JP2005063856A - 非水電解質二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図った際に好適で、ヒートシール部の幅を無駄に広げることなく過充電時のヒートシール部の剥離を抑制することが可能な非水電解質二次電池を提供する。
【解決手段】ヒートシールによって封止されたラミネートフィルム製容器1と、前記容器1内に収納された扁平形状の電極群2と、前記電極群2に保持された非水電解質とを具備する非水電解質二次電池であって、下記(1)式を満足することを特徴とする非水電解質二次電池。
(X/Y)≦1.8 (1)
但し、前記(1)式において、Xは前記容器1の電極群収納部の面積で、Yはラミネートフィルム片面当りのヒートシール部の面積である。
【選択図】図1

Description

本発明は、小型化を図る際に好適な非水電解質二次電池に関するものである。
電子機器の小型化に伴い、二次電池の小型化と高容量化が要求されている。現行製品は、電池サイズが比較的大きいため、エネルギー密度を損なわずに十分なシール幅を確保することが比較的容易であるものの、小型にすると、電極群の大きさをミリ単位の僅かな寸法小さくしただけでも容量が著しく低下したり、あるいは小型でも高性能化している分、過充電や短絡時のガス発生量と発熱量が大きくなっているために僅かなシール幅の不足によってシール部の剥離を招く可能性がある。
ところで、特開平11−97070号公報(特許文献1)には、薄型ポリマー電解質二次電池のヒートシール部の一部の剥離強度を他に比べて弱くして安全弁として機能させ、過充電によりガスが発生した際にヒートシール部の安全弁箇所を剥離させ、剥離箇所からガスを外部に逃がすことにより過充電時の破裂を防止することが記載されている。この特許文献1の実施例4の薄型ポリマー電解質二次電池(段落[0044]〜[0051])では、リード部分を除く外形寸法を55×90mmにし、幅が10mmのヒートシール部を図6に示す3箇所に設けることが記載されており、この記載から外装材片面当りのヒートシール部の面積を算出すると1600mm2になり、また、容器面積(4950mm2)からヒートシール部面積を除いて発電要素収納部面積を算出すると3350mm2となるため、ヒートシール部面積に対する発電要素収納部面積の比(3350mm2/1600mm2)を求めると2.09と大きな値である。
この特許文献1のように、過充電時にヒートシール部を剥離させて容器内の発電要素を外部の空気と接触させるのは、熱暴走により発火に到る危険性があるため、好ましくない。
特開平11−97070号公報
本発明は、小型化を図った際に好適で、ヒートシール部の幅を無駄に広げることなく過充電時のヒートシール部の剥離を抑制することが可能な非水電解質二次電池を提供することを目的とする。
本発明に係る非水電解質二次電池は、ヒートシールによって封止されたラミネートフィルム製容器と、前記容器内に収納された扁平形状の電極群と、前記電極群に保持された非水電解質とを具備する非水電解質二次電池であって、下記(1)式を満足することを特徴とするものである。
(X/Y)≦1.8 (1)
但し、前記(1)式において、Xは前記容器の電極群収納部の面積で、Yはラミネートフィルム片面当りのヒートシール部の面積である。
本発明によれば、ヒートシール部の幅を無駄に広げることなく過充電時のヒートシール部の剥離を抑制することが可能な非水電解質二次電池を提供することができる。
本発明に係る非水電解質二次電池の一実施形態を図1〜図3を参照して説明する。
図1に示すように、ラミネートフィルム製の容器1内には、電極群2が収納されている。電極群2は、正極3と、負極4と、正極3と負極4の間に配置されるセパレータ5を含む積層物が偏平形状に捲回された構造を有する。電極群には、プレスを施さなくても良いが、正極、負極及びセパレータの一体化強度を高めるためにプレスを施しても良い。また、プレス時に加熱を施すことも可能である。電極群には、正極、負極及びセパレータの一体化強度を高めるために、接着性高分子を含有させることができる。接着性高分子は、非水電解液を保持した状態で高い接着性を維持できるものであることが望ましい。さらに、かかる高分子は、リチウムイオン伝導性が高いとなお好ましい。具体的には、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリアクリレート(PMMA)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリ塩化ビニル(PVC)、またはポリエチレンオキサイド(PEO)等を挙げることができる。
非水電解質は、電極群2に保持されている。正極3には正極タブ6が電気的に接続され、負極4には負極タブ7が電気的に接続され、それぞれ容器1の外部に引き出されて、正極端子及び負極端子の役割を果たす。
ラミネートフィルムは、例えば、外部保護層8と、熱可塑性樹脂層9と、外部保護層8と熱可塑性樹脂層9の間に配置される金属層10とを含むものである。このラミネートフィルムには、カップ内面が熱可塑性樹脂層9となるように張り出し加工または絞り成型等によって矩形状カップ部が形成されている。電極群2は、このカップ部内に収納されている。カップ部の開口端においては、長辺側両端と正負極リードが引き出された短辺側にヒートシール部が設けられており、残りの短辺側に蓋体1aが一体化されている。短辺側の開口端を折り返すことによって、カップ部の開口部は蓋体1aで塞がれる。カップ部の開口端周縁と蓋体1aの内面は、その間に正極リード6と負極リード7が介在された端部11と、長辺側の両端部12それぞれをヒートシールすることにより接合されている。
この二次電池は、下記(1)式を満足する。
(X/Y)≦1.8 (1)
但し、前記(1)式において、Xは容器1の電極群収納部の面積で、Yはラミネートフィルム片面当りのヒートシール部11,12の合計面積である。図1〜3に例示されるような、ラミネートフィルムをカップ状に成形した電極群収納部に蓋体をヒートシールで固定した容器の場合、面積Xは、容器1のカップ部の開口端の一辺の長さをL1とし、他辺の長さをL2とした際に、L1×L2で算出される面積である。本願発明では、カップ状以外の形状の容器を用いることができ、この場合、面積Xは、容器の厚さ方向と垂直な面についての投影面積から面積Yを差し引くことによって求めることができる。カップ状以外の形状の容器としては、例えば、以下の(a)〜(c)に説明する容器を挙げることができる。
a)ラミネートフィルムをヒートシールにより封筒状に成形した容器。
b)2枚のラミネートフィルムの4辺をヒートシールにより貼り合わせた容器。
c)1枚のラミネートフィルムを二つ折りにして3辺をヒートシールした容器。
(X/Y)を1.8以下に規定する理由を説明する。これは、(X/Y)が1.8を超えると、ヒートシール部の耐圧強度が低下するため、過充電や短絡等による異常高温時のヒートシール部の剥離発生率が高くなるからである。ヒートシール部の剥離防止効果は、(X/Y)が小さい方が高くなるため、(X/Y)は1.6以下にすることがより好ましい。さらに好ましい範囲は1.4以下である。但し、(X/Y)を1より小さくすると、ヒートシール部の占有率が高くなるため、高容量を得られない恐れがある。よって、(X/Y)の下限値は1にすることが好ましい。
面積Xは、特に限定されるものではないが、100mm2以上、3500mm2未満にすることが好ましい。これは、面積Xが3500mm2を超える電極群に本発明を適用すると、ヒートシール幅が広くなり、ヒートシール部の占有率が高くなるため、高エネルギー密度を得られない可能性があるからである。
面積Xのより好ましい範囲は、100mm2〜2000mm2である。
ヒートシール部の幅は2mm以上が好ましいが、電極群の面積に比例して膨れ量が増加してヒートシール部の変形量が多くなる傾向があるので、ヒートシール部の幅は3mm以上がより好ましい。また、ヒートシール部の幅が広くなると、高エネルギー密度を得られない恐れがあることから、ヒートシール部の幅は10mm以下にすることが望ましい。
なお、前述した図1〜図3においては、正極と負極とセパレータが扁平形状に捲回された電極群を使用する例を説明したが、これに限らず、例えば、正極及び負極をその間にセパレータを介在させて1回以上折り曲げるか、あるいは正極と負極とをその間にセパレータを介在させながら積層する方法により作製された扁平形状の電極群を使用することができる。
また、前述した図1〜図3においては、ヒートシール部を容器の長辺側両端部とリードが突き出た短辺側端部の3箇所に設ける例を説明したが、本願発明はこれに限定されない。例えば、カップ部の開口端の長辺側に蓋体を一体化すると、ヒートシール部は、長辺側一端部と短辺側の両端部になる。また、カップ状容器とは別に蓋体を設ければ、四辺全てをヒートシール部とすることができる。
以下、正極、負極、セパレータ、非水電解質及び容器について説明する。
1)正極
この正極は、集電体と、集電体の片面もしくは両面に担持され、活物質を含む正極層とを含む。
前記正極活物質としては、種々の酸化物、例えば二酸化マンガン、リチウムマンガン複合酸化物、リチウム含有ニッケル酸化物、リチウム含有コバルト酸化物、リチウム含有ニッケルコバルト酸化物、リチウム含有鉄酸化物、リチウムを含むバナジウム酸化物や、二硫化チタン、二硫化モリブデンなどのカルコゲン化合物などを挙げることができる。中でも、リチウム含有コバルト酸化物(例えば、LiCoO2 )、リチウム含有ニッケルコバルト酸化物(例えば、LiNi0.8 Co0.2 2 )、リチウムマンガン複合酸化物(例えば、LiMn2 4 、LiMnO2 )を用いると、高電圧が得られるために好ましい。なお、正極活物質としては、1種類の酸化物を単独で使用しても、あるいは2種類以上の酸化物を混合して使用しても良い。
正極層には導電剤を含有させることができる。前記導電剤としては、例えばアセチレンブラック、カーボンブラック、黒鉛等を挙げることができる。
正極層には結着剤を含有させても良い。前記結着剤としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリエーテルサルフォン、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)等を用いることができる。
前記正極活物質、導電剤および結着剤の配合割合は、正極活物質80〜95重量%、導電剤3〜20重量%、結着剤2〜7重量%の範囲にすることが好ましい。
前記集電体としては、多孔質構造の導電性基板か、あるいは無孔の導電性基板を用いることができる。これら導電性基板は、例えば、アルミニウム、ステンレス、またはニッケルから形成することができる。
前記正極は、例えば、正極活物質に導電剤および結着剤を適当な溶媒に懸濁し、この懸濁物を集電体に塗布、乾燥して薄板状にすることにより作製される。
2)負極
前記負極は、集電体と、集電体の片面もしくは両面に担持される負極層とを含む。
前記負極層は、リチウムイオンを吸蔵・放出する負極活物質を含む。
前記負極活物質としては、例えば、黒鉛、コークス、炭素繊維、球状炭素、熱分解気相炭素質物、樹脂焼成体などの黒鉛質材料もしくは炭素質材料; 熱硬化性樹脂、等方性ピッチ、メソフェーズピッチ系炭素、メソフェーズピッチ系炭素繊維、メソフェーズ小球体など(特に、メソフェーズピッチ系炭素繊維が容量や充放電サイクル特性が高くなり好ましい)に500〜3000℃で熱処理を施すことにより得られる黒鉛質材料または炭素質材料; 二硫化チタン、二硫化モリブデン、セレン化ニオブ等のカルコゲン化合物; アルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム合金、リチウム、リチウム合金等の軽金属; 等を挙げることができる。中でも、(002)面の面間隔d002が0.34nm以下である黒鉛結晶を有する黒鉛質材料を用いるのが好ましい。このような黒鉛質材料を負極活物質として含む負極を備えた非水電解質二次電池は、電池容量および大電流放電特性を大幅に向上することができる。前記面間隔d002 は、0.337nm以下であることが更に好ましい。
負極層には結着剤を含有させることができる。前記結着剤としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、カルボキシメチルセルロース(CMC)等を用いることができる。
前記負極活物質及び前記結着剤の配合割合は、炭素質物90〜98重量%、結着剤2〜20重量%の範囲であることが好ましい。
前記集電体としては、多孔質構造の導電性基板か、あるいは無孔の導電性基板を用いることができる。これら導電性基板は、例えば、銅、ステンレス、またはニッケルから形成することができる。
前記負極は、例えば、負極活物質と結着剤とを溶媒の存在下で混練し、得られた懸濁物を集電体に塗布し、乾燥した後、所望の圧力で1回プレスもしくは2〜5回多段階プレスすることにより作製される。
3)セパレータ
このセパレータとしては、微多孔性の膜、織布、不織布、これらのうち同一材または異種材の積層物等を用いることができる。中でも、微多孔性の膜は、過充電等による発熱で電極群の温度が異常に上昇すると、セパレータを構成する樹脂が塑性変形し微細な孔が塞がる、いわゆるシャットダウン現象を生じ、リチウムイオンの流れが遮断され、それ以上の発熱を防止し、過充電状態を安全に終了させることができるので好ましい。セパレータを形成する材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合ポリマー、エチレン−ブテン共重合ポリマー等を挙げることができる。セパレータの形成材料としては、前述した種類の中から選ばれる1種類または2種類以上を用いることができる。
前記セパレータは、透気度が200〜600秒/100cm3 であることが好ましい。透気度は、100cm3の空気がセパレータを透過するのに要した時間(秒)を意味し、JIS(日本工業規格)P8117に規定する方法により測定することができる。透気度の値は250〜500秒/100cm3 にすることがより好ましく、さらに好ましい値は300〜450秒/100cm3 である。
前記セパレータがシャットダウン現象を生じる温度、いわゆるシャットダウン温度は、100〜160℃の範囲にあることが好ましい。このシャットダウン温度は、セパレータを一定温度に加熱した後の透気度を測定し、その透気度の値が10万秒/100cm3以上になる温度として測定できる。セパレータのシャットダウン温度は110〜150℃にすることがより好ましい。
前記セパレータが溶融して破膜を生じる温度、いわゆる溶融温度は、160℃以上でかつ前記シャットダウン温度よりも15℃以上高いことが望ましい。
前記セパレータは、多孔度が30〜60%の範囲であることが好ましい。多孔度のより好ましい範囲は、35〜50%である。
前記セパレータの厚さは、30μm以下にすることが好ましく、さらに好ましい範囲は25μm以下である。また、厚さの下限値は5μmにすることが好ましく、さらに好ましい下限値は8μmである。
セパレータの幅は、正極と負極の幅に比べて広くすることが望ましい。このような構成にすることにより、正極と負極がセパレータを介さずに直接接触するのを防ぐことができる。
4)非水電解質
非水電解質は、非水溶媒と、この非水溶媒に溶解される電解質(例えば、リチウム塩)とを含むものである。非水電解質の形態は、液状、ゲル状あるいは固体状にすることができる。
電解質としては、例えば、過塩素酸リチウム(LiClO4)、四フッ化硼酸リチウム(LiBF4)、六フッ化燐酸リチウム(LiPF6)、六フッ化砒素酸リチウム(LiAsF6)、トリフルオロメタンスルホン酸リチウム(LiCF3SO3)、LiN(CF3SO22、LiN(C25SO22等を用いることができ、2種類以上混合して使用してもよい。
非水溶媒としては、例えば、γ−ブチロラクトン、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、メチルスルホラン、アセトニトリル、プロピルニトリル、アニソール、酢酸エステル、プロピオン酸エステル等を用いることができ、2種類以上混合して使用してもよい。
前記非水溶媒に界面活性剤、例えばトリオクチルフォスフェート(TOP)を添加することが好ましい。このような界面活性剤の添加により非水電解液のセパレータに対する濡れ性を改善することが可能になる。
前記非水溶媒中の前記電解質の濃度は、0.5モル/L以上にすることが好ましい。
5)容器
容器を形成するラミネートフィルムとしては、例えば、一方の表面を構成する外部保護層と、他方の表面を構成する熱可塑性樹脂層と、外部保護層と熱可塑性樹脂層との間に配置される金属層とを含むものが好ましい。なお、このシートは、各層を貼り合わせるために使用する接着剤を含むことを許容する。また、各層は、1種類の材料から形成しても、2種類以上の材料から形成しても良い。
熱可塑性樹脂層を形成する熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂(例えば、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン/ブテン1共重合体等のエチレン/αオレフィン(C3〜C8)共重合体、架橋ポリエチレン、酸変性ポリエチレン等)を挙げることができる。
外部保護層は、例えば、ポリアミド樹脂等から形成することができる。
金属層は、例えば、アルミニウム合金、アルミニウム、ステンレス、鉄、銅、ニッケル等から形成することができる。
ラミネートフィルムの厚さは、0.3mm以下にすることが望ましい。より好ましい範囲は、0.05〜0.3mmである。
正極リード及び負極リードのうち少なくとも一方の電極リードとラミネートフィルムの熱可塑性樹脂層との間に保護フィルムを介在させることができる。保護フィルムは、例えば、ポリエチレン系樹脂から形成することができる。中でも、酸変性ポリエチレンが望ましい。このフィルムを使用すると、電極端子を十分に覆うことができるため、熱可塑性樹脂層の厚さを薄くすることができる。また、酸変性ポリエチレンの使用量を少なくすることができるため、製造コストを低減することが可能である。
以上説明した本発明に係る非水電解質二次電池によれば、面積比(X/Y)が1.8以下であるため、電池サイズを小さくした際にヒートシール幅を無駄に広げることなく過充電時や短絡等による異常高温時のヒートシール部の剥離を抑制することができる。従って、必要最小限のヒートシール幅で異常高温時の剥離を抑制することができるため、エネルギー密度が高く、かつ異常高温時の安全性に優れた小型の非水電解質二次電池を実現することができる。
以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
(実施例1)
<正極の作製>
まず、リチウムコバルト酸化物(LixCoO2;但し、Xは0<X≦1である)粉末90重量%に、アセチレンブラック5重量%と、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)5重量%のジメチルフォルムアミド(DMF)溶液とを加えて混合し、スラリーを調製した。前記スラリーを厚さが15μmのアルミニウム箔からなる集電体の両面に塗布した後、乾燥し、プレスすることにより、正極層が集電体の両面に担持された構造の正極を作製した。なお、正極層の厚さは、片面当り60μmであった。
<負極の作製>
炭素質材料として3000℃で熱処理したメソフェーズピッチ系炭素繊維(粉末X線回折により求められる(002)面の面間隔(d002 )が0.336nm)の粉末を95重量%と、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)5重量%のジメチルフォルムアミド(DMF)溶液とを混合し、スラリーを調製した。前記スラリーを厚さが12μmの銅箔からなる集電体の両面に塗布し、乾燥し、プレスすることにより、負極層が集電体に担持された構造の負極を作製した。なお、負極層の厚さは、片面当り55μmであった。
なお、炭素質物の(002)面の面間隔d002は、粉末X線回折スペクトルから半値幅中点法によりそれぞれ求めた。この際、ローレンツ散乱等の散乱補正は、行わなかった。
<セパレータ>
厚さ25μmの微多孔性ポリエチレン膜からなるセパレータを用意した。
<液状非水電解質(非水電解液)の調製>
エチレンカーボネート(EC)とγ−ブチロラクトン(GBL)とを体積比が1:2になるように混合して非水溶媒を調製した。得られた非水溶媒に四フッ化硼酸リチウム(LiBF4)を1.5モル/L溶解させ、液状非水電解質を調製した。
<電極群の作製>
前記正極の集電体に厚さ100μmの帯状アルミニウム箔からなる正極リードを超音波溶接し、前記負極の集電体に厚さ100μmの帯状ニッケル箔からなる負極リードを超音波溶接した。次いで、前記正極及び前記負極をその間に前記セパレータを介して渦巻き状に捲回した後、偏平状に成形し、電極群を作製した。
<外装材の作製>
厚さ25μmの延伸ナイロンフィルムと厚さ40μmのアルミニウム合金箔(JIS H 4160 A8079材)と厚さ30μmの直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(シーラントフィルム)とを、この順序でウレタン系接着材を介して積層接着することによりラミネートフィルムを作製した。このラミネートフィルムを、シーラントフィルム側から張り出し加工または深絞り加工をしてカップ状の電極群収納部を形成した後、シーラントフィルムを内側にして180°折り曲げて蓋体を形成し、容器を得た。カップ状の電極群収納部の開口端では、リード端子延出方向(長辺方向)の長さL1を40mm、リード端子延出方向と直交する方向(短辺方向)の長さL2を30mmにした。
<非水電解質二次電池の作製>
前記電極群を容器の収納部に配置し、正極リード端子と負極リード端子を容器外部に延出し、蓋体のシーラントフィルムと正負極リード端子との間、並びに収納部のシーラントフィルムと正負極リード端子との間それぞれにマレイン酸変性したポリエチレン樹脂製保護フィルムを正負極リード端子に跨るように介在させ、次いで、幅5mmのトップシール11を施した。さらに、このトップシール11部分に直交する長手方向側の一方の端部に幅10mmのサイドシール12を施した。
次いで、容器内の電極群に80℃で真空乾燥を12時間施した。ひきつづき、容器内の電極群に前記液状非水電解質を電池容量1Ah当たりの量が4.8gとなるように注入し、残りの長手方向側端部に幅10mmのサイドシール12を施し、非水電解質二次電池を得た。
得られた非水電解質二次電池においては、面積Xが1200mm2(L1×L2=40mm×30mm)で、面積Yが1050mm2(5mm×50mm+10mm×40mm×2)であるため、面積比(X/Y)は1.14であった。
この非水電解質二次電池に対し、初充放電工程として以下の処置を施した。まず、室温で0.2C(104mA)で4.2Vまで定電流・定電圧充電を15時間行った。その後、室温で0.2Cで3.0Vまで放電し、非水電解質二次電池を作製した。
ここで、1Cとは公称容量(Ah)を1時間で放電するために必要な電流値である。よって、0.2Cは、公称容量(Ah)を5時間で放電するために必要な電流値である。
(実施例2〜7)
容器の電極群収納部の開口端の寸法(L1、L2)、トップシール部11の幅、サイドシール部12の幅、面積X及び面積比(X/Y)を下記表1に示すように設定すること以外は、前述した実施例1で説明したのと同様な構成の非水電解質二次電池を得た。なお、実施例2の非水電解質二次電池の容器部分を示す上面図を図4に、実施例3の非水電解質二次電池の容器部分を示す上面図を図5に、実施例4の非水電解質二次電池の容器部分を示す上面図を図6に、実施例5の非水電解質二次電池の容器部分を示す上面図を図7に、実施例6の非水電解質二次電池の容器部分を示す上面図を図8に示す。
(比較例1〜5)
容器の電極群収納部の開口端の寸法(L1、L2)、トップシール部11の幅、サイドシール部12の幅、面積X及び面積比(X/Y)を下記表1に示すように設定すること以外は、前述した実施例1で説明したのと同様な構成の非水電解質二次電池を得た。なお、比較例1の非水電解質二次電池の容器部分を示す上面図を図9に、比較例2の非水電解質二次電池の容器部分を示す上面図を図10に、比較例3の非水電解質二次電池の容器部分を示す上面図を図11に、比較例4の非水電解質二次電池の容器部分を示す上面図を図12に示す。
得られた実施例1〜7および比較例1〜5の二次電池の各10個ずつについて、20℃において、0.2Cで12Vまで定電流・定電圧の過充電試験を行った。その際、ヒートシール部が開いて気密性が低下した電池個数を記録し、剥離発生率(%)を算出し、その結果を下記表1に示す。
Figure 2005063856
表1から明らかなように、面積比(X/Y)が1.8以下である実施例1〜7の二次電池は、過充電試験の際、ヒートシール部が剥離した電池個数が少ないことが理解できる。特に、面積比(X/Y)が1.75未満で、かつ面積Xが800mm2以上である実施例1〜3の二次電池は剥離発生率が0%であった。また、実施例4,5のような面積Xと面積比Xを有する場合にヒートシール幅を2mmにすると剥離発生率が10%になるが、実施例7のように面積Xと面積比を小さくするとヒートシール幅を2mmにしても剥離発生が皆無になることが理解できる。
これに対し、面積Xが100mm2以上、3500mm2未満で、面積比(X/Y)が1.8より大きい比較例1〜4の二次電池では、ヒートシール部の剥離を生じた電池個数が多かった。これは、過充電試験では、電解液の分解によりガスが発生し内圧が上昇して電池が膨れるため、電極群が封入されている面積に対して封口部の面積が小さい場合、封口部が変形しやすく、応力が局部に集中するので、剥離が起こりやすいためと推測される。ヒートシール部の幅は、2mm以上が好ましいが、電極群収納部の面積Xが大きい場合、膨れた場合の厚さ増加が大きく、ヒートシール部が変形しやすいので、ヒートシール部の幅は3mm以上がより好ましい。
一方、比較例5の結果から、面積Xが3500mm2以上の場合、面積比(X/Y)が1.8より大きい方が剥離発生率が小さくなることが理解できる。また、この結果から、面積Xが3500mm2以上の場合、面積比(X/Y)を小さくするにはヒートシール部の幅を広くする必要があるため、高エネルギー密度を得られなくなることもわかる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明に係わる非水電解質二次電池の一実施形態である薄型非水電解質二次電池を示す斜視図。 図1の非水電解質二次電池をII−II線に沿って切断した部分断面図。 図1の非水電解質二次電池の容器部分を示す上面図。 実施例2の非水電解質二次電池の容器部分を示す上面図。 実施例3の非水電解質二次電池の容器部分を示す上面図。 実施例4の非水電解質二次電池の容器部分を示す上面図。 実施例5の非水電解質二次電池の容器部分を示す上面図。 実施例6の非水電解質二次電池の容器部分を示す上面図。 比較例1の非水電解質二次電池の容器部分を示す上面図。 比較例2の非水電解質二次電池の容器部分を示す上面図。 比較例3の非水電解質二次電池の容器部分を示す上面図。 比較例4の非水電解質二次電池の容器部分を示す上面図。
符号の説明
1…容器、1a…蓋体、2…電極群、3…正極、4…負極、5…セパレータ、6…正極リード、7…負極リード、8…外部保護層、9…熱可塑性樹脂層、10…金属層、11,12…ヒートシール部、L1,L2…容器1のカップ部(電極群収納部)の開口端の寸法。

Claims (3)

  1. ヒートシールによって封止されたラミネートフィルム製容器と、前記容器内に収納された扁平形状の電極群と、前記電極群に保持された非水電解質とを具備する非水電解質二次電池であって、下記(1)式を満足することを特徴とする非水電解質二次電池。
    (X/Y)≦1.8 (1)
    但し、前記(1)式において、Xは前記容器の電極群収納部の面積で、Yはラミネートフィルム片面当りのヒートシール部の面積である。
  2. 前記ヒートシール部の幅は、2mm以上、10mm以下であることを特徴とする請求項1記載の非水電解質二次電池。
  3. 前記面積Xは、100mm2以上、3500mm2未満であることを特徴とする請求項1または2記載の非水電解質二次電池。
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