JP2005064149A - 超音波フリップチップ接合装置および接合方法 - Google Patents

超音波フリップチップ接合装置および接合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】超音波フリップチップ接合に際し、電気的接続の信頼性を向上するとともに、バンプの変形を抑制して電極ピッチの微細化に対応することを可能にする。
【解決手段】2軸方向に移動可能なテーブル24上に載置される基板保持部23に回路基板22を保持する。半導体チップ21を吸着ヘッド25に吸着保持し、吸着ヘッドが超音波ホーン26,28およびブースタ29,31を介して支持されるホルダー45を駆動手段34によって下降させ、半導体チップを回路基板に押圧する。この状態で、吸着ヘッドに接するように設けられる2個の第1および第2超音波ホーン26,28から、半導体チップと半導体チップに予め設けられるボールバンプとに、異なる2方向から超音波振動を印加して接合する。このようにして接合されるバンプは、接合断面がほぼ円形形状を有するとともに、電気的接続信頼性を得るに充分な接合強度を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、金属バンプを介して半導体チップと回路基板とをフリップチップ接合するに際し、超音波振動を印加する超音波フリップチップ接合装置および接合方法に関する。
従来、たとえば半導体チップを回路基板またはパッケージに実装する手法には、半導体チップの電極と回路基板の電極またはパッケージとに、極細ワイヤの両端をそれぞれボンディングして電気的接続を得るワイヤボンディング接合方法が用いられていたけれども、近年では、より生産効率の高いフリップチップ接合方法が用いられるに至っている。
フリップチップ接合方法は、半導体チップの電極と、回路基板などの電極とを、導電性を有する接続部材であるバンプによって接合する実装方法である。このバンプには、形成プロセスが比較的容易である金(Au)ボールバンプが広く実用化されている。フリップチップ接合方法は、バンプを介して複数の接合箇所を一括して接合することができるので、基本的に接続箇所を1箇所ずつ順番に極細ワイヤでボンディングするワイヤボンディング接合方法に比べて生産効率が高いという利点を有している。またフリップチップ接合方法では、接合端子である電極の配置が半導体チップの周辺に限定されないので、接合端子の数を大幅に増大することができるとともに、半導体チップの実装面積を小さくすることができ、また回路の配線長さも短くすることができる。したがって、フリップチップ接合方法は、高密度実装や高速度半導体チップの実装などに適している。
このフリップチップ接合方法の具体的手法としては、導電性ペーストのような中間材を介してバンプと回路基板の電極とを接合する手法、また熱圧着や超音波併用熱圧着によって直接接合する手法などがある。後者の直接接合する手法は、中間材を省くことができ、工程数が少なく、さらに超音波を併用する手法では接合時間を短縮することができるという利点があるので、多用されるようになっている。
以下に超音波フリップチップ接合の概要について説明する。半導体チップの電極上に、ボールバンプ方式等でAuバンプを予め形成する。このAuバンプを形成した半導体チップのバンプ形成面を下向きにし、超音波ホーンに取り付けたボンディングツールによって吸着する。一方、200℃程度に加熱した基板ステージ上に、電極用Auめっきを施したセラミック基板を、めっきを施した面を上向きに載置する。半導体チップとセラミック基板とは、カメラ等により位置合わせを行った後、ボンディングツールを下降させ、半導体チップをセラミック基板上へ加圧し接合する。
この加圧接合のステップは、通常2段階に分けて行われる。第1段階では、Auボールバンプのバンプ先端部を変形させて高さを均一化する。この第1段階では、0.5W程度の低出力で超音波振動を500ms間印加する。次に第2段階では、3.0Wの出力で超音波振動を500ms間印加しながら、加圧接合する。
図9は、従来の超音波フリップチップ接合装置1の構成を簡略化して示す系統図である。図9に示す超音波フリップチップ接合装置1は、前述のような超音波フリップチップ接合を実現するための典型的な装置を例示するものである。
超音波フリップチップ接合装置1は、基板ステージ2上に回路基板3を載置し、超音波振動子4と接して装着される超音波ホーン5と、超音波ホーン5に接して装着される支持部材6に半導体チップ7を吸着させ、超音波振動子4から超音波振動を発振し、超音波ホーン5および支持部材6を介して半導体チップ7および半導体チップ7に予め設けられるバンプ8へ超音波振動を印加して半導体チップ7と回路基板3とを、バンプ8を介して接続する(たとえば、特許文献1参照)。
図10は、従来の超音波フリップチップ接合装置1によるバンプ8の形状を示す模式図である。図10(a)は、超音波フリップチップ接合装置1による接合前のバンプ8の平面形状を示す。図10(b)は、超音波フリップチップ接合装置1により、矢符9方向に超音波振動を印加して接合した後のバンプ8の平面形状を示す。
フリップチップ接合においては、半導体チップと回路基板との接合強度が、バンプの接合面積に依存するので、高い接合強度を得るためには、バンプの接合面積を増加させなければならない。
しかしながら、従来の超音波フリップチップ接合装置1では、半導体チップ7およびバンプ8に対する超音波振動が、同一方向から印加されるので、図10(b)に示すように、接合後のバンプ8は、長径が超音波振動の印加方向に延びる楕円形に変形する。したがって、このようなバンプ8の接合形態では、短径方向から付加される応力に対しては、比較的小さな応力で剥離するという問題がある。また、バンプが楕円形のように、一方向に延びて変形するとき、電極寸法特に電極間寸法に対するバンプの変形許容量は、楕円の長径方向の寸法によって定まり、電極パッドが微細ピッチ化した場合、変形許容量が小さくなるので、長径方向においてバンプ同士が接触する、すなわち電極間が短絡するという問題が生じる。
特開2001−110850号公報
本発明の目的は、超音波フリップチップ接合に際し、電気的接続の信頼性を向上するとともに、バンプの変形を抑制して電極ピッチの微細化に対応することのできる超音波フリップチップ接合装置および接合方法を提供することである。
本発明は、超音波振動を印加して、半導体チップと回路基板とをバンプを介して接合する超音波フリップチップ接合装置において、
回路基板を保持する基板保持部と、
基板保持部が載置され、少なくとも1軸以上の方向に移動可能なテーブルと、
半導体チップを吸着保持する吸着ヘッドと、
吸着ヘッドに接するように設けられる複数の超音波ホーンと、
複数の超音波ホーンのうち少なくとも2個以上にそれぞれ装着され、超音波振動を発振する超音波振動子と、
吸着ヘッドを基板保持部に対して近接離反するように駆動させる駆動手段とを含むことを特徴とする超音波フリップチップ接合装置である。
また本発明は、少なくとも2個以上の超音波ホーンに装着される超音波振動子は、
互いに異なる周波数の超音波振動を発振することができるように構成されることを特徴とする。
また本発明は、半導体チップと回路基板とをバンプを介して接合するに際し、超音波振動を印加するステップを含む超音波フリップチップ接合方法において、
半導体チップおよびバンプに対して、互いに異なる2以上の方向から超音波振動を印加することを特徴とする超音波フリップチップ接合方法である。
また本発明は、前記互いに異なる2以上の方向から印加する超音波振動の周波数が、
それぞれ異なることを特徴とする。
本発明によれば、回路基板と接合されるべき半導体チップを吸着保持する吸着ヘッドには、該ヘッドに接するように複数の超音波ホーンが設けられ、複数の超音波ホーンのうち少なくとも2個以上に超音波振動を発振する超音波振動子が、それぞれ装着される。このことによって、半導体チップおよび半導体チップに予め設けられるバンプに対する超音波振動の印加を少なくとも2以上の方向から行うことができるので、バンプの過度な変形を抑制し、電極のピッチ微細化に対応できる超音波フリップチップ接合装置を得ることができる。
また本発明によれば、少なくとも2個以上の超音波ホーンに装着される超音波振動子は、互いに異なる周波数の超音波振動を発振することができるように構成されるので、それぞれの超音波振動子から発振されて印加される超音波振動の周波数を互いに異なるものにすることができる。このことによって、一層円形に近い超音波振動印加領域とすることができるので、電極ピッチの微細化に対応できるとともに、電気的接続信頼性の高い半導体装置を常に歩留よく製造可能な超音波フリップチップ接合装置を得ることができる。
また本発明によれば、半導体チップと回路基板とをバンプを介して接合するに際し、半導体チップおよびバンプに対して、互いに異なる2以上の方向から超音波振動を印加するので、バンプが、一方向のみに過度に変形することなく、他方向へも変形することができきる。このようにして、バンプの過度の変形を抑制し、電極のピッチ微細化に対応することのできる超音波フリップチップ接合方法が実現される。
また本発明によれば、互いに異なる2以上の方向から印加する超音波振動の周波数が、それぞれ異なるように設定することができるので、バンプをほぼ円形に変形させることが可能になる。このようにして、電極のピッチ微細化に対応できるとともに、電気的接続信頼性が高い超音波フリップチップ接合方法を実現することができる。
図1は本発明の実施の一形態である超音波フリップチップ接合装置20の構成を簡略化して示す系統図であり、図2は図1に示す超音波フリップチップ接合装置20に備わる吸着ヘッド25まわりの構成を簡略化して示す平面図である。超音波フリップチップ接合装置20(以後、単に接合装置20と略称する)は、超音波振動を印加して、半導体チップ21と回路基板22とを図示を省略するバンプを介して接合することに用いられる。
接合装置20は、大略回路基板22を保持する基板保持部23と、基板保持部23が載置され、少なくとも1軸以上の方向に移動可能なテーブル24と、半導体チップ21を吸着保持する吸着ヘッド25と、吸着ヘッド25に接するように設けられる3つの第1〜第3超音波ホーン26,27,28と、3つの超音波ホーン26,27,28のうち第1および第2超音波ホーン26,27の2つに、第1および第2ブースタ29,30を介してそれぞれ装着されて超音波振動を発振する第1および第2超音波振動子32,33と、吸着ヘッド25を基板保持部23に対して近接離反するように駆動させる駆動手段34とを含んで構成される。
第1および第2超音波ホーン26,27に、第1および第2ブースタ29,30を介してそれぞれ装着される第1および第2超音波振動子32,33は、互いに異なる周波数の超音波振動を発振することができるように構成される。なお、本実施の形態の接合装置20は、第3超音波ホーン28に第3ブースタ31が装着されるけれども、超音波振動子が装着されない構成である。
半導体チップ21は、たとえばシリコン基板上に微細回路の形成されたものであり、その表面には、接続端子として複数のパッドが形成され、さらにパッド上に予めAuボールバンプが設けられる。回路基板22は、その表面の実装位置に、半導体チップ21に形成されるパッドに対応する接続端子として、半導体チップ21に形成されるのと同数のパッドが形成されている。半導体チップ21に形成されるパッド部と、回路基板22に形成されるパッド部とが、Auボールバンプを介して超音波振動を印加されて接合される。
回路基板22は、前述のように基板保持部23に保持され、基板保持部23は、テーブル24上に載置される。本実施の形態では、テーブル24は、直交する2軸方向に移動可能なX−Yテーブルであり、図1の紙面では、左右のX軸方向と、前後のY軸方向とに可動である。このテーブル24は、テーブル24に接続されるテーブル制御部35からの移動するべき座標位置を与える動作制御信号に従って、テーブル24に載置される基板保持部23すなわち回路基板22を、X−Y方向の所望の位置に移動させることができる。
接合装置20には、回路基板22を撮像するカメラ36と、カメラ36による画像情報に基づいて回路基板22のX−Y座標位置を認識する認識部37と、認識部37の出力に応答し、半導体チップ21の位置に対応するように回路基板22を移動させるべく、テーブル制御部35に動作制御信号を出力する主制御部38とが備えられる。
カメラ36は、不図示の一軸テーブルに装着され、矢符39方向に移動可能である。カメラ36を一軸テーブルにより移動させて、吸着ヘッド25の下面に吸着保持される半導体チップ21と回路基板22との間に進入させる。
半導体チップ21を臨んで設けられる光源と、回路基板22を臨んで設けられる光源とを、点灯切替し、半導体チップ21のパッドおよび回路基板22のパッドの位置を、カメラ36の2視野光学系レンズを通して交互に撮影する。この画像情報に基づいて認識部37が、半導体チップ21と回路基板22との相対的な位置ずれ量を算出する。算出した位置ずれ量は、主制御部38によってテーブル24の移動量に変換されてテーブル制御部35に与えられ、テーブル制御部35が該移動量に対応する動作制御信号を出力してテーブル24を駆動し、テーブル24上の回路基板22をX軸方向および/またはY軸方向へ移動することにより補正される。このようにして、半導体チップ21のAuボールバンプと回路基板22のパッドとが位置合わせされる。
半導体チップ21を吸着保持する吸着ヘッド25は、たとえば鋼製であり、略直方体形状を有する。吸着ヘッド25は、長手方向が上下方向に延びるように配置され、半導体チップ21を吸着する下面には、吸着孔40が形成される。吸着孔40は、吸着ヘッド25下面のほぼ中央部に形成され、下面から長手方向のほぼ中央部まで上に向かって延びる縦孔と、長手方向のほぼ中央部において縦孔に連通するように形成されて吸着ヘッド25の側面に向かって延びる不図示の横孔とを含む。吸着孔40の横孔は、吸着ヘッド25の側面に開口し、この開口部には、不図示の吸着手段たとえば真空ポンプと配管系が接続される。このことによって、吸着ヘッド25の吸着孔40から大気を吸引し、その吸引力によって半導体チップ21を吸着保持することができる。
第1〜第3超音波ホーン26,27,28は、超音波振動の伝播部材であり、大略楔状の形状を有し、たとえば鉄鋼製の板部材である。第1〜第3超音波ホーン26,27,28は、楔状の先細りに形成される側である一端部が、吸着ヘッド25の3つの側面である第1〜第3側面41,42,43に、それぞれ締結または溶接によって接続される。第1〜第3超音波ホーン26,27,28は、前記一端部の反対側の端部である他端部が、第1〜第3ブースタ29,30,31にそれぞれ接続される。
第1〜第3ブースタ29,30,31は、超音波振動を増幅する機能を備える装置であり、円柱形状を有する。各ブースタ29,30,31は、円柱の高さ方向におけるほぼ中央部に最小振動振幅点を有し、この最小振動振幅点付近で外周面から半径方向にわずかに突出した環状の装着支持部44が形成される。各ブースタ29,30,31は、平面形状が略U字状に形成されるホルダー45の各支持片45a,45b,45cに、第1〜第3超音波ホーン26,27,28が、それぞれ延びる方向と平行に形成される貫通孔に挿入され、それぞれの装着支持部44において、ボルトで締付けられてホルダー45に支持される。前述のように第1〜第3超音波ホーン26,27,28は、円柱形状を有する第1〜第3ブースタ29,30,31の高さ方向の一端部にそれぞれ接続される。
第1および第2ブースタ29,30の他端部には、第1および第2超音波振動子32,33がそれぞれ接続される。第1および第2超音波振動子32,33は、電気エネルギーを機械エネルギーに変換する圧電素子または磁歪素子等のようなエネルギー変換器である。超音波振動子には、特にジルコンチタン酸鉛などの圧電素子が好適に用いられる。第1および第2超音波振動子32,33は、超音波発振器46に電気的に接続され、超音波発振器46から供給される電力と信号に応じて、所定周波数の縦波の超音波振動を発生して出力する。また超音波発振器46は、前記主制御部38に電気的に接続され、主制御部38からの動作制御信号によって、第1超音波振動子32に発生させる超音波振動と、第2超音波振動子33に発生させる超音波振動との周波数を互いに異なるようにすることができる。
本実施の形態では、第1および第2超音波ホーン26,27は、第1および第2超音波振動子32,33からそれぞれ発生される縦波として伝達された超音波振動に共振する共振周波数の最大振動振幅点から最大振動振幅点までの波長の整数倍の長さを有し、第1および第2ブースタ29,30は、第1および第2超音波振動子32,33からそれぞれ発生される縦波として伝達された超音波振動に共振する共振周波数の最大振動振幅点から最大振動振幅点までの波長の1/2、すなわち半波長の整数倍の長さを有するように形成される。
図3は、図2に示す超音波ホーンと吸着ヘッド25との接続部を拡大して示す斜視図である。第1および第2超音波ホーン26,27は、第1および第2超音波振動子32,33で発生し、第1および第2ブースタ29,30を介して伝播される超音波振動が印加される方向、すなわち第1超音波ホーン26では矢符47方向、第2超音波ホーン27では矢符48方向に延びるように設けられる。したがって、第1および第2超音波ホーン26,27は、それぞれの超音波振動印加方向47,48に対しては長手方向になるので、変形しにくい特性を有する。しかしながら、板状に形成される第1および第2超音波ホーン26,27の薄肉方向であって、吸着ヘッド25に接続された状態で、直方体形状を有する吸着ヘッド25の短手方向に平行な方向には、弾性変形しやすい特性を有している。
したがって、第1超音波ホーン26と第2超音波ホーン27とによって吸着ヘッド25に矢符47方向と矢符48方向の超音波振動をそれぞれ印加すると、まず吸着ヘッド25には、第1および第2超音波ホーン26,27からの超音波振動印加により、矢符47および矢符48方向への弾性変形を生じる。次いで、第2超音波ホーン27による矢符48方向の超音波振動が吸着ヘッド25を介して第1超音波ホーン26へ伝播されることによって、第1超音波ホーン26には薄肉方向、すなわち矢符48の平行方向に弾性変形による振動が発生し、この振動が吸着ヘッド25に伝えられて、吸着ヘッド25の矢符48方向の弾性変形に重畳される。同様に、第1超音波ホーン26による矢符47方向の超音波振動が吸着ヘッド25を介して第2超音波ホーン27へ伝播されることによって、第2超音波ホーン27には薄肉方向、すなわち矢符47の平行方向に弾性変形による振動が発生し、この振動が吸着ヘッド25に伝えられて、吸着ヘッド25の矢符47方向の弾性変形に重畳される。
このように、第1および第2超音波ホーン26,27からの超音波振動印加による弾性変形に加えて、第1および第2超音波ホーン26,27が薄肉方向に弾性変形することによる振動に起因する弾性変形も重畳されるので、吸着ヘッド25には、互いに直交する方向に振動が合成された超音波振動付加領域が発現する。図4は、接合装置20において吸着ヘッド25に発生する超音波振動付加領域49を示す図である。吸着ヘッド25の臨接して直交する側面である第1側面41と第2側面42とに、第1超音波ホーン26と第2超音波ホーン27とによって、超音波振動を印加すると、互いに直交する方向の振動が合成されて、図4に示すようなほぼ円形の超音波振動付加領域49を得ることができる。
さらに、第1超音波振動子32から発振されて第1超音波ホーン26に伝播される超音波振動の周波数と、第2超音波振動子33から発振されて第2超音波ホーン27に伝播される超音波振動の周波数とを、互いに異なるように設定することによって、一層幅広い超音波振動付加領域を得ることができる。図5は、接合装置20において第1および第2超音波振動子32,33から発振される超音波振動の周波数を互いに異なるように設定した場合の吸着ヘッド25に発生する超音波振動付加領域50を示す図である。図5に示すように、第1および第2超音波振動子32,33から発振されて第1および第2超音波ホーン26,27に伝播される超音波振動の周波数を互いに異なるように設定することによって、超音波振動付加領域50は、前述のほぼ円形から長方形に拡大される。
図1に戻って、前記第1〜第3ブースタ29,30,31を支持するホルダー45には、加圧シリンダ51のピストンロッド52が装着される。加圧シリンダ51は、ピストンロッド52の反対側の取付面が昇降板53に装着される。昇降板53には、2つの貫通孔が形成され、互いに平行になるように対向して設けられる第1案内棒部材54と、第2案内棒部材55とが、貫通孔にそれぞれ挿通される。昇降板53は、第1および第2案内棒部材54,55に対して摺動可能であり、第1および第2案内棒部材54,55に案内される上下方向に移動することができる。
第1および第2案内棒部材54,55は、昇降板53に関してホルダー45と反対側に配置される支持フレーム56にそれぞれ立設される。支持フレーム56のほぼ中央部であって、前記加圧シリンダ51のピストンロッド52の進退方向の延長線上には、電動機57が装着される。電動機57は、その出力軸58が昇降板53を臨むように配置される。電動機57の出力軸58にはおねじ部材59の一端部が連結される。おねじ部材59は、昇降板53に固設されるナット60に螺合されるとともに、その他端部が昇降板53に回転自在に支持される。
電動機57には、その回転動作を制御するモータ駆動部61が接続され、さらにモータ駆動部61が前述の主制御部38に接続される。また加圧シリンダ51には、加圧ユニット62が配管系によって接続され、加圧ユニット62には、加圧ユニット62の加圧動作を制御する荷重制御部63が電気的に接続され、さらに荷重制御部63が前述の主制御部38に接続される。
モータ駆動部61からの動作制御信号によって電動機57を回転駆動し、その出力軸58に連結されるおねじ部材59を回転させる。おねじ部材59の回転運動が、おねじ部材59に螺合されるナット60およびナット60が固設される昇降板53の直進運動に変換され、昇降板53が、第1および第2案内棒部材54,55に案内されて上下動する。昇降板53の上下動に従って、昇降板53に装着される加圧シリンダ51および加圧シリンダ51のピストンロッド52に装着されるホルダー45が上下動する。
前述のようにして昇降板53を所望の位置に移動させた状態で、荷重制御部63からの制御信号に応じて加圧ユニット62を動作させ、加圧シリンダ51のピストンロッド52を進退させることによって、ホルダー45、すなわち第1〜第3ブースタ29,30,31および第1〜第3超音波ホーン26,27,28を介してホルダー45に支持される吸着ヘッド25を、基板保持部23に保持される回路基板22に対して近接離反させることができるとともに、吸着ヘッド25に吸着保持される半導体チップ21を回路基板22に対して押圧させることができる。
加圧シリンダ51、加圧ユニット62、荷重制御部63、昇降板53、おねじ部材59、第1および第2案内棒部材54,55、支持フレーム56、電動機57、モータ駆動部61は、吸着ヘッド25を基板保持部23に対して近接離反するように駆動させる駆動手段34を構成する。
また主制御部38は、たとえば中央処理装置(略称CPU)を備えて接合装置20全体の動作を総合的に制御する処理回路であり、モータ駆動部61を介して電動機57の動作を制御し、荷重制御部63を介して加圧シリンダ51の動作を制御し、カメラ36および認識部37から得られる画像情報に応じてテーブル制御部35を介してテーブル24の動作を制御し、また超音波発振器46を介して超音波振動子32,33の超音波振動の発振動作を制御する。
以下、接合装置20による半導体チップ21と回路基板22との超音波フリップチップ接合方法について説明する。
まず、吸着ヘッド25の吸着孔40から大気を吸引し、吸着ヘッド25の下面に半導体チップ21を吸着保持する。回路基板22を、テーブル24上に載置される基板保持部23に、基板側のパッドが吸着ヘッド25に保持される半導体チップ21を臨むようにして保持させる。このとき、半導体チップ21は回路基板22のほぼ上方に位置し、この状態で、半導体チップ21のパッド上に予め設けられるAuボールバンプは、回路基板22を臨む。
次いで、カメラ36を移動し、半導体チップ21と回路基板22との間の空間に進入させる。カメラ36に備わる上側および下側の計測用光源を交互に切換えて点灯し、2視野光学系レンズをとおして半導体チップ21と回路基板22とを撮像する。
撮影した画像情報を認識部37へ出力し、主制御部38は、画像情報から半導体チップ21と回路基板22との相対的な位置ずれ量を求め、この位置ずれ量に従い、テーブル制御部35に制御信号を出力する。テーブル制御部35は、主制御部38からの信号に応じ、半導体チップ21を基準にしてテーブル24を駆動し、回路基板22を水平移動させて位置ずれを補正する。この位置ずれ補正によって、回路基板22に対する半導体チップ21の実装位置が定まると、カメラ36を元の位置まで移動させる。
カメラ36が元の位置に復帰すると、主制御部38は、モータ駆動部61に制御信号を出力し、モータ駆動部61が電動機57を回転させて昇降板53を下降させる。昇降板53が所定の位置まで下降すると、主制御部38がモータ駆動部61に電動機57の回転停止指示信号を出力し、電動機57の回転が停止される。次に、主制御部38は、荷重制御部63に制御信号を出力し、荷重制御部63からの出力によって、加圧ユニット62が動作して加圧シリンダ51のピストンロッド52を前進させ、吸着ヘッド25に吸着保持される半導体チップ21を回路基板22に対して押圧する。このとき、半導体チップ21を回路基板22に対して押圧する力は、主制御部38からの制御信号に従い、荷重制御部63が加圧ユニット62の出力を制御することによって調節される。半導体チップ21を回路基板22に対して押圧した状態で、回路基板22が不図示の加熱手段からの伝熱により加熱される。
半導体チップ21を回路基板22に対して押圧し、回路基板22が加熱された状態で、主制御部38が超音波発振器46に制御信号を出力し、第1および第2超音波振動子32,33に超音波振動を発振させる。このとき、第1超音波振動子32が発振する超音波振動の周波数と、第2超音波振動子33が発振する超音波振動の周波数とが、互いに異なるようにすることが好ましい。接合条件である前記押圧力、前記回路基板22の加熱温度、ならびに第1および第2超音波振動子32,33が発振する超音波振動の周波数、出力および印加時間は、接合される半導体チップ21と回路基板22との組合せ毎に予め試験をして好適値を求め、そのデータを主制御部38に備えられるメモリにストアしておき、接合動作時に接合装置20の操作者が、装置に設けられる入力手段から選択入力することによって実行され得る。
第1および第2超音波振動子32,33からそれぞれ発振された超音波振動が、第1および第2ブースタ29,30ならびに第1および第2超音波ホーン26,27を介して吸着ヘッド25に伝播され、吸着ヘッド25から半導体チップ21および半導体チップ21に設けられるAuボールバンプに印加され、Auボールバンプを介して半導体チップ21のパッドと回路基板22のパッドとが接合される。このようにして、半導体チップ21が回路基板22のチップ実装位置に表面実装される。
主制御部38からの制御信号によって超音波振動の発振が停止し、半導体チップ21と回路基板22との接合が終了すると、半導体チップ21を吸着保持する吸着ヘッド25の吸着保持を解除し、その後大気の吸引を停止して吸着ヘッド25から表面実装された半導体チップ21と回路基板22とを離脱させる。また主制御部38は、荷重制御部63へ制御信号を出力して加圧シリンダ51のピストンロッド52を後退させ、さらにモータ駆動部61に制御信号を出力して電動機57を前述とは逆方向へ回転させて昇降板53を上昇させ、基板保持部23に保持された表面実装された半導体チップ21と回路基板22とを不図示の搬送装置に移行し、一連の方法による接合が終了する。
前述の接合方法における接合メカニズムを説明すると以下の通りである。ボールバンプが、回路基板22の電極パッドに接合した初期段階では、バンプと電極パッドとが単に接触しているに過ぎないので、両者間の摩擦抵抗は吸着ヘッド25による保持力よりも小さい。したがって、半導体チップ21は吸着ヘッド25の振動に伴って振動する。吸着ヘッド25を介した押圧と超音波振動の印加とにより、ボールバンプと電極パッドとが互いに擦過され、両者の表面の酸化膜や汚染膜等が排斥される。その結果、ボールバンプおよび電極パッドの表面には、新生面が創出され、その新生面同士が凝着接合をする。このような工程を経て、特定の方向に偏った変形をすることのない、電極ピッチの微細化に対応可能な超音波フリップチップ接合を実現することができる。
図6は本発明の実施の第2の形態である接合装置に備わる吸着ヘッド25まわりの構成を簡略化して示す平面図であり、図7は図6に示す超音波ホーンと吸着ヘッド25との接続部を拡大して示す斜視図である。本実施の形態の接合装置は、吸着ヘッド25まわりを除いて実施の第1形態の接合装置20と同一に構成されるので、特徴的な吸着ヘッド25まわりのみ図示し、対応する部分については同一の参照符号を付して説明を省略する。
実施の第2形態の接合装置の吸着ヘッド25まわりには、4つの超音波ホーンが設けられることを特徴とする。ホルダー71が、第1〜第3支持片71a,71b,71cに加えて第4支持片71dを有するように構成され、第4支持片71dに第4ブースタ72の装着支持部44で支持される。第4超音波ホーン73の長手方向両端部が、第4ブースタ72と吸着ヘッド25の残る側面である第4側面74とに、それぞれ接続される。
前述の実施の第1形態の接合装置20では、吸着ヘッド25を介して第1超音波ホーン26と第3超音波ホーン28とが対向するように設けられ、第2超音波ホーン27と対向する位置には何も設けられていない。それに対して本実施の第2形態では、吸着ヘッド25を介して第2超音波ホーン27に対向する位置にも第4超音波ホーン73が設けられることを特徴とする。このような構成においても、前述の実施の第1形態の接合装置20と同様の効果を奏することができる。
図8は、本発明の実施の第3の形態である接合装置に備わる吸着ヘッド25まわりの構成を簡略化して示す平面図である。本実施の形態の接合装置は、吸着ヘッド25まわりを除いて実施の第1形態の接合装置20と同一に構成されるので、特徴的な吸着ヘッド25まわりのみ図示し、対応する部分については同一の参照符号を付して説明を省略する。
実施の第3形態の接合装置の吸着ヘッド25まわりには、2つの超音波ホーンが設けられることを特徴とする。ホルダー75が、第1および第2支持片75a,75bの2つからなり、前述の実施の第1形態と同様、第1支持片75aに、第1ブースタ29と第1超音波ホーン26とが支持され、第2支持片75bに、第2ブースタ30と第2超音波ホーン27とが支持される。第1超音波ホーン26が吸着ヘッド25の第1側面41に接続され、第2超音波ホーン27が吸着ヘッド25の第2側面42に接続される。吸着ヘッド25を介して第1および第2超音波ホーン26,27に対向する位置には、いずれも超音波ホーンが設けられない。すなわち、第1および第2超音波ホーン26,27が、いずれも片持ち構造になるように設けられる。このような構成においても、前述の実施の第1形態の接合装置20と同様の効果を奏することができる。
実施の第1〜第3形態では、いずれも吸着ヘッド25の直交して臨接する第1および第2側面41,42に超音波振動を印加するけれども、1つの超音波ホーンによって吸着ヘッドの1側面に超音波振動を印加し、該超音波ホーンの薄肉部の厚さ方向にもうひとつの超音波ホーンによって超音波振動を印加する構成も、本発明に開示する技術思想に含まれる。また一方向に超音波振動を発振している超音波振動子の側面に、該方向に対して交差する方向に、他の超音波ホーンによって超音波振動を印加する構成も、本発明に開示する技術思想に含まれる。
(実施例)
以下本発明の実施例について説明する。前述の接合装置20を準備し、半導体チップと回路基板とを、超音波フリップチップ接合した。
半導体チップは、その外形寸法が、10mm角で、厚みが0.5mmである。半導体チップの回路基板と接合するべき表面には、アルミニウムをスパッタリングし、寸法が90μmで、厚みが1μmの電極を複数形成した。電極には、直径60μm、高さ30μmのAuボールバンプを、予めそれぞれ形成した。
この半導体チップを実装する回路基板は、その外形寸法が、20mm角で、厚みが0.5mmのガラスエポキシ基板上に、Cu/Ni/Auの電極を形成したものを用いた。なお電極表面には、無電解めっき法で0.5μm厚のAuめっきを施した。
半導体チップを接合装置20の吸着ヘッド25で吸着保持し、テーブル24上の回路基板との位置ずれを補正した後、駆動手段34によって、回路基板に対して半導体チップを押圧した。押圧する力が10Nに達し、また加熱手段によって回路基板を加熱して回路基板の温度が150℃に達したとき、以下の表1に示す条件で半導体チップおよびAuボールバンプに超音波振動を印加し、Auボールバンプを介して半導体チップと回路基板とを接合した。
Figure 2005064149
接合終了後、駆動手段34を動作させて、押圧を解放し、また吸着ヘッド25による吸着保持を解除して実装された半導体装置を取出した。取出した半導体装置を、シェアテスタ(商品名;レスカ株式会社製)によって試験し、せん断強度を求めるとともに、バンプ径を測定した。
なお、比較例として、超音波振動を一方向のみから印加する以外は、前述の実施例と同様にして半導体チップと回路基板とを超音波フリップチップ接合し、接合後の半導体装置について、せん断強度とバンプ径とを求めた。
実施例の半導体装置のせん断強度は、1バンプあたり0.7Nであり、充分な電気的接続信頼性の得られる強度であった。また、バンプは、略円形を保ちながら変形しており、その圧着径が80μmであり、90μm角サイズの電極ピッチ微細化に充分対応可能な大きさと形状であった。
一方比較例では、充分なせん断強度を得ることができなかった。そこで、前述の比較例の接合条件のうち、超音波振動の発振出力条件のみを変化させて、さらに超音波フリップチップ接合を行い、接合した半導体装置のせん断強度を求めた。その結果、実施例と同等の0.7N/1バンプのせん断強度を得るためには、超音波振動発振出力を、6Wにも高めなければならなかった。さらに、発振出力が6Wでは、バンプが楕円形に変形し、その直径が100μmに達していたので、90μm角サイズの電極ピッチ微細化への適用は困難であった。
以上に述べたように、本実施の形態では、バンプは、ボールバンプであるけれども、これに限定されることなく、めっきバンプであってもよい。また回路基板は、ガラスエポキシ基板であるけれども、これに限定されることなく、セラミック基板等の無機基板や他の有機基板であるアラミド基板や液晶ポリマー基板などであってもよい。
本発明の実施の一形態である超音波フリップチップ接合装置20の構成を簡略化して示す系統図である。 図1に示す超音波フリップチップ接合装置20に備わる吸着ヘッド25まわりの構成を簡略化して示す平面図である。 図2に示す超音波ホーンと吸着ヘッド25との接続部を拡大して示す斜視図である。 接合装置20において吸着ヘッド25に発生する超音波振動付加領域49を示す図である。 接合装置20において第1および第2超音波振動子32,33から発振される超音波振動の周波数を互いに異なるように設定した場合の吸着ヘッド25に発生する超音波振動付加領域50を示す図である。 本発明の実施の第2の形態である接合装置に備わる吸着ヘッド25まわりの構成を簡略化して示す平面図である。 図6に示す超音波ホーンと吸着ヘッド25との接続部を拡大して示す斜視図である。 本発明の実施の第3の形態である接合装置に備わる吸着ヘッド25まわりの構成を簡略化して示す平面図である。 従来の超音波フリップチップ接合装置1の構成を簡略化して示す系統図である。 従来の超音波フリップチップ接合装置1によるバンプ8の形状を示す模式図である。
符号の説明
20 超音波フリップチップ接合装置
21 半導体チップ
22 回路基板
23 基板保持部
24 テーブル
25 吸着ヘッド
26,27,28,73 超音波ホーン
29,30,31,72 ブースタ
32,33 超音波振動子
34 駆動手段
35 テーブル制御部
36 カメラ
37 認識部
38 主制御部
45,71,75 ホルダー
46 超音波発振器
51 加圧シリンダ
53 昇降板
54,55 案内棒部材
56 支持フレーム
57 電動機
59 おねじ部材
60 ナット
61 モータ駆動部
62 加圧ユニット
63 荷重制御部

Claims (4)

  1. 超音波振動を印加して、半導体チップと回路基板とをバンプを介して接合する超音波フリップチップ接合装置において、
    回路基板を保持する基板保持部と、
    基板保持部が載置され、少なくとも1軸以上の方向に移動可能なテーブルと、
    半導体チップを吸着保持する吸着ヘッドと、
    吸着ヘッドに接するように設けられる複数の超音波ホーンと、
    複数の超音波ホーンのうち少なくとも2個以上にそれぞれ装着され、超音波振動を発振する超音波振動子と、
    吸着ヘッドを基板保持部に対して近接離反するように駆動させる駆動手段とを含むことを特徴とする超音波フリップチップ接合装置。
  2. 少なくとも2個以上の超音波ホーンに装着される超音波振動子は、
    互いに異なる周波数の超音波振動を発振することができるように構成されることを特徴とする請求項1記載の超音波フリップチップ接合装置。
  3. 半導体チップと回路基板とをバンプを介して接合するに際し、超音波振動を印加するステップを含む超音波フリップチップ接合方法において、
    半導体チップおよびバンプに対して、互いに異なる2以上の方向から超音波振動を印加することを特徴とする超音波フリップチップ接合方法。
  4. 前記互いに異なる2以上の方向から印加する超音波振動の周波数が、
    それぞれ異なることを特徴とする請求項3記載の超音波フリップチップ接合方法。
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