JP2005058605A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 停止操作手段を1回操作することにより現在変動表示中の複数の識別情報を停止させるものでは、該操作された以降の識別情報の変動表示の開始から表示結果の導出までの変動期間を短縮させるものではないため、遊技者は変動表示の時間効率を上げるためには、複数の識別情報が変動表示される毎に、停止操作手段を操作しなければならないという問題があった。
【解決手段】 変動期間短縮操作が行なわれた旨の判定がなされたことに基づき、操作された以降の変動表示装置における識別情報の変動表示の開始から表示結果の導出までの変動期間を短縮させる変動期間短縮状態に移行させる変動期間短縮状態移行手段84により、変動期間短縮状態に移行されていることに基づき、変動期間を短縮させて識別情報の表示結果を導出表示させる。
【選択図】 図2
【解決手段】 変動期間短縮操作が行なわれた旨の判定がなされたことに基づき、操作された以降の変動表示装置における識別情報の変動表示の開始から表示結果の導出までの変動期間を短縮させる変動期間短縮状態に移行させる変動期間短縮状態移行手段84により、変動期間短縮状態に移行されていることに基づき、変動期間を短縮させて識別情報の表示結果を導出表示させる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、パチンコ遊技機やコイン遊技機などで代表される弾球遊技機に関する。詳しくは、遊技球を遊技領域に打込むことにより遊技が行なわれ、該遊技球が始動領域に進入したことを条件として、変動表示装置の識別情報を変動表示し、該変動表示装置の表示結果が特定の表示態様となったときに、遊技者に有利な特定遊技状態になる弾球遊技機に関する。
この種の弾球遊技機として従来から一般的に知られているものに、遊技者により停止操作手段が操作された場合、停止信号発生手段が変動停止信号を発生し、図柄制御手段はその変動停止信号を受けて、変動表示中の複数の識別情報を同時に変動停止させることにより、遊技者が識別情報の変動を停止させたいときに直ぐに変動停止でき、停止した識別情報の組合せ結果が直ぐに分かり、遊技者は苛立つことがなく、遊技性や興趣を高揚させることができるというものであった。
特開2002−159689号公報
しかしながら、従来の弾球遊技機においては、停止操作手段を1回操作することにより現在変動表示中の複数の識別情報を停止させることにより、その停止した識別情報の組合せ結果がすぐに分かるというものであるが、該操作された以降の識別情報の変動表示の開始から表示結果の導出までの変動期間を短縮させるものではないため、遊技者は変動表示の時間効率を上げるためには、複数の識別情報が変動表示される毎に、停止操作手段を操作しなければならず、遊技者の負担が大きくなり、遊技に対する集中力にも欠けるという問題があった。
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、図柄の変動表示の開始から表示結果の導出までの変動期間を短縮させて時間効率の向上を実現しつつ、遊技者の負担が小さく、遊技者の遊技に対する集中力を維持することができる弾球遊技機を提供することである。
(1) 遊技球を遊技領域(遊技領域7)に打込むことにより遊技が行なわれ、該遊技球が始動領域(たとえば、始動口14など)に進入したことを条件として、変動表示装置(変動表示装置8)の識別情報を変動表示し、該変動表示装置の表示結果が特定の表示態様(たとえば、「777」のゾロ目の大当り図柄など)となったときに、遊技者に有利な特定遊技状態(たとえば、大当りなど)になる弾球遊技機(たとえば、パチンコ遊技機1など)において、前記始動領域に遊技球が進入するごと(たとえば、図4のS11でYESの場合など)に、識別情報の変動表示に関する情報を抽選する抽選手段(たとえば、判定手段23、図4のS16、S18、S20、S22、S24など)と、該抽選手段により抽選された前記変動表示に関する情報に基づき、前記変動表示装置における識別情報を変動表示させた後、表示結果を導出表示させる制御を行なう変動表示制御手段(たとえば、表示制御手段40、変動表示制御手段61など)と、識別情報の変動表示の開始から表示結果の導出までの変動期間を短縮させるための遊技者の変動期間短縮操作が行なわれたことを判定する変動期間短縮操作判定手段(たとえば、変動期間短縮操作判定手段81、図5のS31、S41など)と、該変動期間短縮操作判定手段による前記変動期間短縮操作が行なわれた旨の判定(たとえば、図5のS31でYESと判断したときなど)がなされたことに基づき、該操作された以降の前記変動表示装置における識別情報の変動表示の開始から表示結果の導出までの変動期間を短縮させる変動期間短縮状態(たとえば、図5のS31でYESと判断され、S32で変動期間短縮フラグをONにし、以降図6のS41でYESと判断されるなど)に移行させる変動期間短縮状態移行手段(たとえば、変動期間短縮状態移行手段84など)と、前記変動期間短縮状態を終了させる条件が成立したこと(図5のS36でYESの場合、S38でYESの場合など)に基づき、該変動期間短縮状態から前記変動期間を短縮させない変動期間通常状態に移行させる変動期間通常状態移行手段(たとえば、変動期間通常状態移行手段86、図5のS37など)と、を備え、前記変動表示制御手段は、前記変動期間短縮状態移行手段により前記変動期間短縮状態に移行されている(たとえば、図6のS41でYESの場合)ことに基づき、前記変動期間を短縮させて識別情報の表示結果を導出表示させる(たとえば、図6のS43、S46、S49で即停止コマンドセット、S48でリーチスタートコマンドをセットし、図8のS73、またはS76を経て、図9のS82で表示結果を導出表示など)とともに、前記変動期間通常状態移行手段により前記変動期間通常状態に移行されている(たとえば、S41でNOの場合)ことに基づき、前記変動期間を短縮させずに識別情報の表示結果を導出表示させる制御を行なう。
上記によれば、変動期間短縮状態移行手段により変動期間短縮操作判定手段による前記変動期間短縮操作が行なわれた旨の判定がなされたことに基づいて、該操作された以降の変動表示装置における識別情報の変動表示の開始から表示結果の導出までの変動期間を短縮させる変動期間短縮状態に移行するので、識別情報の変動表示が行なわれる毎に変動期間短縮操作を行なう必要がなく、遊技者を遊技に集中させることができる。
(2) 前記変動期間短縮状態移行手段により移行された前記変動期間短縮状態から前記変動期間通常状態に移行させるための遊技者の移行操作が行なわれたことを判定する変動期間通常状態復帰操作判定手段(たとえば、変動期間通常状態復帰操作判定手段83、図5のS36など)をさらに備え、前記変動期間通常状態移行手段は、前記変動期間通常状態復帰操作判定手段による前記移行操作が行なわれた旨の判定がなされたことに基づき、該変動期間短縮状態から前記変動期間通常状態に移行させる(たとえば、図5のS37など)。
上記によれば、遊技者の意思により変動期間通常状態に移行させたいときに遊技者の変動状態移行操作を行なうことにより迅速に変動期間通常状態に移行することができるので、遊技者の欲求に迅速に対応でき、遊技者の遊技に対する興味を高めることができる。また、たとえば、変動表示装置の変動表示結果が表示され、その後予め定められた期間変動表示されないときに、変動期間短縮状態から変動期間通常状態に移行させるなど、機械的に変動期間通常状態に移行させることにするには、変動期間通常状態により遊技を行ないたい遊技者はその変動期間通常状態に移行されるまでの期間待つ必要があり、この変動期間通常状態に移行されるまでの期間のパチンコ遊技機の稼動率が低下するが、そのような弊害も防止することができる。
(3) 遊技領域に打込まれた遊技球が前記始動領域に進入したか否かを検出する始動検出手段(たとえば、始動口スイッチ14a、図4のS11など)と、該始動検出手段が遊技球の進入を検出したことに基づき、前記変動表示制御手段により識別情報の変動表示を開始する条件が成立したか否かを判定する開始条件判定手段(たとえば、CPU70など)と、該開始条件判定手段により変動表示を開始する条件が成立していない旨の判定がなされたときに、前記識別情報を変動表示することを保留し、当該変動表示を保留情報として上限個数まで記憶する保留情報記憶手段(たとえば、保留情報記憶手段97など)と、を備え、前記変動期間短縮状態移行手段は、前記変動期間短縮操作判定手段よる前記変動期間短縮操作が行なわれた旨の判定がなされた時点で前記保留情報記憶手段に記憶されている保留情報に対し、前記変動表示装置における識別情報の変動表示の開始から表示結果の導出までの変動期間を短縮させる変動期間短縮状態に移行させ、前記変動期間通常状態移行手段は、前記変動期間短縮操作が行なわれた旨の判定がなされた時点で前記保留情報記憶手段に記憶されている保留情報に基づく変動表示が終了したことを条件に前記変動期間短縮状態から前記変動状態通常状態に移行させる。
上記によれば、変動期間短縮操作判定手段より変動期間短縮操作が行なわれた旨の判定がなされた時点で保留情報記憶手段に記憶されている保留情報に対し、変動表示装置における識別情報の変動表示の開始から表示結果の導出までの変動期間を短縮させるので、識別情報の変動表示が行なわれる毎に変動期間短縮操作を行なう必要がなく、遊技に集中させることができる。
(4) 変動表示態様の表示結果が未だ導出されない段階であって、既に導出表示されている識別情報が特定遊技状態の組み合わせとなる条件を満たしているリーチ表示態様に要するリーチ変動期間を短縮させるための遊技者のリーチ変動期間短縮操作(たとえば、変動期間短縮状態(変動期間短縮フラグがON)のときに、遊技者が操作スイッチ90aを1回押すなど)が行なわれたことを判定するリーチ変動期間短縮操作判定手段(たとえば、リーチ変動期間短縮操作判定手段82など)をさらに備え、前記変動表示制御手段は、前記リーチ変動期間短縮操作判定手段による前記リーチ変動期間短縮操作が行なわれた旨の判定がなされたことに基づき(たとえば、図5のS34でYESと判断された場合など)には、前記リーチ変動期間を短縮させて前記識別情報の表示結果を導出表示させる制御(たとえば、図6のS43で即停止コマンドをセットし、図8のS76を経て、図9のS82で表示結果を導出など)を行なう。
上記によれば、遊技者の遊技に対する時間的余裕がない場合など、遊技者の意思により時間効率を優先させたい場合に、遊技者がリーチ変動期間短縮操作を行なうことにより、直ぐに変動停止でき、時間効率を優先させたいという遊技者の欲求をも満足させることができる。
(5) 前記変動期間通常状態移行手段は、前記変動表示装置の識別情報における表示結果が導出表示された後、該識別情報の次の変動表示が行われず予め定められた期間が経過したことに基づき、前記変動期間短縮状態から前記変動期間通常状態に移行させる(たとえば、図5のS38でYESと判断し、S37で変動期間短縮フラグOFF)。
上記によれば、変動表示装置の識別情報における表示結果が導出表示された後、該識別情報の次の変動表示が行われず予め定められた期間が経過したことに基づいて、変動期間短縮状態から変動期間通常状態に移行するので、変動期間短縮状態で遊技を行なっていた遊技者の後に遊技を行なう別の遊技者が変動期間短縮状態で遊技を行なうことを希望しない遊技者であっても、その別の遊技者に変動期間短縮状態により遊技が行なわれることによる不快感を与えることがなく、通常の遊技状態(変動期間通常状態)により遊技を行なわせることができる。
(6) 前記変動期間短縮状態移行手段により前記変動期間短縮状態に移行されたときに、前記変動期間短縮状態に移行された旨を示す情報を外部に出力する出力手段(たとえば、出力手段98、図6のS41aなど)をさらに備える。
上記によれば、変動期間短縮状態移行手段により前記変動期間短縮状態に移行されたときに、前記変動期間短縮状態に移行された旨を示す情報を外部に出力するので、出力された情報を外部のホール用管理コンピュータ99などで収集でき、ホール用管理コンピュータ99は、大当りが発生した旨を示す大当り信号と、始動口14への遊技球の入賞に伴う有効始動入賞の信号とを遊技関連情報として受信して、ある大当り発生から次の大当りの発生までの有効始動入賞の回数である大当り間有効始動入賞回数を集計し、前述した変動期間短縮状態においても、これらの遊技関連情報を利用して、始動口14まわりの釘調整等ための正確な判断を行なうことができるデータを遊技場側に提供可能となる。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態においては、弾球遊技機の一例として第一種パチンコ遊技機を示すが、本発明はこれに限らず、たとえばコイン遊技機などであってもよい。
図1は、本発明に係る弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機1の正面図である。
パチンコ遊技機1は、額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。このガラス扉枠2の後方には、遊技盤6が着脱自在に取付けられている。また、ガラス扉枠2の下部表面には打玉供給皿3がある。打玉供給皿3の下部には、打玉供給皿3から溢れた玉を貯留する余剰玉受皿4と、遊技者が遊技球を操作するための操作ノブ5とが設けられている。遊技領域7の中央には、各々が識別可能な複数種類の識別情報の一例となる特別図柄を変動表示させる変動表示装置8が設けられている。変動表示装置8の下方には、始動口(始動入賞口)14と可動部材が構成された始動入賞球装置15と、開閉板20の傾動により遊技球の入賞可能な開成状態となる可変入賞球装置19とが設けられている。
パチンコ遊技機1は、額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。このガラス扉枠2の後方には、遊技盤6が着脱自在に取付けられている。また、ガラス扉枠2の下部表面には打玉供給皿3がある。打玉供給皿3の下部には、打玉供給皿3から溢れた玉を貯留する余剰玉受皿4と、遊技者が遊技球を操作するための操作ノブ5とが設けられている。遊技領域7の中央には、各々が識別可能な複数種類の識別情報の一例となる特別図柄を変動表示させる変動表示装置8が設けられている。変動表示装置8の下方には、始動口(始動入賞口)14と可動部材が構成された始動入賞球装置15と、開閉板20の傾動により遊技球の入賞可能な開成状態となる可変入賞球装置19とが設けられている。
変動表示装置8には、液晶表示器よりなる特別図柄表示部9、普通図柄表示器10および通過記憶表示器13が設けられている。また、普通図柄表示器10は、当り図柄である○印を点灯表示可能な当り表示器10aと、はずれ図柄である×印を点灯表示可能なはずれ表示器10bとを含む。当り表示器10aおよびはずれ表示器10bは、LED(発光ダイオード)により点灯表示されるように構成されており、所定距離を隔てて左右に並んで設けられている。このような普通図柄表示器10では、当り表示器10aおよびはずれ表示器10bを交互に点灯するよう点滅させる(交互点灯であるため、各表示器では、所定周期で点滅していることとなる)ことにより普通図柄としての○印と×印とを所定時間間隔で変動表示(更新表示,可変表示ともいう)する。
変動表示装置8の下部の通過ゲート11に進入した遊技球がゲートスイッチ11aにより検出されると、特別図柄表示部9内上部に停止表示されている普通図柄表示器10が変動開始する。そして、その表示結果が当り表示器10aの当り図柄である○印となった場合には、ソレノイド16が励磁されることによって始動入賞球装置15の可動部材が所定時間開成し、遊技球を始動入賞球装置15に入賞させやすい状態となる。普通図柄表示器10の変動表示中に遊技球が通過ゲート11を通過した場合には、その通過が記憶手段(図示略)に記憶され、この通過記憶の上限はたとえば「4」に定められており、現時点での通過記憶数は特別図柄表示部9内上部に表示される通過記憶表示13により表示される。通過記憶表示は、通過が記憶される毎に、その点灯表示を1つ追加して点灯する。そして、普通図柄表示部10において普通図柄の変動表示が開始される毎に、点灯表示を1つ消灯させる。
なお、普通図柄表示器10により変動表示される普通図柄は、数字、文字、図形、模様、キャラクタ等の普通図柄であれば、どのような普通図柄であってもよく、数字のみ、文字のみ、図形のみ、模様のみ、キャラクタのみ、または、これらを適宜組合せたもの等であってもよい。
遊技領域7の左右周辺には、遊技中に点灯表示される装飾ランプ29が設けられている。また、打込まれた遊技球がいずれの始動口14、24や可変入賞球装置19にも入賞しなかったときにアウト玉として回収するアウト口26が設けられている。また、遊技領域7の外側の左右上部には、効果音を発する2つのスピーカ75が設けられている。また、遊技領域7の外周には、遊技効果LED(遊技効果ランプ)28a,28b,28cが設けられている。
始動口14に入賞(以下、「始動入賞」ともいう)した始動入賞球は、遊技盤6に設けられた始動口スイッチ14aにより検出される。始動入賞球が始動口スイッチ14aで検出されると5個の賞球が払出されるとともに、始動記憶表示部18に表示されている記憶数が上限に達していなければ、後述する所定の乱数値(大当り決定用、リーチ決定用、変動パターン決定用、図柄決定用の各乱数値)が抽出される。
特別図柄表示部9の変動表示を開始させることができる状態であれば、特別図柄表示部9において特別図柄(「識別情報」ともいう)が変動表示を開始させる。なお、特別図柄表示部9が変動表示している最中にさらに遊技球が始動口14に入賞し、始動口スイッチ14aで検出されたときは、特別図柄表示部9の変動表示を開始させることができない状態であるので、「4」を記憶数の上限として始動入賞があった旨が記憶手段(図示略)に記憶されて、その記憶数が始動記憶表示部(図示略)において点灯数により表示される。そして、変動表示装置8が可変開始される毎に、点灯している数を1つ減らす。変動表示装置8の特別図柄表示部9には、左変動表示部、中変動表示部および右変動表示部の3つの変動表示部が設けられている。なお、本実施の形態では記憶数の上限値を「4」としたが、記憶数の上限値を「5」以上にしてもよい。
遊技球が始動口14に入賞(始動入賞)したことを条件として、3つの変動表示部において特別図柄の変動表示が開始される。変動表示(更新表示ともいう)は、各変動表示部において上から下へ特別図柄をスクロールさせることによって行なわれる。所定時間が経過すると、まず、左変動表示部の特別図柄が停止表示される。さらに所定時間が経過すると、次に、右変動表示部の特別図柄が停止表示される。さらに所定時間が経過すると、最後に中変動表示部の特別図柄が停止表示される。この実施の形態では、各変動表示部において表示される特別図柄は、0〜9の10種類の数字である。
3つの変動表示部の表示結果が予め定められた特定の特別図柄の組合せ(たとえば、「333」等のゾロ目。以下大当り図柄ともいう。)となると、「大当り」が発生し、遊技状態が特定遊技状態(大当たり状態)に移行する。特定遊技状態では、可変入賞球装置19の開閉板20が開成して大入賞口が開口する。これにより、遊技球を大入賞口に入賞させることが可能な遊技者にとって有利な第1の状態に制御される。開閉板20はソレノイド21によって駆動される。
可変入賞球装置19の第1の状態は、大入賞口に進入した遊技球の数が所定個数(たとえば10個)に達したとき、または所定期間(たとえば30秒間)経過したときのうちのいずれか早い方の条件が成立したときに一旦終了して開閉板20が閉成する。これにより、可変入賞球装置19は、遊技球を入賞させることが不可能な遊技者にとって不利な第2の状態に制御される。そして、可変入賞球装置19が第1の状態となっている期間中に進入した遊技球が特定入賞領域に特定入賞し、Vカウントスイッチ(図示略)により検出されたことを条件として、その回における可変入賞球装置19の第1の状態が終了して第2の状態となった後、再度開閉板20が開成されて、可変入賞球装置19を第1の状態にする繰返し継続制御が実行される。この繰返し継続制御の実行上限回数は、たとえば16回と定められている。繰返し継続制御において、可変入賞球装置19が第1の状態にされている状態はラウンドと呼ばれる。繰返し継続制御の実行上限回数が16回のときには、第1ラウンドから第16ラウンドまでの16ラウンド分、可変入賞球装置19が第1の状態にされ得る。3つの変動表示部の表示結果が大当り図柄でもない場合は、「はずれ」となり、遊技状態は変化せずに通常遊技状態のままとなる。また、各変動表示部の変動表示中においては、リーチ(「リーチ状態」ともいう)が発生する場合がある。
ここで、リーチとは、複数の表示領域(変動表示領域、変動表示部)における一部の表示領域において表示結果がまだ導出表示されていない段階で、既に導出表示されている表示領域の表示結果が特定表示結果の組み合わせ(大当り図柄の組合せ)となる条件を満たしている表示状態をいう。また、リーチとして定義されるもののうちには、複数の表示領域のすべてで特定表示結果の組み合わせを保持した状態で変動表示を行なっている所謂全回転リーチも含まれる。また、リーチの中には、それが出現すると、通常のリーチに比べて、大当りが発生しやすいように設定されたものがある。このような特別(特定)のリーチをスーパーリーチという。
操作スイッチ90aは、遊技者が変動表示装置8の特別図柄の変動期間、リーチ変動期間を短縮させるために操作するものである。具体的には、遊技者が操作スイッチ90aを操作する(1回押す)ことにより、変動表示装置8の特別図柄の変動表示の開始から表示結果の導出までの変動期間を短縮させる変動期間短縮状態に移行し、この変動期間短縮状態でさらに遊技者が操作スイッチ90aを操作する(1回押す)ことにより、発生されたリーチ変動中(リーチ発生中)にリーチ表示態様に要するリーチ変動期間を短縮させるリーチ変動期間短縮状態に移行する。
復帰スイッチ93aは、遊技者により操作スイッチ90aが操作され、変動期間短縮状態にあるときに、変動期間短縮状態から変動期間を短縮させない変動期間通常状態に復帰させるために遊技者が操作するものである。具体的には、遊技者が復帰スイッチ93aを操作する(1回押す)ことにより、変動期間通常状態となる。
図2は、パチンコ遊技機1に用いられている制御回路の機能を示す機能ブロック図である。パチンコ遊技機1には、パチンコ遊技機1の遊技制御を行なうための遊技制御手段21と、変動表示装置8等を制御するための表示制御手段40などが設けられている。遊技制御手段21は、CPU70、ROM、RAM、I/Oポートを有する遊技制御マイクロコンピュータで構成されている。表示制御手段40は、表示制御用CPU56、表示制御用ROM65、表示制御用RAM62、表示制御用I/Oポート(図示略)を有する表示制御マイクロコンピュータで構成されている。
遊技制御手段21には、数値データ更新手段25、数値データ抽出手段89、判定手段23、特定遊技状態制御手段27、変動期間短縮手段80、保留情報記憶手段97、そして出力手段98が備えられている。
数値データ更新手段25は、大当り決定用、リーチ決定用、変動パターン決定用、図柄決定用の各数値データ(乱数)の更新手段からなる。大当り決定用の数値データ(乱数)の更新手段は大当りを発生されるか否かをランダムに決定するために用いられる乱数値を発生させるものであり、定期的(たとえば2msec毎)に0からカウントアップしてその上限値である316までカウントアップした後再度0からカウントする乱数R1が備えられている。リーチ決定用の数値データ(乱数)の更新手段は、リーチを発生させるか否かをランダムに決定するために用いられる乱数値を発生させるものであり、定期的(たとえば2msec毎)に0からカウントアップしてその上限値である13までカウントアップした後再度0からカウントする乱数R2が備えられている。変動パターン決定用の数値データ(乱数)の更新手段は、後述する図3に示すどの変動パターンにするかをランダムに決定するために用いられる乱数値を発生させるものであり、定期的(たとえば2msec毎)に0からカウントアップしてその上限値である99までカウントアップした後再度0からカウントする乱数R3が備えられている。図柄決定用の数値データ(乱数)の更新手段は、それぞれ大当り図柄、はずれ図柄をランダムに決定するために用いられる乱数値を発生させるものであり、定期的(たとえば2msec毎)に0からカウントアップしてその上限値である9までカウントアップした後再度0からカウントする乱数R4が備えられている。
数値データ抽出手段89は、始動検出手段(始動口スイッチ14a)により遊技球が始動口14に入賞したことが検出されるごとに、上記数値データ更新手段25からそれぞれ数値データである乱数(R1〜R4)を抽出する。このように、遊技球が始動口14に入賞してその入賞球が始動検出手段(始動口スイッチ14a)により検出されれば、その検出信号の発生のタイミングで数値データ抽出手段89により乱数R1〜R4が抽出される。
次に、数値データ抽出手段89により抽出された乱数R1〜R4は、判定手段23により、抽出値R1が大当り決定値「3」と一致するか否かが判断され、一致すると判断された場合には大当りが発生する旨が決定され、その決定結果は、判定手段23により大当りコマンドとして特定遊技状態制御手段27および表示制御手段40に送信される。この大当りを発生させる旨の決定結果は後述する変動パターンの決定(判定手段23で決定)の際に用いられる。また、抽出値R2がリーチ決定値「0、1、11」と一致するか否かが判断され、一致すると判断された場合にはリーチが発生する旨が決定され、そのリーチを発生させる旨の決定結果は後述する変動パターンの決定(判定手段23で決定)の際に用いられる。また、抽出値R3が後述する変動パターンテーブル(図3参照)のどの変動パターンに決定するか否かが判断され、その決定された変動パターンは、変動パターンコマンドとして判定手段23から表示制御手段40、変動期間短縮手段80に送信される。また、抽出値R4により大当り図柄、はずれ図柄が決定される。具体的には、大当りが発生する旨が決定された場合は、抽出値R4のR4−1により大当り図柄を決定し、大当りが発生しない旨が決定された場合は、抽出値R4のR4−1,R4−2,R4−3によりはずれ図柄が決定される。この決定した大当り図柄、はずれ図柄は、停止図柄コマンドとして判定手段23から表示制御手段40に送信される。このように、上記大当りコマンド、変動パターンコマンド、停止図柄コマンドは、それぞれに対応する保留記憶に基づいた変動表示の開始前に判定手段23から表示制御手段40に送信される。
ここで、変動表示装置8が既に変動表示中あるいは大当り状態中において、遊技球が始動口14に入賞したときには、該始動入賞を記憶して、該始動入賞に基づいた変動表示装置8の変動表示を保留し、変動表示装置8が再度、変動表示可能な状態になってから記憶手段(図示略)に記憶されている始動入賞の記憶に基づいて、変動表示装置8を変動表示させる。この記憶手段に記憶されている始動入賞の記憶を「保留記憶」という。
特定遊技状態制御手段27は、判定手段23により、大当りを発生させる旨の判定がされたときに、判定手段23からその旨の信号を受信し、ソレノイド駆動回路34を介してアタッカーソレノイド35を励磁制御する。その結果、前述したように、可変入賞球装置19の開閉板14が開放されて大当り状態となる。
操作手段90は、変動期間短縮操作手段91とリーチ変動期間短縮操作手段92からなり、遊技者が変動表示装置8の特別図柄の変動期間、リーチ変動期間を短縮させるために操作するものである。通常状態復帰操作手段93は、遊技者により操作手段90が操作され、変動期間短縮状態(後述する変動期間短縮フラグがONの時)に移行しているときに、変動期間短縮状態から変動期間通常状態(後述する変動期間短縮フラグがOFFの時)に移行させるために遊技者が操作するものである。
変動期間短縮手段80は、変動期間短縮操作判定手段81、リーチ変動期間短縮操作判定手段82、変動期間通常状態復帰操作判定手段83、変動期間短縮状態移行手段84、リーチ変動期間短縮状態移行手段85、および変動期間通常状態移行手段86からなる。
変動期間短縮操作判定手段81は、遊技者により変動期間短縮操作手段91の操作が行なわれたか否かを判定するものであり、リーチ変動期間短縮操作判定手段82は、遊技者によりリーチ変動期間短縮操作手段92の操作が行なわれたか否かを判定するものであり、変動期間通常状態復帰操作判定手段83は、遊技者により通常状態復帰操作手段93の操作が行なわれたか否かを判定するものである。
変動期間短縮状態移行手段84は、後述するように、遊技者により変動期間短縮操作手段91の操作が行なわれた場合に、その操作された以降の変動表示装置8の特別図柄の変動表示を変動期間短縮状態に移行させ、後述する即停止コマンド、リーチスタートコマンドを表示制御手段40に送信するものである。リーチ変動期間短縮状態移行手段85は、後述するように、遊技者によりリーチ変動期間短縮操作手段92の操作が行なわれた場合に、発生されたリーチ変動中(リーチ発生中)にリーチ表示態様に要するリーチ変動期間を短縮させる(リーチ変動期間短縮状態にする)もので、後述する即停止コマンドを表示制御手段40に送信するものである。変動期間通常状態移行手段86は、後述するように、遊技者により通常状態復帰操作手段93の操作が行なわれた場合に、変動期間短縮状態、リーチ変動期間短縮状態から変動期間通常状態に移行させるものである。
出力手段98は、変動期間短縮状態移行手段84により変動期間短縮状態に移行されたときに、変動期間短縮状態に移行された旨を示す情報を外部、たとえば、ホール用管理コンピュータ99に出力するものであり、具体的には、変動期間短縮状態移行手段84(変動期間短縮手段80)から表示制御手段40に即停止コマンド、リーチスタートコマンドを送信するのと同時期に短縮状態移行手段84(変動期間短縮手段80)から出力手段98に変動期間短縮状態に移行された旨を示す情報が送信される。そして、出力手段98はその受信した変動期間短縮状態に移行された旨を示す情報を遊技場に設置されたホール用管理コンピュータ99に送信する。
表示制御手段40は、前述したように表示制御用のプログラム等を記憶する記憶手段66を備える表示制御用ROM65、ワークメモリとして使用される表示制御用記憶手段64を備える表示制御用RAM62、制御用のプログラムにしたがって制御動作を行なう変動表示制御手段61を備える表示制御用CPU56、I/Oポート(図示略)を含んでいる。
変動表示制御手段61は、変動表示装置8の特別図柄を変動表示させた後に、表示結果を導出表示させる制御(変動開始〜リーチ〜表示結果導出)を行なうものであり、遊技制御手段21から即停止コマンドが送信されたときには、その即停止コマンドにしたがって変動表示装置8の特別図柄の表示結果を即導出させるように制御する。また、変動表示制御手段61は、後述するようにリーチスタートコマンドが送信されたときには、特別図柄の変動開始からリーチが発生するまでの期間を短縮し、リーチが発生した時点から特別図柄の変動表示の制御を行なう。
図3は、この実施の形態で用いられる変動パターン決定用テーブルを示す図である。図3において、「EXT」とは、2バイト構成の表示制御コマンドにおける2バイト目のEXTデータを示す。つまり、特別図柄の各変動パターンと表示制御コマンドとは1対1に対応付けられている。
図3の「大当り用テーブル」は、大当りを発生させることが事前決定されているときに参照されるテーブルである。「リーチはずれ用テーブル」は、はずれが事前決定され、かつリーチを発生させることが事前決定されているときに参照されるテーブルである。「はずれ用テーブル」は、はずれが事前決定され、かつリーチを発生させないことが事前決定されているときに参照されるテーブルである。
「大当り用テーブル」、「リーチはずれ用テーブル」、「はずれ用テーブル」の各列に示された数字は、変動パターン決定用の乱数R3を抽出し、その抽出値がどの数値範囲に属するかを判別するための判別範囲を示したものである。たとえば、はずれが事前決定されており、かつリーチを発生させないことが事前決定されているときには、「はずれ用テーブル」が参照され、0〜99の範囲内でカウントする変動パターン決定用の乱数R3の抽出値がこの「0〜99」の範囲内に属せば(必ず属することになる)、変動パターンとして「通常変動」が選択決定され、その通常変動が特別図柄表示部9により表示されることとなる。なお、この「通常変動」は、リーチを伴わない変動パターンである。
図3には、3種類の変動パターンが示されている。このノーマルリーチとスーパーリーチとの相違点は、前者が大当り発生に対する信頼度が低くそれほど複雑な演出表示を行なうことなく比較的短時間に表示結果が導出表示されるものであるのに対し、後者は、大当りに対する信頼度が高くキャラクタ等が出現されて遊技者の大当りに対する期待感を盛り上げるための凝った演出制御がなされるリーチ変動パターンである。
前述した大当り発生に対する信頼度の高低は、乱数の抽出値がどの数値範囲に属するかを判別するテーブルの判別範囲を、大当り用テーブルとリーチはずれテーブルとで異ならせることにより生ずる。
また、図3に示すリーチ変動パターンは、はずれが事前決定されているときに表示されるリーチ変動パターンと大当りを発生させることが事前決定されているときに表示されるリーチ変動パターンにも分類することができる。図3に括弧書きではずれと記載されているリーチ変動パターンが前者に属し、括弧書きで大当りと記載されているリーチ変動パターンが後者に属する。
この図3の変動パターン決定用テーブルを参照して、変動パターン決定用の乱数R3の抽出値(カウント値)がどの数値範囲に属するかに応じてリーチ変動パターンの種類が選択決定される。たとえば、大当りを発生させることが事前決定され、かつ変動パターン決定用の乱数R3の抽出値がたとえば「25」である場合には、「大当り用テーブル」の「6〜99」の数値範囲が参照されて、変動パターン番号「5」のスーパーリーチ(大当り)が選択決定されることとなる。また、はずれが事前決定されており、かつリーチを発生させることが事前決定されているときで、変動パターン決定用の乱数R3の抽出値がたとえば「10」であったときには、「リーチはずれ用テーブル」の「0〜79」の数値範囲が参照されて、変動パターン番号「2」のノーマルリーチ(はずれ)が選択決定されることとなる。
図4は、遊技制御手段21のCPU70により実行される入賞時判定処理を示すフローチャートである。S11において、始動入賞があったか否かを判断する。すなわち、始動口14に入賞した遊技球が始動口スイッチ14aにより検出されたか否かを判断する。遊技球が始動口スイッチ14aにより検出されていないと判断した場合は、入賞時判定処理を終了し、遊技球が始動口スイッチ14aにより検出されたと判断した場合はS12に進む。S12では、すでに、保留記憶数が上限値である「4」に達しているか否かを判断する。保留記憶数が4に達していると判断した場合はそれ以上記憶できないために入賞時判定処理が終了する。一方、保留記憶数が4に達していないと判断した場合はS13に進む。
このように、遊技制御手段21において、始動口スイッチ14aが遊技球の始動口14への進入を検出したことに基づいて、CPU70により変動表示装置8の特別図柄の変動表示を開始する条件が成立していないと判断したときには、その変動表示装置8の特別図柄を変動表示することを保留し、当該変動表示を保留記憶として記憶手段(図示略)に上限個数まで記憶される。
S13において、保留記憶数を「1」増やし、S14において、R1〜R4(図2参照)の乱数値が抽出され、それらを保留記憶数の値に対応した保存領域(特別図柄判定用バッファ)に格納する。
S15において、S14において抽出し、保存領域に格納された乱数値であるR1〜R4を読出し、S16において、大当り判定を行う。すなわち、R1(大当り決定用乱数)の乱数値が大当り決定用テーブル(図省略)の大当り決定値「3」と一致するか否かの判定が行われる。S17において、S16の大当り判定によりR1の乱数値が大当り決定値「3」と一致すると判断した場合には、S18に進み、大当り図柄および変動パターンを決定するための処理を行なう。大当り図柄は、R4のR4−1(図柄決定用乱数)の乱数値に基づいて図柄テーブル(図省略)に設定されている図柄番号の図柄が決定される。すなわち、図柄テーブルに設定された複数種類の大当り図柄のうち、R4−1の乱数値に応じた図柄番号の大当り図柄が左変動表示部の図柄、中変動表示部の図柄および右変動表示部の図柄として決定される。また、変動パターン判定は、変動パターン決定用テーブル(図3参照)の大当り用テーブルを参照し、R3(変動パターン決定用乱数)の乱数値に応じた変動パターンが決定される。そして、S19において、S16により決定された大当りになる旨を大当りコマンドとして、S18により決定された大当り図柄を停止図柄コマンドとして、変動パターンを変動パターンコマンドとして、それぞれ保留記憶数の値に対応させてセットする処理が行われる。これら大当りコマンド、停止図柄コマンド、変動パターンコマンドは、それぞれの保留記憶数の値に対応させて記憶手段(図示略)に記憶される。
一方、S17において、S16の大当り判定によりR1の乱数値が大当り決定値「3」と一致しないと判断した場合には、S20に進み、S14において抽出された乱数値であるR2(リーチ決定用乱数)を用い、リーチ判定を行う。すなわち、R2の乱数値がリーチ決定用テーブル(図省略)のリーチ決定値「0、1、11」に一致するか否かの判定が行われる。S21において、S20のリーチ判定によりR2の乱数値がリーチ決定値「0、1、11」に一致すると判断した場合には、S22に進み、はずれ図柄および変動パターンを決定するための処理を行なう。はずれ図柄は、R4(図柄決定用乱数)の乱数値、詳しくは左変動表示部の図柄決定用(R4−1)、中変動表示部の図柄決定用(R4−2)、右変動表示部の図柄決定用(R4−3)の各乱数値に基づいてはずれ図柄テーブル(図省略)に設定されている図柄番号の各図柄が決定される。また、変動パターン判定は、図3に示す変動パターン決定用テーブルのリーチはずれ用テーブルを参照し、R3(変動パターン決定用乱数)の乱数値に応じた変動パターンが決定される。そして、S22により決定されたはずれ図柄を停止図柄コマンドとして、変動パターンを変動パターンコマンドとして、それぞれ保留記憶数の値に対応させてセットする処理がS23により行われる。これら停止図柄コマンド、変動パターンコマンドは、それぞれの保留記憶数の値に対応させて記憶手段(図示略)に記憶される。
一方、S21において、S20のリーチ判定によりR2の乱数値がリーチ決定値「0、1、11」に一致しないと判断した場合には、S24に進み、はずれ図柄および変動パターンを決定するための処理を行なう。はずれ図柄の決定処理では、R4(図柄決定用乱数)の乱数値(R4−1、R4−2、R4−3)に応じた図柄テーブル(図省略)に設定されている図柄番号の各図柄が、はずれ図柄として決定される。また、変動パターン判定処理では、図3に示す変動パターン決定用テーブルのはずれ用テーブルを参照し、R3(変動パターン決定用乱数)の乱数値に応じた変動パターンが決定される。そして、S25において、S24により決定されたはずれ図柄を停止図柄コマンドとして、変動パターンを変動パターンコマンドとして、それそれ保留記憶数の値に対応させてセットする処理が行われる。これら停止図柄コマンド、変動パターンコマンドは、それぞれの保留記憶数の値に対応させて記憶手段(図示略)に記憶される。
なお、S19によりセットされた上記大当りコマンド、S19、S23またはS25によりセットされた変動パターンコマンド、またS19、S23またはS25によりセットされた停止図柄コマンドは、それぞれ対応する保留記憶の変動表示開始前に判定手段23から表示制御手段40に送信される。
図5は、遊技制御手段21のCPU70により実行されるスイッチ処理を示すフローチャートである。スイッチ処理では、まず、S31において、遊技者に操作スイッチ90aの変動期間短縮操作が行なわれたか否かが判断され、操作が行なわれたと判断した場合は、S32により、変動期間短縮フラグをONにし、操作が行なわれていないと判断した場合はS33に進む。この遊技者による操作スイッチ90aの操作は、具体的には、変動期間通常状態で操作スイッチ90aを1回押すことにより行なう。このことにより、上述した変動期間通常状態から変動期間短縮状態に移行する。なお、この変動期間短縮フラグは、後述するS37でOFFになるまでON状態が保持される。
S33において、変動期間短縮フラグがONか否かが判断され、ONでないと判断した場合、すなわち変動期間短縮状態でない場合はS36に進む。ONであると判断した場合は、S34により、遊技者により操作スイッチ90aのリーチ変動期間短縮操作が行なわれたか否かが判断され、リーチ変動期間短縮操作が行なわれていないと判断した場合はS36に進み、リーチ変動期間短縮操作が行なわれたと判断した場合は、S34aにより、現在、変動表示装置8の特別図柄がリーチ変動中か否かが判断される。すなわち、特別図柄の変動表示が開始された後で、かつ表示結果がまだ導出されない段階で、既に導出表示されている特別図柄が大当りの組み合わせとなる条件を満たしているリーチ表示態様の変動中(たとえば、「7↓7」のとき)か否かが判断され、リーチ変動中でないと判断した場合はS36に進み、リーチ変動中であると判断した場合はS35により、リーチ変動期間短縮フラグをONにする。このリーチ変動期間短縮操作は、変動期間短縮状態で、さらに操作スイッチ90aを1回押すことにより行なう。なお、このリーチ変動期間短縮フラグは、後述するS37でOFFになるまで、またS44によりOFFになるまでON状態が保持される
S36により、遊技者により復帰スイッチ93aの操作(通常状態復帰操作)が行なわれたか否かが判断され、通常状態復帰操作が行なわれたと判断した場合は、S37に進み、通常状態復帰操作が行なわれていないと判断した場合は、S38に進む。
S36により、遊技者により復帰スイッチ93aの操作(通常状態復帰操作)が行なわれたか否かが判断され、通常状態復帰操作が行なわれたと判断した場合は、S37に進み、通常状態復帰操作が行なわれていないと判断した場合は、S38に進む。
S38において、変動表示装置8の特別図柄の表示結果が導出表示された後、次の変動表示が行なわれず予め定められた期間が経過したか否かを判断する。すなわち、変動表示装置8の特別図柄の表示結果が導出表示された後、変動表示装置8の特別図柄が変動表示が行なわれず、その状態で予め定められた期間が経過したか否かを判断し、予め定められた期間が経過したと判断したときはS37に進み、予め定められた期間が経過していないと判断したときはスイッチ処理を終了する。このS38の処理は、変動期間短縮状態で遊技を行なっていた遊技者の後に遊技を行なう別の遊技者が変動期間短縮状態で遊技を行なうことを希望しない遊技者である場合に、その別の遊技者に変動期間短縮状態により遊技が行なわれることによる不快感を与えることがなく、通常の遊技状態(変動期間通常状態)により遊技を行なわせるために設けられたものである。
S37において、変動期間短縮フラグ、リーチ変動期間短縮フラグをOFFにする。この通常状態復帰操作は、復帰スイッチ93aを1回押すことにより行なう。このことにより、上述した変動期間短縮状態から変動期間通常状態に移行する。これにより、遊技者の意思により変動期間通常状態に移行させたいときに遊技者が変動状態移行操作を行なうことにより迅速に変動期間通常状態に移行することができるので、遊技者の欲求に迅速に対応でき、遊技者の遊技に対する興味を高めることができる。また、たとえば、変動表示装置の変動表示結果が表示され、その後予め定められた期間変動表示されないときに、変動期間短縮状態から変動期間通常状態に移行させるなど、機械的に変動期間通常状態に移行させることとすると、変動期間通常状態により遊技を行なうことを希望する遊技者はその変動期間短縮状態から変動期間通常状態に移行されるまでの期間、遊技を行なうことを待つ必要があり、この変動期間短縮状態から変動期間通常状態に移行されるまでの期間のパチンコ遊技機1の稼動率が低下するという不都合があるが、そのような不都合も解消することができる。
このように、遊技者は変動期間通常状態で操作スイッチ90aを操作(1回押す)することにより、該操作された以降の変動表示装置8の変動表示を変動期間短縮状態に移行させることができ、この変動期間短縮状態は遊技者が復帰スイッチ93aを操作などする(1回押す)まで継続されるので、遊技者は操作スイッチ90aを変動期間を短縮させるごとに操作する必要がなく(操作スイッチを1回押せばよい)、遊技者は操作スイッチ90aの操作に気が取られることなく、遊技に集中することができる。
図6は、遊技制御手段21のCPU70により実行される変動期間短縮処理を示すフローチャートである。変動期間短縮処理では、まず、S41において、変動期間短縮フラグがONか否かを判断する。この変動期間短縮フラグは前述したように、遊技者が変動期間通常状態で操作スイッチ90aを1回押すことにより、S32でONにされる。ONでないと判断したときは変動期間短縮処理は終了し、ONであると判断したときは、S41aにより、変動期間短縮状態に移行した旨を遊技場に設置されたホール用管理コンピュータ99などに出力する。このホール用管理コンピュータ99などへの出力についての効果を詳述すると、パチンコ遊技機1の遊技制御手段21は、始動口14への遊技球の入賞に伴う有効始動入賞の信号と大当りが発生したことを示す大当り信号とをホール用管理コンピュータ99へ出力する。ここに、有効始動入賞とは、始動口14への遊技球の入賞のうち有効に変動表示装置8の変動表示に用いられた始動入賞のことであり、始動口14への遊技球の全入賞回数から、始動記憶の上限を超えて入賞したために変動表示装置8の変動表示に用いられなかった無効始動入賞回数を除外したものが、有効始動入賞回数となる。
ホール用管理コンピュータ99は、前述した大当り信号と、有効始動入賞の信号とを受信し、ある大当り発生から次の大当りの発生までの有効始動入賞の回数である大当り間有効始動入賞回数を集計する。この大当り間有効始動入賞回数のデータは、変動表示装置8が何回変動表示すれば1回大当りが発生したかを示すものであり、大当りの発生確率の実測値データに相当する。遊技場においては、この大当り間有効始動回数のデータに基づいて、始動口14まわりの釘調整等を行なう。
しかし、この大当り間有効始動入賞回数の集計データのみでは、釘調整のための正確な判断ができない不都合がある。すなわち、変動期間短縮状態においては、変動表示装置8の変動期間が短い分早期に保留記憶が変動表示に用いられて消化され、保留記憶の上限を超えた無効始動入賞が発生する割合が低くなる一方、変動期間通常状態では、逆に、保留記憶の上限を超えて始動入賞する無効始動入賞が発生する割合が増加する。その結果、あるパチンコ遊技機1と他のパチンコ遊技機1とで始動口14まわりの釘調整を全く同じに調整していたとしても、あるパチンコ遊技機1ではほとんど変動期間短縮状態で遊技がなされ、他のパチンコ遊技機1ではほとんど変動期間通常状態で遊技がなされた場合では、ホール用管理コンピュータ99が両者の大当り間有効始動入賞回数を集計したとしても、あるパチンコ遊技機1の集計結果の方が他のパチンコ遊技機1の集計結果よりも大きな値となり、両者の集計結果に差が生ずることとなる。
そこで、本実施の形態においては、ホール用管理コンピュータ99が変動期間短縮状態に移行した旨の短縮状態データに基づいて、前述した大当り間有効始動入賞回数を変動期間短縮状態のときと変動期間通常状態のときとに分類して集計し、それぞれの集計データをディスプレイ表示あるいはプリントアウトできるようにした。その結果、遊技場においては、変動期間短縮状態または変動期間通常状態のいずれのときの大当り間有効始動入賞回数データであるかも考慮して、釘調整のための正確な判断を行なうことができる。
また、この変動期間短縮状態に移行した旨は、変動表示装置8の液晶表示器よりなる特別図柄表示部9の背景色を変化させたり、遊技効果ランプ28a,28b,28cを点灯させたり、またスピーカ26により効果音を変化させたりして、遊技者に報知される。
S42において、リーチ変動期間短縮フラグがONか否かが判断される。このリーチ変動期間短縮フラグは前述したように、変動期間短縮状態で、かつ変動表示装置8の特別図柄がリーチ変動中で遊技者が操作スイッチ90aをさらに1回押すこと(リーチ変動期間短縮操作)により、S35でONにされる。S42においてリーチ変動期間短縮フラグがONでないと判断したときはS45に進み、ONであると判断したときは、S43により、即停止コマンドをセットし、S44により、リーチ変動期間短縮フラグをOFFとし、S50に進む。この即停止コマンドは後述するように、変動表示装置8の特別図柄の表示結果を即導出させるものである。
このことにより、遊技者の遊技に対する時間的余裕がない場合など、遊技者の意思により時間効率を優先させたい場合に、遊技者がリーチ変動期間短縮操作を行なうことにより、直ちに変動表示装置8の特別図柄の表示結果を即導出でき、時間効率を優先させたいという遊技者の欲求をも満足させることができる。
S45において、今回行なわれるまたは現在行なわれている変動パターンが通常変動か否かを判断する。具体的には、判定手段23から変動期間短縮手段80に送信された変動パターンコマンドが示す変動パターンが通常変動か否かを変動期間短縮手段80により判断する。S45により、変動パターンが通常変動の変動パターンでないと判断したとき、すなわち、変動パターンがリーチの変動パターンであると判断したときは、S47に進み、通常変動の変動パターンであると判断したときは、S46により、即停止コマンドをセットする。
S47において、今回行なわれるまたは現在行なわれている変動パターンがスーパーリーチか否かを判断する。具体的には、判定手段23から変動期間短縮手段80に送信された変動パターンコマンドが示す変動パターンがスーパーリーチか否かを変動期間短縮手段80により判断する。S47により、変動パターンがスーパーリーチの変動パターンであると判断したときは、S48により、リーチスタートコマンドがセットされ、スーパーリーチでないと判断したとき、すなわちノーマルリーチと判断したときは、S49により、即停止コマンドをセットする。このことにより、大当りとなる期待度が高いスーパーリーチについてはリーチ表示態様の変動表示が行なわれ、遊技者に大当りになるのではないかという期待感を与えることができるとともに、大当りとなる期待度が低いノーマルリーチについては表示結果を即導出させるので、変動表示に要する時間効率を高め、遊技の単調さも回避でき、遊技者の遊技に対する緊張も維持することができる。
S50において、即停止コマンド・リーチスタートコマンドを表示制御手段40に送信する。
図7〜図9は、表示制御手段40の表示制御用CPU56により実行される表示制御プロセス処理を説明するためのフローチャートである。本実施形態における表示制御プロセス処理は、遊技制御手段21によりセット・送信される各種コマンド(変動パターンコマンド,図柄停止コマンド等含む)に基づき、変動表示装置8に表示させるための各種画像を生成するための処理が行なわれる。なお、表示制御プロセス処理は、遊技制御手段21から送信される各種コマンドや、表示制御手段40により周期的(たとえば、33msec毎)にカウントして計時するタイマ等に基づいて設定されるプロセスフラグに従って処理が行なわれることとなる。
図7は、プロセスフラグとして変動表示動作設定処理が設定されているときに行なわれる変動表示動作設定処理を説明するためのフローチャートである。なお、遊技制御手段21から送信される変動パターンコマンドを表示制御手段40が受信したことを条件としてプロセスフラグとして変動表示動作設定処理が設定される。
S61においては、既に遊技制御手段21から受信している変動パターンコマンドに対応する変動パターンを設定し、該設定された変動パターンから特定される通常の変動時間タイマを設定する処理が行なわれる。たとえば、変動パターンコマンドが図3の「03H」であるときには、S61においてノーマルリーチが設定され、S62において変動時間タイマとして「43」が設定される。
S63においては、S61において設定された変動パターンにて変動表示装置8において特別図柄の変動表示を開始し、S64において表示制御プロセス処理のプロセスフラグを図柄変動中処理に設定する処理を行ない、変動表示動作設定処理を終了する。
図8は、プロセスフラグとして図柄変動中処理が設定されているときに行なわれる図柄変動中処理を説明するためのフローチャートである。
S71においては、前述したS61において設定された変動パターンにて特別図柄の変動表示を継続して表示する処理が行なわれる。
S72においては、図6のS48においてセットされS50において送信されるリーチスタートコマンドを受信したか否かの判断がなされる。受信していないと判断がなされたときにはS75に進み、受信していると判断がなされたときにはS73において、S61で設定された変動パターンから特定されるリーチの発生から変動パターンを開始し、S74において、該リーチ発生の変動表示が停止するまでの短縮された変動時間タイマを設定する処理が行なわれる。なお、S62において設定された通常の変動時間タイマをクリアする処理が併せて行なわれる。
S75においては、図6のS43,S46またはS49においてセットされS50において送信される即停止コマンドを受信したか否かの判断がなされる。受信していないと判断がなされたときにはS77に進み、受信していると判断がなされたときにはS76においてS62またはS74において設定された変動時間タイマを「0」に再設定する処理が行なわれる。
S77においては、変動時間タイマが「0」に到達したか否かを判断する処理が行なわれる。なお、本実施形態においては、表示制御手段40のタイマ機能により周期的にカウントされ計時されるごとに、設定されている変動時間タイマから「1」ずつ減算する処理が行なわれる。到達していないと判断がなされたときには図柄変動中処理を終了し、到達していると判断がなされたときにはS78においてプロセスフラグを全図柄停止待ち処理に設定する処理を行ない、図柄変動中処理を終了する。
図9は、プロセスフラグとして全図柄停止待ち処理が設定されているときに行なわれる全図柄停止待ち処理を説明するためのフローチャートである。
S81においては、変動表示装置8において行なわれている変動表示を停止させるための図柄停止コマンドを受信したか否かの判断がなされる。受信していないと判断がなされたときには全図柄停止待ち処理をそのまま終了し、受信していると判断がなされたときにはS82において受信した図柄停止コマンドに対応する確定図柄を変動表示装置8に表示する処理が行なわれる。なお、本実施形態における図柄停止コマンドは、遊技制御手段21から送信されるコマンドであって、遊技制御手段21により変動パターンに対応し計時されている変動時間が経過したとき、または、即停止コマンドが図6のS43,S46またはS49でセットされS50で送信されるときに関連して送信される。
S83においては、遊技状態を大当りに制御するための大当りコマンドを受信したか否かを判断する処理が行なわれる。受信していると判断がなされたときにはS84においてプロセスフラグを大当り表示処理に設定し、受信していないと判断がなされたときにはS85においてプロセスフラグを変動開始コマンド受信待ち処理に設定する処理を行ない、全図柄停止待ち処理を終了する。
次に、以上説明した実施の形態の変形例や特徴点を以下に列挙する。
(1) 前述した実施形態においては、大当りが発生する確率を一定、すなわち、大当り決定用の乱数R1が大当り決定値「3」と一致するときに大当りが発生するとしたが、これに限らず、大当りが発生する確率を一定にせず変化させてもよい、たとえば、変動表示の停止時における特別図柄の組合せが大当り発生の確率変動を伴う大当り図柄の組合せ(確率変動図柄の組合せともいう)である場合には、次に大当りとなる確率が高くなる(大当りが発生しやすくなる)確率変動状態となるようにしてもよい。この場合、該大当り図柄が導出表示されて大当りの図柄が確定した後に、当該大当りの発生のときもしくは当該大当りの終了の後において確率変動状態にするか否かの再抽選演出を行ない、その再抽選演出の結果、確率変動状態となるか否かが確定する弾球遊技機において、前述した再抽選演出の期間中においても遊技者が変動期間短縮状態で操作スイッチ90aを操作(1回押す)することにより、再抽選演出の結果を即導出させてもよい。
これにより、遊技者の意思により再抽選演出を行なうか否かを決定できるという選択肢が増え、たとえば、再抽選演出により、確率変動状態になるか否かに対する期待感を得たいと希望する遊技者は操作スイッチ90aを操作(1回押す)しないで再抽選演出を行ない、また、時間効率を高めたいと希望する遊技者は変動期間短縮状態で操作スイッチ90aを操作(1回押す)することにより、再抽選演出を行なわず表示結果を即導出することができる。このように遊技に多様性を持たせることにより、遊技者のそれぞれの欲求を満足させることができる。
(2) 前述した実施形態においては、変動期間通常状態から変動期間短縮状態に移行させるための変動期間短縮操作、および変動期間短縮状態からリーチ変動期間短縮状態に移行させるためのリーチ変動期間短縮操作を操作スイッチ90aを操作することにより行ない、変動期間短縮状態から変動期間通常状態に移行させるための通常状態復帰操作を復帰スイッチ93aを操作することにより行なったが、これに限らず、変動期間短縮操作、リーチ変動期間短縮操作および通常状態復帰操作を1つのスイッチ(たとえば、操作スイッチ90aのみ)で行なってもよい。この場合の操作として、たとえば、変動期間短縮操作およびリーチ変動期間短縮操作については、前述した変動期間短縮操作およびリーチ変動期間短縮操作と同様の操作、すなわち、変動期間短縮操作は変動期間通常状態で遊技者が操作スイッチ90aを操作(1回押す)ことにより行ない、リーチ変動期間短縮操作は、変動期間短縮状態でかつリーチ変動中で遊技者が操作スイッチ90aを操作(操作スイッチ90aをさらに1回押す)ことにより行ない、そして、通常状態復帰操作は、変動期間短縮状態で遊技者が操作スイッチ90aを、たとえば、長押し(数秒間押す)することにより、またはWクリック(短期間で操作スイッチを2回押す)などにより行なうようにしてもよい。これにより、操作スイッチ90aおよび復帰スイッチ93aの2つのスイッチを、たとえば操作スイッチ90aの1つのスイッチにすることができ、部品点数を削減できるとともに、パチンコ遊技機1という限られたスペースを有効に活用することができる。
(3) 前述した実施の形態においては、遊技者により操作スイッチ90aが操作(変動期間短縮操作)されたことが判定された場合に、それ以降の変動表示装置8の変動表示について、変動表示装置8の変動表示の開始から表示結果の導出までの変動期間を短縮する変動期間短縮状態の変動パターンで変動表示するとし、この変動期間短縮状態は復帰スイッチ93aが操作されるまで、また表示結果導出表示後、次の変動表示が行なわれず予め定められた期間が経過するまで持続されるとした。しかしこれに限らず、図10に示すように、判定手段23により判定された大当りになる旨、変動パターン、大当り図柄またははずれ図柄を保留記憶に対応して、その保留記憶に対応する変動表示が開始されるまで記憶する保留情報記憶手段97を設け、遊技者により操作スイッチ90aが操作(変動期間短縮操作)されたことが判定された時点において保留情報記憶手段97に記憶されている保留記憶数の範囲に相当するだけの変動表示回数について変動期間短縮状態を実行した時点で自動的に変動期間通常状態に移行させるようにしてもよい。具体的には、遊技者により操作スイッチ90aが操作(変動期間短縮操作)されたことが変動期間短縮操作判定手段81より判定されたときに、変動期間短縮状態移行手段84により変動期間短縮状態に移行された旨が保留情報記憶手段97に送信され、その送信された時点(変動期間短縮操作判定手段81により変動期間短縮操作が行なわれたことが判定された時点と同時期)において、保留情報記憶手段97に保留記憶している保留記憶数についてのみ、その保留記憶に対応した変動パターンデータ(変動パターン)を変動期間短縮手段80に送信し、変動期間短縮手段80は受信した変動パターンデータ(変動パターン)に基づいて前述した変動期間短縮処理により、即停止コマンド、リーチスタートコマンドを表示制御手段40に送信し、表示制御装置40は受信した即停止コマンドに基づいて変動表示装置8の表示結果を直ちに導出表示させ、また受信したリーチスタートコマンドに基づいてリーチ発生時から変動表示装置8を変動表示させる。この変動期間短縮状態は、前述した遊技者により操作スイッチ90aが操作(変動期間短縮操作)されたことが判定された時点において保留情報記憶手段97に記憶されている保留記憶数の表示結果がすべて導出表示したとき、または上記変動期間短縮状態において復帰スイッチ93aが操作されたときに変動期間通常状態に移行する。
このことにより、変動期間短縮操作判定手段81より変動期間短縮操作が行なわれたことが判定された時点で保留情報記憶手段97に記憶されている保留記憶に対し、変動表示装置8における識別情報の変動表示の開始から表示結果の導出までの変動期間を短縮させるので、識別情報の変動表示が行なわれる毎に変動期間短縮操作を行なう必要がなく、遊技に集中させることができる。
また、上記変形例の場合において、変動期間通常状態で変動表示装置8の特別図柄が変動表示中の場合に、遊技者により操作スイッチ90aが操作されたときには、変動期間短縮状態移行手段80から表示制御手段40に即停止コマンドが送信され、その送信された即停止コマンドにより当該変動表示中の表示結果を導出表示してもよい。そしてこの場合においても前述したように、上記した変動表示装置8の表示結果が導出表示された後は、遊技者により操作スイッチ90aが操作(変動期間短縮操作)されたことが判定された時点において保留情報記憶手段97に記憶されている保留記憶数の範囲に相当するだけの変動表示回数について変動期間短縮状態を実行した時点で自動的に変動期間通常状態に移行させるようにしてもよい。
(4) 前述した実施形態においては、変動期間短縮状態で変動表示するスーパーリーチ(高期待度リーチ表示態様)の変動パターンについて、S61で設定された変動パターンにより特定されるリーチの発生から変動パターンを開始するようにしたが、これに限らず、変動期間短縮状態で変動表示するノーマルリーチ(低期待度リーチ表示態様)、スーパーリーチのいずれにおいても、S61で設定された変動パターンにより特定されるリーチの発生から変動パターンを開始してもよい。すなわち、図6のS45において、NOと判断されたときに、リーチスタートコマンドをセットし、S50に進むようにしてもよい。これにより、変動期間短縮状態では、通常変動の変動パターンのときは変動表示装置8の表示結果が直ちに導出表示され、またリーチの変動パターンのときには必ず遊技者に大当りとなるかもしれないという期待感を与えるリーチの発生時から変動表示が開始するので、変動表示装置8の変動表示の時間短縮を可能にししつ、遊技者に大当りとなるかもしれないという期待感を与えることができる。
(5) 前述した実施形態においては、変動期間短縮処理が行われる毎に、S41aにより、変動期間短縮状態に移行した旨を出力手段98から遊技場に設置されたホール用管理コンピュータ99などに出力することとしたが、これに限らず、変動期間短縮状態に移行したときに、変動期間短縮状態に移行した旨を出力手段98から遊技場に設置されたホール用管理コンピュータ99などに1回出力するものでもよい。これにより、遊技場に設置されたホール用管理コンピュータ99などは出力手段から1回出力された変動期間短縮状態に移行した旨に基づいて、変動期間短縮状態に移行した旨を管理することができ、変動期間短縮処理が行われる毎に変動期間短縮状態に移行した旨が送信されることの煩わしさ、ホール用管理コンピュータ99などの機器の負担を回避できる。この場合、変動期間通常状態に移行したときには、変動期間通常状態に移行した旨を出力手段98から遊技場に設置されたホール用管理コンピュータ99などに1回出力される。
また、出力手段98は、変動期間短縮状態に移行している期間中継続してハイレベル信号を出力するようにしてもよい。ホール用管理コンピュータ99は、この出力手段98からの信号のローレベルからハイレベルへの立ち上がりエッジに基づいて変動期間短縮状態へ移行したことを判定し、出力手段98からの信号のハイレベルからローレベルへの立ち下がりエッジに基づいて変動期間短縮状態が終了して変動期間通常状態に移行したことを判定する。
(6) 前述した実施形態においては、変動期間短縮状態でスーパーリーチが発生した場合には、リーチが発生した時点から変動表示を開始させたが、変動期間短縮状態でスーパーリーチが発生した場合に、リーチが発生した時点から変動表示を開始させるのではなく、変動表示装置8の表示結果を直ちに表示させるようにしてもよい。すなわち、具体的には、変動期間短縮状態でスーパーリーチが発生した場合に、S48により、即停止コマンドをセットすることにより、変動表示装置8の表示結果を直ちに表示させるようにしてもよい。
(7) 前述した実施形態においては、変動期間通常状態で操作スイッチ90aが操作された場合に変動期間短縮状態になり、その変動期間短縮状態でリーチが発生し、該発生したリーチ変動中に遊技者により操作スイッチ90aが操作された場合には、変動表示装置8の表示結果を直ちに表示されることとしたが、これに限らず、変動期間通常状態でリーチが発生し、該発生したリーチ変動中に遊技者により操作スイッチ90aが操作された場合には、変動表示装置8の表示結果を直ちに表示させるようにしてもよい。そして変動表示装置8の表示結果が表示された後においては、その変動期間短縮状態として変動表示させてもよい。
(8) 前述した実施形態においては、パチンコ遊技機1として遊技者が遊技球を直接手にすることが可能な弾球遊技機である場合を説明したが、これに限らず、パチンコ遊技機1の内部に封入されたパチンコ玉が循環して遊技に使用されるタイプの封入式のものであってもよい。
(9) 前述した実施の形態においては、始動入賞を条件として導出表示された変動表示装置8の表示結果が特定の表示態様となることによって特定遊技状態(大当り状態)に制御される第一種パチンコ遊技機1について説明したが、これに限らず、始動入賞を条件として導出表示された変動表示装置8の表示結果が特定の表示態様となることによって権利の発生消滅に関与する予め定められた入賞領域へ遊技球が誘導されやすい状態となって、この入賞領域への入賞により権利発生条件が成立して権利発生状態になり、当該入賞領域への再度の入賞により権利消滅条件が成立して権利が消滅するような権利発生期間中において、特定の入賞領域への入賞があったことに応じて可変入賞球装置19が第1の状態(開放状態)に制御される第三種パチンコ遊技機(普図3種)にも適用してもよい。また、遊技領域に設けられた特定入賞装置の入賞口から遊技球が受入れられ、該受入れられた遊技球を特定入賞装置内に配置される判定用領域の判定用検出手段が検出し、判定用変動表示装置が判定用検出手段で遊技球が検出されたときに表示結果を導出し、その判定用変動表示装置の導出表示された表示結果が予め定められた特定の表示態様となったことをきっかけとして、特別領域で遊技球が検出されたときに遊技者に有利な権利発生状態に制御される第3種パチンコ遊技機(判定図柄第3種)に適用してもよい。
(10) 今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 パチンコ遊技機、7 遊技領域、8 変動表示装置、14 始動口、15 始動入賞球装置、19 可変入賞球装置、21 遊技制御手段、23 判定手段、25 数値データ更新手段、40 表示制御手段、70 CPU、61 変動表示制御手段、81 変動期間短縮操作判定手段、82 リーチ変動期間短縮操作判定手段、83 変動期間通常状態復帰操作判定手段、84 変動期間短縮状態移行手段、85 リーチ変動期間短縮状態移行手段、86 変動期間通常状態移行手段、89 数値データ抽出手段、90a 操作スイッチ、97 保留情報記憶手段、98 出力手段。
Claims (6)
- 遊技球を遊技領域に打込むことにより遊技が行なわれ、該遊技球が始動領域に進入したことを条件として、変動表示装置の識別情報を変動表示し、該変動表示装置の表示結果が特定の表示態様となったときに、遊技者に有利な特定遊技状態になる弾球遊技機において、
前記始動領域に遊技球が進入するごとに、識別情報の変動表示に関する情報を抽選する抽選手段と、
該抽選手段により抽選された前記変動表示に関する情報に基づき、前記変動表示装置における識別情報を変動表示させた後、表示結果を導出表示させる制御を行なう変動表示制御手段と、
識別情報の変動表示の開始から表示結果の導出までの変動期間を短縮させるための遊技者の変動期間短縮操作が行なわれたことを判定する変動期間短縮操作判定手段と、
該変動期間短縮操作判定手段による前記変動期間短縮操作が行なわれた旨の判定がなされたことに基づき、該操作された以降の前記変動表示装置における識別情報の変動表示の開始から表示結果の導出までの変動期間を短縮させる変動期間短縮状態に移行させる変動期間短縮状態移行手段と、
前記変動期間短縮状態を終了させる条件が成立したことに基づき、該変動期間短縮状態から前記変動期間を短縮させない変動期間通常状態に移行させる変動期間通常状態移行手段と、を備え、
前記変動表示制御手段は、
前記変動期間短縮状態移行手段により前記変動期間短縮状態に移行されていることに基づき、前記変動期間を短縮させて識別情報の表示結果を導出表示させるとともに、前記変動期間通常状態移行手段により前記変動期間通常状態に移行されていることに基づき、前記変動期間を短縮させずに識別情報の表示結果を導出表示させる制御を行なうことを特徴とする、弾球遊技機。 - 前記変動期間短縮状態移行手段により移行された前記変動期間短縮状態から前記変動期間通常状態に移行させるための遊技者の移行操作が行なわれたことを判定する変動期間通常状態復帰操作判定手段をさらに備え、
前記変動期間通常状態移行手段は、
前記変動期間通常状態復帰操作判定手段による前記移行操作が行なわれた旨の判定がなされたことに基づき、該変動期間短縮状態から前記変動期間通常状態に移行させることを特徴とする、請求項1記載の弾球遊技機。 - 遊技領域に打込まれた遊技球が前記始動領域に進入したか否かを検出する始動検出手段と、
該始動検出手段が遊技球の進入を検出したことに基づき、前記変動表示制御手段により識別情報の変動表示を開始する条件が成立したか否かを判定する開始条件判定手段と、
該開始条件判定手段により変動表示を開始する条件が成立していない旨の判定がなされたときに、前記識別情報を変動表示することを保留し、当該変動表示を保留情報として上限個数まで記憶する保留情報記憶手段と、を備え、
前記変動期間短縮状態移行手段は、前記変動期間短縮操作判定手段よる前記変動期間短縮操作が行なわれた旨の判定がなされた時点で前記保留情報記憶手段に記憶されている保留情報に対し、前記変動表示装置における識別情報の変動表示の開始から表示結果の導出までの変動期間を短縮させる変動期間短縮状態に移行させ、
前記変動期間通常状態移行手段は、前記変動期間短縮操作が行なわれた旨の判定がなされた時点で前記保留情報記憶手段に記憶されている保留情報に基づく変動表示が終了したことを条件に前記変動期間短縮状態から前記変動状態通常状態に移行させることを特徴とする、請求項1または請求項2記載の弾球遊技機。 - 変動表示態様の表示結果が未だ導出されない段階であって、既に導出表示されている識別情報が特定遊技状態の組み合わせとなる条件を満たしているリーチ表示態様に要するリーチ変動期間を短縮させるための遊技者のリーチ変動期間短縮操作が行なわれたことを判定するリーチ変動期間短縮操作判定手段をさらに備え、
前記変動表示制御手段は、
前記リーチ変動期間短縮操作判定手段による前記リーチ変動期間短縮操作が行なわれた旨の判定がなされたことに基づき、前記リーチ変動期間を短縮させて前記識別情報の表示結果を導出表示させる制御を行なうことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の弾球遊技機。 - 前記変動期間通常状態移行手段は、前記変動表示装置の識別情報における表示結果が導出表示された後、該識別情報の次の変動表示が行われず予め定められた期間が経過したことに基づき、前記変動期間短縮状態から前記変動期間通常状態に移行させることを特徴とする、請求項1、請求項2または請求項4のいずれかに記載の弾球遊技機。
- 前記変動期間短縮状態移行手段により前記変動期間短縮状態に移行されたときに、前記変動期間短縮状態に移行された旨を示す情報を外部に出力する出力手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の弾球遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003295275A JP2005058605A (ja) | 2003-08-19 | 2003-08-19 | 弾球遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017012849A (ja) * | 2016-10-19 | 2017-01-19 | 株式会社三共 | 遊技機 |
-
2003
- 2003-08-19 JP JP2003295275A patent/JP2005058605A/ja not_active Withdrawn
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