JP2005058645A - ハンドミキサー用粉砕容器及び粉砕装置 - Google Patents

ハンドミキサー用粉砕容器及び粉砕装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005058645A
JP2005058645A JP2003296095A JP2003296095A JP2005058645A JP 2005058645 A JP2005058645 A JP 2005058645A JP 2003296095 A JP2003296095 A JP 2003296095A JP 2003296095 A JP2003296095 A JP 2003296095A JP 2005058645 A JP2005058645 A JP 2005058645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulverization
crushing
container
lid
inner lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003296095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4072481B2 (ja
Inventor
Takasuke Koide
高資 小出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaijirushi Hamono Center KK
Original Assignee
Kaijirushi Hamono Center KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kaijirushi Hamono Center KK filed Critical Kaijirushi Hamono Center KK
Priority to JP2003296095A priority Critical patent/JP4072481B2/ja
Publication of JP2005058645A publication Critical patent/JP2005058645A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4072481B2 publication Critical patent/JP4072481B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Food-Manufacturing Devices (AREA)

Abstract

【課題】 ハンドミキサー用の粉砕容器および粉砕装置であって、茶葉等の比較的軽量な被粉砕物でも短時間で細かい粉末にすることを課題とする。
【解決手段】 粉砕容器は、容器本体と、中蓋及び上蓋を備えており、容器本体の側壁内面に少なくとも3つの突部が形成され、中蓋はそれらの突部で水平に支持されている。粉砕装置は、軸部と粉砕用の4つの羽根を含み、羽根は十字形をなしており、十字形の一方の直線上にそれぞれ反対方向に延びる2つの羽根は、軸部周囲の平面部を残して下降し再び水平に延びており、十字形の他方の直線上にそれぞれ反対方向に延びる2つの羽根は、その一方が他方よりも長く形成され、長い羽根は軸部周囲の平面部を残して上昇し再び水平に延び、その先で斜めに上昇しており、短い羽根は長い羽根と同様に軸部周囲の平面部を残して上昇し再び水平に延び、その先で斜めに下降している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主に一般家庭で使用されるハンドミキサー用の粉砕容器及び粉砕装置に関する。
粉砕容器は茶葉等の比較的軽量な被粉砕物でも短時間で細かい粒度に粉砕できるようにするために、被粉砕物が高く浮き上がらないように、粉砕室の縦寸法を羽根の中心から先端までの寸法よりも小さくし、且つ蓋の中央を下向きに膨出させた粉砕器が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、粉砕効果を高めるために粉砕容器の内面に突起を設けたものが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。さらに、粉砕性能を良くするために羽根に孔を設けたものも提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
特開平11−239539号公報 特開2001−353084号公報 特開2000−51103号公報
本発明は、茶葉等の比較的軽量な被粉砕物でも短時間で細かい粉末にすることを課題とする。さらに、本発明の粉砕容器は、通常は被粉砕物を普通に粉砕するための粉砕室を有しているが、茶葉等を細かい粉末に粉砕するときは中蓋を使って粉砕室を低い位置で塞ぎ、粉砕室を狭くして使用するものである。狭い粉砕室は広い粉砕室の3分の1程度にする場合もあるから、中蓋は粉砕室のかなり低い位置に配置される。特許文献1は内蓋を用いて粉砕室を狭くしているが、その粉砕室を広くすることができないから使用目的は限定されており、被粉砕物の量が多く細かな粉末にしない通常の粉砕には向かない構成である。本発明は、通常の粉砕と細かい粉末にするための粉砕を中蓋を用いて行なうことができ、しかも中蓋の装着が容易で手間がかからない粉砕容器を提供することを目的とする。
本発明の請求項1は、ハンドミキサーの粉砕装置の羽根を回転して被粉砕物を粉砕するときに使用する粉砕容器であって、容器本体と、羽根を回転させるための部材を挿通する孔を有する中蓋及び上蓋を備えており、容器本体の側壁内面に少なくとも3つの突部が形成され、中蓋は前記少なくとも3つの突部で水平に支持される構成である。請求項2は、その突部が側壁内面の底部から上方に延びる突条である構成であり、請求項3は、それらの突条が等間隔に4つ形成されている構成である。
請求項4は、中蓋の下面に突部が形成されている要素が請求項1乃至請求項3に限定的に付加された構成である。請求項5は、その突部が半径方向に延びる突条であり、複数の突条が形成されている構成である。請求項6は、それらの突条が3つ形成され、隣合う突条同士のなす角度が120度をなす構成である。
請求項7は、容器本体の粉砕室と中蓋が円形をなし、容器本体の側壁内面と中蓋の下面の双方に突部が形成され、それらの突部が当たることにより中蓋の回動が阻止される要素が請求項1乃至請求項6に限定的に付加された構成である。請求項8は、中蓋の下面で孔の周囲に、孔の内径よりも大きな内径を有する下円筒部が鉛直方向に延びている要素が請求項1乃至請求項7に限定的に付加された構成である。請求項9は、中蓋の上面で孔の周囲に、孔の内径よりも大きな内径を有する上円筒部が上方に垂直に延び、該上円筒部の上縁が上蓋の下面に当接している要素が請求項1乃至請求項8に限定的に付加された構成である。
請求項10は、円形の上蓋にその外周と同心円をなす水平部が形成され、ハンドミキサーの先端に装着された保護キャップに設けられた爪部を挿入するための爪孔が上蓋に設けられ、且つ上蓋の半径方向での前記爪孔の長さの少なくとも半分が前記水平部を貫通している要素が請求項1乃至請求項9に限定的に付加された構成である。請求項11は、粉砕容器の側壁内面が、底部から上方に行くに従って外側に広がるように傾斜しており、中蓋の周面も前記傾斜に合わせて傾斜している要素が請求項1乃至請求項10に限定的に付加された構成である。
請求項12は、粉砕容器の円形粉砕室の側壁内面が底部から上方に行くに従って外側に広がっている粉砕容器に使用される粉砕装置であって、軸部と粉砕用の4つの羽根を含み、羽根は十字形をなして軸部の端部に取り付けられており、十字形の一方の直線上にそれぞれ反対方向に延びる2つの羽根は、軸部周囲の平面部を残して下降し再び水平に延びており、十字形の他方の直線上にそれぞれ反対方向に延びる2つの羽根は、その一方が他方よりも長く形成され、長い羽根は軸部周囲の平面部を残して上昇し再び水平に延び、さらにその先で斜めに上昇しており、短い羽根は長い羽根と同様に軸部周囲の平面部を残して上昇し再び水平に延び、さらにその先で斜めに下降している構成である。請求項13は、前記十字形の他方の直線上に伸びる長い羽根と短い羽根の双方又は一方に、回転バランスをとるための手段が施されている構成である。
本発明の請求項1は、容器本体と、羽根を回転させるための部材を挿通する孔を有する中蓋及び上蓋を備えており、容器本体の側壁内面に少なくとも3つの突部が形成され、中蓋は前記少なくとも3つの突部で水平に支持されている。したがって、中蓋を装着することによって粉砕室を狭くすることができるので、茶葉等の比較的軽量な被粉砕物でも短時間で細かい粉末にすることができる。また、被粉砕物の量が多く細かな粉末にしない通常の粉砕のときは、中蓋を取り外して粉砕室を広くすることができ、しかも中蓋の着脱が容易であって取り扱いに便利である。請求項2は、その突部が側壁内面の底部から上方に延びる突条である。したがって、粉砕中の茶葉等が突条に当たって内方に寄ってくるので満遍なく粉砕することができる。請求項3は、それらの突条が等間隔に4つ形成されている。したがって、中蓋は4箇所で支持されるので安定的であり、粉砕中の茶葉等が頻繁に突条に当たるので短時間で粉末にすることができる。
請求項4は、中蓋の下面に突部が形成されている。したがって、粉砕中に浮き上がって中蓋の下面に当たった茶葉等は下方に向かうので満遍なく粉砕することができる。請求項5は、その突部が半径方向に延びる突条であり、複数の突条が形成されているので、粉砕中に浮き上がった茶葉等が突条に当たる割合が一段と多くなるので効率的に粉砕できる。請求項6は、それらの突条が3つ形成され、隣合う突条同士のなす角度が120度をなしている。放射状に設けられた突条は粉砕室の中心近くと側壁近くでは隣合う突条の間隔が異なる。したがって、このような場合に突条の数が多いと中心近くでは突条の間隔が狭過ぎてむしろ粉砕の効率が悪くなるが、この構成であると突条の間隔が適当であって効率よく粉砕できる。
請求項7は、容器本体の粉砕室と中蓋が円形をなし、容器本体の側壁内面と中蓋の下面の双方に突部が形成され、それらの突部が当たることにより中蓋の回動が阻止される構成である。このような回動阻止手段が存在しないときは、粉砕中に中蓋が回動して突部を設けた意味が失われ効率よく粉砕できない。容器本体の側壁内面と中蓋の下面の双方に突部を設けることにより、中蓋がいくらか回動しても必ず双方の突部が当たるのですぐに回動を阻止することができる。また、請求項3は側壁内面に突条が等間隔に4つ形成され、請求項6は中蓋の底面に突条が3つ形成され隣合う突条同士のなす角度が120度をなしている。したがって、この容器本体と中蓋を組み合わせたときは、中蓋がどちらの方向にも30度回動したときに必ず双方の突部が当たるので、中蓋の回動を瞬時に阻止できる。仮に双方の突部が4つずつ設けられそれぞれ90度をなしていれば、中蓋が最大で90度回動しなければ双方の突部が当たらない。それと比較して本発明は効果的に中蓋の回動を阻止できる。
請求項8は、中蓋の下面で孔の周囲に孔の内径よりも大きな内径を有する下円筒部が鉛直方向に延びているので、粉砕中に羽根が上下に動いてガタつくことを防止できる。請求項9は、中蓋の上面で孔の周囲に孔の内径よりも大きな内径を有する上円筒部が上方に垂直に延び、上円筒部の上縁が上蓋の下面に当接しているので、粉砕中に中蓋が上方に浮き上がってガタつくことを防止できる。
請求項10は、円形の上蓋にその外周と同心円をなす水平部が形成され、ハンドミキサーの先端に装着された保護キャップに設けられた爪部を挿入するための爪孔が上蓋に設けられ、且つ上蓋の半径方向での前記爪孔の長さの少なくとも半分が前記水平部を貫通している。したがって、爪部を爪孔に挿入したときに、保護キャップが必ず水平部に当接するので、使用中にハンドミキサーが安定するという効果を奏する。請求項11は、粉砕容器の側壁内面が底部から上方に行くに従って外側に広がるように傾斜しており、中蓋の周面も前記傾斜に合わせて傾斜している。したがって、中蓋の周面が側壁内面に密接するので被粉砕物が隙間から飛び出す虞がない。
請求項12は、粉砕容器の円形粉砕室の側壁内面が底部から上方に行くに従って外側に広がっている粉砕容器に使用される粉砕装置であって、軸部と粉砕用の4つの羽根を含み、羽根は十字形をなして軸部の端部に取り付けられており、十字形の一方の直線上にそれぞれ反対方向に延びる2つの羽根は、軸部周囲の平面部を残して下降し再び水平に延びている。したがって、平面部を除いた羽根の他の部分は粉砕室の底を這うように回転するので、底に溜まった茶葉等を効率よく粉砕することができる。また、十字形の他方の直線上にそれぞれ反対方向に延びる2つの羽根は、その一方が他方よりも長く形成され、長い羽根は軸部周囲の平面部を残して上昇し再び水平に延び、さらにその先で斜めに上昇しており、短い羽根は長い羽根と同様に軸部周囲の平面部を残して上昇し再び水平に延び、さらにその先で斜めに下降している。すなわち、端部に行くに従って斜めに上昇する長い羽根は、上方に行くに従って広がる粉砕室に対応して側壁内面近くまで延びるから、粉砕室の全体に亘って粉砕作用をなす。
請求項13は、十字形の他方の直線上に伸びる長い羽根と短い羽根の双方又は一方に、回転バランスをとるための手段が施されている。これは、長い方の羽根と短い方の羽根を1枚の金属板で形成したときに、長い羽根の重量の方が大きくなって羽根の回転バランスが悪くなるので、それを防ぐことができる。
次に本発明を実施するための最良の形態について説明する。図3に示すように本発明に使用されるハンドミキサー1の本体2は細長く形成され、モーターが内蔵されている。本体2の先端から外筒体3が延びており、モーターによって回転する回転軸4が外筒体3の内部を通って外筒体3から突出している。本体2の上部はその両側面から背面にかけて細く絞られた形状に形成され、その部分が把持部5である。把持部5の正面には2つのスイッチ6,7が設けられている。スイッチ6,7を押さない状態ではモーターは回転しない。スイッチ6を押すと回転軸4が低速回転し、スイッチ7を押すと回転軸が高速回転するように構成されている。なお、図示しないが本体2の背面の上端からは電気コードが延びて100Vの交流電気を使用することができる。
外筒体3はパイプ状の金属で形成されており、その端部に金属で形成された円形傘状の保護キャップ8が設けられている。保護キャップ8の外周付近の下面には下向きの爪部9が3つ設けられている。これらの爪部9はすべて同形で等間隔に設けられているので、保護キャップ8の中心から各爪部に引いた各半径線のなす角度はすべて120度である。爪部9は保護キャップ8に溶接で固着されるものでもよく、他の固着方法でもよく、あるいは一体に形成してもよい。
粉砕容器48は、容器本体10と中蓋11と上蓋12とから成る。また、図1に示すように容器本体10は外部材13と内部材14を重ね合わせて結合装置で結合した二重構造である。この結合装置について説明すると、符号15は内部材14の底面に設けられた係合突起であって2つ存在する。係合突起15は円柱形をなし、端部にフランジ16が形成されている。符号17は外部材13の底に形成された凹部であって係合突起15に合わせて2つ存在し、これらの凹部に係合孔18が設けられている。係合孔18は、係合突起15の円柱部分よりやや幅の広い細長孔部と、フランジ16を挿入できる大きさの丸孔部とが連通した形状であって、容器本体10と同心円の方向にやや長めに延びている。外部材13と内部材14を結合するときは、係合突起15のフランジ16を係合孔18の丸孔部に挿通した後、内部材14を外部材13に対して回転させ、係合突起15の円柱部を係合孔18の細長孔部に移動させる。これにより、フランジ16が細長孔部よりも外側に張り出すから外部材13と内部材14は結合される。
図4に示すように容器本体の内部材14の中央に支軸19が装着されている。この支軸19は粉砕装置47を支持するためのものであるが、粉砕装置をハンドミキサーの回転軸4に固着して使用するものであるときは、支軸19は存在しなくてもよい。支軸19の下部には六角形の係合基部20が一体に設けられており、図1に示すように粉砕装置47の下端に設けた六角形の係合凹部21に係合基部20を係合させることにより粉砕装置47と支軸19が一体的に回転し、粉砕装置47の回転を安定させることができる。
内部材14の側壁内面は底部から上方に行くに従って外側に広がるように傾斜しており、側壁内面の底部から中ほどの高さよりやや低い位置にかけて4つの突条22が等間隔に設けられている。これらの突条22の上面部23は平面状に形成され、各上面部23を面一で結ぶ幅の狭い載置部24が形成されている。中蓋11は突条の上面部23で支持するが、この載置部24は中蓋11を安定的に支持するためのものであって存在しなくてもよい。
図5は中蓋11を下側から見た図であるが、図に示すように中央に孔25が設けられ、その周囲に孔25の内径よりも大きな内径の下円筒部26が一体に設けられている。この下円筒部26は、図1に示すように粉砕装置47の羽根の中心付近の平面部42,43近くまで延びており、回転中に羽根が浮き上がることを防止する。また、下円筒部26を中心として3本の突条28が外周付近まで互いに120度の角度をなして放射状に延びている。これらの突条28の断面は三角形をなしているが、これは突条28が内部材の突条の上面部23に載ったままの状態になることを防止するためである。さらに、中蓋11の上面で孔25の周囲にはその孔25の内径よりも大きな内径の上円筒部27が一体に設けられている。この上円筒部27は、図1に示すように上蓋12の下面に当接して、使用中に中蓋11が浮き上がることを防止する。また、上円筒部27を摘んで中蓋11を着脱することができる。中蓋の外周面29は前述した内部材14の側壁内面と同様に上方に行くに従って広がるように傾斜しており、互いに密接するように形成されている。
中蓋11は、茶葉等を短時間で細かい粉末状にするときに用いるものである。容器本体の内部材14の中に中蓋11を入れて狭い粉砕空間を画定し粉砕室30とする。この際、突条28が内部材の突条の上面部23に載ることはなく、突条28は突条22と突条22の間に位置する。突条28は互いに120度の角度で放射状に延び、内部材の突条の上面部23は等間隔に4つ存在しているから、中蓋11は最大限30度回動すればいずれかの突条28が必ず内部材の突条22に当たるので、それ以上の回転を阻止できる。なお、中蓋11を用いて狭い粉砕室とせずに、広い粉砕室で粉砕しようとするときは中蓋11を取り外して粉砕容器48を使用する。
図6に示すように、上蓋12には中央に孔31とその周りに3つの爪孔32が穿設されている。また、図1に示すように上蓋12には凹所33が形成され、凹所33の周辺付近に上蓋12と同心円の水平部34が形成されており、前述した爪孔32の一部はこの水平部34を貫通している。この構成により、使用時において保護キャップ8の周囲底面が水平部34に全面的に当接するので、ハンドミキサーを安定させることができる。
図7乃至図9は、本発明の粉砕容器48に使用することができる粉砕装置である。図7に示すように、粉砕装置47は軸部35の下端付近に金属で一体に形成された羽根36,37,38,39が十字形に取り付けられた構成である。十字形の一方の直線上に反対方向に延びる羽根36,37は、軸部35周辺の平面部40,41を残して斜めに下降し、その先で再び水平に延びている。したがって、これらの羽根36,37は粉砕室30の底に接近して回転する。
十字形の他方の直線上に反対方向に延びる羽根38,39は、一方の羽根38が他方の羽根39よりも長く形成されている。長い方の羽根38は、軸部周囲の平面部42を残して斜めに上昇し再び水平に延び、さらにその先で再び斜めに上昇している。そして、途中の水平な部分に孔部44が穿設されている。これは、長い方の羽根38は当然のことながら短い羽根39よりも重量が大きいから、孔部44を設けずに回転すると回転バランスが悪くなり円滑な回転が得られない。そこで、孔部44を穿設することによって重量の差をなくして回転バランスを良くしようとするものである。重量の差をなくすためには長い羽根38に孔部を設けることに限定されることはなく、例えば羽根の先端に切欠を設けてもよい。あるいは、短い羽根39に錘をつけてもよい。
短い方の羽根39は、軸部周囲の平面部43を残して斜めに上昇し再び水平に延び、さらにその先で斜めに下降している。この短い羽根39に対してもう一方の羽根38を長くした理由は、粉砕室30は上方に行くに従って広く形成されているから、短い羽根39の先端よりも上方に位置する長い羽根38の先端をさらに延ばして粉砕室30の側壁内面に近づけ、粉砕の効率化を図るためである。
軸部35は筒状の金属で形成され、上端に回転軸4と連結するための切込み45が設けられている。また、軸部35の下端で羽根の下側に円錐台の台部46が設けられており、その内側に前述した係合凹部21が設けられている。
次に粉砕容器48と粉砕装置47の使用方法について説明する。使用するときは、まず容器本体の支軸19を粉砕装置の軸部35の下端から挿し込む。次いで被粉砕物を粉砕室30に入れてから中蓋11を取り付け、さらに上蓋12を取り付ける。上蓋12は容器本体10から容易に外れないように螺合あるいはそれに代わる方法で結合する。軸部35の上部が上蓋の孔31から突出するので、ハンドミキサーの回転軸4を軸部35の上端から挿入しながら各爪部9を各爪孔32に挿入する。これで粉砕の準備が整ったのでいずれかのスイッチ6,7を押して作業を開始する。スイッチ6,7を切れば粉砕が終了するのでハンドミキサー1を抜き取り、上蓋12、中蓋11および粉砕装置47を外して被粉砕物を取り出す。
本発明の粉砕容器の使用状態を示す断面図 本発明の粉砕容器の使用状態を示す側面図 ハンドミキサーの正面図 容器本体の斜視図 下から見た中蓋の斜視図 上蓋の平面図 粉砕装置の斜視図 粉砕装置の正面図 粉砕装置の側面図
符号の説明
1 ハンドミキサー
2 本体
3 外筒体
4 回転軸
5 把持部
6 スイッチ
7 スイッチ
8 保護キャップ
9 爪部
10 容器本体
11 中蓋
12 上蓋
13 外部材
14 内部材
15 係合突起
16 フランジ
17 凹部
18 係合孔
19 支軸
20 係合基部
21 係合凹部
22 突条
23 上面部
24 載置部
25 孔
26 下筒部
27 上筒部
28 突条
29 外周面
30 粉砕室
31 孔
32 爪孔
33 凹所
34 水平部
35 軸部
36 羽根
37 羽根
38 羽根
39 羽根
40 平面部
41 平面部
42 平面部
43 平面部
44 孔部
45 切込み
46 台部
47 粉砕装置
48 粉砕容器

Claims (13)

  1. ハンドミキサーの粉砕装置の羽根を回転して被粉砕物を粉砕するときに使用する粉砕容器であって、容器本体と、羽根を回転させるための部材を挿通する孔を有する中蓋及び上蓋を備えており、容器本体の側壁内面に少なくとも3つの突部が形成され、中蓋は前記少なくとも3つの突部で水平に支持されることを特徴とする粉砕容器
  2. 突部は側壁内面の底部から上方に延びる突条である請求項1記載の粉砕容器
  3. 突条が等間隔に4つ形成されている請求項1又は請求項2記載の粉砕容器
  4. 中蓋の下面に突部が形成されている請求項1乃至請求項3記載の粉砕容器
  5. 突部は半径方向に延びる突条であり、複数の突条が形成されている請求項4記載の粉砕容器
  6. 突条が3つ形成され、隣合う突条同士のなす角度が120度である請求項5記載の粉砕容器
  7. 容器本体の粉砕室と中蓋が円形をなし、容器本体の側壁内面と中蓋の下面の双方に突部が形成され、それらの突部が当たることにより中蓋の回動が阻止される請求項1乃至請求項6記載の粉砕容器
  8. 中蓋の下面で孔の周囲に、孔の内径よりも大きな内径を有する下円筒部が鉛直方向に延びている請求項1乃至請求項7記載の粉砕容器
  9. 中蓋の上面で孔の周囲に、孔の内径よりも大きな内径を有する上円筒部が上方に垂直に延び、該上円筒部の上縁が上蓋の下面に当接している請求項1乃至請求項8記載の粉砕容器
  10. 円形の上蓋にその外周と同心円をなす水平部が形成され、ハンドミキサーの先端に装着された保護キャップに設けられた爪部を挿入するための爪孔が上蓋に設けられ、且つ上蓋の半径方向での前記爪孔の長さの少なくとも半分が前記水平部を貫通している請求項1乃至請求項9記載の粉砕容器
  11. 粉砕容器の側壁内面が、底部から上方に行くに従って外側に広がるように傾斜しており、中蓋の周面も前記傾斜に合わせて傾斜している請求項1乃至請求項10記載の粉砕容器
  12. 粉砕容器の円形粉砕室の側壁内面が底部から上方に行くに従って外側に広がっている粉砕容器に使用される粉砕装置であって、軸部と粉砕用の4つの羽根を含み、羽根は十字形をなして軸部の端部に取り付けられており、十字形の一方の直線上にそれぞれ反対方向に延びる2つの羽根は、軸部周囲の平面部を残して下降し再び水平に延びており、十字形の他方の直線上にそれぞれ反対方向に延びる2つの羽根は、その一方が他方よりも長く形成され、長い羽根は軸部周囲の平面部を残して上昇し再び水平に延び、さらにその先で斜めに上昇しており、短い羽根は長い羽根と同様に軸部周囲の平面部を残して上昇し再び水平に延び、さらにその先で斜めに下降していることを特徴とするハンドミキサー用粉砕装置
  13. 前記十字形の他方の直線上に伸びる長い羽根と短い羽根の双方又は一方に、回転バランスをとるための手段が施されている請求項12記載の粉砕装置
JP2003296095A 2003-08-20 2003-08-20 ハンドミキサー用粉砕容器及び粉砕装置 Expired - Fee Related JP4072481B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003296095A JP4072481B2 (ja) 2003-08-20 2003-08-20 ハンドミキサー用粉砕容器及び粉砕装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003296095A JP4072481B2 (ja) 2003-08-20 2003-08-20 ハンドミキサー用粉砕容器及び粉砕装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005058645A true JP2005058645A (ja) 2005-03-10
JP4072481B2 JP4072481B2 (ja) 2008-04-09

Family

ID=34372114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003296095A Expired - Fee Related JP4072481B2 (ja) 2003-08-20 2003-08-20 ハンドミキサー用粉砕容器及び粉砕装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4072481B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2469639A (en) * 2009-04-21 2010-10-27 Kenwood Ltd Wand attachments for hand-held electric blenders
CN102512091A (zh) * 2011-12-28 2012-06-27 广东小熊电器有限公司 一种家用和面机
KR101504688B1 (ko) * 2013-09-12 2015-03-30 주식회사 하우스일렉 핸드믹서기용 분쇄통의 분쇄날
JP2021523786A (ja) * 2018-05-15 2021-09-09 デロンギ・ブラウン・ハウスホールド・ゲーエムベーハー 食品を加工するための家庭用機器及びそのためのスプラッシュガード

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101476975B1 (ko) * 2013-09-12 2014-12-29 주식회사 부원생활가전 핸드믹서기의 결합구조

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2469639A (en) * 2009-04-21 2010-10-27 Kenwood Ltd Wand attachments for hand-held electric blenders
US9113752B2 (en) 2009-04-21 2015-08-25 Kenwood Limited Wand attachments for hand-held electric blenders
GB2469639B (en) * 2009-04-21 2016-11-02 Kenwood Ltd Wand attachments for hand-held electric blenders
CN102512091A (zh) * 2011-12-28 2012-06-27 广东小熊电器有限公司 一种家用和面机
KR101504688B1 (ko) * 2013-09-12 2015-03-30 주식회사 하우스일렉 핸드믹서기용 분쇄통의 분쇄날
JP2021523786A (ja) * 2018-05-15 2021-09-09 デロンギ・ブラウン・ハウスホールド・ゲーエムベーハー 食品を加工するための家庭用機器及びそのためのスプラッシュガード
JP7209741B2 (ja) 2018-05-15 2023-01-20 デロンギ・ブラウン・ハウスホールド・ゲーエムベーハー 食品を加工するための家庭用機器及びそのためのスプラッシュガード
US11963638B2 (en) 2018-05-15 2024-04-23 De'longhi Braun Household Gmbh Domestic appliance for processing foods and splash guard therefor

Also Published As

Publication number Publication date
JP4072481B2 (ja) 2008-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3298936A1 (en) Group of stirring cutters
RU2577360C2 (ru) Способ гранулирования или агломерации и инструмент для него
JP2005058645A (ja) ハンドミキサー用粉砕容器及び粉砕装置
KR20230058024A (ko) 음식물 처리 장치
JP4439442B2 (ja) 粉砕器具及びこれを備えた粉砕装置
CN108991951A (zh) 粉碎刀及食物处理机
CN202341802U (zh) 一种带扰流筋条的物料杯
US20150034748A1 (en) Zippy Shaker
CN104390402B (zh) 一种冰箱碎冰装置及冰箱
CN207492675U (zh) 粉碎刀及食物处理机
KR101924550B1 (ko) 동일 구동축 상에서 상호 반대방향으로 회전되면서 발생되는 회전마찰력을 이용한 가정용 곡물 분쇄장치 및 곡물 분쇄방법
JP2003259994A (ja) 調理器
KR200245637Y1 (ko) 믹서기의 칼날
CN1179697C (zh) 电动粉碎机
KR101668853B1 (ko) 요동형 믹서기
JP2005052512A (ja) ハンドミキサーにおける粉砕装置
JP2005052513A (ja) ハンドミキサーのスタンド
JP6228748B2 (ja) 攪拌装置
JP5897152B2 (ja) 卓上電動撹拌具
US10820754B2 (en) Blender and pushing unit thereof
CN205868048U (zh) 一种用于牛奶搅拌器的搅拌杆结构
JP6105894B2 (ja) 土台締結用ナット
CN206008888U (zh) 一种辣椒粉碎筛选机
CN220310584U (zh) 改进研磨破碎机
KR20130059517A (ko) 핸드믹서기의 칼날 보호커버

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060815

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070918

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4072481

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120125

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees