JP2005053547A - 縦型充填包装機用のシーリング装置とこれを用いた充填包装機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 長尺フィルムに連続的に袋部を形成しながら、被包装物を充填して包装する充填包装機械おいて、シーリング装置を交換可能にする。
【解決手段】 シーリング装置が、二つ折りにしたフィルムを挟んで熱シールする一対のシーリングバーと、該一対のシーリングバーを開閉駆動するバー駆動機構と、を含み、上記の一対のシーリングバーが、幅シール用の一対の横シールバーと、各横シールバーの一端側に接続された縁シール用の縦シールバーと、から成り、上記シーリング装置が、機体に取着される枠体と該枠体に固定した垂直軸と、該垂直軸に軸支されて上記バー駆動機構に後端部が連動して、前端部で一対のシーリングバーを開閉動作するアームと、を含んで一体化したシーリングユニットとされ、該枠体を機体に着脱可能に取着するようにしてシーリングユニットを交換可能にする。
【選択図】 図1
【解決手段】 シーリング装置が、二つ折りにしたフィルムを挟んで熱シールする一対のシーリングバーと、該一対のシーリングバーを開閉駆動するバー駆動機構と、を含み、上記の一対のシーリングバーが、幅シール用の一対の横シールバーと、各横シールバーの一端側に接続された縁シール用の縦シールバーと、から成り、上記シーリング装置が、機体に取着される枠体と該枠体に固定した垂直軸と、該垂直軸に軸支されて上記バー駆動機構に後端部が連動して、前端部で一対のシーリングバーを開閉動作するアームと、を含んで一体化したシーリングユニットとされ、該枠体を機体に着脱可能に取着するようにしてシーリングユニットを交換可能にする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、長尺フィルムに連続的に袋部を形成しながら、被包装物を充填して包装する充填包装機械に用いるシーリング装置と、これを用いた充填包装機に関する。
従来の竪型充填包装機は、例えば、特許文献1及び同2に開示の如く、長尺の熱可塑性のフィルムを下方に連続供給しながら、ガイドによって二つ折りにしてフィルムの両側縁部を合わせ、両側縁部を縦長一対の開閉式の縦シールバーにより挟んで融着させて縁シール部を形成して、チューブ状となし、途中に横長一対の開閉式幅シールバーにより、チューブ状のフィルムを狭幅で熱融着して幅シール部を形成して、順次有底の袋部としており、このシーリング過程に連動して、有底の袋部内には、計量切出し装置に接続した充填用のシュートを通じて被包装物を充填している。
さらに、フィルムを降下させながら、上記の両縁部の縦シーリングと横方向の幅シーリングとを行なって、充填した袋部の上部を幅熱融着して幅シール部を形成して充填した袋部を密封すると同時に、上側に新たな有底の袋部を形成しており、この袋部は、さらに被包装物を充填している。このようにして、長尺フィルムの供給と連動して、縁シール部の形成、幅シール部の形成、及び、被包装物の充填を繰り返すことにより、 フィルムには、被包装物を充填密封した多数の袋を連接している。
袋部を連接したフィルムには、多数の袋が幅シール部で区分されており、通常は、充填包装機に含むカッター装置により、幅シール部の領域を切断して袋ごとに分離するか、あるいは、幅シール部にミシン目を入れて、後に切断できるようにしている。
上記特許文献1に開示のように、従来の縦型の充填包装機には、フィルムを連続供給しながら幅シールバーを昇降可能にするように設計されたものがあり、幅シール部の熱融着過程では、フィルムの下降と連動して、幅シールバーも下降しながら、閉じてフィルムを挟持して幅シール部を形成し、次いで、幅シールバーを開いて急速に元の位置に上昇復帰させ、さらに挟持して降下する行程を繰り返すものであった。
別の縦型充填包装機は、特許文献3に記載の如く、一対のシーリングバーを、縦シールバーと横シールバーとを一体化してL字状と成して、一対のL字状のシーリングバーの閉止により二つ折りのフィルムに縁シール部と幅シール部を同時に形成して、被包装物の充填と、熱シール作業とを繰り返し行う製袋充填機が知られている。この従来技術は、二つ折りにしたフィルムの追わせ目両縁が、機体本体より前方に、該フィルムの折り返し部が機体に近い側の配置され、機体から突出した一対のシーリングバーには、横シールバーの先端側に縦シールバーが固定されて、シーリングバーの開閉により、フィルムに、横シールバーが幅シール部を、縦シールバーが縁シール部を略同時に形成して、袋部を作っていた。
従来のL字状のシーリングバーは、縁シールバーが、袋の最大長さ(この場合は、袋部の上下方向のスパン)と略一致する長さに形成されているので、包装機操業中に袋の長さを短くする場合には、最適条件ではなくなり(必要以上に縁シールバーが高く、その分、シュートも長く被包装物の落下距離も長く必要とし)、従って、包装機の最大の能力を発揮しようとすると、短い長さにして新しい袋形状に合わせしかもシール幅をも合わせたL字状のシーリングバー全体を交換する必要があった。
また、シーリングバーの交換に際しては、一対のシーリングバーのシール面における精密な対合を調節する必要があるが、特に、熱封着を確実にするために、シール面には、凹凸状の多数の平行な又は交叉した筋模様が設けられ、一対のシーリングバーは、そのシール面の筋模様が互いに正確に咬合するように、調整する必要があり、このようなシール面の咬合調整は、かなり厄介な作業であった。
本発明は、縦型の充填包装機が、被包装物の変更などに伴って袋部の寸法を変更するに際して、最適条件に迅速容易に且つ確実に対応できるシーリング装置と、これを用いる縦型の充填包装機を提供しようとするものである。
本発明のシーリング装置は、該シーリングバーが、幅シール用の横シールバーと、この横シールバーの一端側に接続された縁部シール用の縦シールバーと、から成り、上記シーリング装置が、機体に取着される垂直軸と、該垂直軸に軸支されて上記バー駆動機構に後端部が連動して、前端部で一対のシーリングバーを開閉動作するアームと、を含んで一体化したシーリングユニットとするものであり、該垂直軸を機体に着脱可能に取着するようにしてシーリングユニットを交換可能にするものである。
本発明のシーリング装置は、ユニット化ないしモジュール化されているので、袋部の寸法・形状の変更に伴ない交換を容易にする。寸法・形状の異なる各ユニットは、予め対をなすシーリングバーのシール面の筋模様を咬合するように正確に位置付け調整されており、ユニット交換時には、ユニットの上記垂直軸を機体に適当な金具を介して取着し、そのアームを、機体側のバー駆動機構に連動するように接続すれば、即時にシーリングに利用可能になる。
シーリング装置のユニット化は、さらに、シーリングユニットの交換を迅速容易にし、交換時間を短縮できるので、最適な袋部の形状を変更する作業を短縮化することができる。
特に、本発明のシーリングユニットは、縦シールバーが、横シールバーより上方に位置する上部縦シールバーと横シールバーより下方に位置する下部縦シールバーとから成るものである。この一対のシーリングバーは、一対の横シールバーの閉止の際に二つ折りにしたフィルムに横方向に押圧し熱シールしながら、袋の長さ分を幅シール部の上下に渡って上部縦シールバーと下部縦シールバーにより縁部を熱シールして縁シール部を形成する。このシーリング装置において、上部縦シールバーは下部縦シールバー分袋長さより小さく、幅シール部を形成する最終段階まで、上下の縦シールバーは密着させず、この段階でのフィルムに生じたずれ変形は、開放のまま縁部側に逃がすことができ、シール面には、正確にフィルム面が接触して、横シールバーと縦シールバーとを略同時に密着させて、皺を残すことなく、幅シール部と縁シール部とを形成するのである。
本発明における充填包装機は、フィルムロールからの長尺フィルムを垂直に間欠的に降下させる過程でフィルムをU字形に二つ折りするガイドと、ガイド下部で二つ折りしたフィルム内に装入される充填用シュートと、該シュート下部にあってフィルムに横幅方向に幅シール部と垂直方向に縁シール部とを熱圧着形成するシーリング装置と、を含んで、シーリング装置によりフィルムに連続して形成した袋内に、順次被包装物を充填しながら密封する縦型充填包装機である。
この実施形態は、シーリング装置をユニット化ないしモジュール化して、機体に着脱可能に取着するようにしてシーリングユニットを充填包装機に交換可能にする。
即ち、シーリングユニットは、充填包装機の機体に着脱可能に取着された垂直軸と、該垂直軸廻りに回動可能に軸支された一対の揺動片と、各揺動片に固定したシーリングバーと、揺動片に固定されて上記バー駆動機構に連動するアームと、を含んで一体化されている。使用時には、シーリングユニットの垂直軸を充填包装機の機体に着脱可能に取着するようにして、シーリングユニットを充填包装機に装着するのである。取外しの際には、垂直軸を機体から取り外せば、シーリングユニットは、充填包装機から分離でき、こうして、横シールバーと縦シールバーとの形状又は寸法の異なる幾つかのシーリングユニットを予め準備しておき、充填包装機で製造すべき袋部の形状寸法の変更の都度、最適のシーリングユニットを選択して、取着することができる。
垂直軸は、適当な金具を介して、機体に着脱可能に固定され、この金具は、機体に、例えば、機体の垂直面に、ネジ止めなどで固定することができる。この金具は、一対のブラケットを利用して、垂直軸の両端を支持するように、機体の上下方向にわたって着脱可能に取着するようにしてもよい。
さらに好ましい形態は、シーリングユニットは、充填包装機の機体に着脱可能に取着される枠体を含み、この枠体に上記垂直軸を固定し、枠体を機体の着脱可能に固定してもよい。 枠体自体が、垂直軸を介して、シーリング装置を保持し、しかも、機体の垂直面に枠体の左右上下枠を対面して固定するのがよい。固定は、枠体を機体に対して貫通するボルトで締付け固定するのが簡単である。
使用時には、シーリングユニットの枠体を充填包装機の機体に着脱可能に取着するようにして、シーリングユニットを充填包装機に装着するものである。取外しの際には、枠体を機体から取り外せば、シーリングユニットは、充填包装機から分離でき、こうして、横シールバーと縦シールバーとの形状又は寸法の異なる幾つかのシーリングユニットを予め準備しておき、充填包装機で製造すべき袋部の形状寸法の変更の都度、最適のシーリングユニットを選択して、取着することができる。
このシーリングユニットは、シーリングバーを、横シールバーと縦シールバーとが端部同士で、略直角に配置したものが利用でき、1回のシーリング動作で、横シールバーによる幅シールと縦シールバーによる縁シールを同時に形成して、袋部を作ることができる。
縦シールバーは、横シールバーのいずれか端部側に、横シールバーに略垂直に一体又は別体に固定されるが、縦シールバーの横シールバーに対する固定位置に関して、1つの態様は、縦シールバーをバー駆動機構側に近い横シールバーの後端側に配置することができる。この形態は、二つ折りフィルムの縁部が、バー駆動機構側に向いて、フィルムの折り曲げ部が包装機械の前方に向けて配置している包装機械に適用することができる。
別の態様は、縦シールバーをバー駆動機構側から遠い側の横シールバーの前端側に配置するものである。この場合には、二つ折りフィルムの縁部が、バー駆動機構の反対の前側に向いて、フィルムの折り曲げ部がバー駆動機構の方に向けて配置している包装機械に適用することができる。
上記一対のシーリングバーは、上記横シールバーの何れかの端部に、他方の縦シールバーの下端部が一体に接合されたものを含む。
また、シーリングバーは、好ましくは、上記の一対の縦シールバーの各々が、横シールバーより上方に位置する上部縦シールバーと、横シールバーより下方に位置する下部縦シールバーとから構成した構造も利用できる。この態様のシーリングバーは、一対の横シールバーの閉止の際に二つ折りにしたフィルムに横方向に熱シールしながら、幅シール部の上下に渡って縦シールバーの上部と下部の縦シールバーにより縁部を熱シールして縁シール部を形成し、幅シール部とその周辺部位での皺の発生を有効に防止することができる。
本発明のシーリング装置は、縦シールバーの全長を、袋部の長さないし袋部の上下ピッチと略同じ程度にされており、シーリングの際に、二つ折りフィルムに横シールバーを押し当てるとき、横シールバー直下のフィルムの縁部が、皺を発生させないためにある程度の長さに渡って、未融着で開口している必要がある。この形態は、シーリングにより、横シールバーによる幅シール部の密着と同時又はその後に下部縦シールバーが、その未融着部を気密的に完全に封止する。この動作により、横シールバーを押圧してフィルムを圧着する際に二つ折りフィルムの表側と裏側との間にずれが生じても、フィルム縁部が未融着であれば、ずれが解消され、その際に横シールバーと同時に上部側及び下部側の縁部を圧着するので、皺が残ることが予防できる。
さらに、横シールバー直上の上部縦シールバーの長さは、そのシーリング直後に、被包装物を袋部内に受けてもこぼさないために必要である。これらの点から、縦シールバーの全長に対する下部縦シールバーの長さの比率は、好ましくは、1/5〜1/2の範囲である。下部縦シールバーの比率1/5未満では、皺の防止が困難であり、1/2を越えると被包装物が袋上部からこぼれる惧れが生じる。
シーリングバーには、上述のように、縦シールバーと横シールバーとが固定されているが、垂直軸は、縦シールバーが略平行に回転し、縦シールバーより先側に延びる横シールバーの一端が、該縦シールバーに接合されている。一対の横シールバーのシール面が、上記の垂直軸の中心線を実質的に含むように形成されているのが、皺を形成しない点で良い。また、好ましくは、一対の縦シールバーのシール面も上記の垂直軸の中心線を実質的に含むようにすることができる。
このようなシーリングバーは、垂直軸を支点にして、開閉動作し、縦シールバーと横シールバーが開閉することができ、縦シールバーと横シールバーが開放時には、フィルムを通過させ、閉止時には密着して、フィルムを熱シールする。
バー駆動機構は、駆動源に接続されて、上記一対の揺動片又はアームを開閉又は回動するカム機構やリンク機構などが利用できる。
上記バー駆動機構には、上記のアームの後端に設けたカムフォロアと係合してアームを開閉動作させるカム機構が利用できる。カム機構は、回転軸に固定されて上記カムフォロアのぞれぞれに係合する外周のカム面が回転する回転カムを含むことができ、特に、好ましくは、一対のアームを個別に且つ互いに反対方向に駆動するために一対の回転カム板を含むことができる。アームには、このカムに接触して従動するカムフォロアが接合され、カムの回転により、上記垂直軸を支点にして、アームが揺動し、これにより、一対のシーリングバーが開閉動作を行なう。
別の例は、上記のカム機構が、前後押引手段に前後移動可能に取着されて、アーム後端に固定した上記カムフォロアのぞれぞれに先端テーパカム面が係合するカム板を利用することができる。カム板の前後移動により、先端テーパカム面も前後に移動し、これによって、テーパカム面に接触するカムフォロアが左右に開閉して、シーリングバーを開閉させる。前後押引手段は、油圧シリンダやエアシリンダ、電動式アクチュエータを含み、流体サーボ機構や機械的サーボ機構により、カム板の移動制御を行ない、フィルムの送り制御と連動して、カムフォロアを介して、シーリングバーの開閉制御を行なう。
これらカム板は、機体内部で、特に、垂直面の背後に、配置するのが好ましく、シーリングユニットを該垂直面の取着したときそのアームのカムフォロアが、上記カム板のカム面に当接して簡便に位置付けできるので好ましい。カム板の駆動により、簡単にアームを作動させることの利点がある。
シーリングバーの横シールバーの何れか一方を固定する揺動片が、上記アームに対して、圧縮スプリングを介して弾性付勢されているのがよく、これにより、上記一対のシーリングバーのシール面を正確に対合させることができる。
また、シーリングバーの上部縦シールバーの少なくとも一方が、横シールバーから分離されて、上記揺動片に位置調整可能に固定されるのが好ましく、当該一方の上部縦シールバーのシール面が、他方の上部縦シールバーのシール面と正確に対合させることができる。
本発明の縦型の充填包装機は、縦シールバーを上部及び下部に区分したシーリング装置を適用して、流動性のよい粉剤、薬品、調味料だけでなく、固形状で嵩高な惣菜、具材等の包装にも利用される。このような嵩高の具材の包装においても、二つ折りにしたフィルム縁部を最短の長さのシールにより、充填シートの先端も短くして袋部内に充填できれば、詰りを生じることなく、また、チューブ状に丸く膨れても、横シールバーにより、フィルムに幅シール部を形成し、しかも、幅シール部やその周辺に皺を作ることなく確実に熱圧着して、袋を形成することができる。
また、ユニット化したシーリング装置は、充填包装機にシーリングユニットを交換することにより、被包装物の変更や袋の寸法形状の変更に際しても、簡便に対応して、その袋のシーリングに最適の寸法形状のシーリングバーに簡単に取り替えることができる。
図15及び図16には、本発明のシーリング装置2を用いた充填包装機1を示しているが、機体上部には、ロールフィルム90を解いてフィルムを供給するためのデコイリング装置80と、フィルムを案内する案内ローラ82、83、84とを含んで、長尺フィルム9を二つ折りガイド85に移送している。二つ折りガイド85は、展開したフィルムを二つ折りにするための上部で広く、下部では狭く絞った面部材であり、面部材の表面に沿ってフィルムを連続的に通過させて水平断面でU字型ないし丸いチューブ型に成形して、二つ折りフィルム91は、下方のシーリング装置2に移送される。
シーリング装置2上部には、被包装物供給装置7が設けてあり、この例では、回転盤71の周縁部に多数のビン72を設け、ビン72下部の開口部下にシャッタ弁74を設けて、各ビン72内に被包装物を個別的に収容する。上記のガイド85の内側には、投入シュート70を配置して、投入シュートは、上記被包装物供給装置7の下部でビン72の直下と上記ガイド下端から、二つ折りフィルム91内に延びており、投入シュート70を通じて、ビン72内の被包装物を二つ折りフィルム91内に投入することができる。
ガイド85及び投入シュート70の直下には、本発明のシーリング装置2が配置され、二つ折りフィルムの縁部に縁シール部92と幅方向に幅シール93とを同時に成形して袋部を形成し、投入シュート70より被包装物95を充填する。
シーリング装置2の下部には、縁シール部を挟んでフィルムを間欠的に押し下げるための一対のピッチロール86、86を配置している。ピッチロール86の下方には、幅シール部93を切断するためのカッター装置6を設けており、カッター装置により、充填済みのフィルムを、幅シール部93で切断して、各袋に分離する。
カッター装置は、ミシン目を入れるミシン目手段を含んでも良い。このようなカッター装置には、回転刃61と、回転刃に対合する固定刃62とからなるもので、特に、固定刃62には、ミシン目刃を用い、さらに、固定刃62に沿って摺動可能に配置した切断刃の摺動刃63を用いて、アクチュエータ64により摺動刃63が回転刃61に対合するときだけ幅シール部93を切断している。
本発明の実施例のシーリング装置2は、図1から図4までに示すが、図1は、シーリングユニットの外観を示し、充填包装機に着脱可能な交換部品とされている。これらの図において、シーリング装置2は、枠体23より外側に左右のシーリングバー2a、2bがそれぞれ揺動板25、25を介して配置され、垂直軸24(図2と図3参照)の廻りに開閉動するように軸支され、垂直軸24を枠体23に固定して、ユニット化されている。
詳しくは、図3及び図4に示すごとく、各シーリングバー2a、2bは、それぞれ、横シールバー21、21と、これら横シールバー21、21の各々の後端側に接続された縦シールバー22と、から成り、縦シールバー22、22は、横シールバー21、21より上方に突出した上部縦シールバー221と、横シールバー21、21より下方に突出した下部縦シールバー222とから成っている。
垂直軸24を支点にしてシーリングバーが閉止されている時には、一対の横シールバー21、21のシール面210が互いに接触し、同時に、一対の縦シールバー22、22がそれらのシール面220、220で互いに面接触して、それぞれ、二つ折りフィルムの幅シール部93と、縁シール部92と、を同時に形成するようにされている。
この実施例では、図3に示すように、縦シールバー22の全長Dに対する下部シールバー222の長さd1の比(d1/D)は、1/3に設定されている。下部シールバー222の長さd1には、横シールバー21のシール面210の幅Lの半分の長さを含んでいる。この例では、横シールバーのシール面210の幅Lは、袋詰した被包装物の用途により異なるが、3〜15mm程度である。
この実施例では、図3に示すように、縦シールバー22の全長Dに対する下部シールバー222の長さd1の比(d1/D)は、1/3に設定されている。下部シールバー222の長さd1には、横シールバー21のシール面210の幅Lの半分の長さを含んでいる。この例では、横シールバーのシール面210の幅Lは、袋詰した被包装物の用途により異なるが、3〜15mm程度である。
縦シールバー22、22は、その語にも拘わらず、上部縦シールバー221のシール面220が、上部に向けてわずかに前方に傾斜するものを含み、充填後の二つ折りフィルムの膨らみによりフィルムの縁部が前方にわずかに移動することを考慮したものである。上部縦シールバー221の横シールバーに対する角度が、87〜89°に設定され、他方、下部縦シールバー222の横シールバー21に対する角度は、90〜93°の範囲に設定するのが好ましい。
枠体23は、上下の横部材231と左右の縦部材232とから四方枠組みされて断面矩形状をなし、上下の横部材に、機体取り付け用のボルト孔235が前後に貫通した構造を有している。
垂直軸24は、シーリングバーの開閉支点となるのであるが、その両端部が、上記矩形状枠体23の上下横部材231、231に固定され、垂直軸24に軸支された左右一対の軸受241が、左右一対の縦方向の揺動板25に固定されており、揺動板25が左右に回動可能にされている。
揺動板25の先側には、互いに向かい合うその対向面側に、上記のシーリングバー2a、2bがボルト(不図示)で固定されて、一対のシーリングバーの横シールバー21及び縦シールバー22の対応するシール面210、220が互いに正確に接触するようにされている。
揺動板25の反対面には、細長のアーム26(26a、26b)が固定され、アーム26は、揺動板25よりさらに後方に向けて突出するように配置されている。その後端側261には、それぞれ、カムフオロア27a、27bが取着されて、後述のバー駆動機構3としてのカム機構のカム31、31にそれぞれ従動可能に係合している。
このシーリング装置2は、上記枠体23によりユニット化されて、シーリングユニット20とされており、充填包装機1への取付けに際しては、枠体23に設けたボルト孔235を通じてボルト233により機体前面板11にねじ込みして固定し、上記アーム26の後端側261が、該前面板11に開口した孔を通して、図2及び図3に示すように、バー駆動機構3を成す機体内部のカム機構のカム31(31a、31b)に係合するように固定される。カム31は、外周をカム面30とする一対のカム板31a、31bを上下に重ねて、回転軸32に貫通固定され、カム板の固定と回転駆動がなされる。回転軸32は、図18に示す例では、モータ33の出力軸に直結され、コントローラによって、モータ33の回転をフィルム91のピッチロールによる間欠移送と関連付けて、直接的に制御される。
図2においては、上下一対のカム板31a、31bは、それぞれのカム面30が、上記のシーリングユニット20の左右一対のアーム26a、26bの後端側カムフオロア27a、27bに当接し、一対のカム板31a、31bの回転によりカム面301(大円部301と小円部への移行部302)の形状に従って、カムフオロア27a、27bが従動して、一対のアーム26を共通の垂直軸24廻りに回動させ、揺動板25を介して、シーリングバー2a、2bを互いに対向方向に回動させ、従って、シーリングバーが開閉する。
図1に示すようなシーリングユニットの取付に際しては、図3に示すように、シーリングユニットの枠体の裏面が、機体の前面板11に配置して、各ボルト孔235にボルト233を挿通して、ナット234により固定することにより、シリング装置2の取り付けは完了する。この際、枠体23から後方に突出するアーム26は、その後端部のカムフォロア27a、27bが、機体の前面板11の内側の上下一対のカム31a、31bのカム面にそれぞ最適の位置に周接するように、簡便に配置する。シーリングユニット20の取り外しも、上記ボルトとナットの取外しにより簡便におこなうことができる。このようにして、シーリングバー2a、2bの寸法の異なる幾つかのシーリングユニット20を準備しておき、袋の形状寸法の変更等に伴なって、あるいは、必要な点検修理に応じて、自在に交換することができる。
シーリングバー2a、2bの閉止の時は、図2ないし図4に示すように、各シーリングバーのシール面が210、220がその全域に渡って面接触するように(但し、二つ折りフィルム9を間に挟んで)調節されており、この実施例では、シール面210、220を含む面が垂直軸24の軸心を含むように設定されている。シール面の調節は、シールされた幅シール部に皺を生じさせないためにも重要である。
この実施例は、横シール面調節機構4を備えており、図2ないし図4において、一方の横シールバー21には、シール面とは反対側に、上下一対のガイド板41、41を固定接合し、さらに、ガイド板41、41の縁部に抑え板42が固定してあり、上下のガイド板41、41の間に、上記のアーム26bの先端部262bが挿通されて、先端部262bには、抑え板42を貫通した2本のボルト43がねじ込まれ、このボルト43には、抑え板42とボルトヘッドとの間に圧縮されたコイルスプリング45が嵌挿されている。
この構造は、コイルスプリング45の弾性付勢力が、横シールバー21に対して、アーム先端部262bを引き離す方向の力を及ぼしており、シーリングバーの閉止動作時には、二つのアーム26a、26bが、シーリングバー2a、2bの対向側に移動して、シール面210、220が接触した後、アームの先端部262bがコイルスプリング45の付勢力に抗してさらに閉め付けるので、横シールバー21bが、他方の横シールバー21aのシール面210を押圧して、それらの間のフィルム91の熱シールを確実にすることができる。
このような形態のシーリング装置2の動作を、図5から図9に示すが、図5は、先ず、フィルム移送行程において、一対のアーム26は、バー駆動機構3として2つのカム板とカムフォロア27a、27bを介して開いた状態を示しており、一対のシーリングバー2a、2bを開けて、ピッチロール86、86によりフィルム91を下降させる。フィルム91の下降が、図6に示すように、所定位置で停止すると、カム31の回転により、一対のシーリングバー2a、2bが次第に閉じられ、これに応じて、二つ折りフィルムの間隔も狭められ、さらにカムの回転により、両方のシーリングバー2a、2bのシール面が完全にフィルムに接触加圧して、シールが完了する。
図5ないし図9の過程で、シーリングバー2a、2bの一対の横シールバー21が互いに狭まり、一対の縦シールバー22が互いに狭まるが幅シール部位においては、フィルム91の両縁部92はまだ密着せずに開放されたままで、横シールバー21の締付けでフィルムのチューブ全体が狭められ(図7と図8)、皺は生せずに、さらに、狭めると、フィルムの内面全体が熱圧着される(図9)。そこで、幅方向で全体が熱シールされて幅シール部を形成する。そして、このシール過程で、縦シールバー22、22が未圧着のフィルム縁部を、幅シール部93の上下に渡って圧着して、縁シール部92を形成し、その位置におけるシーリングバー2a、2bによるシールを完了し、袋部96が形成される。
袋部を形成してシール完了の後に直ちに、図9において、ビン72内の被包装物99を、投入シュート70を通じて、袋部に装入される。次に、カム板31の回転に従い、シーリングバーを開いて、図5に戻って、フィルムをひと袋分だけ、下降させる。このようにして、上記の行程を繰り返すのである。
図10と図11には、簡素化した変形例として、上記の図2〜図3に示した横シール面調節機構4を備えたシーリング装置2の例を示している。横シール面調節機構4を設けた他方のシーリングバー2b側の揺動板25bは、前後方向に狭幅にされて、上下の軸受241を介して垂直軸24に回動可能に軸支され、横シール面調節機構4を備えたシーリングバー2bを支持するアーム26bが、この揺動版25bにボルトにより固定され、その先端部261に添えアーム263が接続され、その先端のカムフォロア27bがカム31bの外周のカム面301に摺接している。
横シール面調節機構4において、横シールバー21は、シール面210反対側の溝型バー213と溝の開口部を抑える抑え板42とを含んでいる。該溝内には、上記のアーム26bの先端部262bを挿入して、上記の施例と同様に、ボルト43とコイルバネ45とにより、アーム26が抑え板側42に弾性的に付勢されている。シーリングバーの閉止時には、アーム26が互いに向かい合う方向に動き、アーム26の先端262bがコイルバネ45に抗して横シールバー21、21同士近接をして、双方のシール面210、210が正確に対合することができる。
また、シール面調節機構4を設けた側のシーリングバー2bのアーム先端部262bにはピン46両面に突出するように固定され、上記の溝型のシールバー213の上下両面には、上記のピン46の突出部を受容して摺動案内する横長の案内スロット47が形成され、ピン46と案内スロット47との係合により、アームに対する前後方向の移動を禁止して、横シールバー21、21同士の近接を可能にしている。
図12〜図14は、シーリング装置2の別の 実施例を示すが、この例は、縦シールバー22に微調整機構5を設けた例である。この縦シールバーの微調整機構5は、シーリングバーの一方2bの縦シールバー22の一部(この例は、微調整用として上部縦シールバー223)が、横シールバー210から分離されて、他方のシーリングバー2aの上部縦シールバー221にシール面220同士が正確に対合できるように微調整可能にされている。
上記の微調整用の上部縦シールバー223は、別体の調整用揺動片51に調整ネジ54を介して位置調整可能に固定されて、調整用揺動片51は、揺動板25b上にネジ止めされ、位置決め用ボルト53を介して、位置微調整可能にされている。揺動板25bは、他方のシーリングバー2aの揺動板25と同様に、垂直軸24に軸支された左右一対の軸受241、241に固定され、垂直軸24の廻りに回転可能にされている。
縦シールバー22は微調整用の上部縦シールバー223を含むのであるが、この場合も、縦シールバー22は、図13に図示のように、その全長Dに対する下部縦シールバー222の長さd1の比d1/Dを1/3に設定してある。また、上部縦シールバー221は、図13において、そのシール面220が、横シールバー21のシール面210に対して、90°より小さく、この例は、87°〜89°の間に設定されており、微調整用の上部縦シールバー223は、この角度についても微調整可能にして、他方の上部縦シールバー221のシール面220と正確に対合することができる。
さらに、この実施例も、先の実施例と同様に、アーム26とシーリングバーとの間に、横シール面調節機構4を設けており、この例は、前述の図10と図11に示す横シール面調節機構4と略同じ構造を有している。
この例は、さらに、アーム26bが、短くされて、後端部261に、添えアーム263が添設され、その先端のカムフォロア27bが、カム31bに摺接しており、アーム26bと添えアーム263とは、結合板265を介してピン又はボルトで接合され、添えアーム263の縁部に設けた2本のボルト264、264により、アーム26bと添えアーム263との締付けと押し付けにより、垂直軸24を支点にして、カム31bに介するカムフォロア27bの位置決め、シーリングバー2a、2bのシール面同士の位置決めとの調節を正確に行なうようにしている。これにより、一方の上部縦シールバーのシール面220が、他方の上部縦シールバー222のシール面220と正確に対合させることができる。
シーリングユニットの垂直軸を機体に着脱可能に固定する別の手段は、適当な金具、例えば、ブラケット、を、垂直軸の端部に上下一対用いて、垂直軸の両端を支持するように、機体の垂直面に固定することができる。
図15に示すシーリングユニット20は、一対のシーリングバー2a、2bをそれぞれ取着した揺動板25、25を回動可能に支持している垂直軸24(図15では見えない)の両端を上下のブラケット23aが固定する構造を有し、上下のブラケット23aは、その横面部233が垂直軸24を軸支して、その縦面部234を、その貫通孔のボルト孔235にボルトを挿通して、機体の垂直面11に固定するのである。このシーリングユニットは、交換可能にする構造が単純化できる点で、利点がある。
揺動板25、25に固定したアーム26、26には、その後端部261側に、実施例1と同様に、それぞれ、カムフォロア27a、27bが固定されて、装着時には、垂直面11に設けた適当な開口を貫通して、機体内部に挿入され、上述の如く、上下のブラケット23aを機体垂直面11に固定すると、カムフォロア27a、27bは、機体内部の回転駆動される上下一対のカム板31の外周のカム面30に接触させる。使用時には、同様に、カムの回転により、カムフォロア27a、27bが従動して、一対のシーリングバー2a、2bを開閉動作させている。
以下に示す別の例は、実施例1と同様に、枠体23に垂直軸24を固定して、枠体23を機体の垂直面に着脱可能に固定することにより、シーリングユニット20を機体に固定するして、シーリングバーの開閉動作をさせるが、実施例1と相異する点は、この実施例のものが、バー駆動機構としてのカム機構が、前後押引手段に前後移動可能に取着されて先端テーパカム面を有するカム板を含んでいることである。
図16及び図17に示すように、カム板34は、2等辺部にカム面303a、303bを形成し、底辺部が、前後押引手段としてエアシリンダ35のプランジャー36、36に固定されて、エアシリンダ35の作動により、カム板34が前後移動するようにしている。これらカム面には、上記のシーリングユニット20の一対のアーム26、26の後端部26aに設けたカムフォロア27a、27bが、接触し、エアシリンダ35により、プランジャー36、36が後退すれば、図16(A)に示す如く、カム板34が後退して、カム面30により支持されていたカムフォロァを閉じさせ、アーム26a、26bの後端部側が閉じる方向に動作して、一対のシーリングバー2a、2bを開ける。その間に、フィルムの一袋分を通過させる。
他方、エアシリンダ35がプランジャー36、36を前進させれば、図16(B)に示すように、カム板34も前進して、カム面30が、アーム26a、26bの後端部側を開け、従って、一対のシーリングバー2a、2bを閉じて、その間に、フィルムを幅方向と縁部とをシールして、幅シール部と縁シール部の一部を形成し、袋部を作る。
他方、エアシリンダ35がプランジャー36、36を前進させれば、図16(B)に示すように、カム板34も前進して、カム面30が、アーム26a、26bの後端部側を開け、従って、一対のシーリングバー2a、2bを閉じて、その間に、フィルムを幅方向と縁部とをシールして、幅シール部と縁シール部の一部を形成し、袋部を作る。
このようなテーパ状カム面303a、303bを有するカム板34の使用は、エアシリンダ35の動作をサーボ機構(不図示)を介して、フィルムの送り制御と連動して制御することにより、簡便なバー駆動機構を提供する利点がある。
1 縦型充填包装機
11 機体全面板
2 シーリング装置
2a,2b シーリングバー
20 シーリングユニット
21 横シールバー
210 シール面
22 縦シールバー
220 シール面
24 垂直軸
241 軸受
25 揺動板
26 アーム
27a、27b カムフォロア
3 バー駆動機構
4 横シール面調節機構
5 微調整機構
7 被包装物供給装置
70 シュート
80 デコイリング装置
85 ガイド
11 機体全面板
2 シーリング装置
2a,2b シーリングバー
20 シーリングユニット
21 横シールバー
210 シール面
22 縦シールバー
220 シール面
24 垂直軸
241 軸受
25 揺動板
26 アーム
27a、27b カムフォロア
3 バー駆動機構
4 横シール面調節機構
5 微調整機構
7 被包装物供給装置
70 シュート
80 デコイリング装置
85 ガイド
Claims (12)
- フィルムロールからの長尺フィルムを垂直に間欠的に降下させる過程でフィルムをU字形に二つ折りするガイドと、ガイド下部で二つ折りしたフィルム内に装入される充填用シュートと、該シュート下部にあってフィルムに横方向に幅シール部と垂直方向に縁シール部とを熱形成するシーリング装置と、を含んで、シーリング装置によりフィルムに連続して形成した袋内に充填用シュートを介して被包装物を順次充填して密封する縦型充填包装機における当該シーリング装置であって、
該シーリング装置が、二つ折りにしたフィルムを挟んで熱シールする一対のシーリングバーと、該一対のシーリングバーを開閉駆動するバー駆動機構と、を含み、
上記の一対のシーリングバーが、幅シール部用の一対の横シールバーと、各横シールバーの一端側に接続された縁シール部用の縦シールバーと、から成り、
上記シーリング装置が、機体に取着される垂直軸と、該垂直軸に軸支されて上記バー駆動機構に後端部が連動して、前端部で一対のシーリングバーを開閉動作するアームと、を含んで一体化したシーリングユニットとされ、該垂直軸を機体に着脱可能に取着するようにしてシーリングユニットを交換可能にした縦型充填包装機用のシーリング装置。 - 上記の一対の縦シールバーの各々が、横シールバーより上方に位置する上部縦シールバーと、当該横シールバーより下方に位置する下部縦シールバーとから成り、
該一対の横シールバーの閉止の際に二つ折りにしたフィルムに横方向に熱シールしながら、フィルムの縁部を幅シール部の上下に渡って縦シールバーの上部と下部の縦シールバーにより熱シールして、縁シール部を形成するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のシーリング装置。 - 縦シールバーの全長に対する下部縦シールバーの長さの比率が1/5〜1/2である請求項1又は2に記載のシーリング装置。
- 上記シーリング装置がさらに、上記の垂直軸に軸支されて上記各シーリングバーを固定する揺動片を含み、上記各アームが、該各揺動片に固定されて上記バー駆動機構に連動するようにした請求項1ないし3いずれかに記載のシーリング装置。
- シーリング装置は、上記縦シールバーが、上記横シールバーの垂直軸側の端部に接続されている請求項1ないし4いずれかに記載のシーリング装置。
- シーリングバーの一対の横シールバーの何れか一方を固定する揺動片が、上記アームに対して、圧縮スプリングを介して弾性付勢されて、上記一対のシーリングバーのシール面を正確に対合させるようにした請求項3又は4に記載のシーリング装置。
- シーリングバーの縦シールバーの一部が、横シールバーから分離されて、上記揺動片に位置調整可能に固定されて、当該一方の上部縦シールバーのシール面が、他方の上部縦シールバーのシール面と正確に対合させるように調整可能にした請求項4ないし6いずれかに記載のシーリング装置。
- 上記バー駆動機構が、上記のアームの後端に設けたカムフォロアと係合してアームを開閉動作させるカム機構である請求項1ないし7いずれかに記載のシーリング装置。
- 上記のカム機構が、回転軸に固定されて上記カムフォロアのそれぞれに係合する外周のカム面が回転する一対の回転カム板を含む請求項8に記載のシーリング装置。
- 上記のカム機構が、前後押引手段に前後移動可能に取着されて、上記カムフォロアのそれぞれに先端テーパカム面が係合するカム板を含む請求項8に記載のシーリング装置。
- 上記垂直軸が枠体に固定されて、該枠体を機体に着脱可能に取着するようにしてシーリングユニットを交換可能にした請求項1に記載のシーリング装置。
- フィルムロールからの長尺フィルムを垂直に間欠的に降下させる過程でフィルムをU字形に二つ折りするガイドと、ガイド下部で二つ折りしたフィルム内に装入される充填用シュートと、該シュート下部にあってフィルムに横方向に幅シール部と垂直方向に縁シール部とを熱形成する請求項1ないし8いずれかに記載したシーリング装置と、を含んで、シーリング装置によりフィルムに連続して形成した袋内に充填用シュートを介して順次被包装物を充填して密封する縦型充填包装機。
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-
2003
- 2003-08-05 JP JP2003286902A patent/JP2005053547A/ja active Pending
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