「ウェイト中演出」とは、スタートスイッチ41の操作後、通常のウェイトとは異なるように一定時間の遅れを発生させた後にリール画像を始動表示させるようにするとともに、このウェイト中に、遊技関連情報表示領域12cにキャラクタを登場させる演出である。
本実施形態では、以上の7つの演出概要ごとに、それぞれ特有の抽選テーブル84dが設けられている。そして、詳細演出選択手段84cは、演出制御用状態及び当選役情報に基づいて、選択された演出概要の抽選テーブル84dを用いて詳細な(より具体的な)演出内容を定めた演出パターンを選択する。
ここで選択される演出パターンには、遊技関連情報表示領域12cに表示する表示内容、スピーカ22から出力するサウンドの出力内容、及びリール画像の表示パターン(動作表示パターン)が含まれる。
さらに、詳細演出選択手段84cは、演出パターンの選択とともに、リール画像表示制御用状態、及び当選役情報に基づいて、リール画像の停止表示を制御するときに用いられるリール画像表示位置決定テーブル85cを選択する。
本実施形態の表示パターンには、(1)通常パターン、(2)強制引込みパターン、(3)大すべりパターン、(4)コマ送り移動パターン、(5)逆回転パターン、(6)全回転パターン、及び(7)再始動パターン、等が設けられている。
通常パターンは、リール画像を、リール31に準じた回転表示及び停止表示制御にす るものであり、リール画像の停止表示可能位置の基準範囲内(本実施形態では、ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄から5図柄以内)にあるいずれか1つの図柄が有効ラインに停止表示するように、リール画像を移動表示から停止表示させるパターンである。
強制引込みパターンは、上述のリーチ系演出等のときに選択され、リール画像の停止表示可能位置の基準範囲内においてリール画像を停止表示制御すると、リーチ状態を形成して表示することができない場合に、リール画像の停止表示可能位置の基準範囲内を超えて、リーチ状態を形成して表示するための図柄を強制的に有効ラインに引き込むようにリール画像を移動表示から停止表示するように表示制御するパターンである。
大すべりパターンは、リール画像の停止表示可能位置の基準範囲内を超えた位置にあるいずれか1つの図柄が有効ラインに停止表示するように、リール画像を移動表示から停止表示させるパターンである。すなわち、リール画像の停止表示制御時に、通常以上に大きなすべり(基準範囲内を超える図柄数を停止表示制御時に移動表示させること)を発生させる演出を行いつつ、リール画像を移動表示から停止表示させるパターンである。
コマ送り移動パターンは、リール画像の停止表示可能位置の基準範囲内においてリール画像を一旦停止表示させた後、最終停止表示位置までリール画像をコマ送り移動表示させるパターンである。上述の変則ストップ系演出のときに選択されるパターンである。
(5)逆回転パターン
逆回転パターンは、上述した連続演出のときに選択されるパターンである。通常は、リール画像上の図柄が画像表示窓12b内において上から下に移動表示されるようにリール画像を表示制御するが、この回転表示方向を逆方向にすることで、リール画像の図柄が画像表示窓12b内において下から上に移動表示されるようにリール画像を表示制御するパターンである。
全回転パターンは、リール画像を一体で低速回転表示(スタートスイッチ41の操作に基づいて回転表示されるリール画像の回転表示速度より遅い速度であって、リール画像の図柄を容易に識別できる程度の速度で回転表示)させるパターンである。この場合には、図6に示すように、例えば左、中及び右リール画像の「7」の図柄が揃った状態で3つのリール画像を一体にさせて回転表示させるように制御するパターン等が設けられている。
全回転パターンは、例えばリーチ系演出において、リスタートリーチパターンが選択されたとき等に用いられる。
再始動パターンは、ストップスイッチ42の操作に対応させて、リール画像の停止表示可能位置の基準範囲内においてリール画像を一旦停止表示させた後に、遊技者の操作とは無関係にリール画像を再始動するように表示させて、予め定められた表示位置に停止表示させるパターンである。再始動パターンは、例えばリーチ系演出において、リスタートリーチパターンが選択されたとき等に用いられる。
なお、上記以外にも各種の表示パターンが設けられているが、本実施形態では説明を省略する。
リーチ制御フラグは、選択された演出パターンの中に、リール画像の表示パターンとして上述の強制引込みパターンを有する場合にオンにされるフラグである。
このフラグがオンのときは、リール画像の第1番目及び第2番目の停止表示において、リール画像の停止表示可能位置の基準範囲内を超えて、リーチ状態を形成して表示するための図柄が強制的に有効ラインに移動表示される。なお、ストップスイッチ42の押し順概念を有する役(SB)の当選時にリーチ制御フラグがオンである演出パターンが選択された場合において、遊技者によって操作されたストップスイッチ42の押し順が当選したSBの押し順と一致したときは、リーチ状態を形成して表示するために図柄を強制的に有効ラインに移動表示する制御は、中止される。
当選図柄変更フラグは、例えば特定遊技の内部中の場合等に選択され、いずれかの役に当選している遊技において、その当選役に対応するリール画像の図柄の組合せを、他の図柄の組合せに変更するとき等に用いられるフラグである。
また、このフラグがオンであるときには、演出パターンには、差し替える図柄IDが予め設けられる。そして、有効ラインに停止表示させるリール画像の図柄の組合せを、その図柄IDに係る図柄の組合せに変更する。
テーブル変更フラグは、リール画像表示位置決定テーブル85cを変更するときに用いられるものである。押し順概念を有する役の当選時に選択される演出パターンでは、このテーブル変更フラグがオンとなる。そして、実際に操作された押し順がその当選役情報の押し順IDと異なる場合に、このテーブル変更フラグのオンに基づいて、リール画像表示位置決定テーブル85cを(当選役を入賞させないリール画像表示位置決定テーブル85cに)変更する。
押し順チェックフラグは、ストップスイッチ42の操作に対応させて演出を続けて良いか否かを確認するためのフラグであり、押し順の概念を有する役の当選時に選択される演出パターンでは、この押し順チェックフラグがオンとなる。
この押し順チェックフラグがオンにされているときは、操作されたストップスイッチ42が左、中又は右のいずれであるかが判断され、押し順が合致しているか否か、すなわち当選役が入賞可能かどうかがチェックされる。そして、そのチェック結果により、移動表示する図柄ID、リール画像表示位置決定テーブル85c、及びその他演出を切り替えるか否かが判断される。
リーチチェックフラグは、リーチ系演出に係る演出パターンでオンにされるフラグである。このリーチチェックフラグがオンにされているときは、2つのリール画像が停止したときに、リーチ状態を形成しているか否かが判別される。そして、リーチ状態を形成していると判別されたときは、選択された演出パターンに従いリーチ系演出を行うが、リーチ状態を形成していないと判別されたときは、演出パターンに定められたリーチ系演出の出力を中止する。
以上のようにして、いずれかの演出パターンが選択されると、演出実行手段85は、選択された演出パターンに従って、当該遊技における演出(サウンドの出力、画像表示装置50の遊技関連情報表示領域12cの表示内容制御、及びリール画像の表示制御等)を行う。
また、演出実行手段85は、特定遊技中においては、SBの当選時、及びSB遊技中の所定役当選時に、ストップスイッチ42の操作順番に関する情報を報知する演出を出力する。
これにより、特定遊技中のSB当選時、及びSB遊技中の所定役当選時の遊技では、遊技者は、その報知された内容に従い、ストップスイッチ42を操作することで、それぞれSB及び所定役を入賞させることができる。
(演出パターン記憶手段)
演出パターン記憶手段85aは、全ての演出パターンについて、その演出内容を定め、記憶したものである。詳細演出選択手段84cが演出抽選テーブル84dを用いていずれかの演出パターンを選択すると、選択された演出パターンに対応する演出内容を、演出パターン記憶手段85aから読み取り、演出実行手段85は、演出パターンに従って演出内容を出力するように制御する。
リール画像表示制御手段85bは、演出実行手段85において、演出の1つとして位置づけられている画像表示装置50に画像表示するリール画像の回転表示及び停止表示に係る表示制御を担当するものである。詳細演出選択手段84cにより、いずれかのリール画像表示位置決定テーブル85cが選択されるが、演出実行手段85は、このリール画像表示位置決定テーブル85cを記憶している。
また、リール画像表示制御手段85bは、ストップスイッチ42が操作されたとき(ストップスイッチ42が操作された旨の情報をサブ制御手段60bが受信したとき)に、選択された演出パターンの中に定められている表示パターンに従うようにそのストップスイッチ42に対応するリール画像の表示内容を制御するとともに、選択されたリール画像表示位置決定テーブル85cに基づいて、そのストップスイッチ42に対応するリール画像を停止表示させるように制御する。
リール画像表示位置決定テーブル85cは、停止位置決定テーブル67と同様に、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール画像の表示位置に対応するリール画像の図柄の停止表示位置を定めたものであり、有効ラインに停止表示させる図柄の組合せの種類に応じて設けられている。
リール画像データ記憶手段85dは、図6に示すリール画像の図柄配列をリール画像データとして記憶しているものである。以後、特に記載は省略するが、画像表示装置50にリール画像を表示(回転表示及び停止表示)制御するときはもちろん、図柄のデータ検索等を行うときには、このリール画像データ記憶手段85dからリール画像データを読み出して実行する。
(1)連係停止表示制御(通常時の停止表示制御)
上述したように、リール停止制御手段66は、役抽選手段61による役の抽選においていずれかの役に当選したときは、リール31の停止可能位置の範囲内(3図柄)においてその当選役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させる停止制御を行う。そして、リール画像表示制御手段85bは、演出無し等の通常の演出パターンの選択時には、リール画像の停止表示時の図柄の組合せを、リール停止制御手段66によるリール31の停止時の図柄の組合せに連係させる「連係停止表示制御」を行う。
このように制御することで、リール31により当選役が入賞したときは、リール画像においても、その当選役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止表示し、リール31により役が入賞しないときは、リール画像においても、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止表示しないようになる。
なお、以上のような連係停止表示制御を実行するために、サブ制御手段60b側に送信される当選役情報には、ストップスイッチ42の操作順番が定められている当選役であるときは、その当選役を入賞させるための操作順番を特定する押し順IDを含めている。
上記の連係停止表示制御に対し、選択された演出パターンに応じて、リール画像表示制御手段85bは、リール画像の停止表示時の図柄の組合せを、リール停止制御手段66によるリール31の停止時の図柄の組合せに連係させない「非連係停止表示制御」を行う。
この非連係停止表示制御は、リール停止制御手段66が当選役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させる停止制御を行うときは、リール31のその当選役の図柄の組合せに対応するリール画像51の図柄の組合せを有効ラインに停止表示させないように表示制御するものである。
リール画像表示制御手段85bは、選択された演出パターンに強制引込みパターンが設けられているときは、「強制引込みリーチ停止表示制御」を行う。
この場合に、リール画像表示制御手段85bは、第1の制御として、ストップスイッチ42の操作に対応させて、リール画像群のうち最初の2つのリール画像については、リール画像の停止表示可能位置の基準範囲内であるか否かにかかわらず、リーチ状態を形成して表示させるための図柄を有効ラインに(強制的に)停止表示させるように表示制御する。
ストップスイッチ42の操作順番が所定の操作順番で操作されたときは、リール31群では、その当選役の図柄の組合せが有効ラインに停止し、払出し等が行われるので、遊技者は、その当選役が入賞したことを知ることとなる。したがって、このような場合にもリーチ状態を形成し、リーチ系演出を実行することの実益がないからである。
リール画像表示制御手段85bは、選択された演出パターンに大すべりパターンが定められているときには、リール画像の停止表示制御の基準範囲内を超えた位置にある、いずれか1つの停止可能な図柄を有効ラインに停止表示させる「大すべり停止表示制御」を行う。
なお、以上の説明においては、有効ラインのうち、いずれか1つの特定の有効ラインを基準としている。本実施形態では、5本の有効ラインが設けられるが、そのうちのいずれか1つの有効ラインを「特定有効ライン」とすると、「ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄から停止表示可能位置の基準範囲内にある図柄のうちいずれか1つの停止表示可能な図柄を有効ラインに停止表示させる」とは、ストップスイッチ42が操作された瞬間に特定有効ライン上に位置する図柄から停止表示可能位置の基準範囲内にある図柄のうちいずれか1つの停止表示可能な図柄を、その特定有効ラインに停止表示させることを意味している。
同様に、「ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄から停止表示可能位置の基準範囲内を超えた位置にあるいずれか1つの停止表示可能な図柄を有効ラインに停止表示させる」とは、ストップスイッチ42が操作された瞬間に特定有効ライン上に位置する図柄から停止表示可能位置の基準範囲内を超えた位置にあるいずれか1つの停止表示可能な図柄を、その特定有効ラインに停止表示させることを意味している。
リール画像表示制御手段85bは、選択された演出パターンにコマ送り移動パターンが定められているときには、リール画像の停止表示制御の基準範囲内においてリール画像を一旦停止表示させた後、最終停止表示位置までリール画像をコマ送り移動するように表示させる「コマ送り停止表示制御」を行う。
特に本実施形態では、リール画像表示制御手段85bは、コマ送り移動表示時には、ストップスイッチ42が操作された瞬間からの最小移動表示位置(例えばストップスイッチ42が操作された瞬間の次の図柄)でリール画像を一旦停止表示させるように表示制御する。
このように制御すれば、一旦停止表示させた表示位置が、偶然に最終停止表示位置と一致していたとしても、適切な表示制御を行うことができる。
特定遊技実行決定手段82により特定遊技を実行することに決定されたときは、リール画像表示制御手段85bは、実行すべき特定遊技(第1特定遊技、第2特定遊技又は第3特定遊技)に対応する図柄の組合せ(例えば第3特定遊技の場合は「7」−「7」−「7」)を有効ラインに停止表示させるように表示制御するが、この場合には、最初から、実行する特定遊技の図柄(本図柄、すなわち当選AT図柄)の組合せを有効ラインに停止表示させるように表示制御する「本図柄停止表示制御」と、実行する特定遊技以外の特定遊技の図柄(仮図柄)の組合せを一旦有効ラインに停止表示させた後、リール画像群を再始動表示(再変動表示)させて、実行する特定遊技の図柄(当選AT図柄)の組合せを有効ラインに停止表示させるように表示制御する「仮図柄停止表示制御」とを備える。
なお、本明細書では、仮図柄を停止表示させた後、リール画像群を再始動表示させて本図柄を停止表示させるまでの一連の停止表示制御全体を、「仮図柄停止表示制御」と称する。
これに対し、特定遊技実行決定手段82により実行することに決定された特定遊技と、選択された演出制御用状態の特定遊技停止図柄とが一致しない場合には、仮図柄停止表示制御が選択される。
すなわち、仮図柄停止表示制御が選択されたときの遊技では、リール画像表示制御手段85bは、実行する特定遊技と異なる特定遊技の図柄の組合せを有効ラインに停止表示するように表示制御する。そして、メダルの投入、又はベットスイッチの操作によって次遊技に移行したときに、リール画像表示制御手段85bは、リール画像を再始動表示させて、実行する特定遊技の図柄の組合せを有効ラインに停止表示させるように表示制御する。
図9は、本実施形態において、メイン制御手段60aによる制御の流れを示すフローチャートである。
先ず、図9のステップS1において、メイン制御手段60aは、スタートスイッチ41がオンされたか否かを判別し続け、スタートスイッチ41がオンされたと判別すると、次のステップS2に進む。なお、本フローチャートでは省略するが、スタートスイッチ41がオンされたと判別すると、全てのリール31の制御及びリール画像の表示制御を開始する。ステップS2では、SB当選確率抽選手段62は、SBの当選確率を高確率とするか通常確率とするかの抽選を行う。また、次のステップS3では、役抽選手段61は、役の抽選を行う。
次のステップS5では、メイン制御手段60aは、ステップS3における役の抽選において、押し順概念を有する役(本実施形態ではSB)に当選したか否かを判別する。押し順概念を有する役に当選していないと判別したときはステップS6に進み、当選したと判別したときはステップS11に進む。
先ず、図10のステップS21では、サブ制御手段60bは、上述のステップS4で送信された抽選結果情報を、抽選結果情報受信手段81が受信したか否かを判別し続ける。受信したと判別されたときはステップS22に進み、抽選結果情報に基づいて、特定遊技実行決定決定手段82は、特定遊技を実行するか否かの抽選を行う。なお、以下のフローチャート及び説明では、特定遊技を「AT」と略称する。このステップS21では、SB当選確率が高確率である旨の情報を受信したときは、ATを実行するか否かの抽選を行うが、通常確率である旨の情報を受信したときは、ATを実行するか否かの抽選は行わない。
ステップS24では、当選図柄選択手段82aは、第1特定遊技〜第3特定遊技に係る図柄のうち、いずれか1つを当選AT図柄として選択する。本実施形態では、「キャラクタ」、「BAR」又は「7」のいずれかの当選AT図柄を選択する。次のステップS25では、仮図柄選択手段82bは、仮(一旦停止用の)AT図柄を選択する。そして、ステップS26に進む。
次のステップS27では、演出概要選択手段84bは、ステップS26での演出制御用状態と抽選結果情報とに基づいて、演出概要を選択する。
これらのステップS30〜ステップS36の各演出における詳細な流れについては、それぞれ後述する。
これに対し、停止表示したAT図柄(仮AT図柄)と当選AT図柄とが一致していないと判別されたときは、ステップS40に進む。なお、ここで一致していないと判別されるのは、当該遊技で、上述の「仮図柄停止表示制御」が選択されたときである。
図12のステップS51では、演出無しの演出概要から、演出制御用状態及び抽選結果情報に基づき、詳細演出を選択する。すなわち、詳細演出選択手段84cは、演出無しに対応する抽選テーブル84dを用いて、演出パターンを選択する。さらに、詳細演出選択手段84cは、演出パターンの選択とともに、リール画像表示制御用状態、及び当選役情報に基づいて、リール画像表示位置決定テーブル85cを選択する。
なお、ステップS67を経由してステップS64に進むと、ステップS67で変更したリール画像表示位置決定テーブル85cに基づいてリール画像が停止表示制御されることとなる。
図10のステップS35に進んで連続演出が選択されたときは、図14のステップS71に進む。また、図10のステップS28において連続演出フラグがオンであると判別されたときは、図14のステップS73に進む。
図10中、ステップS33に進むと、図15のステップS91以降の処理に進む。先ず、ステップS91では、リーチ系演出の演出概要から、演出制御用状態及び抽選結果情報に基づき、詳細演出が選択される。すなわち、詳細演出選択手段84cは、リーチ系演出に対応する抽選テーブル84dを用いて、演出パターンを選択する。さらに、詳細演出選択手段84cは、演出パターンの選択とともに、リール画像表示制御用状態、及び当選役情報に基づいて、リール画像表示位置決定テーブル85cを選択する。
ステップS117では、リール画像の停止表示可能位置の基準範囲内で停止表示させる図柄データを検索し、停止表示させる図柄を決定する。次にステップS118に進み、リール画像表示制御手段85bは、ステップS117で決定した図柄を有効ラインに停止表示させるように停止表示制御する。その後は、ステップS110に戻る。
図17のステップS131では、ナビ演出の演出概要から、演出制御用状態及び抽選結果情報に基づき、詳細演出が選択される。すなわち、詳細演出選択手段84cは、ナビ演出に対応する抽選テーブル84dを用いて、演出パターンを選択する。さらに、詳細演出選択手段84cは、演出パターンの選択とともに、リール画像表示制御用状態、及び当選役情報に基づいて、リール画像表示位置決定テーブル85cを選択する。そして、ステップS132に進む。
その後のステップS134〜ステップS140の処理は、通常演出時のステップS62〜ステップS68の処理と同様であるので、説明を省略する。
ステップS156では、サブ制御手段60bは、ストップスイッチ42がオンされた旨の操作情報を受信したか否かを判別し続ける。操作情報を受信したと判別されたときはステップS157に進み、リール画像表示制御手段85bは、ステップS151での詳細演出選択手段84cにより選択したリール画像表示位置決定テーブル85cに基づき、リール画像の停止表示制御を行う。
ステップS159では、再変動表示させるリール画像の停止表示可能位置(再変動表示後の停止表示可能位置)をデータ検索し、再変動表示後の停止表示位置を決定する。そしてステップS160に進み、そのリール画像を再変動表示させ、小役はずし表示を実行する。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態では、画像表示装置50は、基体部11の内部に配置した。これに対し、第2実施形態では、図示を省略するが、画像表示装置50は、リールユニット30と同様に、フロントマスク部12の裏面側に取り付けられている。この場合には、画像表示装置50の前面に画像表示窓12bを兼ねることができるような硬質の透明板等が設けられている場合には、画像表示窓12bは不要である。また、フロントマスク部12に対して画像表示装置50を取り付ける場合には、画像表示装置50が軽量である場合に特に有効である。
(1)例えば、本実施形態で示した演出選択方法、すなわち、演出制御用状態等を選択した後、演出概要を選択し、さらに詳細演出を選択する段階的な方法は、1つの例示であって、この選択方法に限られるものではない。
(2)また、本実施形態で示した演出の種類、特にリール画像の表示パターンの種類等は、1つの例示であって、本実施形態の内容に限定されるものではない。
このように、ストップスイッチ42が操作されたときには、操作されたストップスイッチ42に対応して停止表示させるリール画像を予め定めておけば、リール31の数を超えるリール画像を画像表示することも可能である。
11 基体部
12 フロントマスク部
12a リール図柄表示窓
12b 画像表示窓
12c 遊技関連情報表示領域
21 ランプ
22 スピーカ
30 リールユニット
31 リール
32 モータ
33 バックランプ
40 操作スイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
43 メダル投入口
44 メダル受け皿
50 画像表示装置
60 遊技制御手段
60a メイン制御手段
60b サブ制御手段
61 役抽選手段
62 SB当選確率抽選手段
63 抽選テーブル
64 抽選結果記憶手段
65 抽選結果情報送信手段
66 リール停止制御手段
67 停止位置決定テーブル
68 停止図柄判別手段
69 入賞処理手段
70 特別遊技制御手段
81 抽選結果情報受信手段
82 特定遊技実行決定手段
82a 当選図柄選択手段
82b 仮図柄選択手段
83 特定遊技実行手段
84 演出内容決定手段
84a 制御用状態決定手段
84b 演出概要決定手段
84c 詳細演出決定手段
84d 抽選テーブル
85 演出実行手段
85a 演出パターン記憶手段
85b リール画像表示制御手段
85c リール画像表示位置決定テーブル
85d リール画像データ記憶手段
101 電源ユニット
102 メダル払出し装置
103 支持板
104 メイン制御基板
105 ケース
108 サブ制御基板
109 リールケース本体
110 リールケースカバー
111 基板ケース本体
112 基板ケースカバー
Claims (5)
- 複数種類の図柄を表示したリールを複数並設し、停止時の図柄の組合せにより当該遊技の遊技結果を表示するためのリール群と、
前記リールの数と少なくとも同数のリール画像からなるリール画像群を電気的に画像表示するとともに、前記リール画像には前記リールに表示された図柄数より多い数の図柄を画像表示し、前記リール画像の回転表示若しくは停止動作表示又は停止表示時の図柄の組合せのうち少なくとも1つによって、当該遊技における演出を画像表示する画像表示装置と、
前記リールの数と同数だけ設けられ、対応する前記リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
役の抽選を行う役抽選手段と、
前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記ストップスイッチが操作されたときに、そのストップスイッチに対応する前記リールを停止させるように制御するリール停止制御手段と、
前記ストップスイッチが操作されたときに、そのストップスイッチに対応する前記リール画像を停止表示するように制御するリール画像表示制御手段と
を備え、
前記リール群の停止時に前記リール群によって表示可能な図柄の組合せ総数より、前記リール画像群の停止表示時に前記リール画像群によって画像表示可能な図柄の組合せ総数の方が多く、
前記リール群の停止時における1つの図柄の組合せに対応する前記リール画像群の図柄の組合せは、複数設けられている
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1に記載のスロットマシンにおいて、
前記リール停止制御手段は、前記役抽選手段による役の抽選においていずれかの役に当選したときは、前記リールの停止可能位置の範囲内においてその当選役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させる停止制御を行い、
前記リール画像表示制御手段は、前記リール画像群の停止表示時の図柄の組合せを、前記リール停止制御手段による前記リール群の停止時の図柄の組合せに連係させる連係停止表示制御を有し、
前記リール画像表示制御手段の前記連係停止表示制御は、前記リール停止制御手段が当選役の図柄の組合せを有効ラインに停止させる停止制御を行うときは、前記リール群の前記当選役の図柄の組合せに対応する前記リール画像群の図柄の組合せを有効ラインに停止表示させるように制御するとともに、前記リール停止制御手段が前記当選役の図柄の組合せを有効ラインに停止させない停止制御を行うときは、前記リール群の前記当選役の図柄の組合せに対応する前記リール画像群の図柄の組合せを有効ラインに停止表示させないように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項2に記載のスロットマシンにおいて、
前記リール画像表示制御手段は、停止表示時の前記リール画像群の図柄の組合せを、前記リール群の停止時の図柄の組合せに連係させない非連係停止表示制御を有し、
前記リール画像表示制御手段の前記非連係停止表示制御は、前記リール停止制御手段が当選役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させる停止制御を行うときは、前記リール群の前記当選役の図柄の組合せに対応する前記リール画像群の図柄の組合せを有効ラインに停止表示させないように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
前記画像表示装置は、前記リールに表示された図柄の種類数より多い種類の図柄を前記リール画像に画像表示する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
前記リール画像に表示される図柄には、前記役抽選手段により抽選される役に対応しない、前記リール画像特有の図柄を有する
ことを特徴とするスロットマシン。
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