JP3976647B2 - 歯ブラシの製造方法及び歯ブラシ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は歯ブラシの製造方法及びその製造方法で製造した歯ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、歯ブラシの製造方法に関する従来技術として、平線と称される金属の部材により用毛束を用毛束挿入孔に挿入して固定する方式が広く行なわれていた。この方式は装置を簡便に構成できるが、歯ブラシの植毛部分の厚みを薄くできない、斜め植毛が難しい等の不都合がある。一方、平線を用いない方法としては、次の3つの方法があり、使用目的により使い分けられているのが実情である。
【0003】
(1) タイプI(例えば、特公平6-16725、USP4635313)
用毛束挿入孔を有する成形用金型(キャビティ)の用毛束挿入孔に用毛束を挿入し、用毛束基部にプラスチック材料を充填し、歯ブラシのハンドル部を一体的に製造する方法である。この方法は、ハンドル部の形成と用毛束の固定を同一工程で製造することができるが、構成上、成形圧を上げた際には金型(キャビティ)の用毛束挿入孔と用毛束の間からプラスチック材料の洩れが発生し易い。
【0004】
(2) タイプII(例えば、USP5458400、特開平9-182632)
予め成形された多数の用毛束挿入孔を有する基板に用毛束を植設し、この用毛束が植設された基板を金型に入れ、基板の開口部をプラスチック部材で充填する方法。この方法は、基板を成形する工程が増えるものの、一旦、基板に用毛束を植設してあり、基板と用毛束の密着部が存在し、その後にプラスチック部材で充填する方法であるため、タイプIに比べ基板と用毛束の間からの充填材の洩れは発生し難い。
【0005】
(3) タイプIII(例えば、特公平6-46962)
用毛束挿入孔を有する基板の用毛束挿入孔部と用毛束基部の双方を加熱後密着させ、該基板に用毛束をかしめる方法。この方法は、用毛束の固定に関して品質のばらつきが出易い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記タイプI〜タイプIIIの3つの方法いずれにおいても、歯ブラシのヘッド部を薄くした場合に、ヘッド部の強度を確保する必要がある。特に、タイプIIにおいては基板を形成した後に、基板の開口部を充填材で充填するため、それらの接着強度を充分に確保する必要がある。これが不充分であると、充填された充填材の収縮により基板と該充填材間の接着力が低下し、歯磨き時の繰り返し曲げ応力で基板と充填材の接着部が剥離して、基板側の強度が低減し、基板に折れを生ずるという不具合が発生する場合がある。折れた基板は口腔内を損傷させる可能性があり、基板の折れは、歯ブラシとしては致命的欠陥である。
【0007】
本発明は、タイプIIの方法で接着強度を増すことが最大の特徴点であり、更に、基板に用毛束が植設されているため、用毛束を固定する充填剤の充填時に基板と用毛束間より充填剤の洩れ(バリ)が発生しにくいというタイプIIの有利な点を生かした上で歯磨き時の基板の折れを防止した、品質上優れた歯ブラシを製作することを課題とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ハンドルの先端側に設けられる基板の植毛部に用毛束の基部を配置し、用毛束を配置した基板を成形装置に位置決めし、成形装置の注入口から吐出される充填材を基板の植毛部に配置した用毛束の基部周囲に注入して接着し、基板に用毛束を固定化する歯ブラシの製造方法であって、成形装置の注入口を基板の植毛部に連なるハンドル寄り側部位に設定したものである。
【0009】
上記歯ブラシの製造方法によれば、▲1▼成形装置の注入口を歯磨きの繰り返し曲げ応力が集中し易い、歯ブラシの植毛部に連なるハンドル寄り側の部位に設置し、注入口直下の高温・高圧で、基板と2次充填材との接着力を強固なものとして歯ブラシの強度を保持することができる。
【0010】
▲2▼上記▲1▼の接着効果を更に高めるため、充填材が充填される基板の表面に接着部面積増加のための凹凸部を付与する。
【0011】
また、同様の効果を得るため、充填用凹部の立上り壁面の少なくとも一部(好ましくはネック部近傍)に前述の充填材の収縮の大きい方向(通常は、植毛部の長手方向)に平行な面を付与する。
【0012】
更に、▲3▼接着力低下時に、基板又は背面充填材単体の強度を保持可能にするため、背面充填用凹部のエッジ部に応力集中を避けるR、テーパー、又はステップ状の段差面を施す。
【0013】
尚、本明細書で「基板の背面」の文言は、歯ブラシ製品になった際の基板において用毛束が突き出る側と反対側の面を言う。
【0014】
また、請求項4の「R面」とは、端面がエッジを有さずを丸め処理をされた状態になったものを言い、略R形状の丸め処理も含まれる。第3実施形態〜第5実施形態の説明において、使用される記号「R301、R(301A、301B、301C)」の中の「R」は同じ意味の使用である。また、「C」はテーパー状の面取り処理を言い、第3実施形態〜第5実施形態で使用される記号「C302、C302A、C302B、C302C」における冒頭の「C」の文字も同じ意味の使用である。
【0015】
「ハンドルの長手方向」とは、歯ブラシ製品になった際の基板からハンドルが延び出ている方向を言う。図1では、紙面上でハンドルの長い部分の方向である。
【0016】
本発明に係わる「成形装置」は、充填材を吐出させるための充填機を意味するか、又は該充填機に金型等の他の部材を組み合わせた装置を意味する。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)(図1〜図9)
歯ブラシの製造方法と製造装置の好ましい構成を示せば以下の通りである。
(1)歯ブラシ10の基板11を、図1の基板成形用金型20(上型21と下型22)により成形する。本実施形態において、基板11は、ハンドル12にネック13を介して一体成形されたヘッド14により構成される。
【0018】
ヘッド14は、図2に示す如く、背面側の外縁に設けた立上り壁15により囲まれる背面充填用凹部16を備え、この背面充填用凹部16の範囲内に定めた植毛部16Aの基板面16Bに多数の用毛束挿入孔17を貫通形成し、各用毛束挿入孔17に用毛束18を植毛可能とする。
【0019】
基板11は、ハンドル12(ネック13)に一体成形されたヘッド14により構成され、後述するヘッド14への植毛工程後に、ヘッド14の背面充填用凹部16に背面充填材19を2次充填するものである。但し、植毛用基板11は、ヘッド14のみからなるものでも良く、ヘッド14への植毛工程後に、ヘッド14の背面充填用凹部16のための背面充填材とハンドル12(ネック13)のための成形材を一体で2次充填しても良い。
【0020】
基板11は、ヘッド14の外縁の全周に連続する立上り壁15を設けたから、背面充填用凹部16への背面充填材19の接着面積が広くなり、接着性が良く、ヘッド14の曲げ強度も強化できる。但し、基板11は、ヘッド14の外縁の一部にだけ立上り壁15を備え、又は立上り壁15を備えないものでも良い。
【0021】
基板11を構成する樹脂としては、ポリプロピレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、不飽和ポリエステル等のいずれを採用しても良く、歯ブラシ10の必要強度と耐久性等の特性を確保できれば良く、また、基板11を成形する際に、成形可能な流動特性と熱安定性等を備えたものであれば良い。用毛束18のブリッスルとしては、ナイロン、ポリブチレンテレフタレート等を採用できる。
【0022】
(2)用毛束保持治具30に基板11を据付ける。用毛束保持治具30は、図3に示す如く、基板11の据付部31と、据付部31に据付けられる基板11の用毛束挿入孔17に連なる用毛束整形孔32を備える。
【0023】
尚、用毛束保持治具30の材質については、金属(鉄、アルミ)の他、プラスチック、又は金属とプラスチックの複合体で構成しても良い。プラスチックとしては、テトラフルオロエチレン等が好ましく、このプラスチックは滑り性が良いため用毛束の挿入効率及び品質が高まる。また、金属材料にテトラフルオロエチレン等をコーティングすれば、滑り性と耐久性の双方を確保できるので好ましい。
【0024】
用毛束保持治具30は、用毛束整形孔32の孔底面を、用毛束18の先端部に付与すべき形状に設定してある。後述する押出しピン51の先端形状を、用毛束整形孔32の孔底面形状とほぼ同形状(嵌合し合う形状)とすることで、用毛束18の先端部の整形性を向上できる。
【0025】
(3)用毛束18を収容するスリーブ40により用毛束18をピッキングする(図3)。そして、用毛束植設装置50により、スリーブ40に収容されている用毛束18を押出しピン51により押出し、用毛束18を用毛束保持治具30に据付けられている基板11の用毛束挿入孔17から用毛束保持治具30の用毛束整形孔32に植設し、用毛束18の基部を基板11の用毛束挿入孔17に植設し、用毛束18の先端部を用毛束整形孔32の孔底面に押し当て整形する(図3)。
【0026】
(4)用毛束端面溶融装置60により、図4に示す如く、基板11の背面側に用毛束挿入孔17から出ている用毛束18の基部端面を溶融又は溶融プレスし、基板11の背面側に用毛束挿入孔17を塞ぐ帯状(シート状)の溶融固着面18A(図5)を形成する。用毛束18の溶融固着面18Aは相隣るもの同士が連続して上述の如くに帯状をなすものに限らず、各個別に塊状をなすものでも良い。
用毛束端面溶融装置60としては、発熱体の他、超音波振動体を用いても良い。
【0027】
(5)用毛束18を植設した基板11と用毛束保持治具30を搬送装置200にて成形装置70内の位置決め機構201まで搬送し、位置決めする(図6)。
【0028】
(6)充填装置80により、成形装置70の金型71の注入口72(ゲート)から吐出される背面充填材19を、金型71が基板11の背面充填用凹部16における背面側の、用毛束18の基部(溶融固着面18A)周囲に形成する空間(背面充填用凹部16の空間)に注入して接着し、基板11に用毛束18を固定化する(図7、図8)。
【0029】
(7)充填材19の固化後、金型71を開いて歯ブラシ10及び用毛束保持治具30を取出し(図9)、歯ブラシ10を用毛束保持治具30から外す(図9)。
【0030】
尚、上記成形装置70(図6〜図9)では、成形装置として縦型のものを用い、位置決め機構201で、基板11を配置した用毛束保持治具30を位置決めし、ヘッド14の背面充填用凹部16に背面充填材19を射出成形する実施例を示しているが、用毛束保持治具30を順次成形装置70内に搬送すれば効率良く連続成形が可能である。また、必要により横型成形装置を採用しても良い。
【0031】
また、上記実施例では、ヘッド14に形成した背面充填用凹部16に2次充填材を充填する基板11を例示しているが、ヘッド14のみへの背面充填であるから、充填量が少量で済み、更に、ほぼ同肉厚部の凹部16への2次充填材の充填であるため、ハンドル13等の形状に左右されず成形条件(充填圧力、温度、充填速度等の条件)を設定できる。これに対し、例えば、ヘッド部とハンドル部の一部を充填(2次充填)する方式では、ヘッド部以外にもハンドル部の形状に対応した成形条件が必要である。両方の形態を比較すると、本形態の方が、ヘッド14に適した成形条件を設定できるので品質が安定すると言える。
【0032】
また、ヘッド14の凹部16の形態が全周に外壁面を有する形態になっているため、凹部16が形成されたヘッド14からの充填材洩れを確実に防止しながら、充填材接着に必要な充填圧力を精度よくかけることができる。従って、基板11はヘッド14に凹部16を形成している。尚、より好ましい凹部16の形態としては、ヘッド14及び、その近傍に形成され、更に、凹部16の全周に外壁面を有する形態である。
【0033】
更に、充填用凹部を充填するための上記金型71のみを用いて歯ブラシを製造することができる。即ち、充填用凹部を充填するための上記金型71以外の金型を用いなくても歯ブラシの製造ができるので、成形装置の構造が比較的簡単であり、メンテナンス性が良い。
【0034】
充填材19は、通常、基板11と同種の材料(例えば、双方ポリプロピレン樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリカーボネート、ポリメチルメタアクリレート、不飽和ポリエステル樹脂等)を使用する。尚、歯ブラシとしてはポリプロピレン樹脂が一般的に使用されるが、基板11とは物性の異なるポリプロピレン樹脂を充填材に使用して、充填時の成形性の向上(充填材の流動性を向上させて低圧充填を可能にすること等)を図ることができる。また、必要により、基板11のポリプロピレン樹脂とは異なる材料(例えば熱可塑性エラストマー)を充填材に使用して、歯ブラシに弾力を付与したり、着色等を施して、外観に特徴を付与することができる。充填材用の樹脂としては、基板11に対して接着性のよい樹脂を選択することが好ましいが、前述のいずれの樹脂も充填後の収縮する。よって、充填材19としての前記の樹脂は、充填材19と基板11との接着力を低下させる性質を有すると言える。
【0035】
そこで、基板11や用毛束18との接着力を強化するため、充填材19は、基板11や用毛束18の構成材料と熱接着性や化学的接着性のよい材料を配合すること、基板11を温めたり金型71を高温にして熱接着性を高めること、充填材19自体の注入時の溶融温度を高めることが好ましい。更に、充填材19の注入圧力は高くする方が、基板11や用毛束18との接着力が向上し、かつ外観が良好になる(ヒケが減少する)点から好ましい。但し、注入圧力を高くしすぎると、基板11と用毛束18間より充填剤の洩れ(バリ)が発生するので、適正圧力の設定が必要である。その他、接着力の強化方法として、基板11の表面にコロナ放電処理やプラズマ放電処理を行なった後に充填材19を注入する方法や、基板11の表面にプライマー剤を塗布する方法等を用いても良い。
【0036】
しかるに、第1実施形態では、上述(5)、(6)において、成形装置70の注入口72を基板11の植毛部16A(背面充填用凹部16)に連なるハンドル12寄り側部位に設定する(図7)。基板11に対する注入口72の設定範囲は、図7に示す如く、植毛部16Aの長手方向中央位置16Cからハンドル12寄りとなる範囲L1、より好適には、植毛部16Aの中央からネック13の最も狭巾位置、また、断面積の最も小さい位置までの範囲L2及びその近傍に定めることが好ましい。
【0037】
本実施形態によれば以下の作用がある。
成形装置70の注入口72から、例えば熱可塑性樹脂からなる基板11の植毛部16Aに注入される充填材19(例えば、基板11と同様の熱可塑性樹脂)は、充填末端側で温度、圧力が低下して基板11との熱接着力が低くなる。充填後の樹脂収縮は、充填圧力が伝達されにくい充填末端部でその程度が大きく、該収縮は、充填材19と基板11との接着力低下の要因となる。しかし、注入口72の近くでは高温度、高圧力が維持され、更に樹脂収縮が小さく、基板11との熱接着力が高い。
【0038】
本実施形態では、成形装置70の注入口72を基板11の植毛部16Aに連なるハンドル12寄り側部位に設定したので、歯磨き時の繰り返し曲げ応力が特に大きい、基板11のハンドル12寄り側部位で充填材19との高い熱接着力を確保でき、基板11と充填材19の接着部の剥離を予防できる。このため、基板11に充填材19を接着した断面の強度を安定維持し、基板11の折れを生ずることもない。
【0039】
充填材19を射出成形で注入するときには、注入口72(ゲート部)を通過する樹脂が通路径の細いゲート部で剪断発熱を生じて高温となり、樹脂の射出温度(射出シリンダの温度)を徒に高くしなくても、熱接着力も最も必要な上述の基板11のハンドル12寄り側部位に有効的に高温樹脂(充填材19)を注入して充填材19の接着強度を向上できる。尚、射出シリンダの温度を過度に高くすると、樹脂物性の劣化、変色、炭化物の発生を招いて妥当を欠く。
【0040】
(第2実施形態)(図10)
第2実施形態は第1実施形態と同様に、成形装置70の注入口72を基板11の植毛部16A(背面充填用凹部16)に連なるハンドル12寄り側部位に設定するに際し、更に、図10に示す如く、注入口72の注入方向を基板11の植毛部16Aの基板面16Bが備える用毛束挿入孔17から外したことにある。
【0041】
本実施形態によれば、成形装置70で高温、高圧の充填材19を吐出する注入口72の注入方向を、基板11に設けた用毛束18のための用毛束挿入孔17から外した。従って、注入口72直下の高温、高圧状態の充填材19が用毛束挿入孔17及び溶融固着面18Aに伝達することが軽減され、用毛束18の基部が植設された部分と基板11間から充填材が洩れることを防止できる。
【0042】
(第3実施形態)(図11、図12)
第3実施形態が第2実施形態と異なる点は、以下の通りである。
▲1▼基板11における用毛束18の基部(溶融固着面18A)周囲で、充填材19が充填される背面充填用凹部16の底部の輪郭におけるハンドル側部(本実施形態では、ハンドル12寄り側の表面)に丸みR301(図11)又はテーパー状の面取りC302(図12)を施したものである。
【0043】
これによれば、充填材19と基板11を、例えば熱可塑性のプラスチックにより成形する場合、先にも記載した通り、接着は熱接着であるため、充填温度や、充填圧力の状況、及び、充填後の樹脂収縮により接着力が低下する場合がある。その際、折れに対する主な強度保持は基板11の形状が重要であり、特に、凹部16のエッジ部には応力集中が起きる。この対策としてR及びテーパー状のCを配置し、応力集中による折れを防止した。
【0044】
尚、R301及びC302については、Rを0.2mm以上、Cを0.2mm以上(相当形状含む)とすることが好ましく、Rを0.3mm以上、Cを0.3mm以上(相当形状含む)とすることが更に好ましく、これらのR301、C302は、可能な範囲で大きくとることが好ましい。Rが0.2mmは、丸みRの半径0.2mmを意味し、Cが0.2mmは、45°で面取りされる直交2辺の各1辺の長さが0.2mmであることを意味する。
【0045】
▲2▼第3実施形態の変形例としては、基板11における用毛束18の基部(溶融固着面18A)周囲で、充填材19が充填される背面充填用凹部16の表面(本実施形態では、ハンドル12寄り側の表面)にステップ状の段差面303を形成し、ハンドル12が長手方向に対する略平行面101、102と略直交面103、104を付与した(図13)。用毛束挿入孔17を略平行面101に設け、注入口72の注入方向をネック13側の略平行面102に向け、略直交面103は背面充填用凹部16の外縁の立上り壁15の内周により形成され、略直交面104はネック13との付根側に形成される。これによれば、基板11において充填材19が充填される表面に、ハンドル12の長手方向に対する略平行面101、102と略直交面103、104を付与したから、歯磨き時にハンドル12を介して作用する繰り返し曲げ応力に対する平行方向と直交方向の双方の接着面を形成するものとなり、充填材19の接着強度を向上できる。
【0046】
上記▲1▼、▲2▼において、基板11の背面充填用凹部16に設けるR301、C302及びステップ状の段差面303は、凹部16の一部又は全周に渡って設けても良いが、本実施形態では、歯磨き時の繰り返し曲げ応力が特に大きいハンドル12寄り側に設けた。この様にハンドル寄りに設けた形態を採用することにより、前記曲げ応力に対し基板11の強度を向上させ、折れを防止した好ましい形態となる。
【0047】
(第4実施形態)(図14)
上記第3実施形態の▲1▼、▲2▼は必要により、一部又は、全部を組み合わせることにより、効果が高まる。第4実施形態を示す図14は、ステップ状の段差面303AとR(301A、301B、301C)、C302Aを組み合わせた事例である。
【0048】
これにより、ステップ状の段差面303Aで、歯磨き時にハンドル12を介して作用する繰り返し曲げ応力に対する平行方向と直交方向の双方の接着面の接着強度を向上し、R(301A、301B、301C)、C302Aで各エッジ部における応力集中が起きないようにすることができる。
【0049】
即ち、この第4実施形態の如く、第3実施形態の▲1▼、▲2▼を必要によりそれらの一部又は全部を互いに組合せることで、更に効果が高まる。
【0050】
基板11の背面充填用凹部16に設けるR、C、ステップ状の段差面等の組合わせ面は、凹部16の一部又は全周に渡って設けても良いが、本実施形態では、歯磨き時の繰り返し曲げ応力が特に大きいハンドル12寄り側に設けた。この様にハンドル寄りに設けた形態を採用することにより、前記曲げ応力に対し基板11の強度を向上させ、折れを防止した好ましい形態である。
【0051】
(第5実施形態)(図15、図16)
第5実施形態が第3実施形態と異なる点は、基板11の背面充填用凹部16の外縁の立上り壁15の高さを充填材19の充填高さよりも低くし、略平行面102を立上り壁15に接続して形成し、充填材19は、立上り壁15の上面と略平行面102の上面に沿って、略直交面104の高さ分、かさ上げ充填されることにある。
【0052】
即ち、第5実施形態は、基板11の背面充填用凹部16の外縁立上り壁15に対し、略平行面102を形成した。
【0053】
基板11に対し、背面充填材19を充填した場合、収縮が終了した基板11(図16(A))に対し、背面充填材19は充填後収縮し、その結果、ヘッド14にそりが発生する。この状態では収縮応力がヘッド14に残留し、背面充填凹部16の立上り壁15及びネック13の立上り壁と充填材19の接着境界面で、収縮による残留応力により接着力が低下する(図16(C))。
【0054】
特に、用毛束18の溶融固着面18A(例えばナイロン(登録商標))との接着性が乏しい樹脂(例えばポリプロピレン)を充填材19として使用した場合は、溶融固着面18Aの接着力は低いと考えられる。従って、収縮の大きい方向X、Y(図15(B)、(C))の接着力は弱く、これを改善するため本実施形態では、立上り壁15に対し、略平行面102を樹脂収縮方向に対し略平行に設置して接着力の強化を図った。
【0055】
本件のタイプIIの形態ではタイプIの形態に比べ、充填材19と金型71の接触面積が小さく、冷却効率が悪い(基板11及び溶融固着面18Aはプラスチック部材であり、金型に比べ冷却しにくい)(図16(B))。従って、充填材19は充填後の徐冷の際に収縮が大きくなる。これは、比較的大きな収縮性を有するポリプロピレン樹脂では特に顕著である。
【0056】
略平行面102は、充填材19の収縮の最も大きいX方向(背面充填用凹部16の長手方向)(図15)と略平行な方向に設けることが好ましいが、Y方向(前記長手方向に略直交する方向)にも設置しても良い。最も好ましくは、立上り壁15の全周に形成する形態である。
【0057】
尚、前記略平行面102を立上り壁15の一部分に形成する場合は、歯磨き時の繰り返し曲げ応力が特に大きいハンドル12寄り側(ネック13側)に設けることで、前記曲げ応力による接着力低下を抑制し、基板11の折れを防止することができる。
【0058】
この第5実施形態の略平行面102は水平な面のみならず、テーパー面やR面、曲面を組み合わせてた形態でも良い。また、第1〜第4実施形態を適宜組合わせて構成することができる。
【0059】
(第6実施形態)(図17)
第6実施形態が、第2実施形態と異なる点は、基板11の背面充填用凹部16における用毛束18の基部(溶融固着面18A)周囲で、充填材19が充填される表面、本実施形態では、ハンドル12寄り側の立上り壁15の内周に、凹凸面121を設けた。凹凸面121は、立上り壁15の内周における凹部16の深さの全域に渡って設けても良く(図17(B))、立上り壁15の内周における凹部16の深さの途中にまで設けるものでも良い(図17(C))。凹凸面121は、背面充填用凹部16の基板面16Bに設けることもできる。
【0060】
本実施形態によれば、基板11において充填材19が充填される表面に凹凸面121を付与したから、基板11と充填材19の接着部の面積を増やし、充填材19の接着強度を向上できる。また、充填材19が基板11の表面を流れるとき、充填材19の高温樹脂がの表面に付与されている凸部の先端を溶かして接着強度を向上する(複数の凸部が有効となる)。尚、凹凸面は基板11の表面を荒らす微小な凹凸面でも効果がある。
【0061】
基板11の背面充填用凹部16に設ける凹凸面121は、凹部16の一部又は全周に渡って設けても良いが、本実施形態では、歯磨き時の繰り返し曲げ応力が特に大きいハンドル12寄り側に設けた。この様にハンドル寄りに設けた形態を採用することにより、基板11と充填材19の接着強度を向上でき、前記曲げ応力に対し、折れを防止した好ましい形態となる。
【0062】
(第7実施形態)(図18)
第7実施形態が第6実施形態と異なる点は、植毛用基板11の背面充填用凹部16における用毛束18の基部(溶融固着面18A)周囲で、充填材19が充填される表面であって、ハンドル12とネック13の付根部に、凹凸面131を設けたことである。
【0063】
(第8実施形態)(図19)
第8実施形態が第6実施形態と異なる点は、基板11の背面充填用凹部16における用毛束18の基部(溶融固着面18A)周囲で、充填材19が充填される表面であって、ハンドル12とネック13の付根部に、基板11を貫通する貫通孔141を設け、貫通孔141の入側(基板11の背面側)の直径を小径部141A、貫通孔141の出側(基板11の正面側)の直径を大径部141Bとし、小径部141Aを背面充填用凹部16と連通溝142により連通した。
【0064】
本実施形態によれば、基板11において充填材19が充填される表面に付与される凹凸形状の応用例として、基板11を貫通する貫通孔141を設け、貫通孔141の出側径を該貫通孔141の入側径より大なるものとしてあり、貫通孔141の出側径内にて成形せしめられる充填材19の塊(大径部141B)がその外れ止めとなり、充填材19の接着強度を向上できる。
【0065】
尚、本発明の基板11は、基板11の幅方向で両側の立上り壁15が挟む基板面16Bの全幅(充填幅)を、その幅方向で用毛束挿入孔17が設けられる全幅(植毛幅)より大きく(例えば幅方向の片側で1個の用毛束挿入孔17の直径分以上大きく)設定するものとし、結果として、基板11と充填材19の接着部の面積を増やし、充填材19の接着強度を向上できる。
【0066】
また、本発明の充填装置80は、ホットメルト接着剤等のためのアプリケータ(エアポンプ式、ギヤポンプ式又はスクリューポンプ式等)であっても良い。
【0067】
また、本発明のブラシの製造方法は、基板の正面側に設けた正面充填用凹部内に用毛束の基部を配置し、成形装置の注入口から吐出される充填材をこの正面充填用凹部に注入するもの、具体的には、歯ブラシの基板に用毛束を植毛するブラシの製造方法であって、用毛束を用毛束保持治具の用毛束整形孔に植設し、用毛束保持治具の用毛束整形孔から出ている用毛束の基部まわりを基板の正面充填用凹部が囲むように該基板を据付け、基板と用毛束保持治具を成形装置に位置決めし、基板と用毛束保持治具が用毛束の基部まわりに形成する空間(正面充填用凹部の空間)にホットメルト接着剤を注入して接着し、基板に用毛束を固定化するものにも適用できる。
【0068】
【発明の効果】
平線を使わない植毛方法のうち、成形したプラスチック板(基板)を使用するタイプIIの植毛方法において、基板とハンドル部を形成する2次充填材との接合面部分の接着力が改良され、歯ブラシを使用する際の充分な強度を確保することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態の基板とその成形用金型を示す模式図である。
【図2】図2は基板の要部を示す模式図である。
【図3】図3は用毛束保持治具と用毛束植設装置を示す模式図である。
【図4】図4は用毛束端面の溶融装置を示す模式図である。
【図5】図5は用毛束の溶融固着面形成状態を示す模式図である。
【図6】図6は成形装置への基板の位置決め状態を示す模式図である。
【図7】図7は金型と基板が接した状態を示す模式図である。
【図8】図8は成形装置による充填材の注入状態を示す模式図である。
【図9】図9は歯ブラシを用毛束保持治具から外した状態を示す模式図である。
【図10】図10は第2実施形態の基板の用毛束挿入孔と成形装置の注入口の配置を示す模式図である。
【図11】図11は第3実施形態の基板を示す模式図である。
【図12】図12は第3実施形態の基板の変形例を示す模式図である。
【図13】図13は第3実施形態の基板の変形例を示す模式図である。
【図14】図14は第4実施形態の基板を示す模式図である。
【図15】図15は第5実施形態の基板を示す模式図である。
【図16】図16は第5実施形態における充填材の充填状態を示す模式図である。
【図17】図17は第6実施形態の基板を示す模式図である。
【図18】図18は第7実施形態の基板を示す模式図である。
【図19】図19は第8実施形態の基板を示す模式図である。
【符号の説明】
10 歯ブラシ
11 基板
12 ハンドル
13 ネック
14 ヘッド
15 立上り壁
16 背面充填用凹部
16A 植毛部
16B 基板面
17 用毛束挿入孔
18 用毛束
18A 溶融固着面(基部)
19 充填材
20 基板成形用金型
30 用毛束保持治具
31 基板の据付部
32 用毛束整形孔
40 スリーブ
50 用毛束植設装置
51 押出ピン
60 溶融装置
70 成形装置
71 金型
72 注入口(ゲート)
80 充填装置
101、102 略平行面
103、104 略直交面
112 テーパー面
121、131 凹凸面
141 貫通孔
141A 小径部
141B 大径部
200 搬送装置
201 位置決め機構
301 R面
302 テーパー面
303 段差面

Claims (6)

  1. ハンドルの先端側に設けられる基板の植毛部に用毛束の基部を配置し、用毛束を配置した基板を成形装置に位置決めし、成形装置の注入口から吐出される充填材を基板の植毛部に配置した用毛束の基部周囲に注入して接着し、基板に用毛束を固定化する歯ブラシの製造方法であって、
    成形装置の注入口を基板の植毛部に連なるハンドル寄り側の部位に設定した歯ブラシの製造方法。
  2. 前記基板における用毛束の基部周囲で、充填材が充填される表面の少なくとも一部に、凹凸形状を付与した請求項1に記載の歯ブラシの製造方法。
  3. 前記基板が、充填材を充填する充填用凹部を有し、該凹部の立上り壁部の少なくとも一部に、充填用凹部の長手方向又は該長手方向と略直交する方向に対して略平行な面を付与した請求項1又は2に記載の歯ブラシの製造方法。
  4. 前記基板が、充填材を充填する充填用凹部を有し、該凹部に設けられた立上り壁部の凹部深さ方向の断面の少なくとも一部に、R面、テーパー面、又はハンドルの長手方向に対する略直交面と略平行面を互いに交差させたステップ状の段差面、又は、それらを複合した形態を付与した請求項1〜3のいずれかに記載の歯ブラシの製造方法。
  5. 前記基板が用毛束の基部を植設する用毛束挿入孔を備えるとき、成形装置の注入口の注入方向を上記用毛束挿入孔から外した請求項1〜4のいずれかに記載の歯ブラシの製造方法。
  6. 請求項1〜5のいずれかの製造方法により製造された歯ブラシ。
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