JP2005057534A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
画像読取装置の読取載置台において、塵埃の侵入を防止する手段を提供する。
【解決手段】
本画像読取装置1は、収納部25a及び操作パネル部25bを構成する底板260及び側壁261が一体的に形成されたボトムシャーシ26に、収納部25aと操作パネル部25bとの境界に沿って防塵壁下部262が形成され、収納部25aを封止する読取載置台カバー27に、防塵壁下部262と継合する防塵壁上部272と、操作パネル部25b側の端部27aに沿って下方へ突設された凸条273とが形成され、操作パネル部25bを封止する操作パネルカバー28に、収納部25a側の端部28aに沿って前記凸条273と嵌合する凹条283が形成されたものである。
【選択図】 図3

Description

本発明は、スキャナ、ファクシミリ、複写機等の画像読取装置に関する。
スキャナ、ファクシミリ、複写機等の画像読取装置では、一般に、読取載置台に載置された原稿に対して画像読取手段を走査して該原稿の画像を読み取るようになっている。例えば、従来の画像読取装置900では、図7に示すように、読み取るべき原稿を載置するプラテンガラスが配設された読取載置台901に、該原稿をプラテンガラス上に押圧して固定する原稿押えカバー902が開閉自在に設けられるとともに、その正面に操作パネル903が設けられており、該読取載置台901のプラテンガラス上に読取面を下にして原稿を載置し、原稿押えカバー902を閉じた状態で操作パネル903を操作して、読取載置台901内のCCD(Charge Coupled Device)等の画像読取手段により該原稿の画像読取りを行うことができる。このようにして読み取られた画像データは、インタフェースを介してコンピュータに送信されたり、画像記録部により記録用紙に記録されたり、送信部により電送されて、画像読取装置900がスキャナ、ファクシミリ、複写機等として機能する。また、原稿押えカバー902内にオート・ドキュメント・フィーダ(以下、「ADF」という。)を装備することにより、原稿トレイ904上の原稿を排紙トレイ905へ連続的に搬送し、その搬送過程においてプラテンガラス上の画像読取位置を通過する際に、読取載置台901内のCCD等により、該原稿の画像読取りを行うこともできる。このような従来の画像読取装置900における読取載置台901のケーシングは、板金を折曲加工等して形成したものや、装置全体の軽量化等や組付作業の簡略化を目的として、合成樹脂からなる成形品を用いたものがある(特許文献1参照)。
特開2001−238011号公報
前記画像読取装置900の使用環境においては、原稿や記録用紙から発生した紙粉やオフィス等の埃等の種々の塵埃が存在するが、前記読取載置台901内へ塵埃が侵入すると、CCD等の画像読取手段の読取画質に影響を与え、また、装置の電気系統や駆動系統の故障の原因ともなるので、読取載置台901のケーシングの接合部分等においては、塵埃が侵入しないような構造となっていることが望まれる。特に、読取載置台901内に画像読取手段の冷却目的等でファンを設けた場合には、接合部等の隙間から読取載置台901の内部へ気流が生じて塵埃が侵入し易い。また、読取載置台901の正面に設けられる操作パネル903には、操作キー等を出没させるための穴が多数穿設されており、勿論、該穴と操作キーとの隙間にはゴム等の弾性部材により封止されているが、操作キーを押した際に加わる力で操作キーや弾性部材が若干変形し、該変形により生じた隙間から塵埃が侵入することがあり、同様に、操作パネル903の他の隙間からも塵埃が侵入することがある。特に、合成樹脂等を用いて、読取載置台901及び操作パネル903のケーシングを一体的に成形した場合には、操作パネル903内へ侵入した塵埃が読取載置台901にまで侵入することが多い。
本発明は、かかる課題を解決すべくなされたものであり、画像読取装置の読取載置台において、塵埃の侵入を防止する手段を提供することを目的とする。
本発明は、プラテンガラスが配設される上面開口部と、該プラテンガラスを通じて画像読取りを行う画像読取手段が収納される収納部と、操作パネル部とを有する読取載置台ケーシングを具備してなる画像読取装置において、前記読取載置台ケーシングは、収納部及び操作パネル部を構成する底板及び側壁が一体的に形成されたボトムシャーシと、収納部を封止する読取載置台カバーと、操作パネル部を封止する操作パネルカバーとを備えてなり、収納部と操作パネル部との境界に沿って防塵壁が形成され、前記読取載置台カバーの操作パネル部側の端部に沿って下方へ突設された凸条とが形成され、前記操作パネルカバーの収納部側の端部に沿って前記凸条と嵌合する凹条が形成されたことを特徴とする。
また、本発明は、前記防塵壁が、前記ボトムシャーシの底板の収納部と操作パネル部との境界に沿って立設された防塵壁下部と、前記読取載置台カバーから下方へ突設された防塵壁上部とが継合することにより形成されたものであることを特徴とする。
また、本発明は、前記読取載置台カバーの防塵壁上部と凸条との間に、読取載置台カバーの天板から防塵壁上部及び凸条の下端より下方にまで至る垂壁が、該防塵壁上部及び凸条に沿って形成されたことを特徴とする。
本発明によれば、読取載置台ケーシング内の収納部と操作パネル部との間に防塵壁が形成されて両空間が隔絶されることにより、操作パネル部内から収納部内へ塵埃が侵入することが防止され、更に、読取載置台カバーの凸条と操作パネルカバーの凹条とが嵌合することにより、読取載置台カバーと操作パネルカバーとの継ぎ目から塵埃が侵入することが防止される。
また、垂壁が、読取載置台カバーと操作パネルカバーとの継ぎ目から防塵壁下部と防塵壁上部との継合部分までの空間に介在することにより、読取載置台カバーと操作パネルカバーとの継ぎ目から侵入した塵埃が防塵壁下部と防塵壁上部との継合部分より収納部内に侵入するためには、該垂壁を迂回した経路を採らざるを得ず、収納部への塵埃の侵入を確実に防止することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像読取装置1の上部の内部構造を示す図である。本画像読取装置1は、コピー機能とファクシミリ機能とを兼ね備えた複合機であり、図に示すように、読み取るべき原稿を載置するプラテンガラス20が配設された読取載置台2と、プラテンガラス20上の原稿を押圧して固定するために読取載置台2に対して開閉可能に設けられた原稿押えカバー3とを具備してなる。また、図には示していないが、画像読取装置1の本体には、記録用紙に画像を記録する画像記録部、画像を電送するための送信部が内蔵されており、該本体下部には、読取画像を記録するための記録用紙を供給する給紙カセットが配設されている。さらに、前記原稿押えカバー3内にはADFが装備されており、本画像読取装置1は、読取載置台2のプラテンガラス20上に原稿を載置してフラットベッドスキャナとして画像読取りを行うことと、ADFを用いて画像読取りを行うことの双方が可能である。なお、本実施の形態における画像読取装置1の構成は一例であり、コピー機能やファクシミリ機能を必ずしも具備する必要はなく、これら周知の構成は一例且つ任意のものである。
図に示すように、読取載置台2内には読取ユニット(画像読取手段)21が収納されている。該読取ユニット21は、プラテンガラス20と平行方向に走査されるフルレートキャリッジ22及びハーフレートキャリッジ23と、CCDユニット24とを具備してなる。フルレートキャリッジ22は、キャリッジ本体220に、原稿に光を照射するための光源221と、原稿からの反射光を走査方向へ反射してハーフレートキャリッジ23へ導くための反射ミラー222とを具備してなり、ハーフレートキャリッジ23は、キャリッジ本体230に、フルレートキャリッジ22からの反射光をCCDユニット24へ導く2枚の反射ミラー231,232を具備してなる。このように構成されたフルレートキャリッジ22及びハーフレートキャリッジ23が、図示しないガイドレールにより夫々摺動可能に担持され、ベルト駆動機構やワイヤ駆動機構等の周知の駆動機構により、フルレートキャリッジ22の走査速度に対して略1/2の速度でハーフレートキャリッジ23が走査されて、プラテンガラス20の下方を水平方向に一定の走査距離だけフルレートキャリッジ22が移動する間に、ハーフレートキャリッジ23は、その約半分の走査距離だけ移動する。このように構成されたフルレートキャリッジ22及びハーフレートキャリッジ23がプラテンガラス20の下方を原稿と平行に移動して原稿の画像をスキャンし、フルレートキャリッジ22の光源221から原稿に光が照射され、該原稿からの反射光Rが反射ミラー222により水平方向に反射され、さらに、ハーフレートキャリッジ23の反射ミラー231により鉛直下方へ反射された後、反射ミラー232により再び水平方向に反射されることにより、CCDユニット24へ導かれるようになっている。CCDユニット24は、反射光Rを収束する結像レンズや収束光を電気信号に変換するためのイメージセンサ等を具備してなる所謂縮小光学系のCCDユニットであり、該CCDユニット24により、原稿からの反射光が電気信号として出力されるようになっており、電気信号に変換された画像は、アナログ/デジタル変換、シェーディング処理等が施された後、プリンタ等の画像記録部により記録用紙に記録され、又はCODEC等の送信部により電送される。
一方、前記原稿押えカバー3内に装備されたADFは、原稿トレイ30に載置された原稿を搬送路へ順次繰り込み、ペーパガイド31に沿って上方から下方へUターンするように原稿を反転させて読取位置Pに搬送し、該読取位置Pを通過する際に読取ユニット21により原稿の画像が読み取られて、原稿トレイ30の下方の排紙トレイ32へ排出するようになっている。
図2及び図3に示すように、前記読取載置台2は、読取載置台ケーシング25内に前記読取ユニット21(不図示)が収納され、その上面にプラテンガラス20が配設されてなり、該読取載置台ケーシング25は、読取ユニット21が収納される収納部25a及び操作パネル部25bを構成する底板260及び側壁261が一体的に形成されたボトムシャーシ26と、収納部25aを封止する読取載置台カバー27と、操作パネル部25bを封止する操作パネルカバー28とからなる。収納部25aは概ね直方体の筐体をなしており、該収納部25a内には、前記読取ユニット21の他、モータ等の駆動源及び駆動伝達ユニットや電気系統をなす基盤、配線等も収納可能であり、これらが画像読取装置1においてフラットベッドスキャナとして機能する。一方、操作パネル部25bは読取載置台ケーシング25の正面側に設けられた筐体であり、上面には操作キーや液晶パネル等が配置され、内部には基盤やスピーカ等が収納可能となっており、このように構成された操作パネルにより、画像読取装置1の画像読取りの開始や読取精度を入力したり、コピー機として用いる際にはコピー枚数等を、ファクシミリ機として用いる際には送信先等を入力することができる。
ボトムシャーシ26は、収納部25a及び操作パネル部25bを構成する底板260及び側壁261等が一体的に形成されたものであり、例えば、ABSやハイインパクトポリスチレン等の合成樹脂からなる成形品である。ボトムシャーシ26を合成樹脂製のものとすることにより読取載置台2の軽量化を図ることができる。底板260は、収納部25aの底板となる矩形部分の正面側に操作パネル部25bの底板となる矩形部分が正面方向に突出するように形成された平板状のものであり、側壁261は、該底板260の周縁から上方に立設されており、その上端には、読取載置台カバー27及び操作パネルカバー28と嵌合させるための相欠き261aが形成されている。また、ボトムシャーシ26の収納部25aと操作パネル部25bとの境界部分には、防塵壁下部262が形成されている。該防塵壁下部262も、底板260及び側壁261等と一体形成されたものであり、収納部25aと操作パネル部25bとの境界に沿って底板260から上方へ立設され、その両端は側壁261と連続している。また、防塵壁下部262の操作パネル部25b側には操作パネルカバー28をネジ止めするためのネジ受け部263が、防塵壁下部262の内側には補強リブ264が適宜形成されている。また、ボトムシャーシ26の各隅部等には、読取載置台カバー27をネジ止めするためのネジ受け部265が形成されており、側壁261の内側にも補強リブ266が適宜形成されている。
さらにボトムシャーシ26の背面側には、原稿押えカバー3を開閉可能に取り付けるためのヒンジ部材29を嵌挿するためのヒンジ部材支持孔267が形成されている。ヒンジ部材支持孔267も、ボトムシャーシ26に一体的に形成されており、底板260に穿たれた矩形の貫通孔(不図示)の周縁に支持壁267aが立設され、該支持壁267aの周囲には支持力を補強するための補強リブが適宜形成されている。ヒンジ部材29は、図に示すように、支持柱体290の上部にヒンジ部291が設けられたものであり、四角柱状の支持柱体290がヒンジ部材支持孔267に嵌挿されることによりヒンジ部材29が読取載置台2に固定され、ヒンジ部291が原稿押えカバー3にネジ止めされることによりヒンジ部材29を介して原稿押えカバー3が読取載置台ケーシング25に開閉自在に固定される。このようなヒンジ支持孔267によりヒンジ部材29を支持させることにより、合成樹脂製のボトムシャーシ26に過度の負担を与えることなく原稿押えカバー3を開閉自在に固定することができ、また、ヒンジ支持孔267はボトムシャーシ26に一体的に形成することができるので、組付け作業が簡略化されるという利点がある。なお、ボトムシャーシ26には、更にモータブラケット、ガイドレール等を固定するための嵌合部が適宜形成されており、底板260には、補強のための凹凸や電気配線のための貫通孔が適宜形成されているが、これら周知の構成は一例且つ任意のものである。
前記読取載置台カバー27は、前記ボトムシャーシ26の収納部25aを構成する部分を封止するものであり、ボトムシャーシ26の底板260の収納部25a相当部分と略同形状の矩形の天板270に、プラテンガラス20を配設するための上面開口部270aが形成され、該天板270の周縁から下方向に側壁271が突設されており、その下端には、前記ボトムシャーシ26の側壁261と嵌合するための相欠き271aが形成されている。このように形成された読取載置台カバー27がボトムシャーシ26の蓋となって、読取載置台ケーシング25の収納部25aを構成し、図4に示すように、ボトムシャーシ26の側壁261の相欠き261aと読取載置台カバー27の側壁271の相欠き271aが嵌合して、収納部25aを封止する。また、前記上面開口部270aは、プラテンガラス20が密接することにより、又はゴムパッキン等が介設されて封止状態となる。また、図5に示すように、読取載置台カバー27の操作パネル部25b側の端部27a近傍には、ボトムシャーシ26の防塵壁下部262と継合する防塵壁上部272が天板270から下方へ突設されている。これら天板270、側壁271、及び防塵壁上部272等も、前記ボトムシャーシ26と同様に一体的に形成されて読取載置台カバー27をなしている。なお、図4及び図5においては、説明の便宜のため収納部25a及び操作パネル部25b内に配設される読取ユニット21や基盤、スピーカ等の構造は省略している。さらに、読取載置台カバー27の操作パネル部25b側の端部27aは、操作パネル部25bに相当する部分の側壁271の一部が切り欠かれることにより、該端部27aから下方へ突出した凸条273が形成されている。また、前記防塵壁上部272と凸条273との間には、防塵壁上部272に沿って垂壁274が形成されている。該垂壁274も、天板270及び側壁271等と一体形成されたものであり、天板270から下方へ突設され、その下端は防塵壁上部272及び凸条273の下端より下方にまで至っている。また、図3に示すように、読取載置台カバー27の背面側には、前記ヒンジ部材支持孔267に対応する貫通孔275が形成され、ヒンジ部材29をヒンジ部材支持孔267に嵌挿可能となっている。
前記操作パネルカバー28は、図3に示すように、前記ボトムシャーシ26の操作パネル部25bを構成する部分を封止するものであり、ボトムシャーシ26の底板260の操作パネル部25b相当部分と略同形状の矩形の天板280に、操作キーを出没させるための貫通孔280aが適宜穿設され、該天板280の周縁から下方向に側壁281が突設されており、その下端には、前記ボトムシャーシ26の側壁261と嵌合するための相欠き281aが形成されている。このように形成された操作パネルカバー28がボトムシャーシ26の蓋となって、図5に示すように、読取載置台ケーシング25の操作パネル部25bを構成し、ボトムシャーシ26の側壁261の相欠き261aと操作パネルカバー28の側壁281の相欠き281aが嵌合して、操作パネル部25bを封止する。これら天板280及び側壁281等も、前記ボトムシャーシ26と同様に一体的に形成されて操作パネルカバー27をなしている。また、操作パネルカバー28の収納部25a側の端部28aに沿って、前記読取載置台カバー27の凸条273と嵌合する凹条283が天板280の上面に形成されている。
つぎに、ボトムシャーシ26、読取載置台カバー27、及び操作パネルカバー28の組付け状態について図5を用いて説明する。
図3に示したように、ボトムシャーシ26に操作パネルカバー28が組み付けられ、その上に読取載置台カバー27が組み付けられることにより、図5に示すように、操作パネルカバー28の凹条283に読取載置台カバー27の凸条273が嵌合され、ボトムシャーシ26の防塵壁下部262と読取載置台カバー27の防塵壁上部272とが継合して防塵壁が形成される。さらに詳細に説明するに、図に示すように、操作パネルカバー28の凹条283と読取載置台カバー27の凸条273とを嵌合することにより、読取載置台ケーシング25の外側から操作パネルカバー28と読取載置台カバー27との継ぎ目を通って操作パネル部25b内へ侵入するには、塵埃は凸条273と凹条283の隙間を通過しなければならなくなる。凸条273と凹条283との嵌合により該隙間は非常に狭く、さらに塵埃が該隙間に侵入したとしても、該隙間の折れ曲がりに応じて凹条283の底部から再び上昇しなければ該隙間を通過することができないので、該隙間に侵入した塵埃の殆どは凹条283に捕捉されることとなる。このような凸条273と凹条283との嵌合構造により、読取載置台ケーシング25の外側から操作パネル部25b内への塵埃の侵入を防ぐことができる。
また、ボトムシャーシ26の防塵壁下部262と読取載置台カバー27の防塵壁上部272とが継合することにより、収納部25aと操作パネル部25bとの間に防塵壁が形成され、該防塵壁が収納部25aと操作パネル部25bとの隔壁となって、操作パネル部25b内から収納部25aへ塵埃が侵入することが防止される。したがって、仮に凸条273と凹条283との隙間を通過して、或いは操作パネルカバー28の貫通孔280aと操作キーとの間から操作パネル部25b内に塵埃が侵入したとしても、該防塵壁により収納部25a内にまで塵埃が侵入することがなく、読取ユニット21の光学系等に影響を与えることがない。ここで、防塵壁下部262と防塵壁上部272との継合は、図に示すように、防塵壁下部262の上端に形成された相欠き262aと、防塵壁上部272の下端に形成された相欠き272aとが嵌合するものであり、仮に継合部の隙間に塵埃が侵入したとしても、前述と同様に、該隙間の折れ曲がりに応じて移動しなければ隙間を通過することができないので、塵埃が相欠き262aを超えて収納部25aにまで至ることは殆どない。勿論、防塵壁下部262と防塵壁上部272との継合構造は前記相欠き262a,272aに限定されるものではなく、例えば、凸部と凹部とによる嵌合等の他の継合構造を採用することができ、その際に防護壁下部262の上端に凹部を、防護壁上部272の下端に凸部を形成すれば、前述と同様に、該凹部により塵埃が捕捉されるので好ましい態様である。
また、垂壁274が、前記凸条273と凹条283との嵌合部と、防塵壁下部262と防塵壁上部272との継合部と間の空間に介在し、垂壁274の下端は前記嵌合部及び継合部よりも下方にまで延出されているので、仮に凸条273と凹条283との隙間を塵埃が通過しても、その後、防塵壁下部262と防塵壁上部272との継合部に至るには、塵埃は一旦降下した後再び上昇して垂壁274を迂回せねばならず、収納部25a内に冷却ファン等が存在して気流が生じている場合であっても、垂壁274により該気流が妨げられ、塵埃の大半は防塵壁下部262と防塵壁上部272との継合部にまで至らずに底板260へ自然落下する。同様に、操作パネルカバー28の貫通孔280aと操作キー284との間から操作パネル部25b内に侵入した塵埃も、垂壁274を迂回せねばならず、その大半は底板260へ自然落下する。このような垂壁274を設けることにより、操作パネル部25bから収納部25aへの塵埃の侵入を確実に防止することができる。勿論、垂壁274を設けなくとも、操作パネルカバー28の凹条283と読取載置台カバー27の凸条273との嵌合、及びボトムシャーシ26の防塵壁下部262と読取載置台カバー27の防塵壁上部272とが継合して形成される防塵壁により、収納部25aへの塵埃の侵入を防止することができるが、垂壁274を設けることとすれば塵埃の侵入が重畳的に防止されるのでより好ましい。
なお、本実施の形態に係る画像読取装置1においては、収納部25aと操作パネル部25bとの境界に沿って形成される防塵壁を、ボトムシャーシ26の防塵壁下部262と読取載置台カバー27の防塵壁上部272とが継合することにより形成したが、本発明に係る防塵壁は上下に分離して継合されるものに限定されず、例えば図6に示すように、ボトムシャーシ26に防塵壁268を一体として立設してもよい。詳細には、該防塵壁268は、ボトムシャーシ26の収納部25aと操作パネル部25bとの境界部分に、底板260と一体的に形成されており、その上端は読取載置台カバー27の天板270に達する。一方、天板270には、該防塵壁268に対応する嵌合凹部276が形成されており、防塵壁268の上端が嵌合凹部276に嵌合することにより、収納部25aと操作パネル部25bとが隔たれ、操作パネル部25b内から収納部25aへ塵埃が侵入することが防止される。勿論、防塵壁268を読取載置台カバー27の天板270から突設させ、ボトムシャーシ26の底板260に嵌合凹部276を設ける構成とすることもできる。
本発明は、画像読取手段を収納する収納部と操作パネル部とを有する読取載置台を備えたスキャナ、ファクシミリ、複写機等において利用することが可能である。
本実施の形態に係る画像読取装置1の上部の内部構成を示す断面図である。 読取載置台2の外観構成を示す斜視図である。 読取載置台ケーシング25の構成を示す分解斜視図である。 ボトムシャーシ26と読取載置台カバー27の封止状態を示すA−A断面図である。 ボトムシャーシ26と読取載置台カバー27と操作パネルカバー28の組付けを示すB−B断面図である。 防塵壁の変形例を示す断面図である。 従来の画像読取装置900の構成を示す概略斜視図である。
符号の説明
1 画像読取装置
2 読取載置台
20 プラテンガラス
21 読取ユニット(画像読取手段)
25 読取載置台ケーシング
25a 収納部
25b 操作パネル部
26 ボトムシャーシ
27 読取載置台カバー
28 操作パネルカバー
260 底板
261 側壁
262 防塵壁下部
268 防塵壁
270 天板
270a 上面開口部
272 防塵壁上部
273 凸条
274 垂壁
283 凹条

Claims (3)

  1. プラテンガラスが配設される上面開口部と、該プラテンガラスを通じて画像読取りを行う画像読取手段が収納される収納部と、操作パネル部とを有する読取載置台ケーシングを具備してなる画像読取装置において、
    前記読取載置台ケーシングは、収納部及び操作パネル部を構成する底板及び側壁が一体的に形成されたボトムシャーシと、収納部を封止する読取載置台カバーと、操作パネル部を封止する操作パネルカバーとを備えてなり、収納部と操作パネル部との境界に沿って防塵壁が形成され、前記読取載置台カバーの操作パネル部側の端部に沿って下方へ突設された凸条とが形成され、前記操作パネルカバーの収納部側の端部に沿って前記凸条と嵌合する凹条が形成されたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記防塵壁は、前記ボトムシャーシの底板の収納部と操作パネル部との境界に沿って立設された防塵壁下部と、前記読取載置台カバーから下方へ突設された防塵壁上部とが継合することにより形成されたものであることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記読取載置台カバーの防塵壁上部と凸条との間に、読取載置台カバーの天板から防塵壁上部及び凸条の下端より下方にまで至る垂壁が、該防塵壁上部及び凸条に沿って形成されたことを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
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