JP2005055288A - ナビゲーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 現在地から目的地にルートスクロール表示を行うに際して、利用者にとってルートスクロール表示による案内の必要がほとんど無い部分についてはその表示を省略することができると共に、その案内の必要のある部分については適切な案内を行うことができるようにしたナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】 誘導経路の案内ポイント間を距離検出部34で検出するとともに道路種別検出部31でその間の道路種別を検出し、距離検出部34で検出した距離L1が、案内ポイント間距離条件充足判別部37における一般道路用38または高速道路用39の、検出した道路種別に対応する条件を充足しているか否かを同判別部37で判別し、充足しているときにはその案内ポイント間の一部のスクロールをスキップする。その際、道路種別に応じて、案内ポイントの所定距離L2進んだ地点から次の案内ポイントの所定距離L3手前の部分をスキップする。
【選択図】図1

Description

本発明は車両等に搭載するナビゲーション装置に関し、特に誘導経路が設定された後にルートの確認を行う際に、或いは販売店でこのナビゲーション装置を飾っているときのデモンストレーション用画面として有効なルートスクロール機能を備えたナビゲーション装置に関する。
車両等に搭載する一般のナビゲーション装置においては、地図を描画するための地図データ及び施設等を検索するための施設情報データを記録したCD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の地図・情報データ記憶媒体と、この地図・情報データ記憶媒体のデータを取り込むデータ取込装置と、地図等を表示するディスプレイ装置と、GPS受信機及び走行距離センサやジャイロ等を用いた自立航法装置を用い、車両の現在位置及び進行方向の方位を検出する車両位置検出装置を有し、車両の現在位置を含む地図データを地図・情報データ記憶媒体から取り込み、この地図データに基づいて車両位置の周囲の地図画像をディスプレイ装置の画面に描画すると共に、車両位置マークをディスプレイ画面に重ね合わせて表示し、車両の移動に応じて地図画像をスクロール表示し、或いは地図画像を画面に固定し車両位置マークを移動させ、車両が現在どこを走行しているのかを一目で分かるようにしている。
CD−ROMやDVD−ROM、或いはハードディスク等の地図・情報データ記憶媒体に記憶されている地図データは、各種の縮尺レベルに応じて適当な大きさの経度幅及び緯度幅に区切られており、道路等は経度及び緯度で表現されたノードの座標集合として記憶されている。道路は2以上のノードの連結からなり、地図データは、道路リスト、ノードテーブル及び交差点構成ノードリスト等からなる道路レイヤ、及び地図画面上に道路、建築物、施設、公園及び河川等を表示するための背景レイヤ等の地図データと、市町村名などの行政区画名、道路名、交差点名及び施設の名前等の、文字や地図記号等を表示するための情報データなどから構成される。
また、このナビゲーション装置においては、利用者が所望の目的地或いは経由地(以下「目的地」と称する)に向けて道路を間違うことなく容易に走行できるようにするための経路誘導機能を備えている。この経路誘導機能によれば、種々の手段により目的地を設定し、出発地から目的地まで、これらの地点を結ぶ経路の内各種の条件を加味して適切な経路を演算して提示するようになっている。また、利用者が選択した経路を誘導経路として記憶しておき、走行中、地図画像上に誘導経路を他の経路とは色を変えて太く描画して画面表示したり、車両が誘導経路上の進路を変更すべき交差点に一定距離以内に近づいたときに、交差点を拡大表示し、進路を変更すべき方向を示す矢印等を描画して画面表示したり、音声で右左折の誘導を行うことで、利用者を目的地まで案内することができるようにしている。
上記のようなナビゲーション装置において、前記のように誘導経路を設定した後、その誘導経路は実際にはどのような道をたどっていくのか、どのような右左折が存在し、どのような案内が行われるのかを確認し、また事前の知識としてもっておきたいことがある。このような利用者の要求に応えるため、ナビゲーション装置には設定した誘導経路について、現在地から目的地まで順に、自動的に誘導経路の地図を表示するとともに、ナビゲーション装置が特に案内を行う必要のある右左折交差点等では実際の案内情報を出力するルートスクロール機能を備えている。
また、ナビゲーション装置を販売する店内では、単にそのナビゲーション装置を展示し、モニタに地図画面を表示し、パネルでそのナビゲーション装置について説明したのみでは顧客の注目を得ることができない。そのため、他社のナビゲーション装置と比較してより目立つようなディスプレイ画像をモニタ画面に表示し、そのナビゲーション装置に注目を集めるようにすることが好ましい。その際には、ナビゲーション装置が実際に作動している状態をリアルに示すのが好ましく、その点で前記のような目的地までのルートスクロールの表示はそのナビゲーション装置の実際の表示画面に近く、顧客の関心を引くことができる。
ナビゲーション装置で用いる前記のようなルートスクロール表示における処理に際して、単に現在地を表示している詳細図から目的地にそのままルートスクロールすると、目的地が遠い場合には極めて多くの時間がかかってしまう。また、現在地から広域地図でルートスクロールすると、例えば現在地から主要道路に出るまでの道路状態や、主要道路から目的地に行く詳細な道路状態がわからない。また、デモンストレーション画面としても単調な画面となって好ましくない。その際利用者が手動により任意のタイミングで、スクロール速度、縮尺、表示方位、地点スキップなどの操作を行うことができるようにしたものも提案されている。
しかしながら、利用者がこのような操作を行うことは面倒であるため、自動的にこのような操作を行うことが従来より種々提案がなされており、例えば特開平11−295085号公報には目的地までの距離が遠いほどスクロール速度を速くし、また、高速道路や詳細道路等の道路種別に応じてスクロール速度を調節する技術が開示され、特開2000−230839号公報にはルートスクロール中に表示する地図の縮尺に応じてスクロール速度を調節する技術が開示され、特開2001−21373号公報には走行する道路の種類及び案内する地点までの距離に応じて画面に表示する地図の縮尺を変更し、スクロール速度を調節する技術が開示されている。
特開平11−295085号公報 特開2000−230839号公報 特開2001−21373号公報
設定された誘導経路を確認するため、或いはデモンストレーション表示するため、上記のように目的地までの距離に応じて、また道路種別に応じて、また表示する地図縮尺に応じて、更には案内する地点までの距離に応じて自動的にルートスクロール速度を調節する技術においても、必ずしも未だ充分な表示が行われているとは限らず、例えば同一の高速道路を数百キロ走行するときのような場合には表示の必要のないルートスクロール表示を行うこととなり無駄である。また、このようなルートスクロール表示の必要のない部分の表示を省略することも考えられるが、その際には適切な表示処理を行わないと、利用者の最も知りたい右左折交差点等の案内を要する地点周辺の情報を表示することができなくなる。
したがって本発明は、現在地から目的地にルートスクロール表示を行うに際して、利用者にとってルートスクロール表示による案内の必要がほとんど無い部分についてはその表示を省略することができると共に、その案内の必要のある部分については適切な案内を行うことができるようにしたナビゲーション装置を提供することを主たる目的としている。
本発明に係るナビゲーション装置においては、上記課題を解決するため、現在地から目的地までの誘導経路に沿って地図をスクロール表示するスクロール出力手段と、案内ポイント間の距離を検出する案内ポイント間距離検出手段と、前記案内ポイント間の距離が所定距離以上であるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段で前記案内ポイント間の距離が第1の所定距離以上であると判別したとき、前記案内ポイント間の一部のルートスクロールを行わずに、次の案内ポイント部分にスキップしてスクロールを再開するスキップ式スクロール処理手段を備えたものである。
また、本発明に係る他のナビゲーション装置においては、前記ナビゲーション装置において、前記判別手段で判別する前記第1の所定距離は、道路の種別によって異なるように設定したものである。
また、本発明に係る更に他のナビゲーション装置においては、前記ナビゲーション装置において、前記案内ポイント間においてルートスクロールを行わない部分は、案内ポイントから第2の所定距離過ぎた地点から始まるようにしたものである。
また、本発明に係る更に他のナビゲーション装置においては、前記ナビゲーション装置において、前記案内ポイント間においてルートスクロールを行わない部分は、案内ポイントから第3の所定距離手前の地点で終了するようにしたものである。
また、本発明に係る更に他のナビゲーション装置においては、前記ナビゲーション装置において、前記第2の所定距離または第3の所定距離は、道路の種別によって異なるように設定したのもである。
また、本発明に係る更に他のナビゲーション装置においては、前記ナビゲーション装置において、誘導経路の状態に応じて、スクロール用の地図縮尺を調整するスクロール処理手段と、スクロール用の地図表示範囲を調整するスクロール処理手段と、スクロール速度を調整するスクロール処理手段の少なくとも一つを更に備え、いずれかのスクロール処理手段を選択して作動するスクロール案内方式選択手段を備えたものである。
また、本発明に係る更に他のナビゲーション装置においては、前記ナビゲーション装置において、誘導経路の状態に応じて、スクロール用の地図縮尺を調整するスクロール処理手段と、スクロール用の地図表示範囲を調整するスクロール処理手段と、スクロール速度を調整するスクロール処理手段の少なくとも一つを更に備え、任意のスクロール処理手段を選択し、共同してスクロール処理を行うようにするスクロール案内方式選択手段を備えたものである。
また、本発明に係る更に他のナビゲーション装置においては、前記ナビゲーション装置において、前記スクロール出力をナビゲーション装置のデモンストレーション用出力としたものである。
本発明に係るナビゲーション装置においては、上記のようなルートスクロール処理が行われる結果、現在地から目的地にルートスクロール表示を行うに際して、例えば同一高速道路を長距離走行するときのように、利用者にとってルートスクロール表示による案内の必要がほとんど無い部分についてはその表示をスキップして省略することができ、利用者にとって効率的な案内を行うことができると共に、案内を特に必要な部分は丁寧で適切な案内を行うことができるようになる。
また、前記ナビゲーション装置において、前記判別手段で判別する前記第1の所定距離は、道路の種別によって異なるように設定したものにおいては、一般道路の部分は比較的短い距離でもスキップを行うことができ、また高速道路の部分は比較的長距離区間をスキップすることができるようになる。
また、前記ナビゲーション装置において、前記案内ポイント間においてルートスクロールを行わない部分は、案内ポイントから第2の所定距離過ぎた地点から始まるようにしたもにおいては、前記第1の所定区間のスクロールをスキップするに際して、案内の必要な案内ポイントの周辺部分である第2の所定距離過ぎた部分についてはスキップを行わずに案内を行うことができ、スキップによる効率的なスクロールを行いながらも、要所においては丁寧な案内を行うことができるようになる。
また、前記ナビゲーション装置において、前記案内ポイント間においてルートスクロールを行わない部分は、案内ポイントから第3の所定距離手前の地点で終了するようにしたものにおいては、前記第1の所定区間のスクロールをスキップするに際して、案内の必要な案内ポイントの周辺部分である第3の所定距離手前の部分についてはスキップを行わずに案内を行うことができ、スキップによる効率的なスクロールを行いながらも、要所においては丁寧な案内を行うことができるようになる。
また、前記ナビゲーション装置において、前記第2の所定距離または第3の所定距離は、道路の種別によって異なるように設定したものにおいては、一般道路の部分は案内ポイントの比較的短い距離範囲をスキップを行わずに案内を行う部分とし、高速道路の部分は案内ポイントの比較的長い範囲をスキップを行わずに案内を行う部分とすることができ、道路に応じた適切なスクロール表示を行うことができる。
また、前記ナビゲーション装置において、誘導経路の状態に応じて、スクロール用の地図縮尺を調整するスクロール処理手段と、スクロール用の地図表示範囲を調整するスクロール処理手段と、スクロール速度を調整するスクロール処理手段の少なくとも一つを更に備え、いずれかのスクロール処理手段を選択して作動するスクロール案内方式選択手段を備えたものにおいては、前記スキップ式スクロール処理手段のほかに種々のスクロール処理手段を備えることとなり、利用者の好みによって任意のスクロール表示方式を選ぶことができる。
また、前記ナビゲーション装置において、誘導経路の状態に応じて、スクロール用の地図縮尺を調整するスクロール処理手段と、スクロール用の地図表示範囲を調整するスクロール処理手段と、スクロール速度を調整するスクロール処理手段の少なくとも一つを更に備え、任意のスクロール処理手段を選択し、共同してスクロール処理を行うようにするスクロール案内方式選択手段を備えたものにおいては、前記スキップ式スクロール処理手段のほかに種々のスクロール処理手段を備えることとなり、しかもそれらのスクロール処理手段を適宜組み合わせてよりを行わせ、よりきめ細かなルートスクロール表示を行うことができるようになる。
また、前記ナビゲーション装置において、前記スクロール出力をナビゲーション装置のデモンストレーション用出力としたものにおいては、ナビゲーション装置を販売する店において変化のある画面表示を行うことができ、顧客の注目を集めやすいナビゲーション装置とすることができる。
ナビゲーション装置において、現在地から目的地にルートスクロール表示を行うに際して、利用者にとってルートスクロール表示による案内の必要がほとんど無い部分についてはその表示を省略することができると共に、その案内の必要のある部分については適切な案内を行うことができるようにする目的を、現在地から目的地までの誘導経路に沿って地図をスクロール表示するスクロール出力手段と、案内ポイント間の距離を検出する案内ポイント間距離検出手段と、前記案内ポイント間の距離が所定距離以上であるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段で前記案内ポイント間の距離が第1の所定距離以上であると判別したとき、前記案内ポイント間の一部のルートスクロールを行わずに、次の案内ポイント部分にスキップしてスクロールを再開するスキップ式スクロール処理手段を備えることにより実現した。
本発明の実施例を図面に沿って説明する。図1は本発明の実施例のナビゲーション装置において、本発明の主要部をなすルートスクロール処理を行う機能部分を主として示した機能ブロック図を示している。なお、同図における各機能部は、各機能を行う手段と言い換えることができる。
図1に示すナビゲーション装置においては、従来のものと同様に、システム制御部20には各種の所定の機能を総合的に行うためのソフトウェアを記録したROM、そのソフトウェアを処理するためのCPU等を備え、これと接続した各機能部の制御を行っている。 図1に示すナビゲーション装置においては、このシステム制御部20に車両位置検出部3が接続し、GPS受信器1の位置データを入力し、更に必要に応じて車速センサや角度センサによる走行距離・方位検出部2からの車両の移動データを入力することによって、車両の現在位置を正確に検出している。
指示信号入力部6においては、このナビゲーション装置において利用者によるリモコン等の指示信号を入力しており、後に詳述するルートスクロールの機能選択等の指示を入力することができるようにし、必要に応じてデモンストレーション機能出力指示等も入力可能としている。更に必要に応じて利用者の音声を認識する処理によって利用者の指示信号を入力する音声認識部5の信号も、この指示信号入力部6に入力している。
またデータ取込部8においては、DVD−ROM、CD−ROM、或いはハードディスク等の地図・情報データ記録媒体7から必要な地図データ、施設情報等を取り込み、更にそのデータ記録媒体がハードディスクのように容易にデータの書き込みができるような場合には、外部から取り込んだデータや、他の機能部で処理したデータを後に読み取って利用することができるように、そのデータ記録媒体にデータ入力もできるようにしている。特に本発明においては、ルートスクロールに際して指示された地点の地図を所定の縮尺で出力すると共に、右左折案内等のデータも出力可能としている。
誘導経路演算部9においては、車両位置検出部3で検出した車両の現在地を取り込み、画面に表示されるカーソルの操作による地図のスクロールにより、或いは住所を入力することにより、更には電話番号を入力する等の種々の手法により設定された目的地を取り込み、最短所要時間、最短距離、一般道路優先等の種々の条件において最適の誘導経路を演算して提示する。また、誘導経路案内部10では、誘導経路演算部9で演算され、利用者によって選択指示された誘導経路に従って、車両を安全に目的地に到着できるように案内を行う。その他、スピーカ12から種々の案内を含む各種音声を出力する音声出力部12を備え、更にモニタ13に後述するような地図のほか、種々の情報を表示する画像出力部14を備えている。
図1における本発明の主要機能を行うルートスクロール出力処理部21においては、各種のルートスクロールの態様のうち任意のルートスクロールを選択して利用することができるようにした例を示している。図示するルートスクロール出力処理部21はシステム制御部20によって総合的に制御され、所定の作動を行うことができるようにしており、後述するようなルートスクロール出力処理部21内の各機能部は、システム制御部20によって相互にデータの授受を可能とし、システム制御部に接続した他の各種機能部ともデータの授受を可能としている。
図1に示したルートスクロール出力処理部21においては、案内スキップ式スクロール処理部22、地図表示縮尺調整式スクロール処理部23、地図表示範囲調整式スクロール処理部24、スクロール速度調整式スクロール処理部25を備え、利用者の指示等によって作動するルートスクロール案内方式選択部26の選択によって、これらの処理部を任意に切り換え、或いはこれらを適宜組み合わせて使用し、各種のルートスクロール表示を行うことができるようにしている。
ルートスクロール出力処理部21には誘導経路情報取込部27を備え、前記誘導経路演算部9で演算した誘導経路と、その誘導経路に沿って走行する際に出力する各種の関連情報及び走行時に出力する案内情報等を取り込んでいる。ルートスクロール情報取込部28においては、前記誘導経路情報取込部27で取り込んだ各種情報に関して、特にルートスクロールに際して必要の情報のみを抽出し、後述する各種処理部で利用可能としている。
目的地到達検出部30では、ルートスクロールを行っている箇所が目的地に到達したことを検出し、このルートスクロール処理を終了可能としている。道路種別検出部31においては、前記ルートスクロール情報取込部28で取り込んだ情報の中から、現在の案内ポイントから次の案内ポイント迄の走行道路が詳細道路、一般道路、国道、高速道路、フリー航路等の各種の道路のうちいずれであるかを検出し、その情報を各スクロール処理部出力している。また、ルートスクロール地図データ出力部32では前記各スクロール処理部で処理されたルートスクロール用の地図データを出力し、ルート案内出力部33では右左折案内等の画像及び音声の出力を行うことができるようにしている。
前記各種スクロール処理部のうちで、本発明において最も主要な処理部である案内スキップ式スクロール処理部22においては、その中の案内ポイント間距離検出部34で、前記ルートスクロール情報取込部28からの情報に基づいて、出発地点を含め現在の案内ポイントから次の案内ポイント間の距離を検出し、そのデータを案内ポイント間距離条件(L1)充足判別部37に出力している。また案内ポイント到達検出部35では、現在スクロールしている地点が前記の次の案内ポイントとされた地点に到達したことを検出し、その後の処理開始信号を形成する。フェードイン・フェードアウト表示制御部36では、ルートスクロール表示をスキップする際フェードアウトし、次の案内地点近傍でのルートスクロール開始時にはフェードインする処理を行う。
案内ポイント間距離条件(L1)充足判別部37では、前記案内ポイント間距離検出部34で検出した現在の案内ポイントから次の案内ポイント迄の距離が、その案内ポイント間の道路種別が一般道路であるときには例えば3km等の一般道路用の距離条件(L1A)38を充足しているか否か、またその案内ポイント間の道路種別が高速道路であるときには例えば30km等の高速道路用の距離条件(L1B)39を充足しているか否かを判別する。
案内ポイント後所定距離(L2)到達検出部40は、現在の案内ポイントを通過してから次の案内ポイントにスキップする際、現在の案内ポイントを過ぎたときに突然次の案内ポイントにスキップを行うのではなく、現在の案内ポイントを過ぎてもその案内を所定距離に到達するまで継続し、現在の案内ポイントの周辺の状況を利用者に知らせることができるようにするため、その所定距離を検出するものであり、案内ポイント通過後の道路が一般道路であるときには例えば100m等の一般道路用所定距離(L2A)に到達したか否か、またその道路が高速道路であるときには例えば300m等の高速道路用所定距離(L2B)に到達したか否かを判別する。
案内ポイント手前所定距離検出部43は、上記のようなルートスクロールのスキップを行って次の案内ポイントに移動するとき、次の案内ポイントの所定距離手前から案内を行うため、その開始地点を検出するものであり、現在のポイントから次のポイント迄の道路種別が一般道路であるときには例えば300m等の一般道路用所定距離(L3A)の地点を検出し、またその道路が高速道路であるときには例えば1km等の高速道路用所定距離(L3B)を検出する。地図表示縮尺調整式スクロール処理部23には、図示の例においては道路種別毎縮尺調整式スクロール処理部46と、案内ポイント間地図表示用縮尺調整式スクロール処理部47と、出発地・目的地距離対応縮尺調整式スクロール処理部48とを備え、いずれかの地図表示縮尺調整によってルートスクロールを効果的に行うようにしている。
この中で道路種別毎縮尺調整式スクロール処理部23においては、ルートスクロール中の道路の種別によって、例えば詳細道路ではスクロール速度を遅くし、高速道路では速くする等の処理を行う。また案内ポイント間地図表示用縮尺調整式スクロール処理部47では、案内ポイントの両端が1画面に入る縮尺の地図を選択して表示し、その地図上でルートスクロールを行わせるものであり、案内ポイント間が長い場合でもその間が1画面に入る程度に縮められ、そこでスクロールを行うのでここではスクロール速度を速くする処理が行われる。
また、出発地・目的地距離対応縮尺調整式スクロール処理部48においては、出発地近傍と目的地近傍は詳細地図で表示し、その間は出発地から遠ざかるほど、また目的地に遠いほど広域側の縮尺の地図を選択して表示し、その地図上でルートスクロールを行うようにするものであり、そのために出発地離間距離演算部49で出発地から離れていく距離を検出し、目的地接近距離演算部50では目的地に接近していく距離を検出する。
地図表示範囲調整式スクロール処理部24においては、例えば誘導経路を道路種別毎に1つの地図に入るように地図表示範囲を調整し、その地図上でルートスクロールを行うものであり、それにより比較的短い距離を走行する詳細道路については結果的に縮尺の小さな地図が表示されるようになり、また高速道路についてはその走行距離が長い場合でも1つの地図に入るように地図表示範囲を調整し、結果的に縮尺の大きな地図が表示されるようになって、それらの地図上でルートスクロールを行う。このような表示が行われるときには、スクロール速度も詳細道路では遅く、高速道路では速くなるように調整されることとなる。
また、この地図表示範囲調整式スクロール処理部24においては、例えば隣接する2つの案内ポイントが1つの地図に入るように地図表示範囲を調整し、案内ポイント間が短いときにはその間はその距離に応じた詳細地図が表示され、高速道路のように長いとき広域地図が表示されてルートスクロールが行われることとなる。
ルートスクロール速度調整式スクロール処理部25においては、スクロール速度を現在表示している道路種別毎に変化させるものであり、例えば一般道路では遅く、高速走路では速くスクロールさせる。また、スクロール速度を出発地から遠ざかるにしたがい速くし、また目的地に近くなるにしたがって遅くなるようにスクロール速度を調整する。
上記のような種々のルートスクロール処理方式は、それぞれの処理部で独立して処理を行う以外に、例えば地図表示縮尺調整式スクロール処理とスクロール速度調整式スクロール処理とを連動させ、地図表示縮尺調整式スクロール処理部23の出発地・目的地距離対応縮尺調整式スクロール処理部48において、出発地近傍と目的地近傍は詳細地図で表示し、その間は出発地から遠ざかるほど、また目的地に遠いほど広域側の縮尺の地図を選択して表示し、更にルートスクロール速度調整式スクロール処理部25において、出発地から遠ざかるにつれてスクロール速度を速くし、また目的地に近づくにつれてスクロール速度を遅くする、という相互作用的なスクロール処理も行うことができる。
上記のような機能ブロックから構成されるナビゲーション装置において、案内スキップ式スクロール処理部22で行われる処理は、例えば図2に示す作動フローにしたがって順に作動させることができる。以下その作動フローを図1の機能ブロック図、及び図3のルート例等を参照しつつ説明する。
図2に示す案内スキップ式スクロール処理に際して、最初ルートスクロール情報の取込を行う(ステップS1)。これは図1のルートスクロール情報取込部28が誘導経路情報取込部27で取り込んだ誘導経路及びその案内に関する各種情報の中から必要なものを選択して取り込むことによって行う。次いで、現在の案内ポイントから次の案内ポイント迄の道路種別を検出する(ステップS2)。この作動は図1の道路種別検出部31が、前記ルートスクロール情報取込部28で取り込んだルートスクロール情報の中から、現在の案内ポイントから次の案内ポイント迄の道路種別を検出することにより行われる。
次いで、次の案内ポイント迄の道路種別は高速道路か否かの判別を行う(ステップS3)。その結果、次の案内ポイント迄の道路種別は高速道路ではない、即ち一般道路であると判別したときには、次の案内ポイント迄所定距離L1A以上あるか否かを判別する。この判別は図1における案内ポイント間距離検出部34で検出した距離を用いて、案内ポイント間距離条件(L1)充足判別部37において行う。このとき、例えば図3に示すルート例のように、現在地Pから次の案内ポイントSで右折し、その次の案内ポイントVで左折するルートの場合において、現在地Pから次の案内ポイントS迄の距離はL1であり、その道路が一般道路であるときには、同図の所定距離条件設定例の表に示すように、例えばその所定距離L1における一般道路の所定距離L1Aを3kmとし、したがって上記ステップS4においては次の案内ポイント迄3km以上あるか否かを判別する。
その判別の結果、次の案内ポイント迄3km以上あると判別したときには、現在の案内ポイントからルートスクロール出力を行う(ステップS5)。この処理の最初はスクロール開始点であり、現在地であるので、現在地から目的地に向けての誘導経路に沿って自車位置が進行し、自車位置が中心になるように地図がスクロール表示される。また、後述するようにその後ルートスクロールが継続し再びこのステップ5に戻って処理が行われるときには、各々の案内ポイントが順次現在の案内ポイントとなる。
このようなルートスクロール出力の後、現在の案内ポイントから所定距離L2Aが過ぎたか否かを検出する。この処理は図1における案内ポイント後所定距離(L2)到達検出部40において行う。図3に示すルート例においては、現在地Pから所定距離L2の一般道路の所定距離L2Aを100mとしており、したがって上記ステップS6においては現在の案内ポイントである現在地Pから100m過ぎたか否かを判別する。この判別の結果、未だ100mを過ぎていないと判別したときにはステップS5に戻って前記作動を繰り返し、100mを過ぎたと判別したときには、次の案内ポイントの所定距離L3Aまでルートスクロールをスキップする(ステップS7)。その後、次の案内ポイントの前記所定距離L3A手前の地点からルートスクロールの出力を行う。このときの所定距離の地点の検出は、図1における案内ポイント手前所定距離(L3A)検出部43において行う。
このときの所定距離L3Aは、図3に示すルート例においては案内ポイント手前所定距離L3における一般道路の所定距離L3Aを300mとしており、したがって前記ステップS7においては、次の案内ポイントの300m手前までルートスクロールをスキップすることとなる。このようにして、図3に示す例においては、現在地Pから次の案内ポイントS迄のルートスクロールに際して、その道路が一般道路であって現在地から次の案内ポイントS迄3km以上あり、その結果、現在地Pから100mの地点Q迄ルートスクロール案内を行い、その後次の案内ポイントSの手前300mの地点Rまでルートスクロールをスキップし、地点Rからルートスクロールとそのときの例えば「次の交差点を右折です」のような案内出力を行って地点Sに至る。上記ルートスクロールのスキップに際しては、表示地図が突然に変わるのは利用者に奇異な感じを抱かせるので、適宜フェードアウトし、その後フェードインして次の案内ポイント近傍のルートスクロール出力を行うようにすることが好ましい。なお、この処理は図1のフェードイン・フェードアウト表示制御部36において行う。
次いで、案内ポイント間のルートスクロールは終了したか否かの判別を行い(ステップS9)、未だ終了していないときには再びステップS8に戻って上記ルートスクロール作動を継続する。ステップS9において案内ポイント間のルートスクロールは終了したと判別したとき、即ち図3における次の案内ポイントSに到達したと判別したときには、目的地に到達したか否かを判別し(ステップS10)、未だ目的地ではないときには再びステップS2に戻って、現在の案内ポイント、即ち図3における次の案内ポイントとして示される地点Sから更に次の案内ポイントV迄の道路種別を検出し、以下前記と同様の作動を繰り返す。
一方、前記ステップS4において、次の案内ポイント迄所定距離L1A以上あるか否かの判別において、例えば前記の例における一般道路の所定距離である3km以上ないと判別したときには、ステップS11に進んで直ちにルートスクロールの出力を行う。即ち、図3において次の案内ポイントとして示される地点Sから案内ポイントVとして示される区間が一般道路の時、両地点の距離L1Aが同図の表に示すように3km以下であるときは、地点Sから直ちにルートスクロール出力を行う。その結果、前記の地点S迄のルートスクロールと継続してルートスクロールの表示が行われることとなる。
その後、案内ポイント間のルートスクロールは終了したか否かを判別し(ステップS12)、未だ次の案内ポイントに到達していないときには再びステップS11に戻って前記ルートスクロール出力を継続する。ここで案内ポイント間のルートスクロールは終了したと判別したとき、即ちルートスクロールが図3における案内ポイントVに到達したときには、ステップS10に進んで目的地に到達したか否かを判別し、未だ目的地ではないときには前記と同様に再びステップS2に戻って、前記作動を繰り返す。
また、前記ステップS3において、次の案内ポイント迄の道路種別は高速道路であると判別したときにはステップS13に進み、以下前記一般道路のルートスクロールとほぼ同様の作動であるステップS13〜ステップS18の処理を行う。即ち、ステップS13においては次の案内ポイント迄所定距離L1B以上あるか否かを判別し、例えば図3における現在地Pから次の案内ポイントS迄高速道路であるとき、次の案内ポイント間が30km以上ある時には前記ステップS13で次のステップS14に進み、現在の案内ポイントからルートスクロール出力を行う。
その後、現在の案内ポイントから所定距離L2Bを過ぎたか否かを判別する。この所定距離L2Bは、図3のルート例においては高速道路では300mであり、したがってステップS15において未だこの所定距離の300mを過ぎていないと判別したときには、再びステップS14に戻ってルートスクロールを継続する。ここで前記所定距離L2Bとしての300mを過ぎたと判別したときには、ステップS16に進んで、次の案内ポイントの所定距離L3B迄スキップする。図3のルート例においてはこの所定距離L3Bは1kmであり、次いで、次の案内ポイントの前記L3B手前の地点からルートスクロールの出力を行う(ステップS17)。
その後、案内ポイント間のルートスクロールは終了したか否かの判別(ステップS18)、即ち図3のルート例における地点Sに到達したか否かを判別し、未だ到達していないときには再びステップS17に戻って前記ルートスクロール出力を継続し、ここで地点Sに到達することにより案内ポイント間のルートスクロールは終了したと判別したときには、前記ステップS10に進んで前記と同様に目的地に到達したか否かの判別を行い、以降同様の作動を繰り返す。
前記ステップS13において、次の案内ポイント迄所定距離L1B以上無いと判別したとき、即ち図3のルート例においては30km以上無いと判別したときには、前記と同様にステップS11に進んで、直ちにルートスクロール出力を行う。また、案内ポイント間のルートスクロールが終了したか否かの判別であるステップS12によって、終了したと判別するまでこの作動を繰り返す。
図3においては例えば次の案内ポイントとして示される地点Sから、案内ポイントとして示される地点V迄が高速道路であって、両地点間の距離L1が高速道路の所定距離L1Bとしての30km以上無いときには、地点Sから直ちに次の案内ポイントである地点V迄ルートスクロール出力が行われる。ここで案内ポイント間のルートスクロールが終了したと判別したときには、前記と同様にステップS10に進んで、目的地に到達したかか否かを判別し、目的地に未だ至っていないときは再び前記ステップS2に戻り、以降同様の作動を繰り返す。前記ステップS10において目的地に到達したと判別したときにはこの処理を終了する。
上記実施例においては、前記のような構成と上記のような作動を行う結果、誘導経路を設定した後そのルートの確認を行うとき、またそのルートを頭に入れておきたいとき、更にはこのナビゲーションを販売する商店でルートスクロール機能を出力してデモンストレーションを行うとき、設定された誘導経路に沿って自動的にルートスクロール処理が開始され、スクロールされる道路種別に対応した案内ポイント間の距離に応じてスキップ処理が行われる。
その結果利用者が本当に知りたい地点の案内を素早く行うことができ、デモンストレーションの時にはあまり変化のない画面を長時間出力し続けることが無くなる。また、そのスキップ処理に際しては、案内地点の前後を確実にルートスクロールによる案内を行うことができるので、利用者にとってわかりやすいルートスクロール出力を行うことができ、デモンストレーションにおいても変化のある地点を効果的に表示することができる。
図1に示すナビゲーション装置においては、ルートスクロール案内処理として、前記のような案内スキップ式スクロール処理以外に、地図表示範囲調整式スクロール処理部24を備えており、例えば図4に示すような作動フローによって処理が行われる。図4に示す例においては、道路種別に対応したルートスクロールの地図表示範囲調整処理の作動を示しており、最初に現在地からの道路種別の検出を行う(ステップS31)。その結果、例えば詳細道路であるときには、ステップS32において、誘導経路上においてその道路種別である詳細道路の終点位置を検出する。
次いで、同一道路種別の始点と終点が入り最も詳細な地図を選択して出力する(ステップS33)。その結果同図のフローチャートの右側に示している地図表示例のように、現在地から始まる誘導経路の詳細道路について、次の一般道路との結合地点である詳細道路の終点迄を地図1として表示する。
その後、この地図上で車両位置が移動するようにスクロール表示し(ステップS34)、次いで同一道路種別の終点に到達したか否かを判別する(ステップS35)。その判別の結果未だ同一道路の終点に到達していないと判別したときには、再びステップS34に戻ってその地図上でのルートスクロール出力を継続する。また、ここで同一道路種別の終点に到達したと判別したときには、前記終点は目的地であるか否かを判別し(ステップS36)、未だ目的地でないときには次のルートの道路種別を検出し(ステップS37)、再びステップS32に戻ってその検出した道路種別の道路が、誘導経路上において他の道路種別の道路と接続する地点、即ちその道路種別の道路の終点を検出し、以降同様の作動を繰り返す。
その結果、同図の地図表示例に示すように、現在地から目的地まで、地図1において詳細道路部分を表示し、地図2において一般道路、地図3において高速道路、地図4においてフェリー航路、地図5において一般道路の地図が表示され、各々の地図において自車位置が移動するように順にルートスクロール出力がなされる。
このようなルートスクロール出力がなされる結果、比較的短い距離を走行する詳細道路については、その範囲が1画面に表示される地図によって丁寧なルートスクロールがなされ、比較的長い距離を走行する高速道路については、その範囲が1画面に表示される広域地図によって素早くスクロールがなされる等、適切なルートスクロール出力を自動的に行うことができるようになる。
図1の地図表示範囲調整式スクロール処理部24においては更に、例えば図5に示すようなルートスクロール案内ポイント間を地図表示範囲として調整する、ルートスクロール案内ポイント間地図表示範囲調整処理によってルートスクロール出力を行うこともできる。即ち図5に示す例においては、最初次の案内ポイントの検出を行い(ステップS41)、次に現在の案内ポイントと次の案内ポイントを含む最も詳細な地図を選択して出力する(ステップS42)。その結果同図のフローチャートの右側に示している地図表示例のように、現在地から目的地までの案内ポイントを両端とする地図を表示することとなる。このような地図上においてルートスクロール出力を行う(ステップS43)こととなるが、このときも固定された地図上で車両位置が移動するスクロール表示がなされる。
次いで、次の案内ポイントに到達したか否かを判別し(ステップS44)、未だ到達していないときにはステップS42に戻ってこのルートスクロール出力を継続し、ここで次の案内ポイントに到達したと判別したときには、次の案内ポイントは目的地であるか否かを判別し(ステップS45)、未だ目的地ではないと判別したときには前記ステップS41に戻って、次の案内ポイントの検出を行い、前記作動を繰り返す。また、ステップS45において次の案内ポイントが目的地であると判別したときにはこの作動フローを終了する(ステップS46)。
上記のような作動を行う結果、案内ポイント間が短い区間においては表示される地図が詳細地図となり、わかりやすいルートスクロールがなされ、例えば同一国道を長距離走行するときや高速道路を走行するときのように、道なりの経路が長い区間では広域地図でこれを表示することができ、案内ポイント間を素早くルートスクロールすることができるようになる。
また、図1のスクロール速度調整式スクロール調整部25においては、例えば図6に示すような作動フローにしたがって処理を行う。即ち図6に示す例においては、最初現在地からの道路種別の検出を行う(ステップS51)。次いで検出した道路種別に対応した所定スクロール速度の読み取りを行う(ステップS52)。ここでの道路種別対応所定スクロール速度としては、同フローチャートの右側の表に例示するように、詳細道路についてそのスクロール速度を1としたとき、一般道路はその2倍の速さとし、国道では4、高速道路では20、フェリー航路では200倍の速度比に設定する。
次いで誘導経路に沿って所定速度でルートスクロール出力を行い(ステップS53)、その後スクロール箇所の道路種別の検出をおこなって(ステップS54)、道路種別は変更になったか否かを判別する(ステップS55)。その判別の結果未だ道路種別が変更にならないときには目的地に到達したか否かを判別し(ステップS56)、未だ目的地に到達していないときには前記ステップS54に戻って誘導経路に沿って所定速度でルートスクロール出力する作動を継続し、以下同様の作動を繰り返す。
前記ステップS55において道路種別が変更になったと判別したときには、ステップS52に戻って、変更になった道路についてその道路種別対応の所定スクロール速度を読み取り、以降同様の作動を繰り返す。また前記ステップS56において目的地に到達したと判別したときには、この処理を終了する(ステップS57)。
上記のようなルートスクロール出力を行うことにより、詳細道路はゆっくりとしたルートスクロールを行って利用者にわかりやすく案内し、高速道路のような道路においては素早くルートスクロールして、無駄のない効率的なスクロールを行うことができるようになる。
また、図1の地図表示縮尺調整式スクロール処理部23では、道路種別毎縮尺調整式スクロール処理部46において、例えば図7に示すような作動フローにしたがったスクロール処理を行うことができる。即ち図7に示す例においては、道路種別に対応したルートスクロール地図表示の縮尺変更処理を示しており、最初に現在地からの道路種別の検出を行う(ステップS61)。次いで、その検出の結果の道路種別に対応した所定スクロール地図縮尺を読み取る(ステップS62)。
この、道路種別に対応した所定スクロール地図縮尺は、同フローチャートの右側に例示しているように、例えば詳細道路については地図画面上の基準長さが10mとなる地図縮尺を選択して表示するようにし、同様に一般道路は25m、国道は500m、高速道路は2km、フェリー航路は20kmの縮尺の地図を選択して表示する。
その後誘導経路に沿って所定地図縮尺でルートスクロール出力を行い(ステップS63)、その状態で常にスクロール箇所の道路種別の検出を行う(ステップS64)。その検出の結果道路種別は変更になったか否かを判別し(ステップS65)、未だ変更にならないときには目的地に到達したか否かを判別し(ステップS66)、未だ目的地に到達しないときにはステップS63に戻って、誘導経路に沿った所定地図縮尺でのルートスクロール出力を行い、以降同様の作動を繰り返す。また、ステップS65において道路種別が変更になったと判別したときにはステップS62に戻り、変更になった道路種別対応の所定スクロール地図縮尺を読み取り、以降はその地図縮尺の表示状態でルートスクロールを行う。
このようなルートスクロール出力を行うことにより、利用者に丁寧な案内を行う必要があると共に比較的短い距離を走行する詳細道路については、縮尺の小さな詳細図で表示することができ、高速道路のように道なりに走行するば良い道路では広域地図により素早くスクロールして効率的なルートスクロール出力を行うことができる。
図1の地図表示縮尺調整式スクロール処理部23における案内ポイント間地図表示用縮尺調整式スクロール処理部47においては、前記図5に示すようなルートスクロール案内ポイント間地図表示調整処理とほぼ同様の処理を行うことができる。また図1の出発地目的地距離対応縮尺調整式スクロール処理部23においては、出発地離間距離演算部50によるルートスクロールしている地点が出発地から離間する距離データと、目的地接近距離演算部50によるルートスクロールしている地点が目的地に接近している距離データを用いて、出発地から離間するほど地図の縮尺を大きくして、次第に広域地図を表示し、逆に出発地と目的地の中間位置から目的地に近づくにしたがって地図の縮尺を小さくして、次第に詳細地図を表示する。
上記のような各種のスクロール処理部を備える結果、原則として案内スキップ式スクロール処理を行うように設定しているナビゲーション装置においても、スキップ表示することは好ましくないと考える利用者に対して、更に他の態様のルートスクロール出力によって単調なスクロール表示よりは変化の多い、効率的なスクロール表示を選択して行わせることができるようになるものであるが、更に、これらの処理部を共同して作動させることにより、例えば一般道路でも国道の走行時には前記のようなスキップ処理を行い、詳細道路の場合には前記図4〜図7のいずれかの地図表示、及びスクロール出力処理を行う等、種々の組み合わせによって適切な、またデモンストレーション時に効果的な出力を行うことができる。
本発明は上記実施例に記載したような車両用ナビゲーション装置に対して好適に利用することができるものであるが、そのほかパソコンの地図案内ソフトとして、また携帯情報端末のナビゲーションソフト、或いは地図表示ソフト等、同様の産業上の分野に広く利用することが可能である。
本発明の実施例の機能ブロック図である。 同実施例において案内スキップ式ルートスクロール処理を行う作動フロー図である。 同案内スキップ式ルートスクロール処理におけるルート例と、道路種別に応じて変えた各種所定距離の例を示す図である。 同実施例において、道路種別対応ルートスクロール地図表示範囲調整処理を行う作動フロー図である。 同実施例において、ルートスクロール案内ポイント間地図表示範囲調整処理を行う作動フロー図である。 同実施例において、道路種別対応ルートスクロール速度変更処理を行う作動フロー図である。 同実施例において、道路種別対応ルートスクロール地図表示縮尺変更処理を行う作動フロー図である。
符号の説明
21 ルートスクロール出力処理部
22 案内スキップ式スクロール処理部
23 地図表示縮尺調整式スクロール処理部
24 地図表示範囲調整式スクロール処理部
25 スクロール速度調整式スクロール処理部
26 ルートスクロール案内方式選択部
27 誘導経路情報取込部
28 ルートスクロール情報取込部
30 目的地到達検出部
31 道路種別検出部
32 ルートスクロール地図データ出力部
33 ルート案内出力部
34 案内ポイント間距離検出部
35 案内ポイント到達検出部
36 フェードイン・フェードアウト表示制御部
37 案内ポイント間距離条件充足判別部
38 一般道路用距離条件
39 高速道路用距離条件
40 案内ポイント後所定距離到達検出部
41 一般道路用所定距離
42 高速道路用所定距離
43 案内ポイント手前所定距離検出部
44 一般道路用所定距離
45 高速道路用所定距離
46 道路種別毎縮尺調整式スクロール処理部
47 案内ポイント間地図表示用縮尺調整式スクロール処理部
48 出発地・目的地距離対応縮尺調整式スクロール処理部
49 出発地離間距離演算部
50 目的地接近距離演算部

Claims (8)

  1. 現在地から目的地までの誘導経路に沿って地図をスクロール表示するスクロール出力手段と、
    案内ポイント間の距離を検出する案内ポイント間距離検出手段と、
    前記案内ポイント間の距離が所定距離以上であるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段で前記案内ポイント間の距離が第1の所定距離以上であると判別したとき、前記案内ポイント間の一部のルートスクロールを行わずに、次の案内ポイント部分にスキップしてスクロールを再開するスキップ式スクロール処理手段を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 前記判別手段で判別する前記第1の所定距離は、道路の種別によって異なるように設定していることを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
  3. 前記案内ポイント間においてルートスクロールを行わない部分は、案内ポイントから第2の所定距離過ぎた地点から始まることを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
  4. 前記案内ポイント間においてルートスクロールを行わない部分は、案内ポイントから第3の所定距離手前の地点で終了することを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
  5. 前記第2の所定距離または第3の所定距離は、道路の種別によって異なるように設定していることを特徴とする請求項2または請求項3記載のナビゲーション装置。
  6. 誘導経路の状態に応じて、スクロール用の地図縮尺を調整するスクロール処理手段と、スクロール用の地図表示範囲を調整するスクロール処理手段と、スクロール速度を調整するスクロール処理手段の少なくとも一つを更に備え、いずれかのスクロール処理手段を選択して作動するスクロール案内方式選択手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
  7. 誘導経路の状態に応じて、スクロール用の地図縮尺を調整するスクロール処理手段と、スクロール用の地図表示範囲を調整するスクロール処理手段と、スクロール速度を調整するスクロール処理手段の少なくとも一つを更に備え、任意のスクロール処理手段を選択し、共同してスクロール処理を行うようにするスクロール案内方式選択手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
  8. 前記スクロール出力は、ナビゲーション装置のデモンストレーション用出力であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載のナビゲーション装置。

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