JP2005056210A - 硬貨入出金装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 硬貨収納部に可能な限り多くの硬貨を収納できるようにする。
【解決手段】 硬貨収納部12の底部に設けられた硬貨を金種別に搬送する硬貨払出ベルト13を硬貨搬送方向下流側が高くなるように傾斜配置した構成では、硬貨収納部12の出口に設けた分離機構17によって硬貨払出ベルト13上の最下位の硬貨をその上に積層される硬貨から分離搬送した場合等に、硬貨収納部12の上流側に位置する硬貨落下位置周辺に向けて上位の硬貨が戻され、硬貨収納部12の硬貨収容能力を低下させてしまうことに着目し、硬貨収納部12をその硬貨落下位置を含む上流側領域Aと分離機構17側の下流側領域Bとに二分割し、硬貨が上流側領域Aに流れ込むことを抑制するようにした。これにより、硬貨収納部12に可能な限り多くの硬貨を収納することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、硬貨を金種別に収納して収納された硬貨を払い出すようにした硬貨入出金装置に関する。
近年、商品販売時における作業負担を減少させたり迅速な取引業務を可能としたりする目的で、POS(Point Of Sales)端末やECR(Electronic Cash Register)に硬貨入出金装置が接続されて使用されることが多くなってきている。
この硬貨入出金装置は、従来から知られているように、硬貨投入口から投入された硬貨を硬貨選別部で金種別に選別して硬貨収納部に落下させ、硬貨収納部に金種別に収納した硬貨を払出指示に基づいて硬貨払出口に払い出すようにした構造のものである。硬貨収納部内において、硬貨は、金種別に設けられた硬貨払出ベルト上に載置され、硬貨払出ベルトの回転動作に伴い搬送される。
特開平09−265555号公報
硬貨収納部の底部をなす硬貨払出ベルトは、硬貨選別部の下方に位置する硬貨落下位置周辺では低く、この位置から硬貨搬送方向下流側に向かうに従い高くなるように傾斜して配置されていることが多い。硬貨落下領域は低位置にないと硬貨の落下収納動作が妨げられるし、また、硬貨払出位置では硬貨払出口に硬貨を落下させて払い出すという構造上、硬貨払出位置を高位置に位置付けたいからである。このような構造上、硬貨収納部内の硬貨は、硬貨落下位置周辺に集まり易い。
また、硬貨収納部における出口位置では、硬貨払出ベルト上の最下位の硬貨を他の硬貨から分離する分離機構が設けられているのが一般的である。この分離機構には、リバースローラが用いられることが多い。このため、リバースローラによって硬貨払出ベルト上の最下位の硬貨から分離された上位の硬貨は、硬貨落下位置方向へ戻され、これによって、硬貨収納部内の硬貨が硬貨落下位置周辺に集まり易いという傾向が助長される。
しかしながら、硬貨収納部内の硬貨が硬貨落下位置周辺に集まってしまうと、硬貨選別部からの落下空間が狭まり、硬貨収納部に収納可能な硬貨の量を減少させてしまうという問題がある。つまり、商品販売業務上、硬貨収納部には可能な限り多くの硬貨を収納したいという要望があるが、硬貨収納部に収納可能な硬貨の量が減少してしまえば、そのような要望が満たされなくなってしまう。
本発明の目的は、硬貨収納部に可能な限り多くの硬貨を収納できるようにすることである。
本発明は、硬貨収納部の底部に設けられた硬貨を金種別に搬送する硬貨払出ベルトを、硬貨搬送方向下流側が高くなるように傾斜配置し、硬貨払出ベルト上の最下位の硬貨をその上に積層される硬貨から分離する分離機構を硬貨収納部の出口に設け、硬貨収納部を、硬貨選別部からの硬貨落下位置を含む上流側領域と分離機構側の下流側領域とに二分割し、分離機構によって最下位の硬貨から分離された硬貨が上流側領域に流れ込むことを抑制するようにした。
本発明によれば、硬貨収納部の上流側領域である硬貨落下位置への硬貨の移動を抑制することができ、これによって、硬貨収納部に可能な限り多くの硬貨を収納することができる。
本発明の実施の一形態を図1ないし図5に基づいて説明する。
図1は全体の外観を示す斜視図、図2は内部構造を示す平面図である。
筐体としての本体ケース1の右側手前に硬貨を一括して投入する上方に開口した硬貨投入口2が設けられている。この硬貨投入口2には、光学的に硬貨の有無を検出する複数組の投入口センサ3が設けられている。このような硬貨投入口2には、投入された硬貨を奥に向けて搬送する硬貨導入ベルト4が設けられ、この硬貨導入ベルト4上には硬貨投入口2の一端に位置させて不規則に投入された硬貨を1枚ずつ送り出すための投入口ローラ5が設けられている。
硬貨導入ベルト4の終端部分には、硬貨の搬送方向を直角に変換する湾曲した方向転換部6が配置され、この方向転換部6によって搬送方向を直角に変換された硬貨を硬貨選別位置に搬送する硬貨搬送ベルト7が設けられている。
次いで、硬貨搬送ベルト7に沿わせて順次穴幅寸法が拡大する金種毎の選別穴8が本体ケース1内後方に設けられ、ここに硬貨選別位置に位置する硬貨選別部9が形成されている。選別穴8は、1円・5円・10円・50円・100円・500円のそれぞれの金種に対応するように6個設けられている。そして、硬貨選別部9には、選別穴8毎に計数センサ10が設けられている。
図3は硬貨収納部の縦断側面図、図4は硬貨払出位置の方向から逆流防止板を見た正面図である。
本体ケース1の内部には、選別穴8のそれぞれに連通させて、仕切板11で硬貨毎に仕切られた上方開口の硬貨収納部12が設けられている。この硬貨収納部12のそれぞれの金種毎の底面部分には、硬貨払出ベルト13が駆動ローラ14と従動ローラ15とに掛け渡されて設けられている。駆動ローラ14は、後述するモータMに駆動機構101(図5参照)を介して連結されて駆動される。したがって、硬貨払出ベルト13は、モータMを駆動源として回転駆動される。
そして、硬貨収納部12の出口には、硬貨を一枚毎に分離する分離ローラ16がすべての金種の出口部分を横断するように配設されている。この分離ローラ16は、後述するモータMに駆動機構101(図5参照)を介して連結され、硬貨払出ベルト13の回転方向と同一方向に回転する。これにより、分離ローラ16は、硬貨払出ベルト13上の最下位の硬貨をその上に積層されて搬送される上位の硬貨から分離する機能を果たす。ここに、硬貨収納部12の出口に設けられ、硬貨払出ベルト13上の最下位の硬貨をその上に積層されて搬送される上位の硬貨から分離する分離機構17が構成されている。
また、分離ローラ16よりも硬貨払出ベルト13の硬貨搬送方向下流側には、所定枚数の硬貨を一列に整列させて待機させる硬貨待機部18が金種毎に設けられている。硬貨払出ベルト13は、硬貨待機部18にも延出し、本体ケース1内前方に位置する硬貨払出位置まで至っている。このような硬貨待機部18には、硬貨を一時的に停止させるとともに必要枚数の硬貨を送り出すように動作制御がなされる硬貨シャッタ19が設けられている。この硬貨シャッタ19は、払出ソレノイド20に駆動制御され、動作制御されることにより指定された硬貨とその枚数とを払い出す。さらに、払出ソレノイド20の直後には、払出センサ21が設けられている。
硬貨払出ベルト13の終端位置には、図1及び図2に示すように、硬貨払出口22が配置されている。この硬貨払出口22には、払出ソレノイド20に駆動された硬貨シャッタ19が開く動作をすることにより硬貨払出ベルト13に搬送された硬貨が払い出される。
ここで、図3に示すように、硬貨払出ベルト13は、硬貨選別部9から硬貨が落下する硬貨落下位置から硬貨搬送方向下流側に向けてその高さが高くなるように傾斜配置され、この傾斜が、分離ローラ16の近傍位置まで続くように配置されている。そして、硬貨払出ベルト13は、分離ローラ16の近傍位置から硬貨払出ベルト13の終端位置までの間は水平状態に維持されている。このような硬貨払出ベルト13の配置状態を形成するために、駆動ローラ14と従動ローラ15との間には硬貨払出ベルト13を屈曲させる屈曲ローラ23が配置されている。このように硬貨払出ベルト13が傾斜配置されている理由は、硬貨選別部9から硬貨が落下する硬貨落下領域は低位置にないと硬貨の落下収納動作が妨げられ、また、硬貨払出位置では硬貨払出口22に硬貨を落下させて払い出すという構造上、硬貨払出位置を高位置に位置付けたいからである。ところが、このような構造上、硬貨収納部12内の硬貨は、硬貨落下位置周辺に集まり易い。
そこで、本実施の形態では、硬貨収納部12を、硬貨選別部9からの硬貨落下位置を含む上流側領域Aと分離機構17側の下流側領域Bとに二分割し、分離機構17によって最下位の硬貨から分離された上位の硬貨が上流側領域Aに流れ込むことを抑制する空間分離部24を備えている。
つまり、本実施の形態では、硬貨収納部12を構成するために、仕切板11等を含む硬貨収納部フレーム25が設けられ、この硬貨収納部フレーム25には、上流側領域Aよりも下流側領域Bの方の高さを高くするような垂直立上片26が含まれている。この垂直立上片26は、図3及び図4に示すように、仕切板11によって仕切られ、金種別に独立して設けられている。そして、各垂直立上片26には、金種別に、硬貨収納部12を上流側領域Aと下流側領域Bとに二分割する逆流防止板27が着脱自在に取り付けられている。これらの逆流防止板27は、平板状部材の上部が180度に折り曲げ形成されてフック28となり、このフック28が垂直立上片26に引っ掛けられることで垂直立上片26に着脱自在に取り付けられている。このような取り付け構造から、逆流防止板27は、昇降自在となっている。
また、逆流防止板27の下端は、硬貨払出ベルト13による硬貨の搬送方向に向けて折り曲げられて傾斜する傾斜部29となっている。その傾斜角度は、一例として、20度から45度程度であるが、これらの角度範囲に限定されない。このような傾斜部29となった逆流防止板27の下端は、硬貨払出ベルト13に対してある程度の間隔を開けて対向配置されている。この場合、逆流防止板27の下端と硬貨払出ベルト13との間の対向間隔は、1円及び500円が他の金種に対して広くなっている。このような逆流防止板27の下端と硬貨払出ベルト13との間の対向間隔の設定は、図4に示すように、垂直立上片26の高さを金種毎に設定することによって実現する。そして、このような逆流防止板27の下端と硬貨払出ベルト13との間の対向間隔は、硬貨収納部12において、上流側領域Aから下流側領域Bへの円滑な硬貨の流れを損なわず、かつ、下流側領域Bから上流側領域Aへの逆流を効果的に防止し得るような間隔として設定されている。
さらに、硬貨収納部フレーム25には、垂直立上片26にフック28が引っ掛けられて取り付けられた逆流防止板27の図3中の時計方向への回動動作と垂直立上片26からの脱落とを規制する規制部材30が取り付けられている。この規制部材30は、仕切板11を貫通する丸棒状部材である。
次いで、このような構成の硬貨入出金装置の電気的なハードウエア構成について図5を参照して説明する。図5は、硬貨入出金装置の電気的なハードウエア構成を示すブロック図である。
図5に示すように、本実施の形態の硬貨入出金装置は、Microcomputer(以下、マイコンという。)102を内蔵し、このマイコン102が各部を駆動制御する。マイコン102は、各部を集中的に制御するCPU(Central Processing Unit)103に、アドレスバス、データバス等のバスライン104を介して、制御プログラム等の固定的データを予め格納するROM(Read Only Memory)105と、データを書き換え自在に格納するRAM(Random Access Memory)106と、通信インターフェース107とが接続されて構成されている。
ROM105に格納された制御プログラムは、マイコン102による各部の駆動制御を可能とする。こうしてマイコン102によって駆動制御される各部として、本実施の形態の硬貨入出金装置は、バスライン104を介してマイコン102に接続された操作表示部31(外観態様は図1参照)、モータMを駆動源とする駆動機構101、及び払出ソレノイド20を備える。そして、各種のセンサ類、つまり、投入口センサ3、計数センサ10、及び払出センサ21も、バスライン104を介してマイコン102に接続され、それらのセンシング結果がマイコン102に伝達される。さらに、外観構成を図示しないが、硬貨収納部12の上流側領域Aには、この上流側領域Aにおいて硬貨が満杯となったことを検出する満杯センサ32が設けられ、この満杯センサ32もバスライン104を介してマイコン102に接続され、そのセンシング結果がマイコン102に伝達される。なお、各種のセンサ類、つまり、投入口センサ3、計数センサ10、払出センサ21、及び満杯センサ32は、レーザダイオードとフォトトランジスタとの組み合わせによって構成される透過型の光センサである。
次いで、作用について説明する。
本実施の形態の硬貨入出金装置では、ROM105に格納された制御プログラムに従いCPU103が各種のセンサ、つまり、投入口センサ3、計数センサ10、払出センサ21、及び満杯センサ32のセンシング結果を利用しながら、駆動機構101や払出ソレノイド20を駆動制御することで、金種別の硬貨入出金動作を実行する。この際、硬貨入出金装置は、通信インターフェース107を介して接続された図示しないPOS端末/ECR等との間で各種の通信を行ない、必要な情報をPOS端末/ECR等に送信し、POS端末/ECR等からの指令に応じて硬貨払出動作を実行する。
硬貨が硬貨投入口2に投入されると、投入口センサ3がその硬貨を検出し、硬貨導入ベルト4が駆動される。そして、投入された硬貨は、投入口ローラ5及び硬貨導入ベルト4で1枚ずつ送り出されて搬送され、方向転換部6で直角に方向転換されて硬貨搬送ベルト7に搬送され、硬貨選別部9で金種毎の選別がなされる。すなわち、金種に応じて選別穴8に落され、硬貨収納部12に収納される。選別穴8から落下した硬貨は、計数センサ10によりその数がカウントされる。また、硬貨待機部18に硬貨がない場合には、硬貨払出ベルト13が駆動されて硬貨待機部18に所定枚数の硬貨が常に存在するように動作制御がなされる。
これに対して、POS端末/ECR等からの払出命令があった場合には、硬貨払出ベルト13が駆動されるとともに、金種毎に払出ソレノイド20が動作して必要枚数の硬貨が送り出され、硬貨払出口22に払い出される。
ここで、前述したように、硬貨選別部9から硬貨収納部12に硬貨を落下させるという構造上、硬貨落下位置周辺での硬貨収容量を確保するために、硬貨収納部12における上流側領域Aでは、硬貨払出ベルト13が低位置に配置されている。そして、硬貨払出位置では硬貨払出口22に硬貨を落下させて払い出すという構造上、硬貨収納部12における下流側領域Bでは、硬貨払出ベルト13が高位置に配置されている。このような硬貨払出ベルト13の配置状態を実現するために、硬貨払出ベルト13は、上流側領域Aから下流側領域Bに向けて高さが高くなるように傾斜配置されている。このような構造上、硬貨収納部12内の硬貨は、どうしても硬貨落下位置周辺に集まり易い。特に、分離機構17によって最下位の硬貨から分離された上位の硬貨は、硬貨落下位置周辺に戻されるような戻り力を受けることから、より硬貨落下位置周辺に集まり易い。そして、このように、硬貨が硬貨落下位置周辺に集まってしまうと、硬貨収納部12における上流側領域Aの空間が狭まり、硬貨収納部12全体としての硬貨収容量が少なくなってしまうという不都合が生ずる。
そこで、本実施の形態では、硬貨収納部12を、硬貨選別部9からの硬貨落下位置を含む上流側領域Aと分離機構17側の下流側領域Bとに二分割し、硬貨が上流側領域Aに流れ込むことを抑制する空間分離部24を備え、これによって下流側領域Bから上流側領域Aに硬貨が流れ込むことを抑制している。つまり、硬貨収納部12において、下流側領域Bから上流側領域Aに戻ろうとする硬貨は、逆流防止板27の下端と硬貨払出ベルト13との間の対向間隔が狭まっていることから、逆流防止板27によってその流動が抑制される。これにより、硬貨収納部12において、硬貨は、硬貨払出ベルト13が硬貨払出方向に回転動作するに従い、上流側領域Aから下流側領域Bに搬送され、この下流側領域Bに多く留まることになる。したがって、硬貨収納部12における上流側領域Aの空間が狭まり、硬貨収納部12全体としての硬貨収容量が少なくなってしまうという不都合が回避される。
このような逆流防止板27は、垂直立上片26に対して昇降自在に取り付けられ、また、その下端が硬貨払出ベルト13による硬貨の搬送方向に向けて折り曲げられて傾斜する傾斜部29となっている。このような逆流防止板27の構造は、硬貨収納部12において、上流側領域Aから下流側領域Bへの円滑な硬貨の流れを損なわず、かつ、下流側領域Bから上流側領域Aへの硬貨の逆流を効果的に防止する。
つまり、硬貨払出ベルト13によって上流側領域Aから下流側領域Bへ硬貨か搬送されるに際して、硬貨は、複数個の硬貨が重なり合った塊として移動することがある。このような場合、硬貨払出ベルト13に直接載置された最下位の硬貨に積み重なる上位の硬貨は、逆流防止板27の下端側に当接することがある。この際、逆流防止板27は、その下端が硬貨の搬送方向に向けて折り曲げられて傾斜する傾斜部29となっていることから、硬貨の移動に対して強い規制力を及ぼさない。しかも、硬貨払出ベルト13上の硬貨の状態によっては、逆流防止板27に強く当接するようなことも予想されるが、この場合には、逆流防止板27は上方に浮き上がる。逆流防止板27の下端に形成された傾斜部29は、硬貨の搬送方向に向けて折り曲げられて傾斜するため、搬送される硬貨の当接によって、逆流防止板27に上昇方向へのベクトルを生じさせるからである。このようなことから、逆流防止板27は、硬貨収納部12における上流側領域Aから下流側領域Bへの円滑な硬貨の流れを損なわない。
また、逆流防止板27の下端に形成された傾斜部29は、硬貨の搬送方向に向けて折り曲げられて傾斜するため、下流側領域Bから上流側領域Aへの逆流しようとする硬貨を受け、下流側領域Bから上流側領域Aへの硬貨の逆流を効果的に防止する。
全体の斜視図である。 内部構造を示す平面図である。 硬貨収納部の縦断側面図である。 硬貨払出位置の方向から逆流防止板を見た正面図である。 電気的なハードウエア構成を示すブロック図である。
符号の説明
2 硬貨投入口、9 硬貨選別部、12 硬貨収納部、13 硬貨払出ベルト、17 分離機構、22 硬貨払出口、24 空間分離部、27 逆流防止板、A 上流側領域、B 下流側領域

Claims (3)

  1. 硬貨投入口から投入された硬貨を硬貨選別部で金種別に選別して硬貨収納部に落下させ、この硬貨収納部に金種別に収納された硬貨を払出指示に基づいて硬貨払出口に払い出す硬貨入出金装置において、
    前記硬貨収納部の底部に設けられて硬貨を金種別に搬送し、硬貨搬送方向下流側が高くなるように傾斜配置された硬貨払出ベルトと、
    前記硬貨収納部の出口に設けられ、前記硬貨払出ベルト上の最下位の硬貨をその上に積層される硬貨から分離する分離機構と、
    前記硬貨収納部を、前記硬貨選別部からの硬貨落下位置を含む上流側領域と前記分離機構側の下流側領域とに二分割し、前記分離機構によって最下位の硬貨から分離された硬貨が前記上流側領域に流れ込むことを抑制する空間分離部と、
    を具備することを特徴とする硬貨入出金装置。
  2. 前記空間分離部は、前記上流側領域と前記下流側領域との間に前記硬貨払出ベルトに接触することなく配置された板状の逆流防止板によって構成されていることを特徴とする請求項1記載の硬貨入出金装置。
  3. 前記逆流防止板は、その下端が硬貨搬送方向に向けて屈曲され、昇降自在に取り付けられていることを特徴とする請求項2記載の硬貨入出金装置。
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