JP2005064605A - インターホン装置及びインターホン装置を用いる宅配管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】優れた来訪管理機能を有するインターホン装置を提供する。
【解決手段】インターホン装置7の子機3を、バーコードリーダー25を有するものとして構成する。バーコードリーダー25は、宅配業者がかざすバーコードを読み取って親機5に送信し、親機5はバーコード情報をインターネット9を介して宅配情報管理サーバー11に送信する。宅配情報管理サーバー11は、バーコード情報を受け取ると、不在者の携帯電話機19に電子メールを送信する。電子メールを受け取った不在者は、携帯電話機19から宅配業者に電話をかけ、配達物の受け取り可能日時を連絡する。
【選択図】 図1
【解決手段】インターホン装置7の子機3を、バーコードリーダー25を有するものとして構成する。バーコードリーダー25は、宅配業者がかざすバーコードを読み取って親機5に送信し、親機5はバーコード情報をインターネット9を介して宅配情報管理サーバー11に送信する。宅配情報管理サーバー11は、バーコード情報を受け取ると、不在者の携帯電話機19に電子メールを送信する。電子メールを受け取った不在者は、携帯電話機19から宅配業者に電話をかけ、配達物の受け取り可能日時を連絡する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住居等の建造物に設置されるインターホン装置及びこのようなインターホン装置を用いる宅配管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
宅配業者が配達物を配達した際、受取人が不在のときには、配達管理番号(伝票番号)、配達日時及び連絡先電話番号等が記載された不在票を郵便受け等に入れておくのが普通である。帰宅した受取人は、この不在票を見て、不在時に配達が行われたことを知り、不在票に記載された連絡先、例えば宅配業者の管轄営業所に電話して、配達管理番号を告げながら配達物を受け取ることが可能な日時を宅配業者に連絡する。そして、宅配業者は、受け取り可能であると連絡を受けた日時に再度、受取人宅を訪れ、受取人に配達物を引き渡す。
【0003】
このような宅配システムでは、配達物の再配送手続は、受取人が帰宅してから開始されるため、受取人が配達物を受け取るのが遅くなってしまうことが多い。
【0004】
そこで、集合住宅などでは、集合玄関付近に宅配ロッカーを設置するとともに、インターホン装置を利用して、配達物が届いていることを帰宅した受取人にインターホン装置の親機により通知する宅配管理システムも提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−243457号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、配達物が例えば冷蔵を要する場合には、宅配ロッカーに配達物を収容しておくことができず、受取人が不在の場合には、不在票を残して配達物を持ち返らなければならないため、こういった宅配管理システムを採用しても問題の根本的な解決策とはなり得ない。
【0007】
また、介護ヘルパーなどの来訪管理は、自己申告的に処理されているのが現状であるが、インターホン装置を適切に構成して客観的な記録に基づき行われるように改善されるべきものである。
【0008】
そこで本発明は、優れた来訪管理機能を有するインターホン装置及びこのようなインターホン装置を用いて不在時に届けられた配達物を迅速に処理する宅配管理システムの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するための本発明のインターホン装置は、建造物内に配置された親機と、建造物入口の外側に設けられ、前記親機と通話可能に構成された子機と、を備えるインターホン装置であって、前記子機は、来訪者が持参するバーコードを読み取って前記親機に送信するバーコードリーダーを有し、前記バーコードは、来訪者に関する情報を含んでいて、前記親機には、前記子機から受け取ったバーコード情報を、来訪情報管理サーバーに送信する通信手段が設けられているものである。来訪者が持参する、来訪者に関する情報を含んでいるバーコードは子機で読み取られ又は読み込まれる。そして、親機は、子機で読み取られたバーコード情報、すなわち来訪者情報を、通信回線を介して、来訪情報管理サーバーに送信する通信手段を有している。したがって、例えば、受取人の不在時に、宅配業者が持参したバーコードをバーコードリーダーに読み込ませることにより、不在時に配達があったこと及び連絡先電話番号などを、来訪情報管理サーバーを介して受取人の携帯電話機等の携帯端末機、その他の端末装置に電子メールで送信することが可能となる。このような情報を受け取った受取人は、携帯電話機などから宅配業者に例えば帰宅時間を連絡し、その時間に配達物を受け取ることができる。また、介護ヘルパーが持参したバーコードをバーコードリーダーに読み込ませることにより、来訪情報管理サーバーに介護ヘルパーの来訪日時や帰りの日時等を記録することができる。子機には、集合住宅の入口外側に設けられる集合子機も含まれる。
【0010】
宅配業者を来訪管理対象とする場合には、バーコードは配達物に関する情報、例えば配達管理番号なども含んでいることが好ましい。このような配達物に関する情報を示すバーコードは、例えば貼り付け伝票から予め抜き取られる配送伝票に表示されている。
【0011】
ところで、受取人が不在といっても、宅配業者が立ち去った後に直ちに帰宅する場合もあるし、また、電子メールシステムによっては、電子メールが受取人の端末装置に届くのに時間を要する場合もある。したがって、配達を行う宅配業者は不在票を携帯するのが得策であり、本発明のインターホン装置を利用した場合でも、不在票を残しておくのが好ましい。そこで、宅配業者に関する情報を示すバーコードが付された特別の表示物を所持する必要がないように、不在票にこのようなバーコードを付しておく。
【0012】
また、本発明のインターホン装置を用いる宅配管理システムは、建造物内に配置された親機及び建造物入口の外側に設けられ、前記親機と通話可能に構成された子機を有するインターホン装置と、このインターホン装置が通信可能に接続された宅配情報管理サーバーと、を備えているインターホン装置を用いる宅配管理システムであって、前記インターホン装置の前記子機は、宅配業者が持参するバーコードを読み取って前記親機に送信するバーコードリーダーを有し、前記バーコードは、宅配業者に関する情報を含んでいて、前記インターホン装置の前記親機には、前記子機から受け取ったバーコード情報を、通信回線を介して、前記宅配管理サーバーに送信する通信手段が設けられ、そして、前記宅配管理サーバーは、前記親機から受け取ったバーコード情報に基づき、受取人の端末装置に電子メールを送信するものである。ここでも、バーコードは配達物に関する情報、例えば配達管理番号なども含んでいることが好ましい。また、宅配業者に関する情報を示すバーコードは、不在票に付しておくのが得策である。さらに、子機には集合住宅の入口外側に設けられる集合子機も含まれる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0014】
図1は本発明に係るインターホン装置を用いる宅配管理システムの全体構成図である。
【0015】
宅配管理システム1は、配達物の受取人の住居(建造物)に設置された子機3及び親機5を有するインターホン装置7と、親機5が接続されたインターネット9(通信回線)と、このインターネット9に接続された宅配情報管理サーバー11と、インターネット9に接続されたそれぞれ別の宅配業者のサーバーである、第1サーバー13、第2サーバー15及び第3サーバー17と、インターネット9を介して宅配情報管理サーバー11や第1乃至第3サーバー13、15、17と接続する受取人の携帯電話機19(端末装置)と、から構成されている。
【0016】
子機3は、受取人の住居の入口外側に取り付けられていて、来訪者を撮影するためのカメラ21と、親機5との通話のためのマイク及びスピーカー部23と、非接触式のバーコードリーダー25と、宅配業者に操作手順を表示するための液晶表示部27と、を備えている。なお、インターホン装置7が集合住宅用のものである場合には、図1は、子機3(集合子機)が特定の住居(室)と接続されている状態を示している。
【0017】
親機5は、CPUを備え、親機5の構成各部の作動を制御する制御部29と、インターネット9を介して宅配情報管理サーバー11にバーコード情報を送信する通信部31(通信手段)と、子機3のカメラ21から送られた映像を表示するための液晶ディスプレイ33と、子機3との通話のためのマイク及びスピーカー部35と、を備えている。
【0018】
図2はインターホン装置7の作動プロセスを説明するための図である。
【0019】
来訪者(宅配業者)はまず、子機3のマイク・スピーカー部23の呼び出しボタン37を押して住居内の受取人を呼び出す。受取人が在宅で、呼び出しに応じて親機5を操作し、親機5のマイク・スピーカー部35から応答した場合には、子機3のマイク・スピーカー部23を通じて宅配業者である旨を告げ、配達物を受取人に直接手渡す。
【0020】
呼び出しボタン37が押されてから(S−1)所定時間(例えば5秒)経過しても親機5が操作されない場合には、子機3の液晶表示部27に、宅配業者であるのならば、不在票のバーコードをバーコードリーダー25にかざしてもらいたい、旨のメッセージ(第1メッセージ)が表示される(S−2)。第1メッセージにしたがって、図3に示すような不在票39に印刷されているバーコード41をバーコードリーダー25にかざすと、バーコードリーダー25は、かざされたバーコード41を読み取り、読み取った内容を親機5に送信する(S−3)。バーコード41は、例えば宅配業者名及び営業所名などの宅配業者に関する情報を表示している。次に、子機3の液晶表示部27に、配達物のバーコード、すなわち配送伝票に印刷されているバーコードをバーコードリーダー25にかざしてもらいたい、旨のメッセージ(第2メッセージ)が表示される(S−4)。第2メッセージにしたがって、配送伝票に印刷されているバーコード(図示せず)をバーコードリーダー25にかざすと、バーコードリーダー25は、かざされたバーコードを読み取り、読み取った内容を親機5に送信する(S−5)。配送伝票のバーコードは、例えば不在票39に記入された伝票番号といった配達物に関する情報を表示している。親機5は、子機3から受け取ったこれらのバーコード情報に、バーコード情報を受け取った日時(配達日時)の情報を加えて記憶手段(図示せず)に記憶するとともに、さらに利用者IDを付加して通信部31から宅配情報管理サーバー11に送信する(S−6)。
【0021】
図4は宅配情報管理サーバー11の構成を示す図である。
【0022】
宅配情報管理サーバー11は、CPUを備え、サーバー11の構成各部の作動を制御する制御部43と、インターネット9を介してインターホン装置7の通信部31からバーコード情報を受け取る通信部45と、宅配業者に関する情報(ここでは宅配業者名及び営業所名)についてのバーコード対応テーブル47(図5参照)と、利用者管理テーブル49(図6参照)と、不在管理データベース51(図7参照)と、が記録された記憶手段53と、を備えていて、制御部43は、通信部45がバーコード情報を受け取ると、電子メール作成部55として機能することとなる。バーコード対応テーブル47には、バーコードと、宅配業者名、営業所名、電話番号及びホームページアドレスとの対応が記録され、利用者管理テーブル49には、IDと、利用者名及び電子メールアドレスとの対応が記録されている。また、不在管理データ−ベース51には、利用者毎のシステム利用状況が記録される(ここでは利用状況は記録順に表示されている)。
【0023】
図8は、バーコード情報を受け取った際の宅配情報管理サーバー11の作動プロセスを説明するための図である。
【0024】
通信部45が親機5からバーコード情報を受け取ると(S−7)、制御部43は電子メール作成部55として機能し、受け取った宅配業者に関するバーコード情報に対応する宅配業者名、営業所名、電話番号及びホームページアドレスをバーコード対応テーブル47から検索する(S−8)。そして、受け取った利用者IDに対応する利用者名及び電子メールアドレスを利用者管理テーブル49から検索して、適当な電子メール文を作成し、検索した電子メールアドレスに電子メールを送信するとともに(S−9)、不在管理データベース51に必要事項を記録する(S−10)。電子メールには、宅配業者名、営業所名及び伝票番号(配送伝票のバーコードによって表されている)とともに連絡先電話番号及びホームページアドレスを記載し、受け取りに都合のよい時間を電話連絡してもらいたい旨、および宅配業者のホームページでも同様の情報を確認できる旨のメッセージを付加する。各宅配業者のホームページは、第1サーバー11、第2サーバー13又は第3サーバー15によって提供され、この第1サーバー11、第2サーバー13及び第3サーバー15には、各宅配業者により、電子メールで送信された情報よりも多種類の情報(例えば配送依頼者の情報)が格納されていて、利用者は各ホームページでこれらの情報を閲覧することができるように構成されている。
【0025】
携帯電話機19で電子メールを受信した受取人は、例えば携帯電話機19から宅配業者の電話番号に電話して配達物の受け取り日時を連絡することができる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、効果的な来訪者管理を実現できるインターホン装置及び配送の効率化を達成することができる宅配管理システムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインターホン装置を用いる宅配管理システムの全体構成図である。
【図2】インターホン装置の作動プロセスを説明するための図である。
【図3】不在票の一例を示す図である。
【図4】宅配情報管理サーバーの構成を示す図である。
【図5】バーコード対応テーブルの構成を示す図である。
【図6】利用者管理テーブルの構成を示す図である。
【図7】不在管理データベースの構成を示す図である。
【図8】バーコード情報を受け取った際の宅配情報管理サーバーの作動プロセスを説明するための図である。
【符号の説明】
1 宅配管理システム
3 子機
5 親機
7 インターホン装置
25 バーコードリーダー
41 バーコード
【発明の属する技術分野】
本発明は、住居等の建造物に設置されるインターホン装置及びこのようなインターホン装置を用いる宅配管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
宅配業者が配達物を配達した際、受取人が不在のときには、配達管理番号(伝票番号)、配達日時及び連絡先電話番号等が記載された不在票を郵便受け等に入れておくのが普通である。帰宅した受取人は、この不在票を見て、不在時に配達が行われたことを知り、不在票に記載された連絡先、例えば宅配業者の管轄営業所に電話して、配達管理番号を告げながら配達物を受け取ることが可能な日時を宅配業者に連絡する。そして、宅配業者は、受け取り可能であると連絡を受けた日時に再度、受取人宅を訪れ、受取人に配達物を引き渡す。
【0003】
このような宅配システムでは、配達物の再配送手続は、受取人が帰宅してから開始されるため、受取人が配達物を受け取るのが遅くなってしまうことが多い。
【0004】
そこで、集合住宅などでは、集合玄関付近に宅配ロッカーを設置するとともに、インターホン装置を利用して、配達物が届いていることを帰宅した受取人にインターホン装置の親機により通知する宅配管理システムも提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−243457号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、配達物が例えば冷蔵を要する場合には、宅配ロッカーに配達物を収容しておくことができず、受取人が不在の場合には、不在票を残して配達物を持ち返らなければならないため、こういった宅配管理システムを採用しても問題の根本的な解決策とはなり得ない。
【0007】
また、介護ヘルパーなどの来訪管理は、自己申告的に処理されているのが現状であるが、インターホン装置を適切に構成して客観的な記録に基づき行われるように改善されるべきものである。
【0008】
そこで本発明は、優れた来訪管理機能を有するインターホン装置及びこのようなインターホン装置を用いて不在時に届けられた配達物を迅速に処理する宅配管理システムの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するための本発明のインターホン装置は、建造物内に配置された親機と、建造物入口の外側に設けられ、前記親機と通話可能に構成された子機と、を備えるインターホン装置であって、前記子機は、来訪者が持参するバーコードを読み取って前記親機に送信するバーコードリーダーを有し、前記バーコードは、来訪者に関する情報を含んでいて、前記親機には、前記子機から受け取ったバーコード情報を、来訪情報管理サーバーに送信する通信手段が設けられているものである。来訪者が持参する、来訪者に関する情報を含んでいるバーコードは子機で読み取られ又は読み込まれる。そして、親機は、子機で読み取られたバーコード情報、すなわち来訪者情報を、通信回線を介して、来訪情報管理サーバーに送信する通信手段を有している。したがって、例えば、受取人の不在時に、宅配業者が持参したバーコードをバーコードリーダーに読み込ませることにより、不在時に配達があったこと及び連絡先電話番号などを、来訪情報管理サーバーを介して受取人の携帯電話機等の携帯端末機、その他の端末装置に電子メールで送信することが可能となる。このような情報を受け取った受取人は、携帯電話機などから宅配業者に例えば帰宅時間を連絡し、その時間に配達物を受け取ることができる。また、介護ヘルパーが持参したバーコードをバーコードリーダーに読み込ませることにより、来訪情報管理サーバーに介護ヘルパーの来訪日時や帰りの日時等を記録することができる。子機には、集合住宅の入口外側に設けられる集合子機も含まれる。
【0010】
宅配業者を来訪管理対象とする場合には、バーコードは配達物に関する情報、例えば配達管理番号なども含んでいることが好ましい。このような配達物に関する情報を示すバーコードは、例えば貼り付け伝票から予め抜き取られる配送伝票に表示されている。
【0011】
ところで、受取人が不在といっても、宅配業者が立ち去った後に直ちに帰宅する場合もあるし、また、電子メールシステムによっては、電子メールが受取人の端末装置に届くのに時間を要する場合もある。したがって、配達を行う宅配業者は不在票を携帯するのが得策であり、本発明のインターホン装置を利用した場合でも、不在票を残しておくのが好ましい。そこで、宅配業者に関する情報を示すバーコードが付された特別の表示物を所持する必要がないように、不在票にこのようなバーコードを付しておく。
【0012】
また、本発明のインターホン装置を用いる宅配管理システムは、建造物内に配置された親機及び建造物入口の外側に設けられ、前記親機と通話可能に構成された子機を有するインターホン装置と、このインターホン装置が通信可能に接続された宅配情報管理サーバーと、を備えているインターホン装置を用いる宅配管理システムであって、前記インターホン装置の前記子機は、宅配業者が持参するバーコードを読み取って前記親機に送信するバーコードリーダーを有し、前記バーコードは、宅配業者に関する情報を含んでいて、前記インターホン装置の前記親機には、前記子機から受け取ったバーコード情報を、通信回線を介して、前記宅配管理サーバーに送信する通信手段が設けられ、そして、前記宅配管理サーバーは、前記親機から受け取ったバーコード情報に基づき、受取人の端末装置に電子メールを送信するものである。ここでも、バーコードは配達物に関する情報、例えば配達管理番号なども含んでいることが好ましい。また、宅配業者に関する情報を示すバーコードは、不在票に付しておくのが得策である。さらに、子機には集合住宅の入口外側に設けられる集合子機も含まれる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0014】
図1は本発明に係るインターホン装置を用いる宅配管理システムの全体構成図である。
【0015】
宅配管理システム1は、配達物の受取人の住居(建造物)に設置された子機3及び親機5を有するインターホン装置7と、親機5が接続されたインターネット9(通信回線)と、このインターネット9に接続された宅配情報管理サーバー11と、インターネット9に接続されたそれぞれ別の宅配業者のサーバーである、第1サーバー13、第2サーバー15及び第3サーバー17と、インターネット9を介して宅配情報管理サーバー11や第1乃至第3サーバー13、15、17と接続する受取人の携帯電話機19(端末装置)と、から構成されている。
【0016】
子機3は、受取人の住居の入口外側に取り付けられていて、来訪者を撮影するためのカメラ21と、親機5との通話のためのマイク及びスピーカー部23と、非接触式のバーコードリーダー25と、宅配業者に操作手順を表示するための液晶表示部27と、を備えている。なお、インターホン装置7が集合住宅用のものである場合には、図1は、子機3(集合子機)が特定の住居(室)と接続されている状態を示している。
【0017】
親機5は、CPUを備え、親機5の構成各部の作動を制御する制御部29と、インターネット9を介して宅配情報管理サーバー11にバーコード情報を送信する通信部31(通信手段)と、子機3のカメラ21から送られた映像を表示するための液晶ディスプレイ33と、子機3との通話のためのマイク及びスピーカー部35と、を備えている。
【0018】
図2はインターホン装置7の作動プロセスを説明するための図である。
【0019】
来訪者(宅配業者)はまず、子機3のマイク・スピーカー部23の呼び出しボタン37を押して住居内の受取人を呼び出す。受取人が在宅で、呼び出しに応じて親機5を操作し、親機5のマイク・スピーカー部35から応答した場合には、子機3のマイク・スピーカー部23を通じて宅配業者である旨を告げ、配達物を受取人に直接手渡す。
【0020】
呼び出しボタン37が押されてから(S−1)所定時間(例えば5秒)経過しても親機5が操作されない場合には、子機3の液晶表示部27に、宅配業者であるのならば、不在票のバーコードをバーコードリーダー25にかざしてもらいたい、旨のメッセージ(第1メッセージ)が表示される(S−2)。第1メッセージにしたがって、図3に示すような不在票39に印刷されているバーコード41をバーコードリーダー25にかざすと、バーコードリーダー25は、かざされたバーコード41を読み取り、読み取った内容を親機5に送信する(S−3)。バーコード41は、例えば宅配業者名及び営業所名などの宅配業者に関する情報を表示している。次に、子機3の液晶表示部27に、配達物のバーコード、すなわち配送伝票に印刷されているバーコードをバーコードリーダー25にかざしてもらいたい、旨のメッセージ(第2メッセージ)が表示される(S−4)。第2メッセージにしたがって、配送伝票に印刷されているバーコード(図示せず)をバーコードリーダー25にかざすと、バーコードリーダー25は、かざされたバーコードを読み取り、読み取った内容を親機5に送信する(S−5)。配送伝票のバーコードは、例えば不在票39に記入された伝票番号といった配達物に関する情報を表示している。親機5は、子機3から受け取ったこれらのバーコード情報に、バーコード情報を受け取った日時(配達日時)の情報を加えて記憶手段(図示せず)に記憶するとともに、さらに利用者IDを付加して通信部31から宅配情報管理サーバー11に送信する(S−6)。
【0021】
図4は宅配情報管理サーバー11の構成を示す図である。
【0022】
宅配情報管理サーバー11は、CPUを備え、サーバー11の構成各部の作動を制御する制御部43と、インターネット9を介してインターホン装置7の通信部31からバーコード情報を受け取る通信部45と、宅配業者に関する情報(ここでは宅配業者名及び営業所名)についてのバーコード対応テーブル47(図5参照)と、利用者管理テーブル49(図6参照)と、不在管理データベース51(図7参照)と、が記録された記憶手段53と、を備えていて、制御部43は、通信部45がバーコード情報を受け取ると、電子メール作成部55として機能することとなる。バーコード対応テーブル47には、バーコードと、宅配業者名、営業所名、電話番号及びホームページアドレスとの対応が記録され、利用者管理テーブル49には、IDと、利用者名及び電子メールアドレスとの対応が記録されている。また、不在管理データ−ベース51には、利用者毎のシステム利用状況が記録される(ここでは利用状況は記録順に表示されている)。
【0023】
図8は、バーコード情報を受け取った際の宅配情報管理サーバー11の作動プロセスを説明するための図である。
【0024】
通信部45が親機5からバーコード情報を受け取ると(S−7)、制御部43は電子メール作成部55として機能し、受け取った宅配業者に関するバーコード情報に対応する宅配業者名、営業所名、電話番号及びホームページアドレスをバーコード対応テーブル47から検索する(S−8)。そして、受け取った利用者IDに対応する利用者名及び電子メールアドレスを利用者管理テーブル49から検索して、適当な電子メール文を作成し、検索した電子メールアドレスに電子メールを送信するとともに(S−9)、不在管理データベース51に必要事項を記録する(S−10)。電子メールには、宅配業者名、営業所名及び伝票番号(配送伝票のバーコードによって表されている)とともに連絡先電話番号及びホームページアドレスを記載し、受け取りに都合のよい時間を電話連絡してもらいたい旨、および宅配業者のホームページでも同様の情報を確認できる旨のメッセージを付加する。各宅配業者のホームページは、第1サーバー11、第2サーバー13又は第3サーバー15によって提供され、この第1サーバー11、第2サーバー13及び第3サーバー15には、各宅配業者により、電子メールで送信された情報よりも多種類の情報(例えば配送依頼者の情報)が格納されていて、利用者は各ホームページでこれらの情報を閲覧することができるように構成されている。
【0025】
携帯電話機19で電子メールを受信した受取人は、例えば携帯電話機19から宅配業者の電話番号に電話して配達物の受け取り日時を連絡することができる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、効果的な来訪者管理を実現できるインターホン装置及び配送の効率化を達成することができる宅配管理システムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインターホン装置を用いる宅配管理システムの全体構成図である。
【図2】インターホン装置の作動プロセスを説明するための図である。
【図3】不在票の一例を示す図である。
【図4】宅配情報管理サーバーの構成を示す図である。
【図5】バーコード対応テーブルの構成を示す図である。
【図6】利用者管理テーブルの構成を示す図である。
【図7】不在管理データベースの構成を示す図である。
【図8】バーコード情報を受け取った際の宅配情報管理サーバーの作動プロセスを説明するための図である。
【符号の説明】
1 宅配管理システム
3 子機
5 親機
7 インターホン装置
25 バーコードリーダー
41 バーコード
Claims (4)
- 建造物内に配置された親機と、建造物入口の外側に設けられ、前記親機と通話可能に構成された子機と、を備えるインターホン装置であって、前記子機は、来訪者が持参するバーコードを読み取って前記親機に送信するバーコードリーダーを有し、
前記バーコードは、来訪者に関する情報を含んでいて、
前記親機には、前記子機から受け取ったバーコード情報を、来訪情報管理サーバーに送信する通信手段が設けられている、ことを特徴とするインターホン装置。 - 前記来訪者は宅配業者であり、前記バーコードは配達物に関する情報をも含んでいる、ことを特徴とする請求項1記載のインターホン装置。
- 来訪者に関する情報を示す前記バーコードは、不在票に表示されている、ことを特徴とする請求項2記載のインターホン装置。
- 建造物内に配置された親機及び建造物入口の外側に設けられ、前記親機と通話可能に構成された子機を有するインターホン装置と、このインターホン装置が通信可能に接続された宅配情報管理サーバーと、を備えているインターホン装置を用いる宅配管理システムであって、
前記インターホン装置の前記子機は、宅配業者が持参するバーコードを読み取って前記親機に送信するバーコードリーダーを有し、
前記バーコードは、宅配業者に関する情報を含んでいて、
前記インターホン装置の前記親機には、前記子機から受け取ったバーコード情報を、前記宅配管理サーバーに送信する通信手段が設けられ、そして、
前記宅配管理サーバーは、前記親機から受け取ったバーコード情報に基づき、受取人の端末装置に電子メールを送信する、ことを特徴とするインターホン装置を用いる宅配管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003207649A JP2005064605A (ja) | 2003-08-15 | 2003-08-15 | インターホン装置及びインターホン装置を用いる宅配管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003207649A JP2005064605A (ja) | 2003-08-15 | 2003-08-15 | インターホン装置及びインターホン装置を用いる宅配管理システム |
Publications (1)
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101047102B1 (ko) * | 2009-02-26 | 2011-07-07 | 고려대학교 산학협력단 | 근거리 통신을 이용한 우편물 배송방법, 광고 전송방법, 신문 배송방법 및 근거리 통신을 이용한 광고 전송 시스템 |
JP2012206842A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Japan Research Institute Ltd | 宅配情報処理装置、宅配情報処理方法、およびプログラム |
JP2019009518A (ja) * | 2017-06-21 | 2019-01-17 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | インターホンシステム、インターホン親機、インターホンシステムの制御方法、プログラム |
JP2020127151A (ja) * | 2019-02-05 | 2020-08-20 | アイホン株式会社 | 宅配支援システム |
-
2003
- 2003-08-15 JP JP2003207649A patent/JP2005064605A/ja active Pending
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