JP2005059971A - 折機のドラグローラ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ドラグローラ2上を走行するウェブ23に対して着脱可能に支持され、走行する前記ウェブ23に縦断ちを行うスリッタ刃13と、前記ドラグローラ2上を走行する前記ウェブ23に対して着脱可能に支持され、かつ走行する前記ウェブ23に縦ミシン目を形成する縦ミシン刃22とを備えたドラグローラ装置において、前記スリッタ刃13は、前記ドラグローラ2の軸線方向に延設する支持軸4に支持され、前記縦ミシン刃22は、前記ドラグローラ2の軸線方向に延設する支持軸5の軸線方向に移動可能に支持されていることを特徴とする折機のドラグローラ装置。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、巻紙輪転印刷機における折機のドラグローラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の折機のドラグローラ装置の一例として図6に示す特開平6−345322号公報に開示されたものがある。折機の左右両フレーム(図示省略)間には、支持軸101が設置され、この支持軸101にL型箱状のブラケット102の一端部が支持されている。前記ブラケット102の他端には、前記支持軸101の軸線方向に枢軸103が横架され、この枢軸103上にベルクランク状の第1揺動アーム104と第2揺動アーム105とがその中間部において逆向きに設置されている。
【0003】
前記第1揺動アーム104の下端部にスリッタ刃106及び、前記第2揺動アーム105の下端部には縦ミシン刃107が、それぞれ回転自在に支持されている。前記両アーム104及び105は、前記ブラケット102に支持された第1エアシリンダ108及び第2エアシリンダ109により揺動可能になっている。
これにより、前記スリッタ刃106と前記縦ミシン刃107はドラグローラ110に対し選択的に着脱ができ、両刃106,107の切り替えが自動的に行える。図6中の二点鎖線が、前記スリッタ刃106及び前記縦ミシン刃107が揺動して前記ドラグローラ110に当接した様子を示す。
【0004】
また、他の従来の折機のドラグローラ装置の例として、図7に示す特開平6−345323公報に開示されたものがある。折機のフレーム(図示省略)間に支持軸111が設置されている。この支持軸111上には、エアシリンダ(図省略)により前記支持軸111の軸線方向にスライド可能にスライダ112が取り付けられている。また、前記支持軸111上には、前記スライダ112と一体に支持されたスリッタ刃113と縦ミシン刃114が、前記支持軸111の軸線方向にそれぞれ取り付けられている。
【0005】
前記スリッタ刃113と前記縦ミシン刃114は、前記スライダ112に取り付けられているエアシリンダ115に接続し、前記支持軸111に対し回転可能となっている。これらの二つシリンダにより、前記スリッタ刃113及び前記縦ミシン刃114は、前記支持軸111上の所定の位置で選択的に揺動ができ、ドラグローラ116に対し着脱可能になっている。また、両刃113,114の切り替えは自動的に行える。図7中の二点鎖線が、前記スリッタ刃113及び前記縦ミシン刃114が揺動して前記ドラグローラ116に当接した様子を示す。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−345322号公報
【特許文献2】
特開平6−345323号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
折機のドラグローラ装置において、スリッタ刃は、ドラグローラ上を搬送されるウェブ(図示省略)に対して搬送方向に切断ができる。切断されたウェブは搬送方向下流側へ搬送される。また、搬送されるウェブに対して縦ミシン目を加工したい場合は、縦ミシン刃をドラグローラへ当接させ、縦ミシン目を加工する。
この縦ミシン目を加工することにより、搬送方向下流側に設置してあるチョッパ折装置(図省略)にて精度良くチョッパ折が可能になる。
【0008】
しかしながら上述したこれらの折機のドラグローラ装置においては、一本の支持軸に二つの刃を支持しているので、どちらか一方の刃しか使うことができないという問題があった。更に、スリッタ刃を使用した場合には、縦ミシン目刃が使用できず次加工でのチョッパ折が必要なときには、チョッパ折の精度が保てないという問題にもなっていた。
【0009】
また、どちらか一方の刃を使用している最中には、もう片方の刃の交換はできず、交換するならば機械を一旦停止させなければならなかった。そのため、次の作業の準備段階において刃の交換も行わなければならず、大きな労力と時間を要するという問題もあった。
【0010】
本発明は、このような問題を解決するものであって、スリッタ刃及び縦ミシン刃を選択可能に使用でき、機械が作動中においても刃の交換が容易に行える折機のドラグローラ装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する第1の本発明に係る折機のドラグローラ装置は、ドラグローラ上を走行する帯状体に対して着脱可能に支持され、走行する前記帯状体に縦断ちを行うスリッタ手段と、前記ドラグローラ上を走行する前記帯状体に対して着可能在に支持され、かつ走行する前記帯状体に縦ミシン目を形成するミシン目手段とを備えたドラグローラ装置において、前記スリッタ手段は、支持部材に支持され、前記ミシン目手段は、前記ドラグローラの軸線方向に延設する第1の軸の軸線方向に移動可能に支持されていることを特徴とする。
【0012】
上記課題を解決する第2の本発明に係る折機のドラグローラ装置は、第1の発明に係る折機のドラグローラ装置において、前記支持部材は前記ドラグローラの軸線方向に延設する第2の軸であり、前記スリッタ手段は前記第2の軸の軸線方向に移動可能に支持されていることを特徴とする。
【0013】
上記課題を解決する第3の本発明に係る折機のドラグローラ装置は、第1の発明に係る折機のドラグローラ装置において、前記第1の軸に前記ミシン目手段を複数個有することを特徴とする。
【0014】
上記課題を解決する第4の本発明に係る折機のドラグローラ装置は、第2の発明に係る折機のドラグローラ装置において、前記第2の軸の軸線方向にスリッタ案内溝を形成したことを特徴とする。
【0015】
上記課題を解決する第5の本発明に係る折機のドラグローラ装置は、第4の発明に係る折機のドラグローラ装置において、前記第2の軸の前記スリッタ案内溝に略直交する方向にスリッタ退避溝を形成させたことを特徴とする。
【0016】
上記課題を解決する第6の本発明に係る折機のドラグローラ装置は、第1の発明に係る折機のドラグローラ装置において、前記第1の軸の軸線方向にミシン目案内溝を形成したことを特徴とする。
【0017】
上記課題を解決する第7の本発明に係る折機のドラグローラ装置は、第6の発明に係るドラグローラ装置において、前記第1のミシン目案内溝に略直交する方向にミシン目退避溝を形成させたことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明に係るドラグローラ装置を実施例に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す折機のドラグローラ装置における平面図であり、図2は、その断面図を示す。
【0019】
折機の左右両フレーム1a,1b間にドラグローラ2が架設されている。このドラグローラ2の一端は、前記フレーム1aを貫通し図示しない駆動手段に接続されている。他端はドラグローラ支持板3を介して前記フレーム1bに回転可能に取り付けられている。また、前記ドラグローラ2の後述するウェブ23の搬送方向上流側及び下流側には、前記ドラグローラ2の軸線方向と平行をなす第1の軸である支持軸5及び第2の軸である支持軸4が、前記フレーム1a,1b間に回転不能に支持されている。
【0020】
前記支持軸4上には、スリッタアーム6が支持されている。前記スリッタアーム6に隣接してスペーサ7が取り付けられ、そのスペーサ7にはスリッタレバー8が隣接して前記支持軸4に支持されている。前記スリッタレバー8はボルト9を介して前記支持軸4に支持されている。また、前記スリッタアーム6の前記スペーサ7が隣接する反対側には、当て板10が当接している。前記当て板10は、その側面にボルト等(図示省略)を嵌め込み前記スリッタアーム6に取り付けられている。
【0021】
前記スリッタアーム6の一端に形成された孔6aには、エアシリンダ11の一端が取り付けられ、そのエアシリンダ11の他端は前記スリッタレバー8の先端部の孔8aに取り付けられている。一方、前記スリッタアーム6の他端に形成された孔6bには、ボルト12を介して、円盤状をしているスリッタ手段であるスリッタ刃13が回転可能に設置されている。前記スリッタ刃13は、前記ドラグローラ2と当接可能に位置している。
【0022】
すなわち、前記エアシリンダ11の収縮作用により前記スリッタアーム6は前記支持軸4に対して揺動し、前記スリッタ刃13は前記ドラグローラ2に着脱可能となる。また、前記ドラグローラ2の軸線方向において、前記スリッタ刃13が前記ドラグローラ2に当接する位置を変えたい場合は、前記ボルト9を緩め、軸線方向に移動させることにより可能である。これは、前記当て板10と前記スリッタアーム6はボルトで支持され、前記スリッタアーム6と前記スリッタレバー8は前記エアシリンダ11にて接続され、前記スペーサ7は前記スリッタアーム6と前記スリッタレバー8に挟まれているので、これら一体となったスリッタ装置14が前記支持軸4上を移動できるからである。なお、前記エアシリンダ11は油圧シリンダに置き換えても適用可能である。
【0023】
また、前記支持軸5上においても同様の説明をする。前記支持軸5上には、ミシン目アーム15が支持されている。前記ミシン目アーム15に隣接してスペーサ16が取り付けられ、そのスペーサ16にはミシン目レバー17が隣接して前記支持軸5に支持されている。前記ミシン目レバー17はボルト18を介して前記支持軸5に支持されている。また、前記ミシン目アーム15の前記スペーサ16が隣接する反対側には、当て板19が当接している。前記当て板19は、その側面にボルト等(図示省略)を嵌め込み前記ミシン目アーム15に取り付けられている。
【0024】
前記ミシン目アーム15の一端に形成する孔15aには、エアシリンダ20の一端が取り付けられ、そのエアシリンダ20の他端は前記ミシン目レバー17の先端部の孔17aに取り付けられている。一方、前記ミシン目アーム15の他端に形成された孔15bには、ボルト21を介して円盤状をしているミシン目手段である縦ミシン刃22が回転可能に設置されている。前記縦ミシン刃22は、前記ドラグローラ2と当接可能に位置している。前記ドラグローラ2の前記支持軸5側には、帯状体であるウェブ23を前記ドラグローラ2に押し付けるための押さえローラ24が位置している。
【0025】
すなわち、前記エアシリンダ20の伸縮作用により前記ミシン目アーム15は前記支持軸5に対して揺動し、前記縦ミシン刃22は前記ドラグローラ2に着脱可能となる。また、前記ドラグローラ2の軸線方向において、前記縦ミシン刃22が前記ドラグローラ2に当接する位置を変えたい場合は、前記ボルト18を緩め、軸線方向に移動させることにより可能である。これは、前記当て板19と前記ミシン目アーム15はボルトにて支持され、前記ミシン目アーム15と前記ミシン目レバー17は前記エアシリンダ20にて接続され、前記スペーサ16は前記ミシン目アーム15と前記ミシン目レバー17に挟まれているので、これら一体となったミシン目装置25が前記支持軸5上を移動できるからである。なお、前記エアシリンダ20は油圧シリンダに置き換えても適用可能である。
【0026】
上述のような構成にすることにより、搬送されてきた前記ウェブ23は前記スリッタ刃13に断裁され、前記縦ミシン刃22によりミシン目が形成される。この様子を図3に示す。
【0027】
搬送された前記ウェブ23は、前記ドラグローラ2と前記スリッタ刃13の間に進入する。前記スリッタ刃13の位置は、前記ウェブ23上の断裁したい所定の位置に調整されている。調整方法は、前記スリッタレバー8を支持している前記ボルト9を緩めて位置調整を行い、前記ボルト9を締め、前記エアシリンダ11を伸縮させて前記ウェブ23に前記スリッタ刃13を当接させる。当接させるときの圧力調整も前記エアシリンダ11にて調整可能である。前記スリッタ刃13の位置調整後の位置をXで示す。
【0028】
前記ドラグローラ2上と前記スリッタ刃13の間から排出した前記ウェブ23は、前記ドラグローラ2上を走行しながらXの位置にて断裁されている。断裁された前記ウェブ23の一方をウェブ23aとし、他方を23bとする。前記ウェブ23aは、前記ドラグローラ2と前記押さえローラ23の間を走行して、枚葉紙に加工するためにそのままシーター装置(図示省略)へ搬送される。前記ウェブ23bは、折丁に加工されるためチョッパ折装置(図示省略)へ搬送されるものである。
【0029】
前記ウェブ23bは、前記ドラグローラ2上を走行しながら前記縦ミシン刃22及び前記押さえローラ24の間に進入する。前記縦ミシン刃22は、前記ウェブ23bにミシン目を加工するものである。このミシン目を加工することにより、次工程のチョッパ折装置によるチョッパ折を容易にするもので、ミシン目に沿ってチョッパ折をすることで折精度が確保できる。
【0030】
前記ウェブ23bが所定の位置でミシン目を加工された位置をYとする。前記縦ミシン刃の位置はYに調整されている。調整方法は、前記ミシン目レバー17を支持している前記ボルト18を緩めて位置調整を行い、前記ボルト9を締め、前記エアシリンダ20を伸縮させて前記ウェブ23bに前記縦ミシン刃22を当接させる。その後、Yの位置にミシン目を加工された前記ウェブ23bは、チョッパ折装置へ搬送される。
【0031】
上記の実施例においては、前記ウェブ23aはそのまま搬送させ、前記ウェブ23bはミシン目を加工したが、前記支持軸5に前記ミシン目装置25を2個支持することで、前記ウェブ23bと同様に前記ウェブ23aもミシン目の加工が可能である。図4は、断裁された二つのウェブの両方にミシン目を加工する場合を示す。
【0032】
前記ウェブ23aのミシン目を加工する位置をZとすると、そのZの位置へもう一つのミシン目装置25を前記支持軸5上に設置する。これにより前記ウェブ23aのミシン目加工が可能になる。この場合、複数個(図4では2個)のミシン目装置25を前記支持軸5上に設置しておき、必要なときに前記ドラグローラ2上を走行するウェブに当接させてもよい。ウェブに当接させない前記ミシン目装置25は、前記エアシリンダ20の作動により前記縦ミシン刃22を離脱させるか、前記ボルト18を緩めて前記ミシン目装置25ごと前記フレーム1a又はフレーム1b方向に移動させ前記ミシン刃22を離脱させることになる。
【0033】
本実施例においては、前記スリッタ装置14は、前記支持軸4上に支持されているが、移動不能に支持されている支持部材などに支持されていても良い。即ち、前記スリッタ装置14のスリッタ刃13が、前記ドラグローラ2上に当接が可能に支持されていれば良い。
【0034】
また、図5には、前記スリッタ装置14及び前記ミシン目装置25の取り付け方の他の実施例を示す。前記支持軸4には、前記支持軸4の軸線方向にスリッタ案内溝である溝4aが形成され、前記支持軸4の両端部においてこの溝4aに直交するようにスリッタ退避溝である溝4bが形成されている。前記スリッタ装置14は、前記ボルト9の先端部を前記溝4aに嵌め込んで支持されている。前記スリッタ装置14を移動させるときには、前記ボルト9の先端部の前記溝4aへの嵌め込み量を小さくして、前記ボルト9を軸線方向に移動させることで、前記スリッタ装置14を移動できる。これにより前記スリッタ装置14は、前記支持軸4に取り付けてある状態のまま移動可能となる。更に前記ボルト9を前記溝4bの位置へ移動させると、前記スリッタ装置14は前記スリッタ刃13を交換が容易な位置に位置させることができる。これにより前記スリッタ刃の交換作業が簡単に行うことができる。
【0035】
前記支持軸5にも同様の溝が形成している。前記支持軸5の軸線方向にミシン目案内溝である溝5aが形成され、前記支持軸5の両端部においてこの溝5aに直交するようにミシン目退避溝である溝5bが形成されている。前記ミシン目装置25は、前記ボルト18の先端部を前記溝5aに嵌め込んで支持されている。前記ミシン目装置25を移動させるときには、前記ボルト18の先端部の前記溝5aへの嵌め込み量を小さくして、前記ボルト18を軸線方向に移動させることで、前記ミシン目装置25を移動できる。これにより前記ミシン目装置25は、前記支持軸5に取り付けてある状態のまま移動可能となる。更に前記ボルト18を前記溝5bの位置へ移動させると、前記ミシン目装置25は前記縦ミシン刃22を交換が容易な位置に位置させることができる。これにより前記縦ミシン刃22の交換作業が簡単に行うことができる。
【0036】
例えば、前記スリッタ装置14を使用しているときに、前記ミシン目装置25が必要なければ、前記ミシン目装置25を前記フレーム1a又は1b側に移動させ、前記縦ミシン刃22の刃を交換することが可能である。すなわち、未使用の刃の交換時には、現在行われている作業を停止させる必要がなく、作業スペースもフレーム1a,1bに近い位置でできるため安全に行える。また、次の作業の準備が前もってできるので段取り時間の短縮にも繋がる。
【0037】
上述のような構成にすることにより、前記スリッタ装置14を前記支持軸4上に支持させたので、搬送される前記ウェブ23に対して搬送方向に切断ができる。しかも、前記スリッタ装置14は前記ドラグローラ2の軸線方向に移動可能なので、前記ウェブ23への切断位置Xを変えることも可能である。更には、切断された前記ウェブ23a,23bは、双方を搬送方向下流側のシータ装置又はチョッパ折装置へ搬送でき、一方をシータ装置へ、他方をチョッパ折装置へ搬送することも可能である。
【0038】
また、前記縦ミシン目装置25を前記支持軸5上に支持させたので、搬送される前記ウェブ23a,23bに対してミシン目加工を形成させることができる。
しかも、前記縦ミシン目装置25は前記ドラグローラ2の軸線方向に移動可能なので、前記ウェブ23a,23bへのミシン目位置Yを変えることも可能である。従って、搬送方向下流側のチョッパ折装置ではチョッパ折の精度が保てるようになり、チョッパ折時において折精度不良を起こすことがない。
【0039】
従って、前記スリッタ刃14及び縦ミシン刃22がエアシリンダ11,20により着脱式で、異なった支持軸4,5に支持されているので、前記ドラグローラ2に対して選択可能で使用目的に応じて切り替えることができる。また、両刃14,22が同時に使用できるので、一度に違う折丁の生産が可能であるため、幾つものドラグローラを経由して生産をするよりも、ミシン目の位置がズレたりする恐れがない。また、ミシン目を加工したことにより、次加工であるチョッパ折を精度よく加工できる。更に刃の交換時には、安全な位置で簡単に交換ができ、機械を停止させることなく交換作業が可能になる。
【0040】
【発明の効果】
以上、実施形態において詳細に説明したように本発明に係る折機のドラグローラ装置によれば、スリッタ手段は、ドラグローラの軸線方向に延設する第2の軸に移動可能に支持され、ミシン目手段は、ドラグローラの軸線方向に延設する第1の軸に軸線方向に移動可能に複数個が支持されているので、ドラグローラに対して選択可能で使用目的に応じて容易に刃の切り替えることができる。また、それぞれの刃は機械を停止させることなく、安全な位置で簡単に交換が可能である。
【0041】
また、第1の軸及び第2の軸に溝を形成することにより、スリッタ手段とミシン目手段の移動や刃の交換が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す折機のドラグローラ装置における平面図である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】一つのウェブにミシン目を加工する様子を示した図である。
【図4】二つのウェブにミシン目を加工する様子を示した図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す折機のドラグローラ装置における平面図である。
【図6】従来例を示すドラグローラ装置の断面図である。
【図7】従来例を示す他のドラグローラ装置の断面図である。
【符号の説明】
1a,1b フレーム
2 ドラグローラ
3 ドラグローラ支持板
4 支持軸
4a,4b 溝
5 支持軸
5a,5b 溝
6 スリッタアーム
6a,6b 孔
7 スペーサ
8 スリッタレバー
8a 孔
9 ボルト
10 当て板
11 エアシリンダ
12 ボルト
13 スリッタ刃
14 スリッタ装置
15 ミシン目アーム
15a,15b 孔
16 スペーサ
17 ミシン目レバー
18 ボルト
19 当て板
20 エアシリンダ
21 ボルト
22 縦ミシン刃
23,23a,23b ウェブ
24 押さえローラ
25 ミシン目装置
Claims (7)
- ドラグローラ上を走行する帯状体に対して着脱可能に支持され、走行する前記帯状体に縦断ちを行うスリッタ手段と、
前記ドラグローラ上を走行する前記帯状体に対して着脱可能に支持され、かつ走行する前記帯状体に縦ミシン目を形成するミシン目手段とを備えたドラグローラ装置において、
前記スリッタ手段は支持部材に支持され、
前記ミシン目手段は、前記ドラグローラの軸線方向に延設する第1の軸の軸線方向に移動可能に支持されていることを特徴とする折機のドラグローラ装置。 - 請求項1に記載の折機のドラグローラ装置において、前記支持部材は、前記ドラグローラの軸線方向に延設する第2の軸であり、前記スリッタ手段は、前記第2の軸の軸線方向に移動可能に支持されていることを特徴とする折機のドラグローラ装置。
- 請求項1に記載の折機のドラグローラ装置において、前記第1の軸に前記ミシン目手段を複数個有することを特徴とする折機のドラグローラ装置。
- 請求項2に記載の折機のドラグローラ装置において、前記第2の軸の軸線方向にスリッタ案内溝を形成したことを特徴とする折機のドラグローラ装置。
- 請求項4に記載の折機のドラグローラ装置において、前記第2の軸の前記スリッタ案内溝に略直交する方向にスリッタ退避溝を形成したことを特徴とする折機のドラグローラ装置。
- 請求項1に記載の折機のドラグローラ装置において、前記第1の軸の軸線方向にミシン目案内溝を形成したことを特徴とする折機のドラグローラ装置。
- 請求項6に記載の折機のドラグローラ装置において、前記第1の軸の前記ミシン目案内溝に略直交する方向にミシン目退避溝を形成したことを特徴とする折機のドラグローラ装置。
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