JP2019000460A - 放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 放射線の照射範囲を適切な範囲に遮蔽することで、被写体の被曝線量を低減することができる放射線撮影装置を提供する。【解決手段】 本発明に係る放射線撮影装置は、照射手段から照射された放射線を検出する検出手段と、前記照射手段と前記検出手段とを前記被写体の周りで回転させ、前記放射線に基づく被写体の画像を撮影する撮影手段と、前記画像における前記被写体の輪郭によって特定される前記放射線の照射範囲に、前記放射線を遮蔽する遮蔽手段の位置を制御する制御手段と、を備える。【選択図】 図1
Description
本発明は、放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影方法、及びプログラムに関する。
乳がんの放射線検査装置として、マンモグラム装置が標準的に使用されている。しかし、マンモグラム装置では、乳腺構造や脂肪と重なっている病変の検出能向上のため、乳房を圧迫して撮影が行われるが、患者が乳房圧迫に伴う痛みを訴えることが多い。また、デンスブレスト(乳腺の多い乳房)の場合には、病変部と乳腺構造が重なりあって病変検出の感度や特異度が低下することなどの欠点が知られている。
マンモグラムの欠点を補う技術として、乳房専用CT装置が注目されている。この装置は、乳房の3D画像を提供することにより、乳房を圧迫せずに、病変部と乳腺構造を空間的に分離して観察できる。
一方、乳房専用CT装置の欠点は、マンモグラムより被爆線量が増加することである。特に、乳房は放射線に対する感度が高い部位であるため、撮影に寄与しない散乱線からの被爆線量を必要最小限に抑えることが求められている。散乱線からの被爆線量の低減の方法の1つとしては、照射範囲を絞る方法が考えられる。
乳房専用CT装置において、乳房が乳房保持部を備えたガントリー内に挿入され、圧迫を伴わずに乳房保持部に配置される場合を考える。この場合、乳房が常に放射線発生装置と放射線撮影装置の回転中心に配置されていれば、走査中のSOD(Source to Object Distance)が一定となるため、照射範囲サイズは一定であればよい。
しかし、装置の設計上、乳房保持部が回転中心に設置できない場合や、重力などにより乳房が垂下することにより、乳房の形状が回転中心から変位する場合は、必要な照射範囲サイズは一定ではなく、撮影角度により変化する。また、乳房の垂下量やサイズは患者ごとに異なることから、不要な被曝を回避するために、必要な照射範囲は患者ごとに最適化される必要性がある。
特許文献1では、被写体内の関心領域に照射範囲を調整するための手段として放射線撮影画像を用いているが、乳房の撮影では可能な限り乳房への被爆線量を低減することが望ましく、最適な手段とはいえない。被写体の乳房に対し放射線曝射によらずに最適な照射範囲を設定する手段が求められる。
本発明に係る放射線撮影装置は、照射手段から照射された放射線を検出する検出手段と、前記照射手段と前記検出手段とを前記被写体の周りで回転させ、前記放射線に基づく被写体の画像を撮影する撮影手段と、前記画像における前記被写体の輪郭によって特定される前記放射線の照射範囲に、前記放射線を遮蔽する遮蔽手段の位置を制御する制御手段と、を備える。
本発明によれば、放射線の照射範囲を適切な範囲に制限することで、被写体の被曝線量を低減することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
本実施形態では、本撮影の前に被写体の位置を計測し、その計測結果に基づいて適切な照射範囲を設定する場合のコーンビームCT装置の構成例を説明する。図1は実施形態における放射線撮影システム及び放射線撮影装置の概略を示す図である。実施形態に係る放射線撮影装置100は、図1に示すように、放射線発生部101、放射線撮影部102、被写体測定部103、被写体保持部104、制御部105、及びコンソールPC106を有する。
放射線発生部101は、設定された管電圧、管電流、及び照射時間に応じた放射線を照射する放射線発生源(照射部)である。放射線撮影部102は、照射された放射線信号に基づいて画像を生成する撮影装置である。放射線撮影部102は、放射線発生部101から照射され、被写体保持部104に保持された被写体を透過した放射線信号に基づき、放射線画像データを生成し、制御部105へ放射線画像データを送信する。
放射線発生部101と放射線撮影部102は、相互が対向する向きで回転フレームに共に取り付けられており、それぞれが制御部105と通信することができる。放射線撮影部102は、放射線管球(照射部)201と撮像パネル(検出部)203とを被写体の周りで回転させ、放射線に基づく被写体の画像を撮影する。
被写体測定部103は、制御部105からの要求に応じて、被写体の位置及びサイズなどの被写体情報を取得し、制御部105へ被写体情報を提供する。被写体保持部104は、被写体である乳房を保持する。被写体保持部104は、駆動系を有し、被写体の位置を調整する機構を有してもよい。
制御部105は、放射線発生部101、放射線撮影部102、被写体測定部103、被写体保持部104、及びコンソールPC106と通信することができ、放射線撮影装置100全体の動作制御を行う。また、制御部105は、放射線撮影部102から被写体の360度方向の2D画像データを受け取り、再構成演算を行ったり、再構成演算をコンソールPC106で行う場合は、2D画像データをコンソールPC106へ送信したりする。
コンソールPC106は、ユーザーからの入力情報を制御部105へ送信するとともに、被写体の3D画像データを出力する。再構成演算をコンソールPC106で行う場合は、コンソールPC106は、制御部105から受け取った被写体の360度方向の2D画像データに基づいて再構成演算を行い、3D画像データを作成する。また、コンソールPC106は、3D画像データを圧縮し、PACS(Picture Archiving and Communication Systemの略。院内画像管理システム。)などに適宜送信する。
次に、図2を用いて放射線撮影装置100の構成を詳細に説明する。放射線発生部101は、放射線管球201及び可動コリメータ202を有する。放射線管球201は、加速された電子からの制動放射による放射線や金属内のK殻電子を弾き飛ばすことによる特性放射線を用いて、放射線パルスを発生させる。具体的には、真空中に封入したフィラメントと金属ターゲット間に高電圧をかけることで、放射線パルスの発生が実現される。フィラメントを加熱することにより発生した熱電子を高電圧で加速させ、金属ターゲットに衝突させることで、放射線を発生させる。
金属ターゲットとしては、例えば、タングステンやモリブデンなどの原子番号が大きく、融点が高い元素が用いられる。放射線管球201は、可視光ランプを有する。可視光ランプは、放射線管球201の焦点から照射される放射線の照射範囲に相当する範囲に可視光を照射することで、放射線の照射範囲を示す。
可動コリメータ202は、線減弱係数の大きい板状の遮蔽部材280−1,280−2,281−1,281−2を含む。図3(a)のように、4枚の遮蔽部材280−1,280−2,281−1,281−2が4辺を形成するように配置され、対向する2枚の遮蔽部材がそれぞれX−Y軸方向及びZ方向に開閉することにより、可動コリメータ202は放射線の照射範囲を調整する。可動コリメータ(遮蔽部)202は、放射線を遮蔽する遮蔽部材を遮蔽方向に開閉することにより、放射線を遮蔽する。また、可動コリメータ202は、遮蔽部材を収納する筐体を有する。
また、図3(b)のように、複数の可動コリメータ202−1,202−2,202−3が放射線の照射方向に配置されてもよいが、照射範囲の調整を単純かつ合理的に行うため、それぞれのコリメータの遮蔽部材が協調して動作する必要がある。
遮蔽部材280−1,280−2,281−1,281−2は、それぞれの方向に移動可能で、駆動系に接続されて自動的に移動してもよい。また、対向する遮蔽部材(遮蔽部材280−1,280−2と遮蔽部材281−1,281−2)は、反対方向に同時に等距離移動してもよいし、独立方向に独立距離移動してもよい。このような構成の可動コリメータ202は、放射線管球201から発生した放射線を撮像パネル(検出部)203において2次元的にかつ部分的に遮蔽し、放射線の照射範囲を目的の範囲に制限することができる。
放射線撮影部102は、撮像パネル203と制御基板204を有する。撮像パネル203は、撮影範囲に照射された放射線に応じた電気信号を出力する撮像素子を含む各画素をアレイ状(2次元平面状の領域)に配置している。撮像パネル(検出部)203は、照射する放射線発生源(照射部)から照射された放射線を検出し、撮影範囲に照射された放射線を検出する。
撮像素子には、放射線信号を可視光信号に変換する蛍光体が配置されており、各画素の光電変換素子は、蛍光体により変換された可視光を電荷に変換し、各画素のキャパシタが電荷の蓄積を行う。例えば、撮像パネル203の蛍光体としては、ヨウ化セシウム(CsI)にタリウム(Tl)が添加されたCsI:Tlやテルビウム賦活希土類硫化物系蛍光体(例えば、G2O2S:Tb)などを用いることができる。蓄積された電荷は、電荷読み出し回路によって2Dの電気信号、すなわち2D画像データに変換され、アンプICにより増幅されて制御手段207へ送られる。
制御基板204は、アンプIC、電荷読み出し回路、電圧供給回路、クロック回路、及びFPGAなどから構成され、撮像パネル203へのバイアス電圧、ゲート電圧の供給、電気信号の増幅、及び電気信号の読み出し(マトリックス駆動)などを制御する。放射線発生部101と放射線撮影部102は、対向するように回転フレームに配置されており、回転フレームの角度にかかわらず、放射線発生部101から照射された放射線が放射線撮影部102に入射される配置となっている。
被写体測定部(測定部)103は、被写体測定手段205を有し、撮影範囲における被写体の位置又はサイズを測定する。被写体測定手段205は、最適な照射範囲を設定するために必要な、被写体の位置情報やサイズ情報などを提供する。被写体測定手段205は、放射線撮影によらない測定手段であればよい。
被写体測定手段205は、撮影範囲における被写体の画像を撮影する。被写体測定手段205は、放射線によらずに被写体の画像を撮影する。例えば、被写体測定手段(撮影部)205は、可視光カメラや赤外線カメラによる測定手段が考えられる。可視光カメラを用いた被写体測定手段の場合は、被写体測定部103は、被写体である乳房を撮影し、撮影した画像データを制御部105へ送信する。
被写体測定部103は、放射線発生部101と放射線撮影部102を結ぶ線の延長線上付近に配置されればよく、放射線発生部101側に配置してもよいし、入射放射線に干渉しなければ放射線撮影部102側に配置してもよい。また、被写体測定部103は、その他の位置に配置されてもよい。ただし、放射線撮影部102側に配置する場合やその他の位置に配置する場合は、放射線発生部101側から見たサイズに換算が必要となる。
例えば、被写体測定部103は、放射線管球201や可動コリメータ202の筐体に取り付けられてもよいし、回転フレーム上に取り付けられてもよい。図4に被写体測定手段205の取り付け例を示す。図4では、放射線管球201の側面に被写体測定手段205が取り付けられている。つまり、被写体測定手段205は、放射線発生部101と放射線撮影部102とを撮影範囲の周りで回転させる回転フレームに設置されている。
被写体保持部104は、被写体保持手段206を有する。被写体保持手段206は、放射線画像への影響を最小限にするため、線減弱係数が可能な限り小さい元素で構成されることが望ましい。被写体保持手段206の具体的な実現手段としては、例えば、半円筒状の断面を持ち、乳房に下側から接触して乳房を支える構造が考えられる。被写体保持手段206は、乳房の位置を調整できるように可動式であってもよい。
例えば、患者の体型に応じて、乳房が存在する患者の胸部付近に被写体保持手段206を移動できるように、駆動系が備えられてもよい。また、被写体の位置が調整できる場合は、位置計測手段を有し、被写体の位置情報が制御部105へ送信されるようにしてもよい。
制御部105は、制御手段207、記憶手段208、及び画像処理手段209を有する。制御手段207は、放射線画像の撮影中に放射線管球201と放射線撮影部102から撮影角度情報を受け取り、撮影角度情報に基づいて、回転フレームの回転動作のフィードバック制御を行う。また、制御手段207は、放射線管球201及び放射線撮影部102内の制御基板204の動作制御を行い、各撮影角度での放射線照射、放射線画像撮影、及び画像送信を制御する。また、制御手段207は、撮影角度情報を画像処理手段209に送信する。
後述の通り、撮影角度情報は再構成演算に用いられる。さらに、被写体測定手段205から受け取った被写体情報に基づいて、制御手段207は、撮影角度の時に最適な照射範囲を演算し、その演算結果に基づいて可動コリメータ202の開口を制御する。
制御手段207は、画像における被写体の輪郭によって特定される放射線の照射範囲に、放射線を遮蔽する可動コリメータ(遮蔽部)202の位置を制御する。被写体の位置又はサイズに基づいて、被写体の輪郭から所定の距離まで放射線の照射範囲を制限するために、放射線を遮蔽する可動コリメータ(遮蔽部)202の位置を制御する。また、制御手段207は、コンソールPC106の入力手段210から撮影に関する条件を受け取り、各種制御に用いる。
記憶手段208は、撮像パネル203から各撮影角度の2D画像データを受け取り、撮影が終了するまでデータを溜めた後、画像処理手段209へ送信する。再構成演算が逐次再構成の場合は、各撮影角度の2D画像データが送信され次第、記憶手段208は、画像処理手段209へデータを順次送信する。画像処理手段209は、撮影角度情報を制御部105から受け取り、各撮影角度における2D画像データを記憶手段208から受け取る。画像処理手段209は、撮影角度情報と2D画像データに基づいて再構成演算を行い、3D画像データを生成する。
コンソールPC106は、入力手段210と出力手段211を有する。入力手段210は、ユーザーからの入力により各種撮影条件を取得する。出力手段211は、画像処理手段209から送信された3D画像データを、ビューアーソフトを通じてユーザーに対して表示する。
次に、図5を用いて、本実施形態に係る放射線撮影装置100の処理の流れを説明する。まず、ステップS301において、放射線撮影装置100に電源が投入され、処理が開始される。具体的には、放射線管球201、可動コリメータ202、放射線撮影部102、被写体測定手段205、被写体保持手段206の駆動系、制御手段207、及びコンソールPC106に電源が投入される。
このとき、放射線管球201は、制御手段207との通信チェック、回転陽極の作動チェック、管電圧のチェック、及び管電流のチェックを行う。可動コリメータ202は、駆動系の動作確認と可動範囲に遮蔽部材280,281を動かせるかどうかの動作確認を行う。放射線撮影部102内の制御基板204は、制御手段207との通信チェックを行った後、立ち上がり時の準備駆動を開始し、撮像パネル203の出力特性が安定するまで準備駆動を継続させる。一定時間経過後、制御基板204は、制御部105に対して撮影可能のステータス信号を送信する。
被写体測定手段205は、制御手段207との通信チェックを行った後、放射線管球201のシャッターを閉めた状態でダーク撮影を行い、規定の出力が出ているかどうかを確認する。また、回転フレームが準備動作として放射線撮影装置100の起動時に回転する場合、被写体測定手段205が回転フレームの所定の回転角度で可視光画像を撮影する。そして、被写体測定手段205が画像データを制御手段207に送信して、回転フレームの正常動作の確認と放射線撮影装置100の撮影範囲に異物が配置されていないかを確認してもよい。
被写体保持手段206は、制御手段207との通信チェックを行った後、駆動系により予め設定されたデフォルト位置まで移動する。制御手段207は、放射線管球201、可動コリメータ202、撮像パネル203、制御基板204、被写体測定手段205、被写体保持手段206、及びコンソールPC106との間で通信チェックを行う。その後、制御手段207は、回転フレームを回転させ、回転フレームが正常に回転できること、及び回転フレームの回転を干渉するものがないことをチェックする。
この場合、被写体測定手段205である可視光カメラ又は別の可視光カメラが放射線撮影装置100内部を撮影した可視光画像から装置内の干渉物の存在をチェックしてもよい。
その後、回転フレームが予め設定されたデフォルト位置に移動する。コンソールPC106は、コントロールアプリケーションを起動させた後、制御手段207との通信チェックを行う。
ステップS302において、被写体である乳房の設置及び位置合わせが行われる。図4に示すように、患者を放射線撮影装置100の開口部の前に誘導し、乳房が開口部から装置内に挿入される。開口部から装置内に挿入された乳房は、半円筒状の断面を持つ被写体保持手段206上に設置される。この時、被写体保持手段206を患者の乳房位置に合わせるために、放射線撮影装置100の操作パネルから、被写体保持手段206の位置が調整されてもよい。乳房及び胸壁の関心領域が撮影領域内に適切に収まるように乳房の位置が調整される。
ステップS303において、放射線撮影に先立ち、設置された乳房に最適な照射範囲を設定するため、被写体測定手段205がステップS302で設置された乳房を撮影し、乳房の位置及びサイズを測定する。図4のように、放射線管球201が上部に来る場合(撮影角度:0°)、下部に来る場合(撮影角度:180°)、及び左右に来る場合(撮影角度:±90°)の計4つの撮影角度を含むように、回転フレームを360°回転させて静止画又は動画像を撮影する。
図6は、撮影角度0°、180°、及び±90°における可視光カメラの画像例を示す図である。放射線管球201から見たときに、撮影角度0°では、乳房は回転軸より遠くに配置されており、被写体測定手段205である可視光カメラが撮影した乳房のサイズは、乳房が回転軸に配置される場合に比べて小さくなる。一方、撮影角度180°では、乳房は回転軸より近くに配置されており、被写体測定手段205である可視光カメラが撮影した乳房のサイズは、乳房が回転軸に配置される場合に比べて大きくなる。
図7を用いて、可動コリメータ202の開閉による照射範囲の調整について説明する。図7(a)に示すように、放射線が照射される放射線管球201の焦点から放射線撮影部102までの距離D、放射線撮影部102のサイズLd、放射線が照射される放射線管球201の焦点から可動コリメータ202までの距離f、及び放射線撮影部102のサイズLdを照射範囲とする遮蔽部材281の開口サイズCdは、既知である。
なお、制御手段207は、放射線撮影部102(撮像パネル203)において所定の基準照射範囲を設定し、放射線撮影部102のサイズLdは、可動コリメータ202の可動方向(遮蔽方向)における基準照射範囲の長さであればよい。開口サイズCdは、基準照射範囲に放射線を制限する可動コリメータ(遮蔽部)202の位置から算出される。
基準照射範囲の長さは、放射線撮影部102(撮像パネル203)上に配置されたマーカーであって、被写体測定手段205により認識可能なマーカー間の長さであってもよい。この場合、開口サイズCdは、マーカー間を照射範囲とする遮蔽部材281の開口サイズとなる。この場合、式(1)が成り立つ。
D:Ld=f:Cd ・・・・・(1)
また、放射線管球201と放射線撮影部102は、回転フレームに固定されているため、距離D及びサイズLdは固定値である。したがって、被写体測定手段205である可視光カメラが撮影した画像において、放射線撮影部102のサイズLDは、回転フレームの撮影角度にかかわらず一定となる。
図7(b)に示すように、被写体保持手段206に乳房を設置する。乳房サイズをLmとし、被写体測定手段205である可視光カメラが撮影した画像における乳房サイズをLMとする。また、乳房サイズLmを照射範囲とする遮蔽部材281の開口サイズをcとする。つまり、遮蔽部材281の開口サイズをcとすれば、乳房サイズLmの乳房を撮影することができ、遮蔽部材281の開口サイズを最小限にすることができる。
図8に示すように、乳房サイズLMは、例えば、画像の出力値を予め決められた閾値で二値化し、乳房の輪郭を特定することにより算出されてもよいし、他の方法により算出されてもよい。ユーザーが意図する所定の乳房の輪郭が収まる最小開口サイズによる照射範囲のエッジが照射範囲エッジとなる。
被写体測定手段205である可視光カメラが撮影した画像内の乳房サイズLMから可動コリメータ202の開口サイズcを決定する。式(2)により、画像内の放射線撮影部102のサイズLD、放射線撮影部102の外形を照射範囲サイズとする遮蔽部材281の開口サイズCdから、開口サイズcが算出される。
c=LM/LD×Cd ・・・・・(2)
画像内の放射線撮影部102のサイズLDは、可動コリメータ202の遮蔽方向における画像内の基準照射範囲の長さであればよい。画像内の乳房サイズLMは、可動コリメータ202の遮蔽方向における画像内の被写体の長さであればよい。
制御手段207は、基準照射範囲に放射線を遮蔽する可動コリメータ202の位置、可動コリメータ202の遮蔽方向における画像内の基準照射範囲の長さLD、及び可動コリメータ202の遮蔽方向における画像内の被写体の長さLMに基づいて、開口サイズcを算出する。
式(2)のように、制御手段207は、画像内の被写体の長さLMを、画像内の基準照射範囲の長さLDで除算し、基準照射範囲に対応する可動コリメータ202の遮蔽方向の変位Cdを積算する。これにより、被写体の輪郭から所定の距離まで放射線の照射範囲を制限する可動コリメータ202の位置が算出される。
また、乳房サイズLMが回転フレームの撮影角度に依存するため、開口サイズcは回転フレームの撮影角度に依存する。この場合、回転フレームの撮影角度に応じて開口サイズcを変化させてもよいし、回転フレームの撮影角度による開口サイズcの最大値cmaxに開口サイズを固定してもよい。制御手段207は、所定の撮影角度から撮影された画像に基づいて、撮影角度から撮影される放射線画像において、被写体の輪郭から所定の距離まで放射線の照射範囲を制限する。
上記は、遮蔽方向がZ軸方向(回転フレームの回転軸方向)である場合の説明であるが、同様に、X−Y軸方向の可動コリメータ202の開口サイズを算出することができる。また、可動コリメータ202が複数の方向に開口可能であれば、それぞれの開口方向における開口サイズを算出することができる。
また、対向する遮蔽部材(遮蔽部材280−1,280−2と遮蔽部材281−1,281−2)が反対方向に同時に等距離移動する場合は、可動コリメータ202の開口サイズの中心(開口中心)を乳房中心に合致させてもよい。
例えば、図6(c),(d)に示すように、X−Y軸方向で同時に撮影中心から等距離移動する遮蔽部材280−1,280−2の開口サイズを調整する場合、回転フレームの撮影角度に応じて乳房中心が変化する。この場合、可動コリメータ202の開口サイズに加えて、可動コリメータ202の開口中心も調整する。
制御手段207は、被写体測定手段205の画像における被写体の乳房中心(基準位置)が画像の撮影角度に応じて変化する場合、基準位置の変位に応じて、可動コリメータ202の位置を調整する。
被写体測定手段205である可視光カメラが撮影した画像における撮影中心と乳房中心との変位をGとすると、可動コリメータ202の開口中心は、式(3)に従って、変位Gを修正する方向にΔc移動すればよい。
Δc=G/LD×Cd
このように、制御手段207は、基準位置の遮蔽方向の変位Gを、画像内の基準照射範囲の長さLDで除算し、基準照射範囲に対応する可動コリメータ202の遮蔽方向の変位Cdを積算する。これにより、制御手段207は、修正値Δcを算出し、被写体の輪郭から所定の距離まで放射線の照射範囲を制限する可動コリメータ202の位置を調整する。
なお、乳房中心は、可視光カメラが撮影した画像における照射範囲エッジの中心線である。変位G及び修正値Δcは回転フレームの撮影角度に依存する。この場合、回転フレームの撮影角度に応じてΔcを変化させてもよいし、回転フレームの撮影角度による開口サイズcの最大値cmaxに開口サイズを固定してもよい。
制御手段207は、設定された撮影角度になるように回転フレームを回転させる。その間、被写体測定手段205は、各撮影角度の開口サイズc及び修正値Δcを演算し、その結果を制御手段207へ送信する。
ステップS304において、制御手段207は、被写体測定手段205から各撮影角度の可動コリメータ202の開口サイズcのデータを受け取る。制御手段207は、開口サイズcのデータに基づいて、放射線画像の撮影中に最適な開口サイズのデータを送信し、可動コリメータ202の開口サイズを制御する。
ステップS305において、制御手段207は、ユーザーから入力手段210を介して送信された撮影条件に基づいて放射線撮影を行う。放射線管球201から設定された撮影条件で放射線を照射し、放射線撮影部102で被写体の2D画像データを撮影する。
撮像パネル203は、撮影した2D画像データを記憶手段208に逐次送信する。記憶手段208は、撮像パネル203から受け取った2D画像データを保存する。再構成演算が逐次再構成の場合には、2D画像データを受け取り次第、画像処理手段209へデータを逐次送信する。このフローは、設定されたすべての撮影角度の撮影が終了するまで続けられる。
ステップS306において、制御手段207は、設定されたすべての撮影角度で放射線撮影が行われたか否かをチェックする。設定されたすべての撮影角度で放射線撮影が行われていない場合は、撮影を継続する。設定されたすべての撮影角度で放射線撮影が行われた場合は、制御手段207はステップS307への遷移を決定する。
ステップS307において、制御手段207は放射線撮影を停止する。ステップS308において、記憶手段208は、設定された撮影角度の2D画像データを画像処理手段209へ送信する。再構成演算が逐次再構成の場合は、記憶手段208は、画像処理手段209へのデータ送信を撮影中に逐次実行する。
ステップS309において、画像処理手段209は、再構成演算を行い、2D画像データから3D画像データを演算する。特に再構成演算の方法については限定されない。
ステップS310において、出力手段211は、画像処理手段209から受け取った3D画像データをコンソールPC106の操作画面上に表示する。ユーザーは、ビューアーであるソフトウェアを使用して、3D画像データを確認し、意図した画像が得られているかどうかを確認する。意図した画像が得られていない場合は、ステップS302に遷移する。意図した画像が得られている場合は、ユーザーは、入力手段210を介して、3D画像データをPACSに転送するなどの画像保存を行った後、ステップS311に遷移し、撮影を終了する。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において変更・変形することが可能である。
例えば、上記の実施形態では、被写体測定手段205が、放射線管球201の側面に取り付けられており、放射線撮影部102及び放射線管球201とともに、回転フレームにより回転する。この他、被写体測定手段205は、上記の回転フレームと独立に回転する独立回転フレーム(撮影回転部)により回転してもよい。独立回転フレーム(撮影回転部)は、被写体測定手段205を撮影範囲の周りで回転させる。
この場合、被写体測定手段205は、放射線管球201付近ではなく、放射線管球201と放射線撮影部102を結ぶ直線の撮影角度とは異なる撮影角度から撮影することができる。したがって、放射線撮影の前に独立回転フレームを設定された撮影角度に回転させ、被写体測定手段205が被写体情報を測定することができる。
また、独立回転フレームが回転フレームよりも一定の時間、位相、又は角度先行して回転し、放射線撮影時に放射線管球201と放射線撮影部102を有する回転フレームが独立回転フレームを追従して回転してもよい。
独立回転フレームは、回転フレームに先行して回転し、被写体測定手段205は、所定の撮影角度から画像を撮影し、放射線管球201は、画像に基づいて制限された照射範囲に、撮影角度から放射線を照射する。これにより、制御手段207は、被写体測定手段205が測定した被写体情報に基づいて、放射線画像の各撮影角度の可動コリメータ202の最適な開口サイズを逐次算出することができる。
また、同じ患者に対して複数回の放射線撮影を行う場合は、前回撮影時の各撮影角度の被写体情報を用いて、各撮影角度の可動コリメータ202の最適な開口サイズを算出し、放射線撮影を行ってもよい。
本発明は、上記の実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、システム又は装置のコンピュータ(CPUやMPUなど)がプログラムを読み出すことにより実行されてもよい。また、本発明は、システム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能であり、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 放射線撮影装置
101 放射線発生部(照射部)
102 放射線撮影部(検出部)
103 被写体測定部
104 被写体保持部
105 制御部
106 コンソールPC
201 放射線管球(照射部)
202 可動コリメータ
203 撮像パネル(検出部)
204 制御基板
205 被写体測定手段
206 被写体保持手段
207 制御手段
208 記憶手段
209 画像処理手段
210 入力手段
211 出力手段
280,281 遮蔽部材
101 放射線発生部(照射部)
102 放射線撮影部(検出部)
103 被写体測定部
104 被写体保持部
105 制御部
106 コンソールPC
201 放射線管球(照射部)
202 可動コリメータ
203 撮像パネル(検出部)
204 制御基板
205 被写体測定手段
206 被写体保持手段
207 制御手段
208 記憶手段
209 画像処理手段
210 入力手段
211 出力手段
280,281 遮蔽部材
Claims (15)
- 照射手段から照射された放射線を検出する検出手段と、
前記照射手段と前記検出手段とを前記被写体の周りで回転させ、前記放射線に基づく被写体の画像を撮影する撮影手段と、
前記画像における前記被写体の輪郭によって特定される前記放射線の照射範囲に、前記放射線を遮蔽する遮蔽手段の位置を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする放射線撮影装置。 - 前記制御手段は、
前記検出手段において所定の基準照射範囲を設定し、
前記基準照射範囲に前記放射線を遮蔽する前記遮蔽手段の位置、前記遮蔽手段の遮蔽方向における前記画像内の前記基準照射範囲の長さ、及び前記遮蔽方向における前記画像内の前記被写体の長さに基づいて、前記遮蔽手段の位置を制御することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。 - 前記制御手段は、前記画像内の前記被写体の長さを、前記画像内の前記基準照射範囲の長さで除算し、前記基準照射範囲に対応する前記遮蔽手段の前記遮蔽方向の変位を積算することにより、前記被写体の輪郭から所定の距離まで前記放射線の照射範囲を制限する前記遮蔽手段の位置を算出することを特徴とする請求項2に記載の放射線撮影装置。
- 前記制御手段は、所定の撮影角度から撮影された前記画像に基づいて、前記撮影角度から撮影される放射線画像において、前記被写体の輪郭から所定の距離まで前記放射線の照射範囲を制限することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
- 前記制御手段は、前記画像における前記被写体の基準位置が前記画像の撮影角度に応じて変化する場合、前記基準位置の変位に応じて、前記遮蔽手段の位置を調整することを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
- 前記制御手段は、前記基準位置の前記遮蔽方向の変位を、前記画像内の前記基準照射範囲の長さで除算し、前記基準照射範囲に対応する前記遮蔽手段の前記遮蔽方向の変位を積算することにより、前記被写体の輪郭から所定の距離まで前記放射線の照射範囲を制限する前記遮蔽手段の位置を調整することを特徴とする請求項5に記載の放射線撮影装置。
- 前記撮影手段は、放射線によらずに前記被写体の画像を撮影することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
- 前記遮蔽手段は、前記放射線を遮蔽する遮蔽部材を遮蔽方向に開閉することにより、前記放射線を遮蔽することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
- 照射手段から照射された放射線を検出する検出手段と、
前記照射手段と前記検出手段とを前記被写体の周りで回転させ、前記放射線に基づく被写体の画像を撮影する撮影手段と、
前記被写体の位置又はサイズを測定する測定手段と、
前記被写体の位置又はサイズに基づいて、前記放射線を遮蔽する遮蔽手段の位置を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする放射線撮影装置。 - 放射線を照射する照射手段と、
前記照射手段から照射された前記放射線を検出する検出手段と、
前記照射手段と前記検出手段とを前記被写体の周りで回転させ、前記放射線に基づく被写体の画像を撮影する撮影手段と、
前記画像における前記被写体の輪郭によって特定される前記放射線の照射範囲に、前記放射線を遮蔽する遮蔽手段の位置を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする放射線撮影システム。 - 前記撮影手段は、前記照射手段と前記検出手段とを前記被写体の周りで回転させる回転手段に設置されていることを特徴とする請求項10に記載の放射線撮影システム。
- 前記撮影手段を前記被写体の周りで回転させる撮影回転手段を備えることを特徴とする請求項10又は11に記載の放射線撮影システム。
- 前記撮影回転手段は、前記回転手段に先行して回転し、
前記撮影手段は、前記撮影角度から前記画像を撮影し、
前記照射手段は、前記画像に基づいて遮蔽された前記照射範囲に、前記撮影角度から前記放射線を照射することを特徴とする請求項12に記載の放射線撮影システム。 - 照射手段から照射された放射線を検出する工程と、
前記放射線を検出する前記検出手段と前記照射手段とを前記被写体の周りで回転させ、前記放射線に基づく被写体の画像を撮影する工程と、
前記画像における前記被写体の輪郭によって特定される前記放射線の照射範囲に、前記放射線を遮蔽する遮蔽手段の位置を制御する工程と、
を備えることを特徴とする放射線撮影方法。 - コンピュータを請求項1乃至9の何れか1項に記載の放射線撮影装置の各手段として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017118865A JP2019000460A (ja) | 2017-06-16 | 2017-06-16 | 放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影方法、及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017118865A JP2019000460A (ja) | 2017-06-16 | 2017-06-16 | 放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影方法、及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019000460A true JP2019000460A (ja) | 2019-01-10 |
Family
ID=65005218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017118865A Pending JP2019000460A (ja) | 2017-06-16 | 2017-06-16 | 放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影方法、及びプログラム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2019000460A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111887883A (zh) * | 2019-05-05 | 2020-11-06 | 有方(合肥)医疗科技有限公司 | X射线成像设备及x射线成像方法 |
EP4129183A4 (en) * | 2020-03-31 | 2023-09-27 | FUJIFILM Corporation | INFORMATION PROCESSING APPARATUS, X-RAY IMAGING APPARATUS, INFORMATION PROCESSING METHOD AND INFORMATION PROCESSING PROGRAM |
-
2017
- 2017-06-16 JP JP2017118865A patent/JP2019000460A/ja active Pending
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