WO2005053557A1

WO2005053557A1 - 手術用ガーゼ管理装置

Info

Publication number: WO2005053557A1
Application number: PCT/JP2004/001661
Authority: WO
Inventors: Satoshi Onishi
Original assignee: Satoshi Onishi
Priority date: 2003-12-04
Filing date: 2004-02-16
Publication date: 2005-06-16
Also published as: JP2005160825A

Abstract

ＲＦＩＤを備えた手術用ガーゼ１の使用枚数を計測するために、所定の領域内に配置されたガーゼ容器１０内のガーゼ塊１１に電波を送信し、ＲＦＩＤからの固有信号を受信する無線送受信機１８と、受信したＲＦＩＤの固有信号の個数に基づきガーゼの枚数をカウントするガーゼカウント部１９と、そのガーゼ塊とガーゼ容器の総重量を計測する計量部９と、計測された総重量から、使用前ガーゼ１枚の標準重量にガーゼカウント数を乗じて得られた回収済ガーゼの使用前総重量及びガーゼ容器の空重量を差し引いて、回収済ガーゼの吸収血液量を決定する演算部と、ガーゼの枚数、計測総重量及びそれらの演算結果を表示する表示部とが備えられる。

Description

明糸田書 . 手術用ガーゼ管理装置技術分野 '

本発明は、病院手術室内等における手術用ガーゼの管理、及び使用済みガーゼの重量から手術中の出血量を算定する装置に関するものである。発明の背景

病院手術室では、手術中に使用するガーゼについては手術野にガーゼが迷入 · 残存しないように、また行方不明のガーゼがないことを確認するために、使用前ガーゼと使用済みガーゼの枚数を数えるガーゼカウントを行う。更に、ガーゼに付着した血液の量から出血量を経時的に知るために、それらの付着血液量を測定計算することが必要である。このような手術中のガーゼの管理は、一般に看護師が行うが、煩雑な時間帯であり、簡便且つ正確に実施できるような方法が求められている。

通常は、一枚でも場所不明のガーゼがあると、これを身の回りや、自他の手術衣のポケット、ゴミ箱など部屋の隅々まで探しまわらなければならない。そして、どうしても発見できない場合、患者体内にガーゼを残留させるという医療ミスが生じたのではないか確認するため、従来より X線造影糸を織り込んだガーゼを使用し、術後に X線撮影検査を行う方法がとられている（例えば、特開 2 0 0 3 - 1 5 9 2 7 1号公報参照）。

しかし、この方法では X線投影装置を設ける必要があるとともに、 X線被爆による危険性があり、レントゲン技師を呼んで撮影してから現像するまでに数十分あまりの時間と手間を要し、手術直後の不安定な状態にある患者にとっても、また手術チームにとつ'ても多大の負担を強いるという問題がある。更に、この検査で体内の残留ガーゼが発見された場合には、再手術して除去しなければならないまた、手術中のガーゼカウントによって、術野からの出血量を正確に把握するためには、ガーゼを手術の種類に応じて一定の大きさにし、使用前重量を一定としたガーゼの使用枚数と総重量とからガーゼに付着 ·吸収された血液量を定量し、これに術野での吸引管から吸引された吸引瓶中の血液量と、術野に残存する予測血液量とを加えた値がその時点での出血量とされる。

この観点から，使用済みガーゼの光学的カウントと秤量とを同時に行い、ガ一ゼに吸収された総血液量を測定しょうとする装置も開発されている（例えば、平成 1 4年 4月、泉ェ医科工業株式会社発行の商品カタログ「メラガーゼ出血量測定装置 O B M— 2」参照）。この装置におけるガーゼの光学的カウントのためには、血液を含んだ塊状のガーゼを鉗子やピンセッ卜で正確に 1枚 1枚剥がし、 1 枚ずつカウント用入り口に投入しなければならず、このように面倒且つ不潔で不正確な操作を経て初めて光学的計数と、重量測定とが行われるものである。そこで、面倒な剥がし操作を行うことなく、使用済みガーゼのカウントと秤量とを行うために、手術用ガーゼに予め磁性体を織り込み、使用後に複数が塊状になっていても、これを垂直配置した検出コイル列に投入し、コイル列に付設された邪魔板に当たって落下する過程で各ガーゼを剥がしながら、それらに織り込まれた磁性体の通過による検出コィルの誘起電圧変化を検出し、ガーゼ力ゥントを行うようにした手術用ガーゼ及びその使用管理装置も提案されている（例えば、特開平 6— 3 8 9 8 0号公報参照）。

しかし、上記のような磁性体カウント方式では、ガーゼ剥がしを検出コイル列への投入 ·落下に任せるため、邪魔板に当たっても分離不完全で誤計数となったり、なんらかの磁気的ノイズで誤検出するおそれがあり、一般的に実用化されていない。発明の開示

本発明は、上記のような従来のガーゼ管理の問題点を解決し、簡便な操作でより正確なガーゼ力ゥン卜及び出血量測定を行うとともに、行方不明の使用済みガ —ゼの探索や特定を行うことができるガーゼ、及びその使用管理装置を提供しようとするものである。

上記課題を解決するため、第 1発明によれば、 R F I Dを備えた手術用ガーゼと、前記手術用ガーゼに電波を送信し、前記 R F I Dからの固有信号を受信する手段と、を有していることを特徴とする手術用ガーゼ管理装置が提供される。また、上記課題を解決するため、第 2発明によれば、 R F I Dを備えた手術用ガーゼと、前記手術用ガーゼを収容する容器と、前記容器内に収容された手術用ガーゼに電波を送信し、前記 R F I Dからの固有信号を受信する無線送受信機と、前記無線送受信機によって受信された前記 R F I Dの固有信号の個数に基づき、手術用ガーゼの枚数をカウントするガーゼカウント部と、を備えていることを特徴とする手術用ガーゼ管理装置が提供される。

第 2発明の好ましい実施例によれば、前記手術用ガーゼ管理装置は、前記ガーゼを収容する容器の総重量を計測する計量部と、前記計量部によって計測された総重量から、使用前ガーゼ 1枚の標準重量に前記カウント数を乗じて得られた回収済ガーゼの使用前総重量及び前記ガーゼを収容する容器の空重量を差し引いて、回収済ガーゼの吸収血液量を決定する演算部と、前記ガーゼカウント部によつてカウントされたガーゼの枚数、前記計量部によって計測された総重量及び前記演算部によって決定された吸収血液量を表示する表示部と、をさらに備えている第 2発明のさらに好ましい実施例によれば、前記無線送受信機は、無線送受信ヘッドと、前記無線送受信ヘッドを、前記容器内に収容されたガーゼに対して空間的に移動可能に支持する手段と、を有している。

また、上記課題を解決するため、第 3発明によれば、 R F I Dを備えた手術用ガーゼを探索する手術用ガーゼ探索装置であって、所定の空間的範囲に探査電波を送信し、その電波を受信した R F I Dからの固有信号を受信する無線送受信機を備え、前記固有信号の受信強度が高くなる方向を検出することで、手術用ガーゼの所在を検出することを特徴とする手術用ガーゼ探索装置が提供される。本発明の別の好ましい実施例によれば、 R F I Dは、手術用ガーゼの織込み糸に装着される。あるいは、 R F I Dは、 1本のガーゼ織込み糸に形成された樹脂被覆層内に埋設される。この場合、樹脂被覆による物理的違和感は殆どなく、 R F I Dがガーゼから離脱するという危険は完全に排除される。さらに好ましくは、前記 R F I Dが装着された織込み糸は、 X線造影糸からなっている。本発明において、手術用ガーゼに備えられる R F I D (Radio Frequency IDentification, 非接触 I Cチップともいう。）としては、近年開発され市場にて入手可能な超小型のもの（例えば、 0 . 3 mm角で、厚さはもつと薄い）が用いられる。この大きさは微粒砂程度であり、手術用ガーゼに備えられても、患者の身体組織に何ら悪影響を及ぼすものではなく、または手術野等に物理的な軋轔を与えるものではない。

この超小型 R F I Dは、所定の電波を受信すると、エネルギーを得て、例えば、 1 2 8ビットの固有の番号を無線で送信する能力を有している。ガーゼ管理装置又は探索装置の無線送受信機は、このような電波を発信し、 R F I Dからの番号データを受信し、その 1信号の検出をもつて 1枚のガーゼとしてカウントし、または所在探索の手がかりとする。従って、使用済みガーゼがある程度塊状になつていても、 1枚のガーゼごとに番号信号が発生するため、カウントに支障が生じることはなく、この点ガーゼ力ゥントの準備作業が著しく軽減される。

. 図面の簡単な説明

図 1は、手術用ガーゼの部分拡大略図である。

図 2は、本発明の 1実施例による手術用ガーゼ管理装置の斜視図である。

図 3は、図 2に示した手術用ガーゼ管理装置のブロック図である。

図 4は、上記実施例において無線送受信機を含む走査リーダを下方から見た斜視図（A) 及び側面図（B ) である。

図 5は、手術用ガーゼ探索装置として構成された探索用走査リーダを示す斜視図である。

図 6は、探索用走査リーダのブロック図である。発明を実施するための最良の形態

図 1は、本発明の 1実施例による手術用ガーゼ管理装置において使用される手術用ガーゼの 1例の部分拡大略図である。手術用ガーゼは、手術の種類によって異なる大きさに形成され、規格品ごとに 1枚当たりの重量も一定なものが市販されている。図 1を参照して、手術用ガーゼ 1の通常糸 2の組織中には、 R F I D を埋め込み装着した 1本の織込み糸 3が設けられている。 4はその糸 3中の R F I D埋め込み部である。織込み糸 3は、適当なプラスチック製の糸からなり、いずれかの部分に R F I Dを埋め込んだものである。プラスチック糸には X線不透過性のバリゥム粉末を混入することにより、この織込み糸 3をいわゆる X線造影糸とすることができる。

この R F I Dを備えた手術用ガーゼは、同一重量のガーゼ素材から形成されたものであるため、製品としても互いに同一の重量を有し、 R F I D自体としても、またプラスチック被覆による保護効果によっても、手術等使用時のガーゼ消毒処理に十分耐えることができるものである。

本発明の手術用ガーゼ管理装置において使用される手術用ガーゼの構成は、この実施例に限定されるものではなく、 R F I Dを適当な接着剤によってガーゼに接着することによって、あるいは、別のガーゼ片に R F I Dを包んだものをガーゼに鏠合することによって手術用ガーゼを形成することもできる。

図 2は、本発明の 1実施例による手術用ガーゼ管理装置の斜視図である。図 2 を参照して、本発明の手術用ガーゼ管理装置は正面開口 5を有するケーシング 6 を備え、ケ一シング 6の天面 6 aを囲むガイドフレーム 7の内側に走查リーダ 8 が、矢印で示すように、前後方向に移動可能に装備され、ケーシング 6内の底部には重量計 9が配置される。重量計 9の上面には、秤量されるべきガーゼを収容する容器 1 0が載置される。ガーゼ容器 1 0内には血液を吸収したガーゼ塊 1 1 が容 '支持され、容器 1 0とともに秤量される。ケーシング 6の本体は任意の剛性材料から形成されるが、天面 6 aは非金属の電磁波透過性材料から形成され、走査リーダ 8の無線送受信機 (後述）からの電波を透過させる。

重量計 9下方のケーシング 6底部には後述の演算部が設置され、走査リーダ 8 によるガーゼの枚数力ゥント信号と、重量計 9によつて計測された重量信号とを表示可能に処理し、且つ合わせて演算するようになっている。これらの処理結果は、ケーシング 6の底部正面壁 1 7に配列されたガーゼの枚数表示器 1 2、ガーゼ 1枚の重量表示器 1 3、ガーゼ容器の重量表示器 1 4、総重量表示器 1 5、及び出血量表示器 1 6において、それぞれ表示される。

図 3は上述した手術用ガーゼ管理装置のプロック図である。走査リーダ 8は所定の到達範囲内に電波を送り、ガーゼ中の R F I Dからの固有信号を受信する無線送受信機 1 8と、受信した R F I Dの固有信号を検出して識別し、個数をカウントするガーゼカウント部 1 9とからなっている。ガーゼカウント部 1 9は、 R F I Dからの固有信号を検出する検出回路 2 0、信号個数、すなわちガーゼの枚数をカウントするカウンタ 2 1、及び固有信号を識別する番号識別回路 2 2とを備えている。

走査リーダ 8は、図 2を参照して説明したように、装置天面 6 a上を移動することにより、装置内空間における底面 (重量計 9の上面、又はこの上面に支持されたガーゼ容器 1 0内）全体の走査を可能とするが、この移動部分を無線送受信機 1 8のみとしたり、場合によってはその無線送受信ヘッドのみとして、残りの部分を装置内の背部や、底部に固定しても同様な電波走査が可能である。この走查用移動は、図 2の矢印方向（前後方向）において自動的に行われるが、場合によっては手動で行われるようにしてもよい。また、移動は並進でなく、無線送受信へッドの電波指向方向を変えるための首振り運動でもよい。

演算部 2 3は、ガーゼカウント部 1 9及び重量計 9からの出力信号を受けて、演算処理及び表示処理を行う。演算部 2 3に入力されたガーゼカウント信号及び重量計 9からの総重量信号は、それぞれ、ガーゼの枚数表示信号及び総重量表示信号として表示部 1 2及び 1 5に送られる。更に、演算部 2 3において予め記憶された（又は重量計 9で確かめられた）使用前ガーゼ 1枚の重量及びガーゼ容器の 1 0の空重量は、それぞれ、ガーゼ 1枚重量表示信号及び空重量表示信号として表示部 1 3、及び 1 4に送られる。

演算部 2 3における実質的な演算操作は、ガーゼ容器 1 0の使用済みガーゼ支持状態における総重量計測値から、使用前ガーゼ 1枚の標準重量にガーゼカウント数を掛け合わせて得られた回収済ガーゼの使用前の総重量と、ガーゼ容器の空重量とを差し引いて、回収済ガーゼの吸収血液量（近似的出血量：以下「出血量」と略称する）を決定することである。すなわち、

• 出血量 =総重量値一（ガーゼ 1枚重量 Xガーゼの枚数）一容器空重量この出血量は表示信号として血液量表示部 1 6に送られる。

演算部 2 3に接続された操作部 2 4は、使用者が各種重量測定のためのスケール設定及び校正、演算操作の指定、及びリセット等を行うためのもので、ケーシング 6の適当位置に設置される。

図 4は、この実施例において無線送受信機を含む走査リーダ 8を下方から見た斜視図（A) 及び側面図（B ) であり、無線送受信機（1 8 Z図 3 ) が指向性をもった電波の無線送受信へッド 2 5を有し、走査リーダ 8の下面から下方の装置内空間に露出させた状態を示している。無線送受信ヘッド 2 5は、走査リーダ 8 の長さ方向に延びる電波遮蔽用の一対の電波ガイド片 2 6、 2 7を有し、下向きに開口したガイド片間隔 2 8から、矢印 2 9で示す下向きの指向性を有して、好ましくはマイク口波帯の電波を送受信しつつ、両方向矢印で示す装置前後方向（図では上下方向）に移動して走查を行うことができる。

図 5は、手術用ガーゼ探索装置として構成された探索用走査リーダ 3 0を示している。探索用走査リーダ 3 0は、実施例 1の走査リーダ 8と同様に横長の本体部 3 1と、その本体部 3 1の下面に支持された無線送受信機 3 2を備え、この無線送受信機 3 2の電波送受端から発する探査電波を、矢印 3 3 a〜 3.3 eで示すように、比較的広角で所定の空間的範囲に及ぶように送信するものである。

探索用走査リーダ 3 0の本体部 3 1上面には、電波送受端が少なくとも R F I Dからの応答電波（固有信号）を受信したことと、その受信強度とを表示する R F I D応答表示部 3 4を有する。また本体部 3 1の背面からはダリップ 3 5が突設され、グリップ 3 5の上面には操作画面 3 6が設置される。グリップ 3 5の後端からは電源母線及び信号出力ラインを含むケーブル 3 7が接続される。

図 6は、探索用走査リーダ 3 0のブロック図である。図 6に示されるように、本体 3 1内には R F I Dからの応答電波を検出する検出回路 3 8及び応答電波の固有信号を識別する番号識別回路 3 9が装備されている。

かくして、探索用走査リーダ 3 0の使用者は、 R F I Dからの応答電波を受信すると、その受信強度が高くなる方向に、その走査リーダ 3 0の向きを合わせて発信源に近づき、行方不明となった手術用ガーゼの所在を突き止めることができる。

以上の実施例における手術用ガーゼは、 X線造影糸によって R F I Dを装着したものであるため、万一、探索用走査リーダ 3 0によっても行方不明の使用済みガーゼが発見できないときは、術後の患者体内の X線透視によるガーゼ探索にも用いることができ、これによつてガーゼ管理に万全を期すことができる。産業上の利用可能性 .

本発明のガーゼ管理装置は以上述べたとおりに構成されたものであるため、手術室内において、使用済みガーゼの枚数を、塊状のままでも、簡単且つ正確に確認できる。カウントされたガーゼの総枚数と、使用済みガーゼを入れた容器の総重量の秤量値からはガーゼに付着した血液量がその場で正確に演算 ·表示されるため、手術中の出血量を常に監視し、手術の安全を図ることができる。

また、ガーゼ探索装置を構成する走査リーダによれば、場所不明となったガーゼの探索を容易にし、これを体内に残留させるような医療ミスを防止することができる。更に、ガーゼ管理装置とガーゼ探索装置のいずれにおいても、特定のガーゼの R F I Dからの固有信号を識別するための番号識別回路を有することにより、それらのガーゼの手術単位中の使用順位や、購入先の特定に用いることもでき、医療分野における有用性は極めて高いものと予想される。

Claims

言青求の範囲

1 . R F I Dを備えた手術用ガーゼと、

前記手術用ガーゼに電波を送信し、前記 R F I Dからの固有信号を受信する手段と、を有していることを特徴とする手術用ガーゼ管理装置。

2 . R F I Dを備えた手術用ガーゼと、

前記手術用ガーゼを収容する容器と、

前記容器内に収容された手術用ガーゼに電波を送信し、前記 R F I Dからの固有信号を受信する無線送受信機と、

前記無線送受信機によって受信された前記 R F I Dの固有信号の個数に基づき、手術用ガーゼの枚数をカウントするガーゼカウント部と、を備えていることを特徴とする手術用ガーゼ管理装置。

3 . 前記ガーゼを収容する容器の総重量を計測する計量部と、

前記計量部によって計測された総重量から、使用前ガーゼ 1枚の標準重量に前記カウント数を乗じて得られた回収済ガーゼの使用前総重量及び前記ガーゼを収容する容器の空重量を差し引いて、回収済ガーゼの吸収血液量を決定する演算部と、

前記ガーゼカウント部によってカウントされたガーゼの枚数、前記計量部によつて計測された総重量及び前記演算部によって決定された吸収血液量を表示する表示部と、をさらに備えていることを特徴とする請求項 2に記載の手術用ガーゼ管理装置。

4. 前記無線送受信機は、

無線送受信へッドと、

前記無線送受信へッドを、前記容器内に収容されたガーゼに対して空間的に移動可能に支持する手段と、を有していることを特徴とする請求項 2又は請求項 3 に記載の手術用ガーゼ管理装置。

5. RF I Dを備えた手術用ガーゼを探索する手術用ガーゼ探索装置であって、所定の空間的範囲に探査電波を送信し、その電波を受信した RF I Dからの固有信号を受信する無線送受信機を備え、前記固有信号の受信強度が高くなる方向を検出することで、手術用ガーゼの所在を検出することを特徴とする手術用ガーゼ探索装置。