JP2005065940A - X線装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 操作者が操作パネル近傍にいないときでも、装置の状態を把握できるX線照射用ハンドスイッチを備えたX線装置を提供する。
【解決手段】 撮影台に被検者を位置させ、操作者は操作パネルから照射用ハンドスイッチを取外して持ち、被検者の方に注意を払って一段目の撮影準備スイッチ3aを押す。X線装置はX線照射準備を行い一定時間経過後に準備完了すると、遮光ケース19内の発光ダイオード搭載プリント基板18からの緑発光色が光拡散ケース17で拡散し準備完了を知らせる。次に、操作者は被検者が呼吸を止めるタイミングを見計らって、2段目の撮影スイッチ4aを押す。発光ダイオード搭載プリント基板18からの橙発光色が光拡散ケース17で拡散し、X線照射が正常に行われたことを示す。
【選択図】 図2
【解決手段】 撮影台に被検者を位置させ、操作者は操作パネルから照射用ハンドスイッチを取外して持ち、被検者の方に注意を払って一段目の撮影準備スイッチ3aを押す。X線装置はX線照射準備を行い一定時間経過後に準備完了すると、遮光ケース19内の発光ダイオード搭載プリント基板18からの緑発光色が光拡散ケース17で拡散し準備完了を知らせる。次に、操作者は被検者が呼吸を止めるタイミングを見計らって、2段目の撮影スイッチ4aを押す。発光ダイオード搭載プリント基板18からの橙発光色が光拡散ケース17で拡散し、X線照射が正常に行われたことを示す。
【選択図】 図2
Description
本発明は、X線装置に係わり、特に、操作者が手に持って操作し、照射準備状態から照射状態に切換えてX線照射する2段階切換式のX線照射用ハンドスイッチを備えたX線装置に関する。
従来のX線装置の操作パネルを図5に示す。操作パネルはX線装置のX線制御に関する各種パラメータを設定するための操作器および表示器を備えたユニットで、使用時に操作者がどのような姿勢で操作するかによって、スタンド形操作卓またはデスク形操作卓に操作パネルが設けられ、また、X線検査室の壁に壁掛け卓の操作パネルが設けられ、その操作パネルの側面に、操作者が手に持って操作しX線照射を制御する照射用ハンドスイッチ40が装備されている。
操作者は、電源のON状態を操作パネル上の電源表示部31で確認し、X線撮影条件を設定するために、撮影術式選択スイッチ32aによって撮影術式、例えば、通常の透視撮影、立位撮影、水平位撮影のいずれかを選択する。そして、撮影部位選択スイッチ32bによって被検者の撮影部位、例えば、頭部、胸部、腹部、下肢などのいずれかを選択する。そして、撮影方向選択スイッチ32cによって撮影方向、例えば、正面、側面、背面のいずれかを選択する。そして、被検者厚さ選択スイッチ32dによって被検者の撮影部位の厚さを6段階から選択する。そして、撮影されるフイルム濃度を所定のレベルに濃度設定スイッチ38で設定する。
装置使用時に、操作者が容易にX線撮影条件(管電圧、管電流時間積、または、管電流、撮影時間)の設定を容易にできるように、アナトミカルプログラム方式が採用され、プログラム数は3術式×8部位×3方向×6厚さ=432種類のX線条件が、操作パネルに記憶され、(1)撮影術式、(2)撮影部位、(3)撮影方向、(4)被検者厚さの4つを順番に選択するだけで、適切な撮影条件が操作パネルに表示される。そして、条件を変更する時は、管電圧設定スイッチ35、管電流/管電流時間積設定スイッチ36、撮影時間設定スイッチ37および濃度設定スイッチ38で変更することができる(例えば、非特許文献1参照。)。
操作者は、電源のON状態を操作パネル上の電源表示部31で確認し、X線撮影条件を設定するために、撮影術式選択スイッチ32aによって撮影術式、例えば、通常の透視撮影、立位撮影、水平位撮影のいずれかを選択する。そして、撮影部位選択スイッチ32bによって被検者の撮影部位、例えば、頭部、胸部、腹部、下肢などのいずれかを選択する。そして、撮影方向選択スイッチ32cによって撮影方向、例えば、正面、側面、背面のいずれかを選択する。そして、被検者厚さ選択スイッチ32dによって被検者の撮影部位の厚さを6段階から選択する。そして、撮影されるフイルム濃度を所定のレベルに濃度設定スイッチ38で設定する。
装置使用時に、操作者が容易にX線撮影条件(管電圧、管電流時間積、または、管電流、撮影時間)の設定を容易にできるように、アナトミカルプログラム方式が採用され、プログラム数は3術式×8部位×3方向×6厚さ=432種類のX線条件が、操作パネルに記憶され、(1)撮影術式、(2)撮影部位、(3)撮影方向、(4)被検者厚さの4つを順番に選択するだけで、適切な撮影条件が操作パネルに表示される。そして、条件を変更する時は、管電圧設定スイッチ35、管電流/管電流時間積設定スイッチ36、撮影時間設定スイッチ37および濃度設定スイッチ38で変更することができる(例えば、非特許文献1参照。)。
撮影操作は、操作パネルの撮影準備スイッチ兼表示器33と撮影スイッチ兼表示器34、または、照射用ハンドスイッチ40の撮影準備スイッチ33aと撮影スイッチ34aによって行われる。X線照射の制御はデッドマン方式でなければならないので、従来から操作者が手に持って操作する照射用ハンドスイッチ40が用いられる。照射用ハンドスイッチ40は、操作パネルとケーブル50で接続され、撮影準備スイッチ33aと撮影スイッチ34aの2段階操作スイッチを備え、1段目の撮影準備スイッチ33aを操作すると、X線装置はX線照射準備(X線管の回転陽極が回転開始等)を行い、一定時間経過後(X線管の回転陽極が所定の高速回転に達するまでの時間後)に準備完了となる。そして、操作者はX線装置に表示される準備完了表示を確認後、被検者が呼吸を止めるタイミングを見計らって、2段目の撮影スイッチ34aを操作し、X線照射を行う。
産業用ロボット等に、このデッドマン方式のハンドスイッチが用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
産業用ロボット等に、このデッドマン方式のハンドスイッチが用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
図6に、照射用ハンドスイッチ40の回路構成を示す。CPU41とI/O42は操作パネル側に設けられ、撮影準備スイッチ33aと撮影スイッチ34aは照射用ハンドスイッチ40に設けられ、操作パネルと照射用ハンドスイッチ40は図5に示すケーブル50で接続されている。撮影準備スイッチ33aを操作すると、その信号がI/O42を介してCPU41に送られ、CPU41はX線照射に必要な準備(X線管の回転陽極を高速回転させる指令、撮影装置のセット指令など)指令を各所に送り、照射準備完了すればCPU41は操作パネル上のランプなど(撮影準備スイッチ兼表示器33)で準備完了状態の表示を緑色で表示する。操作者はX線装置に表示された緑色の準備完了表示を確認後、2段目の撮影スイッチ34aを操作すると、その信号がI/O42を介してCPU41に送られ、CPU41は高電圧発生装置に指令を送り、X線管装置に高電圧が印加されX線照射が行われる。このときCPU41は操作パネル上のランプなど(撮影スイッチ兼表示器34)でX線照射中の表示を橙色で表示する。
宇野往道、外6名、"開業医向け一般撮影装置X‘syの開発"、平成2001年2月28日発行、「島津評論」(Vol.57、No.3・4、P195)
特公平7−98313号公報 (第3頁、第1図)
従来のX線装置のX線照射用ハンドスイッチは以上のように構成されているが、健常者を対象とした集団検診におけるX線撮影の場合、操作者は被検者から目を離してX線装置の操作パネルなどの状況、すなわち、撮影準備完了か否かに気を配る余裕があるが、救急の被検者、高齢者、乳幼児などの被検者から目を離すことが困難である場合、必ずしもX線装置の近傍に操作者が位置するとは限らず、X線装置が照射準備完了か否かわからないという問題がある。
また、X線照射中表示もX線装置の操作パネル上にあるため、操作者の位置から見ることができず、X線照射が正常に行われたか否か確認できないという問題がある。
また、従来からX線装置の状態を音により操作者に知らせる機能はあったが、距離が離れると聞き取りにくく、周囲の雑音にまぎれるという問題があった。
また、X線照射中表示もX線装置の操作パネル上にあるため、操作者の位置から見ることができず、X線照射が正常に行われたか否か確認できないという問題がある。
また、従来からX線装置の状態を音により操作者に知らせる機能はあったが、距離が離れると聞き取りにくく、周囲の雑音にまぎれるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、操作者がX線装置の操作パネル近傍にいない場合でも、X線装置の状態を把握できるX線照射用ハンドスイッチを備えたX線装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明のX線装置は、デッドマン方式によってX線照射を制御するX線照射用ハンドスイッチを備えたX線装置において、ハンドスイッチ本体に照光装置を設けX線装置の状態に応じて発光できるようにしたものである。
また、本発明のX線装置は、前記照光装置に複数の発光色を有するものである。
本発明のX線装置は上記のように構成されており、X線照射用ハンドスイッチにデッドマン方式の2段操作式のスイッチと、複数の発光色を有する照光装置が設けられ、一段目スイッチ操作によってX線装置がX線照射準備を行い、一定時間経過後に準備が完了し照光装置が緑色を発光し、二段目スイッチ操作によってX線を照射するとX線照射中は照光装置が橙色を発光する。操作者は手にX線照射用ハンドスイッチを持ち、被検者の方に注意を払って、その照光装置の発光色によってX線装置の状態が照射準備完了か否か、X線照射が正常に行われたかを確認する。
本発明のX線装置は上記のように構成されており、操作者がX線照射用ハンドスイッチを持って、操作パネルから離れ、救急の被検者、高齢者、乳幼児などの近傍に位置し、被検者から目を離すことなく、一段目の撮影準備スイッチを押し、X線照射用ハンドスイッチに設けられた照光装置の緑色の発光色を検知し、2段目の撮影スイッチを押して橙色の発光色を検知し、X線照射が正常に行われたことを確認できるので、従来のように、X線装置の操作パネルに気を取られること無く、X線装置の近傍にいなくても、X線照射時に被検者の方に集中することができる。
本発明のX線装置は、デッドマン方式によってX線照射を制御するX線照射用ハンドスイッチ本体に照光装置を設け、X線装置の状態(撮影準備状態または撮影中)に応じて照光装置を色発光することを実現した。
本発明のX線装置の一実施例を、図1、図2を参照しながら説明する。図1は、本発明のX線装置にX線照射用ハンドスイッチを操作パネルの側面に取外し可能に装着した図である。図2は、本発明のX線装置のX線照射用ハンドスイッチの構造を示す図である。
本発明のX線装置は、X線照射用ハンドスイッチにX線照射準備を行わせる信号を送る撮影準備スイッチ3aと、照射準備完了後にX線照射を行わせる信号を送る撮影スイッチ4aと、照射用ハンドスイッチ10の内部に設けられた発光ダイオード搭載プリント基板18からなる照光装置と、照光装置からの光を拡散する光拡散ケース17と、発光した光を遮光する遮光ケース19と、撮影準備スイッチ3a、撮影スイッチ4a、発光ダイオード搭載プリント基板18からの信号をX線装置の操作パネルに入出力するケーブル20と、X線装置の操作パネル内に設けられ照射用ハンドスイッチ10からの各信号を入出力する図4に示すI/O22と、X線装置の操作パネル内に設けられI/O22を経由して入出力する信号を受け、X線装置を照射準備及び設定されたX線条件によってX線照射させるように信号処理するCPU21とから構成される。
本発明のX線装置は、X線照射用ハンドスイッチにX線照射準備を行わせる信号を送る撮影準備スイッチ3aと、照射準備完了後にX線照射を行わせる信号を送る撮影スイッチ4aと、照射用ハンドスイッチ10の内部に設けられた発光ダイオード搭載プリント基板18からなる照光装置と、照光装置からの光を拡散する光拡散ケース17と、発光した光を遮光する遮光ケース19と、撮影準備スイッチ3a、撮影スイッチ4a、発光ダイオード搭載プリント基板18からの信号をX線装置の操作パネルに入出力するケーブル20と、X線装置の操作パネル内に設けられ照射用ハンドスイッチ10からの各信号を入出力する図4に示すI/O22と、X線装置の操作パネル内に設けられI/O22を経由して入出力する信号を受け、X線装置を照射準備及び設定されたX線条件によってX線照射させるように信号処理するCPU21とから構成される。
本X線装置と従来の装置と異なるところは、従来の装置のハンドスイッチは、図5、図6に示すように、同様に2段操作式のスイッチであるが、操作者は、撮影準備スイッチ33aを操作しX線装置が照射準備完了したとき、または撮影スイッチ34aを操作しX線照射が完了したとき、その確認は操作パネル上の表示部の点灯を見て行われていたが、本X線装置のX線照射用ハンドスイッチでは、撮影準備スイッチ3aを操作しX線装置が照射準備完了したとき、その確認は照射用ハンドスイッチ10の光拡散ケース17の拡散光(緑光)を確認すればよい。また、撮影スイッチ4aを操作し照射を実行し、その期間に光拡散ケース17の拡散光(橙光)を確認すればよい。手元の照射用ハンドスイッチ10で確認できるので被検者の方に集中することができる。
本X線装置の各部の構成について説明する。
撮影準備スイッチ3aは、照射用ハンドスイッチ10の一段目のスイッチで、スイッチを押しているときON状態になり離すと自動的に復帰して元の状態に戻りOFF状態になるデッドマン形のスイッチで、円筒状の照射用ハンドスイッチ10の一端に、撮影スイッチ4aと同心状に設けられ、X線装置の操作パネルにX線照射準備を行わせる信号を送るものである。
撮影スイッチ4aは、照射用ハンドスイッチ10の2段目のスイッチとして撮影準備スイッチ3aの周囲に同心状に設けられたデッドマン形のスイッチで、照射準備完了後にX線照射を行わせる信号を送るものである。
図3に、発光ダイオード搭載プリント基板18の上面図(a)及び側面図(b)を示し、図4に、照射用ハンドスイッチ10の回路図を示す。
照光装置は、照射用ハンドスイッチ10の内部に設けられ、発光ダイオードが搭載された発光ダイオード搭載プリント基板18からなる。照射用ハンドスイッチ10の内部に収納できる寸法のプリント基板18aの周辺上部に、緑発光ダイオード18bと橙発光ダイオード18cを交互に等分に搭載配置したもので、撮影準備スイッチ3aを操作しX線装置が照射準備完了したとき、緑発光ダイオード18bが発光するように抵抗23を挿入し、I/O22とCPU21で回路構成され、また、撮影スイッチ4aを操作しX線照射中に、橙発光ダイオード18cが発光するように抵抗24を挿入し、I/O22とCPU21で回路構成される。そして、照射用ハンドスイッチ10の光拡散ケース17の近傍に設けられる。
光拡散ケース17は、照光装置の発光ダイオード搭載プリント基板18からの光を拡散し、操作者が外部から検知することができるようにしたものである。
遮光ケース19は、発光ダイオード搭載プリント基板18で発光した光を外部に漏らさないように遮光するケースで、内面は反射率の良い材質が用いられ、発光した光を光拡散ケース17の方に反射する。
ケーブル20は、照射用ハンドスイッチ10とX線装置の操作パネルを電気的に接続するもので、常時、照射用ハンドスイッチ10は操作パネルの側面に着脱自在に取付けられ、操作者は照射用ハンドスイッチ10を取り外し手で持って、被検者の方に注意を払って、撮影準備スイッチ3aと撮影スイッチ4aを操作する。そして、X線照射時に撮影準備スイッチ3a、撮影スイッチ4a、発光ダイオード搭載プリント基板18からの信号をX線装置の操作パネルに入出力する
撮影準備スイッチ3aは、照射用ハンドスイッチ10の一段目のスイッチで、スイッチを押しているときON状態になり離すと自動的に復帰して元の状態に戻りOFF状態になるデッドマン形のスイッチで、円筒状の照射用ハンドスイッチ10の一端に、撮影スイッチ4aと同心状に設けられ、X線装置の操作パネルにX線照射準備を行わせる信号を送るものである。
撮影スイッチ4aは、照射用ハンドスイッチ10の2段目のスイッチとして撮影準備スイッチ3aの周囲に同心状に設けられたデッドマン形のスイッチで、照射準備完了後にX線照射を行わせる信号を送るものである。
図3に、発光ダイオード搭載プリント基板18の上面図(a)及び側面図(b)を示し、図4に、照射用ハンドスイッチ10の回路図を示す。
照光装置は、照射用ハンドスイッチ10の内部に設けられ、発光ダイオードが搭載された発光ダイオード搭載プリント基板18からなる。照射用ハンドスイッチ10の内部に収納できる寸法のプリント基板18aの周辺上部に、緑発光ダイオード18bと橙発光ダイオード18cを交互に等分に搭載配置したもので、撮影準備スイッチ3aを操作しX線装置が照射準備完了したとき、緑発光ダイオード18bが発光するように抵抗23を挿入し、I/O22とCPU21で回路構成され、また、撮影スイッチ4aを操作しX線照射中に、橙発光ダイオード18cが発光するように抵抗24を挿入し、I/O22とCPU21で回路構成される。そして、照射用ハンドスイッチ10の光拡散ケース17の近傍に設けられる。
光拡散ケース17は、照光装置の発光ダイオード搭載プリント基板18からの光を拡散し、操作者が外部から検知することができるようにしたものである。
遮光ケース19は、発光ダイオード搭載プリント基板18で発光した光を外部に漏らさないように遮光するケースで、内面は反射率の良い材質が用いられ、発光した光を光拡散ケース17の方に反射する。
ケーブル20は、照射用ハンドスイッチ10とX線装置の操作パネルを電気的に接続するもので、常時、照射用ハンドスイッチ10は操作パネルの側面に着脱自在に取付けられ、操作者は照射用ハンドスイッチ10を取り外し手で持って、被検者の方に注意を払って、撮影準備スイッチ3aと撮影スイッチ4aを操作する。そして、X線照射時に撮影準備スイッチ3a、撮影スイッチ4a、発光ダイオード搭載プリント基板18からの信号をX線装置の操作パネルに入出力する
I/O22は、X線装置の操作パネル内に設けられ、照射用ハンドスイッチ10の撮影準備スイッチ3a、撮影スイッチ4a、発光ダイオード搭載プリント基板18からの信号を変換して、CPU21に入出力する
CPU21は、X線装置の操作パネル内に設けられ、I/O22を経由して入力する撮影準備スイッチ3a(または撮影準備スイッチ3)からの信号を受け、X線照射に必要な準備(X線管の回転陽極を高速回転させる指令、撮影装置のセット指令など)指令を各所に送り、照射準備完了すれば、照射用ハンドスイッチ10の緑発光ダイオード18b(および操作パネル上の撮影準備完了表示部11)に信号を送り、光拡散ケース17を緑色で表示する。そして、撮影スイッチ4a(または撮影スイッチ4)からのX線照射信号を受けて、CPU21は高電圧発生装置に指令を送り、X線管装置に高電圧を印加し、設定されたX線条件によってX線照射を行う。このときCPU21は照射用ハンドスイッチ10の橙発光ダイオード18c(および操作パネル上の撮影中表示部12)に信号を送り、光拡散ケース17を橙色で表示する。
CPU21は、X線装置の操作パネル内に設けられ、I/O22を経由して入力する撮影準備スイッチ3a(または撮影準備スイッチ3)からの信号を受け、X線照射に必要な準備(X線管の回転陽極を高速回転させる指令、撮影装置のセット指令など)指令を各所に送り、照射準備完了すれば、照射用ハンドスイッチ10の緑発光ダイオード18b(および操作パネル上の撮影準備完了表示部11)に信号を送り、光拡散ケース17を緑色で表示する。そして、撮影スイッチ4a(または撮影スイッチ4)からのX線照射信号を受けて、CPU21は高電圧発生装置に指令を送り、X線管装置に高電圧を印加し、設定されたX線条件によってX線照射を行う。このときCPU21は照射用ハンドスイッチ10の橙発光ダイオード18c(および操作パネル上の撮影中表示部12)に信号を送り、光拡散ケース17を橙色で表示する。
次に、本X線装置の操作を、図1を参照しながら、操作パネルの操作とともに説明する。操作者は、まず電源スイッチ1をON状態にする。次に、被検者の撮影部位をみてX線撮影条件を操作パネルで次のように設定する。アナトミカルプログラム機能を有する液晶のタッチパネル2で、撮影術式の選択スイッチによって、通常の透視撮影、立位撮影、水平位撮影のいずれかを選択する。そして、撮影部位選択スイッチによって被検者の撮影部位、例えば、頭部、胸部、腹部、下肢などのいずれかを選択する。そして、撮影方向選択スイッチによって撮影方向、例えば、正面、側面、背面のいずれかを選択する。そして、被検者厚さ選択スイッチによって被検者の撮影部位の厚さを選択する。そして、撮影されるフイルム濃度を所定のレベルに濃度設定スイッチ8で設定する。
上記の設定を行うと、自動的にX線管の管電圧、管電流/管電流時間積、撮影時間が操作パネルに表示される。この値を変更したい時には、管電圧設定スイッチ5、管電流/管電流時間積設定スイッチ6、撮影時間設定スイッチ7、mA/mAs切換スイッチ16、濃度設定スイッチ8によって行うことができる。また撮影術式の変更はタッチパネル2によって行い、自動的にX線管選択表示部9が切替わる。また、X線管焦点の切換は焦点切換スイッチ15で行う。
操作者は、被検者を撮影台に位置させ、操作パネルにケーブル20で接続された照射用ハンドスイッチ10を、操作パネルから取外して手に持ち、被検者の方を向いて、一段目の撮影準備スイッチ3aを押す。X線装置がX線照射準備を行い、一定の時間後、X線照射準備が完了し、照射用ハンドスイッチ10の光拡散ケース17が緑色に光る(同時に、従来から存在する操作パネルの撮影準備完了表示部11が緑色に点灯する)。操作者はそれを確認し、二段目の撮影スイッチ4aを押す。X線照射が行われ、照射用ハンドスイッチ10の光拡散ケース17が橙色に光る(同時に、従来から存在する操作パネルの撮影中表示部12が橙色に点灯する)。操作者はそれを確認し、X線照射が正常に行われたことを知る。操作中に危険の警告を知らせる事態が発生した場合、操作パネルの注意表示部13が赤色に点灯する。また、装置が不具合で設定条件とおり動作しない時には、操作パネルの故障表示部14が赤色で点灯する。上記のX線照射準備およびやX線照射は、また、従来とおりに操作パネルの撮影準備スイッチ3および撮影スイッチ4で行うこともできる。
上記の設定を行うと、自動的にX線管の管電圧、管電流/管電流時間積、撮影時間が操作パネルに表示される。この値を変更したい時には、管電圧設定スイッチ5、管電流/管電流時間積設定スイッチ6、撮影時間設定スイッチ7、mA/mAs切換スイッチ16、濃度設定スイッチ8によって行うことができる。また撮影術式の変更はタッチパネル2によって行い、自動的にX線管選択表示部9が切替わる。また、X線管焦点の切換は焦点切換スイッチ15で行う。
操作者は、被検者を撮影台に位置させ、操作パネルにケーブル20で接続された照射用ハンドスイッチ10を、操作パネルから取外して手に持ち、被検者の方を向いて、一段目の撮影準備スイッチ3aを押す。X線装置がX線照射準備を行い、一定の時間後、X線照射準備が完了し、照射用ハンドスイッチ10の光拡散ケース17が緑色に光る(同時に、従来から存在する操作パネルの撮影準備完了表示部11が緑色に点灯する)。操作者はそれを確認し、二段目の撮影スイッチ4aを押す。X線照射が行われ、照射用ハンドスイッチ10の光拡散ケース17が橙色に光る(同時に、従来から存在する操作パネルの撮影中表示部12が橙色に点灯する)。操作者はそれを確認し、X線照射が正常に行われたことを知る。操作中に危険の警告を知らせる事態が発生した場合、操作パネルの注意表示部13が赤色に点灯する。また、装置が不具合で設定条件とおり動作しない時には、操作パネルの故障表示部14が赤色で点灯する。上記のX線照射準備およびやX線照射は、また、従来とおりに操作パネルの撮影準備スイッチ3および撮影スイッチ4で行うこともできる。
上記の実施例では、発光素子に緑発光ダイオード18b、橙発光ダイオード18cを用いたが、ランプや蛍光表示管を用いても同様に適用することができる。
1 電源スイッチ
2 タッチパネル
3 撮影準備スイッチ
3a 撮影準備スイッチ
4 撮影スイッチ
4a 撮影スイッチ
5 管電圧設定スイッチ
6 管電流/管電流時間積設定スイッチ
7 撮影時間設定スイッチ
8 濃度設定スイッチ
9 X線管選択表示部
10 照射用ハンドスイッチ
11 撮影準備完了表示部
12 撮影中表示部
13 注意表示部
14 故障表示部
15 焦点切換スイッチ
16 mA/mAs切換スイッチ
17 光拡散ケース
18 発光ダイオード搭載プリント基板
18a プリント基板
18b 緑発光ダイオード
18c 橙発光ダイオード
19 遮光ケース
20 ケーブル
2 タッチパネル
3 撮影準備スイッチ
3a 撮影準備スイッチ
4 撮影スイッチ
4a 撮影スイッチ
5 管電圧設定スイッチ
6 管電流/管電流時間積設定スイッチ
7 撮影時間設定スイッチ
8 濃度設定スイッチ
9 X線管選択表示部
10 照射用ハンドスイッチ
11 撮影準備完了表示部
12 撮影中表示部
13 注意表示部
14 故障表示部
15 焦点切換スイッチ
16 mA/mAs切換スイッチ
17 光拡散ケース
18 発光ダイオード搭載プリント基板
18a プリント基板
18b 緑発光ダイオード
18c 橙発光ダイオード
19 遮光ケース
20 ケーブル
Claims (2)
- デッドマン方式によってX線照射を制御するX線照射用ハンドスイッチを備えたX線装置において、ハンドスイッチ本体に照光装置を設けX線装置の状態に応じて発光できるようにしたことを特徴とするX線装置。
- 前記照光装置に複数の発光色を有することを特徴とする請求項1記載のX線装置。
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2003
- 2003-08-22 JP JP2003298747A patent/JP2005065940A/ja active Pending
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