JP2005059729A - 鉄道車両用構体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 溶接作業後の外板に溶接熱による歪みの発生が少なく、外板と骨組みとの溶接品質及び接合強度を確保しながら軽量化を図る。
【解決手段】 車体前後方向に所定間隔を存して配置される複数の周方向骨部材である側柱9に、車体周方向に所定間隔を存して配設される複数の長手方向骨部材である長桁10、幕板帯13、腰板帯14、幕板補強15、腰板補強16を交差させ、両骨部材の交差部を溶接して骨組み18を構成し、該骨組み18の外側に溶接結合される外板19の、骨組み19との溶接結合部位31及び応力集中部位となる溶接結合部位31の近傍32並びに剪断応力が集中する縦長窓用開口部11及び横長窓用開口部12の斜め上方及び斜め下方のリブ33,34を除く残りの部位35の板厚を、骨組みとの溶接結合部位及び応力集中部位の板厚よりも薄く形成した。
【選択図】 図1
【解決手段】 車体前後方向に所定間隔を存して配置される複数の周方向骨部材である側柱9に、車体周方向に所定間隔を存して配設される複数の長手方向骨部材である長桁10、幕板帯13、腰板帯14、幕板補強15、腰板補強16を交差させ、両骨部材の交差部を溶接して骨組み18を構成し、該骨組み18の外側に溶接結合される外板19の、骨組み19との溶接結合部位31及び応力集中部位となる溶接結合部位31の近傍32並びに剪断応力が集中する縦長窓用開口部11及び横長窓用開口部12の斜め上方及び斜め下方のリブ33,34を除く残りの部位35の板厚を、骨組みとの溶接結合部位及び応力集中部位の板厚よりも薄く形成した。
【選択図】 図1
Description
本発明は、外板に必要な強度を維持しながら軽量化を図った鉄道車両用構体に関する。
鉄道車両の構体は、周方向骨部材を車体前後方向に所定間隔を存して複数配置し、複数の長手方向骨部材を車体周方向に所定間隔を存して前記周方向骨部材と交差させて車体前後方向に配置し、前記両骨部材の交差部を溶接して骨組みを構成した後、該骨組みの外側に外板を溶接結合する構造が広く用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3308851号掲載公報(第2頁、図1)
ところが、従来の外板は、骨組みとの溶接熱による歪みの発生を低減するために、骨組みとの溶接結合部位の強度を基準に板厚を選定しているので、溶接結合部位以外の強度をそれほど要求されない部位も溶接結合部位と同一の板厚になり、重量増の一因となっていた。
そこで本発明は、外板と骨組みとの溶接品質及び接合強度を確保しながら軽量化を図り、溶接作業後の外板に溶接熱による歪みの発生が少ない鉄道車両用構体を提供することを目的としている。
上記した目的を達成するため、本発明は、車体前後方向に所定間隔を存して配置される複数の周方向骨部材に、車体周方向に所定間隔を存して配設される複数の長手方向骨部材を交差させて車体前後方向に配置し、前記両骨部材の交差部を溶接して骨組みを構成し、該骨組みの外側に外板を溶接結合する鉄道車両用構体において、前記外板は、前記骨組みとの溶接結合部位及び応力集中部位を除く残りの部位の板厚を、前記骨組みとの溶接結合部位及び応力集中部位の板厚よりも薄く形成されていることを特徴としている。また、前記残りの部位の板厚は、前記骨組みとの溶接結合部位及び応力集中部位の板厚の1/2から1/4であること、機械加工により所要の板厚に削正されて形成されることが好ましい。
本発明によれば、外板の強度をそれほど要求されない部位の板厚を薄くすることにより、溶接作業後の外板に溶接熱による歪みの発生が少なく、外板と骨組みとの溶接品質及び接合強度を確保しながら軽量化が図れる。
以下、本発明を図面に示される実施形態例に基づいて説明する。鉄道車両用構体1は、台枠2に側構体3,3と、妻構体4(一方は図示せず)を接合し、側構体3,3と妻構体4の上部に屋根構体5を接合して構成されている。
台枠2は、車体長手方向の側梁6,6と、図示されていないが両側梁6,6間を車体周方向に繋ぐ横梁と、両側梁6,6間に車体長手方向に配置される中梁7とで構成される枠体で、その上面に床板8が溶接結合されている。
側構体3は、台枠2の側梁6に、車体周方向骨部材として車体前後方向に所定間隔を存して立設された複数の側柱9と、車体長手方向骨部材として、各側柱9の上部が接合される長桁10と、縦長窓用開口部11及び横長窓用開口部12の上部位置に配置される幕板帯13と、縦長窓用開口部11及び横長窓用開口部12の下部位置に配置される腰板帯14と、幕板帯13と腰板帯14との間に配置される幕板補強15と、腰板帯14と側梁6との間に配置される腰板補強16とを車体周方向に所定間隔を存して配設するとともに、横長窓用開口部12の上下に車体周方向骨部材として間柱17を配置し、車体周方向骨部材である側柱9及び間柱17に、車体長手方向骨部材である長桁10、幕板帯13、腰板帯14、幕板補強15及び腰板補強16を交差させ、両方向骨部材の交差部を溶接して格子状の骨組み18を構成し、該骨組み18の外側に外板19を溶接結合している。
妻構体4は、隅柱20と貫通路柱21との間に横桟22を交差させ、該横桟22と隅柱20及び貫通路柱21との交差部を溶接結合した骨組み23の外側に外板24を溶接結合している。屋根構体5は、周方向骨部材として車体前後方向に所定間隔を存して配置された複数の垂木25と、長手方向骨部材として車体周方向に所定間隔を存して配設される複数の長桁26を交差させて車体前後方向に配置し、垂木25と長桁26との交差部を溶接して格子状の骨組み27を構成し、該骨組み27の外側に外板28を溶接結合している。
側構体3の外板19は、最大板厚が約10mmのアルミ合金製の平板で、骨組み18を構成する側柱9、長桁10、幕板帯13、腰板帯14、幕板補強15、腰板補強16及び間柱17との各溶接結合部位31の板厚は最大板厚に形成されている。また、各溶接結合部位31の近傍32は、溶接時に応力が集中するので、溶接結合部位31と同じ板厚に形成されている。さらに、剪断応力が集中する縦長窓用開口部11及び横長窓用開口部12の斜め上方及び斜め下方では、剪断応力の作用方向に向けて斜め方向に最大板厚のリブ33,34を形成している。そして、各溶接結合部位31及び各リブ33,34を除く残りの部位35の板厚を、各溶接結合部位31、溶接結合部位31の近傍32及び各リブ33,34の板厚よりも薄く形成されている。
すなわち、外板19は、長桁10と幕板帯13との間では、縦長窓用開口部11及び横長窓用開口部12の上部は、溶接結合部位31とその近傍32を除く残りの部位35の板厚を薄くし、縦長窓用開口部11及び横長窓用開口部12の斜め上方では、溶接結合部位31とその近傍32並びにリブ33,34を除く残りの部位35の板厚を薄くしている。また、幕板帯13と腰板帯14との間の縦長窓用開口部11及び横長窓用開口部12の側部では、溶接結合部位31とその近傍32を除く残りの部位35の板厚を薄くしている。さらに、腰板帯14と腰板補強16との間では、縦長窓用開口部11及び横長窓用開口部12の上部は、溶接結合部位31とその近傍32を除く残りの部位35の板厚を薄くし、縦長窓用開口部11及び横長窓用開口部12の斜め下方では、溶接結合部位31とその近傍32並びにリブ33,34を除く残りの部位35の板厚を薄くしている。また、腰板補強16と側梁6との間では、溶接結合部位31とその近傍32を除く残りの部位35の板厚を薄くしている。なお、縦長窓用開口部11及び横長窓用開口部12周囲は最大板厚に形成されている。
また、屋根構体5の外板28も、骨組み27を構成する垂木25及び長桁26との各溶接結合部位36と溶接時の応力が集中する溶接結合部位36の近傍37を最大板厚とし、溶接結合部位36とその近傍37を除く残りの部位38の板厚を薄くしている。
外板19及び外板28の残りの部位35,38は、溶接前に機械加工によって、それぞれの部位の必要強度に応じて、最大板厚の1/2から1/4の所要の板厚に削正されて形成され、その後骨組み18,27に溶接接合される。
なお、上記実施形態例では、左右の側構体3,3の側柱9,9と、屋根構体5の垂木25との3分割された周方向骨部材で説明したが、例えば新幹線車両の先頭部のように連続する周方向骨部材でもよい。また、3次元形状の外板を用いる場合には、機械加工により所望の板厚に加工した後、例えば、ストレッチフォーミングとプレス成形を組みあわせて、3次元形状とすればよい。さらに、溶接結合部位及びその近傍の板厚は、最大板厚に限らず、強度が確保できるのであれば部位によって板厚を変更してもよい。
1…鉄道車両用構体、2…台枠、3…側構体、5…屋根構体、6…側梁、9…側柱、10…長桁、13…幕板帯、14…腰板帯、18…側構体の骨組み、19…側構体の外板、25…垂木、26…長桁、27…屋根構体の骨組み、28…屋根構体の外板、31…側構体の骨組みと外板の溶接結合部位、32…溶接結合部位の近傍、33,34…リブ、35…側構体の外板の残りの部位、36…屋根構体の骨組みと外板の溶接結合部位、37…溶接結合部位の近傍、38…屋根構体の外板の残りの部位
Claims (3)
- 車体前後方向に所定間隔を存して配置される複数の周方向骨部材に、車体周方向に所定間隔を存して配設される複数の長手方向骨部材を交差させて車体前後方向に配置し、前記両骨部材の交差部を溶接して骨組みを構成し、該骨組みの外側に外板を溶接結合する鉄道車両用構体において、前記外板は、前記骨組みとの溶接結合部位及び応力集中部位を除く残りの部位の板厚を、前記骨組みとの溶接結合部位及び応力集中部位の板厚よりも薄く形成されていることを特徴とする鉄道車両用構体。
- 前記残りの部位の板厚は、前記骨組みとの溶接結合部位及び応力集中部位の板厚の1/2から1/4であることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両用構体。
- 前記残りの部位は、機械加工により所要の板厚に削正されて形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の鉄道車両用構体。
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JP2003292271A JP2005059729A (ja) | 2003-08-12 | 2003-08-12 | 鉄道車両用構体 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013107023A1 (en) * | 2012-01-19 | 2013-07-25 | General Electric Company | Vehicle body and manufacturing method |
CN109572729A (zh) * | 2019-01-30 | 2019-04-05 | 重庆中车长客轨道车辆有限公司 | 一种裙板结构 |
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2003
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CN104245469B (zh) * | 2012-01-19 | 2017-05-17 | 通用电气公司 | 车身和制造方法 |
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