JP2002216170A - 券及び券の使用方法 - Google Patents

券及び券の使用方法

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JP2002216170A
JP2002216170A JP2001011659A JP2001011659A JP2002216170A JP 2002216170 A JP2002216170 A JP 2002216170A JP 2001011659 A JP2001011659 A JP 2001011659A JP 2001011659 A JP2001011659 A JP 2001011659A JP 2002216170 A JP2002216170 A JP 2002216170A
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Japan
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ticket
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reading
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JP2001011659A
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English (en)
Inventor
Shigeru Kaneko
滋 金子
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】偽造が困難、確認が容易かつ正確、安価、多様
な用途に使用可能という特徴をすべて併せ持つ券を提供
することを第1の小課題、その券の新しい用途を提供す
ることを第2の小課題とし、少なくとも第1の小課題を
解決すること。 【解決手段】券に、情報(データ)を読書きされるメモ
リを有するICタグを埋め込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、券及び券の使用方
法に関する。尚、本明細書では、サービスの利用と、商
品の購入とを、総称して、サービスの利用と言い、サー
ビスの利用という言葉に、本来のサービスの利用の他
に、商品の購入という意味も含ませるものとする。
【0002】
【従来の技術】遊園地などのレジャー施設が提供するサ
ービスの利用では、従来から、チケットを事前に購入
し、その購入したチケットの種類に応じて、サービスを
受けることができるということが良く行われている。
【0003】レジャー施設が遊園地の場合、購入したチ
ケットで利用可能なサービスには、例えば、アトラクシ
ョン、オリエンテーリングなどある。ここで、アトラク
ションとは、ジェットコースター、メリーゴーランド、
ティーカップなど、顧客を引き付ける呼び物のことを意
味する。
【0004】チケットの種類には、遊園地を例に取れ
ば、年間パスポート、フリーチケット、回数券などがあ
る。ここで、年間パスポートは、遊園地が提供するアト
ラクションを1年間自由に利用できるというものであ
る。また、フリーチケットは、それらアトラクションを
1日自由に利用できるというものである。また、回数券
は、それらアトラクションを利用できる回数を購入する
ものである。
【0005】尚、本明細書では、チケットを、サービス
利用料金や商品の購入代金を事前に支払ったことを証す
る券という意味で、前払い券とも云う。
【0006】また、従来から、プールなどのレジャー施
設の利用では、利用者の貴重品を預かると同時に、所持
が容易な預かり証(腕輪、カード、ペンダント、バッジ
など)を利用者に渡すということが行われている。この
預かり証には、バーコードが付されている。利用者が、
レジャー施設が提供するサービスの利用、或いはレジャ
ー施設で販売している商品を購入する都度に、預かり証
のバーコードを読み取り、それら利用又は購入に伴う料
金を記録し、後で清算するということが行なわれてい
る。
【0007】このように、プールなどのレジャー施設の
利用で渡される預かり証のように、後で清算することを
条件に、サービスを利用したり、商品を購入できるとい
う信用を供与するものを、本明細書では、後払い券と言
うことにする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のチケ
ットには、表面に付された情報を、係員が目視で確認す
るために、以下のような欠点がある。
【0009】第1に、偽造を防止しようとすれば多大な
費用が掛かかり、その費用が掛けられなければ偽造が簡
単にできる。また、使えるかどうか係員が確認するにに
手間が掛かり間違いも多い。
【0010】第2に、チケットそのものは、入場の許可
や催しの参加の許可などといった限られた用途にしか用
いることしかできない。
【0011】また、バーコードを付した従来の後払い券
には、以下のような欠点がある。
【0012】第1に、多くの施設では、後払い券を回収
して再利用しており、後払い券の管理が必要になる。
【0013】第2に、バーコードを付した従来の後払い
券では情報を記憶できないために、サービスや商品を購
入する度に、それら購入の事実をデータベースで保管す
るシステムが必要になり、そのシステムの導入費用が無
視できないものになる。
【0014】本発明は係る従来技術の欠点の一部又は全
部を改善することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明において上記の課
題を達成するために、まず請求項1の発明では、券に、
情報(データ)を読書きされるメモリを有するICタグ
を埋め込んだことを特徴とする券としたものである。
【0016】また請求項2の発明では、請求項1記載の
券を使用する方法であって、券に埋め込まれたICタグ
に、券を識別する券識別情報と、サービスの利用を制限
する利用制限情報とを書き込む工程と、券に埋め込まれ
たICタグが有するメモリから、券識別情報と、利用制
限情報とを読み出す工程と、読み出した利用制限情報に
より、サービスの利用が可能か否かを判断する工程と、
サービスの利用が可能ならば、読み出した券識別情報で
サービスの予約を予約データベースに登録する工程と、
を含むことを特徴とする券の使用方法としたものであ
る。
【0017】また請求項3の発明では、券に埋め込まれ
たICタグが有するメモリから、券識別情報と、利用制
限情報とを読み出す工程と、読み出した利用制限情報に
より、サービスの利用が可能か否かを判断する工程と、
読み出した券識別情報により、予約データベースにサー
ビスの予約が登録されているか否かを判断する工程と、
を含むことを特徴とする請求項2記載の券の使用方法と
したものである。
【0018】また請求項4の発明では、券に埋め込まれ
たICタグが有するメモリから、券識別情報を読み出す
工程と、予約データベースからサービスの予約状況を読
み出す工程と、読み出した券識別情報と、読み出したサ
ービスの予約状況と、サービス1回当たりの提供時間及
び定員とに基づいて、サービスの待ち時間を算出する工
程と、を含むこと特徴とする請求項2記載の券の使用方
法としたものである。
【0019】また請求項5の発明では、請求項1記載の
券を使用する方法であって、券に埋め込まれたICタグ
に、券を識別する券識別情報を書き込む工程と、券に埋
め込まれたICタグが有するメモリから、券識別情報を
読み取る読取装置を複数の地点に配置する工程と、随
時、読み取り装置で、券識別情報を読み取ることによ
り、券識別情報が書き込まれたICタグが埋め込まれた
券を所持する人の所在を探知する工程と、を含むことを
特徴とする券の使用方法としたものである。
【0020】また請求項6の発明では、請求項1記載の
券を使用する方法であって、券に埋め込まれたICタグ
に、券を識別する券識別情報を書き込む工程と、チェッ
クポイントを通過する都度、その券識別情報を読み出し
て記憶することにより、通過したチェックポイントの管
理をする工程と、を含むことを特徴とする券の使用方法
としたものである。
【0021】また請求項7の発明では、請求項1記載の
券を使用する方法であって、チェックポイントを通過す
る都度、そのチェックポイントを通過したことを、券に
埋め込まれたICタグが有するメモリに書き込む工程
と、券に埋め込まれたICタグが有するメモリから、通
過したチェックポイントを読み出して出力する工程と、
を含むことを特徴とする券の使用方法としたものであ
る。
【0022】また請求項8の発明では、請求項1記載の
券を使用する方法であって、サービスを利用する都度、
利用内容及び利用金額等の利用情報を、券に埋め込まれ
たICタグが有するメモリに書き込む工程と、券に埋め
込まれたICタグが有するメモリから利用情報を読み出
して、利用明細と利用合計金額を出力する工程と、を含
むことを特徴とする券の使用方法としたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を説
明する。
【0024】1:券 本発明に係わる券は、前払い券(チケット)、後払い券
の何れも、情報(データ)を非接触で読書きされるメモ
リを有するICタグを埋め込んだものである。
【0025】以後、説明を簡便にするために、ICタグ
が有するメモリに情報(データ)を読書きすることを、
単に、ICタグに情報(データ)を読書きすると略称す
ることにする。また、券に埋め込まれているICタグの
ことを、単に、券のICタグと略称することにする。
【0026】ICタグの埋め込みは、券からICタグを
容易に分離できなければ良く、その種類、形態などは問
わない。
【0027】また、券は、所持が容易であれば、その種
類、形態などは問わない。例えば、チケットであれば、
紙片が挙げられる。例えば、後払い券であれば、腕輪、
カード、ペンダント、バッジなどが挙げられる。
【0028】2:本実施形態で利用されるハードウェア
資源 本実施形態において、端末は、コンピュータの1種であ
る。また、本実施形態において、…DBは、各種情報
(データ)を格納するデータベースのことを意味し、コ
ンピュータによって管理される。このコンピュータを、
データベースサーバとも云う。データベースに対して、
登録、検索、更新、削除など、情報(データ)を読書き
する端末は、データベースサーバとネットワークで接続
されている。
【0029】3:チケット(前払い券)の利用に伴う処
理 ここでは、遊園地を例にとって、チケット(前払い券)
の多様な用途への使用を可能にするために、コンピュー
タによってなされる処理を、いくつか説明する。
【0030】3−1:チケットの発行 ここでは、チケットを発行する処理の例を、図1のフロ
ーチャートを用いて、以下に説明する。本明細書では、
説明を簡便にするために、チケットを発行するのに用い
られる端末のことを、発行端末と略称する。
【0031】S(STEP)1;発行端末は、発行端末
の入力装置から、利用者及び利用制限情報が入力される
と、それら情報を主記憶装置に記憶する。そして、発行
端末は、チケットNo.を発生させ、日付(発行日)、利
用者情報とともに、利用者情報DBに登録する。
【0032】S(STEP)2;発行端末は、ICタグ
書込み装置で、チケットのICタグに、チケットNo.と
利用制限情報を書き込む。また、発行端末は、プリンタ
で、チケットの表面に、チケットNo.を印刷する。この
際、利用者情報の一部又は全部、チケットの種類、発行
日などの情報も、チケットの表面に印刷しても良い。
【0033】ここで、日付は、発行端末に時計を内蔵さ
せて、その時計によって計測する。また、チケットNo.
は、ある定められた規則によって、唯一の番号を発生さ
せる。
【0034】利用制限情報は、アトラクションの利用
を、どのように制限しているのかを示す情報である。例
えば、上述した、年間パスポート、フリーチケットにお
ける利用制限情報は、期間である。すなわち、年間パス
ポートでは、特定の1年間を除く期間では、遊園地が提
供するアトラクションを利用することはできない。同様
に、フリーチケットでは、特定の1日を除く期間では、
遊園地が提供するアトラクションを利用することはでき
ない。また例えば、上述した回数券では、特定の回数を
越えて、遊園地が提供するアトラクションを利用するこ
とはできない。
【0035】利用者情報としては、例えば、氏名、住
所、性別、年齢等が挙げられる。また、利用者情報に
は、顔写真を含ませて、チケットの表面に、その顔写真
を印刷しても良い。
【0036】3−2:アトラクションの利用予約 ここでは、サービスの利用を予約する処理の例を、図2
のフローチャートに従って、説明する。サービスの利用
を予約するのに用いられる端末は、アトラクションごと
に設置されているものとする。本明細書では、説明を簡
便にするために、この端末を、予約端末と略称する。
【0037】S(STEP)1;予約端末は、ICタグ
読取り装置で、チケットのICタグから、チケットNo.
と利用制限情報とを読み取り、主記憶装置に記憶する。
【0038】S(STEP)2;予約端末は、利用制限
情報に基づいて、アトラクションの利用が可能か否かを
判断する。利用可能であれば、STEP3に進む。利用
不可能であれば、予約端末は、表示装置で、利用不可能
を表示する。
【0039】S(STEP)3;予約端末は、チケット
No.と、予約情報として、アトラクションコード、アト
ラクション名、予約日時などを、予約情報DBに登録
し、予約が完了したことを表示装置で表示する。
【0040】尚、アトラクションコードは、アトラクシ
ョンを識別するコードである。また、予約日時が若い順
に、予約順位が与えられる。
【0041】2−3:アトラクションの利用 ここでは、予約したアトラクションを、実際に利用する
際なされる処理の例を、図3のフローチャートに従っ
て、説明する。ここでは、アトラクションごとに、チケ
ットをチェックするのに用いられる端末が用意されてい
るものとする。本明細書では、説明を簡便にするため
に、この端末を、チェック端末と略称する。
【0042】S(STEP)1;チェック端末は、IC
タグ読取り装置で、チケットのICタグから、チケット
No.と利用制限情報を読み取り、主記憶装置に記憶す
る。
【0043】S(STEP)2;チェック端末は、利用
制限情報に基づいて、アトラクションの利用が可能か否
かを判断する。アトラクションの利用が可能であれば、
STEP3に進む。アトラクションの利用が不可能であ
れば、チェック端末は、表示装置で、利用不可能を表示
する。
【0044】S(STEP)3;チェック端末は、チェ
ック端末が設置されているアトラクションの予約状況
を、予約情報DBを検索して読み出し、主記憶装置に記
憶する。
【0045】S(STEP)4;チェック端末は、予約
状況に基づいて、読み取ったチェックNo.で、アトラク
ションの利用が予約されているか否かを判断する。予約
されていれば、STEP5に進む。予約されていなけれ
ば、チェック端末は、表示装置で、未予約を表示する。
【0046】S(STEP)5;チェック端末は、予約
状況に基づいて、予約日時の若い順に決まる予約順位
を、読み取ったチェックNo.について求める。そして、
チェック端末は、読み取ったチケットNo.の予約よりも
前に予約され、かつ既にアトラクションを利用したチケ
ットNo.の予約順位の分だけを、読み取ったチケットNo.
の予約順位から差し引いて、待ち順位を求める。
【0047】S(STEP)6;チェック端末は、チェ
ック端末が設置されているアトラクションの定員を、ア
トラクションDBから、読み出し、主記憶装置に記憶す
る。
【0048】S(STEP)7;チェック端末は、待ち
順序≦定員であるか否かを判断する。待ち順序≦定員で
あれば、STEP8に進む。待ち順序>定員であれは、
チェック端末は、今回は利用不可能であることを、表示
装置で表示する。
【0049】S(STEP)8;チェック端末は、予約
情報DBにおいてチケットNo.で特定される予約情報
を、アトラクションが利用したとして、更新する。ま
た、チェック端末は、利用履歴情報DBに、チケットN
o.で特定される顧客が、アトラクションを利用したとし
て、利用履歴情報を登録又は更新する。
【0050】S(STEP)9;チェック端末は、利用
制限情報に基づいて、アトラクションの利用に伴い、利
用制限情報を更新する必要があるか否かを判断する。更
新する場合は、STEP7に進む。更新しない場合は、
STEP8に進む。
【0051】S(STEP)10;端末は、チケットの
ICタグが有するメモリに記憶されている利用制限情報
を、ICタグ書込み装置により更新する。
【0052】S(STEP)11;端末は、表示装置
で、利用の許可を表示する。この際、端末は、例えば、
ゲートを開くなど、利用者の入場を促す処理をしても良
い。
【0053】利用制限情報を更新する必要がある例とし
ては、回数券が挙げられる。回数券の場合、例えば、利
用可能な残余回数を利用制限情報に含ませ、アトラクシ
ョンを利用する度に、その残余回数を1つだけ減らす。
残余回数が0になると、遊園地が提供するアトラクショ
ンは一切利用できない。
【0054】3−4:待ち時間照会 ここでは、予約したアトラクションの待ち時間、或い
は、予約はしていないが、今予約した場合の待ち時間を
照会する処理の例を、図4のフローチャートに従って、
説明する。本明細書では、説明を簡便にするために、待
ち時間を照会するのに用いられる端末を、待ち時間照会
端末と略称する。
【0055】S(STEP)1;待ち時間照会端末は、
入力装置から入力されたアトラクション名を、主記憶装
置に記憶する。
【0056】S(STEP)2;待ち時間照会端末は、
ICタグ読取り装置で、チケットのICタグから、チケ
ットNo.を読み取り、主記憶装置に記憶する。
【0057】S(STEP)3;待ち時間照会端末は、
入力されたアトラクション名で特定されるアトラクショ
ンの予約状況を、予約情報DBから読み出し、主記憶装
置に記憶する。そして、待ち時間照会端末は、この予約
状況から、読み取ったチケットNo.の予約順位を、算出
する。この予約順位は、読み取ったチケットNo.で予約
がなされていれば、予約日時の若い順で決まる。また、
読み取ったチケットNo.で予約がなされていなければ、
予約順位は、最後に予約したチケットNo.の次になる。
さらに、待ち時間照会端末は、この予約状況と、予約順
位とにより、待ち順位を算出する。この待ち順位は、読
み取ったチケットNo.で予約がなされていれば、読み取
ったチケットNo.の予約よりも前に予約され、かつ既に
アトラクションを利用したチケットNo.の予約順位の分
だけを、読み取ったチケットNo.の予約順位から差し引
いたものである。また、読み取ったチケットNo.で予約
がなされていなければ、命令順位は、既にアトラクショ
ンを利用したチケットNo.の予約順位の分だけを、読み
取ったチケットNo.の予約順位から差し引いたものであ
る。
【0058】S(STEP)4;待ち時間照会端末は、
入力されたアトラクション名で特定されるアトラクショ
ンの1回当たりの稼働時間と、定員とを、アトラクショ
ンDBから読み出し、主記憶装置に記憶する。さらに、
待ち時間照会端末は、アトラクションの1回当たりの稼
働時間と、定員と、読み取ったチケットNo.の待ち順位
とに基づいて、待ち時間を算出する。例えば、待ち順位
が定員以下であれば、待ち時間は1回当たりの稼働時間
以下である。また、例えば、待ち順位が、定員を超え
て、定員の2倍以下であれば、1回待つことになるの
で、待ち時間は、1回当たりの稼働時間以上、1回当た
りの稼働時間の2倍以下となる。
【0059】S(STEP)5;待ち時間照会端末は、
待ち時間を、表示装置で表示する。
【0060】3−4:所在探知 ここでは、チケットを持ったまま迷子となった子供を探
すための所在探知を、説明する。
【0061】この所在探知を行なうために、チケットの
ICタグから随時情報を読み取るリーダーを遊園地内の
至る所に設置し、各リーダーで読み取ったチケットNo,
を読み取った日時とともに各リーダーごとに格納するチ
ケットNo.別所在DBを設置する。チケットNo.別所在D
Bは、コンピュータで管理され、このコンピュータと各
リーダとがネットワークで接続されていることによっ
て、随時各リーダで読み取られた情報が、チケットNo.
別所在DBに格納される。
【0062】所在を探知する処理の例を、図5のフロチ
ャートに従って、説明する。本明細書では、説明を簡便
にするために、所在を探知する端末を、所在探知端末と
略称する。
【0063】S(STEP)1;所在探知端末は、入力
装置から入力されたチケットNo.を、主記憶装置に記憶
する。このチケットNo.は、迷子が持っているチケット
に印刷されているものである。
【0064】S(STEP)2;所在探知端末は、チケ
ットNo.別所在DBから、入力されたチケットNo.を読み
取ったリーダーの設置場所と、読み取った日時とを読み
出し、現時点で、入力されたチケットNo.を持つ迷子の
居場所を算出する。
【0065】S(STEP)3;所在探知端末は、居場
所を、表示装置で表示する。この居場所の表示は、遊園
地の地図上に表示するようにしても良い。
【0066】3−5:利用履歴分析 ここでは、利用者の利用履歴を分析する処理の例を、図
6のフローチャートに従って、説明する。本明細書で
は、説明を簡便にするために、利用者の利用履歴を分析
する端末を、分析端末と略称する。
【0067】S(STEP)1;分析端末は、利用履歴
DBから利用履歴情報を読み出し、また利用者情報DB
から利用者情報を読み出し、これら情報に基づいて、分
析を行なう。
【0068】S(STEP)2;分析端末は、分析結果
を、表示装置で表示する。
【0069】分析は、性別や年齢等様々な角度から行な
い、利用者の好みを探る。この結果、例えば、年間パス
ポートの利用者の好みを探り、その好みに合わせた案内
書を送ることが可能になる。
【0070】3−6:オリエンテーリング管理 ここでは、オリエンテーリングの管理に伴う処理を、説
明する。オリエンテーリングは、複数のチェックポイン
トを発見・通過して、短時間に目的地に着くことを競う
競技である。
【0071】各チェックポイントには、競技者が、その
チェックポイントに到着したことを記録する端末と、競
技者が、どこのチェックポイントを既に到着したかとい
う進捗を参照する端末とが、設置されているものとす
る。本明細書では、説明を簡便にするために、チェック
ポイントに到着したことを記録するのに用いられる端末
を、到着記録端末と略称し、他方、進捗を参照するのに
用いられる端末を、進捗参照端末と略称する。これら、
端末は、異なっても良いし、同じであっても良い。ま
た、進捗参照端末は、チェックポイント以外に置かれて
いても良い。
【0072】以下に、オリエンテーリングを管理するた
めに、各チェックポイントごとになされる処理の例を、
図7のフローチャートに従って、説明する。
【0073】S(STEP)1;到達記録端末は、IC
タグ読み取り装置で、チケットのICタグから、チケッ
トNo.を読み取り、主記憶装置に記憶する。
【0074】S(STEP)2;到達記録端末は、この
到達記録端末が設置されているチェックポイントの情報
を、オリエンテーリング管理DBから、読み出す。
【0075】S(STEP)3;到達記録端末は、この
到達記録端末が設置されているチェックポイントを、読
み取ったチケットNo.を持つチケットを所持する人が通
過したとの情報と、通過した日時とを、オリエンテーリ
ング管理DBに登録するとともに、ICタグ書込み装置
でチケットのICタグにも登録する。
【0076】S(STEP)4;進捗参照端末は、IC
タグ読み取り装置で、チケットのICタグから、通過し
たチェックポイントと、通過した日時とを読み出し、こ
れらに基づいて、表示装置で、進捗状況を表示する。
【0077】4:後払い券の利用に伴う処理 ここでは、後払い券の多様な用途への使用を可能にする
ために、コンピュータによってなされる処理を、いくつ
か説明する。従来技術の説明の箇所で、後払い券を用い
ているレジャー施設の例としてプールを挙げたが、遊園
地で用いても良く、以下の説明では、特にレジャー施設
を限定しない。
【0078】4−1:後払い券の発行 後払い券の発行は、チケットの発行と同様の処理でなさ
れる。
【0079】4−2:利用情報書込み ここでは、レジャー施設で、顧客がサービスの利用をし
た際に、顧客が所持する後払い券のICタグに、利用内
容・料金等の利用情報を書き込む処理についての例を、
図8のフローチャートに従って、以下に、説明する。
尚、サービスの利用には、商品の購入も、含意するもの
とする。また、本明細書では、説明を簡便にするため
に、利用情報を書き込むのに用いる端末のことを、利用
情報書込み端末と略称する。
【0080】S(STEP)1;利用情報書込み端末
は、入力装置から入力された利用情報(利用内容・料金
等)を、主記憶装置に記憶する。
【0081】S(STEP)2;利用情報書込み端末
は、ICタグ書込み装置で、後払い券のICタグに、利
用情報を登録する。
【0082】4−3:利用情報照会 ここでは、顧客が現在までに利用したサービスの明細と
合計金額を知るために、或いは清算するためになされる
処理の例を、以下に、図9のフローチャートに従って、
説明する。本明細書では、説明を簡便にするために、利
用情報を照会するのに用いる端末のことを、利用情報照
会端末と略称する。
【0083】S(STEP)1;利用情報照会端末は、
ICタグ読み取り装置で、後払い券のICタグから、利
用情報(利用内容・料金等)を読み取り、主記憶装置に
記憶する。
【0084】S(STEP)2;利用情報照会端末は、
読み取った利用情報(利用内容・料金等)に基づいて、
合計金額を算出する。そして、利用情報照会端末は、利
用明細と合計金額とを、表示装置で表示する。
【0085】利用情報照会端末は、利用明細と合計金額
とを明示する領収書を、プリンタで印刷しても良い。
【0086】
【発明の効果】請求項1の発明は、情報(データ)を読
書きされるメモリを有するICタグを埋め込んだので、
極めて多様な用途に使用できるという効果がある。ま
た、請求項1の発明は、コンピュータにより、書き込ま
れた情報を読み取ることができるので、その情報を核に
する作業が正確かつ短時間に行なえるという効果があ
る。また、ICタグは安価であり、そのICタグを埋め
込んでいるので、請求項1の発明は、安価で、使い捨て
ができるだけでなく、偽造も困難であるという効果があ
る。さらに、請求項1の発明を、後払い券として用いる
場合は、ICタグそのものに、利用情報が書き込めるの
で、利用情報を格納するデータベースは必要なく、後払
い券を使用するためのシステムが小規模かつ安価になる
という効果がある。
【0087】請求項2の発明には、サービスの予約が、
正確かつ短時間で行なえるという効果がある。
【0088】請求項3の発明には、サービス利用を許可
する判断が、正確かつ短時間で行なえるという効果があ
る。
【0089】請求項4の発明には、サービス利用の待ち
時間を知ることが、短時間で行なえるという効果があ
る。
【0090】請求項5の発明には、券を所持する人の所
在探知が、短時間で行なえるという効果がある。
【0091】請求項6の発明は、オリエンテーリング管
理が、正確かつ短時間で行なえるという効果がある。
【0092】請求項7の発明は、オリエンテーリング管
理を、データベースを用いることなくできるので、その
管理を安価かつ正確かつ短時間で行なえるという効果が
ある。
【0093】請求項8の発明は、後で清算することを条
件に、サービスを利用したり、商品を購入できるという
信用を供与することが、安価かつ正確かつ短時間で行な
えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】券の発行処理の例を説明するフローチャート。
【図2】アトラクションの利用予約処理の例を説明する
フローチャート。
【図3】予約したアトラクションを実際に利用する際に
なされる処理の例を説明するフローチャート。
【図4】待ち時間照会処理の例を説明するフローチャー
ト。
【図5】所在探知処理の例を説明するフローチャート。
【図6】利用履歴分析処理の例を説明するフローチャー
ト。
【図7】オリエンテ−リング管理処理の例を説明するフ
ローチャート。
【図8】利用情報書込み処理の例を説明するフローチャ
ート。
【図9】利用情報照会処理の例を説明するフローチャー
ト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/00 G07B 15/00 L G07B 15/00 G07C 9/00 Z G07C 9/00 G06K 19/00 Q

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】券に、情報(データ)を読書きされるメモ
    リを有するICタグを埋め込んだことを特徴とする券。
  2. 【請求項2】請求項1記載の券を使用する方法であっ
    て、 券に埋め込まれたICタグに、券を識別する券識別情報
    と、サービスの利用を制限する利用制限情報とを書き込
    む工程と、 券に埋め込まれたICタグが有するメモリから、券識別
    情報と、利用制限情報とを読み出す工程と、 読み出した利用制限情報により、サービスの利用が可能
    か否かを判断する工程と、 サービスの利用が可能ならば、読み出した券識別情報で
    サービスの予約を予約データベースに登録する工程と、 を含むことを特徴とする券の使用方法。
  3. 【請求項3】券に埋め込まれたICタグが有するメモリ
    から、券識別情報と、利用制限情報とを読み出す工程
    と、 読み出した利用制限情報により、サービスの利用が可能
    か否かを判断する工程と、 読み出した券識別情報により、予約データベースにサー
    ビスの予約が登録されているか否かを判断する工程と、 を含むことを特徴とする請求項2記載の券の使用方法。
  4. 【請求項4】券に埋め込まれたICタグが有するメモリ
    から、券識別情報を読み出す工程と、 予約データベースからサービスの予約状況を読み出す工
    程と、 読み出した券識別情報と、読み出したサービスの予約状
    況と、サービス1回当たりの提供時間及び定員とに基づ
    いて、サービスの待ち時間を算出する工程と、 を含むこと特徴とする請求項2記載の券の使用方法。
  5. 【請求項5】請求項1記載の券を使用する方法であっ
    て、 券に埋め込まれたICタグに、券を識別する券識別情報
    を書き込む工程と、 券に埋め込まれたICタグが有するメモリから、券識別
    情報を読み取る読取装置を複数の地点に配置する工程
    と、 随時、読み取り装置で、券識別情報を読み取ることによ
    り、券識別情報が書き込まれたICタグが埋め込まれた
    券を所持する人の所在を探知する工程と、 を含むことを特徴とする券の使用方法。
  6. 【請求項6】請求項1記載の券を使用する方法であっ
    て、 券に埋め込まれたICタグに、券を識別する券識別情報
    を書き込む工程と、 チェックポイントを通過する都度、その券識別情報を読
    み出して記憶することにより、通過したチェックポイン
    トの管理をする工程と、 を含むことを特徴とする券の使用方法。
  7. 【請求項7】請求項1記載の券を使用する方法であっ
    て、 チェックポイントを通過する都度、そのチェックポイン
    トを通過したことを、券に埋め込まれたICタグが有す
    るメモリに書き込む工程と、 券に埋め込まれたICタグが有するメモリから、通過し
    たチェックポイントを読み出して出力する工程と、 を含むことを特徴とする券の使用方法。
  8. 【請求項8】請求項1記載の券を使用する方法であっ
    て、 サービスを利用する都度、利用内容及び利用金額等の利
    用情報を、券に埋め込まれたICタグが有するメモリに
    書き込む工程と、 券に埋め込まれたICタグが有するメモリから利用情報
    を読み出して、利用明細と利用合計金額を出力する工程
    と、 を含むことを特徴とする券の使用方法。
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