JP2005054594A - 可変容量型圧縮機 - Google Patents

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Tomoyasu Takahashi
知靖 高橋
Yoshie Sato
芳江 佐藤
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Abstract

【課題】低吐出容量時における運転効率を向上させる。
【解決手段】シリンダブロックに複数穿設されたボアと、前記ボア内に摺動可能に嵌挿されたピストンと、前記ボア内に画成され流体が流出入し前記ピストンの摺動により容積が変化される圧縮室とを有して構成される流体圧縮部を複数有すると共に、回転運動を前記ピストンの往復直線運動に変換する斜板を有して構成され所定の条件に基づいて該斜板の傾斜角を変化させる斜板機構を有して構成される可変容量型圧縮機において、前記流体圧縮部から吐出される流体の吐出容量が所定値以下となった場合に、前記複数の流体圧縮部のうち少なくとも1つの流体圧縮部の圧縮作用を休止又は低減させる圧縮作用休止手段を備える。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用空調装置等に用いられる可変容量型圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の圧縮機として、次のようなものがある。シャフトと、前記シャフトを回転可能に支持する複数の軸受と、前記シャフトに摺動かつ傾斜可能に取り付けられる傾斜回転板と、吐出室と斜板が収容されるクランク室とを連通する通路の途中に設けられ、通路を開閉する制御弁とを備え、制御弁の開閉動作によりクランク室内の圧力が変化し、前記傾斜回転板の傾斜角度が変わり、吐出容量が増減する可変容量型圧縮機において、軸受に設けられた荷重センサの出力値に基づいて制御弁の開度を制御するコントローラを設けたものであり、これによりトルクを高精度に検出可能とし制御性を向上させることができるものである(特許文献1参照)。また、斜板室に作用する流体の圧力を変化させることによって吐出容量が変化する斜板型可変容量圧縮機において、前記斜板室に作用する流体の圧力を変化させるための容量制御弁として、前記斜板室への高圧の流体の供給路を単に開閉する開閉弁を設けたものであり(特許文献2参照)、これにより容量制御弁を簡素化して低コスト化を図ったものである。
【0003】
【特許文献1】特開2003−90284号公報
【0004】
【特許文献2】特開2003−83244号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術においては、ピストン上面に作用する圧縮室の圧力は、凝縮器の熱負荷に依存する部分が大きく、斜板角が小さくなり1気筒あたりの冷媒の吐出容量が減少した場合にも、シューと斜板の摺動抵抗はあまり減少しない。このため、低吐出容量時において、圧縮仕事に対して摺動損失が大きく、機械効率が悪いという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、低吐出容量時における機械効率を向上させることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、シリンダブロックに穿設されたボアと、前記ボア内に摺動可能に嵌挿されたピストンと、前記ボア内に画成され流体が流出入し前記ピストンの摺動により容積が変化される圧縮室とから構成される複数の流体圧縮部を有すると共に、回転運動を前記ピストンの往復直線運動に変換する斜板を有して構成され所定の条件に基づいて該斜板の傾斜角を変化させる斜板機構を有して構成される可変容量型圧縮機において、前記流体圧縮部から吐出される流体の吐出容量が所定値以下となった場合に、前記複数の流体圧縮部のうち少なくとも1つの流体圧縮部の圧縮作用を休止又は低減させる圧縮作用休止手段を備えることを特徴とするものである(請求項1)。
【0008】
このように、吐出容量が所定値以下となった場合に、所定の流体圧縮部を休止状態とすることにより、低吐出容量時におけるシューと斜板の摺動抵抗を減少させることができるので、機械効率を向上させることができる。また、稼動中の流体圧縮部1つ当りの吐出量が大きくなり、吐出弁の励磁振動が起こりにくくなるので、その脈動を低減させることができる。更に、ブローバイやデッドボリューム等の影響が小さくなり、圧縮効率が向上する。
【0009】
また、前記圧縮作用休止手段は、休止される前記流体圧縮部の前記圧縮室を、ハウジング内に画成され前記斜板機構が収納されるクランク室と連通させるものであることが好ましい(請求項2)。
【0010】
これによれば、ピストンがいかなるストロークで往復運動していようとも、圧縮室内がクランク室圧となるので、シューと斜板の摺動抵抗を減少させることができる。
【0011】
また、前記圧縮作用休止手段は、スプール弁と、前記スプール弁が摺動可能に収納される収納空間と、前記スプール弁によって前記収納空間内に2つに区画される空間のうちの一方の空間であり前記クランク室と連通するクランク室圧空間と、前記圧縮室と前記クランク室圧空間とを連通させると共に前記スプール弁の前記クランク室圧空間側への移動によって開放される逃がし通路と、前記収納空間内において前記スプール弁を介して前記クランク室圧空間の反対側に区画されるコントロール圧空間と、前記吐出容量を検知する吐出容量検知手段と、前記吐出容量検知手段によって検知された吐出容量に基づいて前記コントロール圧空間内の圧力を変化させるコントロール圧変更手段を有するものであることが好ましい(請求項3)。
【0012】
これによれば、吐出容量が所定値以下となった時に、コントロール圧空間内の圧力(コントロール圧)をクランク室圧空間内の圧力(クランク室圧)よりも大きくすることによって、スプール弁をクランク室圧空間側へ移動させ、逃がし通路を開放することができる。これによって、圧縮室をクランク室と連通させることができる。
【0013】
また、前記コントロール圧変更手段は、前記コントロール圧空間と前記圧縮室に吸入される流体が存する吸入室とを連通させる通路、及び前記コントロール圧空間と前記圧縮室から吐出された流体が存する吐出室とを連通させる通路の連通状態を調節する弁機構を有して構成され、該弁機構は、前記吐出容量が所定値以下となった場合に、前記コントロール圧空間と前記吐出室とを連通させるものであることが好ましい(請求項4)。
【0014】
これによれば、吐出容量が所定値以下となった時に、コントロール圧が吐出圧となり、吐出圧>クランク室圧であるため、スプール弁を移動させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面を参考にして本発明の実施の形態を説明する。図1に示す容量可変型圧縮機(以下、圧縮機と略記する)1は、シリンダブロック2と、このシリンダブロック2のリア側(図中、右側)にバルブプレート3を介して組み付けられたリア側シリンダヘッド(以下、リアヘッドと略記する)4と、シリンダブロック2のフロント側(図中、左側)を閉塞するように組み付けられたフロント側シリンダヘッド(以下、フロントヘッドと略記する)5とを有して構成されている。これらフロントヘッド5、シリンダブロック2、バルブプレート3、及びリアヘッド4は、締結ボルトにより軸方向に締結されており、圧縮機全体のハウジングを構成している。
【0016】
フロントヘッド5とシリンダブロック2とによって画設されるクランク室10には、駆動軸11及び斜板機構21が収容されている。駆動軸11のフロントヘッド5から突出した部分には、軸方向に取り付けられた中継部材12を介してクラッチ板13が固定されている。フロントヘッド5のボス部14には回転自在に外嵌されたプーリ15がクラッチ板13に対峙して設けられ、プーリ15に埋設された励磁コイル16への通電によりクラッチ板13をプーリ15に吸着させることによって、このプーリ15に与えられる走行用エンジンからの回転動力がクラッチ板15を介して駆動軸11に伝達するようになされている。このクラッチ板13、プーリ15、励磁コイル16によって電磁クラッチ17が構成されている。
【0017】
また、駆動軸11の一端側は、フロントヘッド5との間に設けられたシール部材を介してフロントヘッド5との間が気密よく封じられると共にラジアル軸受18にて回転自在に支持されており、駆動軸11の他端側は、シリンダブロック2に収容されたラジアル軸受19にて回転自在に支持されている。
【0018】
シリンダブロック2には、前記ラジアル軸受19が収容される貫通孔20と、この貫通孔20を中心とする円周上に等間隔に配された複数のボア25とが形成されており、それぞれのボア25には、ピストン26が往復摺動可能に挿入されている。このピストン26は、ボア25内に挿入される頭部27と、クランク室10に突出する係合部28とを軸方向に接合して中空に形成されている。
【0019】
前記駆動軸11には、クランク室10内において、該駆動軸11と一体に回転するスラストフランジ30が固定されている。このスラストフランジ30は、フロントヘッド5に対してスラスト軸受31を介して回転自在に支持されており、このスラストフランジ30には、リンク部材32を介して斜板40が連結されている。斜板40は、駆動軸11上に設けられたヒンジボール41を中心に傾動可能に取り付けられているもので、スラストフランジ30の回転に同期して一体に回転するようになっている。そして、斜板40は、その周縁部分が前後に設けられた一対のシュー42を介してピストン26の係合部28に係留されている。
【0020】
したがって、駆動軸11が回転すると、これに伴って斜板40が回転し、この斜板40の回転運動がシュー42を介してピストン26の往復直線運動に変換され、ボア25内のピストン26とバルブプレート3との間に画成される圧縮室44の容積が変更されるようになっている。前記ボア25、ピストン26、及び圧縮室44によって、流体圧縮部が構成されている。
【0021】
バルブプレート3には、それぞれのボア25に対応して吸入孔45と吐出孔46とが形成され、また、リアヘッド4には、圧縮室44に流入する流体を収容する吸入室47と、圧縮室44から吐出された流体を収容する吐出室48とが画成されている。吸入室47は、リアヘッド4の中央部分に形成されており、冷凍サイクルの低圧ラインと連通すると共にバルブプレート3の吸入孔45を介して圧縮室44に連通可能となっている。また、吐出室48は、吸入室47の周囲に連続的に形成されており、冷凍サイクルの高圧ラインと連通すると共にバルブプレート3の吐出孔46を介して圧縮室44に連通可能となっている。ここで、吸入孔45は、バルブプレート3のフロント側端面に配された吸入弁50によって開閉され、吐出孔46は、バルブプレート3のリア側端面に配された吐出弁51によって開閉されるようになっている。
【0022】
この圧縮機1の吐出容量は、ピストン26のストロークによって決定され、このストロークは、ピストン26の前面にかかる圧力、即ち圧縮室44内の圧力(吐出圧Pd)と、ピストン26の背面にかかる圧力、即ちクランク室10内の圧力(クランク室圧Pcr)との差圧によって決定される。具体的には、クランク室圧Pcrを高くすれば、圧縮室44とクランク室10との差圧が小さくなるため、ヒンジボール41がシリンダブロック2側にスライドし、斜板40の傾斜角度(揺動角度)が小さくなり、ピストン26のストロークが小さくなって吐出容量が小さくなる。逆に、クランク室圧Pcrを低くすれば、斜板40の傾斜角度(揺動角度)が大きくなり、ピストン26のストロークが大きくなって吐出容量が大きくなる。
【0023】
そして、シリンダブロック2、バルブプレート3、及びリアヘッド4には、吸入室47、吐出室48、クランク室10、及び後述するコントロール圧空間53を連通させる給気通路が形成され、この給気通路中に2つの制御弁54が配置されている。これらの制御弁54は、電磁ソレノイドなどのアクチュエータを有し、ソレノイドに供給される電流量を調節することにより制御されるものであり、リアヘッド4に形成され前記給気通路と連通した制御弁装着孔55に装着されている。前記給気通路は、制御弁装着孔55とクランク室10とを連通させるクランク室連通路(図示せず)、制御弁装着孔55と吸入室47とを連通させる吸入室連通路60、制御弁装着孔55と吐出室48とを連通させる吐出室連通路61、そして制御弁装着孔55とコントロール圧空間53とを連通させるコントロール圧室連通路62を有して構成されている。本実施の形態においては、前記制御弁54により前記給気通路の連通状態を調節することにより、クランク室圧Pcr及び後述するコントロール室53の圧力(コントロール室圧Pco)を制御するようになされている。尚、図1において図示されている制御弁54は、吸入室47、吐出室48、及びコントロール室53の相互間の連通状態を調節するものであり、吸入室47、吐出室48、及びクランク室10の相互間の連通状態を調節する制御弁は、図示されていない。
【0024】
そして、シリンダブロック2とリアヘッド4との間には、圧縮作用休止手段70が設けられている。この圧縮作用休止手段70は、図2及び図3に示すように、スプール弁71、収納空間72、逃がし通路73、クランク室圧空間74、コントロール圧空間53を有して構成されている。スプール弁71は、コントロール圧空間53及び収納空間72内に配置され、クランク室圧空間74とコントロール圧空間53との圧力差に応じて、駆動軸11の軸方向に摺動する。クランク室圧空間74は、収納空間72の一部をなし、シリンダブロック2のリアヘッド4側の端面の略中央に画成された空間であり、スプール弁71の幅広部71aが摺動可能に収納され、所定の通路を介して前記クランク室10と連通しており、クランク室圧Pcrと同圧となっており、また幅広部71aに穿設された貫通孔75によって該幅広部71aの図中左右に画成される空間が連通している。逃がし通路73は、前記シリンダブロック2に穿設され前記圧縮室44と前記クランク室圧空間72とを連通させるものであり、前記スプール弁71の移動によって開閉される。コントロール圧室53は、リアヘッド4のシリンダブロック2側の端面の略中央に画成された空間であり、スプール弁71の幅狭部71bが摺動可能に収納され、前記コントロール室通路62を介して前記制御弁装着孔55(前記給気通路)と連通しており、制御弁54によって吸入室47又は吐出室48と連通可能になされている。
【0025】
また、本実施の形態に係る圧縮機1は、吸入圧Ps、吐出圧Pd、クランク室圧Pcr、斜板40の傾斜角度等から吐出容量を検知する吐出容量検知手段76と、この吐出容量検知手段76及びその他の手段からの信号に基づいて前記制御弁54を制御するコントロールユニット(C/U)77とを備えている。また、シリンダブロック2には、図4に示すように、6つのボア25が形成されており、前記圧縮作用休止手段70の逃がし通路73は、そのうちの3つのボア25aに形成されている。即ち、本実施の形態においては、6つの流体圧縮部のうち3つだけが前記圧縮作用休止手段70の作用を受けることとなる。尚、このシリンダブロック2の外縁部には、6つのボルト締付け用穴65が穿設されている。
【0026】
上記構成の圧縮作用休止手段70によれば、通常運転時、即ち吐出容量が所定値以下ではない場合には、図2に示すように、制御弁54によってコントロール圧室53が吸入室47と連通され、コントロール圧Pco=吸入圧Psとなる。そして、クランク室圧空間74の圧力Pcrは吸入圧Psよりも大きいことから、スプール弁71は図のようにリアヘッド4側に移動し、逃がし通路73が閉鎖する。これによって、全ての流体圧縮部が通常通り圧縮作用を行い得る状態となる。
【0027】
一方、吐出容量が所定値以下となった場合には、図3に示すように、制御弁54によってコントロール圧室53が吐出室48と連通され、コントロール圧Pco=吐出圧Pdとなる。そして、クランク室圧空間74の圧力Pcrは吐出圧Pdよりも小さいことから、スプール弁71は図のようにシリンダブロック2側に移動し、逃がし通路73が開放する。これによって、前記3つのボア25a(図4参照)の圧縮室44が、クランク室圧空間74及びクランク室10と連通した状態となり、このボア25a内においてはピストン26が摺動しても斜板40に対して圧縮負荷がかからなくなる。
【0028】
上記構成により、吐出容量が所定値以下となった場合に、6つの圧縮室44のうち3つがクランク室10と連通する。これによって、3つの流体圧縮部が事実上休止状態となり、これら休止中の流体圧縮部に対応するシュー42と斜板40の摺動抵抗が減少する。これにより、低吐出容量時における圧縮機の機械効率を向上させることができ、また稼動中の流体圧縮部1つ当りの吐出量が大きくなるため吐出弁51の励磁振動が起こりにくくなるので、その脈動を低減させることができる。
【0029】
尚、本発明において、流体圧縮部の数や、低吐出容量時に休止する流体圧縮部の数及び配置は、上記実施例に限られるものではなく、適宜変更されるべきものである。また、上記実施例において、低吐出容量時に圧縮室44をクランク室10と連通させる手段として、スプール弁71や電磁弁54を利用する構成を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、適宜な構成を適用すべきものである。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、吐出容量が所定値以下となった場合に、所定の圧縮室をクランク室と連通させ、所定の流体圧縮部を休止状態とすることにより、低吐出容量時におけるシューと斜板の摺動抵抗を減少させ、機械効率を向上させることができ、また稼動中の流体圧縮部1つ当りの吐出量が大きくなるため吐出弁の励磁振動が起こりにくくなるので、その脈動を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態に係る可変容量型圧縮機の断面図である。
【図2】図2は、通常時における圧縮作用休止手段の状態を示す拡大断面図である。
【図3】図3は、低吐出容量時における圧縮作用休止手段の状態を示す拡大断面図である。
【図4】図4は、本実施の形態におけるボアの構造を示す図である。
【符号の説明】
1 可変容量型圧縮機
2 シリンダブロック
3 弁板
4 フロント側シリンダヘッド
5 リア側シリンダヘッド
10 クランク室
11 駆動軸
21 斜板機構
25,25a ボア
26 ピストン
40 斜板
44 圧縮室
47 吸入室
48 吐出室
53 コントロール圧空間
54 制御弁
55 制御弁装着孔
70 圧縮作用休止手段
71 スプール弁
72 収納空間
73 逃がし通路
74 クランク室圧空間
76 吐出容量検知手段
77 コントロールユニット

Claims (4)

  1. シリンダブロックに穿設されたボアと、前記ボア内に摺動可能に嵌挿されたピストンと、前記ボア内に画成され流体が流出入し前記ピストンの摺動により容積が変化される圧縮室とから構成される複数の流体圧縮部を有すると共に、回転運動を前記ピストンの往復直線運動に変換する斜板を有して構成され所定の条件に基づいて該斜板の傾斜角を変化させる斜板機構を有して構成される可変容量型圧縮機において、
    前記流体圧縮部から吐出される流体の吐出容量が所定値以下となった場合に、前記複数の流体圧縮部のうち少なくとも1つの流体圧縮部の圧縮作用を休止又は低減させる圧縮作用休止手段を備えることを特徴とする可変容量型圧縮機。
  2. 前記圧縮作用休止手段は、休止される前記流体圧縮部の前記圧縮室を、ハウジング内に画成され前記斜板機構が収納されるクランク室と連通させることを特徴とする請求項1記載の可変容量型圧縮機。
  3. 前記圧縮作用休止手段は、スプール弁と、前記スプール弁が摺動可能に収納される収納空間と、前記スプール弁によって前記収納空間内に区画される2つの空間のうちの一方の空間であり前記クランク室と連通するクランク室圧空間と、前記圧縮室と前記クランク室圧空間とを連通させると共に前記スプール弁の移動によって開閉される逃がし通路と、前記収納空間内において前記スプール弁を介して前記クランク室圧空間の反対側に区画されるコントロール圧空間と、前記吐出容量を検知する吐出容量検知手段と、前記吐出容量検知手段によって検知された吐出容量に基づいて前記コントロール圧空間内の圧力を変化させるコントロール圧変更手段を有して構成されることを特徴とする請求項2記載の可変容量型圧縮機。
  4. 前記コントロール圧変更手段は、前記コントロール圧空間と前記圧縮室に吸入される流体が存する吸入室とを連通させる通路、及び前記コントロール圧空間と前記圧縮室から吐出された流体が存する吐出室とを連通させる通路の連通状態を調節する弁機構を有して構成され、該弁機構は、前記吐出容量が所定値以下となった場合に、前記コントロール圧空間と前記吐出室とを連通させることを特徴とする請求項3記載の可変容量型圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007309198A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Sanden Corp 斜板式圧縮機

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