JP2005056402A - カード決済システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 人員を配置する必要はなく、さらに時間と労力とを要せずにICカードの売上合計額や手数料を算出することができるカード決済システムを提供する。
【解決手段】 このカード決済システムでは、病院1内に設置された有料設備の売上金額がICカード2から減算される。ICカード2は、関係者所持用カード毎(患者用カード4,医療施設職員用カード5,学生用カード6,その他カード7)に区分され、有料設備の売上金額および利用回数を記憶する記憶手段を有する。このシステムは、ICカード2に記憶された売上金額および利用回数を読み取ることが可能な精算設備3を備え、精算設備3が関係者所持用カード毎に区分された第1売上合計額を算出する計算手段と関係者所持用カード毎の第1売上合計額の明細を出力する出力手段とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、有料設備において行われた商取引に伴う売上金額をICカードから減算するカード決済システムに関する。
施設内に設置された有料設備において行われた商取引に伴う売上金額を、その施設の来訪者や施設の職員等の関係者が所持するICカードから減算するカード決済システムは公知である。有料設備には、施設の関係者が利用する自動販売機,売店,食堂,有料駐車場等がある。関係者は、あらかじめ所持するICカードを使用し、売店で商品を購入したり、食堂で飲食物の提供を受けたり、駐車場を利用することができる。それら商取引に伴う売上金額は、それら有料設備に備えられたICカードリーダ/ライタを介してICカードから減算される。
ICカードには、あらかじめ所定の金額がチャージされている。商取引においてICカードにチャージされた金額が足りないときは、ICカードリーダ/ライタに残金不足のメッセージが表示される。カード決済システムでは、関係者が現金を所持することなく、施設に設置された有料設備において商取引を行うことができるという利点がある。なお、そのようなカード決済システムの一例として、ICカードにチャージされた金額が足りないときに、ICカードが識別データと不足金額とを記憶し、不足金額を次の商取引における売上金額に加算し、売上金額と不足金額とをICカードから減算するシステムがある(特許文献1参照)。
特開2000−11076号公報
従来のカード決済システムでは、ICカードを使用して商取引を行うことはできるが、商取引に伴う売上金額を集計して売上合計額を算出したり、売上合計額に所定の利益率を乗じて手数料を算出することはできない。売上合計額や売上合計額に対する手数料の算出は、施設の経営者または有料設備を設置した業者が個別に行わなければならず、経営者や業者がそのための人員を配置する必要がある。また、売上合計額や手数料を人手を介して手作業で算出しなければならず、それらの算出に計算ミスが生じ易く、それらの算出に多大な労力と時間とを要する。
本発明の目的は、人員を配置する必要はなく、さらに時間と労力とを要せずにICカードの売上合計額や手数料を算出することができるカード決済システムを提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の前提は、特定の施設内に設置された多数の有料設備と、前記施設の多数の関係者が個別に所持するICカードとから構成され、前記ICカードを使用して前記関係者が有料設備において所定の商取引を行うことが可能であり、前記商取引に伴う有料設備毎の売上金額が前記ICカードから減算されるカード決済システムである。
前記前提における本発明の特徴は、前記ICカードが、前記関係者の前記施設に対する関連形態に基づいて数種類の関係者所持用カードに区分されているとともに、前記商取引に伴う売上金額を記憶する記憶手段を有し、前記システムが、前記ICカードに記憶された売上金額を該ICカードから読み取ることが可能な精算装置を備え、前記精算装置が、前記ICカードから読み取った売上金額を集計して前記関係者所持用カード毎に区分された第1売上合計額を算出する計算手段と、前記関係者所持用カード毎の売上金額および第1売上合計額のうちの少なくとも該第1売上合計額の明細を出力する出力手段とを有することにある。
本発明は、以下の実施態様を有する。
(1)前記精算装置の計算手段が、前記第1売上合計額に所定の利益率を乗じて手数料を算出可能であり、前記精算装置の出力手段が、前記第1売上合計額に対する手数料の明細を出力可能である。
(2)前記ICカードの記憶手段が、前記商取引に伴う売上金額を日別または月別に区分して記憶し、前記精算装置の計算手段が、前記ICカードから読み取った売上金額を所定の日数単位または月単位で集計し、所定の日数単位または月単位における前記第1売上合計額を算出可能であり、前記精算装置の出力手段が、所定の日数単位または月単位における前記第1売上合計額の明細を出力可能である。
(3)前記精算装置の計算手段が、所定の日数単位または月単位で集計した前記第1売上合計額に所定の利益率を乗じて手数料を算出可能であり、前記精算装置の出力手段が、所定の日数単位または月単位で集計した前記第1売上合計額に対する手数料の明細を出力可能である。
(4)前記ICカードの記憶手段が、前記商取引に伴う売上金額を前記有料設備毎に区分して記憶可能であり、前記精算装置の計算手段が、前記ICカードから読み取った売上金額を集計して前記関係者所持用カード毎であって前記有料設備毎に区分された第2売上合計額を算出可能であり、前記精算装置の出力手段が、前記関係者所持用カード毎であって前記有料設備毎の売上金額および第2売上合計額のうちの少なくとも該第2売上合計額の明細を出力可能である。
(5)前記精算装置の計算手段が、前記第2売上合計額に所定の利益率を乗じて手数料を算出可能であり、前記精算装置の出力手段が、前記第2売上合計額に対する手数料の明細を出力可能である。
(6)前記ICカードの記憶手段が、前記商取引に伴う売上金額を日別または月別に区分して記憶し、前記精算装置の計算手段が、前記ICカードから読み取った売上金額を所定の日数単位または月単位で集計し、所定の日数単位または月単位における前記第2売上合計額を算出可能であり、前記精算装置の出力手段が、所定の日数単位または月単位における前記第2売上合計額の明細を出力可能である。
(7)前記精算装置の計算手段が、所定の日数単位または月単位で集計した前記第2売上合計額に所定の利益率を乗じて手数料を算出可能であり、前記精算装置の出力手段が、所定の日数単位または月単位で集計した前記第2売上合計額に対する手数料の明細を出力可能である。
(8)前記精算装置が、売上金額、第1および第2売上合計額、手数料を記憶可能である。
(9)前記ICカードの記憶手段が、前記関係者の有料設備に対する利用回数を日別または月別に区分かつ有料設備毎に区分して記憶可能であり、前記精算装置が、前記ICカードに記憶された有料設備の利用回数を該ICカードから読み取ることが可能であり、前記精算装置の計算手段が、所定の日数単位または月単位で前記有料設備の利用回数を集計し、前記関係者所持用カード毎の合計利用回数を算出可能であり、前記精算装置の出力手段が、前記関係者所持用カード毎の合計利用回数の明細を出力可能である。
(10)前記精算装置の計算手段が、前記関係者所持用カード毎であって前記有料設備毎の合計利用回数を算出可能であり、前記精算装置の出力手段が、前記関係者所持用カード毎であって前記有料設備毎の合計利用回数の明細を出力可能である。
(11)前記精算装置が、利用回数、合計利用回数を記憶可能である。
(12)前記施設が、医療施設であり、前記関係者所持用カードが、患者用カード、医療施設職員用カード、学生用カード、その他カードである。ここで、医療施設とは、総合病院、専門病院、診療所をいう。
更に、本発明の構成について説明する。
前記課題を解決するための本発明の前提は、特定の施設内に設置された複数の有料設備と、前記施設の複数の関係者が個別に所持するICカードと、前記ICカードに記憶された情報を読み取る精算装置を備え、前記ICカードを使用して前記関係者が前記有料設備において所定の商取引を行うことが可能であり、前記商取引に伴う有料設備毎の売上金額が前記ICカードから減算されるカード決済システムである。
前記前提における本発明の特徴は、前記ICカードが、前記商取引に伴う有料設備毎の売上金額を記憶する記憶手段を有し、前記精算装置が、前記ICカードに記憶された有料設備毎の売上金額を該ICカードから読み取る読取手段と、前記ICカードから読み取った有料設備毎の売上金額を集計する計算手段を有することにある。
本発明は、以下の実施態様を有する。
(1)前記精算装置の前記計算手段が、複数のICカードから読み取った有料設備毎の売上金額について、有料設備毎に売上金額の合計額を算出する。
(2)前記ICカードが、前記関係者の前記施設に対する関連形態に基づいて複数種類の関係者所持用カードに区分されており、前記ICカードが、該ICカードの区分を識別する情報を記憶する区分識別情報記憶手段を有し、前記精算装置の前記読取手段が、前記ICカードの区分を識別する情報を該ICカードから読み取り、前記精算装置の前記計算手段が、複数のICカードから読み取った有料設備毎の売上金額について、前記ICカードの区分を示す関係者所持用カード毎であって有料設備毎に売上金額の合計額を算出する。
(3)前記ICカードが、前記関係者の前記施設に対する関連形態に基づいて複数種類の関係者所持用カードに区分されており、前記精算装置の前記計算手段が、複数のICカードから読み取った有料設備毎の売上金額について、有料設備毎に全てのICカードの区分をまとめた売上金額の合計額を算出する。
(4)前記施設が、医療施設であり、前記ICカードの区分を示す関係者所持用カードが、患者用カード、医療施設職員用カード、学生用カード、その他カードである。
(5)前記精算装置が、前記計算手段により得られた集計結果を出力する出力手段を有する。
(6)前記ICカードの前記記憶手段が、日別または月別に区分して前記商取引に伴う有料設備毎の売上金額を記憶し、前記精算装置の前記計算手段が、所定の日数単位または月単位で前記ICカードから読み取った有料設備毎の売上金額を集計する。
更に、本発明の構成について説明する。
前記課題を解決するための本発明の前提は、特定の施設内に設置された複数の有料設備と、前記施設の複数の関係者が個別に所持するICカードと、前記ICカードに記憶された情報を読み取る精算装置を備え、前記ICカードを使用して前記関係者が前記有料設備において所定の商取引を行うことが可能であり、前記商取引に伴う売上金額が前記ICカードから減算されるカード決済システムである。
前記前提における本発明の特徴は、前記ICカードが、前記関係者の前記施設に対する関連形態に基づいて複数種類の関係者所持用カードに区分されており、前記ICカードが、該ICカードの区分を識別する情報を記憶する区分識別情報記憶手段を有し、前記ICカードが、前記商取引に伴う売上金額を記憶する記憶手段を有し、前記精算装置が、前記ICカードの区分を識別する情報を該ICカードから読み取るとともに前記ICカードに記憶された売上金額を該ICカードから読み取る読取手段と、複数のICカードから読み取った売上金額について前記ICカードの区分を示す関係者所持用カード毎に売上金額の合計額を算出する計算手段を有することにある。
本発明は、以下の実施態様を有する。
(1)前記ICカードの前記記憶手段が、残金を特定する情報を記憶し、前記精算装置の前記読取手段が、前記ICカードに記憶された残金を特定する情報を読み取り、前記精算装置の前記計算手段が、複数のICカードから読み取った残金について、前記ICカードの区分を示す関係者所持用カード毎に残金の合計額を算出する。
(2)前記ICカードの前記記憶手段が、該ICカードの初期的なチャージ金額を特定する情報を記憶し、前記精算装置の前記読取手段が、前記ICカードに記憶された初期的なチャージ金額を特定する情報を読み取り、前記精算装置の前記計算手段が、複数のICカードから読み取った初期的なチャージ金額について、前記ICカードの区分を示す関係者所持用カード毎に初期的なチャージ金額の合計額を算出する。
(3)前記ICカードの前記記憶手段が、該ICカードの初期以外のチャージ金額を特定する情報を記憶し、前記精算装置の前記読取手段が、前記ICカードに記憶された初期以外のチャージ金額を特定する情報を読み取り、前記精算装置の前記計算手段が、複数のICカードから読み取った初期以外のチャージ金額について、前記ICカードの区分を示す関係者所持用カード毎に、初期以外のチャージ金額の合計額を算出する。
(4)前記精算装置が、前記計算手段により得られた集計結果を出力する出力手段を有する。
(5)前記施設が、医療施設であり、前記ICカードの区分を示す関係者所持用カードが、患者用カード、医療施設職員用カード、学生用カード、その他カードである。
(6)前記ICカードの前記記憶手段が、日別または月別に区分して前記商取引に伴う売上金額を記憶し、前記精算装置の前記計算手段が、所定の日数単位または月単位で前記ICカードから読み取った売上金額を集計する。
更に、本発明の構成について説明する。
前記課題を解決するための本発明の前提は、特定の施設内に設置された複数の有料設備と、前記施設の複数の関係者が個別に所持するICカードと、前記ICカードに記憶された情報を読み取る精算装置と、前記ICカードを販売するICカード販売装置を備え、前記ICカードを使用して前記関係者が前記有料設備において所定の商取引を行うことが可能であり、前記商取引に伴う売上金額が前記ICカードから減算されるカード決済システムである。
前記提案における本発明の特徴は、前記ICカードが、前記関係者の前記施設に対する関連形態に基づいて複数種類の関係者所持用カードに区分されており、前記システムが、前記ICカードの区分を示す関係者所持用カード毎に前記ICカード販売装置によるICカードの販売金額または初期的なチャージ金額を集計する集計装置を備えたことにある。
本発明は、以下の実施態様を有する。
(1)前記集計装置が、集計結果を出力する出力手段を有する。
(2)前記施設が、医療施設であり、前記ICカードの区分を示す関係者所持用カードが、患者用カード、医療施設職員用カード、学生用カード、その他カードである。
更に、本発明の構成について説明する。
前記課題を解決するための本発明の前提は、特定の施設内に設置された複数の有料設備と、前記施設の複数の関係者が個別に所持するICカードと、前記ICカードに記憶された情報を読み取る精算装置と、前記ICカードに対して入金を行うICカード入金装置を備え、前記ICカードを使用して前記関係者が前記有料設備において所定の商取引を行うことが可能であり、前記商取引に伴う売上金額が前記ICカードから減算されるカード決済システムである。
前記提案における本発明の特徴は、前記ICカードが、前記関係者の前記施設に対する関連形態に基づいて複数種類の関係者所持用カードに区分されており、前記システムが、前記ICカードの区分を示す関係者所持用カード毎に前記ICカード入金装置による入金金額を集計する集計装置を備えたことにある。
本発明は、以下の実施態様を有する。
(1)前記集計装置が、集計結果を出力する出力手段を有する。
(2)前記施設が、医療施設であり、前記ICカードの区分を示す関係者所持用カードが、患者用カード、医療施設職員用カード、学生用カード、その他カードである。
本発明にかかるカード決済システムによれば、精算装置を介して関係者所持用カード毎の第1売上合計額を迅速かつ正確に算出することができるので、第1売上合計額を人手を介して手作業で算出する必要はなく、第1売上合計額の算出に要する労力と時間とを削減することができる(請求項1に対応)。
第1売上合計額に所定の利益率を乗じて手数料を算出することが可能なカード決済システムでは、精算装置を介して第1合計売上額に対する手数料を迅速かつ正確に算出することができので、第1合計売上額に対する手数料を手作業で算出する必要はなく、手数料の算出に要する労力と時間とを削減することができる(請求項2に対応)。
所定の日数単位または月単位で第1売上合計額を算出することが可能なカード決済システムでは、精算装置を介して所定の日数単位または月単位における第1売上合計額を迅速かつ正確に算出することができるので、所定の日数単位または月単位における第1売上合計額を手作業で算出する必要はなく、第1売上合計額の算出に要する労力と時間とを削減することができる(請求項3に対応)。
所定の日数単位または月単位における第1売上合計額に所定の利益率を乗じて手数料を算出することが可能なカード決済システムでは、精算装置を介して日数単位または月単位における第1合計売上額に対する手数料を迅速かつ正確に算出することができるので、日数単位または月単位における第1合計売上額に対する手数料を手作業で算出する必要はなく、手数料の算出に要する労力と時間とを削減することができる(請求項4に対応)。
関係者所持用カード毎であって有料設備毎の第2売上合計額を算出することが可能なカード決済システムでは、精算装置を介して第2合計売上額を迅速かつ正確に算出することができるので、第2売上合計額を手作業で算出する必要はなく、第2売上合計額の算出に要する労力と時間とを削減することができる(請求項5に対応)。
第2売上合計額に所定の利益率を乗じて手数料を算出することが可能なカード決済システムでは、精算装置を介して第2合計売上額に対する手数料を迅速かつ正確に算出することができるので、第2合計売上額に対する手数料を手作業で算出する必要はなく、手数料の算出に要する労力と時間とを削減することができる(請求項6に対応)。
所定の日数単位または月単位で第2売上合計額を算出することが可能なカード決済システムでは、精算装置を介して日数単位または月単位における第2売上合計額を迅速かつ正確に算出することができるので、日数単位または月単位における第2売上合計額を手作業で算出する必要はなく、第2売上合計額の算出に要する労力と時間とを大幅に削減することができる(請求項7に対応)。
所定の日数単位または月単位における第2売上合計額に所定の利益率を乗じて手数料を算出することが可能なカード決済システムでは、精算装置を介して日数単位または月単位における第2合計売上額に対する手数料を迅速かつ正確に算出することができるので、日数単位または月単位における第2合計売上額に対する手数料を手作業で算出する必要はなく、手数料の算出に要する労力と時間とを大幅に削減することができる(請求項8に対応)。
所定の日数単位または月単位における関係者所持用カード毎の合計利用回数を算出することが可能なカード決済システムでは、精算装置を介して所定の日数単位または月単位における関係者所持用カード毎の合計利用回数を迅速かつ正確に算出することができるの、所定の日数単位または月単位における関係者所持用カード毎の合計利用回数を手作業で算出する必要はなく、合計利用回数の算出に要する労力と時間とを削減することができる(請求項10に対応)。
所定の日数単位または月単位における関係者所持用カード毎であって有料設備毎の合計利用回数を算出することが可能なカード決済システムでは、精算装置を介して所定の日数単位または月単位における関係者所持用カード毎であって有料設備毎の合計利用回数を迅速かつ正確に算出することができるの、所定の日数単位または月単位における関係者所持用カード毎であって有料設備毎の合計利用回数を手作業で算出する必要はなく、合計利用回数の算出に要する労力と時間とを削減することができる(請求項11に対応)。
本発明にかかるカード決済システムによれば、精算装置を介して、有料設備毎の売上金額を集計することができる(請求項14に対応)。
また、複数のICカードについて、有料設備毎に、売上金額の合計額を算出することができる(請求項15に対応)。
また、複数のICカードについて、ICカードの区分を示す関係者所持用カード毎であって有料設備毎に、売上金額の合計額を算出することができる(請求項16に対応)。
また、有料設備毎に、全てのICカードの区分をまとめた売上金額の合計額を算出することができる(請求項17に対応)。
また、集計結果を出力することができる(請求項19に対応)。
また、所定の日数単位または月単位で、有料設備毎の売上金額を集計することができる(請求項20に対応)。
本発明にかかるカード決済システムによれば、精算装置を介して、複数のICカードについて、ICカードの区分を示す関係者所持用カード毎に、売上金額の合計額を算出することができる(請求項21に対応)。
また、複数のICカードについて、ICカードの区分を示す関係者所持用カード毎に、残金の合計額を算出することができる(請求項22に対応)。
また、複数のICカードについて、ICカードの区分を示す関係者所持用カード毎に、初期的なチャージ金額の合計額を算出することができる(請求項23に対応)。
また、複数のICカードについて、ICカードの区分を示す関係者所持用カード毎に、初期以外のチャージ金額の合計額を算出することができる(請求項24に対応)。
また、集計結果を出力することができる(請求項25に対応)。
また、所定の日数単位または月単位で、売上金額を集計することができる(請求項27に対応)。
本発明にかかるカード決済システムによれば、集計装置を介して、ICカードの区分を示す関係者所持用カード毎に、ICカード販売装置によるICカードの販売金額または初期的なチャージ金額を集計することができる(請求項28に対応)。
本発明にかかるカード決済システムによれば、集計装置を介して、ICカードの区分を示す関係者所持用カード毎に、ICカード入金装置による入金金額を集計することができる(請求項29に対応)。
また、集計結果を出力することができる(請求項30に対応)。
添付の図面を参照し、本発明に係るカード決済システムの詳細を、それが病院(医療施設)に利用された場合を例として説明すると、以下のとおりである。
図1は、一例として示すカード決済システムの構成図である。図1では、説明の便宜上、自動販売機11や食券券売機13,テレビ17,電話14,19等の有料設備、患者用カード4や医療施設職員用カード5,学生用カード6,その他カード7に区分されたICカード2(関係者所持用カード)を1つだけ示しているが、実際には病院1内にそれらの有料設備が多数設置されているとともに、病院1の多数の関係者が多数のそれらカード4,5,6,7を所持している。
このシステムは、病院1の敷地内に設置された多数の有料設備と、病院1の多数の関係者が個別に所持するICカード2と、ICカード2を精算するための病院1の敷地内に設置された精算装置3とから構成されている。病院1の関係者は、ICカード2を使用し、それら有料設備において所定の商取引を行うことができる。ICカード2は、関係者の病院1に対する関連形態に基づいて数種類の関係者所持用カード(患者用カード4,医療施設職員用カード5,学生用カード6,その他カード7)に区分されている。患者用カード4,医療施設職員用カード5,学生用カード6,その他カード7には、それらカード4,5,6,7を識別するためのコード番号が付与されている。
患者用カード4は、入院患者や外来患者、健康診断者等の病院1で治療や検査を受ける者が所持し、医療施設職員用カード5は、病院1の医師,看護婦,放射線療法士,薬剤師,病院事務員等の病院職員が所持する。学生用カード6は、医学生や実習生が所持し、その他カード7は、保護者,来訪者,有料設備の設置業者等が所持する。それらのICカード2は、病院1内に設置されたICカード販売機8から購入することができる。ICカード販売機8では、それに患者用カード4,医療施設職員用カード5,学生用カード6,その他カード7の別が表示されているとともに、1,000円,5,000円,1万円の別が表示されており(図示せず)、ICカード2を購入するときに関係者がカード区分と金額とを選択する。
有料設備には、すべての関係者が利用する共通設備9と、原則として病院職員を除いた者が利用する専用設備10とがある。ただし、病院職員も専用設備10を利用することができる。共通設備9には、自動販売機11,売店12,食堂の食券券売機13,公衆電話およびファクシミリ14,コピー機15,有料駐車場16等がある。専用設備10には、民放地上波放送テレビ17およびCSやBS等の自主放送テレビ17,インターネット18,電話19,冷蔵庫20,洗濯機21,乾燥機22等がある。専用設備10は、個室に設置される場合と多床室に設置される場合とがある。有料設備には、それらを特定するためのコード番号が付与されている。精算装置3には、売店12のPOSレジ23とICカード精算機24,25とがある。POSレジ23は、売店12の他に、食堂に設置されていてもよい。ICカード精算機24,25は、病院1の内部と駐車場16の出入口とに設置されている。病院1には、それら有料設備や精算装置3、ICカード販売機8の他に、ICカード2に金額をチャージすることができるICカード入金機26が設置されている。
自動販売機11では、清涼飲料水やたばこ,食品を購入することができる。売店12では、食品や書籍,日用品等のそこで販売される商品を購入することができる。食券券売機13では、食券を購入し、食堂において飲食物の提供を受けることができる。電話およびファクシミリ14,19,冷蔵庫20,洗濯機21,乾燥機22は、それらの利用時間に応じて料金が設定されている。コピー機15は、複写枚数によって料金が異なる。駐車場16は、駐車時間に応じて料金が設定されている。テレビ17は、その放送時間に応じて料金が設定されている。関係者は、インターネット18を介してホームページの閲覧やWeb検索を行うことができる。インターネット18では、その利用時間に応じて料金が設定されている。
自動販売機11,食券券売機13,電話およびファクシミリ14,19,コピー機15,テレビ17,インターネット18,冷蔵庫20,洗濯機21,乾燥機22には、ICカードリーダ/ライタ27,28が接続されている(図2参照)。それら有料設備では、利用した機器の売上金額や食券の売上金額をICカードリーダ/ライタ27,28を介してICカード2から減算することができる。それら有料設備では、ICカードリーダ/ライタ27,28を介し、それら有料設備のコード番号と、有料設備の売上金額および利用回数とをICカード2に書き込むことができる。有料設備の売上金額と利用回数とは、日別または月別に区分され、有料設備のコード番号と関連付けされてICカード2に書き込まれる。有料設備の売上金額と利用回数とには、有料設備のコード番号の他に、売上金額や利用回数を書き込んだ格納時間と売上金額や利用回数を識別する識別番号とのうちの少なくとも一方が付与される。ICカード2には、ICカードリーダ/ライタ27,28から格納時間と識別番号とのうちの少なくとも一方が書き込まれる。
POSレジ23には、ICカードリーダ/ライタ(図示せず)が接続されている。POSレジ23は、ICカードリーダ/ライタを介し、売店12において購入した商品の売上金額をICカード2から減算することができる。POSレジ23は、ICカードリーダ/ライタを介し、売店12を特定するコード番号と、売店12の売上金額および利用回数とをICカード2に書き込むことができる。売店12の売上金額と利用回数とは、日別または月別に区分され、売店12のコード番号と関連付けされてICカード2に書き込まれる。売店12の売上金額と利用回数とには、売店12のコード番号の他に、売上金額や利用回数を書き込んだ格納時間と売上金額や利用回数を識別する識別番号とのうちの少なくとも一方が付与される。ICカード2には、ICカードリーダ/ライタから格納時間と識別番号とのうちの少なくとも一方が書き込まれる。
POSレジ23は、ICカードリーダ/ライタを介し、ICカード2に記憶された売店12のコード番号と、売店12のコード番号と関連付けされた売上金額および利用回数とを読み取ることができ、さらに、ICカード2に記憶された他の有料設備のコード番号、有料設備のコード番号と関連付けされた他の設備の売上金額および利用回数を読み取ることができる。POSレジ23は、読み取ったそれらデータを日別または月別に区分して記憶することができる。POSレジ23は、売上金額や利用回数とともにそれらに付与された格納時間と識別番号との少なくとも一方を記憶することができる。POSレジ23は、ICカードリーダ/ライタを介してICカード2に記憶された有料設備のコード番号や売上金額、利用回数をICカード2から消去することができる。
ICカード精算機24,25は、ICカードリーダ/ライタ機能を有する。駐車場16に設置されたICカード精算機25は、ICカードリーダ/ライタ機能を介して駐車場16の売上金額(駐車料金)をICカード2から減算することができる。それらICカード精算機24,25は、ICカードリーダ/ライタ機能を介し、ICカード2に記憶された有料設備(駐車場16を含む)のコード番号と、有料設備のコード番号と関連づけされた設備の売上金額および利用回数とを読み取ることができ、読み取ったそれらデータを日別または月別に区分して記憶することができる。ICカード精算機24,25は、売上金額や利用回数とともにそれらに付与された格納時間と識別番号との少なくとも一方を記憶することができる。ICカード精算機24,25は、ICカード2に記憶された有料設備のコード番号、売上金額、利用回数をICカード2から消去することができる。
POSレジ23とICカード精算機24,25とは、有料設備のコード番号、売上金額、利用回数をICカード2から消去した後、ICカード2に所定の金額をチャージすることができ、チャージした金額を関係者所持用カード毎(患者用カード4,医療施設職員用カード5,学生用カード6,その他カード7)に区分して記憶することができる。
POSレジ23とそれらICカード精算機24,25とは、図示はしていないが、ネットワークを介して接続されている。このシステムでは、POSレジ23とICカード精算機24,25とにおける重複したデータの蓄積を防止するため、たとえば、ICカード精算機24が特定の有料設備の売上金額や利用回数を記憶する際に、ネットワークを介してPOSレジ23や他のICカード精算機25にアクセスし、売上金額や利用回数に付与された格納時間と識別番号との少なくとも一方を照合する。格納時間や識別番号を照合した結果、同一の格納時間や識別番号が付与された売上金額、利用回数がすでにPOSレジ23や他のICカード精算機25に記憶されていれば、その売上金額や利用回数の記憶は行われない。
ICカード2は、ICチップ(図示せず)とICカードリーダ/ライタにアクセスするための接触子(図示せず)とが組み込まれた接触型のもので、所定の記憶容量を有する。ICカード2には、あらかじめ所定の金額がチャージされている。ICカード2にチャージされた金額が不足した場合は、ICカード入金機26を介して所定の金額をチャージすることができる。チャージされた金額は、ICカード2に記憶される。ICカード2は、チャージ金額記憶機能の他に、有料設備のコード番号と、設備のコード番号と関連付けされた売上金額および利用回数と、売上金額や利用回数に付与された格納時間と識別番号との少なくとも一方とを記憶する記憶手段を有する。ICカード2は、それら有料設備のコード番号によって売上金額と利用回数とを有料設備毎に区分して記憶することができる。
ICチップは、CPU(Central Processing Unit)と、データを記憶可能なメモリ部とから形成されている。ただし、CPUの代わりとして、暗証コードが合致したときにメモリ部を読み書きすることができるハードウェア(Pin)が組み込まれたものを使用することもできる。
メモリ部には、ICカードリーダ/ライタ27,28(POSレジ23、ICカード精算機24,25を含む)から書き込まれるコード番号や売上金額、利用回数等を記憶させるプログラムと、記憶したコード番号や売上金額、利用回数等をICカードリーダ/ライタ27,28へ出力させるプログラムと、ICカード2を関係者所持用カード毎(患者用カード4,医療施設職員用カード5,学生用カード6,その他カード7)に区分するためのコード番号とが格納されている。ICカード2の使用時では、CPUがメモリ部に格納されているそれらプログラムを起動し、プログラムにしたがってコード番号や売上金額、利用回数等を記憶するとともに、コード番号や売上金額、利用回数等をICカードリーダ/ライタ27,28へ出力する。
ICカード2へのコード番号、売上金額、利用回数、格納時間、識別番号の書き込み時では、CPUがICカードリーダ/ライタ27,28(POSレジ23、ICカード精算機24,25を含む)から入力されたそれらデータを、メモリ部が記憶可能な所定の言語に変換し、変換した言語にアドレスを付け、言語をメモリ部に割り振られた物理アドレス領域に格納する。ICカード2では、売上金額や利用回数の各データに日または月を区分するためのフラグを付けて記憶する。ICカード2は、当月のデータをそのまま記憶する他に、前月のデータに第1フラグを付けて記憶したり、前々月のデータに第2フラグを付けて記憶する。ICカード2は、売上金額や利用回数のデータを日別または月別に区分して記憶することができる。ICカード2からのコード番号、売上金額、利用回数、格納時間、識別番号の読み込み時では、CPUがメモリ部の物理アドレス領域からそれに格納された言語を取り出し、言語をICカードリーダ/ライタ27,28が読み込み可能なデータに変換した後、データをICカードリーダ/ライタ27,28へ出力する。
なお、ICカード2では、メモリ部の物理アドレス領域を多数に区分し、区分した物理アドレス領域毎に有料設備を割り当て、有料設備毎に割り当てられた物理アドレス領域に、有料設備における売上金額と利用回数とを書き込むこともできる。
POSレジ23とICカード精算機24,25とは、以下に示す第1の計算手段を有する。POSレジ23とICカード精算機24,25とは、ICカード2から読み取った売上金額を集計し、ICカード2のコード番号に基づいて関係者所持用カード毎に区分された売上合計額(第1売上合計額)を算出する(第1売上合計額算出手段)。POSレジ23とICカード精算機24,25とは、関係者所持用カード毎の売上合計額に所定の利益率を乗じ、売上合計額に対する手数料を算出する(手数料算出手段)。利益率は、有料設備毎にあらかじめ設定されており、算出された売上合計額の数%から数十%である。なお、POSレジ23とICカード精算機24,25とは、関係者所持用カード毎の売上金額それぞれに所定の利益率を乗じ、売上金額に対する手数料を算出することもできる。POSレジ23とICカード精算機24,25とは、ICカード2から読み取った利用回数を所定の日数単位または月単位で集計し、所定の日数単位または月単位における合計利用回数を算出する(合計利用回数算出手段)。合計利用回数は、ICカード2のコード番号に基づいて関係者所持用カード毎に区分されて算出される。
POSレジ23とICカード精算機24,25とは、以下に示す第1の出力手段を有する。POSレジ23とICカード精算機24,25とは、関係者所持用カード毎に、売上合計額の明細、売上合計額に対する手数料の明細、合計利用回数の明細を出力する。なお、POSレジ23とICカード精算機24,25とは、関係者所持用カード毎の売上金額の明細を出力することもでき、売上金額に対する手数料を算出する場合、関係者所持用カード毎の売上金額に対する手数料の明細を出力することができる。
POSレジ23とICカード精算機24,25とは、以下に示す第2の計算手段を有する。POSレジ23とICカード精算機24,25とは、ICカード2から読み取った売上金額を集計し、ICカード2のコード番号と有料設備のコード番号とに基づいて、関係者所持用カード毎であって有料設備毎に区分された売上合計額(第2売上合計額)を算出する(第2売上合計額計算手段)。POSレジ23とICカード精算機24,25とは、関係者所持用カード毎であって有料設備毎の売上合計額に所定の利益率を乗じ、売上合計額に対する手数料を算出する(手数料計算手段)。なお、POSレジ23とICカード精算機24,25とは、関係者所持用カード毎であって有料設備毎の売上金額それぞれに所定の利益率を乗じ、売上金額に対する手数料を算出することもできる。POSレジ23とICカード精算機24,25とは、ICカード2から読み取った利用回数を所定の日数単位または月単位で集計し、所定の日数単位または月単位における合計利用回数を算出する(合計利用回数計算手段)。合計利用回数は、ICカード2のコード番号と有料設備のコード番号とに基づいて、関係者所持用カード毎であって有料設備毎に区分されて算出される。
POSレジ23とカード精算機24,25とは、以下に示す第2の出力手段を有する。POSレジ23とICカード精算機24,25とは、関係者所持用カード毎であって有料設備毎に、売上合計額の明細、売上合計額に対する手数料の明細、合計利用回数の明細を出力する。なお、POSレジ23とICカード精算機24,25とは、関係者所持用カード毎であって有料設備毎の売上金額の明細を出力することもでき、売上金額に対する手数料を算出する場合、関係者所持用カード毎であって有料設備毎の売上金額に対する手数料の明細を出力することができる。
売上合計額(第1および第2売上合計額)や手数料、合計利用回数の算出は、日別、あるいは、所定の日数単位または月単位で行われる。ここで、日別とは、1日毎(24時間)であり、所定の日数単位とは、たとえば10日毎、20日毎等であり、月単位とは、1ヶ月毎、2ヶ月毎等である。POSレジ23とICカード精算機24,25とは、データに付けられたフラグによって売上金額や利用回数のデータを、当月のデータ、前月のデータ、前々月のデータ等に区分したり、日別のデータに区分することができる。POSレジ23とICカード精算機24,25とは、算出した売上合計額、売上合計額に対する手数料、合計利用回数を記憶することができる。
POSレジ23とICカード精算機24,25とは、ICカード2へのチャージ金額を関係者所持用カード毎に区分して集計し、関係者所持用カード毎の合計チャージ金額を算出することができる。合計チャージ金額の算出は、日別、あるいは、所定の日数単位または月単位で行われる。POSレジ23とICカード精算機24,25とは、算出した合計チャージ金額を記憶することができる。POSレジ23とICカード精算機24,25とは、関係者所持用カード毎の合計チャージ金額の明細を出力することができる。
POSレジ23とICカード精算機24,25とには、図示はしていないが、ICカードリーダ/ライタに接続された計算装置が内蔵されている。計算装置は、制御部および演算部を有するCPUと、プログラムやコード番号、売上金額、売上合計額、手数料、利用回数、合計利用回数、格納時間、識別番号、チャージ金額、合計チャージ金額を記憶するメモリとから形成されている。計算装置には、図示はしていないが、キーボードやマウス等から形成された入力装置と、ディスプレイやプリンタ等から形成された出力装置とが入出力インターフェイスを介して接続されている。
CPUは、コード番号や売上金額、利用回数等を制御部へ転送する。制御部は、実行されるプログラムのアドレスに基づいて、メモリからプログラムを取り込んで解読し、必要な指令をICカードリーダ/ライタや入力装置、出力装置に出力する。メモリの物理アドレス領域には、関係者所持用カード毎のコード番号や有料設備毎のコード番号が記憶されている。
制御部は、ICカードリーダ/ライタから入力されたコード番号や日別または月別に区分した売上金額、利用回数、チャージ金額等をメモリが記憶可能な所定の言語に変換し、変換した言語をメモリに割り振られた物理アドレス領域に格納する。制御部では、転送されたコード番号、格納時間、識別番号の照合や売上金額、利用回数、チャージ金額の集計を演算部に指示する。
演算部は、制御部の指示にしたがって、関係者所持用カードのコード番号や有料設備のコード番号の照合を行うとともに、売上金額や利用回数に付与された格納時間、識別番号の少なくとも一方の照合を行う。演算部は、売上金額や利用回数を集計して関係者所持用カード毎の売上合計額(第1売上合計額)を算出し、売上合計額(第1売上合計額)に所定の利益率を乗じて売上合計額に対する手数料を算出するとともに、関係者所持用カード毎の合計利用回数を算出する。また、演算部は、売上金額や利用回数を集計し、関係者所持用カード毎であって有料設備毎の売上合計額(第2売上合計額)を算出し、売上合計額(第2売上合計額)に所定の利益率を乗じて売上合計額に対する手数料を算出するとともに、関係者所持用カード毎であって有料設備毎の合計利用回数を算出する。演算部は、チャージ金額を集計し、関係者所持用カード毎の合計チャージ金額を算出する。
演算部によって算出された売上合計額、手数料、合計利用回数、合計チャージ金額は、制御部を介してメモリが記憶可能な所定の言語に変換され、メモリの物理アドレス領域に格納される。制御部は、売上合計額、手数料、合計利用回数、合計チャージ金額を出力装置に転送し、それらをディスプレイに表示させるとともに、それらの明細をプリンタを介して印字させる。
図2は、このシステムにおけるICカード2の使用および精算の手順を示す図である。関係者は、ICカード販売機8からカード区分と金額とを選択してICカード2(患者用カード4,医療施設職員用カード5,学生用カード6,その他カード7)を購入する。
関係者が駐車場16を利用する場合は、出入口に設置されたICカード精算機25にICカード2を挿入する。ICカード精算機25は、ICカード2のコード番号に関連付けて駐車場16への入場時間を記憶し、駐車場16のコード番号、利用回数をICカード2に書き込むとともに、駐車場16の利用回数に付与された格納時間と識別番号との少なくとも一方をICカード2に書き込む。関係者が駐車場16から退場する場合、再びICカード精算機25にICカード2を挿入すると、ICカード精算機25は、タイマを介して駐車時間を算出し、駐車時間に応じた売上金額(駐車料金)をICカード2から減算する。ICカード精算機25は、駐車場16のコード番号、売上金額をICカード2に書き込むとともに、駐車場16の売上金額に付与された格納時間と識別番号との少なくとも一方をICカード2に書き込む。
関係者が自動販売機11や食券券売機13を使用する場合は、それらに接続されたICカードリーダ/ライタ27にICカード2を挿入する。ICカードリーダ/ライタ27では、関係者がICカード2を使用して自動販売機11から清涼飲料水等を購入したり、食券券売機13から食券を購入すると、それらの売上金額をICカード2から減算し、自動販売機11や食券券売機13のコード番号、売上金額、利用回数をICカード2に書き込むとともに、それら設備の売上金額や利用回数に付与された格納時間と識別番号との少なくとも一方をICカード2に書き込む。
関係者が売店12を利用する場合は、売店12の係員がPOSレジ23に接続されたICカードリーダ/ライタにICカード2を挿入する。ICカードリーダ/ライタでは、関係者が購入した商品の売上金額をICカード2から減算し、売店12のコード番号、売上金額、利用回数をICカード2に書き込むとともに、売店12の売上金額や利用回数に付与された格納時間と識別番号との少なくとも一方をICカード2に書き込む。
関係者が電話およびファクシミリ14,19,テレビ17,インターネット18,冷蔵庫20,洗濯機21,乾燥機22を使用する場合は、それらに接続されたICカードリーダ/ライタ28にICカード2を挿入する。ICカードリーダ/ライタ28では、それにタイマが内蔵されており、それら有料設備の利用時間や放送時間に応じた売上金額をICカード2から減算し、それら有料設備のコード番号、売上金額、利用回数をICカード2に書き込むとともに、それら設備の売上金額や利用回数に付与された格納時間と識別番号との少なくとも一方をICカード2に書き込む。関係者がコピー機15を使用する場合は、それに接続されたICカードリーダ/ライタ28にICカード2を挿入する。ICカードリーダ/ライタ28では、複写枚数に応じた売上金額をICカード2から減算し、コピー機15のコード番号、売上金額、利用回数をICカード2に書き込むとともに、コピー機15の売上金額や利用回数に付与された格納時間と識別番号との少なくとも一方をICカード2に書き込む。
なお、有料設備がICカード2のメモリ部の物理アドレス領域毎に割り当てられている場合、それら有料設備のICカードリーダ/ライタ27,28は、有料設備のコード番号をICカード2に書き込む必要はなく、設備における売上金額と利用回数とをICカード2に書き込めばよい。ただし、売上金額と利用回数とには、格納時間と識別番号との少なくとも一方が付与される必要がある。
ICカード2の精算は、POSレジ23やICカード精算機24,25を介して行われる。売店12において関係者がICカード2を精算する場合は、売店12の係員がPOSレジ23に接続されたICカードリーダ/ライタにICカード2を挿入した後、係員が精算を表示するバーコードをバーコードリーダで読み込む。ICカード精算機24,25において関係者がICカード2を精算する場合は、関係者がICカード精算機24,25に接続されたICカードリーダ/ライタにICカード2を挿入した後、精算ボタンを押す。なお、駐車場16に設置されたICカード精算機25は、駐車場16からの退場時にICカード2の精算を自動的に行うこともできる。
POSレジ23におけるICカード2の精算時では、ICカード2に記憶された各有料設備(売店を含む)のコード番号、各有料設備の売上金額および利用回数、格納時間と識別番号との少なくとも一方がPOSレジ23(計算装置)のメモリに格納される。POSレジ23は、各有料設備のコード番号、売上金額、利用回数を格納した後、ICカード2に書き込まれた各有料設備のコード番号、売上金額、利用回数をICカード2から消去する。POSレジ23におけるそれらデータの格納時では、POSレジ23がネットワークを介してICカード精算機24,25にアクセスし、売上金額や利用回数に付与された格納時間と識別番号との少なくとも一方を照合する。格納時間や識別番号を照合した結果、同一の格納時間や識別番号が付与された売上金額、利用回数がすでにICカード精算機24,25に記憶されていれば、その売上金額や利用回数を記憶することなく、ICカード2に書き込まれた各有料設備のコード番号、売上金額、利用回数をICカード2から消去する。POSレジ23は、各有料設備のコード番号、売上金額、利用回数をICカード2から消去した後、ICカード2に所定の金額をチャージし、チャージ金額をメモリに格納する。
ICカード精算機24におけるICカード2の精算時では、ICカード2に記憶された各有料設備のコード番号、各有料設備の売上金額および利用回数、格納時間と識別番号との少なくとも一方がICカード精算機24の(計算装置)メモリに格納される。ICカード精算機24は、各有料設備のコード番号、売上金額、利用回数を格納した後、ICカード2に書き込まれた各有料設備のコード番号、売上金額、利用回数をICカード2から消去する。ICカード精算機24におけるそれらデータの格納時では、ICカード精算機24がネットワークを介してPOSレジ23や他のICカード精算機25にアクセスし、売上金額や利用回数に付与された格納時間と識別番号との少なくとも一方を照合する。格納時間や識別番号を照合した結果、同一の格納時間や識別番号が付与された売上金額、利用回数がすでにPOSレジ23や他のICカード精算機25に記憶されていれば、その売上金額や利用回数を記憶することなく、ICカード2に書き込まれた各有料設備のコード番号、売上金額、利用回数をICカード2から消去する。ICカード精算機24は、各有料設備のコード番号、売上金額、利用回数をICカード2から消去した後、ICカード2に所定の金額をチャージし、チャージ金額をメモリに格納する。
POSレジ23とICカード精算機24,25とは、ICカード2を精算するときに、ICカード2の残額を関係者に払い戻す。関係者は、ICカード2の残額をPOSレジ23やICカード精算機24,25、ICカード入金機26を介して確認することができる。
病院1の経営者や有料設備の設置業者は、POSレジ23とICカード精算機24,25とにキーボードを介して売上合計額、手数料、合計利用回数、合計チャージ金額の算出を指示することができる。POSレジ23とICカード精算機24,25とには、キーボードを介して売上合計額、手数料、合計利用回数を日別または所定の日数単位、月単位で算出させることができる。
なお、POSレジ23やICカード精算機24,25には、売上合計額(第1売上合計額)のみを算出させることができ、合計利用回数を除き、売上合計額および売上合計額に対する手数料の両者のみを算出させることもできる。経営者や業者は、有料設備に設定された利益率をキーボードを介して変更することができる。
図3は、POSレジ23やICカード精算機24,25における処理の一例を示すフローチャート図である。このフローチャート図では、売上合計額や手数料の算出、合計利用回数の算出、合計チャージ金額の算出を月単位で行う場合を示し、決算日(たとえば、月の最終日)における処理を示す。
POSレジ23とICカード精算機24,25とに内蔵された計算装置は、前記第1の計算手段および前記第1の出力手段に基づいて以下の処理を行う。ICカード2を精算するため、ICカード2をPOSレジ23のICカードリーダ/ライタに挿入したり、ICカード2をICカード精算機24,25に挿入すると、計算装置は、ICカード2からカードのコード番号を読み取るとともに、設備の売上金額や利用回数を読み取り(S−1)、読み取った売上金額や利用回数が集計月内(当月内)のデータであるかを判断する(S−2)。計算装置は、売上金額や利用回数が集計月内のデータでない場合、売上金額や利用回数をメモリに格納することなく処理を終了し、ICカード2の残額を関係者に払い戻す。計算装置は、売上金額や利用回数に付与された格納時間と識別番号との少なくとも一方を照合し、同一の格納時間や識別番号が付与された売上金額、利用回数がすでにメモリに格納されているかを判断する(S−3)。計算装置は、同一の格納時間や識別番号が付与された売上金額、利用回数がすでにメモリに格納されていれば、その売上金額や利用回数をメモリに格納することなく処理を終了し、ICカード2の残額を関係者に払い戻す。売上金額や利用回数が集計月内のデータでなく、または、売上金額や利用回数が重複したデータである場合、計算装置は、ICカード2に記憶された有料設備のコード番号、売上金額、利用回数等をICカード2から消去する指令をICカードリーダ/ライタに出力し、ICカードリーダ/ライタがICカード2に記憶されたそれらデータを消去する(S−4)。
なお、計算装置は、売上金額や利用回数が集計月内のデータであるかを判断することなく、ICカード2に記憶された集計月内の売上金額、利用回数と集計月内以外の売上金額、利用回数とをメモリに格納することもできる。この場合、計算装置のメモリには、集計月内の売上金額、利用回数のみならず、前月や前々月またはそれ以前の売上金額、利用回数が格納される。
計算装置は、売上金額や利用回数が集計月内のデータであり、かつ、重複したデータでない場合、売上金額や利用回数をICカード2のコード番号に関連付けるとともに日別または月別に区分してメモリに格納する(S−5)。ICカード2が月の決算日以外の日に精算される場合は、売上金額、利用回数が計算装置のメモリに蓄積される。計算装置は、それらデータを格納した後、ICカード2に記憶された有料設備のコード番号、売上金額、利用回数をICカード2から消去する指令をICカードリーダ/ライタに出力し、ICカードリーダ/ライタがICカード2に記憶されたそれらデータを消去する。なお、有料設備がICカード2のメモリ部の物理アドレス領域毎に割り当てられている場合は、ICカード2から売上金額および利用回数のみを消去する(S−6)。
計算装置は、集計月内の売上金額や利用回数を月の決算日にメモリから取り出す(S−7)。計算装置では、ICカード2のコード番号に基づいて、集計月内の売上金額や利用回数を患者用カード4,医療施設職員用カード5,学生用カード6,その他カード7の関係者所持用カード毎に区分する(S−8)。
集計月内のデータとともに集計月内以外のデータをメモリに格納した場合、計算装置は、データ全てをメモリから取り出した後、それらデータを集計月内のそれと集計月内以外のそれとに区分するとともに、ICカード2のコード番号に基づいて、集計月内のデータを患者用カード4,医療施設職員用カード5,学生用カード6,その他カード7の関係者所持用カード毎に区分する。
計算装置は、集計月内の売上金額を集計して関係者所持用カード毎(患者用カード4,医療施設職員用カード5,学生用カード6,その他カード7)の売上合計額(第1売上合計額)を算出し(S−9)、売上合計額に所定の利益率を乗じて売上合計額に対する関係者所持用カード毎(患者用カード4,医療施設職員用カード5,学生用カード6,その他カード7)の手数料を算出する(S−10)。計算装置は、集計月内の有料設備の利用回数を集計して関係者所持用カード毎(患者用カード4,医療施設職員用カード5,学生用カード6,その他カード7)の合計利用回数を算出する(S−11)。
計算装置は、ICカード2に所定の金額をチャージし(S−12)、チャージ金額を日別または月別に区分してメモリに格納する。計算装置は、集計月内におけるチャージ金額を月の決算日にメモリから取り出す(S−13)。計算装置は、関係者所持用カード毎(患者用カード4,医療施設職員用カード5,学生用カード6,その他カード7)の合計チャージ金額を算出する(S−14)。計算装置は、算出した売上合計額、手数料、合計利用回数、合計チャージ金額を関係者所持用カード毎に区分してメモリに格納する(S−15)。
計算装置では、算出した関係者所持用カード毎(患者用カード4,医療施設職員用カード5,学生用カード6,その他カード7)における有料設備の売上合計額、手数料、合計利用回数、合計チャージ金額の表示指令をディスプレイに出力するとともに、それらの明細の印字指令をプリンタに出力する。ディスプレイは、関係者所持用カード毎の売上合計額、手数料、合計利用回数、合計チャージ金額を表示し(S−16)、プリンタは、関係者所持用カード毎の売上合計額、手数料、合計利用回数、合計チャージ金額の明細を印字する(S−17)。
図4は、プリンタを介して印字された売上合計額、手数料、利益率、合計利用回数、合計チャージ金額の明細の一例を示す図である。図4の明細は、ある月における関係者所持用カード毎の売上合計額、手数料、合計利用回数、合計チャージ金額を算出したものである。明細の上欄における横軸には、左から売上合計額、手数料、利益率、合計利用回数、合計チャージ金額が表示され、明細の左欄における縦軸には、上から患者用カード、医療施設職員用カード、学生用カード、その他カード,計が表示されている。
明細では、集計月内における患者用カードの売上合計額が3,140,080円、手数料が140,727円、売上合計額に対する利益率が4.48%、合計利用回数が11,058回、合計チャージ金額が1,102,000円であることが分かり、集計月内における医療施設職員用カードの売上合計額が1,995,447円、手数料が81,813円、売上合計額に対する利益率が4.10%、合計利用回数が7,027回、合計チャージ金額が907,000円であることが分かる。集計月内における学生用カードの売上合計額が31,266円、手数料が1,187円、売上合計額に対する利益率が3.80%、合計利用回数が110回、合計チャージ金額が13,000円であることが分かり、集計月内におけるその他カードの売上合計額が1,270,570円、手数料が58,446円、売上合計額に対する利益率が4.60%、合計利用回数が4,474回、合計チャージ金額が659,000円であることが分かる。
第1の計算手段および算出手段による処理例では、POSレジ23やICカード精算機によって、関係者所持用カード毎の売上合計額(第1売上合計額)、手数料、合計利用回数を迅速に算出することができるので、売上合計額や手数料、合計利用回数を病院1の職員や業者の従業員が手作業で算出する必要はなく、労力と時間とを大幅に削減することができる。売上合計額や手数料、合計利用回数の算出を病院1の職員や業者の従業員が行う場合、計算ミスが生じ易い。しかし、売上合計額や手数料、合計利用回数の算出をPOSレジ23やICカード精算機が行うので、それらの算出における計算ミスを防ぐことができる。さらに、関係者所持用カード毎の売上合計額や合計利用回数を知ることができるので、関係者所持用カード毎の効率を確認することができ、患者や病院職員、学生、来訪者等におけるICカード2の売上を予測することができる。この処理例では、ICカード2へのチャージ金額を集計し、関係者所持用カード毎の合計チャージ金額を算出することができ、患者や病院職員、学生、来訪者等におけるICカード2へのチャージ金額を予測することができる。
図5,6は、POSレジ23やICカード精算機24,25における処理の他の一例を示すフローチャート図と、図5から続くフローチャート図とであり、図7は、図6から続くフローチャート図である。なお、それらフローチャート図では、図3のそれと同様に、売上合計額や手数料の算出、合計利用回数の算出を月単位で行う場合を示し、決算日(たとえば、月の最終日)における処理を示す。
POSレジ23とICカード精算機24,25とに内蔵された計算装置は、前記第2の計算手段および前記第2の出力手段に基づいて以下の処理を行う。ICカード2を精算するため、ICカード2をPOSレジ23のICカードリーダ/ライタに挿入したり、ICカード2をICカード精算機24,25に挿入すると、計算装置は、ICカード2からカードのコード番号を読み取るとともに、設備のコード番号、設備の売上金額や利用回数を読み取り(S−20)、読み取った売上金額や利用回数が集計月内(当月内)のデータであるかを判断する(S−21)。計算装置は、売上金額や利用回数が集計月内のデータでない場合、売上金額や利用回数をメモリに格納することなく処理を終了し、ICカード2の残額を関係者に払い戻す。計算装置は、売上金額や利用回数に付与された格納時間と識別番号との少なくとも一方を照合し、同一の格納時間や識別番号が付与された売上金額、利用回数がすでにメモリに格納されているかを判断する(S−22)。計算装置は、同一の格納時間や識別番号が付与された売上金額、利用回数がすでにメモリに格納されていれば、その売上金額や利用回数をメモリに格納することなく処理を終了し、ICカード2の残額を関係者に払い戻す。売上金額や利用回数が集計月内のデータでなく、または、売上金額や利用回数が重複したデータである場合、計算装置は、ICカード2に記憶された有料設備のコード番号、売上金額、利用回数等をICカード2から消去する指令をICカードリーダ/ライタに出力し、ICカードリーダ/ライタがICカード2に記憶されたそれらデータを消去する(S−23)。
なお、計算装置は、売上金額や利用回数が集計月内のデータであるかを判断することなく、ICカード2に記憶された集計月内の売上金額、利用回数と集計月内以外の売上金額、利用回数とをメモリに格納することもできる。この場合、計算装置のメモリには、集計月内の売上金額、利用回数のみならず、前月や前々月またはそれ以前の売上金額、利用回数が格納される。
計算装置は、売上金額や利用回数が集計月内のデータであり、かつ、重複したデータでない場合、売上金額や利用回数をICカード2のコード番号および設備のコード番号に関連付けるとともに日別または月別に区分してメモリに格納する(S−24)。ICカード2が月の決算日以外の日に精算される場合は、売上金額、利用回数が計算装置のメモリに蓄積される。計算装置は、それらデータを格納した後、ICカード2に記憶された有料設備のコード番号、売上金額、利用回数をICカード2から消去する指令をICカードリーダ/ライタに出力し、ICカードリーダ/ライタがICカード2に記憶されたそれらデータを消去する(S−25)。なお、有料設備がICカード2のメモリ部の物理アドレス領域毎に割り当てられている場合は、ICカード2から売上金額および利用回数のみを消去する。
計算装置は、自動販売機11のコード番号に基づいて、集計月内の自動販売機11の売上金額や利用回数を月の決算日にメモリから取り出す(S−26)。計算装置では、ICカード2のコード番号に基づいて、集計月内の自動販売機11の売上金額や利用回数を患者用カード4,医療施設職員用カード5,学生用カード6,その他カード7の関係者所持用カード毎に区分する(S−27)。
集計月内のデータとともに集計月内以外のデータをメモリに格納した場合、計算装置は、自動販売機11のデータ全てをメモリから取り出した後、それらデータを集計月内のそれと集計月内以外のそれとに区分するとともに、ICカード2のコード番号に基づいて、集計月内の自動販売機11のデータを患者用カード4,医療施設職員用カード5,学生用カード6,その他カード7の関係者所持用カード毎に区分する。
計算装置は、集計月内における自動販売機11の売上金額を集計し、関係者所持用カード毎(患者用カード4,医療施設職員用カード5,学生用カード6,その他カード7)の自動販売機11の売上合計額(第2売上合計額)を算出する(S−28)。計算装置は、売上合計額に所定の利益率を乗じて売上合計額に対する関係者所持用カード毎(患者用カード4,医療施設職員用カード5,学生用カード6,その他カード7)の自動販売機11の手数料を算出する(S−29)。計算装置は、集計月内における自動販売機11の利用回数を集計し、関係者所持用カード毎(患者用カード4,医療施設職員用カード5,学生用カード6,その他カード7)の自動販売機11の合計利用回数を算出する(S−30)。計算装置は、算出した自動販売機11の売上合計額、手数料、合計利用回数を関係者所持用カード毎に区分してメモリに格納する(S−31)。
計算装置は、売店12のコード番号に基づいて、集計月内の売店12の売上金額や利用回数を月の決算日にメモリから取り出す(S−32)。計算装置では、ICカード2のコード番号に基づいて、集計月内の売店12の売上金額や利用回数を患者用カード4,医療施設職員用カード5,学生用カード6,その他カード7の関係者所持用カード毎に区分する(S−33)。
集計月内のデータとともに集計月内以外のデータをメモリに格納した場合、計算装置は、売店12のデータ全てをメモリから取り出した後、それらデータを集計月内のそれと集計月内以外のそれとに区分するとともに、ICカード2のコード番号に基づいて、集計月内の売店12のデータを患者用カード4,医療施設職員用カード5,学生用カード6,その他カード7の関係者所持用カード毎に区分する。
計算装置は、集計月内における売店12の売上金額を集計し、関係者所持用カード毎の売店12の売上合計額(第2売上合計額)を算出する(S−34)。計算装置は、売上合計額に所定の利益率を乗じて売上合計額に対する関係者所持用カード毎の売店12の手数料を算出する(S−35)。計算装置は、集計月内における売店12の利用回数を集計し、関係者所持用カード毎の売店12の合計利用回数を算出する(S−36)。計算装置は、算出した売店12の売上合計額、手数料、合計利用回数を関係者所持用カード毎に区分してメモリに格納する(S−37)。
計算装置は、食券券売機13のコード番号に基づいて、集計月内の食券券売機13の売上金額や利用回数を月の決算日にメモリから取り出す(S−38)。計算装置では、ICカード2のコード番号に基づいて、集計月内の食券券売機13の売上金額や利用回数を患者用カード4,医療施設職員用カード5,学生用カード6,その他カード7の関係者所持用カード毎に区分する(S−39)。
集計月内のデータとともに集計月内以外のデータをメモリに格納した場合、計算装置は、食券券売機13のデータ全てをメモリから取り出した後、それらデータを集計月内のそれと集計月内以外のそれとに区分するとともに、ICカード2のコード番号に基づいて、集計月内の食券券売機13のデータを患者用カード4,医療施設職員用カード5,学生用カード6,その他カード7の関係者所持用カード毎に区分する。
計算装置は、集計月内における食券券売機13の売上金額を集計し、関係者所持用カード毎の食券券売機13の売上合計額(第2売上合計額)を算出する(S−40)。計算装置は、売上合計額に所定の利益率を乗じて売上合計額に対する関係者所持用カード毎の食券券売機13の手数料を算出する(S−41)。計算装置は、集計月内における食券券売機13の利用回数を集計し、関係者所持用カード毎の食券券売機13の合計利用回数を算出する(S−42)。計算装置は、算出した食券券売機13の売上合計額、手数料、合計利用回数を関係者所持用カード毎に区分してメモリに格納する(S−43)。
計算装置では、上記処理を繰り返し、電話およびファクシミリ14,19,コピー機15,駐車場16,テレビ17,インターネット18,冷蔵庫20,洗濯機21,乾燥機22の有料設備の全てにおいて、集計月内における関係者所持用カード毎あってそれら有料設備毎の売上合計額や手数料、合計利用回数の算出を行う(S−44)。
計算装置では、関係者所持用カード毎あって有料設備毎の売上合計額、手数料、利益率、合計利用回数の表示指令をディスプレイに出力するとともに、それらの明細の印字指令をプリンタに出力する。ディスプレイは、関係者所持用カード毎あって有料設備毎の売上合計額、手数料、合計利用回数を表示し(S−45)、プリンタは、関係者所持用カード毎あって有料設備毎の売上合計額、手数料、合計利用回数の明細を印字する(S−46)。計算装置は、ICカード2に所定の金額をチャージする(S−47)。
図8は、プリンタを介して印字された売上合計額、手数料、利益率、合計利用回数の明細の他の一例を示す図である。図8の明細は、ある月における各有料設備毎の患者用カードの売上合計額、手数料、利益率、合計利用回数を算出したものである。明細の上欄における横軸には、左から売上合計額、手数料、利益率、合計利用回数が表示され、明細の左欄における縦軸には、上から自動販売機,売店,食堂,駐車場,電話およびファクシミリ,コピー機,テレビ,インターネット,冷蔵庫,洗濯機,乾燥機の各有料設備が表示されている。
患者用カードの明細では、集計月内における自動販売機の売上金額が66,360円、手数料が1,991円、利益率が3%、合計利用回数が553回であることが分かり、集計月内における売店の売上金額が552,750円、手数料が22,110円、利益率が4%、合計利用回数が2,041回であることが分かる。集計月内における食堂の売上金額が882,600円、手数料が61,782円、利益率が7%、合計利用回数が1,084回であることが分かり、集計月内における駐車場の売上金額が630,000円、手数料が18,900円、利益率が3%、合計利用回数が1,050回であることが分かる。患者用カードの明細では、電話およびファクシミリ,コピー機,テレビ,インターネット,冷蔵庫,洗濯機,乾燥機の各有料設備の売上合計額、手数料、利益率、合計利用回数が分かり、患者用カードの売上合計額の総計が3,140,080円、手数料の総計が140,727円、利益率が4.48%、合計利用回数の総計が11,058回であることが分かる。明細は、図示はしていないが、患者用カードのそれのみならず、医療施設職員用カード、学生用カード、その他カードのそれらも出力される。
第2の計算手段および算出手段による処理例では、POSレジ23やICカード精算機24,25によって、関係者所持用カード毎であって有料設備毎の売上合計額(第2売上合計額)、手数料、合計利用回数を迅速に算出することができるので、売上合計額や手数料、合計利用回数を病院1の職員や業者の従業員が手作業で算出する必要はなく、労力と時間とを大幅に削減することができる。また、売上合計額や手数料、合計利用回数の算出をPOSレジ23やICカード精算機24,25が行うので、それらの算出における計算ミスを防ぐことができる。さらに、関係者所持用カード毎であって有料設備毎の売上合計額や合計利用回数を知ることができるので、ICカード2や有料設備の効率を確認することができ、ICカード2や有料設備の売上を予測することができる。
有料設備は、それらを設置する業者が必ずしも同一ではなく、有料設備毎にそれを設置する業者が異なる。施設では、業者に有料設備の設置を許可する代わりに、有料設備の売上合計額に所定の利益率を乗じた手数料をそれら業者から徴収する場合がある。また、業者が有料設備を施設に無償で貸与する代わりに、施設が有料設備の売上合計額に所定の利益率を乗じた手数料を業者に支払う場合がある。この処理例では、出力された明細を利用して有料設備を設置した業者に手数料を請求する請求書を作成することができ、明細を利用して病院1が有料設備を設置した業者に支払う手数料の明細を作成することができる。なお、この処理例では、関係者所持用カード毎の合計チャージ金額の算出を省略しているが、図3に示す処理例と同様に、関係者所持用カード毎の合計チャージ金額を算出することができることはいうまでもない。
このシステムでは、売上合計額や手数料、合計利用回数、合計チャージ金額の算出を日別に行う場合、たとえば、キーボードを介して計算装置3に所定の日を入力すると、その日における売上合計額や手数料、合計利用回数、合計チャージ金額が算出される。また、売上合計額や手数料、合計利用回数、合計チャージ金額の算出を所定の日数単位で行う場合、たとえば、キーボードを介して計算装置3に1日〜20日を入力すると、1日〜20日の間における売上合計額や手数料、合計利用回数、合計チャージ金額が算出される。
このシステムでは、精算装置3のメモリに格納した売上金額や利用回数、チャージ金額の各データを消去する指令が入力されない限り、それらデータがメモリに保持されるので、前月や前々月等のそれらデータをメモリから取り出し、前月や前々月等の売上合計額、手数料、合計利用回数、合計チャージ金額の算出を行うことができる。このシステムでは、入力装置を利用してディスプレイに表示された明細のレイアウトおよびプリンタから出力される明細のレイアウトを変更することができる。
このシステムにおけるICカード入金機26は、ICカードリーダ/ライタ(図示せず)を介してICカード2に金額をチャージする。ICカード入金機26は、POSレジ23やICカード精算機24,25と同様に、制御部および演算部を有するCPUとメモリとから形成された計算装置を内蔵し、計算装置に入力装置および出力装置が入出力インターフェイスを介して接続されていてもよい。この場合、ICカード入金機26は、ICカード2にチャージした金額を記憶するとともに、ICカード2にチャージした金額を関係者所持用カード毎に区分して集計し、関係者所持用カード毎の合計チャージ金額を算出することができる。ICカード入金機26は、合計チャージ金額の算出を日別、あるいは、所定の日数単位または月単位で行う。ICカード入金機26は、算出した合計チャージ金額を記憶することができ、関係者所持用カード毎の合計チャージ金額の明細を出力装置を介して出力することができる。
このシステムは、病院1のみならず、旅行客や出張者が宿泊するホテルにおいて利用することもできる。ホテルにおける関係者とは、ホテルの経営者や従業員、宿泊客、有料設備の設置業者をいう。ICカード2は、たとえば、ホテル職員用カード、宿泊客用カード、その他カードに区分することができる。ホテルに設置される有料設備としては、自動販売機、売店、電話およびファクシミリ、民放地上波放送およびCSやBS等の自主放送テレビ、インターネット、冷蔵庫、洗濯機がある。なお、有料設備には、特に限定はなく、特定の施設に設置可能であるとともに、所定の商取引に伴う売上金額をICカード2から減算可能であれば、実施の形態において例示したそれら有料設備のみに限定するものではない。
更に、本発明に係るカード決済システムの構成例を説明する。
(1)請求項14〜請求項20に対応する構成例
特定の施設である病院1内に、自動販売機11や食券券売機13、テレビ17、電話14、19等の複数の有料設備が設置されている。
病院1の複数の関係者が個別にICカード2を所持している。
ICカード2に記憶された情報を読み取る精算装置3であるPOSレジ23やICカード精算機24を備えている。
それぞれの関係者は、自己のICカード2を使用して、それぞれの有料設備において所定の商取引を行うことが可能であり、ICカードリーダ/ライタ機能により当該商取引に伴う有料設備毎の売上金額が当該ICカード2から減算される。
ICカード2は、商取引に伴う有料設備毎の売上金額を記憶する記憶手段であるメモリを有している。なお、有料設備毎の売上金額は、例えば、それぞれの有料設備のコード番号と売上金額との対応を記憶することにより管理され、或いは、それぞれの有料設備をICカード2のメモリ部の物理アドレス毎に割り当てて売上金額を記憶することにより管理される。
関係者としては、患者、医療施設職員、学生、その他の者が存在する。
ICカード2は、関係者の病院1に対する関連形態に基づいて複数種類の関係者所持用カードに区分されており、該ICカード2の区分を識別する情報(本例では、コード番号)を記憶する区分識別情報記憶手段であるメモリを有している。
関係者所持用カードとしては、患者は患者用カード4を所持しており、医療施設職員は医療施設職員用カード5を所持しており、学生は学生用カード6を所持しており、その他の者はその他カード7を所持している。
精算装置3は、ICカード2に記憶された有料設備毎の売上金額を該ICカード2から読み取る読取手段であるICカードリーダ/ライタ機能と、ICカード2から読み取った有料設備毎の売上金額を集計する計算手段である演算機能を有している。
精算装置3の計算手段は、例えば、複数のICカード2から読み取った有料設備毎の売上金額について、有料設備毎に売上金額の合計額を算出する。
また、例えば、精算装置3の読取手段は、ICカード2の区分を識別する情報を該ICカード2から読み取り、精算装置3の計算手段は、複数のICカード2から読み取った有料設備毎の売上金額について、ICカード2の区分を示す関係者所持用カード毎であって有料設備毎に、売上金額の合計額を算出する。本例では、患者用カード、医療施設職員用カード、学生用カード、その他カードのそれぞれ毎に、有料設備毎に、売上金額の合計額が算出される。
また、例えば、精算装置3の計算手段は、複数のICカード2から読み取った有料設備毎の売上金額について、有料設備毎に、全てのICカード2の区分をまとめた売上金額の合計額を算出する。
また、精算装置3は、計算手段により得られた集計結果を出力する出力手段である印刷機や表示画面を有している。集計結果としては、例えば、その明細が出力される。
また、例えば、ICカード2の記憶手段は、日別または月別に区分して商取引に伴う有料設備毎の売上金額を記憶し、精算装置3の計算手段は、所定の日数単位または月単位で、ICカード2から読み取った有料設備毎の売上金額を集計する。
このように、本例のカード決済システムでは、精算時にICカード2の使用履歴を見て、各有料設備毎で使用した金額を集計、管理、出力などすることができる。例えば、精算装置3によりICカード2から各有料設備毎の金額を読み取った結果に基づいて、各有料設備毎に金額を振り分けて、全てのカード区分をまとめた有料設備毎の集計或いはカード区分毎且つ有料設備毎の集計などが可能である。
また、本例では、例えば、精算装置3の側で、ICカード2による売上金額などの種々な情報を一括して管理することが可能である。
また、本例では、売上金額について示したが、例えば、売上金額の代わりに、売上金額の合計額に所定の利益率を乗じて算出される手数料や、有料設備に対する利用回数などに同様な構成を適用することも可能である。
また、例えば、ICカード2の区分毎に、有料設備に対する値引率を設定するようなことも可能である。この場合、有料設備では、ICカードリーダ/ライタ機能により、使用されるICカード2の区分を識別する情報を読み取り、読み取った区分に対応する値引率で商品などの金額(売上金額)を減少させる。
本例では、有料設備で使用した履歴がICカード2に残り、精算装置3の側では個々の履歴は管理せずにICカード2からの履歴の読み取りにより売上金額などを収集する構成(オフラインの構成)としたため、例えば、通信ラインを引き回さなくてもよく、物やベッドを自由に動かすことができて便利である。
(2)請求項21〜請求項27に対応する構成例
特定の施設である病院1内に、自動販売機11や食券券売機13、テレビ17、電話14、19等の複数の有料設備が設置されている。
病院1の複数の関係者が個別にICカード2を所持している。
ICカード2に記憶された情報を読み取る精算装置3であるPOSレジ23やICカード精算機24を備えている。
それぞれの関係者は、自己のICカード2を使用して、それぞれの有料設備において所定の商取引を行うことが可能であり、ICカードリーダ/ライタ機能により当該商取引に伴う売上金額が当該ICカード2から減算される。
ICカード2は、商取引に伴う売上金額を記憶する記憶手段であるメモリを有している。
関係者としては、患者、医療施設職員、学生、その他の者が存在する。
ICカード2は、関係者の病院1に対する関連形態に基づいて複数種類の関係者所持用カードに区分されており、該ICカード2の区分を識別する情報(本例では、コード番号)を記憶する区分識別情報記憶手段であるメモリを有している。
関係者所持用カードとしては、患者は患者用カード4を所持しており、医療施設職員は医療施設職員用カード5を所持しており、学生は学生用カード6を所持しており、その他の者はその他カード7を所持している。
精算装置3は、ICカード2の区分を識別する情報を該ICカード2から読み取るとともにICカード2に記憶された売上金額を該ICカード2から読み取る読取手段であるICカードリーダ/ライタと、複数のICカード2から読み取った売上金額についてICカード2の区分を示す関係者所持用カード毎に売上金額の合計額を算出する計算手段である演算機能を有している。
例えば、ICカード2の記憶手段は、残金(現在においてチャージされている金額)を特定する情報を記憶し、精算装置3の読取手段は、ICカード2に記憶された残金を特定する情報を読み取り、精算装置3の計算手段は、複数のICカード2から読み取った残金について、ICカード2の区分を示す関係者所持用カード毎に、残金の合計額を算出する。本例では、患者用カード、医療施設職員用カード、学生用カード、その他カードのそれぞれ毎に、残金の合計額が算出される。
例えば、ICカード2の記憶手段は、該ICカード2の初期的なチャージ金額(本例では、ICカード販売機8による販売時におけるチャージ金額)を特定する情報を記憶し、精算装置3の読取手段は、ICカード2に記憶された初期的なチャージ金額を特定する情報を読み取り、精算装置3の計算手段は、複数のICカード2から読み取った初期的なチャージ金額について、ICカード2の区分を示す関係者所持用カード毎に、初期的なチャージ金額の合計額を算出する。
例えば、ICカード2の記憶手段は、該ICカード2の初期以外のチャージ金額(本例では、ICカード入金機26による入金金額)を特定する情報を記憶し、精算装置3の読取手段は、ICカード2に記憶された初期以外のチャージ金額を特定する情報を読み取り、精算装置3の計算手段は、複数のICカード2から読み取った初期以外のチャージ金額について、ICカード2の区分を示す関係者所持用カード毎に、初期以外のチャージ金額の合計額を算出する。
精算装置3は、計算手段により得られた集計結果を出力する出力手段である印刷機や表示画面を有している。集計結果としては、例えば、その明細が出力される。
例えば、ICカード2の記憶手段は、日別または月別に区分して商取引に伴う売上金額を記憶し、精算装置3の計算手段は、所定の日数単位または月単位で、ICカード2から読み取った売上金額を集計する。
このように、本例のカード決済システムでは、ICカード販売装置や、ICカード入金装置や、精算装置のそれぞれについて、ICカードの区分(利用者の区分)毎に、使用した金額などを集計、管理、出力などすることができる。例えば、ICカードの区分毎に、初期的なチャージ(イニシャルチャージ)の金額や、初期以外のチャージ(追加チャージ)の金額や、実際に消費されたチャージ金額や、払い戻された保証金額や、精算額などを集計などすることができる。
また、例えば、医者(本例では、医療施設職員)については福利厚生費とし、患者については一般の利益とするなどにより、プリペイドカード法における会計上の要件を満たすような金額明細を出力などすることができる。
また、本例では、例えば、精算装置3の側で、ICカード2による売上金額、ICカード2の販売金額や初期的なチャージ金額、ICカード2への初期以外の追加的な入金金額などの種々な情報を一括して管理することが可能である。
また、本例では、売上金額などについて示したが、例えば、売上金額の代わりに、売上金額の合計額に所定の利益率を乗じて算出される手数料や、有料設備に対する利用回数などに同様な構成を適用することも可能である。
また、例えば、ICカード2の区分毎に、有料設備に対する値引率を設定するようなことも可能である。この場合、有料設備では、ICカードリーダ/ライタ機能により、使用されるICカード2の区分を識別する情報を読み取り、読み取った区分に対応する値引率で商品などの金額(売上金額)を減少させる。
本例では、有料設備で使用した履歴がICカード2に残り、精算装置3の側では個々の履歴は管理せずにICカード2からの履歴の読み取りにより売上金額などを収集する構成(オフラインの構成)としたため、例えば、通信ラインを引き回さなくてもよく、物やベッドを自由に動かすことができて便利である。
(3)請求項28及び請求項30〜請求項31に対応する構成例
特定の施設である病院1内に、自動販売機11や食券券売機13、テレビ17、電話14、19等の複数の有料設備が設置されている。
病院1の複数の関係者が個別にICカード2を所持している。
ICカード2に記憶された情報を読み取る精算装置3であるPOSレジ23やICカード精算機24を備えている。
ICカード2を販売するICカード販売装置であるICカード販売機8を備えている。
それぞれの関係者は、自己のICカード2を使用して、それぞれの有料設備において所定の商取引を行うことが可能であり、ICカードリーダ/ライタ機能により当該商取引に伴う売上金額が当該ICカード2から減算される。
ICカード2は、商取引に伴う売上金額を記憶する記憶手段であるメモリを有している。
関係者としては、患者、医療施設職員、学生、その他の者が存在する。
ICカード2は、関係者の病院1に対する関連形態に基づいて複数種類の関係者所持用カードに区分されており、該ICカード2の区分を識別する情報(本例では、コード番号)を記憶する区分識別情報記憶手段であるメモリを有している。
関係者所持用カードとしては、患者は患者用カード4を所持しており、医療施設職員は医療施設職員用カード5を所持しており、学生は学生用カード6を所持しており、その他の者はその他カード7を所持している。
それぞれの関係者は、ICカード販売機8により、自己に対応した区分のICカード2を購入することができる。
また、システムには、ICカード2の区分を示す関係者所持用カード毎にICカード販売装置によるICカード2の販売金額や初期的なチャージ金額を集計する集計装置を備えている。本例では、患者用カード、医療施設職員用カード、学生用カード、その他カードのそれぞれ毎に、ICカード2の販売金額や初期的なチャージ金額が算出される。
集計装置は、集計結果を出力する出力手段である印刷機や表示画面を有している。集計結果としては、例えば、その明細が出力される。
なお、集計装置としては、例えば、別個な装置として備えられてもよく、或いは、ICカード販売装置や精算装置などと一体化されて備えられてもよい。
一例として、ICカード販売装置は、販売したICカード2の保証金額や、販売したICカード2の初期的なチャージ金額や、販売したICカード2の販売金額などを、ICカード2の区分毎に、集計などすることができる。ここで、本例では、ICカード2の保証金額と初期的なチャージ金額との合計額がICカード2の販売金額となり、ICカード2を返却するときに保証金額が返金される。
(4)請求項29〜請求項31に対応する構成例
特定の施設である病院1内に、自動販売機11や食券券売機13、テレビ17、電話14、19等の複数の有料設備が設置されている。
病院1の複数の関係者が個別にICカード2を所持している。
ICカード2に記憶された情報を読み取る精算装置3であるPOSレジ23やICカード精算機24を備えている。
ICカード2に対して入金を行うICカード入金装置であるICカード入金機26を備えている。
それぞれの関係者は、自己のICカード2を使用して、それぞれの有料設備において所定の商取引を行うことが可能であり、ICカードリーダ/ライタ機能により当該商取引に伴う売上金額が当該ICカード2から減算される。
ICカード2は、商取引に伴う売上金額を記憶する記憶手段であるメモリを有している。
関係者としては、患者、医療施設職員、学生、その他の者が存在する。
ICカード2は、関係者の病院1に対する関連形態に基づいて複数種類の関係者所持用カードに区分されており、該ICカード2の区分を識別する情報(本例では、コード番号)を記憶する区分識別情報記憶手段であるメモリを有している。
関係者所持用カードとしては、患者は患者用カード4を所持しており、医療施設職員は医療施設職員用カード5を所持しており、学生は学生用カード6を所持しており、その他の者はその他カード7を所持している。
それぞれの関係者は、ICカード入金機26により、自己が所持するICカード2に入金することができる。
また、システムには、ICカード2の区分を示す関係者所持用カード毎にICカード入金装置による入金金額を集計する集計装置を備えている。本例では、患者用カード、医療施設職員用カード、学生用カード、その他カードのそれぞれ毎に、ICカード2への入金金額(本例では、初期以外のチャージ金額)が算出される。
集計装置は、集計結果を出力する出力手段である印刷機や表示画面を有している。集計結果としては、例えば、その明細が出力される。
なお、集計装置としては、例えば、別個な装置として備えられてもよく、或いは、ICカード入金装置や精算装置などと一体化されて備えられてもよい。
一例として、ICカード入金装置は、ICカード2に初期以外で追加的にチャージされた金額を、ICカード2の区分毎に、集計などすることができる。
一例として示すカード決済システムの構成図。 システムにおけるICカードの使用および精算の手順を示す図。 POSレジやICカード精算機における処理の一例を示すフローチャート図。 売上合計額、手数料、利益率、合計利用回数の明細の一例を示す図。 POSレジやICカード精算機における処理の他の一例を示すフローチャート図。 図5から続くフローチャート図。 図6から続くフローチャート図。 売上合計額、手数料、利益率、合計利用回数の明細の他の一例を示す図。
符号の説明
1 病院
2 ICカード
3 精算装置
4 患者用カード(関係者所持用カード)
5 医療施設職員用カード(関係者所持用カード)
6 学生用カード(関係者所持用カード)
7 その他カード(関係者所持用カード)
11 自動販売機(有料設備)
12 売店(有料設備)
13 食券券売機(有料設備)
14 公衆電話およびファクシミリ(有料設備)
15 コピー機(有料設備)
16 有料駐車場(有料設備)
17 テレビ(有料設備)
18 インターネット(有料設備)
19 電話(有料設備)
20 冷蔵庫(有料設備)
21 洗濯機(有料設備)
22 乾燥機(有料設備)
23 POSレジ(精算装置)
24 ICカード精算機(精算装置)
25 ICカード精算機(精算装置)
26 ICカード入金機
27 ICカードカードリーダ/ライタ
28 ICカードカードリーダ/ライタ

Claims (31)

  1. 特定の施設内に設置された多数の有料設備と、前記施設の多数の関係者が個別に所持するICカードとから構成され、前記ICカードを使用して前記関係者が有料設備において所定の商取引を行うことが可能であり、前記商取引に伴う有料設備毎の売上金額が前記ICカードから減算されるカード決済システムであって、
    前記ICカードが、前記関係者の前記施設に対する関連形態に基づいて数種類の関係者所持用カードに区分されているとともに、前記商取引に伴う売上金額を記憶する記憶手段を有し、前記システムが、前記ICカードに記憶された売上金額を該ICカードから読み取ることが可能な精算装置を備え、
    前記精算装置が、前記ICカードから読み取った売上金額を集計して前記関係者所持用カード毎に区分された第1売上合計額を算出する計算手段と、前記関係者所持用カード毎の売上金額および第1売上合計額のうちの少なくとも該第1売上合計額の明細を出力する出力手段とを有することを特徴とするカード決済システム。
  2. 前記精算装置の計算手段が、前記第1売上合計額に所定の利益率を乗じて手数料を算出可能であり、前記精算装置の出力手段が、前記第1売上合計額に対する手数料の明細を出力可能である請求項1記載のカード決済システム。
  3. 前記ICカードの記憶手段が、前記商取引に伴う売上金額を日別または月別に区分して記憶し、前記精算装置の計算手段が、前記ICカードから読み取った売上金額を所定の日数単位または月単位で集計し、所定の日数単位または月単位における前記第1売上合計額を算出可能であり、前記精算装置の出力手段が、所定の日数単位または月単位における前記第1売上合計額の明細を出力可能である請求項1記載のカード決済システム。
  4. 前記精算装置の計算手段が、所定の日数単位または月単位で集計した前記第1売上合計額に所定の利益率を乗じて手数料を算出可能であり、前記精算装置の出力手段が、所定の日数単位または月単位で集計した前記第1売上合計額に対する手数料の明細を出力可能である請求項3記載のカード決済システム。
  5. 前記ICカードの記憶手段が、前記商取引に伴う売上金額を前記有料設備毎に区分して記憶可能であり、前記精算装置の計算手段が、前記ICカードから読み取った売上金額を集計して前記関係者所持用カード毎であって前記有料設備毎に区分された第2売上合計額を算出可能であり、前記精算装置の出力手段が、前記関係者所持用カード毎であって前記有料設備毎の売上金額および第2売上合計額のうちの少なくとも該第2売上合計額の明細を出力可能である請求項1ないし請求項4いずれかに記載のカード決済システム。
  6. 前記精算装置の計算手段が、前記第2売上合計額に所定の利益率を乗じて手数料を算出可能であり、前記精算装置の出力手段が、前記第2売上合計額に対する手数料の明細を出力可能である請求項5記載のカード決済システム。
  7. 前記ICカードの記憶手段が、前記商取引に伴う売上金額を日別または月別に区分して記憶し、前記精算装置の計算手段が、前記ICカードから読み取った売上金額を所定の日数単位または月単位で集計し、所定の日数単位または月単位における前記第2売上合計額を算出可能であり、前記精算装置の出力手段が、所定の日数単位または月単位における前記第2売上合計額の明細を出力可能である請求項5または請求項6に記載のカード決済システム。
  8. 前記精算装置の計算手段が、所定の日数単位または月単位で集計した前記第2売上合計額に所定の利益率を乗じて手数料を算出可能であり、前記精算装置の出力手段が、所定の日数単位または月単位で集計した前記第2売上合計額に対する手数料の明細を出力可能である請求項7記載のカード決済システム。
  9. 前記精算装置が、売上金額、第1および第2売上合計額、手数料を記憶可能である請求項8記載のカード決済システム。
  10. 前記ICカードの記憶手段が、前記関係者の有料設備に対する利用回数を日別または月別に区分かつ有料設備毎に区分して記憶可能であり、前記精算装置が、前記ICカードに記憶された有料設備の利用回数を該ICカードから読み取ることが可能であり、
    前記精算装置の計算手段が、所定の日数単位または月単位で前記有料設備の利用回数を集計し、前記関係者所持用カード毎の合計利用回数を算出可能であり、前記精算装置の出力手段が、前記関係者所持用カード毎の合計利用回数の明細を出力可能である請求項1ないし請求項9いずれかに記載のカード決済システム。
  11. 前記精算装置の計算手段が、前記関係者所持用カード毎であって前記有料設備毎の合計利用回数を算出可能であり、前記精算装置の出力手段が、前記関係者所持用カード毎であって前記有料設備毎の合計利用回数の明細を出力可能である請求項10記載のカード決済システム。
  12. 前記精算装置が、利用回数、合計利用回数を記憶可能である請求項10または請求項11に記載のカード決済システム。
  13. 前記施設が、医療施設であり、前記関係者所持用カードが、患者用カード、医療施設職員用カード、学生用カード、その他カードである請求項1ないし請求項12いずれかに記載のカード決済システム。
  14. 特定の施設内に設置された複数の有料設備と、前記施設の複数の関係者が個別に所持するICカードと、前記ICカードに記憶された情報を読み取る精算装置を備え、前記ICカードを使用して前記関係者が前記有料設備において所定の商取引を行うことが可能であり、前記商取引に伴う有料設備毎の売上金額が前記ICカードから減算されるカード決済システムであって、
    前記ICカードが、前記商取引に伴う有料設備毎の売上金額を記憶する記憶手段を有し、
    前記精算装置が、前記ICカードに記憶された有料設備毎の売上金額を該ICカードから読み取る読取手段と、前記ICカードから読み取った有料設備毎の売上金額を集計する計算手段を有することを特徴とするカード決済システム。
  15. 前記精算装置の前記計算手段が、複数のICカードから読み取った有料設備毎の売上金額について、有料設備毎に売上金額の合計額を算出する請求項14記載のカード決済システム。
  16. 前記ICカードが、前記関係者の前記施設に対する関連形態に基づいて複数種類の関係者所持用カードに区分されており、
    前記ICカードが、該ICカードの区分を識別する情報を記憶する区分識別情報記憶手段を有し、
    前記精算装置の前記読取手段が、前記ICカードの区分を識別する情報を該ICカードから読み取り、
    前記精算装置の前記計算手段が、複数のICカードから読み取った有料設備毎の売上金額について、前記ICカードの区分を示す関係者所持用カード毎であって有料設備毎に売上金額の合計額を算出する請求項14記載のカード決済システム。
  17. 前記ICカードが、前記関係者の前記施設に対する関連形態に基づいて複数種類の関係者所持用カードに区分されており、
    前記精算装置の前記計算手段が、複数のICカードから読み取った有料設備毎の売上金額について、有料設備毎に全てのICカードの区分をまとめた売上金額の合計額を算出する請求項14記載のカード決済システム。
  18. 前記施設が、医療施設であり、
    前記ICカードの区分を示す関係者所持用カードが、患者用カード、医療施設職員用カード、学生用カード、その他カードである請求項16または請求項17に記載のカード決済システム。
  19. 前記精算装置が、前記計算手段により得られた集計結果を出力する出力手段を有する請求項14ないし請求項18いずれかに記載のカード決済システム。
  20. 前記ICカードの前記記憶手段が、日別または月別に区分して前記商取引に伴う有料設備毎の売上金額を記憶し、
    前記精算装置の前記計算手段が、所定の日数単位または月単位で前記ICカードから読み取った有料設備毎の売上金額を集計する請求項14ないし請求項19いずれかに記載のカード決済システム。
  21. 特定の施設内に設置された複数の有料設備と、前記施設の複数の関係者が個別に所持するICカードと、前記ICカードに記憶された情報を読み取る精算装置を備え、前記ICカードを使用して前記関係者が前記有料設備において所定の商取引を行うことが可能であり、前記商取引に伴う売上金額が前記ICカードから減算されるカード決済システムであって、
    前記ICカードが、前記関係者の前記施設に対する関連形態に基づいて複数種類の関係者所持用カードに区分されており、
    前記ICカードが、該ICカードの区分を識別する情報を記憶する区分識別情報記憶手段を有し、
    前記ICカードが、前記商取引に伴う売上金額を記憶する記憶手段を有し、
    前記精算装置が、前記ICカードの区分を識別する情報を該ICカードから読み取るとともに前記ICカードに記憶された売上金額を該ICカードから読み取る読取手段と、複数のICカードから読み取った売上金額について前記ICカードの区分を示す関係者所持用カード毎に売上金額の合計額を算出する計算手段を有することを特徴とするカード決済システム。
  22. 前記ICカードの前記記憶手段が、残金を特定する情報を記憶し、
    前記精算装置の前記読取手段が、前記ICカードに記憶された残金を特定する情報を読み取り、
    前記精算装置の前記計算手段が、複数のICカードから読み取った残金について、前記ICカードの区分を示す関係者所持用カード毎に残金の合計額を算出する請求項21記載のカード決済システム。
  23. 前記ICカードの前記記憶手段が、該ICカードの初期的なチャージ金額を特定する情報を記憶し、
    前記精算装置の前記読取手段が、前記ICカードに記憶された初期的なチャージ金額を特定する情報を読み取り、
    前記精算装置の前記計算手段が、複数のICカードから読み取った初期的なチャージ金額について、前記ICカードの区分を示す関係者所持用カード毎に初期的なチャージ金額の合計額を算出する請求項21または請求項22に記載のカード決済システム。
  24. 前記ICカードの前記記憶手段が、該ICカードの初期以外のチャージ金額を特定する情報を記憶し、
    前記精算装置の前記読取手段が、前記ICカードに記憶された初期以外のチャージ金額を特定する情報を読み取り、
    前記精算装置の前記計算手段が、複数のICカードから読み取った初期以外のチャージ金額について、前記ICカードの区分を示す関係者所持用カード毎に、初期以外のチャージ金額の合計額を算出する請求項21ないし請求項23いずれかに記載のカード決済システム。
  25. 前記精算装置が、前記計算手段により得られた集計結果を出力する出力手段を有する請求項21ないし請求項24いずれかに記載のカード決済システム。
  26. 前記施設が、医療施設であり、
    前記ICカードの区分を示す関係者所持用カードが、患者用カード、医療施設職員用カード、学生用カード、その他カードである請求項21ないし請求項25いずれかに記載のカード決済システム。
  27. 前記ICカードの前記記憶手段が、日別または月別に区分して前記商取引に伴う売上金額を記憶し、
    前記精算装置の前記計算手段が、所定の日数単位または月単位で前記ICカードから読み取った売上金額を集計する請求項21ないし請求項26いずれかに記載のカード決済システム。
  28. 特定の施設内に設置された複数の有料設備と、前記施設の複数の関係者が個別に所持するICカードと、前記ICカードに記憶された情報を読み取る精算装置と、前記ICカードを販売するICカード販売装置を備え、前記ICカードを使用して前記関係者が前記有料設備において所定の商取引を行うことが可能であり、前記商取引に伴う売上金額が前記ICカードから減算されるカード決済システムであって、
    前記ICカードが、前記関係者の前記施設に対する関連形態に基づいて複数種類の関係者所持用カードに区分されており、
    前記システムが、前記ICカードの区分を示す関係者所持用カード毎に前記ICカード販売装置によるICカードの販売金額または初期的なチャージ金額を集計する集計装置を備えたことを特徴とするカード決済システム。
  29. 特定の施設内に設置された複数の有料設備と、前記施設の複数の関係者が個別に所持するICカードと、前記ICカードに記憶された情報を読み取る精算装置と、前記ICカードに対して入金を行うICカード入金装置を備え、前記ICカードを使用して前記関係者が前記有料設備において所定の商取引を行うことが可能であり、前記商取引に伴う売上金額が前記ICカードから減算されるカード決済システムであって、
    前記ICカードが、前記関係者の前記施設に対する関連形態に基づいて複数種類の関係者所持用カードに区分されており、
    前記システムが、前記ICカードの区分を示す関係者所持用カード毎に前記ICカード入金装置による入金金額を集計する集計装置を備えたことを特徴とするカード決済システム。
  30. 前記集計装置が、集計結果を出力する出力手段を有する請求項28または請求項29に記載のカード決済システム。
  31. 前記施設が、医療施設であり、
    前記ICカードの区分を示す関係者所持用カードが、患者用カード、医療施設職員用カード、学生用カード、その他カードである請求項28ないし請求項30いずれかに記載のカード決済システム。
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