JP2005063565A - 磁気テープドライブ - Google Patents

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Abstract

【課題】 長期間にわたって使用したとしても、磁気テープの記録密度の高さにかかわらずトラッキングエラーを生じさせることがない磁気テープドライブを提供する。
【解決手段】 複数のガイド15を備える磁気テープドライブAであって、前記ガイド15のうち、磁気テープMTの走行速度に対する前記ガイド15の周面速度の比が0.9以下の当該ガイド15が、表面硬化処理されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、磁気テープに対して磁気情報の記録再生を行う磁気テープドライブに関する。
磁気テープドライブは、磁気テープを走行させる走行装置と、走行する磁気テープを所定の経路に沿って案内する複数のガイドとを備えている(例えば、特許文献1)。この磁気テープドライブでは、所定の位置に配置された複数のガイドに走行する磁気テープが掛け渡されるようになっている。そして、これらのガイドは、周知のとおり、中心軸周りに回転自在に軸支された円柱形状のローラ部と、このローラ部の上下端に配置されるフランジ部とで構成されている。
このような磁気テープドライブでは、ローラ部の周面に受け止められた磁気テープが、フランジ部でその幅方向の動きを規制されつつ磁気ヘッドに向けて送り込まれることによって、磁気テープに磁気情報の記録が行われ、そして記録された磁気情報の再生が行われるようになっている。
特表2002−530791号公報(段落番号0058、図1)
ところで、このような磁気テープドライブが磁気テープの磁気的特性の検査や、磁気情報データを格納した多数の磁気テープカートリッジを備えるライブラリに使用されると、この磁気テープドライブに掛けられる磁気テープが未使用あるいは未使用に近いため、この磁気テープの大きな研削力によってガイドが著しく磨耗する。つまり、例えば図9に示すように、磁気テープMTのエッジが擦れるガイド20のフランジ部20aには、磁気テープドライブの使用回数を重ねるにつれて溝Gが掘り込まれていく。この傾向は、特に磁気テープの走行速度が高められて磁気情報の記録再生を高速で行う磁気テープドライブに顕著に現れる。そして、このような溝Gが掘り込まれると、ガイド20で案内される磁気テープMTは、この溝Gによってマイクロメータ(μm)のオーダで磁気テープMTの幅方向(図9中、上下方向)に振れる。
その一方で、昨今、磁気テープの高密度記録化を図るためにトラック幅が狭められていく傾向にある。その結果、磁気テープドライブが使用される際に、前記した磁気テープの振れは、たとえその振れ幅がマイクロメータのオーダといえどもトラッキングエラーの原因となる。
そこで、本発明の課題は、長期間にわたって使用したとしても、磁気テープの記録密度の高さにかかわらずトラッキングエラーを生じさせることがない磁気テープドライブを提供することにある。
本発明者は、磁気テープドライブに配置された複数のガイドのそれぞれは、磁気テープの走行速度に対するガイドの周面速度の比が所定値を下回ると、下回ったガイドのフランジ部が特異に磁気テープで研削されることを見出して本発明に到達した。
すなわち、前記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、磁気テープを走行させる走行装置と、走行する前記磁気テープを所定の経路に沿って案内する複数のガイドとを備える磁気テープドライブであって、前記ガイドのうち、前記磁気テープの走行速度に対する前記ガイドの周面速度の比が0.9以下の当該ガイドが、表面硬化処理されていることを特徴とする。
この磁気テープドライブでは、ガイドが磁気テープを所定の経路に沿って案内しつつ、走行装置が磁気テープを走行させる際に、磁気テープは、ガイドのフランジ部によって、その幅方向の動きが規制される。このような磁気テープドライブによれば、走行する磁気テープがガイドで案内される際に、前記磁気テープの走行速度に対する前記ガイドの周面速度の比が0.9以下の当該ガイド、つまり、磁気テープの走行速度とガイドの回転速度との差が所定値以上のガイドが、表面硬化処理されているため、当該ガイドのフランジ部が磁気テープのエッジで研削され難くなっている。したがって、この磁気テープドライブは、長期間にわたって使用されたとしても、磁気テープが幅方向に振れることがない。
その一方で、本発明者の知見によると、磁気テープのラップ角度が90°以下のガイドは、磁気テープに対するガイドの回転追従性が著しく悪い。なお、ここでいうラップ角度とは、ガイドが磁気テープを案内する際に、ガイドの周面に巻き掛けられた磁気テープが当該周面に接触している範囲の平面角度、つまり接触角度(図2(b)参照)をいう。
したがって、このような磁気テープドライブにおいて、前記ガイドのうち、前記ガイドの周面速度の比が0.9以下であり、かつ前記磁気テープのラップ角度が90°以下の当該ガイドが、表面硬化処理されているものが好ましい。
この磁気テープドライブは、長期間にわたって使用されたとしても、より確実に磁気テープの幅方向への振れを抑制する。
本発明の磁気テープドライブによれば、長期間にわたって使用したとしても、磁気テープの記録密度の高さにかかわらずトラッキングエラーを生じさせることがない。
以下、本発明に係る磁気テープドライブ(以下、単に「ドライブ」という)の一実施の形態について、適宜図面を参照して詳細に説明する。参照する図面において、図1は、本発明に係るドライブの概略図、図2(a)は、図1のドライブで使用されるガイド周りの様子を示す斜視図、図2(b)は、図1のドライブで使用されるガイドに磁気テープが接触する状態を示す模式図、図3は、図1のドライブで使用されるガイドをその回転軸に沿った面で破断した際の部分断面図である。
本実施の形態で例示するドライブは、LTO(Linear Tape−Open)規格に準拠したドライブであり、このドライブに装填された磁気テープカートリッジの磁気テープが順逆の双方向のいずれに走行する場合にも磁気情報の記録再生を高速に行えるようになっている。
図1に示すように、本実施の形態に係るドライブAは、第1ギア11a及び第2ギア11bと、リール12と、磁気ヘッド14と、第1ガイド15a及び第2ガイド15b(特にガイドを特定しない場合は、単に「ガイド15」という)と、前記第1及び第2ギア11a,11bをそれぞれ駆動するための図示しない駆動モータと、これら部材11a,11b,12,14,15a,15bを収納する筐体16とを備えている。
第1ギア11aは、このドライブAに装填された磁気テープカートリッジMCのリール17を回転させるものであり、図示しない駆動モータで順逆の双方向に回転するようになっている。
ドライブAのリール12(以下、「ドライブ側リール12」という)は、磁気テープカートリッジMCのリール17(以下、「カートリッジ側リール17」という)から送り出された磁気テープMTを巻き取り、そして巻き取った磁気テープMTをカートリッジ側リール17に向けて送り出すものである。
第2ギア11bは、カートリッジ側リール17の回転方向と反対の方向にドライブ側リール12を回転させるものであり、図示しない駆動モータで順逆の双方向に回転するようになっている。
なお、これら第1及び第2ギア11a,11b、ドライブ側リール12並びに駆動モータは、特許請求の範囲にいう「走行装置」を構成している。
磁気ヘッド14は、カートリッジ側リール17とドライブ側リール12との間で行き来する磁気テープMTに磁気情報を記録し、または記録された磁気情報を再生するものである。この磁気ヘッド14には、磁気抵抗効果型素子といった読出素子と電磁誘導型素子といった書込素子とを備えた複合型ヘッドが使用されている。この磁気ヘッド14は、次に説明するガイド15で所定の経路に案内されて走行する磁気テープMTに接触可能に配置されている。
第1及び第2ガイド15a,15bは、このドライブAに装填された磁気テープカートリッジMC(カートリッジ側リール17)から送り出される磁気テープMTが磁気ヘッド14を経由してドライブ側リール12に向かうように、あるいはドライブ側リール12に巻き取られた磁気テープMTが磁気ヘッド14を経由し、カートリッジ側リール17に向かうように当該磁気テープMTを案内するものである。これら第1及び第2ガイド15a,15bによってこのドライブAでの磁気テープMTの走行経路が決定されている。
このようなガイド15は、図2(a)を併せて参照すると明らかなように、筐体16の底面から垂直方向に延びる回転軸15cに軸支され、この回転軸15c周りで回転可能になっている。そして、ガイド15は、走行する磁気テープMTがそのローラ部15dの周面に巻き掛けられることによってガイド15自体が回転しつつ、そのフランジ部15eが走行する磁気テープMTの幅方向の動きを規制するようになっている。
また、このようなガイド15に巻き掛けられて走行する磁気テープMTは、図2(b)に示すように、回転軸15cの中心Cから所定の角度θで開く範囲でガイド15の周面と接触している。なお、この接触角度θは、特許請求の範囲にいう「ラップ角度」に相当する。以下、この接触角度をラップ角度という。
そして、第1ガイド15aにおけるラップ角度θは、カートリッジ側リール17から磁気テープMTがドライブ側リール12に向けて送り出されるにしたがって次第に小さくなっていき、第2ガイド15bにおけるラップ角度θは、この送り出された磁気テープMTが、ドライブ側リール12に巻き取られていくにしたがって次第に小さくなっていく。これとは逆に、ドライブ側リール12から磁気テープMTがカートリッジ側リール17に向けて送り出されるにしたがって、第2ガイド15bのラップ角度θは次第に大きくなっていき、この送り出された磁気テープMTがカートリッジ側リール17に巻き取られていくにしたがって、第1ガイド15aのラップ角度θは次第に大きくなっていく。本実施の形態に係るドライブAでは、ガイド15が、このように磁気テープMTがカートリッジ側リール17とドライブ側リール12との間で行き来する際に変動するラップ角度θが常に90°以下になるような位置に配置されている。本実施の形態に係るドライブAでは、このような範囲にラップ角度θが設定されることによって、第1及び第2ガイド15a,15bに対する磁気テープMTの摩擦抵抗が軽減されて、磁気テープMTの高速走行が可能になり、磁気テープMTに対する磁気情報の記録再生が迅速に行われるようになっている。そして、このように配置されたガイド15では、走行装置によって磁気テープMTが走行した際に、磁気テープMTの走行速度に対するローラ部15dの周面速度の比(以下、単に「ガイド15の回転追従比」という)が0.9以下になっている。
このようなガイド15は、図3に示すように、金属の母材Bの表面が硬化処理されたものであり、その表面には硬化層Hが形成されている。なお、図3では、母材Bと硬化層Hとを明確に区別して表しているが、硬化層Hの材質によっては母材Bと硬化層Hとの界面は必ずしも明確ではない。
この硬化層Hは、母材Bが軟窒化処理、浸炭焼入、高周波焼入等の硬化処理が施され、あるいは、例えばスパッタリング法といった公知の薄膜形成法によって母材Bの表面に硬質膜が形成されたものである。
この硬化層Hの材質は、特に制限されるものではなく、例えば、窒化チタン(TiN)、窒化クロム(CrN)、窒化チタンアルミニウム(TiAlN)、炭化タングステン−コバルト(WC−Co)、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)等が挙げられる。なお、母材B上に形成された硬化層Hは、その表面が所定の平滑度となるように研磨処理が施されたものであってもよい。
次に、本実施の形態に係るドライブAの動作について適宜図1、図2(a)、図2(b)及び図3を参照しながら説明する。
まず、このドライブAに磁気テープカートリッジMCが装填されるとともに、図示しない駆動モータで第1及び第2ギア11a,11bが所定の方向に回転することによって、カートリッジ側リール17に巻回された磁気テープMTは、ドライブ側リール12に向けて送り出される。そして、送り出された磁気テープMTは、ドライブ側リール12に巻き取られていくことによって、カートリッジ側リール17とドライブ側リール12との間で走行する。
そして、第1及び第2ガイド15a,15bは、走行する磁気テープMTが磁気ヘッド14と摺接するように案内する。この際、第1及び第2ガイド15a,15bのラップ角度θは、90°以下の範囲になるように設定されているため、これらガイド15に対する磁気テープMTの摩擦抵抗が低減される。その結果、磁気テープMTを高速で、しかも安定して走行させることができるので、磁気テープMTに対する磁気情報の記録再生を高速に行うことができる。その反面、第1及び第2ガイド15a,15bでは、ラップ角度θが90°以下の範囲に設定されて磁気テープMTとこれらガイド15との接触面積が低減されていることから、ガイド15の前記した回転追従比が0.9以下になる。つまり、磁気テープMTの走行速度とガイド15の周面速度とに差が生じる。
その一方で、第1及び第2ガイド15a,15bは、表面硬化処理されているので、フランジ部15eが磁気テープMTで研削され難くなっている。つまり、このドライブAは、長期間にわたって使用されても、磁気テープMTがその幅方向に振れることはない。したがって、このドライブAは、これに掛けられる磁気テープMTの記録密度の高低にかかわらずにトラッキングエラーを生じさせることがなく、長期間にわたって磁気テープMTの検査やライブラリに使用することができる。
次に、本発明のドライブに使用されるガイドの耐摩耗性試験を行ったので、その試験結果について検討する。
この耐磨耗試験に使用されたドライブは、図4に示すように、♯1、♯2、♯3及び♯4の位置に配置されたガイドによって、1対のリールR1,R2の間を走行する磁気テープMTが所定の経路に沿って案内されるようになっている。そして、これらガイドのうち、♯2及び♯3の位置に配置されたガイドの周面には、図示しないグルーブが形成されており、磁気テープMTの走行速度と回転するガイドの周面速度とがほぼ等しくなるように、つまり、これらガイドの前記回転追従比が1に近接するように調節されている。また、♯1の位置に配置されたガイドには、ステンレス製のガイドの表面に窒化チタン(TiN)の硬化層を形成したものが使用されている。
この耐磨耗試験では、まず、張力を1Nに設定して6m/秒で磁気テープを走行させた際の各ガイドの回転速度を測定した。そして、ここでは、リールR1からリールR2に向けて磁気テープMTを送り込む方向を順方向とし、その逆を逆方向として、その順逆双方向に磁気テープMTを走行させた場合の各ガイドの回転速度を測定した。その結果を表1に示す。なお、表1の「始端側速度」の欄に記載した回転速度は、リールR1から磁気テープMTを送り出し始めた際、つまり図4中、磁気テープMTがXの位置にあるときの各ガイドの回転速度である。また、表1の「終端側速度」の欄に記載した回転速度は、リールR1から磁気テープMTを送り出し終わる直前、つまり図4中、磁気テープがYの位置にあるときの各ガイドの回転速度である。
表1から明らかなように、♯1の位置に配置されたガイドは、その回転追従比が、0.9をはるかに下回っていることが判明した。
次に、このようなドライブで市販の新品の磁気テープを順逆双方向にそれぞれ走行させた。そして、磁気テープを12000m走行させた後の♯1の位置に配置されたガイドの磨耗状態を、レーザー顕微鏡で観察した。なお、この観察に供したサンプル(以下、「ガイドサンプル」という)は、図5に示すように、ガイド15からフランジ部15eを残して、ローラ部15dを切り欠いたものである。
図6は、磁気テープを走行させた際の♯1のガイドサンプルの顕微鏡映像写真である。
本発明の磁気テープドライブに使用されるガイド15は、図6から明らかなように、回転追従比が0.9をはるかに下回る位置に配置されていてもフランジ部15eが磨耗していないことが判明した。
次に、比較例として、従来のステンレス製のガイドについて、前記したと同様に、磁気テープを走行させた際の各ガイドの回転速度を測定した。その結果を表2に示す。
表2から明らかなように、♯1の位置に配置されたガイドは、その回転追従比が、0.9をはるかに下回っていることが判明した。
また、従来のステンレス製のガイドについて、前記したと同様に、♯1の位置に配置されたガイドの磨耗状態をレーザー顕微鏡で観察した。図7は、磁気テープを走行させた際の♯1のガイドサンプルの顕微鏡映像写真である。
従来の磁気テープドライブに使用されるガイドのフランジ部は、図7から明らかなように、走行する磁気テープMTを受け止めた部分が著しく磨耗していることが判明した。
以上の耐磨耗試験から明らかなように、本発明のドライブに使用されるガイドは、回転追従比が0.9を下回る位置に配置されたとしてもフランジ部15e(図2(a)参照)が磨耗しないので、このガイド15で案内される磁気テープMTは、その幅方向に振れることはない。
以上、本発明のドライブを実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は、この実施の形態に何ら制限されるものではない。
例えば、本実施の形態では、第1及び第2ガイド15a,15bとして、その表面全体に硬化処理が施されたものが使用されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図8(a)に示すように、フランジ部15eの周面から立ち上がるフランジ部15eの内側面Iにのみ硬化層Hが形成された第1及び第2ガイド15a,15bを備えたものであってもよい。
また、第1及び第2ガイド15a,15bは、図8(b)に示すように、ローラ部15dとフランジ部15eとが別部材で構成されるとともに、表面硬化処理されたフランジ部15eがローラ部15dと接合されたものであってもよい。
また、本実施の形態では、LTO規格に準拠したドライブ、つまり単リール型カートリッジドライブを例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、2リール型カートリッジドライブであってもよい。
また、本発明の磁気テープドライブに使用されるガイドは、磁気テープカートリッジ内に配置されるガイドに適用することができる。
本発明の実施の形態に係る磁気テープドライブの概略図である。 (a)は、図1の磁気テープドライブで使用されるガイド周りの様子を示す斜視図、(b)は、図1の磁気テープドライブで使用されるガイドに磁気テープが接触する状態を示す模式図である。 図1の磁気テープドライブに使用されるガイドの部分断面図である。 ガイドの耐磨耗試験に使用した磁気テープドライブにおけるガイドの配置位置を示す模式図である。 レーザー顕微鏡での観察に供したガイドサンプルの模式図である。 ガイドサンプル(本発明例)の顕微鏡映像写真である。 ガイドサンプル(比較例)の顕微鏡映像写真である。 (a)及び(b)は、他の実施の形態に係る磁気テープドライブに使用されるガイドの部分断面図である。 従来の磁気テープドライブで使用されるガイドを示す概念図である。
符号の説明
11a 第1ギア(走行装置)
11b 第2ギア(走行装置)
12 ドライブ側リール(走行装置)
15 ガイド
15a 第1ガイド
15b 第2ガイド

Claims (2)

  1. 磁気テープを走行させる走行装置と、走行する前記磁気テープを所定の経路に沿って案内する複数のガイドとを備える磁気テープドライブであって、前記ガイドのうち、前記磁気テープの走行速度に対する前記ガイドの周面速度の比が0.9以下の当該ガイドが、表面硬化処理されていることを特徴とする磁気テープドライブ。
  2. 前記周面速度の比が0.9以下の当該ガイドは、前記磁気テープのラップ角度が90°以下であることを特徴とする請求項1に記載の磁気テープドライブ。
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