JP2005064606A - 画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】紙幣などコピー禁止すべき原稿が検出された場合、直ちに所要の外部に伝え得る画像形成装置を提供する。
【解決手段】原稿がセットされ、スタートキー8aが押されると(ステップST11)、原稿をスキャンし(ステップST2)、スキャンデータと登録されたコピーすべき禁止データとを比較し(ステップST3)、比較の結果、スキャンデータが紙幣である場合に(ステップST4)、そのスキャンデータを保存記憶する(ステップST5)とともに、そのスキャンデータを監視機関に送信する(ステップST6、ST7)。
【選択図】 図2
【解決手段】原稿がセットされ、スタートキー8aが押されると(ステップST11)、原稿をスキャンし(ステップST2)、スキャンデータと登録されたコピーすべき禁止データとを比較し(ステップST3)、比較の結果、スキャンデータが紙幣である場合に(ステップST4)、そのスキャンデータを保存記憶する(ステップST5)とともに、そのスキャンデータを監視機関に送信する(ステップST6、ST7)。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コピー機、ファクシミリ装置、複合機等の原稿を読み取り出来る画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のコピー機等は、コピー性能が良く、再生画質が高い。そのため、使用のされ方によっては、紙幣、有価証券がコピーにより偽造される危険性がないわけではない。コピーによる偽造を防止するため、コピーの対象である画像情報をコピーを禁止すべき画像情報であるか否か判定し、コピー対象情報がコピーを禁止すべき画像情報であると判定されたとき、コピーを禁止するとともに、読み出し可能なメモリに記憶させるようにした画像処理装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第2954221号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の特許文献1に記載の技術では、読み取った原稿が紙幣や有価証券である場合に、そのコピーを禁止でき、かつその読み取りデータも一時的に記憶できる。しかし、そのメモリに記憶したデータを外部にまで送信するものではない。したがって、ユーザが紙幣の偽造コピー等がなされたことに気づいた場合には、その旨を改めて警察等の関係機関に通知したり、その偽造コピーされた原稿データを送る必要がある。紙幣、有価証券の偽造は犯罪にからみ、あるいは発行元の利害影響をなすものであり、この種の画像読取装置において、可能ならば、偽造のための読み取りがなされれば、直ちに警察や発行元などの監視機関に知らせることが望ましい。
【0005】
この発明は上記問題点に着目してなされたものであって、コピー禁止すべき原稿の読み取りがなされた場合に、直ちに所要の外部に伝え得る画像読取装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の画像読取装置は、原稿を読み取る画像読取部と、特定の原稿データを記憶する特定原稿記憶手段と、読み取られた原稿と登録記憶されている特定原稿データとを比較して、一致するか否かを判定する判定手段と、読取原稿が特定原稿に一致する場合に、その読み取りデータを保存記憶する読取原稿記憶手段と、保存記憶した原稿データを外部に送出する手段とを備えている。
【0007】
この発明の画像読取装置では、画像読取部で読み取られた原稿データが予め記憶してある特定原稿データと一致すると、その読取原稿データを読取原稿記憶手段に保存記憶するとともに、その読取原稿データを直ちに外部装置に送信する。
【0008】
この発明の画像読取装置において、前記読取原稿記憶手段は、消失不可能なメモリであり、記憶すべき読み取りデータは、読み取りデータそのまま、又は圧縮データとして、あるいは紙幣番号のみを記憶することができる。
【0009】
また、この発明の画像読取装置において、前記読取原稿記憶手段に記憶されるデータは、例えば警察や発行元などの監視機関に送信される。
【0010】
また、この発明の画像読取装置においては、前記読取原稿記憶手段に記憶のデータは、本件操作部及び/又は外部から読み出すことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態により、この発明を更に詳細に説明する。
【0012】
その実施形態に係るカラー画像通信装置の構成の一例を示すブロック図を図1に示す。このカラー画像通信装置は、コピー装置とファクシミリ装置を兼用する複合機として構成したものである。ファクシミリ装置は、ITU−T勧告で規定されたファクシミリ通信手順に従って、カラー画像をファクシミリ通信する機能を備えている。
【0013】
図1において、主制御部としてのCPU(中央処理装置)1は、当該装置を構成する各部を統括制御する機能を有する。
【0014】
このCPU1には、NCU(網制御回路:Network Control Unit)2、MODEM3、ROM4、RAM5、画像メモリ6、表示部7、操作部8、画像読み取り部9、画像記録部10、CODEC(符号化・復号器:Coder and Decoder )11、LAN I/F12がバス13を介して接続されている。
【0015】
NCU2は、CPU1により制御されて、通信回線である電話回線網(PSTN)14との接続を制御する。また、NCU2は、通信相手の電話番号(FAX番号を含む)に応じたダイヤルパルスを送出する機能及び着信を検出する機能を有する。MODEM3は、ITU(国際電気通信連合)−T勧告T.30、T.4に従ったファクシミリ伝送制御手順(ファクシミリ通信手順)に基づいて、V.17、V.27ter、V.29等に従った送信データの変調及び受信データの復調を行う。また、MODEM3は、V.8、V.34を用いたV.34FAXにも適用可能である。具体的には、MODEM3は、NCU2を介して電話回線網14に送出するために、デジタル信号である送信データをアナログの音声信号に変調する機能を有する。また、MODEM3は、電話回線網14からNCU2を介して受信したアナログの音声信号をデジタル信号に復調する機能を有する。
【0016】
ROM4は、この装置全体の動作を制御するためのプログラム等を記憶する。
RAM5は、CPU1による制御に必要なデータ及び制御動作時に一時記憶が必要なデータ等を記憶する。RAM5は、複写禁止登録テーブル5a、保存テーブル5bを有する。複写禁止登録テーブル5aには、読み取りを検出し、コピーを禁止する紙幣や有価証券等の画像パターンを登録している。保存テーブル5bは、読み取られた原稿が、複写禁止等を行う紙幣、有価証券などの特定画像と判定された場合に、その画像パターンを記憶する。この保存テーブル5bには、保存すべき画像パターンをそのまま記憶するが、画像データを圧縮して記憶しても良いし、あるいは画像パターンを解析して、紙幣番号、券番号を記憶しても良い。
画像メモリ6は、画像読み取り部9で読み取った画像データを圧縮状態で記憶する。さらに、画像メモリ6は、パーソナルコンピュータ等の外部装置からネットワーク(LAN)を介して受信した画像データ又は記録メディアから読み込んだ画像データを圧縮状態(JPEG等)で記憶する。
【0017】
表示部7は、アイコン、キーボタンの表示や、データの送受信に必要なメッセージ内容、操作部8の操作により入力された電話番号やFAX番号等を表示する。この表示部7としては、CRTディスプレイやLCD(液晶表示装置)が用いられる。操作部8は、スタートキー8aの他、テンキーと、ワンタッチキーと、登録キーと、動作モード切替キーとを有する。スタートキー8aは、ファクシミリ通信やコピー動作の開始を指示するためのものである。テンキーは、電話番号やFAX番号を入力するためのものである。ワンタッチキーは、相手先の電話番号やFAX番号をワンタッチで呼び出すためのものである。登録キーは、相手先の電話番号やFAX番号を短縮登録するためのものである。動作モード切替キーは、FAXモード・コピーモード・スキャナモード等の複数の動作モードについてのモード切り替えを行うためのものである。
【0018】
画像読み取り部9は、ファクシミリ送信するとき又はコピーするときに、原稿の画像データを光学的に走査して読み取る。この画像読み取り部9は、カラー画像の読み取りも可能である。カラー読み取りの場合、画像読み取り部9は、原稿画像を光学的に走査し、RGB3色の色分解信号を得る。画像記録部10は、電子写真方式のプリンタよりなり、受信画像データやコピー動作において画像読み取り部9で読み取った原稿の画像データを記録紙上に記録する。この画像記録部10は、CMYK4色の記録剤(トナー)を使用するものであり、K(黒成分)のみの記録剤を用いたモノクロプリントに加えて、CMYK4色全ての記録剤を用いたカラープリントも可能である。
【0019】
CODEC11は、読み取った画像データを送信又は記憶するためにMH、MR、MMR方式等により符号化(エンコード)する。また、CODEC11は、圧縮符号化された状態で受信した画像データを、画像記録部10により記録するために復号(デコード)する。更に、CODEC11は、画像読み取り部9でカラー読み取りして得たカラー画像データをJPEG方式により符号化し、JPEG方式により符号化された状態で受信したカラー画像データを、画像記録部10により記録するために復号する。LAN I/F12は、LAN(ローカルエリアネットワーク)を介して外部機器とのデータ授受を行うためのものであり、LAN I/F12を介してPC(パーソナルコンピュータ)等の外部機器が接続される。
【0020】
次に、この実施形態装置におけるコピー時の処理動作を、図2に示すフロー図を参照して説明する。この処理ルーチンに入ると、先ずステップST1において、スタートキーが押下されたか否か判定する。操作部8のスタートキー8aが押下されると、ステップST2へ移行する。ステップST2においては、画像読み取り部9で原稿をスキャンし、原稿読み取りを行う。次に、ステップST3へ移行する。
【0021】
ステップST3においては、スキャンデータとRAM5の複写禁止登録テーブル5aに登録している登録データと比較する。次に、ステップST4において、比較の結果、スキャンデータが紙幣であるか否か判定する。紙幣であれば、ステップST5へ移行する。一方、紙幣でない場合は、ステップST8へ移行する。この実施形態では、特定原稿として、紙幣を示しているが、紙幣に代えて、有価証券なども検出可能である。この場合、複写禁止登録テーブル5aには有価証券の原稿パターンが予め登録されている。
【0022】
ステップST5においては、スキャンデータ、つまり今回紙幣と判定された読み取りデータをRAM5の保存テーブル5bに記憶する。この保存テーブル5bは、不揮発性(消去不能)のメモリで構成しておくことが望ましい。この保存テーブル5bへの記憶は、スキャンデータをそのまま、あるいは圧縮して、又は内容を解析して、紙幣番号(有価証券であれば、券番号)を記憶する。次に、ステップST6へ移行する。
【0023】
ステップST6においては、監視機関(例えば警察)に通信可能であるか否か判定する。通信可能であれば、ステップST7へ移行する。一方、通信可能でなければ、処理を終了する。ステップST7においては、警察等の監視機関に紙幣と判定したスキャンデータを送信する。この送信は、通信可能であるとの判定を得て、自動的にNCU2、MODEM3、電話回線網14よりファクシミリ送信し、あるいはLANI/F12、LAN15を介して、ネットワーク伝送しても良い。また、操作部8の特定キーを操作して、伝送をスタートさせても良い。
【0024】
ステップST8においては、ステップST4の判定が紙幣でないということなので、通常のコピー処理、つまり画像記録部10でプリント処理する。
【0025】
この実施形態装置では、操作部8のキー操作による他、外部装置からインターネット及びLANを介して、保存テーブル5bのデータを読み出し、確認することができる。
【0026】
【発明の効果】
この発明によれば、原稿読み取り時に読み取られた原稿が複写禁止等の特定原稿であると判定された場合に、その読取原稿データを記憶手段に保存記憶するとともに、外部にも送出することができるので、紙幣偽装等に係る原稿読み取り、コピー処理が行われようとした場合に、この原稿読み取りの段階で、直ちにその旨、及びその紙幣に係る情報を警察等の監視機関に知らせることができる。そのため、偽装などの被害を早期に、最小限に食い止めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態であるファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】同ファクシミリ装置のコピー処理時の動作を説明するためのフロー図である。
【符号の説明】
1 主制御部(CPU)
2 NCU
3 MODEM
4 ROM
5 RAM
5a 複写禁止登録テーブル
5b 保存テーブル
6 画像メモリ
7 表示部
8 操作部
8a スタートスイッチ
9 画像読み取り部
10 画像記録部
11 CODEC
12 LAN I/F
13 バス
14 電話回線網
15 LAN
【発明の属する技術分野】
この発明は、コピー機、ファクシミリ装置、複合機等の原稿を読み取り出来る画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のコピー機等は、コピー性能が良く、再生画質が高い。そのため、使用のされ方によっては、紙幣、有価証券がコピーにより偽造される危険性がないわけではない。コピーによる偽造を防止するため、コピーの対象である画像情報をコピーを禁止すべき画像情報であるか否か判定し、コピー対象情報がコピーを禁止すべき画像情報であると判定されたとき、コピーを禁止するとともに、読み出し可能なメモリに記憶させるようにした画像処理装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第2954221号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の特許文献1に記載の技術では、読み取った原稿が紙幣や有価証券である場合に、そのコピーを禁止でき、かつその読み取りデータも一時的に記憶できる。しかし、そのメモリに記憶したデータを外部にまで送信するものではない。したがって、ユーザが紙幣の偽造コピー等がなされたことに気づいた場合には、その旨を改めて警察等の関係機関に通知したり、その偽造コピーされた原稿データを送る必要がある。紙幣、有価証券の偽造は犯罪にからみ、あるいは発行元の利害影響をなすものであり、この種の画像読取装置において、可能ならば、偽造のための読み取りがなされれば、直ちに警察や発行元などの監視機関に知らせることが望ましい。
【0005】
この発明は上記問題点に着目してなされたものであって、コピー禁止すべき原稿の読み取りがなされた場合に、直ちに所要の外部に伝え得る画像読取装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の画像読取装置は、原稿を読み取る画像読取部と、特定の原稿データを記憶する特定原稿記憶手段と、読み取られた原稿と登録記憶されている特定原稿データとを比較して、一致するか否かを判定する判定手段と、読取原稿が特定原稿に一致する場合に、その読み取りデータを保存記憶する読取原稿記憶手段と、保存記憶した原稿データを外部に送出する手段とを備えている。
【0007】
この発明の画像読取装置では、画像読取部で読み取られた原稿データが予め記憶してある特定原稿データと一致すると、その読取原稿データを読取原稿記憶手段に保存記憶するとともに、その読取原稿データを直ちに外部装置に送信する。
【0008】
この発明の画像読取装置において、前記読取原稿記憶手段は、消失不可能なメモリであり、記憶すべき読み取りデータは、読み取りデータそのまま、又は圧縮データとして、あるいは紙幣番号のみを記憶することができる。
【0009】
また、この発明の画像読取装置において、前記読取原稿記憶手段に記憶されるデータは、例えば警察や発行元などの監視機関に送信される。
【0010】
また、この発明の画像読取装置においては、前記読取原稿記憶手段に記憶のデータは、本件操作部及び/又は外部から読み出すことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態により、この発明を更に詳細に説明する。
【0012】
その実施形態に係るカラー画像通信装置の構成の一例を示すブロック図を図1に示す。このカラー画像通信装置は、コピー装置とファクシミリ装置を兼用する複合機として構成したものである。ファクシミリ装置は、ITU−T勧告で規定されたファクシミリ通信手順に従って、カラー画像をファクシミリ通信する機能を備えている。
【0013】
図1において、主制御部としてのCPU(中央処理装置)1は、当該装置を構成する各部を統括制御する機能を有する。
【0014】
このCPU1には、NCU(網制御回路:Network Control Unit)2、MODEM3、ROM4、RAM5、画像メモリ6、表示部7、操作部8、画像読み取り部9、画像記録部10、CODEC(符号化・復号器:Coder and Decoder )11、LAN I/F12がバス13を介して接続されている。
【0015】
NCU2は、CPU1により制御されて、通信回線である電話回線網(PSTN)14との接続を制御する。また、NCU2は、通信相手の電話番号(FAX番号を含む)に応じたダイヤルパルスを送出する機能及び着信を検出する機能を有する。MODEM3は、ITU(国際電気通信連合)−T勧告T.30、T.4に従ったファクシミリ伝送制御手順(ファクシミリ通信手順)に基づいて、V.17、V.27ter、V.29等に従った送信データの変調及び受信データの復調を行う。また、MODEM3は、V.8、V.34を用いたV.34FAXにも適用可能である。具体的には、MODEM3は、NCU2を介して電話回線網14に送出するために、デジタル信号である送信データをアナログの音声信号に変調する機能を有する。また、MODEM3は、電話回線網14からNCU2を介して受信したアナログの音声信号をデジタル信号に復調する機能を有する。
【0016】
ROM4は、この装置全体の動作を制御するためのプログラム等を記憶する。
RAM5は、CPU1による制御に必要なデータ及び制御動作時に一時記憶が必要なデータ等を記憶する。RAM5は、複写禁止登録テーブル5a、保存テーブル5bを有する。複写禁止登録テーブル5aには、読み取りを検出し、コピーを禁止する紙幣や有価証券等の画像パターンを登録している。保存テーブル5bは、読み取られた原稿が、複写禁止等を行う紙幣、有価証券などの特定画像と判定された場合に、その画像パターンを記憶する。この保存テーブル5bには、保存すべき画像パターンをそのまま記憶するが、画像データを圧縮して記憶しても良いし、あるいは画像パターンを解析して、紙幣番号、券番号を記憶しても良い。
画像メモリ6は、画像読み取り部9で読み取った画像データを圧縮状態で記憶する。さらに、画像メモリ6は、パーソナルコンピュータ等の外部装置からネットワーク(LAN)を介して受信した画像データ又は記録メディアから読み込んだ画像データを圧縮状態(JPEG等)で記憶する。
【0017】
表示部7は、アイコン、キーボタンの表示や、データの送受信に必要なメッセージ内容、操作部8の操作により入力された電話番号やFAX番号等を表示する。この表示部7としては、CRTディスプレイやLCD(液晶表示装置)が用いられる。操作部8は、スタートキー8aの他、テンキーと、ワンタッチキーと、登録キーと、動作モード切替キーとを有する。スタートキー8aは、ファクシミリ通信やコピー動作の開始を指示するためのものである。テンキーは、電話番号やFAX番号を入力するためのものである。ワンタッチキーは、相手先の電話番号やFAX番号をワンタッチで呼び出すためのものである。登録キーは、相手先の電話番号やFAX番号を短縮登録するためのものである。動作モード切替キーは、FAXモード・コピーモード・スキャナモード等の複数の動作モードについてのモード切り替えを行うためのものである。
【0018】
画像読み取り部9は、ファクシミリ送信するとき又はコピーするときに、原稿の画像データを光学的に走査して読み取る。この画像読み取り部9は、カラー画像の読み取りも可能である。カラー読み取りの場合、画像読み取り部9は、原稿画像を光学的に走査し、RGB3色の色分解信号を得る。画像記録部10は、電子写真方式のプリンタよりなり、受信画像データやコピー動作において画像読み取り部9で読み取った原稿の画像データを記録紙上に記録する。この画像記録部10は、CMYK4色の記録剤(トナー)を使用するものであり、K(黒成分)のみの記録剤を用いたモノクロプリントに加えて、CMYK4色全ての記録剤を用いたカラープリントも可能である。
【0019】
CODEC11は、読み取った画像データを送信又は記憶するためにMH、MR、MMR方式等により符号化(エンコード)する。また、CODEC11は、圧縮符号化された状態で受信した画像データを、画像記録部10により記録するために復号(デコード)する。更に、CODEC11は、画像読み取り部9でカラー読み取りして得たカラー画像データをJPEG方式により符号化し、JPEG方式により符号化された状態で受信したカラー画像データを、画像記録部10により記録するために復号する。LAN I/F12は、LAN(ローカルエリアネットワーク)を介して外部機器とのデータ授受を行うためのものであり、LAN I/F12を介してPC(パーソナルコンピュータ)等の外部機器が接続される。
【0020】
次に、この実施形態装置におけるコピー時の処理動作を、図2に示すフロー図を参照して説明する。この処理ルーチンに入ると、先ずステップST1において、スタートキーが押下されたか否か判定する。操作部8のスタートキー8aが押下されると、ステップST2へ移行する。ステップST2においては、画像読み取り部9で原稿をスキャンし、原稿読み取りを行う。次に、ステップST3へ移行する。
【0021】
ステップST3においては、スキャンデータとRAM5の複写禁止登録テーブル5aに登録している登録データと比較する。次に、ステップST4において、比較の結果、スキャンデータが紙幣であるか否か判定する。紙幣であれば、ステップST5へ移行する。一方、紙幣でない場合は、ステップST8へ移行する。この実施形態では、特定原稿として、紙幣を示しているが、紙幣に代えて、有価証券なども検出可能である。この場合、複写禁止登録テーブル5aには有価証券の原稿パターンが予め登録されている。
【0022】
ステップST5においては、スキャンデータ、つまり今回紙幣と判定された読み取りデータをRAM5の保存テーブル5bに記憶する。この保存テーブル5bは、不揮発性(消去不能)のメモリで構成しておくことが望ましい。この保存テーブル5bへの記憶は、スキャンデータをそのまま、あるいは圧縮して、又は内容を解析して、紙幣番号(有価証券であれば、券番号)を記憶する。次に、ステップST6へ移行する。
【0023】
ステップST6においては、監視機関(例えば警察)に通信可能であるか否か判定する。通信可能であれば、ステップST7へ移行する。一方、通信可能でなければ、処理を終了する。ステップST7においては、警察等の監視機関に紙幣と判定したスキャンデータを送信する。この送信は、通信可能であるとの判定を得て、自動的にNCU2、MODEM3、電話回線網14よりファクシミリ送信し、あるいはLANI/F12、LAN15を介して、ネットワーク伝送しても良い。また、操作部8の特定キーを操作して、伝送をスタートさせても良い。
【0024】
ステップST8においては、ステップST4の判定が紙幣でないということなので、通常のコピー処理、つまり画像記録部10でプリント処理する。
【0025】
この実施形態装置では、操作部8のキー操作による他、外部装置からインターネット及びLANを介して、保存テーブル5bのデータを読み出し、確認することができる。
【0026】
【発明の効果】
この発明によれば、原稿読み取り時に読み取られた原稿が複写禁止等の特定原稿であると判定された場合に、その読取原稿データを記憶手段に保存記憶するとともに、外部にも送出することができるので、紙幣偽装等に係る原稿読み取り、コピー処理が行われようとした場合に、この原稿読み取りの段階で、直ちにその旨、及びその紙幣に係る情報を警察等の監視機関に知らせることができる。そのため、偽装などの被害を早期に、最小限に食い止めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態であるファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】同ファクシミリ装置のコピー処理時の動作を説明するためのフロー図である。
【符号の説明】
1 主制御部(CPU)
2 NCU
3 MODEM
4 ROM
5 RAM
5a 複写禁止登録テーブル
5b 保存テーブル
6 画像メモリ
7 表示部
8 操作部
8a スタートスイッチ
9 画像読み取り部
10 画像記録部
11 CODEC
12 LAN I/F
13 バス
14 電話回線網
15 LAN
Claims (4)
- 原稿を読み取る画像読取部と、特定の原稿データを記憶する特定原稿記憶手段と、読み取られた原稿と登録記憶されている特定原稿データとを比較して、一致するか否かを判定する判定手段と、読取原稿が特定原稿に一致する場合に、その読み取りデータを保存記憶する読取原稿記憶手段と、保存記憶した原稿データを外部に送出する手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 前記保存原稿記憶手段は、消失不可能なメモリであり、保存記憶すべき読み取りデータは、読み取りデータそのまま、又は圧縮データ、あるいは紙幣番号のみを記憶することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記保存原稿記憶手段に保存記憶される読み取りデータは、監視機関に送信されるものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
- 前記保存記憶記憶手段に記憶のデータは、本体操作部及び/又は外部装置から読み出し可能であることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003207654A JP2005064606A (ja) | 2003-08-18 | 2003-08-18 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003207654A JP2005064606A (ja) | 2003-08-18 | 2003-08-18 | 画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005064606A true JP2005064606A (ja) | 2005-03-10 |
Family
ID=34364040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003207654A Pending JP2005064606A (ja) | 2003-08-18 | 2003-08-18 | 画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005064606A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010206450A (ja) * | 2009-03-03 | 2010-09-16 | Oki Electric Ind Co Ltd | 画像保存装置、画像保存方法およびプログラム |
-
2003
- 2003-08-18 JP JP2003207654A patent/JP2005064606A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010206450A (ja) * | 2009-03-03 | 2010-09-16 | Oki Electric Ind Co Ltd | 画像保存装置、画像保存方法およびプログラム |
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