JP2005063150A - 座標入力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 入力操作のバリエーションを増やすことができる座標入力装置を提供する。
【解決手段】 接触位置に応じた位置座標を検出する座標検出手段を備えた座標入力装置において、操作入力を受け付け、スライド可能なタッチパネル504と、タッチパネル504に対して所定の箇所に配置された磁石508と、磁石508に対応して配置され、駆動電流が供給されるコイル509A、509Bと、コイル509A、509Bに発生する起電力に応じて、タッチパネル504のスライド方向を検出する差動検出部517、518を有する。また、座標入力装置は、タッチパネル504に振動を与える振動発生器と、タッチパネル504に対する操作入力が受け付けられたことを検知した場合に、振動発生器から振動を発生させるクリック感制御部515を有する。
【選択図】 図3
【解決手段】 接触位置に応じた位置座標を検出する座標検出手段を備えた座標入力装置において、操作入力を受け付け、スライド可能なタッチパネル504と、タッチパネル504に対して所定の箇所に配置された磁石508と、磁石508に対応して配置され、駆動電流が供給されるコイル509A、509Bと、コイル509A、509Bに発生する起電力に応じて、タッチパネル504のスライド方向を検出する差動検出部517、518を有する。また、座標入力装置は、タッチパネル504に振動を与える振動発生器と、タッチパネル504に対する操作入力が受け付けられたことを検知した場合に、振動発生器から振動を発生させるクリック感制御部515を有する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、座標入力装置に関する。
従来、ディスプレイにタッチセンサを重ね合わせたタッチパネルやパーソナルコンピュータに設けられたタッチバットと呼ばれるパネル状の座標入力装置が提案されている。このようなパネル状の座標入力装置では、画面上に表示されたボタン等に対応する位置を付属のペンや指先で触れたり、操作領域を所定の間隔でタッチしたりすることにより、装置に対して情報を入力するようにしていた。また、操作領域に触れることにより、画面をスクロールできる座標入力装置として以下のようなものが提案されている。
特許文献1記載の座標入力装置は、入力操作面に第1スクロール領域と第2スクロール領域を設け、指で第1スクロール領域を接触すると、指の座標移動に対応した垂直スクロールを実行する。また、指で第2スクロール領域を接触すると、指の座標移動に対応した水平スクロールを実行するというものである。
特開2000−214994号公報
しかしながら、特許文献1記載の座標入力装置では、画面を垂直方向にスクロールさせたいときには、垂直方向用のスクロール領域を操作する必要があり、また、画面を水平方向にスクロールさせたいときには、水平方向用のスクロール領域を操作する必要があり、簡単に画面をスクロールさせることができないという問題があった。
また、従来のパネル状の座標入力装置では、画面上に表示されたボタン等への接触や所定間隔での接触により、装置へ情報を入力するようにしているが、これらの入力方法だけでは、入力操作のバリエーションが少ないという問題もある。
そこで、本発明は、これらの問題を解決するためになされたもので、簡単にスクロール操作を行うことができるとともに、入力操作のバリエーションを増やすことができる座標入力装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の座標入力装置は、接触位置に応じた位置座標を検出する座標検出手段を備えた座標入力装置において、操作入力を受け付け、スライド可能な操作部と、前記操作部に対して所定の箇所に配置された磁界発生手段と、前記磁界発生手段に対応して配置され、駆動電流が供給される給電線と、前記給電線に発生する起電力に応じて、前記操作部のスライド方向を検出する検出手段とを有することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、操作部のスライド動作により、給電線に発生した起電力を用いて操作部のスライド方向を検出できる。これにより、簡単にスクロール操作を行うことができる。また、入力操作のバリエーションを増やすことができる。
また、請求項2記載の座標力装置は、請求項1記載の座標入力装置において、更に、前記操作部に振動を与える振動発生器と、前記操作部に対する操作入力が受け付けられたことを検知した場合に、前記振動発生器から振動を発生させる振動制御部とを有することを特徴とする。請求項2記載の発明によれば、操作者に操作感を与えることができる。
また、本発明は、請求項3に記載のように、請求項1又は請求項2記載の座標入力装置において、前記磁界発生手段は、永久磁石であることを特徴とする。請求項3記載の発明によれば、永久磁石を用いて簡単に磁界を発生させることができる。
また、本発明は、請求項4に記載のように、請求項1又は請求項2記載の座標入力装置において、前記磁界発生手段は、電磁石であることを特徴とする。請求項3記載の発明によれば、電磁石を用いて簡単に磁界を発生させることができる。
また、本発明は、請求項5に記載のように、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の座標入力装置において、前記磁界発生手段は、前記操作部の四隅に配置されていることを特徴とする。
また、本発明は、請求項6に記載のように、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の座標入力装置において、前記磁界発生手段は、前記操作部の4辺に配置されていることを特徴とする。
また、本発明は、請求項7に記載のように、請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の座標入力装置において、前記振動発生器は、駆動電流が供給される給電線を含み、該給電線は、請求項1記載の給電線であることを特徴とする。請求項7記載の発明によれば、給電線の数を減らすことができる。
また、本発明は、請求項8に記載のように、請求項2から請求項7のいずれか一項に記載の座標入力装置において、前記振動制御部は、前記給電線にパルス信号を入力することを特徴とする。請求項8記載の発明によれば、給電線にパルス信号を入力することにより、例えば、微小時間に任意の回数の振動を発生させることができる。
また、本発明は、請求項9に記載のように、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の座標入力装置において、前記操作部は、ボールベアリングを用いてスライド可能に構成されていることを特徴とする。請求項9記載の発明によれば、ボールベアリングを用いて簡単に操作部をスライド可能に構成することができる。
また、本発明は、請求項10に記載のように、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の座標入力装置において、前記操作部は、弾性部材を用いてスライド可能に構成されていることを特徴とする。請求項10記載の発明によれば、例えばバネなどの弾性部材を用いて簡単に操作部をスライド可能に構成することができる。
また、本発明は、請求項11に記載のように、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の座標入力装置において、前記操作部は、平面状の入力装置であることを特徴とする。請求項11記載の発明によれば、例えばタッチパッドやタッチパネルのような平面状の入力装置のスライド方向を検出することができる。
本発明によれば、簡単にスクロール操作を行うことができるとともに、入力操作のバリエーションを増やすことができる座標入力装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、携帯型電子機器501の外観斜視図である。本実施例では、座標入力装置を携帯型電子機器の適用した例について説明する。図1に示すように、本体ケース502の開口部を望む表示装置503の表示画面上には、透明なタッチパネル504が重ねられている。
ユーザは、付属のペン505や指先でタッチパネル504をタッチすることにより、携帯型電子機器501に対する操作指令を入力することができる。本体ケース502の上面には、主電源のON/OFF操作など、携帯型電子機器501に操作指令を入力するための押下式の操作キー506が設けられている。携帯型電子機器501は、メモリカード507を装着することができる。
図2は、図1に示した携帯型電子機器のA―A断面図である。図2に示すように、携帯型電子機器501は、本体ケース502、表示装置503、タッチパネル504、磁石508、コイル509、バネ510を備える。タッチパネル504は、端部が複数のバネ510を介して本体ケース502に固定されている。この構成により、ユーザは付属のペン505や指先でタッチパネル504を二次元の平面でスライドさせることができる。なお、バネ510以外の他の弾性部材を用いるようにしてもよい。
磁石508は、永久磁石であり、タッチパネル504の入力面と反対面に固定されている。磁石508が磁界発生手段に相当する。コイル509は、表示装置503上部の磁石508と対向する箇所に配置されている。コイル509が給電線に相当する。磁石508は、本体ケース502に設けるようにしてもよい。なお、タッチパネル504にコイルを設け、本体ケース502や表示装置503に磁石を設けるようにしてもよい。タッチパネル504が操作部に相当する。
図3は、携帯型電子機器501のブロック構成図である。図3に示すように、携帯型電子機器501は、タッチパネル504、磁石508、コイル509A、509B、入力情報検出部512、処理部513、インターフェース部514、クリック感制御部515、電磁石制御部516、差動検出部517、518、入出力ポート519を備える。
図3では、タッチパネル504のスライド方向を検出するための構成要素だけを示しており、表示装置や表示制御部等は省略して示している。タッチパネル504の入力面と反対面の4辺には、磁石508が固定されている。コイル509A、509Bは、磁石508に対応して設けられているものであり、タッチパネル504のスライドに応じた起電力を発生させる。
コイル509Aは、対向する2辺に設けられ、タッチパネル504のX方向のスライドを検出するためのものである。コイル509Bは、対向する2辺に設けられ、タッチパネル504のY方向のスライドを検出するためのものである。入力情報検出部512は、タッチパネル504上の接触位置に応じた位置座標を検出する。入力情報検出部512が座標検出手段に相当する。
処理部513は、例えば、CPU(Central Processing Unit)により構成され、所定のプログラムを実行することにより機器各部を制御する。例えば、処理部21は、タッチパネル504のスライド方向を検出すると、検出されたスライド方向に応じて表示装置503に表示された画面をスクロールさせるように表示制御部を制御する。インターフェース部514は、処理部513と、入出力ポート519をインターフェースする回路である。
クリック感制御部515は、コイル509A、509Bに所定の駆動電流を供給し、タッチパネル504を振動させる。クリック感制御部515は、所定時間毎に反転させたパルス振動をコイル509に入力する。これにより、微小時間に任意の回数の振動を発生させることができる。クリック感制御部515が振動制御部に相当し、磁石508、コイル509が振動発生器に相当する。
電磁石制御部516は、磁石508にの代わりに、コイルを電磁石として用いる場合、コイルに駆動電流を供給する。差動検出部517は、入力端子がタッチパネル504の対向する2辺に配置されたコイル509Aに接続されている。差動検出部517は、入力端子にコイル509Aに誘起された起電力が入力されると、電位差を増幅した差動信号を処理部513に出力する。
差動検出部518は、入力端子がタッチパネル504の対向する2辺に配置されたコイル509Bに接続されている。差動検出部517は、コイル509Bに誘起された起電力が入力されると、電位差を増幅した差動信号を処理部513に出力する。差動検出部517、518は、オペアンプにより構成されている。差動検出手段517、518が検出手段に相当する。入出力ポート27は、メモリカード507を装着するための接続ポートである。
図4は、図3で示したタッチパネル504、磁石508及びコイル509の配置を説明するための図である。図5は、タッチパネル504のスライド方向の検出原理を説明するための図である。図5において、符号511はヨークを示している。図4に示すように、磁石508は、タッチパネル504の入力面とは反対面の4辺の周縁部に配置されている。この磁石508は、ヨークを介してタッチパネル504に固定されている。
コイル509A、509Bは、各磁石508に対応して設けられたものである。コイル509Aは、タッチパネル504のX方向のスライドを検出するためのものである。このコイル509Aは、クリック感制御部515、差動検出部517に接続されている。コイル509Bは、タッチパネル504のY方向のスライドを検出するためのものである。このコイル509Bは、クリック感制御部515、差動検出部518に接続されている。
図5に示すように、磁石508のN極から出た磁界は、コイル509内を貫き、磁石508のS極に入る。タッチパネル504が移動すると、磁石508も移動するため、コイル509内を貫く磁束が時間的に変化する。このため、ファラディの電磁誘導の法則により、コイル509に起電力が誘起される。この誘起された起電力の差分を差動検出部517、518で検出することにより、処理部513は、タッチパネル504のスライド方向を検出することができる。
次にスライド方向検出処理について説明する。図6は、スライド方向検出処理のフローチャートである。ステップ101で、処理部513は、入力情報検出部513からの出力を参照して、タッチパネル504にパネル入力があったか否かを検出し、タッチパネル504にパネル入力があった場合は、ステップ102に進み、一方、タッチパネル504にパネル入力が無い場合は、スライド方向検出処理を終了する。
次に、ステップ102で、処理部513は、入力情報検出部512からの出力を参照して入力情報の検出を行う。ステップ103で、処理部513は、ステップ102で検出した入力情報に応じたパルス信号を生成し、クリック感制御部515へ出力する。これにより、クリック感制御部515は、コイル509に駆動電流を供給する。
コイル509A、509Bは、駆動電流の供給を受けると、供給された電流に応じた磁界を発生させる。コイル509A、509Bにより発生した磁界と、磁石508により発生した磁界の反発力により、タッチパネル504を振動させることができる。
ステップ104で、処理部513は、タッチパネル504のスライドによる差動検出を待つ。タッチパネル504がX方向にスライドすると、各コイル509Aにファラディの電磁誘導の法則に従った起電力が誘起される。各コイル509Aで発生した起電力は差動検出部517の各入力端子に入力される。差動検出部517は、入力された起電力の電位差を増幅した差動信号V1を処理部513へ出力する。
また、タッチパネル504がY方向にスライドすると、各コイル509Bにファラディの電磁誘導の法則に従った起電力が誘起される。各コイル509Bで発生した起電力は差動検出部518の各入力端子に入力される。差動検出部518は、入力された起電力の電位差を増幅した差動信号V2を処理部513へ出力する。
ステップ105で、処理部513は、差動検出部517、518からの差動信号(V1、V2)を検出した場合は、ステップ106に進み、スライド方向に応じた処理を実行する。これにより、ユーザはタッチパネル504を所定の方向にスライドさせることにより、表示装置503に表示されている画面をスクロールすることができる。
ステップ105で、処理部513は、差動検出部517、518からの差動信号を検出しない場合は、ステップ107に進む。ステップ107で、処理部513は、入力情報検出部512からの入力情報に基づいて、タッチパネル504へのパネル入力が停止か否かを判定し、パネル入力が継続している場合は、ステップ104に戻り、パネル入力が停止した場合は、ステップ108で、入力情報に応じた処理を実行する。
第1実施例によれば、タッチパネル504のスライド方向を検出できるようにしたので、ユーザはタッチパネル504をスライドさせることにより、簡単に画面のスクロールなどの入力操作を行うことができる。
次に、第2実施例について説明する。図7は、第2実施例に係る携帯型電子機器のタッチパネル、磁石及びコイルの配置を説明するための図である。図7は第1実施例で説明した図4に対応するものである。図7において、符号504はタッチパネル、608は磁石、609A、609Bはコイルをそれぞれ示している。上記実施例と同一箇所については同一符号を用いるものとしてその説明を省略する。
磁石608は、タッチパネル504の入力面とは反対面の四隅に固定される。磁石608は、ヨークを介してタッチパネル504に固定されている。コイル609A、609Bは、各磁石608に下部に配置されており、タッチパネル504のスライドに応じた起電力を発生させる。
コイル609Aは、タッチパネル504のX方向のスライドを検出するためのものである。このコイル609Aは、クリック感制御部515、差動検出部517に接続されている。コイル609Bは、タッチパネル504のY方向のスライドを検出するためのものである。このコイル609Bは、クリック感制御部515、差動検出部518に接続されている。
図8は、第2実施例におけるスライド方向の検出原理を説明ための図である。図9(a)はタッチパネル504のスライド前の状態を示す図、同図(b)はタッチパネル504のスライド後の状態を示す図である。図8において、符号504はタッチパネル、608は磁石、609Aはコイル、610はヨークをそれぞれ示している。磁石608のN極から出た磁界は、コイル609A内を貫いている。このため、タッチパネル504がスライドすると、コイル609Aを貫く磁束が時間的に変化する。
このため、ファラディの電磁誘導の法則により、磁束の変化に応じた起電力がコイル609Aに誘起される。このコイル609Aに誘起された起電力を差動検出部517で検出することにより、処理部513は、タッチパネル504のスライド方向を検出することができる。
また、図9において、符号504はタッチパネル、608は磁石、609A、609Bはコイルをそれぞれ示している。図9(a)に示す状態から、同図(b)に示す状態にタッチパネル504を矢印の方向に移動させると、同図(b)に示すように、左上のコイル609Aを貫く磁束は増加し、右下のコイル609Aを貫く磁束は減少する。また、右上のコイル609Bを貫く磁束は増加し、左下のコイル609Bを貫く磁束は減少する。このため、各コイル609A、609Bには、ファラディの電磁誘導の法則により、磁束の変化に応じた起電力が誘起される。
コイル609Aで誘起された起電力の差を差動検出部517で検出し、コイル609Bで誘起された起電力の差を差動検出部518で検出することにより、処理部513は、タッチパネル504のスライド方向を検出することができる。
図10は第2実施例に係る座標入力装置のクリック感を発生させるための原理を模式的に示した図である。図10において、符号504はタッチパネル、608は磁石、609はコイルをそれぞれ示している。
コイル609は、クリック感制御部515が接続されている。磁石608は、N極から磁界H11、H12が下向きに発生する。コイル609は、クリック感制御部515から電流の供給を受けると、磁石608に向かう方向に磁界H21、H22を発生させる。
磁石608からの磁界H11、H12とコイル609からの磁界H21、H22は反発力となるため、コイル609に流れる電流を制御することにより、タッチパネル504を入力面に対して垂直方向に振動させることができる。
第2実施例によれば、タッチパネル504のスライド方向を検出できるので、ユーザはタッチパネル504をスライドさせることにより、簡単に画像のスクロールなどの入力操作を行うことができる。また、タッチパネル504に操作感を与えることもできる。
次に第3実施例について説明する。図11は第3実施例に係る携帯型電子機器のタッチパネル、磁石、コイルの配置を説明するための図である。図11において、符号504はタッチパネル、708は磁石、709A、709Bはコイルをそれぞれ示している。上記実施例と同一箇所については同一符号を用いるものとしてその説明を省略する。
磁石708は、タッチパネル504の入力面と反対面の4辺に配置されている。この磁石708はヨークを介してタッチパネル504に固定されている。コイル709A、709Bは、各磁石708の下部に配置されており、タッチパネル504のスライドに応じた起電力を発生させる。
コイル709Aは、タッチパネルのX方向のスライドを検出するためのものである。このコイル709Aは、クリック感制御部515、差動検出部517に接続されている。コイル709Bは、タッチパネル504のY方向のスライドを検出するためのものである。このコイル709Bは、クリック感制御部515、差動検出部518に接続されている。
タッチパネル504を移動させると、コイル709A、709Bを貫く磁束が変化するため、ファラディの電磁誘導の法則により、各コイル709A、709Bには、磁束の変化に応じた起電力が誘起される。コイル709Aで誘起された起電力の差を差動検出部517で検出し、コイル709Bで誘起された起電力の差を差動検出部518で検出することにより、処理部513は、タッチパネル504のスライド方向を検出することができる。
また、コイル709A、709Bは、クリック感制御部515から電流が供給されると、磁石708に向かう方向に磁界が発生する。磁石708からの磁界とコイル709A、709Bからの磁界は反発力となるため、コイル709A、709Bに流れる電流を制御することにより、タッチパネル504を入力面に対して垂直方向に振動させることができる。これにより、操作者に操作感を与えることができる。
次に実施例4について説明する。図12は第4実施例に係る携帯型電子機器のタッチパネル、磁石、コイルの配置を説明するための図である。図12において、符号504はタッチパネル、808は磁石、809A、809Bはコイルをそれぞれ示している。なお、上記実施例と同一箇所については同一符号を付するものとしてその説明を省略する。
磁石808は、タッチパネル504の入力面とは反対面の4隅に配置されている。この磁石808はヨークを介してタッチパネル504に固定されている。コイル809A、809Bは、各磁石808の下部に配置されており、タッチパネル504のスライドに応じた起電力を発生させる。
コイル809Aは、タッチパネルのX方向のスライドを検出するためのものである。このコイル809Aは、クリック感制御部515、差動検出部517に接続されている。コイル809Bは、タッチパネル504のY方向のスライドを検出するためのものである。このコイル809Bは、クリック感制御部515、差動検出部518に接続されている。
次に、動作について説明する。タッチパネル504を移動させると、コイル809A、809Bを貫く磁束が変化するため、ファラディの電磁誘導の法則により、各コイル809A、809Bには、磁束の変化に応じた起電力が誘起される。コイル809Aで誘起された起電力の差を差動検出部517で検出し、コイル809Bで誘起された起電力の差を差動検出部518で検出することにより、処理部513は、タッチパネル504のスライド方向を検出することができる。
また、コイル809A、809Bは、クリック感制御部515から電流が供給されると、磁石808のN極の方向に磁界を発生させる。磁石808からの磁界とコイル809A、809Bからの磁界は反発力となるため、タッチパネル504を入力面に対して垂直方向に振動させることができる。これにより、操作者に操作感を与えることができる。
次に第5実施例について説明する。図13は、第5施例に係る携帯型電子機器のタッチパネル、磁石、コイルの配置を説明するための図である。図13において、符号504はタッチパネル、908はコイル、909A、909Bはコイルをそれぞれ示している。なお、上記実施例と同一箇所については同一符号を付するものとしてその説明を省略する。
コイル908は、タッチパネル504の入力面とは反対面の4隅に配置されている。このコイル908は、ヨークを介してタッチパネル504に固定されている。コイル908は、電磁石制御部516に接続されており、電磁石として機能する。コイル908は、電磁石制御部516から供給される電流に応じて磁界を発生させる。
コイル909A、909Bは、コイル908の下部に配置されており、タッチパネル504のスライドに応じた起電力を発生させる。コイル909Aは、タッチパネル504のX方向のスライドを検出するためのものである。このコイル909Aは、クリック感制御部515、差動検出部517に接続されている。コイル909Bは、タッチパネル504のY方向のスライドを検出するためのものである。このコイル909Bは、クリック感制御部515、差動検出部518に接続されている。
次に、動作について説明する。コイル908は、電磁石制御部516から電流が供給されるとコイル909A、909Bの方向に磁界を発生させる。この状態で、タッチパネル504を移動させると、コイル909A、909Bを貫く磁束が変化するため、ファラディの電磁誘導の法則により、各コイル909A、909Bには、磁束の変化に応じた起電力が誘起される。
コイル909Aで誘起された起電力の差を差動検出部517で検出し、コイル909Bで誘起された起電力の差を差動検出部518で検出することにより、処理部513は、タッチパネル504のスライド方向を検出することができる。
また、コイル909は、クリック感制御部515から電流が供給されると、コイル908の方向に磁界を発生させる。コイル908からの磁界とコイル909A、909Bからの磁界は反発力となるため、タッチパネル504を入力面に対して垂直方向に振動させることができる。これにより、操作者に操作感を与えることができる。
次に、実施例6について説明する。図14は実施例6に係る携帯型電子機器のタッチパネル、磁石、コイルの配置を説明するための図である。図15において、符号504はタッチパネル、1008はコイル、1009A、1009Bはコイルをそれぞれ示している。なお、上記実施例と同一箇所については同一符号を付するものとしてその説明を省略する。
コイル1008は、タッチパネル504の入力面とは反対面の4辺に配置されている。このコイル1008は、ヨークを介してタッチパネル504に固定されている。コイル1008は、電磁石制御部516に接続されており、電磁石として機能する。コイル1008は、電磁石制御部516から供給される電流に応じて磁界を発生させる。
コイル1009A、1009Bは、コイル1008の下部に配置されており、タッチパネル504のスライドに応じた起電力を発生させる。コイル1009Aは、タッチパネル504のX方向のスライドを検出するためのものである。このコイル1009Aは、クリック感制御部515、差動検出部517に接続されている。コイル1009Bは、タッチパネル504のY方向のスライドを検出するためのものである。このコイル1009Bは、クリック感制御部515、差動検出部518に接続されている。
次に、動作について説明する。コイル1008は、電磁石制御部516から電流が供給されるとコイル1009A、1009Bの方向に磁界を発生させる。この状態で、タッチパネル504を移動させると、コイル1009A、1009Bを貫く磁束が変化するため、ファラディの電磁誘導の法則により、各コイル1009A、1009Bには、磁束の変化に応じた起電力が誘起される。
コイル1009Aで誘起された起電力の差を差動検出部517で検出し、コイル1009Bで誘起された起電力の差を差動検出部518で検出することにより、処理部513は、タッチパネル504のスライド方向を検出することができる。
また、コイル1009A、1009Bは、クリック感制御部515から電流が供給されると、コイル1008のN極の方向に磁界を発生させる。コイル1008からの磁界とコイル1009A、1009Bからの磁界は反発力となるため、タッチパネル504を入力面に対して垂直方向に振動させることができる。これにより、操作者に操作感を与えることができる。
次に第7実施例について説明する。図15は、第7実施例に係る携帯型電子機器の断面図である。この図15は、図1に示した携帯型電子機器のA−A断面図と同一のものであり、図2に対応するものである。第7実施例では、第1実施例とは異なり、スライド機構にボールベアリングを用いたものである。
図15に示すように、携帯型電子機器1201は、本体ケース1202、表示装置503、タッチパネル504、磁石508、コイル509、ボールベアリング1203、溝1204、バネ1205を有する。なお、第1実施例で説明した構成要素については同一符号を付するものとしてその説明を省略する。
タッチパネル504は、ボールベアリング1203を介して本体ケース1202に装着されている。また、ボールベアリング1203は、本体ケース1202に設けられた溝1204に挿入されたバネ1205を介して、上下方向にも移動できるようになっている。この構成により、ユーザは付属のペン505や指先でタッチパネル504を2次元の平面でスライドさせることができる。第8実施例によれば、タッチパネル504を上下左右にスライドしやすくできる。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、上記実施例では、座標入力装置にタッチパネルを用いたものを例にとって説明したが、本発明ではこれに限定されることなく、例えばタッチパッドのような平面状のパネルを用いたものは本発明に含まれる。
501 携帯型電子機器
502 本体ケース
503 表示装置
504 タッチパネル
506 操作キー
508、608、708、808、908 磁石
509、509A、509B、609A、609B、709A、709B、809A、809B、909A、909B、1008、1009A、1009B コイル
510 バネ
512 入力情報検出部
513 処理部
514 インターフェース部
515 クリック感制御部
516 電磁石制御部
517、518 差動検出部
1203 ボールベアリング
502 本体ケース
503 表示装置
504 タッチパネル
506 操作キー
508、608、708、808、908 磁石
509、509A、509B、609A、609B、709A、709B、809A、809B、909A、909B、1008、1009A、1009B コイル
510 バネ
512 入力情報検出部
513 処理部
514 インターフェース部
515 クリック感制御部
516 電磁石制御部
517、518 差動検出部
1203 ボールベアリング
Claims (11)
- 接触位置に応じた位置座標を検出する座標検出手段を備えた座標入力装置において、
操作入力を受け付け、スライド可能な操作部と、
前記操作部に対して所定の箇所に配置された磁界発生手段と、
前記磁界発生手段に対応して配置され、駆動電流が供給される給電線と、
前記給電線に発生する起電力に応じて、前記操作部のスライド方向を検出する検出手段とを有することを特徴とする座標入力装置。 - 前記座標力装置は更に、前記操作部に振動を与える振動発生器と、
前記操作部に対する操作入力が受け付けられたことを検知した場合に、前記振動発生器から振動を発生させる振動制御部とを有することを特徴とする請求項1記載の座標入力装置。 - 前記磁界発生手段は、永久磁石であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の座標入力装置。
- 前記磁界発生手段は、電磁石であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の座標入力装置。
- 前記磁界発生手段は、前記操作部の四隅に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の座標入力装置。
- 前記磁界発生手段は、前記操作部の4辺に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の座標入力装置。
- 前記振動発生器は、駆動電流が供給される給電線を含み、
該給電線は、請求項1記載の給電線であることを特徴とする請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の座標入力装置。 - 前記振動制御部は、前記給電線にパルス信号を入力することを特徴とする請求項2から請求項7のいずれか一項に記載の座標入力装置。
- 前記操作部は、ボールベアリングを用いてスライド可能に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の座標入力装置。
- 前記操作部は、弾性部材を用いてスライド可能に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の座標入力装置。
- 前記操作部は、平面状の入力装置であることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の座標入力装置。
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JP2003292550A JP2005063150A (ja) | 2003-08-12 | 2003-08-12 | 座標入力装置 |
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- 2003-08-12 JP JP2003292550A patent/JP2005063150A/ja active Pending
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