JP2005065421A - 電気接続箱とその組立方法 - Google Patents

電気接続箱とその組立方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005065421A
JP2005065421A JP2003292905A JP2003292905A JP2005065421A JP 2005065421 A JP2005065421 A JP 2005065421A JP 2003292905 A JP2003292905 A JP 2003292905A JP 2003292905 A JP2003292905 A JP 2003292905A JP 2005065421 A JP2005065421 A JP 2005065421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
assembly
main cover
junction box
positioning holes
positioning hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003292905A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4091497B2 (ja
Inventor
Koichi Uesono
浩一 上園
Nobuhiro Takada
信宏 高田
Masahiro Takamatsu
昌博 高松
Koji Nomura
幸司 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Yazaki Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Yazaki Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2003292905A priority Critical patent/JP4091497B2/ja
Publication of JP2005065421A publication Critical patent/JP2005065421A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4091497B2 publication Critical patent/JP4091497B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Abstract

【課題】 組立用の位置決め穴からのメインカバー内への水等の侵入を防ぐと共に、メインカバー内の組立体へのユニット部品の組付接続性を高める。
【解決手段】 組立体25を収容するメインカバー1の裏面側に、組立用の一次ガイドピンに対する有底の位置決め穴を設けた。メインカバー1の表面側に、組立用の二次ガイドピン35,36に対する有底の位置決め穴21,22を設けた。裏面側と表面側の各位置決め穴を各一対対角方向に配置した。裏面側と表面側の各位置決め穴のピッチを相違させた。一次ガイドピンに組立体25を貫通させると共にメインカバー1の裏面側の位置決め穴を係合させ、これら接続箱主体部65を一次ガイドピンから離脱させて反転させ、二次ガイドピン35,36にメインカバーの表面側の位置決め穴21,22を係合させ、組立体25側にユニット部品を装着する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、ガイドピンで構成部品の位置決めをしつつ組立を行う電気接続箱とその組立方法に関するものである。
図12〜14は従来の電気接続箱とその組立方法の一形態を示すものである(例えば特許文献1参照)。
図12の如く、電気接続箱81は合成樹脂製の上カバー(メインカバー)82と下カバー83及び両カバー間に配置されるバスバー配線板84等で構成される。上カバー82はヒューズやリレーといった電気部品に対する装着部85やコネクタハウジング86等を有している。バスバー配線板84は絶縁基板に複数本の所要形状のバスバー87を配索して成り、通常複数枚が積層される。
上下のカバー82,83及びバスバー配線板84には組立用の位置決め孔88が貫通して設けられると共に、図13の如く上カバー82の裏面(内面)に固定用の溶着ピン89が一体に突設され、下カバー83とバスバー配線板84に溶着ピン挿通孔90が設けられている。組立台91には各位置決め孔88に対するガイドピン92が突設されている。
上カバー82を上下反転して組立台91のガイドピン92に位置決め孔88を係合させつつセットし、バスバー配線板84、下カバー83の順で各位置決め孔88をガイドピン92に係合させつつ、上カバー82の溶着ピン89を各挿通孔90に挿通させ、図14の如く下カバー83を貫通した溶着ピン89の先端部89aを溶融させて下カバー83に加締め固定させる。
実開昭63−127222号公報(第5〜7図)
しかしながら、上記従来の電気接続箱とその組立方法にあっては、ガイドピン92を挿入する上下のカバー82,83の位置決め孔88から接続箱内に水や塵が浸入して、内部のバスバー配線板84等にショートや錆等の悪影響を与えたり、水の浸入はなくとも接続箱内面等に結露を生じて同様の問題を起こし兼ねないという懸念があった。また、例えばバスバー配線板84に複数の端子(図示せず)が下向きに突出され、その端子を下カバー83側の他のユニット部品(図示せず)のコネクタに挿入接続させる場合等においては、組立・接続の作業性及び信頼性が低下するという懸念があった。
本発明は、上記した点に鑑み、組立時の位置決め手段に起因する水等の浸入や内部結露の発生を確実に防止することができ、また、それに加えて、配線板と他のユニット部品との組付及び接続を確実に行わせることのできる電気接続箱とその組立方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る電気接続箱は、組立体を収容するメインカバーの裏面側に、組立用の一次ガイドピンに対する有底の位置決め穴が設けられたことを特徴とする。
上記構成により、例えば一次ガイドピンに沿って組立体がセットされ、次いでメインカバーの位置決め穴を一次ガイドピンに係合させて、メインカバーが組立体の外側にスムーズに組み付けられる。位置決め穴の底部はメインカバーの表面側又は表面寄りで塞がれ、外部に貫通(開口)していないから、組立後において、外部から位置決め穴を経てメインカバー内(電気接続箱内)に水や塵等が侵入することがない。
請求項2に係る電気接続箱は、請求項1記載の電気接続箱において、前記メインカバーの表面側に、組立用の二次ガイドピンに対する有底の位置決め穴が設けられたことを特徴とする。
上記構成により、二次ガイドピンにメインカバーの表面側の位置決め穴が係合され、それによりメインカバーが裏返しに位置決めセットされる。メインカバーは組立体の外側にスムーズに組み付けられる。その状態でメインカバー内の組立体に他のユニット部品が装着される。組立体と他のユニット部品は電気的に接続される。メインカバーが位置決め固定されているから、特に自動機でユニット部品を組み付ける際に、メインカバー内の組立体に対するユニット部品の組付及び接続が位置ずれなく正確に行われると共に、接続状態を目視確認可能となる。位置決め穴の底部はメインカバーの裏面側又は裏面寄りで塞がれ、裏面側に貫通(開口)していないから、組立後において、外部から位置決め穴を経てメインカバー内(電気接続箱内)に水や塵等が侵入することがない。
請求項3に係る電気接続箱は、請求項2記載の電気接続箱において、前記裏面側と表面側の各位置決め穴が各一対対角方向に配置されたことを特徴とする。
上記構成により、裏面側の位置決め穴が二つ対角方向に配置されたことで、一次ガイドピンに対するメインカバーの係合がXY方向(二次元方向)に正確に位置決めされつつ、少ない位置決め穴による低い摺動抵抗で引っ掛かりなくスムーズに行われる。同様に、表面側の位置決め穴が二つ対角方向に配置されたことで、二次ガイドピンに対するメインカバーの係合がXY方向(二次元方向)に正確に位置決めされつつ、少ない位置決め穴による低い摺動抵抗で引っ掛かりなくスムーズに行われる。
請求項4に係る電気接続箱は、請求項3記載の電気接続箱において、前記裏面側と表面側の各位置決め穴のピッチを相違させたことを特徴とする。
上記構成により、裏面側の位置決め穴を二次ガイドピンに係合させようとしたり、表面側の位置決め穴を一次ガイドピンの係合させようとした場合に、各位置決め穴が各ガイドピンに係合せず、誤組付が防止される。裏面側の位置決め穴と表面側の位置決め穴とが一本の対角線の近くに配置されてもよく、あるいは裏面側の位置決め穴が一方の対角線に沿って配置され、表面側の位置決め穴が他方の対角線に沿って配置されてもよい。
請求項5に係る電気接続箱は、請求項1〜4の何れか1項に記載の電気接続箱において、前記組立体に、前記一次ガイドピンに対する位置決め孔が貫通して設けられたことを特徴とする。
上記構成により、組立体の位置決め孔が一次ガイドピンに係合され、一次ガイドピンの先端部が組立体を貫通して突出する。そのガイドピンの先端部に前記メインカバーの裏面側の位置決め穴が係合される。これにより、組立体とメインカバーとが位置ずれなくスムーズに係合する。
請求項6に係る電気接続箱の組立方法は、請求項2〜5の何れか1項に記載の電気接続箱を組み立てるための電気接続箱の組立方法であって、前記一次ガイドピンに前記組立体の位置決め孔を貫通係合させ、次いで該一次ガイドピンの先端部に前記メインカバーの裏面側の位置決め穴を係合させて、接続箱主体部を構成させ、次いで該接続箱主体部を該一次ガイドピンから離脱させて反転させ、前記二次ガイドピンに該メインカバーの前記表面側の位置決め穴を係合させ、その状態で該組立体側にユニット部品を装着することを特徴とする。
上記構成により、一次ガイドピンに組立体の位置決め孔が係合され、次いでメインカバーの裏面側の位置決め穴が係合されて、メインカバー内に組立体が組み付けられる。次いで一次ガイドピンからこれら接続箱主体部が離脱され、表裏反転されて、二次ガイドピンにメインカバーの表面側の位置決め穴が係合され、メインカバー内の組立体に他のユニット部品が装着される。
メインカバーが位置決め固定されているから、特に自動機でユニット部品を組み付ける際に、ユニット部品の組付が位置ずれなく正確に行われると共に、接続状態を目視確認可能となる。メインカバーに対する組立体の組み付けとは別に組立体にユニット部品を組み付けることで、例えば組立体側の端子とユニット部品側の端子とを相互に接続させる場合に、端子相互の接続及び接続確認をメインカバーで隠されることなく確実に行うことができる。組立後においては、表面側の位置決め穴は裏面側に貫通しておらず、裏面側の位置決め穴は表面側に貫通していないから、外部から位置決め穴を経てメインカバー内(電気接続箱内)に水や塵等が侵入することがない。
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、組立用の位置決め穴が外部に開口していないから、外部から電気接続箱内への水や塵等の侵入や内部結露の発生が確実に防止され、組立体の回路のショートや錆による導通不良といった不具合が起こらず、電気接続箱の電気的接続の信頼性が向上する。
請求項2記載の発明によれば、メインカバー内に組立体を組み付けた後、メインカバーを位置決め固定して他のユニット部品を組立体に正確に組付及び接続させることができ、このように多種の構成部品を備えた電気接続箱を効率良く組み立てることができると共に、電気接続箱の電気的接続の信頼性を向上させることができる。また、表面側の位置決め穴がカバー内部に貫通(開口)していないから、外部から電気接続箱内への水や塵等の侵入や内部結露の発生が確実に防止され、組立体の回路のショートや錆による導通不良といった不具合が起こらず、電気接続箱の電気的接続の信頼性が向上する。
請求項3記載の発明によれば、ガイドピンに対するメインカバーの係合セットが二次元方向に正確に且つスムーズに行われ、電気接続箱の組立効率が向上する。
請求項4記載の発明によれば、表裏の位置決め穴が対応するガイドピンとのみ整合するから、メインカバーの誤セットが防止され、誤セットに伴う構成部品の誤組付が防止されて、電気接続箱の組立品質が向上する。
請求項5記載の発明によれば、組立体とメインカバーとが位置ずれなくスムーズに係合され、電気接続箱の組立効率がアップする。
請求項6記載の発明によれば、メインカバー内への組立体の組み付けとは別に、組立体にユニット部品をスムーズに組み付けることができ、それにより、例えば組立体とユニット部品との電気的接続とその確認をスムーズ且つ正確に行うことができ、電気接続箱の組立品質が向上する。メインカバーの各位置決め穴からの水等の侵入が防止されて、電気接続箱の接続品質が向上することは言うまでもない。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の電気接続箱のメインカバー、図2は、メインカバー内に収容される配線板組立体をそれぞれ示すものである。
メインカバー1は絶縁性の合成樹脂で形成され、上側と左右及び後側の各壁部2〜5(図9)で囲まれた比較的深い収容空間6と、収容空間6に続く前側の開口7とを有している。上側の壁部2には各種形状のコネクタハウジング8〜14やリレー装着部15等が一体に設けられている。
また、上側の壁部2の表面から収容空間6に向けて有底の位置決め穴21,22が二つ設けられると共に、上側の壁部2の裏面側(収容空間側)において上側の壁部2で天部(底部)を塞がれた上向きの位置決め穴(下側が開口した穴部)23,24が二つ設けられている。
後述する如く、表面側で開口した位置決め穴21,22は電子ユニット(ユニット部品又は接続ユニット)16(図11)の組付時に用いられ、裏面側で開口した位置決め穴23,24は電子ユニット16を除く配線板組立体(組立体)25(図2)や上カバー1の組立時に用いられる。各位置決め穴21〜24は後述の組立台31,32(図9〜10)のガイドピン33〜36に着脱自在に係合する。
図2の如く、配線板組立体25は、複数の布線回路板17を積層すると共に布線回路板17の前半にバスバー回路板18を積層して成る回路配線板19と、回路配線板19の前端部に結合されるヒューズブロック20とで構成される。
布線回路板17は、周壁26を有する絶縁基板27と、絶縁基板上に所要形状に布線される複数の電線28と、電線28に接続(圧接)される各種の端子29,30とで構成され、端子29,30は一方に圧接部37、他方にタブ状又はピン状の電気接触部38,39を有している。
バスバー回路板18は、絶縁基板40と、絶縁基板上に配索される複数のバスバー41とで構成され、バスバー41の一端はヒューズ接続用の挟持端子41として前方に突出し、バスバー41の他端は、電線28に対する圧接部42として下向きに直角に屈曲されている。
ヒューズブロック20は、バスバー41の挟持端子41に対する収容室43を有する合成樹脂製のブロック本体44と、収容室内でもう一方の挟持端子45を成す水平なバスバー46とで構成されている。バスバー46はバスバー回路板18に接続される。収容室43にブレード型のヒューズ47が装着される。
上記配線板組立体25の布線回路板17とバスバー回路板18とに一つずつ板厚方向の位置決め孔51,52が貫通して設けられている。二つの位置決め孔51,52は対角方向に配置されている。位置決め孔51,52は後述の組立台31(図9)のガイドピン33,34に着脱自在に係合する。明細書中では貫通した「孔」と有底の「穴」とで表現を区別している。
図3は上記メインカバー1の表面側を示す上面図である。
上側の壁部2の一側方(一方の側壁3に近い側)の後端寄りの位置でコネクタハウジング8と一方の側壁3との間に第一の位置決め穴21が設けられ、上側の壁部2の他側方(他方の側壁4に近い側)の前半側において前後のコネクタハウジング9,10の間に第二の位置決め穴22が設けられている。二つの位置決め穴21,22はメインカバー1のほぼ対角方向に配置されている。第一の位置決め穴21は楕円形に形成され、第二の位置決め穴22は真円形に形成されている。
第一の位置決め穴21はそのA−A断面図を図4に示す如く、メインカバー1の内側に突出し、上壁2に直交する断面楕円形の環状の周壁48と、周壁48の底部を塞ぐ底壁49とで囲まれて構成されている。第二の位置決め穴22はそのB−B断面図を図5に示す如く、上壁2に直交する断面円形の周壁53と、周壁53の底部を塞ぐ底壁54とで囲まれて構成されている。各位置決め穴21,22の上部開口縁にはテーパ状のガイド面50が形成されている。各位置決め穴21,22の深さは例えば10mm程度である。
図3で符号8〜14はコネクタハウジング、55は各コネクタハウジングの底壁の端子挿通孔、15は電気部品装着部であるリレー装着部をそれぞれ示している。
上壁2の裏面側には第一の位置決め穴21の近くに第三の位置決め穴23が配置され、第二の位置決め穴22の近くに第四の位置決め穴24が配置されている。その状態を図6(メインカバー1の裏面図)に示す。第三の位置決め穴23は断面楕円形に形成され、第四の位置決め穴24は断面真円形に形成されている。第三,第四の位置決め穴23,24の間隔(ピッチ)は第一,第二の位置決め穴21,22の間隔よりも広く設定され、ガイドピン33〜36(図9〜10)に対する誤組付が防止されている。
第三の位置決め穴23は上壁2の後端(後壁5)寄りにおいて左右のコネクタハウジング11,12の間に形成されている。両コネクタハウジング11,12の対向近接する壁部56の中央が第三の位置決め穴23の環状の周壁57で一体的に連結されている。これにより、位置決め穴23の省スペース化と剛性アップが図られている。第三の位置決め穴23のC−C断面を図7に示す如く、第三の位置決め穴23の下部開口23aは両コネクタハウジング11,12の底壁58と同一水平面に位置し、第三の位置決め穴23の上部(底部)を塞ぐ天壁(壁部)59はメインカバー1の上壁2と同一水平面に一体に形成されている。
第四の位置決め穴24は上壁2の他側寄り(他方の側壁4の近く)で前後のコネクタハウジング13,14の間に形成されている。第四の位置決め穴24のD−D断面を図8に示す如く、位置決め穴24の環状の周壁60は一方のコネクタハウジング13の壁部と一体化し、且つ他方のコネクタハウジング14の壁部とリブ61(図6)で連結されている。これにより、穴構造の省スペース化と剛性アップが図られている。第四の位置決め穴24の上部(底部)を塞ぐ天壁(壁部)62はメインカバー1の上壁2と一体に且つ上壁2の上面と同一水平面に形成されている。
図9は電気接続箱の組立方法(製造方法)の一形態を示すものであり、水平な第一の組立台31に図2の配線板組立体25と図1のメインカバー1とを上向きに順に組み付けていく。図9では配線板組立体25の図示を省略している。
第一の組立台31には対角方向の二本のガイドピン(一次ガイドピン)33,34が垂直に立設されている。各ガイドピン33,34の長さは配線板組立体25(図2)の最大厚さよりも長く設定され、各ガイドピン33,34の太さは各位置決め孔51,52(図2)や裏面側の位置決め穴23,24の最小内径よりも若干細く設定されている。
先ず、ガイドピン33,34を配線板組立体25(図2)の二つの貫通した位置決め孔51,52に挿通させる(位置決め孔をガイドピンに着脱自在に係合させる)。ガイドピン33,34の先端部は配線板組立体25を貫通して上方に突出する。
次いでガイドピン33,34の先端部をメインカバー1の裏面側の第三,第四の位置決め穴23,24に挿入する(ガイドピンの先端部に位置決め穴を着脱自在に係合させる)。配線板組立体25の各位置決め孔51,52とメインカバー1の各位置決め穴23,24とは同軸に位置する。各位置決め孔51,52と各位置決め穴23,24との最小内径は同一に設定されることが好ましい。
上記位置決めによって配線板組立体25とメインカバー1との組付が傾きやそれによる干渉や擦れ等なくスムーズ且つ容易に行われる。メインカバー1は配線板組立体25を包み込むように収容する。配線板組立体25の上方に突出したタブ状や音叉状等の各端子29,63,64(図2)はメインカバー1のコネクタハウジングやリレー装着部(ハウジング)の各底壁の各挿通孔55(図1)に位置ずれやそれに伴う干渉や擦れ等なくスムーズに挿通される。配線板組立体25はメインカバー1に係止手段で係止されるようにしておくことが好ましい。
ガイドピン33,34とそれに対する位置決め孔51,52や位置決め穴23,24を対角方向に二つ設けたことで、位置決めが正確に行われ、しかも一対の位置決め穴の一方23を長孔状(楕円形)にしたことで、許容範囲の寸法誤差が長孔状の位置決め穴で吸収され、組立がスムーズに行われる。
次いで、メインカバー1と配線板組立体25とで成る接続箱主体部65(図10)をガイドピン33,34から引き上げ(ガイドピン33,34を位置決め穴51,52及び位置決め孔23,24から抜き取り)、図10〜図11に示す如く、接続箱主体部65を上下反転させて、第二の組立台32の二本のガイドピン(二次ガイドピン)35,36にメインカバー1の表側の第一,第二の位置決め孔21,22を着脱自在に係合させる(ガイドピンを位置決め孔に挿入する)。
二次ガイドピン35,36の長さは一次ガイドピン33,34よりも短く設定され、二次ガイドピン35,36の太さは第一,第二の位置決め穴21,22の最小内径よりも若干小径に設定されている。二次ガイドピン35,36のピッチは第一,第二の位置決め穴21,22のピッチと同一で狭く、一次ガイドピン33,34のピッチは第三,第四の位置決め穴のピッチ23,24と同一で広く設定され、誤組付が防止されている。
図11の如く第二の組立台32に接続箱主体部65を逆さにセットした状態で、配線板組立体25の裏面側に電子ユニット基板(電子ユニット又はユニット部品)16を装着する。配線板組立体25の裏面には合成樹脂製の略板状の中間カバー66が装着されており、電子ユニット基板16は中間カバー66の上から装着される。中間カバー66は図11の接続箱主体部65の反転セット状態で装着してもよく、あるいは図9の接続箱主体部65の組立工程で最初に第一の組立台31にガイドピン33,34と位置決め孔との係合で組み付けてもよい。中間カバー66の孔部から配線板組立体25の裏面側のピン状の端子39が突出されている。中間カバー66は電子ユニット基板16に対するねじ止め用のボス部67を有している。
電子ユニット基板16には位置決め孔が設けられておらず、ユニット回路基板68に、ボス部67に対するねじ挿通孔69が設けられると共に、ジョイント用のコネクタ70や給電ないし信号用のコネクタハウジング71や図示しない電子部品等が上向きに配設されている。ジョイント用のコネクタ70は絶縁ハウジングの内部に複数の雌端子(図示せず)を有し、各雌端子はユニット回路基板68の回路に接続され、各雌端子に配線板組立体25のピン状の各雄端子39が挿入接続される。各雄端子39を位置ずれなく確実にコネクタ70内の各雌端子に挿入接続させるために、ガイドピン35,36と位置決め穴21,22との係合による接続箱主体部65の反転セットが可能となる。
電子ユニット基板16は自動車部品の各種制御等を行う。電子ユニット基板16の上からサブカバー(図示せず)が装着されてメインカバー1に係止される。メインカバー1と、リレーやヒューズを接続する配線板組立体25と、制御用の電子ユニット基板16と、サブカバーとで電気接続箱72が構成される。
なお、電子ユニット(ユニット部品)として電子ユニット基板16に代えて電子ユニットブロックを装着することも可能である。また、電子ユニットに限らず電気ユニットやコネクタブロック等の他のユニット部品を装着することも可能である。また、これらのユニット部品を用いない仕様の場合は、第一の組立台31のみで電気接続箱の組立を行うことになる。その場合でもメインケース1には表裏に位置決め穴21〜24を設けておき、メインカバー1を共用することが好ましい。また、配線板組立体25の端子39を電子ユニット基板16にコネクタ接続ではなく溶接や電線圧接等の手段で接続させることも可能である。
また、位置決め孔51,52や位置決め穴21〜24の数は各二つに限らず各三つとすることも可能である。但し、対角方向に二つ設けることが省スペースや組立作業性等の観点からベストである。各位置決め穴21〜24の間隔は適宜設定可能である。また、少し手間がかかるが、位置決め孔と位置決め穴とを各一つのみ設け、その孔部(穴部)と対角の位置で配線板組立体25やメインカバー1を突き当て等の他の位置決め手段で位置決めすることも可能である。また、位置決め精度を一層高める場合は全ての位置決め穴21〜24を断面真円形とすることも可能である。組立順から言えば表面側の上記第一,第二の位置決め穴21,22は第三,第四の位置決め穴となり、裏面側の上記三,第四の位置決め穴23,24は第一,第二の位置決め穴となる。
また、上記配線板組立体25はバスバー41と電線28の両方を用いたものであるが、バスバーのみ、あるいは電線のみを用いた配線板組立体であってもよい。各回路板17,18の枚数は回路仕様に応じて適宜設定される。また、上記配線板組立体25はリレーとヒューズとコネクタとを同時に接続させるものであるが、リレーのみ、あるいはヒューズのみ、あるいはコネクタのみを接続させるものであってもよい。また、布線板17や回路板18以外に接続ブロックや接続ユニット等(図示せず)で組立体を構成させることも可能である。この場合も組立体には位置決め孔51,52が貫設される。また、前部開口7側に位置するヒューズブロック20を用いずに、四方を壁部(周壁)で囲まれたメインカバーを用いることも可能である。
また、図9の第一の組立台31の一次ガイドピン33,34を着脱自在とし、第一の組立台31に図10の二次ガイドピン35,36を装着する孔部を設け、第一の組立台31と図10の二次ガイドピン35,36とで第二の組立台32を構成させることも可能である。
本発明に係る電気接続箱のメインカバーの一実施形態を示す斜視図である。 同じく電気接続箱の配線板組立体の一実施形態を示す分解斜視図である。 メインカバーの表面側を示す平面図(上面図)である。 メインカバーの表面側の一方の位置決め穴を示す図3のA−A断面図である。 表面側の他方の位置決め穴を示す図3のB−B断面図である。 メインカバーの裏面側を示す平面図(下面図)である。 メインカバーの裏面側の一方の位置決め穴を示す図6のC−C断面図である。 裏面側の他方の位置決め穴を示す図6のD−D断面図である。 第一の組立台を用いた電気接続箱の組立方法の一形態を示す正面図である。 第二の組立台を用いた電気接続箱の組立方法の一形態を示す正面図である。 同じく第二の組立台を用いた電気接続箱の組立方法を示す分解斜視図である。 従来の電気接続箱の一形態を示す分解斜視図である。 同じく従来の電気接続箱の組立方法の一工程を示す斜視図である。 同じく従来の電気接続箱の組立方法の他工程を示す縦断面図である。
符号の説明
1 メインカバー
16 電子ユニット基板(ユニット部品)
21,22 表面側の位置決め穴
23,24 裏面側の位置決め穴
25 配線板組立体(組立体)
33,34 一次ガイドピン
35,36 二次ガイドピン
51,52 位置決め孔
65 接続箱主体部
72 電気接続箱

Claims (6)

  1. 組立体を収容するメインカバーの裏面側に、組立用の一次ガイドピンに対する有底の位置決め穴が設けられたことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記メインカバーの表面側に、組立用の二次ガイドピンに対する有底の位置決め穴が設けられたことを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。
  3. 前記裏面側と表面側の各位置決め穴が各一対対角方向に配置されたことを特徴とする請求項2記載の電気接続箱。
  4. 前記裏面側と表面側の各位置決め穴のピッチを相違させたことを特徴とする請求項3記載の電気接続箱。
  5. 前記組立体に、前記一次ガイドピンに対する位置決め孔が貫通して設けられたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の電気接続箱。
  6. 請求項2〜5の何れか1項に記載の電気接続箱を組み立てるための電気接続箱の組立方法であって、前記一次ガイドピンに前記組立体の位置決め孔を貫通係合させ、次いで該一次ガイドピンの先端部に前記メインカバーの裏面側の位置決め穴を係合させて、接続箱主体部を構成させ、次いで該接続箱主体部を該一次ガイドピンから離脱させて反転させ、前記二次ガイドピンに該メインカバーの前記表面側の位置決め穴を係合させ、その状態で該組立体側にユニット部品を装着することを特徴とする電気接続箱の組立方法。
JP2003292905A 2003-08-13 2003-08-13 電気接続箱とその組立方法 Expired - Fee Related JP4091497B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003292905A JP4091497B2 (ja) 2003-08-13 2003-08-13 電気接続箱とその組立方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003292905A JP4091497B2 (ja) 2003-08-13 2003-08-13 電気接続箱とその組立方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005065421A true JP2005065421A (ja) 2005-03-10
JP4091497B2 JP4091497B2 (ja) 2008-05-28

Family

ID=34370073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003292905A Expired - Fee Related JP4091497B2 (ja) 2003-08-13 2003-08-13 電気接続箱とその組立方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4091497B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007259594A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱およびその製造方法
JP2008077932A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱
JP2013085339A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱
CN112512232A (zh) * 2019-09-13 2021-03-16 矢崎总业株式会社 电接线盒

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007259594A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱およびその製造方法
JP2008077932A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱
US7671608B2 (en) 2006-09-20 2010-03-02 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Electrical junction box
JP2013085339A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱
CN112512232A (zh) * 2019-09-13 2021-03-16 矢崎总业株式会社 电接线盒
EP3792115A1 (en) * 2019-09-13 2021-03-17 Yazaki Corporation Electric junction box
JP2021045019A (ja) * 2019-09-13 2021-03-18 矢崎総業株式会社 電気接続箱
CN112512232B (zh) * 2019-09-13 2022-04-29 矢崎总业株式会社 电接线盒
US11713009B2 (en) 2019-09-13 2023-08-01 Yazaki Corporation Electric junction box

Also Published As

Publication number Publication date
JP4091497B2 (ja) 2008-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6870096B2 (en) Electrical junction box and method of manufacturing the same
JP5179855B2 (ja) バスバーブロックの組付構造
US7153145B2 (en) Electric junction box and connection structure of tuning fork terminal
JP5179854B2 (ja) 板状端子の組付構造
JP3146843U (ja) 電気コネクタ
JP5064996B2 (ja) 電気接続ブロック
JP5704350B2 (ja) 電気接続箱
JP4437958B2 (ja) 電気接続箱
JP5664929B2 (ja) 電気接続箱
JP2014063578A (ja) 圧接接続ユニット
JP2008118772A (ja) 基板接続体
JP5648981B2 (ja) 電気接続箱
JP4091497B2 (ja) 電気接続箱とその組立方法
JP2011114954A (ja) 電気接続箱
JP2010146852A (ja) ジョイントコネクタ
JP5459195B2 (ja) 回路構成体および電気接続箱
JPH1032914A (ja) 電気接続箱
KR100489973B1 (ko) 전기 접속기용 커넥터
JP2011113678A (ja) フラットケーブル用コネクタ及びその組立方法
JP2001286030A (ja) 電気接続箱
JP2006313690A (ja) オンボードコネクタ
JPH05182700A (ja) 端子装置
JP5835672B2 (ja) バスバーを備えた電気接続箱
CN216903628U (zh) 一种大电流低表面贴装的电源连接器
JP5700725B1 (ja) 電子制御ユニット搭載型電気接続箱及び電気接続箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4091497

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140307

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees