JP7189108B2 - 放射線撮影装置 - Google Patents

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Description

本開示は、放射線撮影装置に関する。
下記特許文献1には、C字型に湾曲したアームにX線源(照射部)とX線検出器(受像部)を搭載したX線撮影装置が記載されている。特許文献1に記載のX線撮影装置は、アームを回転させることにより、X線源とX線検出器の対向関係を維持したまま、X線源を被写体の上下左右の任意の方向に移動させることが可能である。これにより、特許文献1に記載のX線撮影装置は、X線源を被写体の上方に配置し、かつ、X線検出器を被写体の下方に配置して撮影を行ういわゆるオーバーチューブ方式と、反対に、X線源を被写体の下方に配置し、かつ、X線検出器を被写体の上方に配置して撮影を行ういわゆるアンダーチューブ方式の両方の撮影方式に対応することが可能である。
また、特許文献1に記載のX線撮影装置は、X線源とX線検出器のそれぞれに、X線源が照射する照射範囲を示す可視光を発する照射範囲表示部が設けられている。X線源に設けられた第2照射範囲表示部は、X線源のコリメータ内に設けられた光源を備えており、光源の光はコリメータの照射開口を通して被写体に向けて発せられる。これにより被写体上に照射開口に応じた照射範囲が表示される。
また、X線検出器に設けられた第1照射範囲表示部は、レーザ光源を備えており、レーザ光源によってX線源の照射野の周縁を表示する。
このため、特許文献1に記載のX線撮影装置は、X線源を被写体の下方に配置するアンダーチューブ方式で撮影を行う場合でも、被写体の上方に配置されるX線検出器に第1照射範囲表示部が設けられているため、第1照射範囲表示部によって、X線源の照射野を表示することが可能である。
WO2014/148266号公報
アンダーチューブ方式は、手術中の動画撮影に用いられることが多いが、手術中において、可視光による照射野の表示が行われることは少ない。可視光を用いて照射野を表示する主たる目的は、手術を行う処置対象部位に対して照射野を適切に設定するために、放射線の照射を行うことなく確認することにある。また、処置対象部位に対して、針を穿刺する処置を行う場合、又はカテーテルなどの細い管を挿入する処置を行う場合は、処置対象部位の面積が非常に小さい場合がある。
こうした事情を考慮した場合、特許文献1に記載のX線撮影装置には次のような問題があった。すなわち、特許文献1に記載の第1照射範囲表示部は、照射野の周縁を線状のレーザ光で示す方式である。処置対象部位の中心領域に対して照射野を適切に設定する場合、レーザ光を用いて照射野の周縁を線状に示す方式だと、照射野の中心位置が一見して分かりにくい。特に、周縁が線状に示された照射野の面積に対して、処置対象部位の面積が非常に小さい場合、照射野の周縁と照射野の中心位置との間の距離が離れるため、周縁から中心位置を推定しにくく、照射野の中心位置を処置対象部位の中心位置に合わせにくい。照射野の中心位置が処置対象部位の中心位置に合っていないと、照射開口のサイズを調整して照射野を絞った場合、処置対象部位が照射野から外れてしまうおそれもある。
また、被写体の体表面又は手術の際に被写体を覆うシートの外表面など、光が照射される被照射面は平担ではなく起伏がある。被照射面に起伏があると、照射野の周縁を示す線状の光は、被照射面上において起伏にならって屈曲するので、直線的に表示されない。これも、照射野の周縁を表示する方式が照射野の中心位置を把握しにくい理由の一つである。
本開示に係る技術は、オーバーチューブ方式において適切に照射野を示すことが可能であり、かつ、アンダーチューブ方式で撮影を行う場合でも、従来と比べて、放射線の照射前に照射野の中心位置を把握しやすい放射線撮影装置を提供することを目的とする。
本開示の第1態様に係る放射線撮影装置は、放射線を照射する照射部と、照射部が取り付けられ、かつ、放射線を受ける受像部と照射部とを被写体を挟んで対向する位置に取り付けることが可能なアームであって、回転することにより、被写体に対する照射部及び受像部の位置関係を逆転させることが可能なアームと、照射部に設けられ、放射線の照射野を示す可視光を発光する第1光源と、受像部に設けられる第2光源であって、照射部が照射する放射線の照射野の中心位置を示す可視光を発光する第2光源と、を備えている。
第1態様の放射線撮影装置によると、アームを回転させることにより、被写体を挟んで対向する受像部と照射部との位置関係を移動することができる。これにより、被写体を挟んで照射部が下方に配置され、受像部が上方に配置された状態(アンダーチューブ方式)で、放射線を照射することができる。
また、受像部は、照射部が照射する放射線の照射野の中心位置を示す可視光を発光する第2光源を備えている。これにより、アンダーチューブ方式で撮影を行う場合でも、照射野の周縁を示す可視光を発光する従来技術と比較して、放射線の照射前に照射野の中心位置を把握しやすい。
本開示の第2態様に係る放射線撮影装置は、第1態様に係る放射線撮影装置において、照射部は、動画撮影を行うために放射線の継続的な照射が可能である。
課題に記載したとおり、動画撮影を行う際には、静止画撮影を行う場合と比較して、照射野の中心位置を示す必要性が特に高い。第2態様の放射線撮影装置では、受像部に第2光源を備えているため、動画撮影を行う際に照射野の中心位置を示すことができる。
本開示の第3態様に係る放射線撮影装置は、第1態様又は第2態様に係る放射線撮影装置において、第2光源はレーザ光源である。
第3態様の放射線撮影装置では、第2光源がレーザ光源とされている。レーザ光源は、LED光源及びハロゲンランプなどの他の光源と比較して、発散角が狭く、指向性も高い。そのため、1点を示す光、線状又は面状の光を照射しやすく、照射野の中心位置を表示する光源に適している。
本開示の第4態様に係る放射線撮影装置は、第1態様~第3態様のいずれか1態様に係る放射線撮影装置において、第2光源は、可視光として、被写体の表面を線状に照らすビームであって、表面において交差する複数のビームを形成する光源であり、複数のビームの交点で照射野の中心位置を示すことが可能である。
第4態様の放射線撮影装置では、被写体の表面において線状に延びるラインの交点で照射野の中心位置を示すことが可能である。これにより、放射線撮影装置の操作者は中心位置を明確に視認しやすい。また、被写体の表面に起伏がある場合に特に有効である。
本開示の第5態様に係る放射線撮影装置は、第1態様~第4態様のいずれか1態様に係る放射線撮影装置において、第1光源はLED光源である。
第5態様の放射線撮影装置では、第1光源はLED光源とされている。LED光源は、ハロゲンランプなどと比較して小型化が可能である。また、レーザ光源と比較して発散角が広いため、照射野の全領域を照らす光源として適している。
本開示の第6態様に係る放射線撮影装置は、第1態様~第5態様のいずれか1態様に係る放射線撮影装置において、第1光源及び第2光源の少なくとも一方は色を変更することが可能な色可変光源である。
第6態様の放射線撮影装置によると、第1光源及び第2光源の少なくとも一方は色を変更できる。色を変更することにより、放射線撮影装置のユーザにとって視認性の高い色に変更が可能である。
本開示の第7態様に係る放射線撮影装置は、第6態様に係る放射線撮影装置において、色可変光源は、発光する色が異なる複数の発光素子を有する。
第7態様の放射線撮影装置では、色可変光源は、発光する色が異なる複数の発光素子を有する。これにより、単色の発光素子しか備えない場合と比較して、変更できる色の範囲が大きい。
本開示の第8態様に係る放射線撮影装置は、第6態様又は第7態様に係る放射線撮影装置において、被写体の色を検知する色センサを備え、色センサが検知した色に応じて色可変光源の発光する光の色を調整する色調整部を備えている。
第8態様の放射線撮影装置では、色センサが検知した被写体の色に応じて、色調整部が光の色を調整する。これにより、色の変更を簡便に行うことができる。
本開示の第9態様に係る放射線撮影装置は、第1態様~第8態様のいずれか1態様に係る放射線撮影装置において、第1光源及び第2光源の少なくとも一方の光の光量を調整する光量調整部を備えている。
第9態様の放射線撮影装置では、光量調整部が光の光量を調整する。これにより、光を視認性の高い光量に調整できる。
本開示の第10態様に係る放射線撮影装置は、第9態様に係る放射線撮影装置において、環境照度を検知する照度センサを備え、光量調整部は、照度センサが検知した照度に応じて照射野を示す可視光の光量を調整する。
第10態様の放射線撮影装置では、光量調整部は、照度センサが検知した照度に応じて照射野を示す可視光の光量を調整する。これにより、環境照度に応じて視認性が高い光量に調整できる。
本開示によれば、オーバーチューブ方式において適切に照射野を示すことが可能であり、かつ、アンダーチューブ方式で撮影を行う場合でも、従来と比べて、放射線の照射前に照射野の中心位置を把握しやすい放射線撮影装置を提供することができる。
第1実施形態に係る放射線撮影装置を示す全体斜視図である。 第1実施形態に係る放射線撮影装置の側面図である。 図2Aに示す放射線撮影装置のアームを矢印M1方向に回転させた状態を示す側面図である。 図2Aに示す放射線撮影装置のアームを矢印M2方向に回転させた状態を示す側面図である。 第1実施形態に係る放射線撮影装置の正面図である。 図3Aに示す放射線撮影装置のアームを矢印N1方向に回転させた状態を示す側面図である。 図3Aに示す放射線撮影装置のアームを矢印N2方向に180°回転させた状態を示す側面図である。 第1実施形態の放射線撮影装置をオーバーチューブ姿勢で使用している状態を示す断面図である。 第1実施形態の放射線撮影装置における照射部に設けられた第1光源を示す断面図である。 第1実施形態の放射線撮影装置をアンダーチューブ姿勢で使用している状態を示す断面図である。 第1実施形態の放射線撮影装置における受像部に設けられた第2光源を示す断面図である。 第1実施形態の放射線撮影装置における受像部に設けられた第2光源から可視光を照射している状態を示す断面図である。 第1実施形態の放射線撮影装置における受像部に設けられた第2光源から凹凸のある被写体へ可視光を照射している状態を示す断面図である。 第1実施形態の放射線撮影装置の機能的な構成を示すブロック図である。 第2実施形態の放射線撮影装置の機能的な構成を示すブロック図である。 第3実施形態の放射線撮影装置をオーバーチューブ姿勢で使用している状態を示す断面図である。
以下、本開示の第1~第3実施形態に係る放射線撮影装置について、図面を参照して順に説明する。なお、図中において、矢印Xは放射線撮影装置の前後方向、矢印Yは放射線撮影装置の幅方向、矢印Zは鉛直方向を指す。
<第1実施形態>
まず、本開示の第1実施形態に係る放射線撮影装置について、図1~図11を用いて説明する。
(放射線撮影装置の全体構成)
図1に示す本実施形態の放射線撮影装置10は、被写体Hの放射線画像を撮影する装置である。放射線撮影装置10は、例えば、被写体Hの動画撮影及び静止画撮影が可能である。動画撮影は、例えば、手術の際に被写体Hの処置対象部位を動画で表示する場合(透視撮影などとも呼ばれる)に行われる。動画撮影においては、例えば、放射線撮影装置10とは別に設置された図示しないモニタに被写体Hの動画が表示される。もちろん、撮影した動画のデータを放射線撮影装置10のメモリ内に保存することも可能である。また、静止画撮影の場合も、撮影した静止画をモニタに表示したり、放射線撮影装置10内のメモリ内に保存したりすることが可能である。
図1に示すように、放射線撮影装置10は、側面形状がC字形状(円弧形状)とされたアーム12(Cアーム等と呼ばれる)と、支持部14が取り付けられる本体部16と、を有している。なお、以下において、放射線撮影装置10におけるアーム12が設けられている側を放射線撮影装置10の前方、本体部16が設けられている側を放射線撮影装置10の後方とする。
(アームの構成)
アーム12は2つの端部を有しており、アーム12の一端部には照射部18が設けられ、他端部には受像部20が設けられている。アーム12は、照射部18と受像部20とを対向する姿勢で保持することが可能である。
照射部18と受像部20との間には被写体H及び被写体Hが仰臥される寝台Sを挿入可能な間隔が確保されている。すなわち、アーム12には、放射線を受ける受像部20と照射部18とを被写体Hを挟んで対向する位置に取り付けることが可能とされている。なお、以下、アーム12の側面視(図1においてY方向から見る方向)にて、照射部18及び受像部20が設けられている方向をアーム12の前方、支持部14側をアーム12の後方と呼ぶことがある。
また、図2Aに示すように、アーム12は、少なくとも2つの異なる軸線M(Y軸と平行な軸線)又は軸線N(X軸と平行な軸線)を中心として、本体部16に対して回転可能とされている。具体的には、支持部14には、レール22Bが形成されている。一方、アーム12の外周面には、レール22Bに嵌合するレール嵌合部22Aが設けられている。レール22Bは、例えば溝形状であり、凸状のレール嵌合部22Aが嵌合する。レール嵌合部22Aは、アーム12の形状に沿った円弧形状をしている。レール22Bも、アーム12の円弧と同じ半径を持つ円弧形状をしている。
アーム12に形成されたレール嵌合部22Aが支持部14に形成されたレール22Bに沿って摺動することにより、アーム12は、アーム12の円弧中心の軸線Mを回転中心として、支持部14及び本体部16に対して軌道回転可能とされている。
すなわち、図2B、図2Cに示すように、アーム12を軸線M周りに矢印M1方向(図2Bにおける反時計回り)及び矢印M2方向(図2Cにおける時計回り)にそれぞれ軌道回転させることが可能とされている。これにより、アーム12の両端に設けられた照射部18及び受像部20を被写体H(図1参照)の体軸(Y軸と平行な軸)回りに回転させることができる。
また、支持部14は、放射線撮影装置10の前後方向に延びる支持軸24を有しており、この支持軸24は図示しない軸受けを介して本体部16に支持されている。これにより、図3A~図3Cに示すように、支持軸24の軸線Nを回転中心として、支持部14が本体部16に対して軸回転可能とされており、支持部14とともにアーム12も本体部16に対して軸回転可能とされている。
すなわち、図3B、図3Cに示すように、アーム12を軸線N周りに矢印N1方向(図3Bにおける反時計回り)又は矢印N2方向(図3Cにおける時計回り)に軸回転させることが可能とされている。これにより、アーム12の両端に設けられた照射部18及び受像部20の被写体H(図1参照)に対する上下方向(Z軸方向)の位置を反転させることができる。換言すると、アーム12は、回転することにより、被写体Hに対する照射部18及び受像部20の位置関係を逆転させることが可能である。
ここで、図3Aに示す照射部18が受像部20より上に配置されたアーム12の姿勢は、照射部18に含まれる放射線管32(図1参照)が被写体Hの上方に位置するため、オーバーチューブ姿勢などと呼ばれる。一方、図3Cに示す照射部18が受像部20より下に配置されたアーム12の姿勢は、放射線管32が被写体Hの下方に位置するため、アンダーチューブ姿勢と呼ばれる。以下において、アーム12をオーバーチューブ姿勢にした状態で撮影する方式をオーバーチューブ方式といい、アーム12をアンダーチューブ姿勢にした状態で撮影する方式をアンダーチューブ方式という。
オーバーチューブ方式は、アンダーチューブ方式と比較して、照射部18と被写体H(図1参照)との間の距離を広くとることができるため、比較的広範な領域を撮影することが可能である。このため、オーバーチューブ方式は、主に被写体Hの静止画撮影時に用いられる。一方、アンダーチューブ方式は、照射部18から照射される放射線が寝台S等によって一部遮蔽されるため、被写体H(図1参照)の周囲にいる術者や操作者等(図示せず)の被ばく量を低減することができる。このため、アンダーチューブ方式は、放射線の継続的な照射が行われる、被写体Hの動画撮影時に用いられる。
(本体部の構成)
図1に示すように、放射線撮影装置10の本体部16は、下部に複数のキャスター26が取り付けられており、操作者が手で押すことによって例えば手術室内や病棟内等で走行可能とされている。すなわち、本実施形態の放射線撮影装置10は、移動型とされている。
また、本体部16は、照射部18等の放射線撮影装置10の各部を制御する制御装置28と、例えばタッチパネル式の操作パネル30と、を有している。なお、制御装置28の構成については後に詳述する。
操作パネル30は、例えば照射部18等の放射線撮影装置10の各部に操作指示を入力することで各部を操作する操作部として機能するとともに、例えば警告メッセージ、及び受像部20から出力された放射線画像等の各種の情報を表示する表示部として機能する。本体部16は、その他、放射線撮影装置10の電源スイッチ等の図示しない各種のスイッチ、放射線撮影装置10の各部に電力を供給する電源回路、及びバッテリ等を備えている。
(照射部の構成)
照射部18は、焦点位置Rから放射線を発生する放射線管32を有し、放射線を照射する。具体的には、照射部18は、放射線源31と照射野限定器34とを備えている。放射線源31は、放射線を発生する放射線管32を備えている。放射線は例えばX線である。放射線管32は、陰極から発生する電子をターゲット(陽極)に衝突させることにより、放射線を発生する。ターゲットにおいて電子が衝突する位置が、放射線が放射される焦点位置Rとなる。
また、図4にも示すように、放射線源31の下方には照射野限定器34が設けられている。照射野限定器34(コリメータ等とも呼ばれる)は、矩形状の照射開口34A(図1参照)を有している。放射線管32で発生した放射線は、照射開口34Aを通って被写体Hへ照射される。照射野限定器34は、照射開口34Aの開口面積を調整することができる。照射野限定器34は、例えば放射線を遮蔽する4枚の遮蔽板34Bを有している。なお、図4においては、4枚の遮蔽板34Bのうち、X方向に対向する2枚の遮蔽板34Bのみを示している。4枚の遮蔽板34Bは、それぞれの一辺が照射開口34Aの各辺に対応しており、照射開口34Aを画定する。この遮蔽板34Bの位置を変えることにより、照射開口34Aの開口面積が調整され、照射部18から照射される放射線の照射野が変更される。
また、図1に示すように、照射部18は、放射線撮影装置10の幅方向(図1においてY方向)に延びる回転軸36の軸線を回転中心として、アーム12に対して回転可能とされている。
なお、照射部18は、制御信号を送信するための信号線、及び電力供給用の電源線が配線された図示しないケーブルによって、図1に示す本体部16の制御装置28及び図示しない電源回路等に接続されている。
(受像部の構成)
図1に示すように、受像部20は、照射部18と対向する位置である、アーム12の他端部に設けられている。受像部20は、筐体20B内に、画像検出器20C(図7参照)を備えている。受像部20は、照射部18から照射され被写体Hを透過した放射線を受ける受像面20Aを備えている。受像面20Aは、被写体Hの情報が担持された放射線が入射する面であり、画像検出器20Cの検出面に対応する位置に配置されている。
画像検出器20Cは、例えば、デジタルラジオグラフィ(DR;Digital Radiography)方式のフラットパネルディテクタ(FPD;flat panel detector)である。FPDは、複数の画素を2次元に配列した検出面と、画素を駆動するための図示しない薄膜トランジスタ(TFT;thin film transistor)パネルと、を有している。受像面20Aを通じて画像検出器20Cの検出面に放射線が入射する。画像検出器20Cは、入射した放射線を電気信号に変換し、変換された電気信号に基づいて被写体Hを示す放射線画像を出力する。画像検出器20Cとしては、例えば、放射線をシンチレータによって可視光に変換し、変換された可視光を電気信号に変換する間接変換型が使用される。なお、画像検出器20Cとしては、放射線を直接電気信号に変換する直接変換型でもよい。また、受像部20としては、FPDを用いる構成以外でもよく、例えば、イメージインテンシファイア(I.I;Image Intensifier)とカメラを組み合わせた構成を採用することも可能である。
また、受像部20は、制御信号を送信するための信号線、及び電力供給用の電源線が配線された図示しないケーブルによって、本体部16の制御装置28及び図示しない電源回路等に接続されている。
(第1光源)
図4には、オーバーチューブ方式で撮影する場合における、照射部18、被写体H、寝台S及び受像部20の配置の概略が示されている。上述したように、オーバーチューブ方式においては、放射線Xが放射線管32の焦点位置Rから被写体Hに照射されて静止画撮影が行われる。静止画撮影が行われる際には、照射野限定器34の照射開口34Aのサイズが調整され、照射部18から照射される放射線の照射野が変更される。これにより、撮影部位の大きさに合わせた、放射線Xの照射野の調整が行われる。
照射部18には、放射線Xの照射野を示す可視光Lを発光する第1光源50が設けられている。第1光源50は、照射野限定器34の内部に設けられている。
図5に示すように、照射野限定器34の内部には、放射線Xが通過する照射経路上に光学ミラー54が配置されている。光学ミラー54は、可視光Lを反射する一方、放射線Xを透過する。第1光源50は、放射線Xの照射経路から外れた、光学ミラー54の側方に配置されている。光学ミラー54は、第1光源50からの可視光Lを照射経路上の照射開口34Aに向けて反射するように、傾けて配置されている。可視光Lは、放射線Xと同じ照射開口34Aを通過するため、放射線Xと同様に照射野が限定される。このため、可視光Lの照射野と放射線Xの照射野は一致する。
可視光Lは照射開口34Aを通過した後、被写体Hの表面HAへ到達する。これにより、被写体Hの表面HAでの放射線Xの照射野が、可視光Lによって示される。第1光源50は、例えば白色LED(Light Emitting Diode)である。
(第2光源)
図6には、アンダーチューブ方式で撮影する場合における、受像部20、被写体H、寝台S及び照射部18の配置の概略が示されている。アンダーチューブ方式においては、放射線Xが被写体Hの下方から上向きに照射されて動画撮影が行われる。動画撮影が行われる場合も、静止画撮影と同様に、照射野限定器34の照射開口34Aのサイズが調整され、照射部18から照射される放射線の照射野が変更される。これにより、撮影部位の大きさに合わせた、放射線Xの照射野の調整が行われる。
照射部18は、動画撮影を行うために放射線の継続的な照射が可能である。放射線の継続的な照射には、連続して放射線を照射させる連続照射の他、予め設定された細かい時間間隔で短時間の照射を繰り返すいわゆるパルス照射も含まれる。
放射線管32の焦点位置Rと受像面20Aの中心位置O2とは、受像面20Aと平行なX-Y平面内の位置が一致するように配置されている。具体的には、放射線管32は、焦点位置RのZ方向の延長線CL3上に、受像面20Aの中心位置O2が位置するように配置されている。
また、放射線管32の焦点位置Rと照射開口34Aの中心位置も、X-Y平面内の位置が一致するように配置されている。そのため、照射開口34Aを通過した放射線Xの照射野の中心位置と焦点位置RのそれぞれのX-Y平面内の位置が一致する。
受像部20には、照射部18が照射する放射線Xの照射野の中心位置を示す可視光を発光する第2光源60X及び60Yが設けられている。より具体的には、第2光源60X及び60Yが示す放射線Xの照射野の中心位置は、被写体Hの表面HAでの放射線Xの照射野の中心位置である。
なお、以下の説明においては、これらの第2光源60Xと第2光源60Yを総称して第2光源60と称す場合がある。
図7に示すように、第2光源60X及び第2光源60Yは、受像部20の筐体20Bの内部に設けられている。第2光源60X及び第2光源60Yは、例えばレーザ光源である。第2光源60X及び第2光源60Yは、筐体20Bの内部において、画像検出器20Cの外側に配置されている。
第2光源60Xは、受像面20Aの中心位置O2のX方向の延長線CL1上に配置されている。第2光源60Yは、受像面20Aの中心位置O2のY方向の延長線CL2上に配置されている。
図8に示すように、第2光源60Xが発光する可視光Lは、発光点からZ方向に進むにつれて発散するビームLXを形成する。ビームLXは、X方向及びZ方向に沿ったX-Z平面内においては、発光点を頂点とする三角形状をした面状のビームであり、かつ、Z方向から平面視した場合は、被写体Hの表面HAを、X方向に沿って線状に照らすビームである。ラインE1は、ビームLXによって表面HA上に形成されるラインである。
また、第2光源Yが発光する可視光Lは、発光点からZ方向に進むにつれて発散するビームLYを形成する。ビームLYは、Y方向及びZ方向に沿ったY-Z平面内においては、発光点を頂点とする三角形状をした面状のビームであり、かつ、Z方向から平面視した場合は、被写体Hの表面HAを、Y方向に沿って線状に照らすビームである。ラインE2は、ビームLYによって表面HAに形成されるラインである。
ラインE1とラインE2とは互いに交差し、交点E12は、受像面20Aの中心位置O2のZ方向の延長線上に形成される。このように、第2光源60X及び第2光源60Yは、表面HAにおいて交差する複数のビームLX及びビームLYを形成する光源である。上述したように、受像面20Aの中心位置O2は、放射線管32における焦点位置RのZ方向の延長線CL3上に位置している。そのため、交点E12によって、被写体Hの表面HAにおいて放射線の焦点位置Rが示される。
図9に示すように、実際には、被写体Hの表面HAは平坦面でない。例えば、被写体Hの表面HAが体表面である場合は、体表面は曲面であり、当然ながら、起伏がある。また、被写体Hが手術用ドレープで覆われている場合には、表面HAは、手術用ドレープの表面となる。手術用ドレープの表面も平坦面ではなく、体表面の形状に合わせた起伏に加えて、皺等が形成されている。
しかし、図8において示したとおり、ビームLX及びビームLYは、Z-X平面及びZ-Y平面のそれぞれにおいては発光点を頂点とする三角形状の面状のビームであり、Z方向から平面視した場合には、X方向及びY方向のそれぞれに沿って表面HAを線状に照らすビームである。そのため、図10に示すように、表面HAが平坦面でない場合でも、表面HAに形成されるラインE1及びラインE2は、表面HAの起伏に倣いつつ、X方向及びY方向に延びる。そして、各ラインE1及びラインE2の交点E12は、放射線Xの照射野の中心位置に対応する。このように、第2光源60X及び第2光源60Yを用いることで、被写体Hの表面HAの形状に関わらず、被写体Hの表面HAにおいて放射線の照射野の中心位置が示される。
(放射線撮影装置の機能構成)
図10には、放射線撮影装置10の機能構成のうち、第1光源50と、第2光源60X、60Yとを制御するための機能的な構成を中心としたブロック図が示されている。放射線撮影装置10は、制御装置28を備えている。制御装置28は、照射制御部28Aと、光源制御部28Bと、受像制御部28Cと、を備えている。
照射制御部28Aは、照射部18による放射線Xの照射を制御する。受像制御部28Cは、受像部20の画像検出器を制御する。照射制御部28A及び受像制御部28Cは両者が協働することにより、動画撮影及び静止画撮影に伴う制御を実行する。
動画撮影を行う場合は、照射制御部28Aは、照射部18に対して放射線Xの継続的な照射を実行させる。一方、受像制御部28Cは、照射部18の照射に同期して、受像部20の画像検出器20Cを動作させる。動画撮影の場合は撮影条件として、基本的に、照射時間は設定されず、動画撮影の開始及び終了の指示は、操作パネル30を通じて行われる。操作パネル30からの操作指示が照射制御部28Aに入力されると、照射制御部28Aは、予め設定された撮影条件で照射部18から放射線の照射を開始させる。もちろん、操作パネル30以外のフットスイッチなどにより動画撮影の開始及び終了の指示を行えるようにしてもよい。
動画撮影においては、画像検出器20Cは、予め設定されたフレームレートで画像検出動作を繰り返す。画像検出器20Cが出力する画像は、受像制御部28Cの画像取得部28CCに送信される。受像制御部28Cは、受信した画像を、順次、図示しないモニタに出力する。これにより、モニタに被写体Hの動画が表示される。
また、静止画撮影を行う場合は、照射制御部28Aは、静止画用の放射線Xの照射を照射部18に実行させる。静止画撮影において、照射制御部28Aは、照射部18の静止画用照射の照射タイミングに同期して、受像部20の画像検出器20Cを動作させる。静止画撮影の指示は、例えば、受付部28Dに接続された図示しない照射スイッチを通じて行われる。静止画撮影の場合、照射時間は、例えば、数十ミリ秒から数百ミリ秒のオーダである。受付部28Dを通じて照射制御部28Aに対して静止画撮影の指示が入力されると、照射制御部28Aは、予め設定された撮影条件に基づいて照射部18を動作させる。静止画撮影の場合は、撮影条件において照射時間が設定されているため、設定された照射時間が経過すると照射部18の照射は終了する。
画像検出器20Cは、照射が終了すると、検出した画像の出力を開始する。画像検出器20Cが出力する画像は、受像制御部28Cの画像取得部28CCに送信される。画像取得部28CCは、図示しないメモリに取得した静止画のデータを保存する。そして、保存した静止画が、図示しないモニタに表示される。これにより、モニタに被写体Hの静止画が表示される。また、撮影直後に撮影した静止画を確認するために、操作パネル30に静止画を表示してもよい。
また、照射制御部28Aは、図5に示す照射野限定器34の遮蔽板34Bに接続されたモータM(図10参照)を制御して、照射開口34Aのサイズを調整する。照射開口34Aの調整の指示は、操作パネル30から入力される。
光源制御部28Bは、操作パネル30からの点灯指示に基づいて、照射部18に設けられた第1光源50と、受像部20に設けられた第2光源60とを制御する。光源制御部28Bには、操作パネル30からの点灯指示が、受付部28Dを通じて入力される。光源制御部28Bは、第1光源50及び第2光源60のいずれかの点灯指示に基づいて、第1光源50及び第2光源60のいずれかを点灯させる。
(作用)
上記構成による作用を説明する。放射線撮影装置10を用いて、寝台S上の被写体Hの静止画撮影を行う場合は、例えば、図4に示すオーバーチューブ方式で行われる。具体的には、操作者は、照射部18を被写体Hの上方に配置し、受像部20を被写体Hの下方に配置するオーバーチューブ姿勢にアーム12をセットする。静止画撮影の場合は、操作者は、操作パネル30を操作して第1光源50を点灯させる。第1光源50が点灯すると、第1光源50からの可視光Lは、照射開口34Aを通じて被写体Hに照射される。照射開口34Aのサイズが調整されると、照射開口34Aのサイズに応じて可視光Lの照射野のサイズも変化する。
照射開口34Aは放射線Xが照射される開口であるため、第1光源50の可視光Lによって放射線Xの照射野が示される。これにより、操作者は、可視光Lによって放射線Xの照射野を確認することができる。操作者は、可視光Lによって示される照射野を確認しながら、アーム12と被写体Hとの相対的な位置関係、及び照射開口34Aを調整することにより、静止画撮影の照射野を調整する。照射野の調整が終了後、放射線Xを用いた静止画撮影が行われる。照射野が適切な位置及びサイズに設定されているため、所望の撮影部位を示す適切な放射線画像が得られる。
また、放射線撮影装置10を用いて、寝台S上の被写体Hの動画撮影を行う場合は、例えば、図6に示すアンダーチューブ方式で行われる。具体的には、操作者は、照射部18を被写体Hの下方に配置し、受像部20を被写体Hの上方に配置するアンダーチューブ姿勢にアーム12をセットする。動画撮影は手術中に行われる。操作者は、手術を開始する前において、手術を行う処置対象部位に対して動画撮影時の放射線Xの照射野の設定を行う。動画撮影の場合は、操作者は、操作パネル30を操作して第2光源60X及び第2光源60Yを点灯させる。
第2光源60X、60Yが点灯すると、第2光源60X、60Yが発光する可視光Lによって、図8に示すような、ビームLX及びビームLYが形成される。ビームLX及びビームLYは、被写体Hの表面HAを、それぞれがX方向及びY方向に沿って、線状に照らす。これにより表面HA上にラインE1及びラインE2が形成される。ラインE1及びラインE2が交差し、交点E12が放射線Xの照射野の中心位置を示す。
操作者は、この交点E12の位置を確認することにより、放射線Xの照射野の中心位置が処置対象部位の中心位置に一致しているかを確認する。位置がずれている場合は、アーム12の位置を調整する。照射野の中心位置と処置対象部位の中心位置の調整が終了後、必要に応じて照射開口34Aのサイズを調整して、照射野のサイズを調整する。照射野の中心位置と処置対象部位の中心位置とが一致しているため、照射野のサイズを小さく絞った場合でも、処置対象部位の中心位置が照射野から外れてしまうことがない。
こうした照射野の調整が終了後、手術が開始されるとともに、手術と並行して放射線Xを用いた動画撮影が行われる。放射線Xの照射野の中心位置と処置対象部位の中心位置とが一致しているため、動画が表示されるモニタにおいては、処置対象部位の中心位置がモニタの画面の中心位置に表示される。このため、医師は、処置対象部位の状態をモニタで確認しながら手術を行うことができる。
(効果)
以上説明したように、第1実施形態に係る放射線撮影装置10によると、アーム12を回転させることにより、被写体Hを挟んで対向する受像部20と照射部18との位置関係を逆転させることができる(図3A~図3C参照)。これにより、図4に示すオーバーチューブ方式と図6に示すアンダーチューブ方式の撮影が可能である。
図5に示すように、照射部18には、放射線Xの照射野を示す第1光源50が設けられているため、オーバーチューブ方式で静止画撮影を行う場合において、放射線Xを用いた撮影前に、可視光Lによって照射野を確認することができる。そのため、放射線画像の形成に寄与しない無用な放射線Xを用いることなく、適切な範囲に照射野が設定された静止画(放射線画像)を得ることができる。
また、図8に示すように、受像部20には、照射部18が照射する放射線Xの照射野の中心位置を示す可視光を発光する第2光源60を備えている。これにより、アンダーチューブ方式で動画撮影を行う場合でも、照射野の周縁を示す可視光を発する従来技術と比較して、放射線Xの照射前に照射野の中心位置を把握しやすい。
例えば、手術として、処置対象部位に対して、針を穿刺する処置を行う場合、又はカテーテルなどの細い管を挿入する処置を行う場合は、処置対象部位の面積が非常に小さい場合がある。
このような場合は、レーザ光を用いて照射野の周縁を線状に示す従来の方式だと、照射野の中心位置が一見して分かりにくい。特に、周縁が線状に示された照射野の面積に対して、処置対象部位の面積が非常に小さい場合は、照射野の周縁と照射野の中心位置との間の距離が離れるため、周縁から中心位置を推定しにくく、照射野の中心位置を処置対象部位の中心位置に合わせにくい。照射野の中心位置が処置対象部位の中心位置に合っていないと、照射開口の大きさを調整して照射野を絞った場合、処置対象部位が照射野から外れてしまうおそれもある。
これに対して、本開示の技術によれば、第2光源60は照射野の中心位置を示すことができるため、従来と比べて照射野の中心位置を把握しやすく、その結果、照射野の中心位置を処置対象部位の中心位置に合わせやすい。また、照射野の中心位置が処置対象部位の中心位置と合っていれば、照射開口34Aのサイズを調整した場合でも、処置対象部位の中心位置が照射野から外れにくい。このように、本開示の技術によれば、従来と比較して有利な効果が得られる。
また、本例の放射線撮影装置10では、照射部18は、動画撮影を行うために放射線の継続的な照射が可能とされている。動画撮影は、手術中の処置対象部位の撮影として行われる場合が多い。この場合、上述のとおり、照射野の中心位置と処置対象部位の中心位置が一致していることが重要である。本開示の技術は、動画撮影が可能な放射線撮影装置10に特に有効である。なお、静止画撮影においても照射野の中心位置を示すことが必要なケースもある。そのため、本開示の技術を、静止画撮影のみが可能な放射線撮影装置10に適用してもよい。
また、本例の放射線撮影装置10では、第2光源60はレーザ光源である。レーザ光源は、LED光源及びハロゲンランプなどの他の光源と比較して、発散角が狭く、指向性も高い。そのため、1点を示す光、表面HAを線状に照らす光を照射しやすい。そのため、照射野の中心位置を示す可視光を発光する第2光源としてはレーザ光源が好ましい。
また、本例の第2光源60は、図8に示すように被写体Hの表面HAを線状に照らすビームであって、表面HAにおいて交差する複数のビームを形成することによって、複数のビームの交点E12で放射線Xの照射野の中心位置を示すことが可能である。これにより、放射線撮影装置10の操作者は照射野の中心位置を明確に視認しやすい。また、このようなビームは、図9に示すように被写体Hの表面HAに起伏がある場合に特に有効である。
また、本例の放射線撮影装置10では、第1光源50はLED光源とされている。LED光源は、ハロゲンランプなどと比較して小型化が可能である。また、レーザ光源と比較して発散角が広いため、照射野の全領域を照らす場合に有利である。そのため、照射野を示す可視光を発光する第1光源としてはLED光源が好ましい。
なお、本実施形態においては、2つの第2光源60X及び第2光源62Yがそれぞれ発光するビームLX及びビームLYによって、表面HAに2つのラインE1及びラインE2を形成しているが、第2光源60を3つ以上設けてもよい。例えば第2光源60を3つ以上用いて、これらが発光する3つ以上のビームによって形成される3つ以上のラインの交点によって放射線の照射野の中心位置を示してもよい。
<第2実施形態>
次に、本開示の第2実施形態に係る放射線撮影装置40について、図11を用いて説明する。放射線撮影装置40の主な構成は、図1~図10に示す第1実施形態に係る放射線撮影装置10と同様であるため説明は省略し、以下においては相違点を中心に説明する。
(放射線撮影装置の機能構成)
図11に示すように、放射線撮影装置40は、第1光源ユニット52を備えている。第1光源ユニット52は、発光する光の色を変更することが可能な色可変光源の一例である。第1光源ユニット52は、発光する色が異なる複数の発光素子として、赤色LED素子52R、緑色LED素子52G及び青色LED素子52Bの3つの発光素子を備えている。
また、放射線撮影装置40においては、光源制御部28Bは、色可変光源としての光源ユニット52が発光する光の色を変更する。また、光源制御部28Bは、光源ユニット52の光量を調整する。具体的には、光源制御部28Bは、赤色LED素子52R、緑色LED素子52G及び青色LED素子52Bのそれぞれの光量を調整する。
光源制御部28Bは、赤色LED素子52R、緑色LED素子52G及び青色LED素子52Bを選択的に点灯させることで、光の色を、赤色、緑色、及び青色のいずれかに変化させることができる。また、赤色LED素子52R、緑色LED素子52G及び青色LED素子52Bの光量を同じ割合で点灯させると白色光が生成される。また、赤色LED素子52R、緑色LED素子52G及び青色LED素子52Bの光量の割合を調整することにより、各種の色の光が生成される。光源制御部28Bは、赤色LED素子52R、緑色LED素子52G及び青色LED素子52Bのそれぞれの光量の割合を調整することにより、第1光源ユニット52が発光する光の色を変更する。
また、光源制御部28Bは、赤色LED素子52R、緑色LED素子52G及び青色LED素子52Bを選択的に点灯させた状態で、点灯させたLED素子の光量を変化させることにより、光量を調整する。また、光源制御部28Bは、赤色LED素子52R、緑色LED素子52G及び青色LED素子52Bの3つを点灯させている場合は、それぞれの光量を同じ割合で調整することにより、色を変化させずに、光量のみを調整する。
このように、光源制御部28Bは、色可変光源の発光する光の色を調整する色調整部、及び第1光源の光の光量を調整する光量調整部の一例である。こうした色の変更及び光量の調整は、操作パネル30からの操作指示により行われる。
(作用効果)
第2実施形態の放射線撮影装置40によると、第1光源としての第1光源ユニット52は色を変更することが可能である。色を変更することにより、照射野を示す可視光Lの色を、操作者にとって視認性の高い色に変更することが可能である。例えば被写体Hが人の場合は体表面は肌色であるため、可視光Lを人体と識別しやすい色(例えば緑色)とすることで、視認性を向上できる。
また、色可変光源の一例である第1光源ユニット52は、発光する色が異なる複数の発光素子(赤色LED素子52R、緑色LED素子52G及び青色LED素子52B)を有する。これにより、単色の発光素子しか備えない場合と比較して、変更できる色の数が増加する。そのため、被写体の種類及び環境に応じて選択できる色の選択肢が広がる。
また、光量調整部の一例である照射制御部28Aは、第1光源の一例である第1光源ユニット52の光の光量を調整する。これにより、適切な光量に調整することができる。
なお、本実施形態における第1光源ユニット52は、赤色LED素子52R、緑色LED素子52G及び青色LED素子52Bを備えて形成されているが、本発明の実施形態はこれに限らない。
また、色可変光源としての第1光源ユニット52の発光素子の数は、3つに限らず、発光する色が異なる2つ以上の発光素子を有するものであればよい。また、光源の種類はLEDに限定されず、ハロゲンランプや蛍光管等を用いてもよい。また、色可変光源の発光素子は1つでもよい。例えば、発光素子が1つであっても、発光素子と、発光素子が発する光を励起光として、異なる色の蛍光を発する蛍光体とを組み合わせることによって複数の色を生成することが可能である。
また、光源制御部28Bは、第1光源ユニット52の光の色及び光量を調整する例で説明したが、光の色及び光量の少なくとも一方を調整するものであればよい。色及び光量の少なくとも一方を調整することができれば、可視光の視認性を調整できる効果が得られる。
また、光源制御部28Bは、第2光源60の光の色及び光量の少なくとも一方を調整してもよい。第2光源60の光を調整を可能にすることで、被写体H及び環境等に応じて、照射野の中心位置を示す可視光Lの色及び光量を適切に調整することができる。
また、光源制御部28Bは、第1光源ユニット52及び第2光源60の少なくとも一方を制御すればよく、両方を制御しなくてもよい。
<第3実施形態>
次に、本開示の第3実施形態に係る放射線撮影装置42について、図12を用いて説明する。放射線撮影装置42の主な構成は、図1~図10に示す第1実施形態に係る放射線撮影装置10と同様であるが、放射線撮影装置42には、図12に示すように、光センサ70が設けられている。光センサ70は、色センサ72と、照度センサ74とを備えている。
色センサ72は、被写体Hの色(表面HAの色)を検知する色センサの一例であり、照度センサ74は、環境照度を検知する照度センサの一例である。被写体Hの色を検知するために、色センサ72は、例えばカラーイメージセンサと、画像処理部とを有する。カラーイメージセンサとしては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの複数の画素で撮像面が形成されるイメージセンサと、各画素に対応して配置されるマイクロカラーフィルタとが組み合わされたカラーイメージセンサが用いられる。色センサ72は、カラーイメージセンサによって被写体Hの表面HAを撮像し、表面HAをカラー画像として取得できるように配置されている。
色センサ72の画像処理部は、カラー画像を解析することにより表面HAの色を検知する。色センサ72は、検知した表面HAの色を光源制御部28Bに送信する。
また、照度センサ74は、放射線撮影装置42が設置される室内の環境の照度である環境照度を検知する。「環境照度」とは、被写体Hの表面HAを照らす環境光の照度である。「環境光」とは、放射線撮影装置42が設置された室内を照らす照明機器等から発生する光の他、手術室に設けられる無影灯の光等を含む。照度センサ74は、検知した照度を光源制御部28Bに送信する。
光源制御部28Bは、色センサ72が検知した被写体Hの色に応じて、色可変光源(第1光源50及び第2光源60のうちの少なくとも一方)の色を変更する。また、光源制御部28Bは、照度センサ74が検知した照度に応じて照射野を示す第1光源50及び第2光源60のうちの少なくとも一方の光量を調整する。
具体的には、第2実施形態と同様に、光源制御部28Bは、色可変光源の可視光Lの色を、被写体Hの表面HAの色と識別しやすい色に変更する。これにより、可視光Lの視認性を向上できる。また、光源制御部28Bは、例えば、環境照度が高い場合は可視光Lの照度も高くなるように、環境照度に応じて色可変光源の光量を調整する。
以上説明したように、第3実施形態に係る放射線撮影装置42においては、色センサ72が検知した被写体Hにおける表面HAの色に応じて、色調整部の一例である光源制御部28Bが光の色を調整する。第2実施形態と異なり、第3実施形態では、色センサ72及び照度センサ74を用いているため、第2実施形態と比較して、色及び光量の変更を簡便に行うことができる。
なお、第3実施形態において、色センサ72及び照度センサ74の両方を用いて、色と光量の両方を調整する例で説明したが、必ずしも両方を調整しなくてもよく、例えば色センサ72及び照度センサ74の少なくとも一方を用いて、色及び光量の少なくとも一方を調整する態様でもよい。
上記各実施形態において、第1光源50としてLED光源を例に、第2光源60としてレーザ光源を例に説明したが、光源の種類はこれらに限られない。例えば、第1光源50としてハロゲンランプを用いてもよいし、第2光源60にLED光源を用いてもよい。もちろん、上述したとおり、第1光源50としてはLED光源が好ましく、第2光源60としてはレーザ光源が好ましい。
また、第2光源60として、被写体Hの表面HAを線状に照らすビームを形成する光源の例で説明したが、照射野の中心位置を点状に示すスポット光を照射する光源でもよい。もちろん、上述のとおり、第2光源60として、被写体Hの表面HAを線状に照らすビームを形成する光源を用いることで、図9に示したように表面HAに起伏があっても、照射野の中心位置を正確に示すことができる。そのため、第2光源60としては、上記実施形態で示したレーザ光源を用いることが好ましい。
また、上記各実施形態において、アーム12として、側面形状がC字形状のCアームを例に説明したが、側面形状がU字形状のUアームでもよい。Uアームも、Cアームと同様に、照射部18と受像部20等を対向する姿勢で保持することが可能である。
また、上記実施形態において、受像部20は、アーム12に着脱不能に取り付けられていてもよいし、アーム12に着脱可能に取り付けられていてもよい。また、受像部20を、画像検出器と画像検出器を着脱可能に収容する収容部とで構成することにより、収容部をアーム12に取り付けた状態で画像検出器のみを取り外せるようにしてもよい。この場合において、収容部は、アーム12に対して着脱不能でもよいし、アーム12に対して着脱可能でもよい。このようにアーム12に対して少なくとも画像検出器を着脱可能とすることで、例えば、異なる画面サイズの画像検出器を選択的に使用することが可能となる。
なお、放射線としてX線を例に説明したが、X線に限らず、γ線等であってもよい。
上記各実施形態において、照射制御部28A、光源制御部28B、及び受像制御部28Cといった各種の処理を実行する処理部(Processing Unit)のハードウェア的な構造としては、次に示す各種のプロセッサ(Processor)を用いることができる。各種のプロセッサには、上述したように、ソフトウェアを実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPUに加えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
1つの処理部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせ、及び/又は、CPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。
複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、1つ以上のCPUとソフトウェアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)を用いることができる。
10、40、42 放射線撮影装置
12 アーム
14 支持部
16 本体部
18 照射部
20 受像部
20A 受像面
20B 筐体
20C 画像検出器
22A レール嵌合部
22B レール
24 支持軸
26 キャスター
28 制御装置
28A 照射制御部
28B 光源制御部
28C 受像制御部
28CC 画像取得部
30 操作パネル
31 放射線源
32 放射線管
34 照射野限定器
34A 照射開口
34B 遮蔽板
36 回転軸
38 取付板
50 第1光源
52 第1光源ユニット
52B 青色LED素子(発光素子)
52G 緑色LED素子(発光素子)
52R 赤色LED素子(発光素子)
54 光学ミラー
60、60X、60Y 第2光源
70 光センサ
72 色センサ
74 照度センサ
E1 ビーム
E2 ビーム
E12 ビームの交点
H 被写体
HA 表面
L 可視光
LX 可視光
LY 可視光
O2 受像面の中心位置
P1 放射線画像
P2 カラー画像
R 焦点位置
S 寝台
X 放射線

Claims (9)

  1. 放射線を照射する照射部と、
    前記照射部が取り付けられ、かつ、前記放射線を受ける受像部と前記照射部とを被写体を挟んで対向する位置に取り付けることが可能なアームであって、回転することにより、前記被写体に対する前記照射部及び前記受像部の位置関係を逆転させることが可能なアームと、
    前記照射部に設けられ、前記放射線の照射野を示す可視光を発光する第1光源と、
    前記受像部に設けられる第2光源であって、前記照射部が照射する前記放射線の照射野の中心位置を示す可視光を発光する第2光源と、
    を備え、
    前記第2光源は、前記可視光として、前記被写体の表面を線状に照らすビームであって、前記表面において交差する複数のビームを形成する光源であり、
    前記複数のビームの交点で前記照射野の中心位置を示すことが可能である、
    放射線撮影装置。
  2. 前記照射部は、動画撮影を行うために前記放射線の継続的な照射が可能である請求項1に記載の放射線撮影装置。
  3. 前記第2光源はレーザ光源である、
    請求項1又は2に記載の放射線撮影装置。
  4. 前記第1光源はLED光源である、
    請求項1~の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
  5. 前記第1光源及び前記第2光源の少なくとも一方は色を変更することが可能な色可変光源である、
    請求項1~の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
  6. 前記色可変光源は、発光する色が異なる複数の発光素子を有する、
    請求項に記載の放射線撮影装置。
  7. 被写体の色を検知する色センサを備え、
    前記色センサが検知した色に応じて前記色可変光源の発光する光の色を調整する色調整部を備えている、
    請求項5又は6に記載の放射線撮影装置。
  8. 前記第1光源及び前記第2光源の少なくとも一方の光の光量を調整する光量調整部を備えている、
    請求項1~の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
  9. 環境照度を検知する照度センサを備え、
    前記光量調整部は、前記照度センサが検知した照度に応じて前記照射野を示す可視光の光量を調整する、請求項8に記載の放射線撮影装置。
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