JP2005058097A - ビタミンcを含む水溶液 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アスコルビン酸及びアスコルビン酸ナトリウムを含有し、水代わりに使用できることを特徴とする水溶液。
【選択図】なし
Description
なお、上記従来技術を記載した先行技術文献はない。
さらに、本発明者らは、上記した種々の知見を得た後、さらに検討を重ね、本発明を完成するに至った。
(1) アスコルビン酸及びアスコルビン酸ナトリウムを含有し、水代わりに使用できることを特徴とする水溶液、
(2) カロリーが0であることを特徴とする上記(1)記載の水溶液、
(3) pHが5〜7の範囲内であることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の水溶液、
(4) アスコルビン酸1質量部に対し、アスコルビン酸ナトリウムを0.1〜30質量部含有することを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の水溶液、
(6) アスコルビン酸とアスコルビン酸ナトリウムの総和1質量部に対し、水を300〜6000質量部、望ましくは350〜1500質量部含有することを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載の水溶液、
(7) さらに酸化防止剤を含有することを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載の水溶液、
(8) 上記(1)〜(7)のいずれかに記載の水溶液を用いてなることを特徴とする飲料、
(9) 茶、コーヒー又は清涼飲料水であることを特徴とする上記(8)記載の飲料、
(11) 炊飯米であることを特徴とする上記(10)記載の食品、
(12) 上記(1)記載の水溶液を製造するためのアスコルビン酸及びアスコルビン酸ナトリウムからなることを特徴とする固状組成物、及び、
(13) アスコルビン酸1質量部に対し、アスコルビン酸ナトリウムを0.1〜30質量部含有することを特徴とする上記(12)に記載の固状組成物、
に関する。
本発明の水溶液又は固状組成物に含まれるアスコルビン酸とアスコルビン酸ナトリウムとの配合割合は、通常、アスコルビン酸1質量部に対し、アスコルビン酸ナトリウム約0.1〜30質量部であり、好ましくは約0.3〜15質量部である。
本発明においては、上記水の配合割合が、アスコルビン酸とアスコルビン酸ナトリウムの総和1質量部に対し、通常約100〜10000質量部であり、好ましくは300〜6000、より好ましくは350〜1500質量部である。
また、本発明の水溶液の好ましい製造方法としては、上記アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム及び水の配合割合をpH値で調整して本発明の水溶液を製造する方法が挙げられる。pHを調整することで、より簡便に本発明の水溶液を製造できる。より具体的には、上記アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム及び水を混合し、pHを測定しながら、所望のpHになるまでアスコルビン酸又はアスコルビン酸ナトリウムをさらに加えて製造する方法等が挙げられる。上記pHは、通常約5〜7の範囲内であり、好ましくは約5〜6.5の範囲内であり、最も好ましくは約5.5〜6の範囲内である。
このように製造された上記水溶液は、風味が通常の水と実質的に等しく、水代わりに使用される。
このようにして製造された固状組成物に上記した量の水を加えると、本発明の水溶液が製造できる。製造された粉末を一般家庭又はレストラン等で上記固状組成物に上記水を加えて本発明の水溶液を製造することができる。
実施例1に示した飲料と下記表2に示した配合量の飲料を男性9名、女性7名のパネラーにより順位法にて官能検査を実施した。これらの飲料に対して各々のパネラーによる順位の合計を求め、クレーマーの検定にて評価した。その結果を下記表3に示す。但し、一番風味の優れているものを1とし、ついで優れているものを2とし、最下位の風味のものを3とした。
実施例2に従って紅茶を製造し、これをサンプルとした。コントロールとして、ミネラルウォーターのみを用いて沸騰させ、紅茶葉に沸騰させたミネラルウォーターを注ぎ、紅茶を製造した。サンプルとコントロールの2点について、男性4名、女性4名計8名のパネラーにより、官能検査を実施した。外観、風味、総合評価の3点についてそれぞれ下記表5の評価のうちのいずれかの評価を得た。それぞれの評価に対する点数を下記表5のように定義した。官能検査の結果得られた点数の平均値、SD値及びt値を下記表6に示す。
〔コーヒー〕
実施例1と同様の原料を定法に従って配合、調整して得られた水溶液を沸騰させた。コーヒー豆グラインド品(市販品)35gをドリッパーにセットし、沸騰させた飲料を軽く注いで約20秒間蒸らした後、残りの全量を注ぎ、抽出して500mlのコーヒーを製造した。
実施例3に従って製造したコーヒーをサンプルとした。コントロールとして、ミネラルウォーターのみを沸騰させ、これをコーヒー豆グラインド品(市販品)35gがセットしてあるドリッパーに軽く注ぎ、約20秒間蒸らした後、残りの全量を注ぎ、抽出して500mlのコーヒーを製造した。サンプルとコントロールの2点について、男性14名、女性1名の計15名のパネラーにより、試験例1と同様の官能検査を実施した。官能検査の結果、得られた点数の平均値、SD値及びt値を下記表7に示す。
〔米飯〕
実施例1の水溶液を水代わりに用いて白米及び無洗米を炊飯器で炊飯し、米飯を得た。
実施例4で得られた米飯を用いて、社内の男性4名、女性1名計5名のパネラーにて風味を確認した。その結果、十分通常の米飯として飲食可能との評価を得ることができた。
Claims (13)
- アスコルビン酸及びアスコルビン酸ナトリウムを含有し、水代わりに使用できることを特徴とする水溶液。
- カロリーが0であることを特徴とする請求項1記載の水溶液。
- pHが5〜7の範囲内であることを特徴とする請求項1又は2に記載の水溶液。
- アスコルビン酸1質量部に対し、アスコルビン酸ナトリウムを0.1〜30質量部含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の水溶液。
- アスコルビン酸1質量部に対し、アスコルビン酸ナトリウムを0.3〜15質量部含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の水溶液。
- アスコルビン酸とアスコルビン酸ナトリウムの総和1質量部に対し、水を300〜6000質量部、望ましくは350〜1500質量部含有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の水溶液。
- さらに酸化防止剤を含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の水溶液。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の水溶液を用いてなることを特徴とする飲料。
- 茶、コーヒー又は清涼飲料水であることを特徴とする請求項8記載の飲料。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の水溶液を用いてなることを特徴とする食品。
- 炊飯米であることを特徴とする請求項10記載の食品。
- 請求項1記載の水溶液を製造するためのアスコルビン酸及びアスコルビン酸ナトリウムからなることを特徴とする固状組成物。
- アスコルビン酸1質量部に対し、アスコルビン酸ナトリウムを0.1〜30質量部含有することを特徴とする請求項12に記載の固状組成物。
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Cited By (2)
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-
2003
- 2003-08-12 JP JP2003292588A patent/JP2005058097A/ja active Pending
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