JP2005053210A - 樹脂製品の製造方法及び中空樹脂成形品 - Google Patents

樹脂製品の製造方法及び中空樹脂成形品 Download PDF

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Abstract

【課題】 中空樹脂成形品の表面処理を行う際に、成形品内部への処理液の浸入を防止して処理液の浸入による不具合を未然に防止できるようにする。
【解決手段】 まず、ガスアシスト射出成形により、中空樹脂成形品12を成形すると共に、これと一体にガス注入路16を有する突出部15を成形する。この後、突出部15の先端部を加熱軟化させて塑性変形させることで、突出部15のガス注入路16を遮断する。この後、ガス注入路16が遮断された中空樹脂成形品12を処理液に浸漬して電気メッキ処理を行い、中空樹脂成形品12の表面に金属メッキ層13を形成する。この後、表面処理後の中空樹脂成形品12から突出部15の先端の塑性変形部15aを除去する。尚、必要に応じて、突出部15の根元又は中間部分から除去したり、全く除去せずに突出部15全体を残しても良い。
【選択図】 図4

Description

本発明は、熱可塑性樹脂のガスアシスト射出成形により成形された中空樹脂成形品に表面処理を施した樹脂製品の製造方法及びこの樹脂製品の製造に用いる中空樹脂成形品に関するものである。
例えば、特許文献1(特開平11−309740号公報)に記載されているように、自動車のサイドプロテクターモール等の樹脂成形品は、厚肉部でのひけ発生を防止するために、ガスアシスト射出成形によって中空形状に成形するようにしたものがある。このガスアシスト射出成形では、射出成形型内に樹脂を射出している途中又は射出した直後に高圧ガスを射出成形型内に注入することで、中空樹脂成形品を成形するようにしている。
一般に、サイドプロテクターモール等の樹脂成形品の表面は、外観意匠性を高める場合には、処理液に浸漬して金属メッキや電着塗装、或は表面硬化等の表面処理を施すようにしている。
特開平11−309740号公報(第2頁等)
しかし、前述したガスアシスト射出成形により成形された中空樹脂成形品の表面には、成形時に高圧ガスを成形品内部に注入するためのガス注入孔が出来てしまう。このような中空樹脂成形品を処理液や洗浄液(以下「処理液」という)に浸漬して表面処理を施す場合には、中空樹脂成形品を処理液に浸漬したときに、中空樹脂成形品表面のガス注入孔から処理液が成形品内部の中空部に浸入してしまう。処理液が成形品内部の中空部に浸入すると、金属メッキ処理のように複数種類の処理液に成形品を順番に浸漬する場合には、先の処理液槽で成形品内部の中空部に浸入した処理液が、次の処理液槽で成形品内部の中空部から流れ出て、その処理液槽内に異なる処理液を混入させてしまい、表面処理の品質が低下するという不具合が発生する。また、成形品内部の中空部に処理液が浸入すれば、その分、処理液の消費量が多くなって、表面処理コストも高くなるという欠点もある。
この対策として、成形品表面に出来たガス注入孔を何等かの部材で密に塞ぐことが考えられるが、ガス注入孔の形は厳密には製品毎に異なっており、このように異なる形状のガス注入孔を確実且つ容易に塞ぐことは困難である。
本発明は、これらの事情を考慮してなされたものであり、本発明の第1の目的は、中空樹脂成形品の表面処理を行う際に、成形品内部の中空部に処理液が浸入することを防止することができて、処理液の浸入による不具合を未然に防止できるようにすることであり、また、本発明の第2の目的は、中空樹脂成形品の表面処理を行う前に、ガス注入孔を確実に且つ容易に塞ぐことができるようにすることである。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の樹脂製品の製造方法は、熱可塑性樹脂のガスアシスト射出成形により成形された中空樹脂成形品を処理液に浸漬して該中空樹脂成形品に表面処理を施した樹脂製品を製造する方法であって、中空樹脂成形品を成形するための成形キャビティと、この成形キャビティをガス注入ゲートに連通させるガス注入路を前記中空樹脂成形品から外方に突出させるように形成する突出部を成形するための突出部成形用キャビティとを有する射出成形型内に、溶融状態の熱可塑性樹脂を樹脂射出ゲートから射出し、その射出の途中又は射出後で樹脂が未だ溶融状態のときに高圧ガスを前記ガス注入ゲートから前記突出部成形用キャビティを通して前記成形キャビティ内に注入することで、前記中空樹脂成形品を成形すると共に、これと一体に前記ガス注入路を有する前記突出部を成形する成形工程と、前記突出部のガス注入路を遮断するガス注入路遮断工程と、前記ガス注入路が遮断された前記中空樹脂成形品を前記処理液に浸漬して該中空樹脂成形品に表面処理を施す表面処理工程とを実行するようにしたものである。
この方法では、中空樹脂成形品のガス注入路を遮断した状態で、中空樹脂成形品を処理液に浸漬する表面処理工程を行うので、中空樹脂成形品の内部に処理液が浸入するのを防止して、処理液の浸入による不具合を未然に防止でき、表面処理品質を向上できると共に、表面処理コストも低減することができる。また、表面処理後にガス注入路から処理液が漏れ出すこともないので、製品やその周辺部を汚すこともない。しかも、成形時に中空樹脂成形品の内部に高圧ガスを注入するガス注入路は、中空樹脂成形品から突出した突出部に形成されているため、ガス注入孔を確実に且つ容易に塞ぐことができる。
この場合、中空樹脂成形品から突出する突出部(ガス注入路)は、表面処理工程終了後も、支障がなければ、そのまま残しておいても良いが、請求項2のように、表面処理工程終了後に、中空樹脂成形品から突出部の全体又はその一部を除去するようにしても良い。 また、予め突出部が形成された中空樹脂成形品を入手して、ガス注入路遮断工程と表面処理工程を実行することで、樹脂製品を製造するようにしても良い(請求項6)。
或は、予め突出部が形成されて該突出部内のガス注入路が遮断された中空樹脂成形品(例えば請求項14に記載の中空樹脂成形品)を入手して、表面処理工程を実行して樹脂製品を製造するようにしても良い(請求項12)。尚、請求項6、12のいずれの場合も、表面処理工程終了後に、突出部を、そのまま残しておいても良いが、突出部の全体又はその一部を除去するようにしても良い。
また、ガスアシスト射出成形を行う射出成形型は、請求項3のように、樹脂射出ゲートをガス注入ゲートと同じ位置に設ける(共用する)ようにしても良い。このようにすれば、キャビティ内への樹脂の射出と高圧ガスの注入を同じ位置から行うインノズル方式(インランナー方式ともいう)でガスアシスト射出成形を行うことができ、専用のガス注入ゲートを別途設ける必要がない。
或は、請求項4のように、樹脂射出ゲートをガス注入ゲートとは別の位置に設けるようにしても良い。このようにすれば、キャビティ内への樹脂の射出と高圧ガスの注入を別々の位置から行うインキャビティ方式でガスアシスト射出成形を行うことができ、ガス注入ゲートをキャビティの任意の位置に設定できる。
また、請求項5のように、射出成形型は、成形キャビティ内に射出された樹脂が最も遅く到達する部分に、連結流路を介して連通する樹脂排出用キャビティが形成されているものを使用しても良い。この射出成形型は、成形キャビティ内に射出された樹脂を樹脂排出用キャビティへ流入させると共に、成形キャビティ内に注入された高圧ガスも樹脂排出用キャビティへ流入させて、中空樹脂成形品の末端部まで中空部を良好に形成することができる。
また、突出部内のガス注入路の遮断方法は、例えば、請求項7、15のように、突出部の少なくとも一部を加熱軟化させて塑性変形させることでガス注入路を遮断するようにしても良い。このようにすれば、突出部を塑性変形させるだけの簡単な方法で、中空樹脂成形品の表面を傷付けずにガス注入路を確実に遮断することができる。
或は、請求項8、16のように、ガス注入路を封止部材で塞ぐことで該ガス注入路を遮断するようにしても良い。このようにしても、ガス注入路を封止部材で確実に塞いで遮断することができる。
この場合、封止部材による封止方法は、様々な方法が考えられ、例えば、テープ状の封止部材を突出部の外周面にガス注入路の開口を覆うように接着したり、栓状の封止部材をガス注入路の開口に圧入したり、ペースト状の封止部材をガス注入路の開口に詰め込むといった方法を採用しても良い。
或は、請求項9のように、柔軟なポリマー材料によりキャップ状又は筒状(管状)に形成した封止部材を用い、ガス注入路遮断工程において、このキャップ状又は筒状の封止部材を突出部に差し込んで前記ガス注入路の開口を覆うように該突出部の外周面に密着させることで該ガス注入路を遮断するようにしても良い。この構成では、キャップ状又は筒状の封止部材の内径寸法を突出部の外径寸法よりも若干小さくすることで、該封止部材を突出部に差し込んだ状態において、該封止部材自身の弾性収縮力によって該封止部材の内周面を突出部の外周面に確実に密着させてガス注入路の開口を確実に塞いだ状態に保持することができる。しかも、キャップ状又は筒状の封止部材を突出部に差し込むという簡単な作業でガス注入路を塞ぐことができ、作業性も良い。
この場合、請求項10のように、キャップ状又は筒状の封止部材を、処理液が付着しにくい材料で形成すると良い。このようにすれば、表面処理工程終了後にキャップ状又は筒状の封止部材を突出部から取り外して再使用することが可能となり、経済的である。
また、請求項11のように、キャップ状又は筒状の封止部材の外周部に、外側に突出する鍔部を形成するようにしても良い。このようにすれば、キャップ状又は筒状の封止部材を着脱する際に、該封止部材の外周部に形成した鍔部を滑り止めの手段として利用することができ、該封止部材の着脱を容易に行うことができる。
また、請求項13のように、表面処理工程において、中空樹脂成形品をハンガーに吊して処理液に浸漬する際に、突出部をハンガーに保持させるようにすると良い。このようにすれば、中空樹脂成形品の突出部をハンガーに保持させる保持部として利用することができるので、中空樹脂成形品に浸漬処理の為の専用の保持部を形成する必要がなくなり、射出成形型のキャビティ構造を簡単化できる利点がある。また、表面処理工程で電気メッキ処理を行うときには、突出部を保持部兼電気的接続部として使用することができる。
また、請求項17のように、中空樹脂成形品を熱変形温度が60℃以上の熱可塑性合成樹脂で形成することが好ましい。このようにすれば、60℃付近まで加熱した状態の処理液を使用するときでも、処理液に浸漬した中空樹脂成形品が熱変形してしまうことを防止することができ、製品品質を向上させることができる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、中空樹脂成形品の表面処理を行う際に、中空樹脂成形品のガス注入路を遮断した状態で、中空樹脂成形品を処理液に浸漬することができるので、中空樹脂成形品の内部に処理液が浸入することを防止することができて、処理液の浸入によるコストや品質への悪影響を未然に防止することができるという優れた効果を得ることができる。
また、成形時に中空樹脂成形品の内部に高圧ガスを注入するガス注入路は、中空樹脂成形品から突出した突出部に形成されているため、ガス注入孔を確実に且つ容易に塞ぐことができるという優れた効果も得ることができる。
以下、本発明を自動車のサイドプロテクターモール(以下単に「サイドモール」という)に適用した実施例を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図8に基づいて説明する。まず、図1乃至図3に基づいてサイドモール11(樹脂製品)の概略構成を説明する。図1及び図2に示すように、長尺なサイドモール11は、後述する熱可塑性樹脂のガスアシスト射出成形により成形された中空樹脂成形品12(図4参照)に表面処理層として金属メッキ層13を形成したものである。尚、金属メッキ層13は、図2に部分的に図示したが、図1及び図3には図示が省略されている。また、図2及び図4では、金属メッキ層13の厚みが実際より大きく図示されている。
図3に示すように、サイドモール11(中空樹脂成形品12)の内部には、長手方向に延びる中空部14が形成され、サイドモール11の裏面の長手方向の一端部には、裏面側に突出する突出部15が一体成形されている。この突出部15に、成形時に中空樹脂成形品12内の中空部14に高圧ガスを注入するためのガス注入路16が、中空部14と後述する樹脂射出兼ガス注入ゲート29を連通するように形成され、サイドモール11の裏面のうちのガス注入路16とは反対側の端部に、ガス排出孔17が形成されている。
また、サイドモール11の裏面のうちの突出部15の根元部分の周囲には、環状凹部18が形成されている。この環状凹部18により、突出部15を根元部分から除去する場合に、突出部15の根元の残存部がサイドモール11の裏面から出っ張らないようになっている。更に、サイドモール11の裏面の複数箇所には、クリップ保持部19が一体成形され、これらのクリップ保持部19に、サイドモール11を車体パネル20に装着するためのクリップ21を係合保持できるようになっている。
次に、図4乃至図8に基づいて上記構成のサイドモール11の製造工程を説明する。このサイドモール11の製造工程は、図4に示すように、(a)中空樹脂成形品12と、ガス注入路16を有する突出部15とを一体成形する成形工程、(b)突出部15のガス注入路16を遮断するガス注入路遮断工程、(c)ガス注入路16が遮断された中空樹脂成形品12を処理液(メッキ液)に浸漬して中空樹脂成形品12の表面に金属メッキ層13を形成する表面処理工程(電気メッキ処理工程)、(d)表面処理後の中空樹脂成形品12から突出部15の先端部15aを除去する突出部除去工程の順に実行される。尚、図4の(c)、(d)では、金属メッキ層13の厚みが実際より大きく図示されている。
成形工程で用いる射出成形型24には、図5に示すように、中空樹脂成形品12を成形するための成形キャビティ25と、突出部15を成形するためのもので成形キャビティ25の外形よりも小さい外形の突出部成形用キャビティ26と、成形キャビティ25内に射出された樹脂が最も遅く到達する部分(中空樹脂成形品12のうちの長手方向でガス注入路16とは反対側の部分)に連結流路27を介して連通する樹脂排出用キャビティ28とが設けられている。
また、射出成形型24には、樹脂を射出するゲートと高圧ガスを注入するゲートとを兼ねる樹脂射出兼ガス注入ゲート29が成形キャビティ25から離れた位置に設けられ、この樹脂射出兼ガス注入ゲート29と成形キャビティ25との間が突出部成形用キャビティ26によって連通されている。これにより、成形キャビティ25内への樹脂の射出と高圧ガスの注入を同じ位置から行うインノズル方式(インランナー方式ともいう)でガスアシスト射出成形を行うようになっている。
射出成形機の射出ノズル(図示せず)から射出された溶融熱可塑性樹脂は、ランナー30→スプルー31→樹脂射出兼ガス注入ゲート29→突出部成形用キャビティ26→成形キャビティ25→樹脂排出用キャビティ28の経路で流動し、高圧ガスポンプ32から開閉弁33及び逆止弁34を介して圧送された高圧ガスも、ランナー30→スプルー31→樹脂射出兼ガス注入ゲート29→突出部成形用キャビティ26→成形キャビティ25→樹脂排出用キャビティ28の経路で流動するようになっている。
この成形工程では、図5に示すように、射出成形型24を閉じた後、まず、溶融熱可塑性樹脂を樹脂射出兼ガス注入ゲート29から突出部成形用キャビティ26を通して成形キャビティ25内に射出する。
フルショット法でガスアシスト射出成形を行う場合には、突出部成形用キャビティ26及び成形キャビティ25内に溶融熱可塑性樹脂を充填した後、溶融熱可塑性樹脂の射出を停止して、両キャビティ26、25内に充填された熱可塑性樹脂の内部が硬化する前で流動状態を保っている間に、高圧ガスを樹脂射出兼ガス注入ゲート29から突出部成形用キャビティ26を通して成形キャビティ25内に注入する。これにより、成形キャビティ25内に充填された熱可塑性樹脂の内部を高圧ガスの圧力によって押し拡げて中空部14を形成しながら、成形キャビティ25内の熱可塑性樹脂の一部を樹脂排出用キャビティ28へ流入させると共に、成形キャビティ25内に注入された高圧ガスも樹脂排出用キャビティ28へ流入させて、中空樹脂成形品12の末端部まで中空部を形成する。
一方、ショートショット法でガスアシスト射出成形を行う場合には、図5に二点鎖線で示すように、成形キャビティ25内への樹脂射出量が成形キャビティ25の容積の50〜90%程度に達した時点で、溶融熱可塑性樹脂の射出を停止して、両キャビティ26、25内に射出された熱可塑性樹脂の内部が硬化する前に、高圧ガスを樹脂射出兼ガス注入ゲート29から突出部成形用キャビティ26を通して成形キャビティ25内に注入する。これにより、成形キャビティ25内に射出された熱可塑性樹脂の内部を高圧ガスの圧力によって矢印X方向に押し拡げて中空部を形成しながら、成形キャビティ25の末端部まで熱可塑性樹脂を流動させて中空樹脂成形品12を形成する。成形キャビティ25内に射出された樹脂射出量が比較的多い場合には、成形キャビティ25内の熱可塑性樹脂の一部を矢印Yで示すように樹脂排出用キャビティ28へ流入させると共に、成形キャビティ25内に注入された高圧ガスも樹脂排出用キャビティ28へ流入させるようにしても良い。
以上のようにして、フルショット法又はショートショット法でガスアシスト射出成形を行った後、射出成形型24内の熱可塑性樹脂を冷却固化させることで、図4(a)に示すように、中空樹脂成形品12を成形すると共に、これと一体に中空部14よりも小さい径のガス注入路16を有する突出部15を成形する。この時点で、中空樹脂成形品12のうちの長手方向で突出部15(ガス注入路16)とは反対側には、樹脂排出用キャビティ28に排出された樹脂により形成されたスピルオーバー部35(図3参照)が連結した状態になっている。
この後、大気開閉弁36を開弁して、中空樹脂成形品12の中空部14内のガスを大気側に排出して、中空樹脂成形品12の中空部14内の圧力をほぼ大気圧と同じにした後、射出成形型24を開いて、中空樹脂成形品12を突き出しピン37で突き出して射出成形型24から取り外す。尚、この突き出しに伴って、突出部15は、ゲート29部分で破断されて中空樹脂成形品12と一体に取り出される。
尚、突出部成形用キャビティ26は、成形キャビティ25よりも小さいので、ガス注入路16は、中空部14よりも小さく成形され、このようにガス注入路16が小さく成形されることで、後述するガス注入路遮断工程でのガス注入路16の遮断を容易且つ確実に行うことができる。
この成形工程で、中空樹脂成形品12と突出部15を成形する熱可塑性樹脂としては、例えば、ABS(アクリルニトリル/ブタジエン/スチレン)樹脂、PP(ポリプロピレン)、PC(ポリカーボネイト)、PA(ポリアミド)等、熱変形温度が60℃以上の熱可塑性合成樹脂を用いると良い。これは、後述する表面処理工程(電気メッキ工程)で中空樹脂成形品12を60℃に近い温度の処理液に浸漬しても中空樹脂成形品12と突出部15が熱変形しないようにするためである。尚、表面処理が塗装であるときには、TPE(熱可塑性エラストマー)も使用できる。
成形工程の終了後、ガス注入路遮断工程に進む。このガス注入路遮断工程で用いるガス注入路遮断装置38は、図6に示すように、ヒータ等の熱源によって加熱される加熱ヘッド39が設けられ、この加熱ヘッド39の先端部に、略半球状に窪んだ凹状部40が形成されている。このガス注入路遮断工程では、図6(a)に示すように、加熱ヘッド39を突出部15が軟化する温度以上の温度まで昇温させた状態で、加熱ヘッド39の凹状部40を突出部15の先端部に被せて加圧する。これにより、図6(b)に示すように、突出部15の先端部を加熱軟化させて略半球状に押し潰すように塑性変形させることで、突出部15の先端部でガス注入路16を押し潰して遮断する。
尚、突出部15を加熱軟化させる方法は、適宜変更しても良く、加熱ヘッド39の凹状部40の形状は半球状に限られないし、加熱ヘッド39は凹状部40が無いものでも構わない。また、例えば、超音波や摩擦によって突出部15を加熱軟化させるようにしても良い。ガス注入路遮断工程は、少なくとも表面処理工程前であれば、射出成形直後又は表面処理直前でも良い。
ガス注入路遮断工程の終了後、表面処理工程に進む。この表面処理工程で用いる電気メッキ処理装置41は、図7に示すように、複数種類の処理液槽(洗浄槽を含む)42を一列に並べて配置し、中空樹脂成形品12を複数種類の処理液槽42内の処理液と水洗の洗浄液に順番に浸漬させることで、中空樹脂成形品12の表面に、複数層の金属メッキ層13を形成するようになっている。中空樹脂成形品12を処理液槽42の配列方向に搬送する手段として、中空樹脂成形品12を吊すハンガー43が処理液槽42の上方を移動可能に設けられ、このハンガー43を下降させることで中空樹脂成形品12を処理液槽42内の処理液に浸漬させ、ハンガー43を上昇させることで、中空樹脂成形品12を処理液槽42内の処理液から引き上げるようになっている。
図8に示すように、各ハンガー43には、弾性変形可能なホルダー部44が所定間隔で設けられ、このホルダー部44に、中空樹脂成形品12に一体成形された突出部15を挟み込ませて保持させることで、中空樹脂成形品12をハンガー43に吊すことができるようになっている。また、ホルダー部44は、電気メッキ処理の際の電源端子としての役割も果たし、ホルダー部44に、中空樹脂成形品12の突出部15を保持させることで、ホルダー部44と中空樹脂成形品12とが突出部15を介して電気的に接続されるようになっている。
この表面処理工程で行う電気メッキ処理では、ガス注入路16が遮断された中空樹脂成形品12を、大別して脱脂洗浄用の処理液→銅メッキ用の処理液→ニッケルメッキ用の処理液→クロムメッキ用の処理液の順番で各処理液に浸漬し、その後、処理液から引き上げて乾燥する。その際、銅メッキ用の処理液、ニッケルメッキ用の処理液、クロムメッキ用の処理液に、中空樹脂成形品12を浸漬したときに、中空樹脂成形品12を陰極として通電することで、処理液中の金属イオンを中空樹脂成形品12の表面に析出させて金属膜を形成する。これにより、中空樹脂成形品12の表面に、下地側から銅−ニッケル−クロムの順からなる金属クロムメッキ層13を形成する。
表面処理工程の終了後、突出部除去工程に進み、図4(d)に示すように、表面処理後の中空樹脂成形品12から突出部15のうちの略半球状に熱変形させた先端の塑性変形部15aを切断等により除去する。この突出部除去工程で、樹脂排出用キャビティ28に排出された樹脂によって形成されたスピルオーバー部35(図3参照)も除去すると良い。これにより、サイドモール11の製造が完了する。
以上のようにして製造したサイドモール11を車体パネル20に取り付ける場合には、図3に示すように、サイドモール11の裏面のクリップ保持部19に、クリップ21を係合保持させる。この後、サイドモール11の突出部15を車体パネル20の位置決め孔22に挿入してサイドモール11を位置決めすると共に、サイドモール11のクリップ保持部19に係合保持されたクリップ21を車体パネル20の係合孔23に弾性係合させることで、サイドモール11を車体パネル20に対して位置決めした状態で固定する。
尚、サイドモール11の製造時に、予めサイドモール11にクリップ21を取り付けておくようにしても良い。或は、サイドモール11にクリップ21を一体成形するようにしても良い。
以上説明した本実施例1では、ガス注入路遮断工程で中空樹脂成形品12のガス注入路16を遮断した状態で、中空樹脂成形品12を処理液に浸漬する表面処理工程を行うので、中空樹脂成形品12の内部に処理液が浸入することを防止することができて、異なる処理液同士の混合を防止でき、処理液の浸入によるコストや品質への悪影響を未然に防止でき、表面処理品質を向上できると共に、表面処理コストも低減することができる。また、表面処理後にガス注入路16から処理液が漏れ出すこともないので、製品やその周辺部を汚すこともない。しかも、中空樹脂成形品12から突出した突出部15にガス注入路16が形成されているため、突出部15を塑性変形させることで、ガス注入路16(ガス注入孔)を確実に且つ容易に塞ぐことができるという利点もある。
また、本実施例1では、樹脂射出兼ガス注入ゲート29を設けた(つまり樹脂射出ゲートをガス注入ゲートと同じ位置に設けた)射出成形型24を使用して、成形キャビティ25内への樹脂の射出と高圧ガスの注入を同じ位置から行うようにしたので、専用のガス注入ゲートを別途設ける必要がなく、成形型24の構造を簡略化することができる。
更に、本実施例1では、射出成形型24のうちの成形キャビティ25内に射出された樹脂が最も遅く到達する部分に、連結流路27を介して連通する樹脂排出用キャビティ28を設けているので、成形キャビティ25内に射出された樹脂を樹脂排出用キャビティ28へ流入させると共に、成形キャビティ25内に注入された高圧ガスも樹脂排出用キャビティ28へ流入させて、中空樹脂成形品12の末端部まで中空部14と中空樹脂成形品12を良好に形成することができる。
また、本実施例1では、ガス注入路遮断工程において、中空樹脂成形品12から突出した突出部15の先端部を加熱軟化させて塑性変形させることでガス注入路16を遮断するようにしたので、突出部15を塑性変形させるだけの簡単な方法で、ガス注入路16を確実に遮断することができる。
また、本実施例1では、表面処理工程において、中空樹脂成形品12をハンガー43に吊して処理液に浸漬する際に、突出部15をハンガー43のホルダー部44に保持させるようにしたので、中空樹脂成形品12の突出部15をハンガー43に保持させる保持部として利用することができ、中空樹脂成形品12に浸漬処理のための専用の保持部を形成する必要がなくなり、射出成形型24のキャビティ構造を簡略化できるという利点がある。また、表面処理工程で電気メッキ処理を行うときには、突出部15を、保持部として利用するだけでなく、電源端子であるホルダー部44と中空樹脂成形品12との間を電気的に接続する電気的接続部としても利用することができる。
また、本実施例1では、中空樹脂成形品12を熱変形温度が60℃以上の熱可塑性合成樹脂で形成するようにしたので、60℃付近まで加熱した処理液(例えば、洗浄用温水)に中空樹脂成形品12を浸漬しても、中空樹脂成形品12が熱変形してしまうことを防止することができ、製品品質を向上させることができる。
次に、図9を用いて本発明の実施例2を説明する。但し、前記実施例1と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を簡略化し、主として前記実施例1と異なる部分について説明する。
前記実施例1では、樹脂射出兼ガス注入ゲート29を設けた(つまり樹脂射出ゲートをガス注入ゲートと同じ位置に設けた)射出成形型24を使用して、インノズル方式でガスアシスト射出成形を行うようにしたが、本実施例2では、樹脂射出ゲート46をガス注入ゲート47とは別の位置に設けた射出成形型45を使用して、成形キャビティ25内への樹脂の射出と高圧ガスの注入とをそれぞれ別の位置から行うインキャビティ方式でガスアシスト射出成形を行うようにしている。
具体的には、図9に示すように、射出成形型45は、成形キャビティ25の長手方向の一端部(樹脂排出用キャビティ28とは反対側の端部)に樹脂射出ゲート46が設けられ、射出成形機の射出ノズル(図示せず)から射出された溶融熱可塑性樹脂が、ランナー30→樹脂射出ゲート46→成形キャビティ25→樹脂排出用キャビティ28の経路で流動するようになっている。
一方、突出部成形用キャビティ26の端部には、ガス注入ゲート47が設けられ、高圧ガスポンプ32から開閉弁33及び逆止弁34を介して圧送された高圧ガスが、ガス通路48→ガス注入ゲート47→突出部成形用キャビティ26→成形キャビティ25→樹脂排出用キャビティ28の経路で流動するようになっている。
成形工程では、上記構成の射出成形型45を使用して、前記実施例1で説明したフルショット法又はショートショット法でガスアシスト射出成形を行うことで、中空樹脂成形品12を成形すると共に、これと一体にガス注入路16を有する突出部15を成形する。その他の工程(ガス注入路遮断工程、表面処理工程、突出部除去工程)は、前記実施例1と同じである。
以上説明した本実施例2では、樹脂射出ゲート46をガス注入ゲート47とは別の位置に設けた射出成形型45を使用して、成形キャビティ25内への樹脂の射出と高圧ガスの注入を別々の位置から行うインキャビティ方式でガスアシスト射出成形を行うようにしたので、樹脂射出ゲート46とガス注入ゲート47を、それぞれキャビティの任意の位置に設定することができる。
尚、上記各実施例1、2では、ガス注入路遮断工程で、突出部15の先端部を加熱軟化させて塑性変形させることで、突出部15の先端部でガス注入路16を遮断するようにしたが、図10(a)に示すように、突出部15の遮断予定部を熱風吹付等で加熱軟化させた状態で、突出部15の複数箇所又は1箇所を所定のガス注入路遮断治具49で両側から挟み込むことで、図10(b)に示すように、突出部15の複数箇所又は1箇所を塑性変形させて、突出部15の複数箇所又は1箇所でガス注入路16を遮断するようにしても良い。このようにすれば、より確実にガス注入路16を遮断することができる。或は、突出部15を途中で屈曲させるように塑性変形させたり、ねじるように塑性変形させたり、更には、これらの塑性変形を適宜組み合わせても良く、要は、ガス注入路16を遮断できる形状に突出部15の少なくとも一部を塑性変形させるようにすれば良い。
また、上記各実施例1、2では、突出部除去工程で、中空樹脂成形品12から突出部15の先端の塑性変形部15aを除去するようにしたが、サイドモール11を取り付ける車体パネル20側の仕様等に応じて、突出部15を根元部分又は中間部分から切断等により除去するようにしたり、或は、全く除去せずに突出部15全体を残すようにしても良い。また、中空樹脂成形品12の表面に高い装飾性を要求されないときには、樹脂排出用キャビティ28を設けないようにしても良い。樹脂排出用キャビティ28の形状を突出部成形用キャビティ26の形状と同様にしても良い。
また、車体パネル20に突出部15を挿入する位置決め孔22や開口部が無い場合は、突出部15を根元部分から除去すれば、突出部15と車体パネル20との干渉を確実に回避することができる。また、ガス注入路16が遮断された突出部15を、全く除去せずに残しておけば、サイドモール11の内部の中空部14に雨水等が浸入することを防止できる。
上記実施例1,2では、いずれも、突出部15を塑性変形してガス注入路16を遮断するようにしているが、これ以外の遮断方法として、ガス注入路16を封止部材で塞ぐことで該ガス注入路16を遮断するようにしても良い。この場合、封止部材によるガス注入路16の遮断は、様々な方法が考えられ、例えば、テープ状の封止部材を突出部15の外周面にガス注入路15の開口を覆うように接着したり、栓状の封止部材をガス注入路16の開口に圧入したり、ペースト状又は液状の封止部材をガス注入路16の開口に詰め込むといった方法を採用しても良い。
或は、図11及び図12に示す実施例3のように、封止部材として、弾性のある柔軟なポリマー材料によりキャップ状に形成した封止キャップ51を使用し、ガス注入路遮断工程において、この封止キャップ51を突出部26の先端部に差し込んでガス注入路16の開口を覆うように該突出部26の外周面に密着させることで該ガス注入路26を遮断するようにしても良い。尚、図12において、左側がガス注入側を、右側がガス排出側を図示している。
ここで、封止キャップ51を着脱して繰り返し使用するのが好ましい場合には、次のような材料で封止キャップ51を形成すれば良い。例えば、中空樹脂成形品12の表面処理がメッキ処理の場合には、軟質塩化ビニル樹脂や同ゾル等のメッキ処理液が付着しにくいポリマー材料(メッキ処理液をはじく性質のあるポリマー材料)で封止キャップ51を形成すれば良い。また、中空樹脂成形品12の表面処理が塗装の場合には、塗装後の焼付工程の温度(60〜90℃)を考慮してシリコーンゴム等の耐熱性があり且つ塗料が付着しにくいポリマー材料(塗料をはじく性質のある耐熱性ポリマー材料)で封止キャップ51を形成すれば良い。尚、封止キャップ51を繰り返し使用しない場合には、表面処理工程でガス注入路26の遮断状態を保持できるポリマー材料で封止キャップ51を形成すれば良い。
封止キャップ51の成形は、上記ポリマー材料を用いて射出成形、ゾルの注型等を行えば良い。封止キャップ51の形状は、キャップ状に限定されず、筒状(管状)であっても良く、要は、キャップ状又は筒状(管状)の封止部材を突出部26に差し込んだときに、突出部26の外周面にガス注入路16の開口を覆うように密着させる形状であれば良い。筒状(管状)の封止部材は、押出し成形によって成形しても良い。
本実施例3では、封止キャップ51がガス注入路16の開口を確実に覆うようにするために、該封止キャップ51の差込み量を一定にする工夫がなされている。即ち、突出部26のうちのガス注入路16の開口が露出する先端側部分の外径寸法d1 を根元側部分の外径寸法よりも少し小さく形成して段部52を形成し、この段部52を封止キャップ51の差込み量を一定量に規制するストッパとして用い、封止キャップ51が段部52に達すれば、ガス注入路16の開口が確実に遮断されるようになっている。
封止キャップ51の内径寸法D1 は、突出部26の先端側小径部分に対する密着性を高めるために、突出部26の先端側小径部分の外径寸法d1 よりも僅かに小さくすることが好ましい。このようにすれば、封止キャップ51を突出部26に差し込んだ状態において、該封止キャップ51自身の弾性収縮力によって該封止キャップ51の内周面を突出部26の外周面に確実に密着させてガス注入路16の開口を確実に塞いだ状態に保持することができる。但し、封止キャップ51の材質によっては、D1 =d1 でも使用可能である(要するにD1 ≦d1 であれば良い)。また、封止キャップ51内の穴の高さ寸法H1 は、突出部26の先端側小径部分の高さ寸法h1 以上であれば良い(H1 ≧h1 )。
封止キャップ51の着脱を容易にするために、封止キャップ51の開口端の外周部には、外側に突出する鍔部53が一体に形成されている。この鍔部53を保持することによって封止キャップ51の着脱が容易に行われる。
また、本実施例3では、ガスアシスト射出成形を行う際に、図12に示す射出成形型54を使用する。この射出成形型54のガス排出側には、ガス注入側の突出部26と同じ形状のガス排出側突出部55をガス注入側の突出部26と平行に同一方向に突出するように成形するための突出部成形用キャビティ56と、この突出部成形用キャビティ56にサブマリンゲート状の連結流路57を介して連通する樹脂排出用キャビティ58とが設けられている(これ以外の部分は図5又は図9に示す射出成形型24又は45と同じ構成である)。
この射出成形型54を用いてガスアシスト射出成形を行うことで、中空樹脂成形品12のガス排出孔59の部分についても、ガス注入路16を形成する突出部26と同じ形状のガス排出側突出部55を成形する。この射出成形型54を用いて中空樹脂成形品12を成形するときには、型開きの際にガス排出側突出部55及び樹脂排出用キャビティ58内の排出された樹脂をそれぞれの突出しピン61、62で突き出せば、ガス排出側突出部55と連結流路57とがその境界で破断され、ガス排出側突出部55の外周側面にガス排出孔59の開口が作られる。このガス排出側突出部55についても、ガス注入路16を塞ぐ封止キャップ51と同じ形状の封止キャップ60を用い、ガス注入路遮断工程において、封止キャップ60をガス排出側突出部55の先端部に差し込んで該ガス排出側突出部55の外周面にガス排出孔59の開口を覆うように密着させることで該ガス排出孔59を遮断する。
本実施例3のように、ガス排出側突出部55とガス注入側の突出部26とを同じ形状に形成すれば、封止キャップ60、51を共通化できる利点がある。また、共通にすることで、前記実施例1、2で説明したガス注入路遮断の型、治具類を共通して使用できる利点もある。但し、ガス排出側突出部55とガス注入側の突出部26とを異なる形状に形成しても良いことは言うまでもない。この場合、ガス排出側突出部55と封止キャップ60との寸法関係も、ガス注入側の突出部26と同様に、下記のように設定すれば良い。
D2 ≦d2 且つ H2 ≧h2
D2 ;封止キャップ60の内径寸法
d2 ;ガス排出側突出部55の先端側小径部分の外径寸法
H2 ;封止キャップ60内の穴の高さ寸法
h2 ;封止キャップ60の先端側小径部分の高さ寸法
以上説明した本実施例3では、図12に示す射出成形型54を用いて、中空樹脂成形品12をガスアシスト射出成形した後、該中空樹脂成形品12のガス注入側とガス排出側の両方の突出部26、55にそれぞれ封止キャップ51、60を差し込むことで、ガス注入路16とガス排出孔59を遮断する。この後、前記実施例1と同様の方法で、中空樹脂成形品12の表面に電気メッキ処理等の表面処理を行った後、突出部除去工程に進み、ガス注入側とガス排出側の両方の突出部26、55からそれぞれ封止キャップ51、60を取り外すと共に、両方の突出部26、55を切断等により除去する。
このように、本実施例3では、中空樹脂成形品12のガス注入側とガス排出側の両方の突出部26、55にそれぞれ封止キャップ51、60を差し込むという簡単な作業でガス注入路16とガス排出孔59を能率良く塞ぐことができる利点がある。
しかも、本実施例3では、封止キャップ51、60を処理液が付着しにくい材料で形成したので、表面処理工程終了後に封止キャップ51、60を突出部26、55から取り外して再使用することが可能となり、経済的であるという利点もある。但し、封止キャップ51、60を再使用しないようにしても良いことは言うまでもない。
更に、本実施例3では、封止キャップ51、60の開口端の外周部に、外側に突出する鍔部53を一体に形成したので、封止キャップ51、60を着脱する際に、該封止キャップ51、60の鍔部53を滑り止めの手段として利用することができ、該封止キャップ51、60の着脱を容易に行うことができる。
尚、前記実施例1、2においても、ガス排出側の突出部55を形成して、ガス注入側の突出部26の遮断方法と同様の方法で、ガス排出孔59を遮断するようにしても良い。
また、本発明は、前記各実施例1〜3において、予め突出部が形成された中空樹脂成形品を入手して、ガス注入路遮断工程と表面処理工程を実行することで、樹脂製品を製造するようにしても良い。或は、予め突出部が形成されて該突出部内のガス注入路が遮断された中空樹脂成形品を入手して、表面処理工程を実行して樹脂製品を製造するようにしても良い。いずれの場合も、表面処理工程終了後に、突出部を、そのまま残しておいても良いが、突出部の全体又はその一部を除去するようにしても良い。
また、本発明は、表面処理工程で、中空樹脂成形品の表面に金属メッキを施す樹脂製品に限定されず、表面処理工程で、中空樹脂成形品の表面に電着塗装や表面硬化等の金属メッキ以外の表面処理を施す樹脂製品に適用しても良い。
また、中空樹脂成形品を成形する熱可塑性樹脂は、ABS、PP以外の熱可塑性樹脂や熱可塑性エラストマーを用いても良い。
また、本発明は、自動車のサイドモールに限定されず、ガスアシスト射出成形により成形された中空樹脂成形品を処理液に浸漬して該中空樹脂成形品に表面処理を施した樹脂製品に広く適用して実施できる。
本発明の実施例1におけるサイドモールの正面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 実施例1のサイドモールの製造方法を説明する工程図である。 実施例1の射出成形型の断面図である。 実施例1のガス注入路の遮断方法を説明する図である。 電気メッキ処理装置の概略構成を示す図である。 ハンガー及びその周辺部の斜視図である。 実施例2の射出成形型の断面図である。 その他の実施例のガス注入路の遮断方法を説明する図である。 実施例3のガス注入側とガス排出側の各突出部と封止キャップとを示す拡大断面図である。 実施例2の射出成形型のガス排出側部分の断面図である。
符号の説明
11…サイドモール(樹脂製品)、12…中空樹脂成形品、13…金属メッキ層、14…中空部、15…突出部、16…ガス注入路、17…ガス排出孔、24…射出成形型、25…成形キャビティ、26…突出部成形用キャビティ、27…連結流路、28…樹脂排出用キャビティ、29…樹脂射出兼ガス注入ゲート、38…ガス注入路遮断装置、39…加熱ヘッド、40…凹状部、41…電気メッキ処理装置、42…処理液槽、43…ハンガー、44…ホルダー部、45…射出成形型、46…樹脂射出ゲート、47…ガス注入ゲート、49…ガス注入路遮断治具、51…封止キャップ(キャップ状の封止部材)、52…段部、53…鍔部、54…射出成形型、55…ガス排出側突出部、59…ガス排出孔、60…封止キャップ(キャップ状の封止部材)

Claims (17)

  1. 熱可塑性樹脂のガスアシスト射出成形により成形された中空樹脂成形品を処理液に浸漬して該中空樹脂成形品に表面処理を施した樹脂製品を製造する方法であって、
    前記中空樹脂成形品を成形するための成形キャビティと、この成形キャビティをガス注入ゲートに連通させるガス注入路を前記中空樹脂成形品から外方に突出させるように形成する突出部を成形するための突出部成形用キャビティとを有する射出成形型内に、溶融状態の熱可塑性樹脂を樹脂射出ゲートから射出し、その射出の途中又は射出後で樹脂が未だ溶融状態のときに高圧ガスを前記ガス注入ゲートから前記突出部成形用キャビティを通して前記成形キャビティ内に注入することで、前記中空樹脂成形品を成形すると共に、これと一体に前記ガス注入路を有する前記突出部を成形する成形工程と、
    前記突出部のガス注入路を遮断するガス注入路遮断工程と、
    前記ガス注入路が遮断された前記中空樹脂成形品を前記処理液に浸漬して該中空樹脂成形品に表面処理を施す表面処理工程と
    を含むことを特徴とする樹脂製品の製造方法。
  2. 前記表面処理工程終了後に、前記中空樹脂成形品から前記突出部の全体又はその一部を除去することを特徴とする請求項1に記載の樹脂製品の製造方法。
  3. 前記射出成形型は、前記樹脂射出ゲートが前記突出部成形用キャビティのガス注入ゲートと同じ位置に設けられているものを使用することを特徴とする請求項1又は2に記載の樹脂製品の製造方法。
  4. 前記射出成形型は、前記樹脂射出ゲートが前記ガス注入ゲートとは別の位置に設けられているものを使用することを特徴とする請求項1又は2に記載の樹脂製品の製造方法。
  5. 前記射出成形型は、前記成形キャビティ内に射出された樹脂が最も遅く到達する部分に、連結流路を介して連通する樹脂排出用キャビティが形成されているものを使用することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の樹脂製品の製造方法。
  6. 熱可塑性樹脂のガスアシスト射出成形により成形された中空樹脂成形品を処理液に浸漬して該中空樹脂成形品に表面処理を施した樹脂製品を製造する方法であって、
    前記中空樹脂成形品は、その内部の中空部に連通するガス注入路を有する突出部が外方に突出するように成形されたものを用い、
    前記突出部のガス注入路を遮断するガス注入路遮断工程と、
    前記ガス注入路が遮断された前記中空樹脂成形品を前記処理液に浸漬して該中空樹脂成形品に表面処理を施す表面処理工程と
    を含むことを特徴とする樹脂製品の製造方法。
  7. 前記ガス注入路遮断工程において、前記突出部の少なくとも一部を加熱軟化させて塑性変形させることで前記ガス注入路を遮断することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の樹脂製品の製造方法。
  8. 前記ガス注入路遮断工程において、前記ガス注入路を封止部材で塞ぐことで該ガス注入路を遮断することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の樹脂製品の製造方法。
  9. 前記封止部材は、柔軟なポリマー材料によりキャップ状又は筒状に形成され、
    前記ガス注入路遮断工程において、前記キャップ状又は筒状の封止部材を前記突出部に差し込んで前記ガス注入路の開口を覆うように該突出部の外周面に密着させることで該ガス注入路を遮断することを特徴とする請求項8に記載の樹脂製品の製造方法。
  10. 前記キャップ状又は筒状の封止部材は、前記処理液が付着しにくい材料で形成されていることを特徴とする請求項9に記載の樹脂製品の製造方法。
  11. 前記キャップ状又は筒状の封止部材の外周部には、外側に突出する鍔部が形成されていることを特徴とする請求項9又は10に記載の樹脂製品の製造方法。
  12. 熱可塑性樹脂のガスアシスト射出成形により成形された中空樹脂成形品を処理液に浸漬して該中空樹脂成形品に表面処理を施した樹脂製品を製造する方法であって、
    前記中空樹脂成形品は、その内部の中空部に連通するガス注入路を有する突出部が外方に突出するように成形され且つ前記ガス注入路が遮断されたものを用い、
    前記ガス注入路が遮断された前記中空樹脂成形品を前記処理液に浸漬して該中空樹脂成形品に表面処理を施す表面処理工程
    を含むことを特徴とする樹脂製品の製造方法。
  13. 前記表面処理工程において、前記中空樹脂成形品をハンガーに吊して前記処理液に浸漬する際に、前記突出部を前記ハンガーに保持させることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の樹脂製品の製造方法。
  14. 熱可塑性樹脂のガスアシスト射出成形により成形された中空樹脂成形品であって、
    該中空樹脂成形品には、その内部の中空部に連通するガス注入路を有する突出部が外方に突出するように一体に成形され、且つ、前記ガス注入路が遮断されていることを特徴とする中空樹脂成形品。
  15. 前記突出部の少なくとも一部が加熱軟化されて塑性変形されることで前記ガス注入路が遮断されていることを特徴とする請求項14に記載の中空樹脂成形品。
  16. 前記ガス注入路が封止部材で塞がれることで該ガス注入路が遮断されていることを特徴とする請求項14に記載の中空樹脂成形品。
  17. 熱変形温度が60℃以上の熱可塑性合成樹脂で形成されていることを特徴とする請求項14乃至16のいずれかに記載の中空樹脂成形品。
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