JP2005054903A - 建設機械の過負荷防止回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 過負荷状態を回避して作業時の燃料消費を低減させた油圧回路を提供することを課題とする。
【構成】
ポンプの吐出圧を検出する圧力センサと、圧力センサの出力を入力側に接続し、出力側からレギュレータの入力トルクを制御する制御信号を出力するコントローラと、コントローラの出力と前記レギュレータを接続する油圧回路を具備し、コントローラはポンプの吐出圧が所定速度以上で上昇したときは、入力トルクを所定の低トルクまで下げ、その後に所定のパターンに沿って入力トルクを増大させるように制御したことを特徴とする。
【選択図】
図1

Description


この発明は、建設機械の油圧回路に関し、更に具体的には燃料噴射量を低減するために過負荷を防止する油圧回路の技術に関するものである。
従来の油圧ショベル等の建設機械における油圧回路では、掘削開始時に操作レバーを急操作した場合や、或いは掘削操作中に掘削対象の硬さが急変して硬くなった場合において、油圧ポンプのトルクが急増するためにエンジンの燃料噴射量が余計に消費されるという不都合があった。しかし、この問題は、これまで理由があまり解析されておらず、解決もされていなかった。そこで、この問題を解析し、解決の方法を提供する。なお、本出願人は既に提出した特許文献1において類似の記載をしているが、念のため再度記載する。
特許出願、特願2002−329623号
以下に、従来回路における解析結果について説明する。図5は従来の油圧ショベルの油圧回路図である。図5において、油圧ポンプ51は吐出量可変の油圧ポンプで、レギュレータ52によって制御されている。また、油圧ポンプ51はエンジン53によって駆動されていると共に高圧の作業圧油をセンタ油路54に供給する。センタ油路54の下流にはアクチュエータ(図示省略)を制御する一群の方向切換弁55等が接続されている。方向切換弁55はリモコン弁56の2次側のパイロット油圧により遠隔操作される。
一方、レギュレータ52には2つの油室52a、52bが設けられており、油室52aはセンタ油路54に接続された分岐油路59から吐出圧がネガティブ・フィードバックされて油圧ポンプの出力トルクが一定になるように負帰還系が構成されている。これによって、吐出圧が変化しても出力トルクがエンジントルクを越えないように馬力一定制御が行われる。また油室52bには電磁弁60の2次側圧Pfが作用し、油圧ポンプの入力トルクを設定(増減)できるように構成されている。なお、油圧ポンプの入力トルクと出力トルクは、機械的な遅れ要素(傾斜板による吐出流量制御)のために、過度状態では一致しないが、定常状態では略一致する。電磁弁60のソレノイドはコントローラ57の出力側に接続され、コントローラ57の入力側には入力トルクの選択スイッチ58が接続されている。
図6は、電磁弁60として逆比例電磁弁を使用した場合の電磁弁60の2次側圧力Pfとポンプ入力トルクTの関係を示す。図6に示すように2次側圧力Pfとポンプ入力トルクは逆比例的な関係にある。選択スイッチ58の位置「H」を選択すると高入力トルクになる。即ち、電磁弁60の2次側圧力は低圧力Pf1となり、レギュレータ52により油圧ポンプ51の吐出量が大きくなり、出力トルクも増大する。逆に、位置「L」を選択すると低入力トルクになる。即ち、油圧ポンプ51の吐出量が小さくなり、出力トルクも減少するように構成されている。
油圧ショベルはいろいろな作業に使用される。例えば、重掘削作業、軽作業、仕上げ作業等があり、これらの作業を効率よく行うために、油圧ポンプ51の入力トルクのレベルを選択スイッチ58により切換えて行っている。以下の説明では、選択スイッチ58で位置「H」を選択し、高入力トルクを選択した場合の応答について説明する。なお、図7で、高入力トルクを選択した場合の馬力一定曲線をHモード、低入力トルクを選択した場合の馬力一定曲線をLモードとし、その場合のトルクを夫々「Tmax」,「Tmin」とする。
図7の左側の図は油圧ポンプ51の吐出量Qと吐出圧pの関係を表す油圧ポンプ特性を示す。更に右側に、エンジンのトルク特性を示す。なお、油圧ポンプ特性は実際の挙動を示している。図8、図9は応答の時間変化を示したグラフで、横軸は時間t(各グラフで共通)を示し、縦軸は油圧ポンプ51の吐出量Q、吐出圧P、油圧ポンプ51への入力トルクT、エンジン53の回転数N、燃料噴射量q、電磁弁60の2次側圧Pfを示す。以下、これらの図7〜図9を利用して掘削作業を開始する場合と途中で掘削対象の硬さが急変した場合とを例として説明する。
図8において、掘削開始時刻t1よりリモコン弁56の操作レバーを急操作した場合は、油圧ポンプ51の吐出圧がP0からP1まで一気に上昇する。一方、油圧ポンプ51の吐出量は時間(t1〜t2)をかけて図6の点C0(Qmax)から2点鎖線の曲線Cに沿って点C1(Q1)になるまで減少する。即ち、吐出圧がP0〜P5の間は吐出流量がQmaxで、P5〜P1の間は馬力一定のHモード曲線に乗らずに曲線Cに沿って移動する。これはレギュレータ52の吐出量制御が機械的に構成されているために遅れを生じるためである。この結果曲線Dに示すように出力トルクがTmaxを越えてしまう。
この結果、図9に示すように、エンジン回転数はこれと釣合うようにN0からN1まで低下する。さらに、この結果、エンジン53は出力を確保するために、回転数をN0まで戻そうとして燃料消費量qを、図示のように、q0から増加させ、q1を越えてq2まで増加させ、その後にq1の状態に落ち着く。即ち、図9の斜線で示した(イ)の部分は燃料が無駄に費やされた量を示す。
次に時間(t3〜t4)は掘削開始後にゆっくりと操作した場合を示す。この場合は、油圧ポンプ51の吐出圧もP1からP2までゆっくり上昇する。従って、この場合は吐出量も追従が可能であるために、吐出量Qは点C1(Q1)から点C2(Q2)へゆっくりと減少し、Hモード曲線(実線)上を移動する。さらに、時間t5でリモコン弁56の操作レバーの操作量が一定でも掘削対象の硬さが急変すると(油圧ショベルが地中の大きな岩にぶつかった場合等)油圧ポンプ51の吐出圧も図示(図7)のように、P2からP3に急上昇する。この場合も急操作の場合と同様にレギュレータ55の制御の応答が遅れてしまうために、吐出量は図7の2点鎖線の曲線E上を移動し、出力トルクは曲線F上を移動し、出力トルクは一時的にTmaxを越えてしまう。その結果、図9に示すように、エンジン回転数はN0から急減し、燃料消費量は急増する。従って、図9の斜線部(ロ)に示す量だけ燃料が余計に消費される結果になる。

以上に説明したように、従来の油圧回路では、吐出圧が急上昇しても吐出量が追従できなくなり、燃料消費量が無駄に消費される。本発明は過負荷状態を回避して作業時の燃料消費を低減させた油圧回路を提供することを課題とする。
本発明は上記の課題を解決するための手段として以下の構成を採用している。
即ち、請求項1に記載の発明は、エンジンで駆動される可変容量油圧ポンプと、該油圧ポンプの吐出圧の増加に応じて吐出量を減少させて該油圧ポンプの出力トルクを略一定に維持する吐出量制御手段と、該入力トルクを増減する入力トルク制御手段を具備した建設機械の油圧ポンプ駆動制御システムにおいて、前記油圧ポンプの吐出圧を検出する圧力センサと、該圧力センサの出力を入力トルク制御手段の入力側に接続し、該入力トルク制御手段は、該油圧ポンプの吐出圧が所定の第1速度α以上の速度で上昇したことを検出したときは、該入力トルクを所定の低トルクまで下げ、その後に所定のパターンAに沿って入力トルクを増大させる制御信号を前記吐出量制御手段に送出するように構成したことを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記入力トルク制御手段は、該油圧ポンプの吐出圧が所定の第1速度αよりも小さい所定の第2速度β(β<α)以上で、第1速度α以下の速度で上昇したときは、該入力トルクを所定の低トルクまで下げ、その後に所定のパターンBに沿って入力トルクを増大させる制御信号を前記吐出量制御手段に送出するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の過負荷防止回路。
即ち、請求項1及び請求項2に記載の発明は入力トルクの大きさに関係なく、油圧ポンプの吐出圧が第1速度α以上の速度で上昇している場合と、第1速度α以下で、第2速度β以上の速度で上昇している場合とを対象としている。
請求項3に記載の発明は、エンジンで駆動される可変容量油圧ポンプと、該油圧ポンプの吐出圧の増加に応じて吐出量を減少させて該油圧ポンプの出力トルクを略一定に維持する吐出量制御手段と、該出力トルクを増減する入力トルク制御手段を具備した建設機械の油圧ポンプ駆動制御システムにおいて、前記油圧ポンプの吐出圧を検出する圧力センサと、該油圧ポンプへの入力トルクを検出するセンサとを具備し、該圧力センサの出力並びに該入力トルク検出センサの出力を入力トルク制御手段の入力側に接続し、該油圧ポンプの入力トルクがアイドル状態又は入力トルクが小さい状態からの増大を検出し、かつ、該油圧ポンプの吐出圧が所定の第1速度α’以上の速度で上昇したことを検出したときは、該入力トルクを所定の低トルクまで下げ、その後に所定のパターンA’に沿って入力トルクを増大させる制御信号を前記吐出量制御手段に送出するように構成したことを特徴とする過負荷防止回路。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記過負荷防止回路において、該油圧ポンプの入力トルクが略一定状態を検出し、該油圧ポンプの吐出圧が所定の第1速度α’よりも小さい所定の第2速度β’(β’<α’)以上の速度で上昇したときは、該入力トルクを所定の低トルクまで下げ、その後に所定のパターンB’に沿って入力トルクを増大させる制御信号を前記吐出量制御手段に送出するように構成したことを特徴とする請求項3に記載の過負荷防止回路。
即ち、請求項3は、入力トルクが増大している場合において、油圧ポンプの吐出圧が第1速度α’以上の速度で上昇している場合を対象としており、請求項4に記載の発明は入力トルクが一定の場合において油圧ポンプの吐出圧が第2速度β’以上の速度で上昇している場合を対象としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4記載の発明において、前記所定のパターンA、A’又はB、B’は、緩やかな速度で直線的に入力トルクを上昇させるように構成したことを特徴としている。
本発明によれば、無駄な燃料が消費されず、燃料噴射量を低減できるという効果が得られる。

以下本発明の実施形態(実施形態1、実施形態2)を図に基づいて説明する。図1は本発明を実施した油圧回路の構成例を示す。図1において、従来回路(図5)と同じ構成要素については同じ参照番号を付して詳細な説明を省略する。実施形態1で従来回路と異なる点は以下の点である。即ち、吐出圧を検出する圧力センサ11を設けて、コントローラ12の入力側に接続している。コントローラ12は、吐出圧の上昇速度(ΔP/Δt)が所定速度「α」以上であることを検出した場合は、油圧ポンプの51の入力トルク(又は設定トルク)Tを、所定の低トルク(例えばTmin)まで下げ、その後に所定のパターンAに沿って入力トルクを所定の高トルク(例えばTmax)増大させるようにプログラム制御した構成となっている。なお、ΔPはΔt時間における吐出圧の増加分を意味する。
また、コントローラ12が、吐出圧の上昇速度が所定速度「β」以上であり、かつ「α」以下であることを検出した場合は、油圧ポンプの51の入力トルク(又は設定トルク)Tを、所定の低トルク(例えばTmin)まで下げ、その後に所定のパターンBに沿って入力トルクを所定の高トルク(例えばTmax)増大させるようにプログラム制御した構成となっている。
所定のパターンA、及び所定パターンBは何れも、例えば、所定の低トルク(例えばTmin)から所定の高トルク(例えばTmax)まで、入力トルク(又は設定トルク)を、緩やかな速度で直線的に上昇させるように構成している。ここで、パターンAの上昇速度はパターンBの場合の上昇速度より緩やかに設定している。なお、所定のパターンA、及び所定パターンBは何れもこれに限定されるものではなく、適宜変更可能である。
実施形態2では、実施形態1の場合に比べて、更に電磁弁60の2次側出力圧Pfを圧力センサ13で検出し、圧力センサ13の出力をコントローラ12の入力側に接続している。コントローラ12は吐出圧の上昇速度を検出する他に、更に2次側出力圧Pfの挙動を検出する。即ち、油圧ポンプ51の入力トルクの設定値変化を検出し、入力トルクが増大している場合は掘削開始時と考え、入力トルクがほぼ一定の場合は掘削中と考えて、これらの条件を実施形態1の場合に追加したケースである。なお、入力トルクが増大した直後の所定時間も入力トルクが増大している場合に含める。
即ち、コントローラ12が、2次側出力圧Pfの下降速度(―ΔPf/Δt)が所定速度γよりも大きいことを検出し、かつ、吐出圧の上昇速度が所定速度「α’」以上であることを検出した場合は、油圧ポンプの51の入力トルクを、所定の低トルク(例えばTmin)まで下げ、その後に所定のパターンA’に沿って入力トルクを所定の高トルク(例えばTmax)増大させるようにプログラム制御した構成となっている。
また、コントローラ12が、2次側出力圧Pfがほぼ一定であることを検出し、かつ、吐出圧の上昇速度が所定速度「β’」以上であることを検出した場合は、油圧ポンプの51の入力トルクを、所定の低トルク(例えばTmin)まで下げ、その後に所定のパターンB’に沿って入力トルクを所定の高トルク(例えばTmax)増大させるようにプログラム制御した構成となっている。
実施形態1のケースも実施形態2のケースもほぼ同様な応答特性が得られる。以下、所定速度「α」= 所定速度「α’」で、
所定速度「β’」= 所定速度「β’」で、A=A’、かつ、B=B’とする。これらの実施形態の応答特性を図2〜図4に基づいて説明する。図3の時刻t1において、入力トルクが増大し(2次側出力圧Pfは減少し)、油圧ポンプ51の吐出圧も急上昇し、その上昇速度が「α」よりも大きい。コントローラ12はポンプ入力トルクを低トルク(Tmin)にするための制御信号を電磁弁60に出力する。これにより、電磁弁60の2次圧をPf1からPf2に急増させる(図4右側下図参照)、次に時刻t1〜t2にかけて徐々にPf2からPf1に減少させる。このとき、油圧ポンプ51の吐出量は図2の曲線A(2点鎖線)に示すようにP4からP1に変化し、ポンプ出力トルクは曲線B(1点鎖線)のように変化する。このときの吐出量と出力トルクの時間変化を図3に示す。また、この場合エンジン回転数はN0でほぼ一定となり、燃料噴射量はq1のレベルを越えることはない(図4)。従って、燃料が無駄に消費されることがなくなる。
次に、時刻t4以後の掘削作業中(2次側出力圧Pfはほぼ一定)に、時刻t5で掘削対象の硬さが急変した場合(油圧ショベルが地中の大きな岩にぶつかった場合等)について説明する。この場合にも吐出圧が急上昇し、その上昇速度が「β」よりも大きく「α」よりも小さいので、コントローラ12は制御信号を出力して電磁弁16の2次圧を図4に示すようにPf2まで急上昇させ、その後徐々にPf1まで減少させる。このとき、油圧ポンプ51の吐出量は図2の曲線A1(2点鎖線)に示すようにP2からP3に変化し、油圧ポンプ51の出力トルクは曲線B1(1点鎖線)のように変化する。この場合の出力トルクの時間変化(時刻t5から時刻t6)は図3に示すように小さな変化が起こる。同様に、エンジン回転数もN0の回りに小さな変化を生じ、燃料噴射量もq1の回りに小さな変化を生じる(図4)。
図3、図4と図8、図9のグラフの比較から、本実施形態の場合の応答と従来回路による応答の差異が明らかになる。従来回路では油圧ポンプ51への出力トルクが上下に大きく変動するためにエンジン回転数も反対方向に大きく変動する。この変動を打ち消すために燃料噴射量が大きく変動し、無駄な燃料消費が行われる。これに対して、本実施形態の場合は出力トルクの変動が滑らかに変化するために、エンジン回転数はほぼ一定値を維持し、従って燃料噴射量も徐々に変化するために無駄な燃料消費が行われない。
この結果、本実施形態によれば、無駄な燃料が消費されず、燃料噴射量を低減できるという効果が得られる。これは上に説明した2つの場合だけでなく、吐出圧が急上昇する(実施形態1のケースで)他の場合でも同様な効果が得られる。
以上本発明の実施形態を図面に基づいて詳述してきたが、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではなく、実質上同一と考えられる場合も本発明の技術的範囲に属する。例えば、電磁弁の2次圧を減少させる場合、上記実施形態のように直線的に減少させる代わりに適当な曲線で減少させてもよい。また、α=α’、β=
β’、A=A’、B=B’ が成立する場合に限定されない。
本願発明を実施した実施形態の油圧回路図を示す。 本実施形態のポンプ特性曲線を示す。 本実施形態の各種の時間経過に対する応答曲線を示す。 本実施形態の各種の時間経過に対する応答曲線を示す。 従来装置の油圧回路図を示す。 ポンプ入力トルクと逆比例電磁弁の2次圧との関係を示す。 従来装置のポンプ特性曲線とエンジントルク曲線を示す。 従来装置の各種の時間経過に対する応答曲線を示す。 従来装置の各種の時間経過に対する応答曲線を示す。
符号の説明
11、13 圧力センサ
12 コントローラ(入力トルク制御手段)
51 油圧ポンプ
52 レギュレータ(吐出量制御手段)
53 エンジン
55 方向切換え弁
56 リモコン弁
60 逆比例電磁弁(入力トルク制御手段)

Claims (5)

  1. エンジンで駆動される可変容量油圧ポンプと、該油圧ポンプの吐出圧の増加に応じて吐出量を減少させて該油圧ポンプの出力トルクを略一定に維持する吐出量制御手段と、該出力トルクを増減する入力トルク制御手段を具備した建設機械の油圧ポンプ駆動制御システムにおいて、前記油圧ポンプの吐出圧を検出する圧力センサと、該圧力センサの出力を入力トルク制御手段の入力側に接続し、該入力トルク制御手段は、該油圧ポンプの吐出圧が所定の第1速度α以上の速度で上昇したことを検出したときは、該入力トルクを所定の低トルクまで下げ、その後に所定のパターンAに沿って入力トルクを増大させる制御信号を前記吐出量制御手段に送出するように構成したことを特徴とする過負荷防止回路。
  2. 前記入力トルク制御手段は、該油圧ポンプの吐出圧が所定の第1速度αよりも小さい所定の第2速度β(β<α)以上で、第1速度α以下の速度で上昇したときは、該入力トルクを所定の低トルクまで下げ、その後に所定のパターンBに沿って入力トルクを増大させる制御信号を前記吐出量制御手段に送出するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の過負荷防止回路。
  3. エンジンで駆動される可変容量油圧ポンプと、該油圧ポンプの吐出圧の増加に応じて吐出量を減少させて該油圧ポンプの出力トルクを略一定に維持する吐出量制御手段と、該出力トルクを増減する入力トルク制御手段を具備した建設機械の油圧ポンプ駆動制御システムにおいて、前記油圧ポンプの吐出圧を検出する圧力センサと、該油圧ポンプへの入力トルクを検出するセンサとを具備し、該圧力センサの出力並びに該入力トルク検出センサの出力を入力トルク制御手段の入力側に接続し、該油圧ポンプの入力トルクがアイドル状態又は入力トルクが小さい状態からの増大を検出し、かつ、該油圧ポンプの吐出圧が所定の第1速度α’以上の速度で上昇したことを検出したときは、該入力トルクを所定の低トルクまで下げ、その後に所定のパターンA’に沿って入力トルクを増大させる制御信号を前記吐出量制御手段に送出するように構成したことを特徴とする過負荷防止回路。
  4. 前記過負荷防止回路において、該油圧ポンプの入力トルクが略一定状態にある場合において、該油圧ポンプの吐出圧が所定の第1速度α’よりも小さい所定の第2速度β’(β’<α’)以上の速度で上昇したときは、該入力トルクを所定の低トルクまで下げ、その後に所定のパターンB’に沿って入力トルクを増大させる制御信号を前記吐出量制御手段に送出するように構成したことを特徴とする請求項3に記載の過負荷防止回路。
  5. 前記所定のパターンA、A’又はB、B’は、緩やかな速度で直線的に入力トルクを上昇させるように構成したことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1に記載の過負荷防止回路。
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