JP2005065844A - 遊技用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】カードの複製やデータ改竄等の不正防止を、大がかりなシステムを必要とすることなく実現すること。
【解決手段】精算記録媒体39に記録されている精算記録媒体識別情報を含む精算情報を精算装置400に送信する精算情報送信手段334を備える遊技用装置3と、精算情報の受信に基づいて経過時間の計時を開始する計時手段416と、精算記録媒体識別情報に対応する経過時間が、登録された時間以内であるか否かを判定する精算判定手段423と、を備え、該判定が時間以内であるときに前記読み出した精算情報から特定される価値の大きさに相当する貨幣を払出す精算処理を行う精算装置400と、から成る。
【選択図】図1

Description

本発明は、貨幣を受付けて、該受付けた貨幣金額(価値)の範囲内の所定の大きさの金額(価値)を遊技に使用させるための使用処理を行う遊技用装置において受付け貨幣金額(価値)のうち、前記使用処理に使用されなかった未使用の金額(価値)の大きさに相当する貨幣を精算できる遊技用システムに関する。
従来、これら遊技用システムとしては、遊技用装置であるカードユニットにて受付けた貨幣金額を、プリペイドカードを発行せずにカードユニット内部にて記憶しておき、該記憶した貨幣金額を遊技に使用させるための使用処理を実施するとともに、精算操作があれば、カードユニット内部にて記憶している未使用の貨幣金額をカードに記録して発行するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−360910号公報 (第5頁、第5図)
しかしながら、これら前記した未使用の貨幣金額をカードに記録して発行するものにおいては、発行したカードを無期限に精算できることから、カードを複製したりカードに記録されている未使用の貨幣金額のデータを改竄する等の不正を実施できてしまうという問題があり、これら精算に伴うセキュリティを維持するためには、管理装置等により、各カード並びにカードに記録されている未使用の貨幣金額を管理しておく必要が生じ、大がかりなシステムが必要となってしまうという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、カードの複製やデータ改竄等の不正防止を、大がかりなシステムを必要とすることなく実現することのできる遊技用システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の遊技用システムは、
遊技機に対応付けて設置され、貨幣を受付けて、該受付け貨幣の真贋ならびに貨幣種別を識別する貨幣識別手段と、該貨幣識別手段にて識別された貨幣の価値の範囲内の所定の大きさの価値を遊技に使用させるための使用処理を行う遊技用装置と、
前記貨幣識別手段にて識別された貨幣の価値のうち、前記使用処理に使用されなかった未使用の価値の大きさを特定可能な精算価値情報が記録された精算記録媒体を受付け、該受付けた精算記録媒体に記録されている精算価値情報から特定される未使用の価値に相当する貨幣を払出す精算装置と、
から成り、
前記遊技用装置は、
前記貨幣識別手段にて識別された貨幣の価値の大きさを記憶する価値記憶手段と、
前記使用処理に使用された価値の大きさに応じて、前記価値記憶手段に記憶された価値の大きさを更新する価値更新手段と、
前記価値記憶手段に記憶された価値を精算するために遊技者が操作する精算操作手段と、
該精算操作手段における操作に基づいて、前記価値記憶手段に記憶された価値が残存するか否かを判定する残価値判定手段と、
該残価値判定手段により前記価値記憶手段に記憶された価値が残存すると判定されたことに基づいて、前記精算記録媒体に記録されている該精算記録媒体を個々に識別可能な精算記録媒体識別情報を読み出すとともに、前記価値記憶手段に記憶された価値の大きさを特定可能な情報を前記精算価値情報として当該精算記録媒体に記録する精算記録媒体処理手段と、
該精算記録媒体処理手段にて前記精算記録媒体より読み出した前記精算記録媒体識別情報を含む精算情報を前記精算装置に送信する精算情報送信手段と、
を備え、
前記精算装置は、
精算処理を許容する時間を登録する精算許容時間登録手段と、
前記精算情報送信手段から送信される精算情報の受信に基づいて、当該精算情報に含まれる前記精算記録媒体識別情報に対応する経過時間の計時を開始する計時手段と、
前記精算記録媒体を受付けて、該受付けた精算記録媒体に記録されている前記精算記録媒体識別情報と前記精算価値情報とを読み出す精算記録媒体受付手段と、
該精算記録媒体受付手段にて読み出した前記精算記録媒体識別情報に対応する前記計時手段にて計時された経過時間が、前記精算許容時間登録手段に登録された精算処理を許容する時間以内であるか否かを判定する精算判定手段と、
を備え、該精算判定手段が、精算処理を許容する時間以内であると判定したことを条件に、前記精算記録媒体受付手段にて前記精算記録媒体から読み出した前記精算価値情報から特定される価値の大きさに相当する貨幣を払出す精算処理を行うことを特徴としている。
この特徴によれば、精算記録媒体から読み出された精算記録媒体識別情報に対応する経過時間が、前記精算許容時間登録手段に登録された精算処理を許容する時間以内である場合においてのみ、精算装置にて精算処理が実施されるようになるため、遊技用装置からの精算情報の受信に基にて経過時間を計時するという比較的簡素なシステムによって、精算記録媒体の複製やデータ改竄等の不正防止を実現することができる。
本発明の請求項2に記載の遊技用システムは、
遊技機に対応付けて設置され、受付け貨幣の真贋ならびに貨幣種別を識別する貨幣識別手段と、該貨幣識別手段にて識別された貨幣の価値の範囲内の所定の大きさの価値を遊技に使用させるための使用処理を行う遊技用装置と、
前記貨幣識別手段にて識別された貨幣の価値のうち、前記使用処理に使用されなかった未使用の価値の大きさを特定可能な精算価値情報が記録された精算記録媒体を受付け、該受付けた精算記録媒体に記録されている精算価値情報から特定される未使用の価値に相当する貨幣を払出す精算装置と、
を備える遊技用システムであって、
前記遊技用装置は、
前記貨幣識別手段にて識別された貨幣の価値の大きさを記憶する価値記憶手段と、
前記使用処理に使用された価値の大きさに応じて、前記価値記憶手段に記憶された価値の大きさを更新する価値更新手段と、
前記価値記憶手段に記憶された価値を精算するために遊技者が操作する精算操作手段と、
該精算操作手段における操作に基づいて、前記価値記憶手段に記憶された価値が残存するか否かを判定する残価値判定手段と、
該残価値判定手段により前記価値記憶手段に記憶された価値が残存すると判定されたことに基づいて、前記使用処理に使用されなかった未使用の価値の大きさである前記価値記憶手段に記憶された価値の大きさを特定可能な精算価値情報と、該精算価値情報から特定される価値の大きさの精算を許容する期間を特定可能な有効期間情報とを、前記精算記録媒体に記録する精算記録媒体処理手段と、
を備え、
前記精算装置は、
前記精算記録媒体を受付けて、該受付けた精算記録媒体に記録されている前記精算価値情報と前記有効期間情報とを読み出す精算記録媒体受付手段と、
該精算記録媒体受付手段にて読み出した前記有効期間情報から特定される精算を許容する期間以内にその時点が該当するか否かを判定する精算判定手段と、
を備え、該精算判定手段が、精算処理を許容する期間以内にその時点が該当すると判定したことを条件に、前記精算記録媒体受付手段にて前記精算記録媒体から読み出した前記精算価値情報から特定される価値の大きさに相当する貨幣を払出す精算処理を行うことを特徴としている。
この特徴によれば、精算記録媒体から読み出された有効期間情報から特定される精算を許容する期間以内にその時点が該当する場合においてのみ、精算装置にて精算処理が実施されるようになるため、遊技用装置と精算装置とを通信接続する必要のないより簡素なシステムによって、精算記録媒体の複製やデータ改竄等の不正防止を実現することができる。
本発明の請求項3に記載の遊技用システムは、請求項1または2に記載の遊技用システムであって、
前記遊技用装置は、前記精算処理を許容する時間或いは前記精算処理を許容する期間を遊技者に報知する報知手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、遊技者は、精算処理が許容される時間或いは精算処理を許容される期間を認識することができ、これら精算処理が許容される時間或いは精算処理を許容される期間が過ぎて精算ができなくなってしまうことを極力防止することができる。
本発明の請求項4に記載の遊技用システムは、請求項1〜3のいずれかに記載の遊技用システムであって、
前記精算記録媒体が記録情報を電気的に記憶する集積回路を有する記録媒体であり、
前記精算装置は、
前記精算記録媒体を収容する記録媒体収容部を備え、
前記精算処理後において、当該精算処理に供された前記精算記録媒体を記録媒体収容部に回収することを特徴としている。
この特徴によれば、集積回路に記録情報が記憶されているために、精算記録媒体の複製やデータ改竄等の不正防止をより困難なものにできるとともに、比較的高価な集積回路を有する精算記録媒体を回収することで、繰返し精算記録媒体を使用でき、システムのランニングコストを抑えることもできる。
本発明の請求項5に記載の遊技用システムは、請求項1〜4のいずれかに記載の遊技用システムであって、
前記価値記憶手段が、前記遊技用装置に内蔵された遊技用記録媒体にて形成され、
前記精算記録媒体処理手段は、
外部から精算記録媒体を受付け、該外部から受付けた精算記録媒体に、前記遊技用記録媒体に記憶されている価値の大きさを特定可能な精算価値情報を記録することを特徴としている。
この特徴によれば、精算記録媒体を遊技用装置内部に収納しておく必要がなく、遊技用装置を簡素化できる。また、遊技用記録媒体が内蔵されて持ち去られることがないことから、遊技用記録媒体の複製やデータ改竄等の不正を防止できるとともに、遊技用記録媒体に要するランニングコストも抑えることができる。
本発明の請求項6に記載の遊技用システムは、請求項1〜5のいずれかに記載の遊技用システムであって、
前記精算装置は、
係員が操作する係員精算操作手段を備え、
前記精算判定手段により精算処理を許容する時間以内或いは前記精算処理を許容する期間以内でないと判定されたときであっても、前記係員精算操作手段における操作を条件として前記精算処理を実施することを特徴としている。
この特徴によれば、仮に精算処理が許容される時間或いは精算処理が許容される期間を誤って過ぎてしまっても、係員の立ち会いにおいて当該係員が係員精算操作手段を操作することで、精算処理が許容される時間或いは精算処理が許容される期間を過ぎた精算記録媒体の精算を実施することができ、システムの冗長性を向上できる。
本発明の実施例を以下に説明する。
図1は、本実施例1の遊技用システムの構成を示す図であり、この遊技用システムは、遊技場において複数配置された遊技島に並設される遊技機としてのカードリーダ式パチンコ機(以下パチンコ機)2に対して1対1に設置される遊技用装置としてのカードユニット3と、遊技場内の所定箇所に設置された精算装置400と、会員カードの発行を受けた会員遊技者に関する情報や貯蓄玉数の管理を行う会員管理コンピュータ120と、から主に構成され、各カードユニット3と精算装置400並びに会員管理コンピュータ120とは、通信ケーブル8を介して双方向のデータ通信可能に接続されている。
まず、本実施例に用いた遊技用記録媒体であるビジターカード38について説明すると、該ビジターカード38には、図2(a)に示すように、略長方形のカード型に形成されているとともに、その中央位置に、非接触にて記録データの入出力(送受信)を行うための円形状とされたアンテナコイル91と、記録データを電気的に書き換え可能に記憶する集積回路(IC)92が設けられており、これらビジターカード38は、前記カードユニット3内に設けられている後述するカードリーダライタ327に装着されることで、該カードリーダライタ327から出力される電磁波が前記アンテナコイル91に誘導起電力を生じさせて前記集積回路92が動作可能に電力付勢されるとともに、前記アンテナコイル91を介して前記カードリーダライタ327との各種のデータ送受を電磁波により非接触にて実施可能とされた非接触ICカードとされている。
また、これらビジターカード38における集積回路92の内部メモリには、各ビジターカード38を個別に識別可能なシリアル番号やカードID並びに当該ビジターカード38が使用される使用店等が書き換え不可に記録されているとともに、後述するカードリーダライタ327とのデータ通信により、会員カードの未挿入時にカードユニット3に投入されて識別された識別金額に相当する大きさの遊技用価値である度数データが書き換え可能に記憶される。
また、本実施例に用いた精算記録媒体である精算カード39について説明すると、該精算カード39は、図2(b)に示すように、前記ビジターカード38よりもその長手方向の長さが長い略長方形の図示しない会員カードと同じカード型とされており、その略中央部には、前記ビジターカード38におけるアンテナコイル91並びに集積回路92と同一構成とされたアンテナコイル83並びに集積回路84とが設けられた非接触ICカードを使用しており、前記ビジターカード38と同様にカードリーダライタ327との各種のデータ送受を電磁波により非接触にて実施可能とされている。そして、該精算カードにおける集積回路84の内部メモリには、各精算カードを個々に識別可能な精算記録媒体識別情報である精算カードIDが書き換え不可に記録されているとともに、前記ビジターカードに記録された度数データから特定される度数の大きさである遊技に未使用の度数の大きさを特定可能な精算価値情報としての未使用度数データが書き換え可能に記録される。
次いで、本実施例の遊技用装置であるカードユニット3について説明すると、本実施例のカードユニット3の前面には、図3に示すように、各種表示部と紙幣挿入口302、硬貨投入口303、硬貨返却ボタン304、突出部305、硬貨返却口308、カード挿入口309、ビジターカード装着口310が設けられている。
カードユニット3の前面に設けられる表示部のうち、多機能表示部301は、内部に設けられた多機能LED301aの発光態様によりカードユニット3の動作状況や精算カードが当該カードユニット3において必要であること等が報知される。
カードユニット3の前面に設けられたカード挿入口309とビジターカード装着口310とは、図4に示すように、遊技者から見て左右方向に並設配置されているとともに、前記ビジターカード装着口310は、前記カード挿入口309が設けられたカードユニット3の前面よりも装置の内方に入り込むように形成された段部340に設けられている。
カード挿入口309は、内蔵されるカードリーダライタ327(図5参照)のカードスロット(図示略)に連設されており、このカード挿入口309を介して会員カード並びに精算カード39をカードスロットに挿入可能とされている。また、ビジターカード装着口310は、カードリーダライタ327のビジターカード収容室(図示略)に連設されており、このビジターカード装着口310を介してビジターカード38をビジターカード収容室に装着可能とされている。
このビジターカード装着口310にビジターカード38が装着された際には、該装着されたビジターカード38の後端がビジターカード装着口310から突出する態様にて装着される。また、このビジターカード装着口310が設けられた段部340には、この段部340全体を被覆する透明カバー部材318’が着脱可能に取付けられており、これにより前記カードリーダライタ327に装着されたビジターカード38が、前記透明カバー部材318’を通して視認できるとともに、該透明カバー部材318’により挿入されたビジターカード38の抜き取りができない状態とされ、該ビジターカード38がカードユニット3内に内封された状態とされる。
また、この透明カバー部材318’は、図4に示すように、該透明カバー部材318’の前面側端に設けられた係止突起341を、段部340の側面に設けられた係止孔342に係止させ、透明カバー部材318’の側面後端に設けられた係止爪343を、段部340の底面に設けられた係止孔344に係合させることで取付けられるようになっており、前記係止爪343と係止孔344との係合を、カードユニット3の施錠を解除して全面に引き出す等により前記係合部を露出させて解除することで、透明カバー部材318’の取外しが可能とされている。これにより、前記施錠を解除できる遊技場の係員等は、ビジターカード38の交換作業が容易に行えるようになるとともに、通常時カードユニット3はパチンコ機2と並設されて前記係合部が露出されない状態にて使用されるため、通常使用時において透明カバー部材318’は取り外せない状態、すなわち装着されたビジターカード38の抜き取りができない内蔵状態で使用される。
また、前記ビジターカード装着口318が設けられた段部340の上下面において前記透明カバー部材318’の上下端面が当接する位置には、緑色に発光するLEDモジュール346が設けられており、該LEDモジュール346は、ビジターカード38に対する処理が実施されている場合に発光するように制御される。
また、図4に示すように、前記カード挿入口309の周囲には、高周波電圧の印加により発光するEL(エレクトリックルミネッセンス)パネル345aにて構成されるカード受付中表示部345が設けられている。これらカード受付中表示部345は、会員カード或いは精算カード39が受付中の場合に点灯されることで、会員カード或いは精算カード39が受付中である旨が遊技者や遊技場係員に報知される。
カードユニット3の前面には、前方に突出する態様にて突出部305が設けられている。突出部305において、遊技者側に向けられた面には、表示部312と、メインメニュー画面を表示させるためのメニュースイッチ316と、データ画面(図示略)を表示させるためのデータスイッチ318と、遊技者が後述する貯蓄玉数を用いた再プレイ遊技を実施するための再プレイスイッチ319と、再プレイスイッチ319の操作が有効であることを報知するための再プレイ表示部320とが設けられている。
図5は、本実施例1のカードユニット3の構成を示すブロック図である。カードユニット3は、カードリーダライタ327と、表示制御基板329と、制御ユニット328と、から主に構成されており、カードリーダライタ327及び表示制御基板329は、制御ユニット328と接続され、各種データの送受が可能とされている。
カードリーダライタ327は、会員カードや精算カード39並びにビジターカード38に記録されている会員カードIDや精算カードID、並びに度数データや未使用度数データ等の記録情報の読み出し並びに書き込みを行う。
表示制御基板329には、前述した液晶表示器313、タッチパネル314、各種スイッチ類(メニュースイッチ316a、データスイッチ318a、再プレイスイッチ319a)や前述した再プレイ表示部320内に設けられた再プレイLED320a等の電子部品が接続されている。
表示制御基板329に接続されている電子部品のうちタッチパネル314、各種スイッチ類(メニュースイッチ316a、データスイッチ318a、再プレイスイッチ319a)は、表示制御基板329を介して制御ユニット328に接続されており、タッチパネル314による位置検出情報や各スイッチの検出信号が制御ユニット328に入力される。また、再プレイLED320aも、表示制御基板329を介して制御ユニット328に接続されており、その点灯制御が制御ユニット328により行われる。
また、表示制御基板329は、液晶表示器313の表示駆動を行う表示駆動回路や、前記タッチパネル314からの出力信号に基づいて押圧操作された位置を特定して該特定した入力位置情報を出力する入力位置検出回路や、表示駆動回路の表示処理や画像合成処理に使用されるVRAMや、各種スイッチが接続されてスイッチからの信号が入力されるI/Oポートを含み、制御ユニット328から出力された各種画面等の表示データを液晶表示器313に表示する制御を行う。
制御ユニット328には、表示制御基板329を介して接続されたスイッチや表示器等の電子部品に加えて、前述した多機能LED301a等からなる電子部品や、紙幣識別ユニット321、硬貨識別ユニット322が接続されている。
紙幣識別ユニット321は、紙幣挿入口302に投入された紙幣を取り込んでその真贋や紙幣種別の識別を行う。また、硬貨識別ユニット322は、硬貨投入口303より投入された硬貨の真贋並びに硬貨種別の識別を行う。
また、制御ユニット328には、特に図示しないが、接続されたパチンコ機2に設けられ、パチンコ玉の貸出に使用できる度数を表示する度数表示器や、パチンコ玉の貸出を行う際に操作される貸出ボタンの操作を検知する貸出スイッチ、受付け中の会員カードを返却させる際やビジターカード38に残存する度数を精算カード39に記録させる際に操作される終了ボタンの操作を検知する終了スイッチが接続されている。
制御ユニット328には、特に図示しないが、マイクロプロセッシングユニット(MPU)やRAMやROMが搭載されており、ROMに記憶されている処理プログラムに基づいて、後述する各種の処理が実施されるとともに、リアルタイムクロック(RTC)326が搭載されており、日付情報や時刻情報をMPUに出力することで、制御ユニット328は各時点での日付や時刻を把握できるようになっている。
また、制御ユニット328は、各種スイッチの検出信号やタッチパネル314の位置検出情報、紙幣識別ユニット321や硬貨識別ユニット322による識別信号等を受けて、制御ユニット328に接続されているLED、カードリーダライタ327、表示コントローラ329の制御等、全体の動作制御、並びに識別信号に基づく識別金額に相当する度数データを前記会員カードやビジターカード38に記憶する処理や、ビジターカード38に未使用の度数が残存するときに、前記カード挿入口309から挿入された精算カード39の精算カードIDを読み出して前記精算装置400に送信する精算情報送信処理や、該未使用度数を特定可能な未使用度数データと当該日付とを挿入された精算カード39に記録して排出する精算カード処理等の各種処理を実行する。
また、制御ユニット328は、会員管理コンピュータ120ともデータ通信可能に接続されており、該会員管理コンピュータ120にて管理されている貯蓄玉数等の各種データの送受が可能とされている。また、対応するパチンコ機2と接続されており、各種信号の送受が実施可能とされている。
この本実施例1の前記制御ユニット328にて制御されるカードユニット3において実施される各処理内容について説明すると、まず、カードユニット3は、カード挿入口309に挿入された会員カードに対して利用の可/不可を判別する受付処理を行う。
また、受付処理において受付けられた会員カードより読み出された度数が残存する場合であって、パチンコ機2に備えられる貸出ボタンの操作が検出された場合に、対応するパチンコ機2に対して貸出要求を出力し、パチンコ玉の貸出を実施させる貸出処理を行う。
また、会員カードが受付中でかつ残存する度数が0度の場合であって、紙幣(1000円紙幣、2000円紙幣、5000円紙幣、10000円紙幣)または硬貨(100円硬貨、500円硬貨)が挿入または投入されて識別された場合に、この識別された金額に相当する度数を、受付けられている会員カードより読み出された度数に加算する追加入金処理を行う。
また、会員遊技者が以前の遊技にて貯蓄した貯蓄玉数を、会員管理コンピュータ120から入手し、この入手した貯蓄玉数を使用して、対応するパチンコ機2に対して払戻要求を出力し、所定数のパチンコ玉の払い戻しを実施させる払戻処理を行う。
また、会員カードが受付けられていない場合において、貨幣を投入することにより、前記ビジターカード38を使用しての貸出処理である貨幣貸出処理を実施する。
また、会員カードが非受付状態であって、且つビジターカード38に度数が残存しない場合のときに、カード挿入口309に挿入された精算カード39に記録されている日付情報が、当該営業日と同一である場合において、該精算カード39に記録されている未使用度数データから特定される大きさの度数を前記貸出処理に使用させる清算カード貸出処理を行う。尚、本実施例1では、該清算カード貸出処理において、挿入された精算カード39に記録されている日付情報が当該営業日と同一である場合、つまりは、精算カード39をその営業日当日中であれば他のカードユニット3に挿入することで、該挿入した精算カード39に記録されている未使用度数データから特定される大きさの度数を貸出処理に使用して遊技を実施できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら日付とともに時間を記録しておき、該記録されている時間から所定時間内においてのみ未使用度数データから特定される大きさの度数を貸出処理に使用できるようにしても良い。
次いで、本実施例1に用いた精算装置400について、図6並びに図7に基づいて説明すると、本実施例1の精算装置400は、前記遊技島の端部位置等の遊技場内の所定箇所に設置され、その外観形状は図6に示すようになっており、その前面に、精算が可能であることを遊技者に報知するための動作表示部401と、精算する精算カード39が挿入可能とされているカード挿入口402と、該カード挿入口402に精算カード39が受付け中であることを点滅により報知するカードインジケータ403と、前記カード挿入口402に挿入された精算カード39に記録されている未使用度数データより特定される未使用度数の大きさに相当する精算金額を表示するための金額表示部407と、前記金額表示部407に表示されている精算金額の払出を実施させる際に入力操作される精算ボタン410と、該精算処理を中断する際に入力操作される中止ボタン409と、精算に伴い払出される硬貨が排出されるコイン排出口411と、該コイン排出口411からの硬貨の排出を点滅により報知するコインインジケータ412と、精算に伴い払い出される紙幣が排出される紙幣排出口413と、該紙幣排出口413からの紙幣の排出を点滅により報知する紙幣インジケータ414と、遊技場の従業員等の係員が、所持している動作キーを使用することで操作することが可能となるキースイッチ425と、が設けられている。
この精算装置400の構成について説明すると、該精算装置400は、前記動作表示部401や、金額表示部407、精算ボタン410、中止ボタン409、カードインジケータ403、紙幣インジケータ414、コインインジケータ412、キースイッチ425に加えて、図7に示すように、前記カード挿入口402に連設され、該カード挿入口402から挿入される精算カード39を受付けて、該精算カード39の記録情報の読み出しや、記録情報の消去、並びに精算カード39の回収ボックス440への回収等を行うカードリーダライタ415と、前記コイン排出口411に連設され、硬貨の払い出しを実施する硬貨払出ユニット418と、前記紙幣排出口413に連設され、紙幣の払い出しを実施する紙幣払出ユニット419と、前記金額表示部407の表示動作の制御を行う表示ドライバ420と、時刻情報を出力可能なリアルタイムクロック(RTC)416と、後述する図8に示すカードテーブルが記憶されるとともに、後述するMPU423の制御内容が記述された制御プログラムや精算を許容する時間(例えば5分)等が記憶された記憶部421と、通信ケーブル8を介して前記カードユニット3の制御部328とデータ通信を行うための通信部422と、これら各部の制御等を行うマイクロプロセッシングユニット(MPU)423と、を備え、れら各部が図7に示すように接続されていることで、マイクロプロセッシングユニット(MPU)423によりその動作が制御される。
また、前記記憶部421には図8に示すカードテーブルが記憶されており、該カードテーブルには、前記カードユニット3において精算カード39に未使用度数が記録されるときに、該カードユニット3から送信される精算情報に含まれる当該未使用度数が記録される精算カード39の精算カードIDと、当該精算情報を送信してきたカードユニット3の装置IDと、当該精算情報の受信時刻が計時を開始する開始時刻として登録されおり、該カードテーブルの登録情報に基づいて、カード挿入口402から挿入された精算カード39が、カードユニット3にて遊技者に返却されてからの経過時間を計時できるようになっている。
以下、本実施例1の遊技用システムにおける処理の状況、特に、ビジターカード38を使用した利用状況について図9を用いて説明する。
まず、遊技者がビジターカード38を使用して遊技を行う場合には、前記カード挿入口309に会員カードを挿入していない状況において、紙幣または硬貨を紙幣挿入口302または硬貨投入口303に投入する。ここでは、例として5000円を投入した場合を例に以下に説明する。
この投入された5000円紙幣は紙幣識別ユニット321(硬貨の場合には硬貨識別ユニット322)にてその金種並びに真贋が識別され、該識別金額である5000円を示す識別情報(データ)が制御ユニット328に出力される。
これに基づき制御ユニット328は、前記LEDモジュール346を発光させ、透明カバー部材318’を点灯させるとともに、前記出力された識別情報に基づく識別金額である5000円を度数(識別金額を100で除算した値)である50度数に変換し、該変換した50度数をカードリーダライタ327に出力する。
この度数の出力を受けたカードリーダライタ327では、装着されているビジターカード38に出力を受けた度数である50度数の度数データを記録(記憶)するとるとともに、該ビジターカード38に記録(記憶)した度数データを再度読み出し、制御ユニット328に出力する。
カードリーダライタ327より当該度数データの出力を受けた制御ユニット328では、カードリーダライタ327に出力した度数の大きさと当該度数データに基づく度数の大きさとを比較し、該比較が同じ50度数で一致したときにビジターカード38への記録(記憶)が良好に完了したものと判定し、該度数の大きさである「50」を表示部312並びに対応するパチンコ機2に設けられている度数表示器(図示略)に表示した後、貸出ボタンの操作に伴う貸出スイッチ(図示略)からの入力待ち状態となる。
この状態において遊技者が貸出ボタン(図示略)を操作することで貸出スイッチ(図示略)からの入力があった場合に制御ユニット328は、予め設定されている払出単位に相当する度数、例えば5度数に対応する数のパチンコ球をパチンコ機2に払い出させる制御を実施するとともに、1度数の払出の完了毎に度数表示器(図示略)並びに表示部312に表示されている度数を1度数づつ減算更新していき、払出単位である5度数全ての払出が完了したときに、新たな度数の大きさである45度数を、前記カードリーダライタ327に出力することで、前記と同様にカードリーダライタ327より該新たな度数の大きさである45度数を示す度数データがビジターカード38に更新記録(記憶)される。
そして、遊技により払出されたパチンコ球が少なくなるか或いは無くなった場合には、前記貸出ボタンを再度操作することで、払出単位に相当する度数の払出を再度受けることができるとともに、該払出単位に相当する度数がビジターカード38に記録(記憶)されている度数の大きさから減算更新されていく。
そして、遊技者が遊技を終了する場合には前記終了ボタンの操作することで、該終了ボタンの操作により終了スイッチからの入力に基づいて制御ユニット328は、前記ビジターカード38に度数が残存するか否かを判定し、度数が残存する場合において、精算カード39の挿入を促すメッセージを前記表示部312に表示するとともに、前記多機能LED301aが点滅点灯されて、精算カード39を携行している係員に精算カード39が必要とされている旨を報知する。
この多機能LED301aが点滅点灯されることで、係員が精算カード39をカード挿入口309に挿入すると、該挿入された精算カード39に記録(記憶)されている精算カードIDを前記カードリーダライタ327が読み出して制御ユニット328に出力するとともに、該精算カードIDの出力を受けて制御ユニット328は、前記RTC326から出力される当該営業日の日付とともに、ビジターカード38に記録(記憶)されている残存度数の大きさである未使用度数の大きさ、例えば10度数をカードリーダライタ327に出力することで、該出力された日付情報と未使用度数の大きさである10度数を示す未使用度数データとが精算カード39に記録されるとともに、該記録された未使用度数データが再度読み出されて制御ユニット328に出力されることで、制御ユニット328が、カードリーダライタ327に出力した未使用度数の大きさと、カードリーダライタ327から出力されてきた未使用度数データに基づく未使用度数の大きさが一致する場合において、精算カード39への記録(記憶)が良好に完了したものと判定し、前記表示部312に、記憶部421に記憶されている精算カード39による精算が可能な時間、例えば5分と、他のカードユニット3にて精算カード39が、本日中において使用できる旨を表示して遊技者に精算可能な有効時間と他のカードユニット3にて使用可能な使用可能期間とを報知するとともに、該精算カード39をカード挿入口309から排出して返却する。
そして、該返却とともに、当該精算カード39から読み出した精算カードIDと当該カードユニット3の装置IDとを含む精算情報を、前記通信部334から精算装置400に対して送信した後、前記ビジターカード38に記録(記憶)されている度数データを消去する。
このようにして、カードユニット3から精算情報を受信した精算装置400においては、受信した精算情報に含まれる精算カードIDと装置IDとをカードテーブルに記憶するとともに、該精算カードIDに対応する開始時刻に当該精算情報を受信した時刻を登録し、当該登録した精算カードIDが記録(記憶)されている精算カードの受付け待ちとなる。
そして、遊技を終了した遊技者が、前記カード挿入口309から排出して返却された精算カード39を精算装置400のカード挿入口402に挿入すると、カードリーダライタ415により該挿入された精算カード39に記録されている精算カードIDと未使用度数データとを読み出し、該読み出した精算カードIDに対応する経過時間を前記カードテーブルに当該精算カードIDに対応付けて登録されている開始時間とその時点の時刻とから特定する。
そして、該特定した経過時間が、記憶部421に記憶されている精算を可能とする時間、例えば5分を越えている場合には、係員精算操作手段であるキースイッチ425が係員精算の位置に回動される係員精算操作が有るか否かを判定し、係員精算操作が無い場合、つまりはキースイッチ425が通常の設定位置にある場合には、カード挿入口402から挿入された精算カード39から読み出した未使用度数データに相当する金額の払出を実施せずに、所定時間が経過していることを、前記動作表示部401の点灯態様を点滅点灯することで報知する。また、係員精算操作が有る場合、つまりはキースイッチ425が係員精算の位置に回動されている場合には、精算カード39から読み出した未使用度数データ、例えば10度数に相当する金額である1000円の貨幣の払出を実施した後、前記カードテーブルから当該精算カード39の精算カードIDの登録を削除するとともに、当該精算カード39の記録情報を消去し、該消去した精算カード39を回収ボックス440に回収する。つまり、前記動作表示部401の報知状態において係員精算操作が実施されることで、所定時間が経過した精算カード39の精算が実施されることとなる。
一方、前記特定した経過時間が、記憶部421に記憶されている精算を可能とする時間、例えば5分以内である場合には、精算カード39から読み出した未使用度数データ、例えば10度数に相当する金額である1000円の貨幣を前記金額表示部407に表示するとともに、精算ボタン410の操作受付けを実施して、精算ボタン410の操作に基づいて、金額表示部407に表示中の金額である1000円の貨幣(紙幣)の払出を実施した後、前記カードテーブルから当該精算カード39の精算カードIDの登録を削除するとともに、当該精算カード39の記録情報を消去し、該消去した精算カード39を回収ボックス440に回収する。
以上、本実施例1の遊技用システムによれば、精算記録媒体である精算カード39から読み出された精算記録媒体識別情報である精算カードIDに対応する経過時間が、前記精算許容時間登録手段である記憶部421に登録された精算処理を許容する時間以内である場合においてのみ、精算装置400にて精算処理が実施されるようになるため、遊技用装置であるカードユニット3からの精算情報の受信に基にて経過時間を計時するという比較的簡素なシステムによって、精算記録媒体である精算カード39の複製やデータ改竄等の不正防止を実現することができる。
次に、図10は、本実施例2に用いた玉貸ユニット350とパチンコ機2’とを示す正面図であり、本実施例のパチンコ機2’は、前記実施例1で用いたカードリーダ式パチンコ機2ではなく玉貸ユニット350から遊技球の払出を受けて遊技を行う通常のパチンコ機2’とされている。
また、パチンコ機2’に1対1に対応して設けられる玉貸ユニット350は、紙幣や硬化を投入することで、該投入貨幣金額の内の所定額、例えば500円に相当する所定数の玉数を計数してパチンコ機2’に設けられている上皿に払い出す現金玉貸処理を実施する。
この本実施例2の遊技用装置である玉貸ユニット350を図10並びに図11に基づいて説明すると、玉貸ユニット350の前面には、図10に示すように、動作LEDユニット351、紙幣挿入口352、硬貨投入口353、硬貨返却ボタン354、操作表示部364、払出球供給部360、硬貨返却口358、精算カード挿入口359、放音部365が設けられている。
動作LEDユニット351は、玉貸ユニット350が動作中であることを点灯により表示するとともに、その点灯態様(点滅点灯)により、精算カード39が当該玉貸ユニット350において必要であることを係員に報知する。
紙幣挿入口352には全種別の紙幣が、硬貨投入口353には100円と500円硬貨が投入可能とされ、各挿入口から投入された紙幣や硬貨は、各挿入口に連設された紙幣識別ユニット371や硬貨識別ユニット372(図11参照)により、真贋並びに金種が識別され、該識別金種の情報等を含む識別情報が制御ユニット380に出力される。尚、硬貨返却ボタン354が操作された場合や、100円と500円以外の硬貨は、硬貨返却口358から返却される。
操作表示部364には、投入して識別された識別金額に相当する度数が表示される度数表示器361や、遊技球の貸出を受ける際に遊技者が操作する貸出ボタンスイッチ362と、遊技を終了する際に遊技者が操作する終了ボタンスイッチ363とが設けられている。
払出球供給部360は、玉貸ユニット350内部に設けられた500円に相当する所定数の玉数を計数して払い出す球切り払出ユニット373に連通するように設けられており、該球切り払出ユニット373から払い出された球をパチンコ機2’に誘導供給する。
精算カード挿入口359には、終了ボタンスイッチ363が操作され、前記度数表示器361に度数が残存する場合に、該残存する度数を後述する精算装置400’にて精算するための前記実施例1と同様の精算カード39が挿入されることで、該精算カード挿入口359に連設されたカードリーダライタ370により、その時点にて度数表示器361に残存する度数の度数データと、制御ユニット380に搭載されているリアルタイムクロック(RTC)384から出力されるその時点の時刻データに、後述するROM382に記憶されている精算可能時間が加算された精算期限時刻データと日付データとが記録されて排出、返却される。
放音部365の内部には、スピーカ367が設けられていおり、該スピーカ367は、音声合成出力部366を介して制御ユニット380に接続されることで、精算カード39の排出、返却時において、該精算カード39による精算が可能な期間を報知するメッセージ、例えば「精算可能時間は5分です」等のメッセージを音声出力するように制御ユニット380にて制御される。
玉貸ユニット350の内部には、図11に示すように、前記した各部と接続されて、玉貸ユニット350の動作を制御する制御ユニット380が設けられており、該制御ユニット380には、日付情報や時刻情報を出力するリアルタイムクロック(RTC)326とともに、ROM382に記憶されている処理プログラムに基づいて現金玉貸処理に伴う各種制御処理を行うマイクロプロセッシングユニット(MPU)381や、マイクロプロセッシングユニット(MPU)381が実施する各種の処理に使用されるとともに、投入されて識別された識別金額に相当する度数データが記憶されるRAM383が搭載されている。尚、ROM382には、精算カード39による精算可能時間、例えば5分が予め記憶されており、該ROM382に記憶されている精算可能時間が精算カード39の返却時に音声合成にて音声出力される。
尚、本実施例の玉貸ユニット350では、前記度数表示器361に度数が残存しない場合において、精算カード挿入口359に精算カード39が挿入された場合には、該挿入された精算カード39に記憶されている度数データと時刻データと日付データとがカードリーダライタ370により読み出されて制御ユニット380に出力され、制御ユニット380においてリアルタイムクロック(RTC)384から出力される日付と日付データの日付とが一致する場合であれば、当該精算カード39から読み出した度数データをRAM383に記憶するとともに利用可能な度数として度数表示器361に表示することで、該度数を使用しての玉貸を受けられるようになっている。
次いで、本実施例2に用いた精算装置400’は、前記実施例1の精算装置400とほぼ同一であるが、本実施例2では精算装置400’と玉貸ユニット350とをデータ通信可能に接続する必要がないことから、記実施例1の精算装置400の通信部422(図7参照)を有しない構成とされ、その他の構成は実施例1の精算装置400と同一とされいる。
以下、本実施例2の玉貸ユニット350における処理の流れについて、図12に基づいて説明すると、遊技者が玉貸を受けたい場合には、紙幣挿入口352または硬貨投入口353から紙幣或いは硬貨を投入する。尚、本実施例2では、例えば5000円札を紙幣挿入口352に投入した場合を例に説明する。
これら、紙幣挿入口352に挿入された5000円札は、紙幣識別ユニット371によりその真贋と金種が識別されて、金種が5000円であるとの情報を含む識別情報が制御ユニット380に出力されることで、制御ユニット380は、受付け(識別)貨幣金額である5000円に相当する度数である50度数を前記RAM383に記憶した後、該50度数を度数表示器361に表示する。
この状態において、遊技者が貸出ボタンスイッチ362を操作することで、該操作による貸出ボタンスイッチ362からの信号出力に基づいて制御ユニット380は、球切り払出ユニット373の動作を制御して所定金額である500円(5度数)に相当する数の遊技球(例えば125球)の払出を実施するとともに、該払出に使用した5度数をRAM383に記憶している度数データから減算更新し、該減算更新後の新たな度数、つまりは45度数を度数表示器361に表示する。
そして、貸出を受けた玉が少なくなるか或いは無くなった場合には、遊技者は再度貸出ボタンスイッチ362を操作することで、度数表示器361に度数が残存する限り、繰返し玉貸を受けることができる。
そして、遊技者が遊技を終了する場合には、終了ボタンスイッチ363を操作することで、制御ユニット380により、RAM383に記憶された度数データに基づく度数が残存するか、つまりは度数表示器361に表示された度数が残存するか否かが判定され、度数が残存する場合において、動作LEDユニット351の点灯態様が精算カード39の挿入を促す点滅点灯とされて、精算カード39を携行している係員に精算カード39が必要とされている旨が報知される。
この多機能LED301aが点滅点灯されることで、係員が精算カード39をカード挿入口359に挿入すると、カードリーダライタ370から精算カード39が挿入された旨が制御ユニット380に出力されることで、制御ユニット380は、前記RTC384から出力されるその時点の時刻に、ROM382に記憶されている精算可能時間である、例えば5分を加算した精算期限時刻と、RTC384から出力される日付とともに、RAM383に記憶されている度数データから特定される残存度数の大きさである未使用度数の大きさ、例えば、40度数を遊技に使用して10度数が残存している場合には、該10度数を示す度数データを、カードリーダライタ370に出力することで、該出力された精算期限時刻並びに日付と未使用度数の大きさである10度数を示す精算期限時刻データ、日付データ、未使用度数データとが精算カード39に記録され、該記録された未使用度数データが再度読み出されて制御ユニット380に出力されることで、制御ユニット380が、カードリーダライタ370に出力した未使用度数の大きさと、カードリーダライタ370から出力されてきた未使用度数データに基づく未使用度数の大きさが一致する場合において、精算カード39への記録(記憶)が良好に完了したものと判定し、スピーカ367から、例えば「精算可能時間は5分です」等の音声メッセージを出力して遊技者に精算可能な有効時間を報知するとともに、該精算カード39をカード挿入口359から排出して返却する。そして、前記RAM383に記憶している度数データを消去する。
遊技を終了した遊技者が、前記カード挿入口309から排出して返却された精算カード39を精算装置400’のカード挿入口402に挿入すると、該挿入された精算カード39に記録されている精算期限時刻データ、日付データと未使用度数データとをカードリーダライタ415により読み出し、該読み出した精算期限時刻データから特定される精算期限時刻とRTC416から出力されるその時点の時刻とから、精算期限時刻を過ぎていないか否かを判定する。
そして、該判定において精算期限時刻を過ぎている場合には、係員精算操作手段であるキースイッチ425が係員精算の位置に回動される係員精算操作が有るか否かを判定し、係員精算操作が無い場合、つまりはキースイッチ425が通常の設定位置にある場合には、カード挿入口402から挿入された精算カード39から読み出した未使用度数データに相当する金額の払出を実施せずに、所定時間が経過していることを、前記動作表示部401の点灯態様を点滅点灯することで報知する。また、係員精算操作が有る場合、つまりはキースイッチ425が係員精算の位置に回動されている場合には、精算カード39から読み出した未使用度数データ、例えば10度数に相当する金額である1000円の貨幣の払出を実施した後、当該精算カード39の記録情報を消去し、該精算カード39を回収ボックス440に回収する。つまり、前記動作表示部401の報知状態において係員精算操作が実施されることで、所定時間が経過した精算カード39の精算が実施されることとなる。
一方、前記した判定において精算期限時刻を過ぎていない場合には、精算カード39から読み出した未使用度数データ、例えば10度数に相当する金額である1000円の貨幣を前記金額表示部407に表示するとともに、精算ボタン410の操作受付けを実施して、精算ボタン410の操作に基づいて、金額表示部407に表示中の金額である1000円の貨幣(紙幣)の払出を実施した後、当該精算カード39の記録情報を消去し、該消去した精算カード39を回収ボックス440に回収する。
以上、本実施例2の遊技用システムによれば、精算記録媒体である精算カード39から読み出された有効期間情報である精算期限時刻データから特定される精算を許容する期間以内にその時点が該当する場合においてのみ、精算装置400’にて精算処理が実施されるようになるため、遊技用装置である玉貸ユニット350と精算装置400とを通信接続する必要のないより簡素なシステムによって、精算記録媒体である精算カード39の複製やデータ改竄等の不正防止を実現することができる。
また、前記各実施例によれば、精算処理が許容される時間或いは精算処理を許容される期間が表示や音声にて報知されるようになるため、遊技者は、これら精算処理が許容される時間或いは精算処理を許容される期間を認識することができ、これら精算処理が許容される時間或いは精算処理を許容される期間が過ぎて精算ができなくなってしまうことを極力防止することができる。
また、前記各実施例によれば、精算用記録媒体である精算カード39がICカードとされ、該ICカードの集積回路に記録情報が記憶されているために、精算記録媒体である精算カード39の複製やデータ改竄等の不正防止をより困難なものにできるとともに、比較的高価な集積回路を有するICカードとされた精算カード39を回収することで、繰返し精算カード39を使用でき、システムのランニングコストを抑えることもできる。
また、前記各実施例によれば、精算カード39を外部より受付けることで、精算記録媒体である精算カード39を遊技用装置であるカードユニット3や玉貸ユニット350内部に収納しておく必要がなく、遊技用装置であるカードユニット3や玉貸ユニット350を簡素化できる。
また、前記実施例1によれば、遊技用記録媒体であるビジターカード38が内蔵されて持ち去られることがないことから、遊技用記録媒体であるビジターカード38の複製やデータ改竄等の不正を防止できるとともに、遊技用記録媒体であるビジターカード38に要するランニングコストも抑えることができる。
また、前記各実施例によれば、係員精算操作手段であるキースイッチ425を精算装置400、400’が備えることで、仮に精算処理が許容される時間或いは精算処理が許容される期間を誤って過ぎてしまっても、係員の立ち会いにおいて当該係員が係員精算操作手段を操作することで、精算処理が許容される時間或いは精算処理が許容される期間を過ぎた精算記録媒体である精算カード39の精算を実施することができ、システムの冗長性を向上できる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例1では、カードユニット3と精算装置400とを通信接続して精算情報を精算装置400に対して送信するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば実施例2に示すように、カードユニット3と精算装置400とを非接続状態として配置し、前記玉貸ユニット350のようにカードユニット3が、精算期限時刻を精算カード39に記録して返却するようにしても良い。また、逆に、前記実施例2の玉貸ユニット350を、前記実施例1のカードユニット3のように、精算装置400に通信接続して、精算カードIDを含む精算情報を精算装置400に送信することで、精算が可能な時間が経過しているか否かを精算装置400が判定して精算を実施するようにしても良い。
また、前記各実施例では、カードユニット3や玉貸ユニット350にて受付け可能な貨幣を紙幣と硬貨としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら受付け可能な貨幣を紙幣のみ或いは硬貨のみとしても良いし、受付ける紙幣の種別や貨幣の種別も適宜に選択すれば良い。
また、前記各実施例では、カードユニット3や玉貸ユニット350にて貸出処理や現金玉貸処理に一度に使用される度数の大きさである使用単位を、500円に相当する5度数としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら使用単位を5度数以外としたり、これら使用単位を遊技者が変更できるようにしても良い。
また、前記実施例では、返却された精算カード39をその他のカードユニット3や玉貸ユニット350にて、その当日において使用できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら他のカードユニット3や玉貸ユニット350にての精算カード39の使用も、精算装置400における精算の場合と同様に、所定時間、例えば1時間以内としても良いし、更には、これら精算カード39をその他のカードユニット3や玉貸ユニット350にて使用できない構成としても良い。
また、前記実施例1では、精算情報の受信に基づいて、カードテーブルに精算カードIDに対応付けてその時点の時刻を開始時刻として登録することで計時を開始するようにしており、このようにすることは、多数の精算情報を受信しても、各精算情報に含まれる精算カードIDに対応する経過時間の計時に要する処理負荷を非常に低いものとできることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、開始時刻に代えて経過時刻を1秒毎に更新登録するようにしても良いし、複数のタイマを内蔵したタイマモジュールを設けて、各タイマにて経過時間の計時を実施するようにしても良い。
また、前記実施例2では、精算を許容する期間を特定可能な有効期間情報として、精算期限時刻データを記録するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら有効期間情報として、精算カード39を返却する際の時刻データと精算可能時間である例えば5分を特定可能な期間データとを記録しても良いし、更には、予め精算装置400’に精算可能時間である例えば5分等のデータが登録されている場合においては、精算カード39を返却する際の時刻データのみを有効期間情報として記憶するようにしても良い。
また、前記実施例では、精算カード39としてICカードを使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら精算カード39に使用する記録媒体を、例えば通常の磁気カードとしたり、遊技者が携行する携帯電話としても良い。
また、前記実施例では、精算を可能とする時間或いは精算を可能とする期間が、予め玉貸ユニット350や精算装置400に予め登録されて固定とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら精算を可能とする時間或いは精算を可能とする期間を設定変更するための設定部を玉貸ユニット350や精算装置400に設けるようにして、これら精算を可能とする時間或いは精算を可能とする期間を、遊技場に合わせて変更できるようにしても良い。
また、前記実施例では、係員精算操作手段としてキースイッチ425を設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら係員精算操作手段として、例えばキースイッチ425に加えて暗証番号を入力する入力部を設けて、暗証番号が一致した場合において係員精算を可能とする等のように、更にセキュリティ性を高めたものとしても良い。
また、前記実施例では、精算カード39を係員がカードユニット3や玉貸ユニット350に挿入するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら精算カード39をカードユニット3や玉貸ユニット350に貯留しておいて発行するようにしても良い。
前記各実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
本発明の請求項1は、遊技機(パチンコ機2)に対応付けて設置され、貨幣を受付けて、該受付け貨幣の真贋ならびに貨幣種別を識別する貨幣識別手段(紙幣識別ユニット321、硬貨識別ユニット322)と、該貨幣識別手段にて識別された貨幣の価値の範囲内の所定の大きさの価値を遊技に使用させるための使用処理(貸出処理)を行う遊技用装置(カードユニット3)と、前記貨幣識別手段にて識別された貨幣の価値のうち、前記使用処理に使用されなかった未使用の価値の大きさを特定可能な精算価値情報(未使用度数データ)が記録された精算記録媒体(精算カード39)を受付け、該受付けた精算記録媒体に記録されている精算価値情報から特定される未使用の価値に相当する貨幣を払出す精算装置400と、から成り、前記遊技用装置は、前記貨幣識別手段にて識別された貨幣の価値の大きさを記憶する価値記憶手段(ビジターカード38)と、前記使用処理に使用された価値の大きさに応じて、前記価値記憶手段に記憶された価値の大きさを更新する価値更新手段(制御ユニット328)と、前記価値記憶手段に記憶された価値を精算するために遊技者が操作する精算操作手段(終了ボタン)と、該精算操作手段における操作に基づいて、前記価値記憶手段に記憶された価値が残存するか否かを判定する残価値判定手段(制御ユニット328)と、該残価値判定手段により前記価値記憶手段に記憶された価値が残存すると判定されたことに基づいて、前記精算記録媒体に記録されている該精算記録媒体を個々に識別可能な精算記録媒体識別情報(精算カードID)を読み出すとともに、前記価値記憶手段に記憶された価値の大きさ(未使用度数)を特定可能な情報を前記精算価値情報として当該精算記録媒体に記録する精算記録媒体処理手段(カードリーダライタ327)と、該精算記録媒体処理手段にて前記精算記録媒体より読み出した前記精算記録媒体識別情報を含む精算情報を前記精算装置に送信する精算情報送信手段(通信部334)と、を備え、前記精算装置は、精算処理を許容する時間を登録する精算許容時間登録手段(記憶部421)と、前記精算情報送信手段から送信される精算情報の受信に基づいて、当該精算情報に含まれる前記精算記録媒体識別情報に対応する経過時間の計時を開始する計時手段(416)と、前記精算記録媒体を受付けて、該受付けた精算記録媒体に記録されている前記精算記録媒体識別情報と前記精算価値情報とを読み出す精算記録媒体受付手段(カードリーダライタ415)と、該精算記録媒体受付手段にて読み出した前記精算記録媒体識別情報に対応する前記計時手段にて計時された経過時間が、前記精算許容時間登録手段に登録された精算処理を許容する時間以内であるか否かを判定する精算判定手段(MPU423)と、を備え、該精算判定手段が、精算処理を許容する時間以内であると判定したことを条件に、前記精算記録媒体受付手段にて前記精算記録媒体から読み出した前記精算価値情報から特定される価値の大きさに相当する貨幣を払出す精算処理を行う。
本発明の請求項2は、遊技機(パチンコ機2’)に対応付けて設置され、受付け貨幣の真贋ならびに貨幣種別を識別する貨幣識別手段(紙幣識別ユニット371、硬貨識別ユニット372)と、該貨幣識別手段にて識別された貨幣の価値の範囲内の所定の大きさの価値を遊技に使用させるための使用処理(現金玉貸処理)を行う遊技用装置(玉貸ユニット350)と、前記貨幣識別手段にて識別された貨幣の価値のうち、前記使用処理に使用されなかった未使用の価値の大きさを特定可能な精算価値情報(未使用度数データ)が記録された精算記録媒体(精算カード39)を受付け、該受付けた精算記録媒体に記録されている精算価値情報から特定される未使用の価値に相当する貨幣を払出す精算装置400’と、を備える遊技用システムであって、前記遊技用装置は、前記貨幣識別手段にて識別された貨幣の価値の大きさを記憶する価値記憶手段(RAM383)と、前記使用処理に使用された価値の大きさに応じて、前記価値記憶手段に記憶された価値の大きさを更新する価値更新手段(MPU381)と、前記価値記憶手段に記憶された価値を精算するために遊技者が操作する精算操作手段(終了ボタンスイッチ363)と、該精算操作手段における操作に基づいて、前記価値記憶手段に記憶された価値が残存するか否かを判定する残価値判定手段(MPU381)と、該残価値判定手段により前記価値記憶手段に記憶された価値が残存すると判定されたことに基づいて、前記使用処理に使用されなかった未使用の価値の大きさである前記価値記憶手段に記憶された価値の大きさ(未使用度数)を特定可能な精算価値情報と、該精算価値情報から特定される価値の大きさの精算を許容する期間を特定可能な有効期間情報(精算期限時刻データ)とを、前記精算記録媒体に記録する精算記録媒体処理手段(カードリーダライタ370)と、を備え、前記精算装置は、前記精算記録媒体を受付けて、該受付けた精算記録媒体に記録されている前記精算価値情報と前記有効期間情報とを読み出す精算記録媒体受付手段(カードリーダライタ415)と、該精算記録媒体受付手段にて読み出した前記有効期間情報から特定される精算を許容する期間以内にその時点が該当するか否かを判定する精算判定手段(MPU423)と、を備え、該精算判定手段が、精算処理を許容する期間以内にその時点が該当すると判定したことを条件に、前記精算記録媒体受付手段にて前記精算記録媒体から読み出した前記精算価値情報から特定される価値の大きさに相当する貨幣を払出す精算処理を行う。
本発明の請求項3は、前記遊技用装置(カードユニット3、玉貸ユニット350)は、前記精算処理を許容する時間或いは前記精算処理を許容する期間を遊技者に報知する報知手段(表示部312、スピーカ367)を備える。
本発明の請求項4は、前記精算記録媒体(精算カード39)が記録情報を電気的に記憶する集積回路84を有する記録媒体(ICカード)であり、前記精算装置(400、400’)は、前記精算記録媒体を収容する記録媒体収容部(回収ボックス440)を備え、前記精算処理後において、当該精算処理に供された前記精算記録媒体を記録媒体収容部に回収する。
本発明の請求項5は、前記価値記憶手段(ビジターカード38)が、前記遊技用装置(カードユニット3)に内蔵された遊技用記録媒体(ビジターカード38)にて形成され、
前記精算記録媒体処理手段(カードリーダライタ327)は、外部から精算記録媒体(精算カード39)を受付け、該外部から受付けた精算記録媒体に、前記遊技用記録媒体に記憶されている価値の大きさを特定可能な精算価値情報(未使用度数データ)を記録する。
本発明の請求項6は、前記精算装置(400、400’)は、係員が操作する係員精算操作手段(キースイッチ425)を備え、前記精算判定手段(MPU423)により精算処理を許容する時間以内或いは前記精算処理を許容する期間以内でないと判定されたときであっても、前記係員精算操作手段における操作を条件として前記精算処理を実施する。
本発明の実施例1における遊技用システムの構成を示す図である。 (a)は、本発明の実施例1に用いたビジターカードを示す正面図であり、(b)は、精算カードを示す正面図である。 本発明の実施例1において用いたパチンコ機並びにカードユニットの正面図である。 本発明の実施例1におけるカードユニットの前面構造を示す斜視図である。 本発明の実施例1におけるカードユニッの構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に用いた精算装置を示す外観斜視図である。 本発明の実施例1に用いた精算装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に用いたカードテーブルの構成を示す図である。 本発明の実施例1における遊技用システムの処理状況を示す図である。 本発明の実施例2において用いたパチンコ機並びに玉貸ユニットの正面図である。 本発明の実施例2における玉貸ユニットの構成を示すブロック図である。 本発明の実施例2における遊技用システムの処理状況を示す図である。
符号の説明
2 パチンコ機
2’ パチンコ機
3 カードユニット
38 ビジターカード
39 精算カード
84 集積回路
312 表示部
321 紙幣識別ユニット
322 硬貨識別ユニット
327 カードリーダライタ
328 制御ユニット
334 通信部
350 玉貸ユニット
363 終了ボタンスイッチ
367 スピーカ
370 カードリーダライタ
371 紙幣識別ユニット
372 硬貨識別ユニット
400 精算装置
400’ 精算装置
415 カードリーダライタ
421 記憶部
425 キースイッチ
440 回収ボックス

Claims (6)

  1. 遊技機に対応付けて設置され、貨幣を受付けて、該受付け貨幣の真贋ならびに貨幣種別を識別する貨幣識別手段と、該貨幣識別手段にて識別された貨幣の価値の範囲内の所定の大きさの価値を遊技に使用させるための使用処理を行う遊技用装置と、
    前記貨幣識別手段にて識別された貨幣の価値のうち、前記使用処理に使用されなかった未使用の価値の大きさを特定可能な精算価値情報が記録された精算記録媒体を受付け、該受付けた精算記録媒体に記録されている精算価値情報から特定される未使用の価値に相当する貨幣を払出す精算装置と、
    から成り、
    前記遊技用装置は、
    前記貨幣識別手段にて識別された貨幣の価値の大きさを記憶する価値記憶手段と、
    前記使用処理に使用された価値の大きさに応じて、前記価値記憶手段に記憶された価値の大きさを更新する価値更新手段と、
    前記価値記憶手段に記憶された価値を精算するために遊技者が操作する精算操作手段と、
    該精算操作手段における操作に基づいて、前記価値記憶手段に記憶された価値が残存するか否かを判定する残価値判定手段と、
    該残価値判定手段により前記価値記憶手段に記憶された価値が残存すると判定されたことに基づいて、前記精算記録媒体に記録されている該精算記録媒体を個々に識別可能な精算記録媒体識別情報を読み出すとともに、前記価値記憶手段に記憶された価値の大きさを特定可能な情報を前記精算価値情報として当該精算記録媒体に記録する精算記録媒体処理手段と、
    該精算記録媒体処理手段にて前記精算記録媒体より読み出した前記精算記録媒体識別情報を含む精算情報を前記精算装置に送信する精算情報送信手段と、
    を備え、
    前記精算装置は、
    精算処理を許容する時間を登録する精算許容時間登録手段と、
    前記精算情報送信手段から送信される精算情報の受信に基づいて、当該精算情報に含まれる前記精算記録媒体識別情報に対応する経過時間の計時を開始する計時手段と、
    前記精算記録媒体を受付けて、該受付けた精算記録媒体に記録されている前記精算記録媒体識別情報と前記精算価値情報とを読み出す精算記録媒体受付手段と、
    該精算記録媒体受付手段にて読み出した前記精算記録媒体識別情報に対応する前記計時手段にて計時された経過時間が、前記精算許容時間登録手段に登録された精算処理を許容する時間以内であるか否かを判定する精算判定手段と、
    を備え、該精算判定手段が、精算処理を許容する時間以内であると判定したことを条件に、前記精算記録媒体受付手段にて前記精算記録媒体から読み出した前記精算価値情報から特定される価値の大きさに相当する貨幣を払出す精算処理を行うことを特徴とする遊技用システム。
  2. 遊技機に対応付けて設置され、受付け貨幣の真贋ならびに貨幣種別を識別する貨幣識別手段と、該貨幣識別手段にて識別された貨幣の価値の範囲内の所定の大きさの価値を遊技に使用させるための使用処理を行う遊技用装置と、
    前記貨幣識別手段にて識別された貨幣の価値のうち、前記使用処理に使用されなかった未使用の価値の大きさを特定可能な精算価値情報が記録された精算記録媒体を受付け、該受付けた精算記録媒体に記録されている精算価値情報から特定される未使用の価値に相当する貨幣を払出す精算装置と、
    を備える遊技用システムであって、
    前記遊技用装置は、
    前記貨幣識別手段にて識別された貨幣の価値の大きさを記憶する価値記憶手段と、
    前記使用処理に使用された価値の大きさに応じて、前記価値記憶手段に記憶された価値の大きさを更新する価値更新手段と、
    前記価値記憶手段に記憶された価値を精算するために遊技者が操作する精算操作手段と、
    該精算操作手段における操作に基づいて、前記価値記憶手段に記憶された価値が残存するか否かを判定する残価値判定手段と、
    該残価値判定手段により前記価値記憶手段に記憶された価値が残存すると判定されたことに基づいて、前記使用処理に使用されなかった未使用の価値の大きさである前記価値記憶手段に記憶された価値の大きさを特定可能な精算価値情報と、該精算価値情報から特定される価値の大きさの精算を許容する期間を特定可能な有効期間情報とを、前記精算記録媒体に記録する精算記録媒体処理手段と、
    を備え、
    前記精算装置は、
    前記精算記録媒体を受付けて、該受付けた精算記録媒体に記録されている前記精算価値情報と前記有効期間情報とを読み出す精算記録媒体受付手段と、
    該精算記録媒体受付手段にて読み出した前記有効期間情報から特定される精算を許容する期間以内にその時点が該当するか否かを判定する精算判定手段と、
    を備え、該精算判定手段が、精算処理を許容する期間以内にその時点が該当すると判定したことを条件に、前記精算記録媒体受付手段にて前記精算記録媒体から読み出した前記精算価値情報から特定される価値の大きさに相当する貨幣を払出す精算処理を行うことを特徴とする遊技用システム。
  3. 前記遊技用装置は、前記精算処理を許容する時間或いは前記精算処理を許容する期間を遊技者に報知する報知手段を備える請求項1または2に記載の遊技用システム。
  4. 前記精算記録媒体が記録情報を電気的に記憶する集積回路を有する記録媒体であり、
    前記精算装置は、
    前記精算記録媒体を収容する記録媒体収容部を備え、
    前記精算処理後において、当該精算処理に供された前記精算記録媒体を記録媒体収容部に回収する請求項1〜3のいずれかに記載の遊技用システム。
  5. 前記価値記憶手段が、前記遊技用装置に内蔵された遊技用記録媒体にて形成され、
    前記精算記録媒体処理手段は、
    外部から精算記録媒体を受付け、該外部から受付けた精算記録媒体に、前記遊技用記録媒体に記憶されている価値の大きさを特定可能な精算価値情報を記録する請求項1〜4のいずれかに記載の遊技用システム。
  6. 前記精算装置は、
    係員が操作する係員精算操作手段を備え、
    前記精算判定手段により精算処理を許容する時間以内或いは前記精算処理を許容する期間以内でないと判定されたときであっても、前記係員精算操作手段における操作を条件として前記精算処理を実施する請求項1〜5のいずれかに記載の遊技用システム。
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