JP2005060980A - 床パンの排水構造およびその施工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】駆体の仕様の違い等により、床部の排水口の位置が異なった場合でも、定尺の連結管を用いて簡単に施工できる床パンの排水構造を提供する。
【解決手段】浴室の床パン5の排出孔1と駆体床部6に設けられた排水口4とを定尺の連結管3によって連結する排水構造であって、該床パンに凹部2を設けるとともに、該凹部2は、仕様の違いによる駆体床部6の異なる排水口4の位置に対応して排出孔1を設定できるように、上記排出孔1の2倍以上の面積を有し、上記凹部2に設けられた排出孔1と上記排水口4とを定尺連結管3によって連結することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】浴室の床パン5の排出孔1と駆体床部6に設けられた排水口4とを定尺の連結管3によって連結する排水構造であって、該床パンに凹部2を設けるとともに、該凹部2は、仕様の違いによる駆体床部6の異なる排水口4の位置に対応して排出孔1を設定できるように、上記排出孔1の2倍以上の面積を有し、上記凹部2に設けられた排出孔1と上記排水口4とを定尺連結管3によって連結することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、床パンの排水構造およびその施工方法に関する。さらに詳しくは、例えば、仕様の違った駆体において、床パンを載置する駆体床部における排水口の位置が異なっても簡単に対応して施工できる床パンの排水構造およびその施工方法に関する。
集合住宅や、プレハブ住宅等における浴室は、通常、駆体に予め、浴室スペースを設定し、その上にユニットバスを載置して設けられる。しかしながら、住宅メーカーによって、浴室スペースの駆体床部に設けられる排水口の位置が異なることが多く、そのため施工者は、各メーカーごとに、異なった仕様の配管工事を行なう必要がある。
すなわち、各仕様ごとに、駆体床部に設けられた排水口にエルボを取付け、直管等を組み合わせて浴室床パンの湯水の排出孔まで配管し、最終的に、この排出孔とフランジで連結して配管工事を終了する。
しかしながら、上記の工事を、防水性を保ち、水勾配を付けながら、現場で正確に配管することは困難である。また、浴室床パンの据付け位置が高くなるため、浴室のバリアフリー化という観点からも好ましくない。
特開平8−27855号公報
本発明は、上記課題を解決して、住宅メーカーによる駆体の仕様の違い、あるいは他の理由により、床部における排水口の位置が異なった場合でも、簡単に床パンからの湯水の排出孔と上記駆体床部の排水口とを連結できるとともに、防水性に優れ、バリアフリーに対応できる床パンの排水構造およびその施工方法を提供することをその課題とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、つぎのような技術的手段を講じている。すなわち、本発明によれば、浴室の床パンの排出孔と駆体床部に設けられた排水口とを定尺の連結管によって連結する排水構造であって、該床パンに凹部を設けるとともに、該凹部は、仕様の違いによる駆体床部の異なる排水口の位置に対応して排出孔を設定できるように、上記排出孔の2倍以上の面積を有し、上記凹部に設けられた排出孔と上記排水口とを定尺連結管によって連結することを特徴とする床パンの排水構造が提供される。
上記凹部が平面視略長円形状であることが好ましい。平面視略長円形状には、ダンベル型形状、瓢箪型形状ないしは小判型形状も含まれる。
上記凹部が平面視略三角形状であることが好ましい。平面視略三角形状には、への字形状ないしは正三角形形状も含まれる。
上記連結管は、その端部に立ち上がりフランジ部が設けられ、他端部に下向きフランジ部が設けられるとともに、その直管部は可撓性で、かつ、その断面が扁平とされる。
さらに、駆体床部に設けられた排水口に定尺の連結管の下向きフランジ部を取付け、床パンに設けられ、かつ、排出孔の2倍以上の面積を有する凹部に上記連結管の立ち上がりフランジ部の位置合わせをし、該凹部における上記立ち上がりフランジ部が当接する部分に罫書きして孔を開け、ついで、上記床パンを据付けるとともに、該孔に上記立ち上がりフランジ部を組み付けて排出孔を形成することを特徴とする床パンの排水構造の施工方法が提供される。
本発明の請求項1に記載の発明は上記のとおりであり、とくに、浴室の床パンに凹部を設けるとともに、該凹部は、仕様の違いによる駆体床部の異なる排水口の位置に対応して排出孔を設定し、定尺の連結管と連結することができるように、上記排出孔の2倍以上の面積を有しているため、各住宅メーカーごとに異なった、繁雑な配管工事を行なう必要はなく、簡単に床パンの排水工事を施工できるという効果が得られる。
上記凹部は平面視略長円形状とされ、この平面視略長円形状には、ダンベル型形状ないしは小判型形状も含まれるため、上記凹部の面積を小さくして、水溜まり部分を少なくすることができる。
上記凹部は平面視略三角形状とされ、この平面視略三角形状には、への字形状ないしは正三角形状も含まれるため、上記凹部の面積を小さくして、水溜まり部分を少なくすることができる。
上記連結管は、その端部に立ち上がりフランジ部が設けられ、他端部に下向きフランジ部が設けられるとともに、その直管部は可撓性で、かつ、その断面が扁平とされているため、容易に上下に曲がるため微調整し易く、また、浴室床パンの据付け位置を低くすることができる。したがって、浴室のバリアフリー化に無理なく対応することができる。
本発明の請求項5に記載の発明は上記のとおりであり、駆体床部に設けられた排水口に定尺の連結管の下向きフランジ部を取付け、床パンに設けられ、かつ、排出孔の2倍以上の面積を有する凹部に上記連結管の立ち上がりフランジ部の位置合わせをし、該凹部における上記立ち上がりフランジ部が当接する部分に罫書きして孔を開け、ついで、上記床パンを据付けるとともに、該孔に上記立ち上がりフランジ部を組み付けて排出孔を形成するため、例えば、住宅メーカーの違いにより、駆体床部の排水口の位置が異なっても、上記凹部における適当な位置に排出孔を設けることができ、この排出孔と、上記駆体床部の排水口とを定尺の連結管を用いて、簡単に連結することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して、詳細に説明する。図1は、本発明にかかる床パンの排水構造の概略構成を示す部分断面斜視図である。図1において、床パン5には平面視略長円形の凹部2が設けられ、凹部2の底面は罫書きして孔を開け、排出孔1を設けることができるように、周囲よりも薄くされている。一方、駆体床部6には排水口4が設けられ、この排水口4と上記排出孔1とは定尺の連結管3によって連結されている。なお、上記排水口4の位置は、駆体の仕様の違いにより、通常、異なった位置に設けられている。また、凹部2の底面に孔の位置を決める方法については後述する。
図2は、上記連結管3を示す部分断面斜視図である。クランク状の外観を有する連結管3は、直管部31の一端に立ち上がりフランジ部32を有し、この立ち上がりフランジ部32に、凹面2に設けられた孔を通じて上部フランジ32aを螺入して図1に示すように排出孔1を形成する。また、下向きフランジ部33は、排水口4とフランジ結合され、排水路を形成する。図2からよくわかるように、直管部31は、断面が扁平で、容易に上下に曲がるため微調整し易く、また、浴室床パンの据付け位置を低くすることができる。したがって、浴室のバリアフリー化に無理なく対応することができる。
図3は、排水口4が、浴槽Bに向かって左側の駆体床部6に設けられた仕様における床パンの排水構造を示す平面図である。排水口4の位置は規定され、また、連結管3は定尺とされているため、平面視略長円形の凹部2の裏面で、立ち上がりフランジ部32の当接する部分に位置を合わせ、罫書きして孔を開ける。ついで、立ち上がりフランジ部32を当接させ、孔を通じて上部フランジ32aを螺入し、かくして排出孔1が設けられる。本実施例においては、図1に示すように排出孔1と、排水口4とが連結管3によって連結されている。
図4は、実施例1と駆体の仕様が違い、排水口4が浴槽Bに向かって右側の駆体床部6に設けられている場合である。このときも、実施例1と同様に、定尺連結管3を用いて、繁雑な作業を行うことなく、簡単に排水構造の施工をすることができる。
図5は、排水口4が洗い場の手前中央の駆体床部6に設けられている場合である。実施例1と同様に、定尺連結管3を用いて、繁雑な作業を行うことなく、簡単に排水構造の施工をすることができる。
図6は、床パン5に平面視略三角形の凹部2を設けた実施形態を示す平面図である。図6は、上記、実施例1、2、3と同じく、仕様の違う3種の駆体の床部7に設けられた排水口41、42、43と、上記平面視略三角形の凹部の異なる位置に設けられた3種の排出孔11、12、13とを、定尺の連結管3を用いて連結した場合を同時に平面図により示している。本実施形態においても、排出孔と排水口とを、定尺の連結管3を用いてフランジ結合することにより、住宅メーカーの違いにより、駆体床部6における排水口の位置が異なっても、繁雑な作業を行うことなく、定尺の連結管を用いて簡単に排水構造の施工を行うことができる。
つぎに、本発明にかかる床パンの排水構造の施工方法について図1、図2を参照して説明する。まず、駆体床部6に設けられた排水口4に連結管3の下向きフランジ部33を取付け、定尺の連結管3の立ち上がりフランジ部32が凹部2の裏面に当接する部分に位置を合わせ、罫書きして孔を開ける。ついで、床パン5を据え付け、上記孔を通じて、床パン5側から上部フランジ部31aを立ち上がりフランジ部32に螺入してフランジ結合する。かくして排出孔1を形成するとともに、排出孔1と、排水口4とを連結管3によって連結することができる。
1 実施例1における排出孔
11 他の実施形態における排出孔
12 他の実施形態における排出孔
13 他の実施形態における排出孔
2 凹部
3 連結管
31 直管部
32 立ち上がりフランジ部
32a 上部フランジ部
33 下向きフランジ部
4 実施例1における排水口
41 他の実施形態における排水口
42 他の実施形態における排水口
43 他の実施形態における排水口
5 床パン
6 駆体床部
B 浴槽
11 他の実施形態における排出孔
12 他の実施形態における排出孔
13 他の実施形態における排出孔
2 凹部
3 連結管
31 直管部
32 立ち上がりフランジ部
32a 上部フランジ部
33 下向きフランジ部
4 実施例1における排水口
41 他の実施形態における排水口
42 他の実施形態における排水口
43 他の実施形態における排水口
5 床パン
6 駆体床部
B 浴槽
Claims (5)
- 浴室の床パンの排出孔と駆体床部に設けられた排水口とを定尺の連結管によって連結する排水構造であって、該床パンに凹部を設けるとともに、該凹部は、仕様の違いによる駆体床部の異なる排水口の位置に対応して排出孔を設定できるように、上記排出孔の2倍以上の面積を有し、上記凹部に設けられた排出孔と上記排水口とを定尺連結管によって連結することを特徴とする床パンの排水構造。
- 上記凹部が平面視略長円形状である請求項1に記載の床パンの排水構造。
- 上記凹部が平面視略三角形状である請求項1に記載の床パンの排水構造。
- 上記連結管は、その端部に立ち上がりフランジ部が設けられ、他端部に下向きフランジ部が設けられるとともに、その直管部は可撓性で、かつ、その断面が扁平とされた請求項1に記載の床パンの排水構造。
- 駆体床部に設けられた排水口に定尺の連結管の下向きフランジ部を取付け、床パンに設けられ、かつ、排出孔の2倍以上の面積を有する凹部に上記連結管の立ち上がりフランジ部の位置合わせをし、該凹部における上記立ち上がりフランジ部が当接する部分に罫書きして孔を開け、ついで、上記床パンを据付けるとともに、該孔に上記立ち上がりフランジ部を組み付けて排出孔を形成することを特徴とする床パンの排水構造の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003290482A JP2005060980A (ja) | 2003-08-08 | 2003-08-08 | 床パンの排水構造およびその施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003290482A JP2005060980A (ja) | 2003-08-08 | 2003-08-08 | 床パンの排水構造およびその施工方法 |
Publications (1)
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JP2005060980A true JP2005060980A (ja) | 2005-03-10 |
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JP2003290482A Pending JP2005060980A (ja) | 2003-08-08 | 2003-08-08 | 床パンの排水構造およびその施工方法 |
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JP (1) | JP2005060980A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017115549A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 株式会社Lixil | 浴室施工用の型紙、浴室施工キット及び浴室施工方法 |
-
2003
- 2003-08-08 JP JP2003290482A patent/JP2005060980A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017115549A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 株式会社Lixil | 浴室施工用の型紙、浴室施工キット及び浴室施工方法 |
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